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80名無しさん:2021/04/04(日) 22:09:01 ID:wy4i2d9M0



通り過ぎる、轟音。
辺尼は闇に包まれた高架下を歩きながら、自宅へと向かっていた。
彼女は、得体の知れない不安に襲われていた。
その原因は、脾都との会話か、先刻の手視の言葉か。
何もわからぬまま、ただ立つ地をじわじわと崩されていくような感覚。



「美」とは幻想。
「美」は毒。
「美」は依存。
「美」すなわち破滅。



ならば、美を失うとどうなる?

深追いするな、できることはないと手視は言っていた。
彼女に受け入れ難い言葉だった。


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