ファイナルミッションのようです - 1629042267

1：名無しさん：2021/08/16(月) 00:44:27 ID:FUMv54lc0: 　

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＼ :::::::::::::::: |::|　￤　　　ｉ:|　　　￤　ｉ:|ヽ.....｀:、　　　　天井から垂れ下がったコードにメガネが引っかかった。
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:::::| ::::::::::::::: |::|::::::::::::|:.　.ｉ:|　　　￤　ｉ:|￤　ｉ:　 i　　　１０７研究室、ここだ。
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｀''-､_ :::::::::: |::|::::::::|:::::: | ｉ:|　　　￤　ｉ:|￤　ｉ:　_ｉ　　　私は、巨大な試験管の前に到達した。
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34：名無しさん：2021/08/18(水) 04:32:39 ID:S5/DfqiM0: 乙
35：名無しさん：2021/08/18(水) 14:48:04 ID:f7IQgZ1s0: AAを使った作品っていうとムカデだよなー
栄々高校だっけ？ああいうやつ
36：名無しさん：2021/08/19(木) 14:03:17 ID:/qLf5tF60: トリップで検索してみりゃ分かるけど、この人AA長編本職の人だから、ブーン系でお遊び程度に拡大使ってる作者なんて足元にすら及ばんぞ
故にブーン系でフルにAAを活用するとどうなるのかすげえ楽しみだ
37： ◆xrVb.on3AA：2021/08/20(金) 01:05:34 ID:UKKGzBVE0: 　　　　　　　　（　´_ゝ`）「ﾌｰﾀﾝ、あーん」

　　　　　　　　ミ*ﾟ～ﾟ彡「む～～～ほいし～、美味しいのじゃ！」

　　　　　　　　ﾌｰﾀﾝは弟者作のゴーヤチャンプルーを驚きの吸引力を以て平らげる。
　　　　　　　　苦い物好きなのは親に似たのか？
　　　　　　　　ブラックコーヒーを愛飲していた博士が脳裏をよぎった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「残念だったな兄者、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やはり調理担当は俺で決まりだな。」
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　　　　　　　　　|　　　　　　|￣￣l￣￣￣￣l￣￣￣￣l￣￣￣￣l￣￣￣￣l￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　「これで１対１で引き分けだ。弟者よ
　　　　　　　　　　　　　雌雄を決すのは明日の昼ご飯だ。」

　　　　　　　　　　　　　　∩ミ*ﾟ∀ﾟ彡∩「あにじゃ、おとじゃ！テレビ見よう！」
38： ◆xrVb.on3AA：2021/08/20(金) 01:06:23 ID:UKKGzBVE0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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　　　　　　　　　　　　　　 /　／ヽミﾟ∀ﾟ*彡./⌒i　（＿"""＿）
　　　　　　　　　　　　　 ./　 /　　ｎ：ｎ_」__/　 /　　　￣
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　　　　　　　　　　＿ノ　/　　　　　　　　/　/
　　　　　　　　　⊂＿＿ﾉ　　　　　　　　/／⌒)
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　　　　　　　　　時刻は19時55分、そろそろﾌｰﾀﾝのマストウォッチング番組が始まる。
　　　　　　　　　その名も「ためになるんじゃね～の？？」

　　　　　　　　　ミ*ﾟ∀ﾟ彡「ほら！始まるのじゃ！」
　　　　　　　　　ﾌｰﾀﾝはあぐらをかいた俺の中に潜り込む。臨戦態勢だ。
39： ◆xrVb.on3AA：2021/08/20(金) 01:07:38 ID:UKKGzBVE0: 　　　　　　　　　　　　 ┌ｰｰ‐────────────────────────ｰ┐
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　　　　　　　　　　　　　|:::::|　　　＼／⌒⌒⌒⌒⌒＼／　　　　　　Ｆｏｏｎ　　　　　　　　 |:::::|
　　　　　　　　　　　　　|:::::|　　　　　＼／⌒⌒⌒＼／　　　フーソ　　fOON
　　　　　　　　　　　　　|:::::|　　Fu-n　　＼／⌒＼／浮雲　　　　　　Foon　　　　「兄者！まだ解説に入る前なのに
　　　　　　　　　　　　　|:::::|　　　　　　　　 ┘￣└　　　　　ＦＯＯＮ　　ｆＯＯＮ　　　２０ふーんいっちゃってるのじゃ！」
　　　　　　　　　　　　　|:::::|　　ﾌｰｿ　　　　ミ　　∧＿∧　　　　ふーん
　　　　　　　　　　　　　|:::::|　　　　　　　ミ　⊂ ヽ（´<_｀　）　ふぅん　　フ〃'´⌒｀ヽ　　　　　 |:::::|
　　　　　　　　　　　　　|:::::|　　　　　　　　 ∩⊂~~　　⊂~)　　　　FOO 〈（(ﾘﾉ）)）i iヽ　　　 |:::::|
　　　　　　　　　　　　　|:::::|　　　 fu-n 　━━━━━━┓　　　　　　 l从・∀・；!ﾘ人　　　 |:::::|
　　　　　　　　　　　　　|:::::|　　　　　　　　／￣￣￣￣＼┃ＦＵ－Ｎ　 ⊂)丕⊂))ヽ）　　　　 |:::::|
　　　　　　　　　　　　　|:::::|　ﾌｰﾝ　　　　|　　兄　者　 .|┃　　　　Ｆｕ　〈/_|j_　ゝ（(　　　 |:::::|
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　　　　　　　　　件の番組が始まった。
　　　　　　　　　内容はというと、まぁ毒にも薬にもならない雑学バラエティ番組だ。
　　　　　　　　　ちなみにこの流石兄弟は俺らとは全く関係ない。

　　　　　　　　　ﾌｰﾀﾝはこの番組の妹者ってタレントのの口癖が移って何かと”なのじゃ口調”だ。
　　　　　　　　　何か勘違いしている気がするが、かわいいから放っている。
40： ◆xrVb.on3AA：2021/08/20(金) 01:09:01 ID:UKKGzBVE0: 　　　　　　　やはりテレビは実況なしじゃ張り合いがないな。ちゃんねらーの血が騒ぐ。

　　　　　　　ﾌｰﾀﾝは俺の両足をひじ掛け代わりにしてアフターファイブを満喫している。
　　　　　　　このままパソコンに向かえば、お姫様の頬っぺたが膨らむような気がして
　　　　　　　俺は椅子に擬態し続けることにした。

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　　　　　　　　　　弟者は皿洗いを終えてパソコンを触り始めた。ずるいぞ。
　　　　　　　　　　視線を送るが反応はない。俺は本当に椅子になっちまったのか？
41： ◆xrVb.on3AA：2021/08/20(金) 01:10:54 ID:UKKGzBVE0: 　　　　　　　　　　　　「それじゃあ来週も見てくれるじゃ～～～～？？」

