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ξ ゚⊿゚)ξだから、筆を執るようです
1
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:07:39 ID:Ezd/Texo0
才能や運は平等じゃない。
私は物心が付く頃からそれを知っていた。
「努力すれば夢は叶う」なんて熱弁する先生を、冷めた目で見ていた。
そして今、改めて痛感していた。
この役割が私だったらよかったのに。そんな罰当たりなことを、ずっと考えている。
41
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:28:24 ID:Ezd/Texo0
私が声をかけるより先に、男性はスタスタと歩いていってしまった。
ようやくミセリが顔を上げる。二人で一緒に、男性が置いていった本を眺めた。
冊子だ。私達が売っているものと同じような、丁寧に作られた同人誌。
男性を目線で追うと、近隣のスペースすべてに同じことをしているようだった。
私と同じように戸惑っている人、興味なさそうにしている人、皆様々な反応をしている。
ξ; ゚⊿゚)ξ「これ……売り物よね? どういうことかしら」
ミセ*゚ー゚)リ「……多分、一冊も売れなかったんだと思います」
ξ; ゚⊿゚)ξ「え?」
ミセ*゚ー゚)リ「前に参加したイベントにもいました。一冊も売れなくて、配り歩いてる人」
42
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:29:00 ID:Ezd/Texo0
意味がわからないままの私に、ミセリがぽつりぽつりと説明を始めた。
特に初めてイベント参加をした人が、ああなってしまうことがあるのだという。
期待を込めて刷ったものの一冊も売れず、近隣のスペースに無償で配るのだと。
きっと自分の本を見てほしい一心で、悪気はないということ。
ξ ゚⊿゚)ξ「でも本なんてナマモノじゃないんだから……持って帰って次の機会に売ればいいじゃない」
ミセ*゚ー゚)リ「きっと、心が折れちゃったんでしょうね。次に回すなんて考えられないくらいに」
43
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:29:31 ID:Ezd/Texo0
心が折れる。そうかもしれない。
一生懸命作ったものが誰の目に留まらない。誰にも受け入れてもらえない。
それは作者である自分を否定されることと同じ。そう考える気持ちは、わかる。
ξ ゚⊿゚)ξ「……」
いまだに配り歩いている男性の背中を見つめる。
あの人はもう創作活動を辞めてしまうかもしれないと思った。
.
44
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:29:57 ID:Ezd/Texo0
ミセ*゚ー゚)リ「今日はありがとうございました。すごく助かりました」
ξ ゚⊿゚)ξ「私のほうこそ楽しかったわ。ありがとう」
二人で売れ残った本を抱えていた。
冊子というものはかさばるし意外に重い。ミセリと別れるまで、半分持っているつもりだった。
ミセ*゚ー゚)リ「……考えてもらえましたか? 漫画のこと」
ξ ゚⊿゚)ξ「……」
45
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:30:17 ID:Ezd/Texo0
正直揺らいだ。あの女性が本を買ってくれたとき本当に嬉しくて、その嬉しさが懐かしくて。
だけど私を現実に引き戻したのは、自分の本を売り歩く男性の姿だった。
ξ ゚⊿゚)ξ「ごめんなさい」
.
