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430名無しさん:2021/10/23(土) 17:33:08 ID:byzemKpw0


この平穏な暮らしの中で、唯一気掛かりがあるとすれば、
それはあの時彼女が見た「小舟の少年」であった。




(#゚;;-゚)

泥。
彼が彼女自身といかなる接点を持っていたのか。それをどうしても思い出せなかった。

その時、彼女に自覚はなかったかもしれない。
しかし「美」は綿々と連なり広がっていく性質のものであるから、彼女が彼の無事を気にかけるのは自明のことであった。


彼女の過去の全ては第二区に捨て置いてきた。
故に、彼との繋がりは第二区との繋がりと同義だった。
そういったことが、昨晩の出来事と共に湧き上がってきたのだ。


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