　　　　　　　　　　　　そうこうしている内にディスプレイにエンドクレジットが流れ始める。
　　　　　　　　　　　　足にﾌｰﾀﾝの体重を感じる。

　　　　　　　　　　　　覗き込むとﾌｰﾀﾝの瞼が落ちかかり半月になっていた。
　　　　　　　　　　　　ミ*ﾟ r ﾟ彡「見るのじゃー……」

　　　　　　　　　　　　（　´_ゝ`）「ﾌｰﾀﾝ、もう歯磨きして寝ようか。」

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　　　　　　　　　　　　　　　 /　／＼　ミ*ﾟ r ﾟ彡^i　（＿"""＿）
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42： ◆xrVb.on3AA：2021/08/20(金) 01:11:45 ID:UKKGzBVE0: ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　　　　 |　　　　 ||　　　　 |　　　　 ||　　　　 |
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43： ◆xrVb.on3AA：2021/08/20(金) 01:12:44 ID:UKKGzBVE0: 　　　　　　　　.　. . . . : : : : : .:.:.:.:.:::::::::;:;:;:;:;:;;:;;:;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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　　　　　　　　　　 .　. . . . : : : : : .: 「全く、子どもってやつは笑ったり眠ったり忙しいな。」 ;;;;
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　　　　　　　　　　 (￣ヽ　..:.⌒ヽ ,-‐-∠⌒.＼ : : : : : .:.:.:.:.:::::::::;:;:;:;:;:;;:;;:;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　 |. T　|　 ∧ｍ∧　　　 V＼＼　　/⌒) : .:.:.:.:.:::::::::;:;:;:;:;:;;:;;:;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　 ⌒ ヽ＿ﾉミ"～"*⊂|　.:.:.:::|っ￣￣￣:::: /　⌒ : .:.:.:.:.:::::::::;:;:;:;:;:;;:;;:;;:;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　　 ⌒⌒⌒ (/ ⌒⌒ ＼＿;;;;;）⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ : .:.:.:.:.:::::::::;:;:;:;:;:;;:;;:;;:;;;;;;;;;;
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　. . . . : : : : : .:.:.:.:.:::::::::;:;:;:;:;:;;:;;:;;:;;;;;;
　「激しく同意だ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　. . . . : : : : : .:.:.:.:.:::::::::;:;:;:;:;:;;:;;:;;:;;;;;;;
　　俺らには理解しかねる部分が多い。　　　　　　　　.　. . . . : : : : : .:.:.:.:.:::::::::;:;:;:;:;:;;:;;:;;:;;;;;;;;;;
　　刺激が多く新鮮だ。」　　　　　　　　　　　　 .　. . . . : : : : : .:.:.:.:.:::::::::;:;:;:;:;:;;:;;:;;:;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　. . . . : : : : : .:.:.:.:.:::::::::;:;:;:;:;:;;:;;:;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「任務は順調だな、弟者よ。」::;:;:;:;:;:;;:;;:;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　. . . . : : : : : .:.:.:.:.:::::::::;:;:;:;:;:;;:;;:;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　. . . . : : : : : .:.:.:.:.:::::::::;:;:;:;:;:;;:;;:;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　「元々は隠密任務で敵を欺き続けてきた俺らだ。 .:.:.:.:.:::::::::;:;:;:;:;:;;:;;:;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　ヘマはしないさ。」　　　　　　　　 : : : : : .:.:.:.:.:::::::::;:;:;:;:;:;;:;;:;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　 : : : : : .:.:.:.:.:::::::::;:;:;:;:;:;;:;;:;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　 : : : : : .:.:.:.:.:::::::::;:;:;:;:;:;;:;;:;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
44： ◆xrVb.on3AA：2021/08/20(金) 01:13:55 ID:UKKGzBVE0: ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 「なあ兄者、俺らでも一つこのミッションに規約を加えないか？ : : :　.
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45： ◆xrVb.on3AA：2021/08/20(金) 01:14:59 ID:UKKGzBVE0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　,イ^i ,　　　　　　イ^i 　　　　　―ククク…―
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,イ::::　 l 　　　　　 /:::: l
　　　　　　　　　　　　　　　 /::::::::　　 l 　　　　 /::::::: l
　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::: 　　｛　　　 /::::::::::｛
　　　　　　　　　　　　　／::::::::　　　＿`-､,,,,,/::::＿　ヽ　　　　ぽまいら、ミッションの報酬は何だと思う？
　　　　　　　　　　　　ﾐ::::::::::::　　　＜。＼　　<。ﾞy　ﾐ　　　　それはなぁ、私の水着プロマイドだよ！
　　　　　　　　　　　.ミ:::::::::::　　　　r ￣〇 ― 〇￣　　ミ
　　　　　　　　　　ミ:::::::::::　　　　　　人　　 ::::::::　.　　、　ミ　　生意気な貴様らには十分すぎるご褒美だ
　　　　　　　　　　ミ:::::::::::. 　　　　　l __`ｰ-､.＿＿,,.ノ!　　ミ　　そうだな、頭金で私のサイン入り色紙をやろう。
―キキキ…―　ミ::::::::::::. 　　　　　＼ ..`..＿＿＿_' /　　ミ
　　　　　　　　　　ミ:::::::::::::.　　　　　　＼:::::::::::::::::::::/ 　ミ　　　受け取れないなら毎日3時にデコからハト時計が出るよう
　　　　　　　　　　　ﾐ::::::::::::. ＿＿＿　　＼_￣~^/　　ﾐ　　　改造してやる。ほら、喜んで受け取れ。
　　　　　　　　　　　＼::／`ｰ---‐^ヽ　　　ﾞ`=' 　／
　　　　　　　　　　　　／l:::　　　　　　l 　　　　　/
　　　　　　　　＿／,--､l::::. 　　　　ﾉ､_　　　　　/　＿＿＿
　　　　 ,--､_ノ::　`ｰ'::　　､ﾐｰ---‐,,l_￣ヽ　　　 /／:::::::::::　＼
　　　 ,/　　　:::　　　　　　 i￣￣　 | ｀　＼　　 /　::::::::::::::　　 >
　　 /:::::::. 　　　　　 l::: 　　l::::::: 　　l＼＿＿>　<／￣￣ヽ＿／
　　l:::::::::::.　　 l::: 　　!::　　 |:::::::　　 l:::::　　　|　　| ＿＿＿　ヽ
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　　|::::::::::l:::. 　 }:::　　l:::::,r-----　　ｌ::::::: 　.|　　|｜:::::::::　 |　|
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46： ◆xrVb.on3AA：2021/08/20(金) 01:15:40 ID:UKKGzBVE0: ～～～～～～～～～～〇～～～～～～～～～～～～～～～～～～〇～～～～～～～～～～～～
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミ川川川川川川川　彡
　　　　　　　　　　　　　　　O　　　　　　　三　　　　　　　　三　　　 O
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三　な　　科　　　　三
　　　　　　　　　　　　　　　o　　　　　　三　ら　　学　　　　三　　　 o
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三　せ　　者　　　　三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三　て　　に　　　　三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三　は　　だ　　　　三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三　な　　け　　　　三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三　ら　　は　　　　三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三　な　　　　　　　三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三　い　　　　　　　三
　 ┌────────────── 三　な　　　　　　　三 ────────────────┐
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　 │ :　.　　　　　 | |　　　　＼＼＼　丶⌒/　))　　 ││　 |. T　|　 ∧ｍ∧　　　 V＼＼　　/⌒) : .:.:.:.:.::│
　 │ :　.　　　　　 ⊂ /ヽ_______／（__ /￣￣￣￣/　　　││　ヽ＿ﾉミ"～"*⊂|　.:.:.:::|っ￣￣￣:::: /　⌒ : .:.│
　 │:　.　　　　　　　　　　　＿___/　 FMV　 /　　　 ││ ⌒⌒⌒ (/ ⌒⌒ ＼＿;;;;;）⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ : │
　 │:　.　　　　　　　　　　　＼/＿＿＿＿/　　　　 ││　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　. . . . : : : : │
　 └───────────────────┘└───────────────────┘
47： ◆xrVb.on3AA：2021/08/20(金) 01:16:24 ID:UKKGzBVE0: 　　　　　　　　　　　　　　　　※　　※　　※　　※　　※　　※　　※　　※

