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54名無しさん:2021/03/30(火) 11:15:17 ID:l0jDGPJo0

これまでにない状況だ。
しかし、手視が言うように若者は現実逃避のためだけに薬物は使わない。特に今回の仕事においては、それは一端に過ぎないと感じていた。
彼女には薬物に溺れていく心理がなんとなく理解できる気がしていた。
だが否定したかった。
彼女は己の責務を全うできなくなることを恐れていた。
あくまでも、それは彼らの選択と、薬を仲介する犯罪者の悪しき心によるものであると思いたかった。
そしてその代償は当然存在するはずだとも。

('、`*;川 ……ッ!

辺尼はふと、車外から何者かの視線を感じた。
針に悟られたか。
しかし辺りを見回しても、彼の姿はない。

('、`*;川 (思い詰めてるのね、きっと...)

彼女は、そこで思考を停止した。
これ以上は、きっと任務に支障をきたす。






その後針が25時ごろに帰宅するまで、時間はただ流れていった。
彼は305号室に住んでいた。手視に報告し、その日はかなり遅い帰宅をした。


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