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47名無しさん:2021/03/30(火) 11:00:14 ID:l0jDGPJo0
夜通し降りしきっていた雨が、止んだ。
光が薄いカーテンを貫き、辺尼に注ぐ。

十時間。彼女は夢も見ず寝ていた。
見ると、携帯のロック画面が午前7時を示していた。

簡素な朝食を済まし、辺尼は部屋を覆わんばかりの多肉植物たちに水をやる。
彼女が精神的に追い詰められるたびに、増えていったものだ。

湿り気を帯びた、青白い部屋。
机、ベッド、食器棚、鏡...最低限のものだけで生み出された空白。
しかしそこは植物で埋め尽くされていた。
彼女はそこで着替え、支度を済ますと辺りを見渡した。
酸素が失われるため、窓は常に開いたままにしてある。

('、`*川 ...行ってきます


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