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　■つづく

　　　　　　　　　　　　　　　　※　　※　　※　　※　　※　　※　　※　　※

.
48：名無しさん：2021/08/20(金) 14:37:13 ID:3jGFkj/w0: ｵﾂﾃﾞｽ
49：名無しさん：2021/08/20(金) 14:42:02 ID:.uOoOBfs0: フータンかわいいな　乙
50：名無しさん：2021/08/22(日) 16:23:28 ID:qAn9IkOM0: ツン荷台だと…
51：名無しさん：2021/08/23(月) 00:45:07 ID:JjkpWOqY0: >>50
荷台じゃないだろちゃんとトリップ検索したか？
52： ◆xrVb.on3AA：2021/08/25(水) 06:09:29 ID:4Gndjquc0: 　　　　　　　　　　　　　　　　「ツンちゃん、ツンちゃん！
　　　　　　　　　　　　　　　　　家庭室通り過ぎてるのじゃ！」

　　　　　　　　　　　　　　　　「……ハッ！！」

　　　　　　　　　　　　　　 <`/>^ヾﾍ/>
　　　　　　　　　　　　　　{三}((ﾉ､ﾂ))}　　　　　　　　　 ┌─────┐
　　　　　　　　　　　　-=くﾐ八,d ﾟ⊿ﾟ)　　　　　　　　　　　│　　聞そ　 │
　　　　　　　　　　　　　　　ﾑb lXlﾌd　　　　　　　　　 │　　いの　 │
　　　　　　　　　　 rく |＿ｽ ∧∧　　　　　　　　　 │　　た単　 │
　　　　　　　　　　　　　 0＼　ミ*ﾟ∀ﾟ彡　　　　　　　 │　　と語　 │
　　　　　　　　　　　　　＼(/　lXl ｧ　　　　　　　 │　　きを　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　 0＼〈ﾌ〈ﾌ＼　　　　　　 │　　・　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣　　　　　 │　　・　　　　 │
───────────────────── │　　・　　　　 │ ──
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └─────┘
　　　　　 ┏┓┏┏┓　　　　 ┏┓┏┏┓　　　 ┏┓┏┏┓
　　　　┏┛┗┓┛┛┓　 ┏┛┗┓┛┛┓　 ┏┛┗┓┛┛┓
　　　　┏┛┗┓┏┛┗┓ ┏┛┗┓┏┛┗┓┏┛┗┓┏┛┗┓
　　　　┗┓┏┛┗┓┣┃ ┗┓┏┛┗┓┣┃┗┓┏┛┗┓┣┃
　　　　　 ┗┛　　 ┗┛┛　 ┗┛　　 ┗┛┛　 ┗┛　　 ┗┛┛
　　　　　　　　　　　　　 /l　　　　　　　　　 <`/>^^ヾﾍ/>
　　　　　　　　　ノし从/　し　　ノし　　　　 {三}((ﾉ､ﾂ) )}
　　　　　　　　　 -　‐　―　-　､　て　　 -=くﾐ八；ﾟ⊿ ﾟ bﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　ﾑb 又ｽ ∧∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |_ヽ)ヽミ*ﾟ (ﾌﾟ彡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈|￣　 __/ 」っっ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 └ｔｧｔｧ‐'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈|　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣
───────────────────────────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｽﾊﾟｰｰｰｰｰﾝ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 <`/>^^ヾﾍ/>
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∩{三}((ﾉ､ﾂ) )}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⊂-=くﾐ八ﾟlゝﾟ；bﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣U￣U
　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿ /￣￣￣/　　 ∩ ∩
　　　　　　　　　　　　　　　　 (0　　　 (0＼　　 /　　　八　　ヽ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (0＿＿(0＼/　　　　とヽ　⊂　彡
53： ◆xrVb.on3AA：2021/08/25(水) 06:10:20 ID:4Gndjquc0: 　　　　　ｺﾞ
　　　　　　　ﾛ
　　　　　　ﾝ　　　　　ｺﾞ
　　　　　　　　　　ﾛ
　　　　　　　　　　　ﾝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「あははははは！」

⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂ﾞ⌒ﾞ､∩
　__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ　⊂ミ｡A ｡*彡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 lノlノ

───────────────────────────────

　　　　　　　　　　　　　　　「ツンちゃん今日の運転すごいのじゃ
　　　　　　　　　　　　　　　　もしかしてもう緊張しちゃってるのじゃ？」

　　　　　　　　　 <`/>^^ヾﾍ/>
　　　　　　　　　 ∩{三}((ﾉ､ﾂ) )}　　　　 ⊂ﾞ⌒ﾞ､∩
　　　　　　　 ⊂-=くﾐノｍ；ﾟ⊿)ｍ　　　　　 ⊂ミ｡A ｡*彡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　lノlノ

　 ┌
　　　／＼ l l ／＼ l l ／＼ l l ／＼ l l
　　　　　　＼　　　＼　　　＼　　　＼　つ、

　　　　　　　　　別にそんなんじゃないわよ！」　　　　　　 ┌────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　あ　　 │
─────────────────────── │　　る　　 │　 ─
　　　　l　　　　　　　　　　l／　　　　　 ',　　　　　　　　　　　 │　　者　　 │
-──┘　　　　　　　 l　　　　　　　 ',　　　平どあ　　 │　　は　　 │
　　　　　　　だ　　　　 l　　　　　　　　ｌ.　　気う　、　　 │　　動　　 │
　　　　　　　.　っ　　　　 l　　　　/　　　 l　　　なしア　　 │　　揺　　 │
　　見み　　て　　　　 l　　　/　　　　〈　　のてン　　 │　　し　　 │
　　にん　　　・　　　　 l /　/　/ ,'　　 l　　　よ　　タ　　 │　　、　　 │
　　来な　　　・　　　　 7　 /　/ ,'　i ', l　　　　　　　は　　 └────┘
　　る　　　　　・　　　 l　,ｲ ,ｨ /　 l　',l　　　　　　　　　　　〈
　　の　　　　　　＿＿」 /l /l ,ｲ l　li　il＿＿＿　＿＿＿___/
　　よ　　　　　 l　i .,' / ﾚ　l/ l l　l l l ',　lヽ　 l/i l　l　　　i
　　！　　　　　　 l　l i .,' 「Tｰ.､ li l l　',l　', l　 ',',　l l　l　　　辷_ _ _ ノ
　　　　　　　　　　　」ｌｌｲｌ　l　「｀l ';!､＿,.r=ﾆ二_',　li　l　　厂´´　　 ^｝
　　　　　　　　　　　ゝ l /ﾄ.lヽ'､:」　　l　　　l:::::　　「', l lﾉ´ヽ |
, -‐'"´＼',￣￣厂　ヽl', l;;;;;;;;￣　　　　　 l＿__ノ l ! l .ｸ l　辷＿＿ ∠
　　　　　　ヽ､　 i　　　　l　l＼　　　　　　 ;;;;;;;;;;;ﾉl l l　 /　厂＾＾＾　＾
　　　　　　　辷 _ _ _ l　l　＼　ト_　　　　 U ／ l l l- '´／|三二-‐
54： ◆xrVb.on3AA：2021/08/25(水) 06:11:03 ID:4Gndjquc0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　期ま　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　待た　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　しあ　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　たる　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　。者　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　は　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「あたしは別に平気なのじゃ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だって今年はいつもと違うから！」