46
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:30:40 ID:Ezd/Texo0
ξ ゚⊿゚)ξ「申し訳ないけどできない。こればかりは」
ミセ*゚ー゚)リ「……わかりました。でも最後に一つだけ聞かせてください」
ミセ*゚ー゚)リ「ツンさんはどうして、漫画を描くのを辞めたんですか?」
今更理由を聞かれるなんて思わなかった。
誰にも言っていない理由だ。言ってはいないけれど、想像はつく。そんなくだらない理由。
自嘲するような笑みがこぼれた。その時の私の顔は、きっと醜かったと思う。
47
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:31:09 ID:Ezd/Texo0
ξ ゚⊿゚)ξ「ミセリさん。私ね、ものすごく下手なの。イラストも漫画も」
ξ ゚⊿゚)ξ「一番描いていた時でさえ下手だった。バストアップばかり描いていたし、動きのあるポーズなんて全然。コマ割りもいまいちセンスがなくて、ストーリーもうまく作れなかった」
ξ ゚⊿゚)ξ「妹のほうが、ずっとずっと上手だった」
多少は描けた。ただその『多少』は、世間一般の人達と比べたらの話。
絵を趣味とする人達の中に入れば、あっという間に埋もれてしまう程度のもの。
48
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:31:40 ID:Ezd/Texo0
ξ ⊿ )ξ「ねえ、想像できる? どれだけ練習しても妹はさらに上を行くの」
ξ ⊿ )ξ「同じ漫画を読んで、同じペンを使ってるのに、線を一つ引くだけで自分が圧倒的に劣っていることがわかってしまうの」
走り続ければ追いつけると信じていた。
現実は、走れば走った分だけ距離が開いていった。
絶望して立ち止まるまで、そう時間はかからなかった。
49
:
名無しさん
:2021/10/17(日) 00:32:22 ID:Ezd/Texo0
ξ ⊿ )ξ「一緒に本を出しても、感想はいつも妹が描いた漫画についてだけ。私の漫画は読み飛ばされてるんだって、本気で思ったわ」
ありとあらゆるレクチャー本を読み漁った。それでも結果は変わらなかった。
悔しくて悔しくて、泣きながら机にかじりついた。
これ以上ないほどの力作だと漫画大賞に送った漫画は、賞にかすりもしなかった。
そんな出来の悪い姉を尻目に、妹は華々しくデビューを果たした。
ξ ⊿ )ξ「でも、もういいの。漫画は捨てるって決めた。だから――ごめんなさい」
50
:
名無しさん
:2021/10/17(日) 00:32:48 ID:Ezd/Texo0
私もミセリも、しばらく何も喋らなかった。
どこからか人の声と、遠くに電車の声も聞こえる。
先に沈黙を破ったのはミセリだった。
ミセ*゚ー゚)リ「そうやって、ずっと逃げてきたんですね」
体中の血液が沸騰したかと思った。
両手が荷物で塞がっていなければ、ミセリを叩いていたかもしれない。
51
:
名無しさん
:2021/10/17(日) 00:33:14 ID:Ezd/Texo0
ξ ⊿ )ξ「あなたに何がわかるのよ」
ミセ*゚ー゚)リ「わからないです。ツンさんがどれだけつらかったのか、想像することしかできません。でも、これだけはわかる」
ミセ*゚ー゚)リ「ツンさんは漫画から逃げたんです。漫画を嫌いになったんじゃなくて、自分を守るために逃げたんです」
52
:
名無しさん
:2021/10/17(日) 00:33:48 ID:Ezd/Texo0
さっきは声を荒げないように堪えた。
だけど今度こそ、もう限界だった。
ξ# ⊿ )ξ「知ったような口きかないで!!」
ひさしぶりに出した大声はみっともなく裏返っていた。ミセリがたじろぐほどに。
格好悪い。わかっているけれど、もう止められない。
53
:
名無しさん
:2021/10/17(日) 00:34:12 ID:Ezd/Texo0
ξ;⊿;)ξ「そうよ、誰にも見てもらえないから辞めたわよ! それの何が悪いのよ! 誰も見てないなら、別に投げ出したっていいじゃない!」
どんなに下手くそでも、誰にも見てもらえなくても、それでも筆を執る。
だって自分の好きという気持ちが一番だから。
なるほどそれは美しい。きっと皆そういう物語が大好きだろう。
だけど私はそんな主人公になんてなれない。強くなんてなれない。
ξ;⊿;)ξ「評価をもらえなかったら何の意味もないのよ! 自分が好きだからとか、そんな綺麗事どうでもいい! 私の漫画への情熱なんて、所詮その程度だったのよ!」
