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美
59
:
名無しさん
:2021/03/30(火) 11:22:27 ID:l0jDGPJo0
車から出ると、太陽が真上から二人を照らす。
影は青く、道は霞んでいた。
捻野と辺尼は古ぼけた黒いコートに身を包み、ビルに入っていく。
一階には各室の郵便受けと旧式のエレベーターがあるのみだった。
('、`*川 ....何か、嫌な予感がします
( `ー´)あぁ...こんな案件、今までに無いからな
( `ー´)行くぞ
大きな音をたてて、扉が開く。
重たい、犯罪の匂いがした。
内部は落書きで埋め尽くされており、緑がかった蛍光灯が妖しく輝いていた。
捻野は3階と4階を同時に押した。
エレベーターは3階と4階の間で停止し、扉が開いた。
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