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( ^ν^)『グッドラック!』のようです

144名無しさん:2020/10/29(木) 00:19:45 ID:gDv24fb.0


愛おしい面影の残る血を分けた家族を見て、日々変化する異常を鉄扉の心で受容し、それらを盲に認めてきたのか。

lw´゚ _゚ノv「米ぇ!! 米ぇ!! 米持ってこい!!」

川# ゚ 々゚)「さっき食べたでしょっ!! 何回も言わせないで!! うるさいの!!」

川*#` ゥ´)「…ウッッザ」

( ФωФ)「……」

ここは墓場だ。
魂の抜けた空虚な人形が、土に埋れず死体を遊ばせている、暗晦のモルグだ。
お前が見ようとしていた清涼の海は、天然の自然は、一度でも見失ったらそこで終わりなんだ。
私はここに来て、やっとその木片を垣間見えた。


.

145名無しさん:2020/10/29(木) 00:21:07 ID:gDv24fb.0


お前の部屋は、お前の家族が捨てるのを面倒臭がったゴミ袋が所狭しと敷き詰められていた。
お前が作り置きしていた料理の一切も、お前が大事にしていた小説の一切も、全てが分別無く綯交ぜに腐敗臭を漂わせていた。

しかしあの夥しい量は…お前は生きていた時から、そこに押し込められていたのか。

( ФωФ)「…なあ、ニュッさん」

あの、二月の良く晴れた日。
異常の始めと終わりにだけしか拝めなかった、朝焼けの燻る日。
貧困に喘ぎ売り払ってしまった車の代わりに、これから用いたであろう電車のホーム。
あの日見た唐草模様の弁当箱は、そこにそのまま放置されていた。

踵の擦り減った靴を滑らせ、そのまま転がり落ちたお前を思う。
無数に鏤められたお前の一端であるローファー。そのサドル。
冥銭が五円玉というのは、あまりにも悲しすぎるだろう。

( ФωФ)「なあ、ニュッ…」

返事は無かった。無常の風が、桜の花弁を吹かせている。
春が来た。







【了】


.

146 ◆MSKEobRqzo:2020/10/29(木) 00:23:20 ID:gDv24fb.0
以上です
読み辛い文章で大変申し訳ございませんでした

147名無しさん:2020/10/29(木) 00:26:32 ID:3TPMEVsQ0
otsu

148名無しさん:2020/10/29(木) 00:26:57 ID:3TPMEVsQ0
otsu

149名無しさん:2020/10/29(木) 04:48:12 ID:DM4tVtQY0
おつでした!

150名無しさん:2020/10/29(木) 21:20:39 ID:F650Wdb.0
おつ
なんかもう絶望しかなんだかもう
どうしようもないなぁ

151名無しさん:2020/12/04(金) 01:40:03 ID:HxgeoMtM0
今更ながらおつ!
こっちまですり減ってしまいそうだ、苦しいなあ


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