ξ;⊿;)ξ「あなたやデレみたいに、読者がいる恵まれた人間とは違うの!」
54
:
名無しさん
:2021/10/17(日) 00:34:46 ID:Ezd/Texo0
その時、右頬が弾けたような感覚があって、一瞬息を忘れた。
叩かれた。そう気付いたのは随分後だった。
ミセ#゚ー゚)リ「ふざけないで」
目いっぱいに涙をためたミセリが私を睨んでいる。
傍らには冊子が散らばっていた。拾わなきゃ。頭の片隅ではそう思っているのに、動けない。
55
:
名無しさん
:2021/10/17(日) 00:35:15 ID:Ezd/Texo0
ミセ#゚ー゚)リ「恵まれてる? 冗談言わないで。私にも読者なんていない。今日だって一冊売れたのが奇跡で、前回も前々回も一冊も売れなかった」
ミセ#゚ー゚)リ「売れ残りの本を持って帰る時、惨めだったよ。もう辞めようかって何度も考えた。それでもまた踏み出したんだよ」
ミセ#;-;)リ「それを恵まれてるだなんて言わないで。私の……デレちゃんの苦しみを、あなたが否定しないで。なかったことにしないで」
56
:
名無しさん
:2021/10/17(日) 00:35:42 ID:Ezd/Texo0
デレの苦しみだなんて、考えたこともなかった。
才能に恵まれていた。夢だったデビューも果たして、読者にも慕われていた。
そんな妹に悩みや、ましてや苦しみがあるなんて、想像もしてなかった。
……いや、違う。私はただ、考えないようにしていただけだ。
鼻を啜るミセリにハンカチを差し出すと、ややあって受け取られた。
ごめんなさい。どちらともなく呟いて、また沈黙が流れる。
57
:
名無しさん
:2021/10/17(日) 00:36:13 ID:Ezd/Texo0
ミセ*゚ー゚)リ「これ、デレちゃんの個人アカウントです」
ミセリが渡してきたスマホを見る。
鍵つきのアカウントだ。フォロワー数も少ない。仲良しの友達限定のアカウントなのだろう。
私が見てもいいのか。ミセリを窺うと「見てください」と言いたげに頷かれた。
58
:
名無しさん
:2021/10/17(日) 00:36:54 ID:Ezd/Texo0
鍵がついていたからどれだけ辛辣な内容なのかと思ったけれど、拍子抜けするほど平和な言葉ばかり並んでいた。
その日に食べたもの。楽しかったこと。嬉しかったこと。悲しかったこと。
天真爛漫な妹らしいとは思うけれど、鍵をつける必要があるのか疑問だった。
スクロールする指が止まったのは『お姉ちゃん』という単語が見え始めた頃だ。
.
59
:
名無しさん
:2021/10/17(日) 00:37:22 ID:Ezd/Texo0
『昔の同人誌読んでたけど、やっぱりお姉ちゃんの漫画最高だわ。また描いてほしいなぁ』
『全世界に読んでほしい〜! 私の漫画の原点ですよ〜〜って!』
『それとなくお姉ちゃんに話してみようと思ったけど言えなかった。明日こそ言うぞ!』
『喧嘩になっちゃった。もう描きたくないって言ってたけど、本当にそうなのかな。もう嫌いになっちゃったのかな』
『お姉ちゃんのパソコン借りたらイラストソフトが入ってた。まだ消してないってことは希望あるかな?』
『私、お姉ちゃんの漫画、大好きなのに』
60
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:38:18 ID:Ezd/Texo0
液晶画面に水滴が落ちて、雨が降り出したのかと思った。
それが自分の涙だと気付いて、慌てて液晶を拭った。
だけど拭けども拭けども、涙はしつこく零れてくる。
昔のことを思い出した。
あの頃はまだパソコンなんてなくて、チラシの裏に鉛筆で四コマ漫画を描いていた。
デレはすごいすごいと喜んで、もっと描いてとせがんできた。
チラシの裏が大学ノートに変わっても、デジタルデータに変わっても、ずっとそうだった。
当時有名だった姉妹漫画家を挙げて、私達もそれに続こうだなんて笑い合った。
そうだ。あの頃は、まだ二人で笑い合えたんだ。
61
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:38:47 ID:Ezd/Texo0
ミセ ;-;)リ「デレちゃん、ツンさんの漫画が本当に好きだったんですよ」
優しいデレを恨んだこと。
勝手に夢を諦めたくせに、未練がましく妬んだこと。
私の作品を愛し続けてくれた、たった一人の読者を失ったこと。
ごめんなさい。ようやく喉から出たその言葉は、デレには二度と届かない。
.
