[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
美
120
:
名無しさん
:2021/04/08(木) 20:26:02 ID:L5sUrxV.0
奏柵に着いた日の夜のことだった。
四人で荷台に仰向けに寝っ転がり、星を見ていた。
(*-ー-) スースー
四威は疲れてしまったのか、もう既に眠っていた。
非記が珍しく、あたしたちに話しかけてきた。
(-_-) ...ねえ
ノパ⊿゚) 何?非記
(-_-) 不思議なんだけど...
(-_-) さっきから、ずっと音がするんだ
ミセ*゚ー゚)リ ...音?
(-_-) 聴こえないかい?
ノパ⊿゚)ミセ*゚ー゚)リ ...うん
(-_-) これは...なんだろう
(-_-) あ、これは....賛美歌か....
(-_-) 遠くから、賛美歌が聴こえてくるよ、はは....
あたしたちにとって、彼が初めて笑う瞬間だった。
喜びでも、悲しみでもない。どこまでも皮肉めいた笑い。
だけどその笑顔を、あたしは忘れることができなかった。
その夜は、都会とは思えないほど星が綺麗だった。
彼は両手を大きく広げて、そのまま眠った。
.
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板