　　　　　　　　　　　　「へ？いつもと違う？」

　　　　　　　　　　　　　 <`/>^^ヾﾍ/>
　　　　　　　　　　　　　 ∩{三}((ﾉ､ﾂ) )}　　　　 ⊂ﾞ⌒ﾞ､∩
　　　　　　　　　　　 ⊂-=くﾐノｍ；ﾟ⊿)ｍ　　　　　 ⊂ミ_A _*彡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　lノlノ
　　 ┌────┐
　　 │　あそ │
　　 │　るし　│
　　 │　者て │
　　 │　は　　 │
　　 │　　、　　 │
　　 │　　　　 │
　　 └────┘
55： ◆xrVb.on3AA：2021/08/25(水) 06:11:52 ID:4Gndjquc0: ＼　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　|　　　　　　　　　/　　　　　　　／
　　＼　　　　　　ヽ　　　　　　　　 |　　　　　　/　　　　　　　／
　　　＼　　　　　　　ヽ　　　　　 |　　　　　　　/　　　　　　　　／
　　　　　＼　　　　　　ヽ　　　　　 |　　　　　　 /　　　　　　　／
　　　　　　　＼　　　　ヽ　　　　　　　　　　　/　　　　　　／
　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　 _,,－''
－､、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「じゅぎょう……？」　－''
　　　｀－､、　　　　　　ミ川川川川川川彡　　　　　　　　　　　　　　　　／　|
　　　　　　　　　　三　　　　　　　　　 |＼　　　　　　　　　　　／／ │
　　　　　　　　　　三　　理ま　　　 |＼＼　　　　　　　　　／／　 │
　　　　　　　　　　三　　解っ　　　 |　＼＼--──　　…＜／　　　 │
　　　　　　　　　　三　　した　　　 |　　／　　　　　　　. .:.::.:＼　　　//
　　　　　　　　　　三　　てく　　　 |　／　　　　　　　　　　　.:.:.｀､　//
　　　「さんかん？」　三　　い　　　　　 |/　　　　　　　　　　　　　　　 V/
　　　　　　　　　三　　な　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　 .:.:.:.i´
　　　 |＼　　　　　　　／/|　か　　　　 |　　／　　　　　　　　＼　　　.:.:.|
　　　 |　＼＿＿__／／　|　っ　　　　　|　　　　　　　　　　　　　 .:.:|
　　　 |／　　　　　.:.:＼　/.　た　　　　 |　　　　 /　　　　　　　　　　.:.:.:|
　　　 / 　　　　　 .:.:.:V 　　ッ　　　　　|　　　　く　　　　　　　 .:.:.:./
　　 |　ﾉ　　　ヽ　.:.:| 　！！　　　　ﾞ､　　　　　　　　　 . .::.:.:/
　　 |　　　<　　　　　 :.:| 　　　　　　三､　　　　　──　　　 .:.:/
　　 |　　　　　　　　　.:./ 川川川川川ミ　　＼　　　　　　　 .:.／
　　　＼　　　￣　　.:／　　　　　　　　　　　　　￣￣フ::::::::::::::::.:.:|
　　　　二フ　　　く.＿　　　　　　　　　　　　 -　‐‐'´　　　　　 .:.:|＿＿
　　／　　　　　　　＼　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　￣￣＼
┏━━┓┓┓ ┏━━┓┓┓ ┏━━┓┓┓ ┏━━┓┓┓
┗━┓┃┛┛ ┗━┓┃┛┛ ┗━┓┃┛┛ ┗━┓┃┛┛
┏━┛┃　　　 ┏━┛┃　　　 ┏━┛┃　　　 ┏━┛┃　　〇　〇　〇
┗━━┛　　　 ┗━━┛　　　 ┗━━┛　　　 ┗━━┛
56： ◆xrVb.on3AA：2021/08/25(水) 06:13:18 ID:4Gndjquc0: ミ*ﾟ∀ﾟ彡「そうなのじゃ！今週の金曜日は授業参観なのじゃ！」

（；´_ゝ`）「ﾌｰﾀﾝ、なんなんだい。その珍妙なワードは」
ミ*ﾟ∀ﾟ彡「知らないのじゃ？」

　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　（；´_ゝ`）　　∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　 i⌒　　　l　　（´<_｀；）
　　　　　　　　　　.　　　 |　| 　　　 .／　　　＼
　　　　　　　　　　.　　　｜ |　 .|￣￣￣￣|　　ヽ
　　　　　　　　　　　＿＿|　|＿,|　 FMV　 |⊂ﾆ__)＿＿
　　　　　　　　　　　　　⊂ u)　 |＿＿＿＿|／

（´<_｀；）「OK、待ってくれ」

弟者が焦った様子でFMVの電源を入れた。
俺はマウスコンタクトで「ヤ・バ・い」を連送した。弟者も頷く。
俺らの辞書にはそのような単語は登録されていない。

もしかするとこれは、要人殺しなんかよりよっぽど
難易度の高い任務なのかもしれないぞ。
57： ◆xrVb.on3AA：2021/08/25(水) 06:14:22 ID:4Gndjquc0: 　　　「授業参観じゅぎょうさんかん
　　　　学校へ行って、実際に行われている授業を観察することをいう。
　　　　参観主体が父母である場合に、授業参観ということが多い。」

　「OK、流石だよなWikipedian」

　　 ∧
　　/: ヽ
＿/::　　ヽ
::::::::::　　　＼　　　　　　　　　　　　∧　　　　　　　 ∧
:::::::　　　／|　　　　　　　　　　　 / :ヽ　　　　　　 / :ヽ
::::::: u　　　ゝ　＿＿＿＿＿＿ /　:::ヽ_＿＿＿_/　 ::ヽ
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:::::::: 　　　ﾉ　 | |　　　　　 / ／　　　　　＼　　　::::::::::::::|
:::::::::　　　く　　| |　 Wikipedi|　　く　　　　　　　　　 :::: u::::::|
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　　　　　　　　　　　　　　「しかし父母ということは、アイツ、いや先生が
　　　　　　　　　　　　　　参加するイベントってことか」
「そ、そう。ダシガラ先生、な。」
58： ◆xrVb.on3AA：2021/08/25(水) 06:15:27 ID:4Gndjquc0: 　　　　　　　　　　　　「お母ひゃんは来ないのじゃ。」

　　　　　「なんと、
　　　　　それはどういうことだい？」
　　　　　　　　 ∧＿∧
　　　　　　　　（　　´_ゝ　　∧＿∧　　　　　　∧∧
　　　　　　　　i⌒　　　l　　（　　　´_> 　　　ミﾟ∀ﾟ*彡
　　　　　　 |　| 　　　 .／　　　＼　　　　 lXl　0｝
　　　　　　｜ |　 .|￣￣￣￣|　　ヽ　　　　 tｧtｧ┘
　　　　　＿＿|　|＿,|　 FMV　 |⊂ﾆ__)＿＿
　　　　　　　 ⊂ u)　 |＿＿＿＿|／

　　　　　　　　　　　　　　　「お母ひゃん、忙しいから
　　　　　　　　　　　　　お昼の授業参観は毎年来れないのじゃ。」

そう言ったﾌｰﾀﾝの声のトーンは心なしか低めに聞こえた。
おい博士よ、娘が悲しんでいるぞ。

（　´_ゝ`）「ﾌｰﾀﾝ、俺らダシガラ先生に連絡してみるよ。
　　　　　　今年は行けるかもしれないしさ。」
ミ*ﾟ∀ﾟ彡「ありがとなのじゃ！」

俺はPHSを取り出した。登録されたアドレスは博士のみ、
シンプル＆業務的、仕事のためだけのつまらない代物だ。
59： ◆xrVb.on3AA：2021/08/25(水) 06:17:03 ID:4Gndjquc0: 俺は博士のアドレスを選択する。
無機質な呼び出し音が１コール、２コール……、これで何コール目だ。