62
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:39:15 ID:Ezd/Texo0
敬語をやめてほしいというお願いに、ミセリは少し驚いていた。
ξ* ゚⊿゚)ξ「だって変でしょう、敬語なんて……と、友達なんだから」
友達なんて言葉、口にしたのはいつぶりだろう。
ミセリは「そうだね、友達だもんね」だなんてニヤニヤしていた。
テーブルの下の足を踏んでやろうかと思ったけれど、大人げないのでやめた。
63
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:39:37 ID:Ezd/Texo0
ミセ*゚ー゚)リ「これ、デレちゃんと考えたプロット」
プリントアウトされたそれを読んだあと、しばらく言葉が出なかった。
私が何を思ったのか、ミセリも察したのだろう。意味ありげに頷いている。
ミセ*゚ー゚)リ「アイデアを出したのはデレちゃんだよ。私はちょっと補完しただけ」
そうだろうという確信はあった。
これは紛れもなく、デレの話だ。
64
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:40:36 ID:Ezd/Texo0
『あるところに仲の良い姉妹がいた。
姉妹には同じ夢があって、同じ道を歩んでいた。
だけど成長していくにつれて、二人の仲に亀裂が入り始める。』
ミセ*゚ー゚)リ「出来上がったらお姉ちゃんに見せるんだって、張り切ってた」
まだ細かいところは煮詰めていないプロットで、これだけは絶対使いたいと台詞がメモ書きされていた。
『もう一回、同じ夢を見よう』
もういない妹からのメッセージを、指で撫でた。
.
65
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:41:08 ID:Ezd/Texo0
数か月後、私達は再び『ブンフリ』の会場前に立っていた。
ξ; ゚⊿゚)ξ「き……緊張する」
ミセ*゚ー゚)リ「大丈夫だよ」
「前とは逆の立場だ」と笑ったら、少しだけ緊張が解れた。
イベント参加でこれほど緊張したことはない。
デレやミセリと参加した時は、自分はおまけだと他人事に考えていたから呑気でいられたんだろう。
66
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:41:41 ID:Ezd/Texo0
ミセ*゚ー゚)リ「行こう、ツンちゃん」
ξ ゚ー゚)ξ「……ええ」
だけど私は一人じゃない。
ミセリと歩幅を揃えて会場に足を踏み入れた。
.
67
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:42:03 ID:Ezd/Texo0
ミセ;*゚ー゚)リ「疲れたぁ〜!」
ξ; ゚⊿゚)ξ「なんか……精神的に疲れた感じがするわ……」
ミセ;*゚ー゚)リ「わかる。本当それ」
ミセ*゚ー゚)リ「……でもやっぱり、楽しかったね」
ξ ゚⊿゚)ξ「ええ。楽しかった」
ミセ*゚ー゚)リ「欲を言えば、本が売れてくれたらもっとよかったね」
68
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:42:32 ID:Ezd/Texo0
ξ ゚⊿゚)ξ「まさか一冊も売れないなんて……」
ミセ*゚ー゚)リ「現実は甘くないってことだね」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、でもね、私のフォロワーが通販分買うって言ってくれた」
ξ ゚⊿゚)ξ「じゃあ帰ったら通販の準備をしないと」
ミセ*゚ー゚)リ「あはは。本当に買ってくれるかわかんないけどね」
69
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:43:03 ID:Ezd/Texo0
通りすがりに見本誌を読んでくれる人はいたものの、結局誰の手にも渡ることはなかった。
一冊も減ってない在庫がずっしりと重く圧し掛かっている。
お腹は減っていたけれど、この大荷物では店に入りづらい。
どこのロッカーに預けようか。そんなことを話しながら駅に向かった。
ミセ*゚ー゚)リ「今回は運がなかったね。次でリベンジしよう!」
ξ ゚⊿゚)ξ「ミセリってポジティブよね。こっちまで元気出てくるわ」
70
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:43:58 ID:Ezd/Texo0
数年ぶりに描いた絵は、とんでもなく下手だった。
いくらなんでもこれはダメだと必死に練習した。
イラストソフトもペンタブも、昔よりずっと性能が良くて驚いた。
昔好きだった漫画家がSNSでブラシ設定を公開していた。
設定を真似するついでにツイートを遡って、その流れで漫画も引っ張り出して読んだ。まるで大晦日の掃除だ。
「練習はどうしたの」とミセリに怒られたあと二人で笑った。
久し振りに、心から笑えた気がした。
71
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:44:28 ID:Ezd/Texo0
再び漫画を描くようになってわかったことがある。
やっぱり私に才能なんてものはない。
絵もストーリーもありきたり。光るものなんてない、一山いくらの存在だ。
SNSを覗けばとんでもなく綺麗な絵がいくらでもあるし、それが自分より年下が描いたものだと知って愕然としてしまう。
誰かの心を動かすものなんて一生描けないかもしれない。
私は、デレのようにはなれない。
72
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:44:55 ID:Ezd/Texo0
それでも描き続けよう。
特別になんかなれなくても。
一番読んでほしい人が、もういなくても。
ξ ゚⊿゚)ξ「ミセリ」
ミセ*゚ー゚)リ「ん?」
ξ ゚ー゚)ξ「ありがとう。ここに連れてきてくれて」
ミセ*^ー^)リ「どういたしまして」
73
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:45:28 ID:Ezd/Texo0
「楽しいから」「好きだから」そんな綺麗事で。
きっとあの子もそうだったはずだから。
ミセ*゚ー゚)リ「よーし、まずは反省会だ! 肉食べよう肉!」
ξ ゚⊿゚)ξ「いいわね。神絵師ばりに焼肉載せましょう」
だから私は、もう一度筆を執る。
.
