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284名無しさん:2021/04/30(金) 21:17:34 ID:L4uSg5iE0




今は...奏柵を発つ2日前の朝だ。あたしはみっちゃんと集会場で寝ていて、丁度起きたところだ。一面に布団の海。まだ時間は早いが、皆この時間から一様に活動を始めるのだ。

ミセ -ー-)リ スースー


あたしは朝強い方だけど、みっちゃんはそうではない。朝は同じ布団の中、いつも彼女の寝顔を眺める。人って何故か見られてると目を覚ますじゃない?
彼女はそうではないらしい。あたしが満足するまで、ずっとこうしていられる。


ノパ⊿゚) ジー


出会った頃の彼女は...すごかった。
あたしは芸術はわからない。美術館に行けるお金もないし。でも考えないで感じるものだと何となく理解していて、すると彼女がそういう存在なのだろうかと思ったりもしていた。
理屈なんてないんだ。人は理屈で、世界を地獄に変えたり天国に変えたりする。でも彼女はこちらの状態を無視して本当に「やばい」ものを感じさせてくれたのだ。拒みようがなかった。彼女の声を聞くだけでも。こうして寝顔を覗くだけでも。

それが幸せだった。


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