……………………、
…………、
……。

結局博士は呼び出しには応じなかった。

（；´_ゝ`）「ごめん、ﾌｰﾀﾝ。」
ミ*ﾟ∀ﾟ彡「いいのじゃ、お母ひゃんは大忙しなのじゃ！」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿/ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　-‐- 　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　‐-‐　　 /
　　　　　　　　　　　　／ i /o　ｏ　ｏ　/(ヽ
　　　　　　　　　　　　 / ､ノ/　　　　(＿｀ヽﾉ
　　　　　　　　　　　　　　 /　　/ｏ　ｏ　ｏ　/　/
　　　　　　　　　　　 /　　/　　　　(＿__　｝
　　　　　　　　　 /　　/ｏ　ｏ　ｏ　/ノ /
　　　　　　　　　　　　 /　　/＿＿＿ (＿￣ﾉ
60： ◆xrVb.on3AA：2021/08/25(水) 06:17:41 ID:4Gndjquc0: ミ*-∀-彡「そう、いいのじゃ。」

ﾌｰﾀﾝはランドセルを下ろし、背筋を伸ばして俺たちに正対した。
後ろで組んだ腕がしきりにもじもじしてせわしない。
一体改まって、どうしたのだろうか。

　　　　　　　　　　　　　　　「あのね、

　　　　　　　　　　　　　　　　聞いて欲しいのじゃ！」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　c
　　　　　　　　　　　　　　　　　c
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミ-∀-*彡
　　　　　　　　　　　　　　　〈＾ lXl ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └uu┘
61： ◆xrVb.on3AA：2021/08/25(水) 06:19:12 ID:4Gndjquc0: 　　　　　　　　　　┌
　　　　　　　　　　　　今度の授業参観、
　　　　　　　　　　　　あにじゃとおとじゃに来て欲しいのじゃ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┘

　　　　　　　　　　　　　　 | ＼　　　　　　　　　　　,　 i
　　　　　　　　　 ⊂ヽ　　　　　 , 　｀　、　　　　／　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　　＞―＝‐-く　　」
　　　　　　　　　　 ⊂ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〇　　　　　　　〇
　　　　　　　　　　　　　　｝;;;;;;;;;;;　　　　　　　　　　;;;;;;;;;;;;;; 〈
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ト―　┐
　　　　　　　　　　　　　　 >　　　　　　　 ___ｌ　　　　　（
　　　　　　　　　　　　　　　　 Z_　　　　　　　　　　　　　＿「
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀'' ‐ｧ　　　　　┬‐へ「
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／`ｰ-∧ -‐'´ | T＼
　　　　　　　　　　　　　　　 / ,.-''"､ ,‐ー､　　| .!　　 '、
　　　　　　　　　　　　　　　　「ｲ　　 | ,'　　　'i 　i/　　　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　|,、　| |　　　 |　/　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　 L_!　　 | ﾞ!　　　 ∨ｰ-､　 ,,　ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　/ ′　　,' 　 i 　　　 l　ﾌ　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　ｌ　　│　　　 ′./　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ_ 　/′　 |ヽ　　　　./′　ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 1　　　　|　`ｰ--r'"　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｲ　　　　 |0　　　　 _ _ _＿!
　　　　　　　　　　　　　　　　　（＿＿＿　|　　　　＿＿＿≧
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /;;;;;;;;;;/:::::￣￣￣￣:::::::::::::|:::::l
　　　　　　　　　　　　　　　　　/;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;|;;;;;;;;|;;;;;;l
　　　　　　　　　　　　　　　　./;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;|;;;;;;;;|;;;;;;;l
62： ◆xrVb.on3AA：2021/08/25(水) 06:19:40 ID:4Gndjquc0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「なんですと」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /つ__∧
　　　　　　　　　　　　　　 /つ__∧　　　　　〈（ﾟ<_ﾟ　）
　　　　　　　　　　　　　〈（´く_`；）　　　　　〉　と二)
　　　　　　　　　　　　　　〉　と二)　　　 _/　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　 _/　　　/　　　　 (＿_^ヽノ
　　　　　　　　　　　　 (＿_^ヽノ　　　　 /　し'
　　　　　　　　　　　　 /　し'　　　　　　/　/
　　　　　　　　　　　　　　 /　/ 　　　　　 (＿ノ
　　　　　　　　　　　 (＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　 |￣￣￣￣|
　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿|　 FMV　 |＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＿＿＿＿|／
63：名無しさん：2021/08/25(水) 06:43:12 ID:X5BI3z760: >>51
作者を指した訳ではないんだが
でも勘違いさせてスマソ
64：名無しさん：2021/08/25(水) 11:10:10 ID:UueTDlQg0: 乙
テンプレ通りの兄者と弟者を久しぶりに見て涙が出てきた
65：名無しさん：2021/08/25(水) 15:21:50 ID:iFnQpQg20: おつ
66：名無しさん：2021/08/29(日) 09:02:51 ID:kVipQC5E0: 話がどうなってくか気になる
AA使うと画面のインパクトやっぱでかいなぁ
67： ◆xrVb.on3AA：2021/09/01(水) 01:09:26 ID:cQEK2io.0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_
　　　　　　　　　　　　　　／//////＼
　　　　　　　　　　　　　　 ////////// ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　 {////////////}
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 /////////ﾊ
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　　　　　　　　　　 _　-=≦//////////////////≧=-　_
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　　　　　　　 |///:∥////／/////////////＼/////Ⅶ //|
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───────────────────────────────
バタリと音を立て標的が現れる。
弟者は静かに拳銃のハンマーを起こした。
弟者お得意の精密射撃に特化したシングルアクションだ。

