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美
11
:
名無しさん
:2021/03/23(火) 13:34:35 ID:JC05D13o0
独生たちの入浴スタイルは、こうだ。
二つのドラム缶をくっつけた手製の浴槽に、汲んできた水を浅めに注ぐ。
んで、下から火でしばらく熱してる間に、廃品のラックを周りに設置して、布で覆いを作る。
...いや、浅いのは、端から入浴と思われてなかったからか。
あたしたちが水を使うのは、一緒に行くためだ。
お互いに水を通して繋がりあう。
あたしから生まれた波紋はみっちゃんから生まれた波紋と交差して、ひとつの波紋を生み出す。
正午の柔らかな光が、割れた窓ガラスから入ってきて、布と布の間からも入ってきて、水をきらきら光らせる。
あぁ....久しぶりの水だ。そして懐かしいこの感じ....
あたしからみっちゃんの方へ腕が伸びる。
みっちゃんのほうからあたしの方へも腕が伸びる。魚のように白くて透明な腕。
あたしは市場の水槽にごちゃ混ぜになって浮いてる魚たちの死骸を思い出した。透明な肌に、毒々しい赤色、血の色、暗黒の海の中に浮いてる。官能的で、神秘的で、だけど、そこにはなんにもない。
数日前に真っ黒だった二人の腕はすっかり元に戻っていて、でも毒々しい跡は一箇所に集中して残っている。みっちゃんはいつからやってたの?
チャプ チャプ チャプ
ミセ*゚ー゚)リ ...ひーと
ノパ⊿゚) ...怖い?
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