74
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 00:46:38 ID:Ezd/Texo0
以上です。ありがとうございました。
イメージ曲は「オンリー ロンリー グローリー」/BUMP OF CHICKEN です。
https://www.youtube.com/watch?v=pZQtk0TnvjM
75
:
名無しさん
:2021/10/17(日) 00:56:36 ID:6BhTzc8E0
リアルタイムで追って読んだ。
そりゃ若いうちから強靭な精神で走り続けられたら一番良いけど、その気になれば青春は何歳でも転がってるんだなと再確認できる良い話だった!
76
:
名無しさん
:2021/10/17(日) 01:47:12 ID:FUyn4GYs0
ああ〜ええんじゃ〜
77
:
◆Wpbv.CwYXc
:2021/10/17(日) 12:14:17 ID:Ezd/Texo0
誤字があったので訂正します。
>>3
×「優秀な弟が事故死してしまい、出涸らしの弟が生き残ってしまう話」
〇「優秀な弟が事故死してしまい、出涸らしの兄が生き残ってしまう話」
よろしくお願いします。
78
:
名無しさん
:2021/10/17(日) 13:06:17 ID:X3bC6UKs0
乙乙乙
79
:
名無しさん
:2021/10/17(日) 16:19:07 ID:0OdsrLD60
爽やかな読後感!
好きです!
80
:
名無しさん
:2021/10/17(日) 17:50:36 ID:jZW3dw.U0
乙乙
すっごい心に刺さる内容だったわ
心が折れちゃう気持ちがよくわかる
81
:
名無しさん
:2021/10/17(日) 18:29:21 ID:zrnGbd7I0
乙
心にぶっ刺さる……
82
:
名無しさん
:2021/10/17(日) 22:19:52 ID:YqsuUBSQ0
ツンにもミセリにも感情移入できてしまう
83
:
名無しさん
:2021/10/19(火) 18:46:30 ID:2VB3vxrM0
才能なくたって、読者いなくたって創作してもいいんだよな…
84
:
名無しさん
:2021/10/20(水) 06:57:20 ID:od43Z9QU0
グアア刺さる!しぬ!
85
:
名無しさん
:2021/10/20(水) 22:53:49 ID:/1TnEOmg0
自分が作ったものに感想が付くのって幸せなんだなぁ
だから創作は止められねえぜ
86
:
名無しさん
:2021/10/24(日) 15:28:31 ID:o0b6hNPk0
ぶっ刺さるなあ…とても好き
87
:
名無しさん
:2021/10/25(月) 01:51:58 ID:7utbVtb.0
ミセリが軽く押し付けぽくってウザいと思った
88
:
名無しさん
:2021/10/25(月) 18:15:07 ID:ReFfLpWU0
乙 これは作者に刺さりそうだ
妹を亡くしたばかりの人に対してのミセリの行動は正直ないわと思うけど、
デレでも開けられなかったツンの心をこじ開けるにはこれくらいグイグイ行かないとだったのかなぁ
89
:
名無しさん
:2021/10/26(火) 14:36:52 ID:9YFK1/9.0
>>87
> ミセリが軽く押し付けぽくってウザいと思った
デレの真意を知っていたからこそ、例えツン自身から嫌われてでも描いてほしかったんだろうなぁ
90
:
名無しさん
:2021/10/26(火) 18:27:12 ID:c3M.Fc0M0
おつおつ
ツンが立ち直ってくれて良かった
即売会エピソードは創作者の胸にくる
しかし鬱に理解のなさすぎるミセリだな
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