（´<_｀　）「こうやってピストルを扱うのも久しぶりだな」

弟者の目は真っすぐ標的を見つめている。
見慣れた風景だ。違うのは目標が模擬になっただけ。

（´<_｀　）「ふぅ」

一拍、弟者は味わうように引き金をゆっくりと引き、
───────────────────────────────
＼＿,, ― '' ￣　　　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　｀ﾞ''-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　.,．　　　　　　　　　 .＼　　 |
　　　　　／　　　　　　　　＼　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　/ rｧヒｺ＿... 　-───ｧ冖､
　　　　　　　　　　　　　 rv　　 r─rf三| 　　　/ fr㍉l
　　　　　　　 ---‐　　　しｰrrｎ─┴　┴ 　￣|　､-ノh
-,,,,_、　　　　　　　　　.,,,,,,- / 　川 |　 _________＿__｣　　　!|
　｀二"'''ｧ:::::::::::::'''''',ﾆア ∠二二Tｉ「　じ　　　　｜ {こ} 「
￣＿_ -―-､_＿__＿レ┴─‐--L仁_　　 } 　＿_!＿＿_j
　 '´　　　　　　 /￣ j 　/ 　　　　　　V´￣/　`-_
　　　　　　　　　　　　ヽ　　　ー─､─j }ﾆ７　　　`-_
　　　　　　　　　　　　 }　　　　　￣丁´　　　　　 `-_
　　　　　　　　　　　　　　　　　‐──一ァ′　　　　　　 `-_
　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　ﾉ　　　　　　　　　　 l
68： ◆xrVb.on3AA：2021/09/01(水) 01:10:05 ID:cQEK2io.0: 　　　　　 ,/　　　 ,ｲ￣｀Y
　　　　／〈　　　 {　◯　|
　　　 /　/ 　／|　廴＿ノ
　　　 /　/ 　 l　| 　 , ―― ､_　 ., イ　　　 ,/　　　 ,ｲ￣｀Y
　　 /　/ 　　l　|　 '――''''''　／／　　／〈　　　 {　◯　|
　　 /　/ 　　 l　l　　　　　　／／　　　 /　/ 　／|　廴＿ノ
　 /／　　　　Y　　　　　／／　　　　 /　/ 　 l　| 　 , ―― ､_　 ., イ　,ｲ ,ｲ
: : /　　　　　　　　　　／'"　　　　　 /　/　　、　　1　　’ ''''　／／ .////　, イ
　　　　　　　　　　　　　　　　 /　/ ` 　＼､ﾉし'／　，' ／　ﾚﾚ／／
＼＿,, ― '' ￣　　　　　　 │　　　 /／　　　＿）　　て_／／　　　　／／
　　　　　　　　　　　　　　　　｀ﾞ''-､ /　　　　つ、　　 (´ '"　　　　　／'"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　／＾Ｙ⌒＼　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　 ’ |　　　　、　　 |　　/　／
　　　　　　.,．　　　　　　　　　 .＼　　 |　　　　　　　　　　　＼、ﾉし;/／
　　　　　／　　　　　　　　＼　　　　　　|　　　　　　　　―－＝γ⌒ヾて＿_＿
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　|　　　　　　　　　　　ノ（´￣￣
　　　　　　　　　　　　　　/ rｧヒｺ＿... 　-───ｧ冖iii､　　　／⌒｀＼
　　　　　　　　　　　　　 rv　　 r─rf三| 　　　/ fr　 ii|　／
　　　　　　　 ---‐　　　しｰrrｎ─┴　┴ 　￣|　､- ii|
-,,,,_、　　　　　　　　　.,,,,,,- / 　川 |　 _________＿__｣　　　!|
　｀二"'''ｧ:::::::::::::'''''',ﾆア ∠二二Tｉ「　じ　　　　｜ {こ} 「
￣＿_ -―-､_＿__＿レ┴─‐--L仁_　　 } 　＿_!＿iil ii|
　 '´　　　　　　 /￣ j 　/ 　　　　　　V´￣/　ii|　　　 ii|
　　　　　　　　　　　　ヽ　　　ー─､─j }ﾆ７　　　`-_　 !
　　　　　　　　　　　　 }　　　　　￣丁´　　　　　 `-_
　　　　　　　　　　　　　　　　　‐──一ァ′　　　　　　 `-_
　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　ﾉ　　　　　　　　　　 l
69： ◆xrVb.on3AA：2021/09/01(水) 01:10:43 ID:cQEK2io.0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_
　　　　　　　　　　　　　　／//////＼
　　　　　　　　　　　　　　 ////////// ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　 {////////////}
　　　　　　　　　　　　　　　　 {////////////}

　　　　　弾丸は標的のほぼ真ん中を貫通した。

　　　　　（´<_｀　）「ブレは拳銃の個性ってやつさね」

　　　　　弟者は空薬きょうを拾い上げて、フッと息を吹きかけると、
　　　　　ダストボックスに投げ入れた。 =‐-　_ //////＼
　　　　　　　 //////／//////////////////// ＼'////∧
　　　　　　　 | /// / ///// _　-‐====ｰ-　_ ///// ∨////|
　　　　　　　 |///:∥////／/////////////＼/////Ⅶ //|
　　　　　　　 |/// ||/// / ///　-‐===‐-　/// ∨///:||:///|
　　　　　　　 |/// ||// ∥//／//////////＼//Ⅶ//:||:///|
　　　　　　　 |/// ||///||/ ∥'/,.ｘ=====:ｘ､//||//||///||:///|
　　　　　　　 |/// ||///||//||//| ､人_, ///||//||//||///||:///|
　　　　　　　 |/// ||///||//||/ ｀):● ､人_, ||//||//||///||:///|
　　　　　　　 |/// ||///||//||//| ´ ｀):● て//||//||///||:///|
　　　　　　　 |/// ||///||//||//||// ´Ｙ＾｀ |//||//||///||:///|
　　　　　　　 |/// ||///||//||//｀≧===≦´//||//||///||:///|
　　　　　　　 |/// ||///||//:Ⅶ///////////∥/ ||///||:///|
70： ◆xrVb.on3AA：2021/09/01(水) 01:11:25 ID:cQEK2io.0: 　　　　　　　ここは博士の研究所の地下１階。射撃場だ。
　　　　　　　俺たちは博士を探しに来ていた。

　　　　　　　先日から連絡が取れなくなっていたことが気がかり、
　　　　　　　様子を見に来たっていう訳だが……、

￣￣|＼
　　 |　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　 | 　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｒ''ﾞ |
　　 | 　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　|
＿　 | 　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 |
　｜| 　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,r‐┐＿＿＿__! 　!
　｜| 　　|　　＿　　　　　　　　　　　　　　 ___,,,,_,.イ]　｜|.￣￣.|　!　 !
　｜| 　　|￣ |　|￣￣￣|￣￣￣|￣￣￣|￣￣￣|　|　| |　 |｜＿＿|__|　 |
　｜| 　　|　　|　|　　　 |　　　　 |　　　　 |　　　　 |　|　| |　 |｜￣￣||::|　 |
　｜| 　　|　　|　|　　　 |　 Ω　 |　　 Ω |　　　　 |　|　| |　 |｜　　 ||::|　 |
￣　| 　　|　　|　|　　　 |　 [_]　 |　　 [_] |　　　　 .|　|　| |　 |｜=　 .||::|　 |
　　 | 　　|￣└┘　 ∧＿∧ ⊥ ￣￣ ⊥　 ∧＿∧ ﾞ'- ､]｜　! |＿＿_||::|　 |
　　 | 　　|＝＝＝（　　　　）　＝＝＝＝<_｀　　）＝＝┐　　　　 .|　 |
　　 | 　　|　　　　　（　　　）　　　　　 (/　　　）　　　 |　　　　　　　|　 |
　　 | 　　|＿＿＿｜｜｜　＿＿＿＿┏ ｜｜＿＿|　　　　　　　ﾄ､..|＿＿
＿＿|_､‐'']　　　　　（＿_l＿_）　　　　　　（＿_）＿）　　　　　　　　　　　＼| 三

　　　　　　　　　（´<_｀　）「やはりここにも居ないようだな」
　　　　　　　　　（　´_ゝ`）「一体どこに雲隠れしたんだか。」

　　　　　　　　　ﾌｰﾀﾝの寂しそうな顔が思い返された。
　　　　　　　　　俺はポケットから無造作に紙を取り出すと
　　　　　　　　　射撃台の上でペンを走らせた。

　　　　　　　　　（´<_｀　）「兄者、どうしたんだ？」
　　　　　　　　　（　´_ゝ`）「OK、射撃精度を上げる秘訣だ。」
71： ◆xrVb.on3AA：2021/09/01(水) 01:11:51 ID:cQEK2io.0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└―　ゆ　っ　……

　　　　　　　　　┌─────‐┬‐┬──────┐
　　　　　　　　　│　　　　　|＼　 |,,,,,,,|　　 , ｜　　　　 │
　　　　　　　　　│　　　　　|　ヽ　　　　　 /　 |　　　　 │
　　　　　　　　　│　　　　ﾉ　　　｀ー― 　　　　　　　　 │
　　　　　　　　　│　　　　ミ　　　　　ヽ　　ミ　　　　 │
　　　　　　　　　│　　　ミ　／・＼　　／・＼　ミ　　　 │
　　　　　　　　　│　　ミ -ー|二二|⌒|二二|ー- ミ　　│
　　　　　　　　　│　　ミ　　　　（＿人＿）､　　　ミ　 │
　　　　　　　　　│　　ミ　　　　＼　　　|　　　　ミ　 │
　　　　　　　　　│　　　ミ､　　　　＼＿|　　　_ミ　　 │
　　　　　　　　　└──────────────┘
　　　　　　　　　　 _　-=≦//////////////////≧=-　_
　　　　　　／///// _　-‐=＝＝＝＝ =‐-　_ //////＼
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　　　　　　　 | /// / ///// _　-‐====ｰ-　_ ///// ∨////|
　　　　　　　 |///:∥////／/////////////＼/////Ⅶ //|
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72： ◆xrVb.on3AA：2021/09/01(水) 01:12:22 ID:cQEK2io.0: 　　　　　　　 /⌒i
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73： ◆xrVb.on3AA：2021/09/01(水) 01:13:01 ID:cQEK2io.0: ┃
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　　　　　ヽ　 │　　ミ -ー|二二|⌒|二二|ー- ミ　　│
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　　｀:::::::::::: ﾉ　│　　ミ　　　　＼　　　|　　　　ミ　 │
　　　　ヽ,　 │　　　ミ､　　　　＼＿|　　　_ミ　　 │
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　　　　（　´_ゝ`）「な？効果てき面だろ？」

