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435名無しさん:2021/10/23(土) 17:35:53 ID:byzemKpw0



はじめに言えば、捻余は手視の意向を無視していた。
手視は彼女が心神喪失状態であることを信じていたし、無闇に彼女を傷付けることを避けた。

しかし彼には彼女に対する何か引っ掛かりのようなもの——理解不能という感情に近いが——を抱いていた。それは彼に、話を明確にしておくべきだという義務感を生じさせた。

最初のやり取りで、彼女の心が壊れていないことは直ぐに分かった。
捻余にはむしろ、以前より威勢がいいという印象さえ受けていた。
手視の読みはハズレだ——彼はそう確信した。



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