　　　　（´<_｀；）「やりすぎだろ兄者」
　　　　（　´_ゝ`）「思った以上に出来栄えが良くてムカついた」
74： ◆xrVb.on3AA：2021/09/01(水) 01:14:19 ID:cQEK2io.0: ￣￣|＼
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　｜| 　　|　　|　|　　　 |　 Ω　 |　　 Ω （'<_` ）　|　|　| |　 |｜　　 ||::|　 |
￣　| 　　|　　|　|　　　 |　 [_]　 |　　 [ ◇ｃ　　)　 .|　|　| |　 |｜=　 .||::|　 |
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　　 | 　　|　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　|　 |
　　 | 　　|＿＿＿（　　　´_ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|　　　　　　　ﾄ､..|＿＿
＿＿|_､‐'']　　　　　（　　　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼| 三
三三|_､‐''゛　　　　　｜｜｜
　　　　　　　　　（＿_l＿_）

（´<_｀；）「しかしあの紙、博士に見つかったらまた変な改造されてしまうぞ」

弟者は標的の貼り紙を剥がして戻ってくる。

（´<_｀　）「ん？この紙、裏になんか書いてある。
　　　　　授業参観のお知らせ……おいおい、大切なものなんじゃないか？

（；´_ゝ`）「ヤベぇ、ﾌｰﾀﾝに叱られる。」

俺はお知らせの紙をポケットにしまい直す。

（　´_ゝ`）「そうだ。授業参観の日の授業は国語で、作文朗読らしい。
　　　　　　題目は”親の仕事”だそうだ。」

（´<_｀　）「ﾌｰﾀﾝは親のこと、なんて思ってるんだろうな。」
75： ◆xrVb.on3AA：2021/09/01(水) 01:14:59 ID:cQEK2io.0: ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・・・
━━━━━━━━━━━━━・・・・・・・

━━━━━━━━・・・・・・・

（　´_ゝ`）「ねぇﾌｰﾀﾝ、授業参観の作文、もうできたの？」
ミ*ﾟ∀ﾟ彡「まだ半分くらいなのじゃ。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧_∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（´<_｀）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧__∧/　　⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,（´く_` ）──、i〉　〉
　　　　　　　　　　　　　　　〃￣￣ ∧∧　　 /￣/ /"し'.〃⌒i
　　　　　　　　　＿＿＿＿|　/　ミ ^　 *彡　　し'.__＿|;;;;;;;;;;;i
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　　　　　　　　　 | ||＿＿_／　/i　|＼＿ノ＿＿_;| || 　　　　|
　　　　　　　　　 |（＿＿(＿_ノノ　ﾉ＿＿＿＿___| || 　　　　|
　　　　　　　　　 | LLLLLL　(＿/LLLLLLLLL_| ||＿＿＿＿|
　　　　　　　　　 |_||　　　　＿＿_　　　.(＿_ノ .（.|_||ﾉ　　　|_||
　　　　　　￣￣

（　´_ゝ`）「何か手伝えることあるかな？」
ミ*ﾟ∀ﾟ彡「そうじゃなーーー。そういえば、あにじゃもおとじゃも
　　　　　　いつも何の仕事をしてるのじゃ？」
（　´_ゝ`）「ん？俺らはﾌｰﾀﾝの居ない間は……、」

言いかけると弟者が睨んで首を振ってくる。
余計なことを言うなよというサインらしい。
全く、心配症な奴だ。
76： ◆xrVb.on3AA：2021/09/01(水) 01:15:34 ID:cQEK2io.0: ───────────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,..-‐''''''""''''‐-‐'"
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　〉､`ｰ　　　　　　　 :::::
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼;;;　　,.
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　＼;;;;;　　　　　　　Ｕ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　,..-‐'''ヽ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　＿_,,..-‐''"　　　ノ
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　　　　　　　　　/　　　　　　　　　＼　　　　　　ヽ、Ｕ　　　　　　　　　　　 .....::::::::
　　　「ヽ　　　 l　　　／　　　　＼　 l　　　　　　　＼　　　　　　　　　.......::::::::;;;;;;;;;
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.　　　 l／ー--!､　　　　 'ｰ=-'　　 l　　　　　　　　　　　 |　　　:::::::::::::;;;;;;;;;;
　　　 l　ー- ､ﾉ　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　 ,i　　　　::::::::::::::;;;;;;
　　　 l　　- ､ﾉ r'"ヽ - ､_　 --‐l´　　　　　　　　　　　　　 ,;
───────────────────────────────
　　　　┌
　　　　　　俺　ら　、　　ダ　ン　サ　ー　や　っ　て　る　か　ら　さ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┘
77： ◆xrVb.on3AA：2021/09/01(水) 01:16:15 ID:cQEK2io.0: 　　　　　　「ちょちょちょちょ兄者、
　　　　　　　何言っているんだ。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ん？だってそうだろ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾌｰﾀﾝ送迎用の車を
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　買うのだって俺らで何をした？」
　　　　　　「それは……、」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「俺も弟者も真面目に働くのは
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　御免と意見が一致して、それで、」

　　　　　　　　　　　　　　∧__∧　　　 ∧_∧
　　　　　　　　　　　　　　　　（；´_>｀）　（く_`　,）
　　　　　　　　　　　　（＿＿つ＿つ　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　 /　　 /　　〈_l _,　）_〉
　　　　　　　　　　　　　　（＿,⌒)　　　　//　/
　　　　　　　　　　　 -=≡　 / /　/　　　 //　/
　　　　　　　　　　　　　 / （＿_)　　　 //　/
　　　　　　　　　 -=≡　　（＿_)　　　（_(＿ノ
78： ◆xrVb.on3AA：2021/09/01(水) 01:17:07 ID:cQEK2io.0: （　´,_ゝ`）「路上パフォーマンスで路銀を稼いだんだよな。」

（ﾞ <_ ﾞ；）「…………、」

　　　　　　　　　　　　　　　.＿_ｎ＿
　　　　　　　　　　　　　　　.｀￢ｧ '⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　/,1i'´　　} }　　＿-､
　　　　　　　　　　　　　　　 '´ .ｌ」　 _ﾉノ　　　__）ﾉ

　　　　＼＼＼　　　　　　　　　　 | |　　　　　　　　 //　　　　　　／／
　　　　　＼＼＼　　　　　　　 | | 　　　　　 //　　　　　　／／
　　　　　　　　＼＼　　　　　　　　　　 |　　　　　　 / 　　　　　／
　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　 |　　　　　　　/　　　　　　／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∩
　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧　　　　　　　　　 /　∃
　　　　　　　　　　　　∩　　（´<_｀　,）　　　　　　　　 /　/
　　　　　　ｳｨﾝ　 E　)　　／⌒　.）　　　　　　　　/　/
　　　　　　　　　　　ヽ＼／　／　/　　　 ∧＿∧/　/　　　ｳｨｰﾝ
　　　　　　　ｳｨﾝ　＼＿／　　/　　　（　´_ゝ`） /
　　　　　　　　　　　　　　　|　　　〈　 ))　 /⌒　　　〈　　　｝｝
　　　　　　　　　（（＿　 /　　　 ,`　　　/　/　　　　ｌ　　ノ
　　　　　　　　　　　　　　/　　　ノﾉ　　（　ヽ　　　 .|
　　　　　　　　　　　　　 /　　 /　　|　　　＼　〉　　　l
　　　　　　　　　　　　 ./　　 / l　　|　　　（　(　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　（　 ⌒ヽ(　〈　　　　ヾ　　 ,　　　＼
　　　　　　　　　　　　　＼　　＼　）　　　　/　　/　＼　　＼
　　　　　　 ∧＿∧　　　 ∧＿∧　　　∧＿∧　 ∧ ∧　 ∧ ∧　　 ∧＿∧
　　　　　　（　　　 ∧＿∧　　　∧＿∧　　　 ∧＿∧　　 ) (　 ∧＿∧（　　　　）
　　　　　　　　　（　　　　）　（　　　　）　　（　　　　）　　　　（　　　　）

（　´,_ゝ`）「お前もノリノリだったじゃん、ロボットダンス。
　　　　　しかし流石だよな俺ら。意外なところに才能を持っていたな。」

（ﾞ <_ ﾞ；）「テンションが上がってしまったのは否定できない……。」

（　´_ゝ`）「滅茶苦茶盛況で、すぐお金も貯まったよな。」
79： ◆xrVb.on3AA：2021/09/01(水) 01:18:53 ID:cQEK2io.0: 　　　　　　　　　　　　　 ∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　（,　　´_>
　　　　　　　　　　 /´ 　 ⌒＼　　　ｍ
　　　　　　　　　　　　/ ハ　　＼　＼/┃￣/
　　　　　　　　　 /　　　　/／＼　ヽ　] /
　　　　　　　　　　　l　　　／　　 >､ノ_/　　　　 <`/>^ヾﾍ/>
　　　　　　　　　　 / 　　　　 /　/　　　　　　　（(ﾉ､`'ﾉ)）}{三}
　　　　　　　　　（ ○　　　／　/　　　　　　　　　 (ｌゝﾟ* bノ{ﾆ}
　　　　　　　　　　ゝ`ー-''"　＜　　　　　　　　　 lXl 0_]　　ﾘ
　　　　　　 ∧＿∧　　　 ∧＿∧　　　∧＿∧　 ∧ ∧　 ∧ ∧　　 ∧＿∧
　　　　　　（　　　 ∧＿∧　　　∧＿∧　　　 ∧＿∧　　 ) (　 ∧＿∧（　　　　）
　　　　　　　　　（　　　　）　（　　　　）　　（　　　　）　　　　（　　　　）
───────────────────────────────

（ ´,_ゝ`）「弟者よ、お前さんにゃファンもできてサインも書いてたよな。」
（´<_｀；）「そんなこともあったような、なかったような……。」

（ ´,_ゝ`）「これはもう立派な仕事と言えるのではないだろうか？」

弟者は頭を抱えてじたばたし始めた。
80： ◆xrVb.on3AA：2021/09/01(水) 01:19:29 ID:cQEK2io.0: 　　　　　　　　ミ*ﾟ∀ﾟ彡「あにじゃ、おとじゃどうしたのじゃ？」

　　　　　　　　（　´_ゝ`）「ダンサーにも色々あるのさ」
　　　　　　　　ミ*ﾟ∀ﾟ彡「ふぇー。だんさーって大変なのじゃ～～」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧__∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,（´く_` ） ──、
　　　　　　　　　　　　　　　〃￣￣ ∧∧　　 /￣/ /"￣〃⌒i
　　　　　　　　　＿＿＿＿|　/　ミ ^　 *彡　　し'.__＿|;;;;;;;;;;;i
　　　　　　　　　[__]＿＿＿| /　/^i＼uノ /　　［___］　　　 .|
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　　　　　　　　　 | LLLLLL　(＿/LLLLLLL　　うををををを……
　　　　　　　　　 |_||　　　　＿＿_　　　.　　　　　　　　　　　　　　 ∧＿∧
　　　　　　￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　〃　　　　　 ((<_｀；　　 )))
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (__＿)⌒ '''- 　　　／／.` '
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __／　／＼　　　　　 ≡=‐'
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81： ◆xrVb.on3AA：2021/09/01(水) 01:20:53 ID:cQEK2io.0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┏━━━━┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　　　　　　　　ﾄﾞ　　　　 ┃　　一　　 ┃
　　／￣￣￣￣＼　　　　　　　　　　　）　）　）　　　　ｷ　　　　 ┃　　方　　 ┃
　　 |　　　　　　　 |　　　　　　ﾄﾞ　　　　（　（　　　　　　　　　 ┃　　そ　　 ┃
　　 |　　あ緊　　 |　　　　　ｷ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃　　の　　 ┃
　　 |　　る張　　 |　　　　　　　　　　 ,　-――-　、ト､ノ｛　 ┃　　頃　　 ┃
　　 |　　のし　　 |　　　　　 |＼　'"　　　　　　　　　丶,ノ― ┃　　・　　 ┃
　　 |　　かな　　 |　　　　ー",　　　　　　　　　　　　　　 ' ,　 ┃　　・　　 ┃
　　 |　　し　く　　 |　　「　　 /　　　　　　　　　　　　　　　',　┃　　・　　 ┃
　　 |　　らな　　 |　　 |.　 /　　　i　i i　＼　　　　　 i　　 |. ┗━━━━┛
　　 |　　・　る　　 |　　辷_ i　　　　| || |　|　＼　＼　　|　、辷 _ __彡
　　 |　　・方　　 |　　 _ l　 |i　　 i | || |　|＼ _＼ﾍ　.｜-　_ |　　　〉
　　 |　　・法　　 |　　　 [　 |l　i　ｌ |t|fiﾊ |　'ヾ￣ﾊ`ﾍ　 r 、　ｲ　　　Z
　　 |　　　　っ　　 |　　 ,厂 |ﾊ |　.| |くT::: lj　　rf　丁y|ゝ|K| ,' 厂　￣}
　　 |　　　　て　　 |　〇　　 ! .j ＼l | | Vﾉ　　　ゞｿ .|　|Iﾉ／| | 　　　:|
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　 ┃　あ授　 ┃ -―ﾍ| ￣/　￣フl- 、_r-／/≦つ　　 /　　　　　　　　 | |
　 ┃　と業　 ┃　　　＼ /　　　/, -'"／　／　　三≧ /　／　　　　　　 l |
　 ┃　２参　 ┃　　　 iﾍ＼- '"~　　（　　 {　 ,　、ゞ、 /l／　　　　　　　　 l　|
　 ┃　日観　 ┃　　　 | }　 ' , 　　　　＼＿＼／￣ / /＿___　　　　　　　 |ヽ|
　 ┃　　　ま　 ┃　　Ｖ|/ `、 ' ,　, - '"＼`-二＿_／-<_　　　　　　　　　　|　|
　 ┃　　　で　 ┃　　　 |　　＼　ﾍ　　　　 `　　`ーＵ　　 "'-,　　　　　　　 j　/
　 ┗━━━━┛　　 l　|　　　　　ﾍ　　　　　　　/　　　　　　＼　　　　　　|./
82：名無しさん：2021/09/03(金) 08:03:29 ID:eS4LFY9g0: ツンがべらぼうにかわいい
乙
83：名無しさん：2021/11/22(月) 22:39:07 ID:RQgugXk60: そろそろ続き来るかな？ツンちゃん可愛すぎるわ