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(゚、゚トソンたまねぎのようです
1
:
◆MSKEobRqzo
:2020/06/15(月) 02:02:54 ID:jSXdpIt60
使い方、間違っていたらすいません。スレ立て始めてなもんで。
一応閲覧注意
692
:
◆MSKEobRqzo
:2020/06/18(木) 02:08:18 ID:BoYVctQs0
(゚、゚トソン「…」
ミ´- _- 彡「…」
(゚、゚;トソン「……」
ミ´- _- 彡「ニャー」
(゚、゚;トソン「……に…」
ミ´- _- 彡「?」
(゚、゚;トソン「に、ニャッ」
ミ´- _- 彡「…」
(゚、゚;トソン「…………」
ミ´- _- 彡「ニャー」
(゚、゚トソン「…」
ミ´- _- 彡「ゴロゴロ」
(゚、゚*トソン「…」
693
:
◆MSKEobRqzo
:2020/06/18(木) 02:10:36 ID:BoYVctQs0
折角の旅行なんだから、精神論は無しにしよう。
いくら思考を煮詰めても、納得のいく結論が出ないことはざらにある。
考えを巡らすのは、また別の様会にとっておこうと思う。
いずれ時間が解決する。
流れる時間の中の私が諭してくれる。
葛藤は、最期の最後までとっておこう。
夢から覚めるまで、覚るまで。
(゚、゚*トソン「ニャア!」
694
:
◆MSKEobRqzo
:2020/06/18(木) 02:12:29 ID:BoYVctQs0
(゚、゚トソンたまねぎのようです 終
695
:
◆MSKEobRqzo
:2020/06/18(木) 02:13:33 ID:BoYVctQs0
以上です。
大量に他作品のネタをパクりまくって、本当に本当に申し訳ございませんでした。
696
:
名無しさん
:2020/06/18(木) 02:20:01 ID:uUYYQHGw0
乙!!、!
697
:
名無しさん
:2020/06/20(土) 01:06:08 ID:.1vdG8wg0
この作品読むことができて良かったわ
乙
698
:
名無しさん
:2020/06/22(月) 17:17:44 ID:cJ.BY/fE0
あーーーめちゃくちゃ良かった
すごくよかった
699
:
名無しさん
:2020/07/08(水) 16:55:40 ID:QJUIAjU.0
急にらん豚ブッ込んでくんなや!シリアスだったのにわろてまうやんけ!
乙!
700
:
('A`;削除)
:('A`;削除)
('A`;削除)
701
:
('A`;削除)
:('A`;削除)
('A`;削除)
702
:
名無しさん
:2020/07/21(火) 13:03:38 ID:hSC5AW.A0
へんぴ
703
:
MSKEobRqzo
:2020/08/12(水) 12:53:30 ID:/VREY1p60
7話投下し忘れていたので今夜落とします。
今更で申し訳ありません。
704
:
名無しさん
:2020/08/12(水) 18:58:53 ID:St0Att760
楽しみ
でも酉がちょっとおかしい
705
:
◆MSKEobRqzo
:2020/08/12(水) 21:33:32 ID:wgN5bZDE0
7.缺ヒッキー
706
:
◆MSKEobRqzo
:2020/08/12(水) 21:35:13 ID:wgN5bZDE0
(-_-)「それにしても現実問題、外泊なんて許されるのか?
というか、誰の家でやるつもりなんだよ」
僕らは今、都心の大型ショッピングモールの中にいる。
両手にはファンシーなぬいぐるみが大量に押し込められたビニール袋と、大手ブランドのショッパーバッグ、それにアニメのキャラクターをあしらった風船が3つほど握られている。
殆ど全て彼の戦利品だ。
一先ず今はモール内のフードコートにて休息を摂っている。
彼の所有物である以上、地べたに置くわけにもいくまい。
707
:
◆MSKEobRqzo
:2020/08/12(水) 21:36:10 ID:wgN5bZDE0
(・∀ ・)「外泊については、両親けっこー寛容だから許可はもらえるだろーよ。
俺自体に問題は無い。
友達んちに暫く世話になるとか言っとけば、納得するだろうしさ」
彼は近郊のマンションにて両親と暮らしている。
三人家族、間取りは確か4LDKだったはず。
なぜ三人なのにそんな広い物件に住んでいるのかと尋ねると、
(・∀ ・)「残った一部屋は物置」
とだけ言っていた。
部屋以外にキッチンやダイニングもあるのだから、スペース的に十分すぎるような気もするが。
708
:
◆MSKEobRqzo
:2020/08/12(水) 21:37:04 ID:wgN5bZDE0
彼は両親に自分達の関係や性的嗜好は告白していない。
自分が同性愛者だと気づいたのは中学に上がったばかりの頃だと言っていた。
幼い頃から男女の隔たりなく誰とでも仲良く遊んでいた、活発な少年だったらしい。
彼は昔から整った顔立ちをしていた為、よく女の子と間違えられていた。
体つきも華奢で今よりも線が細く、所謂美少年だった。
初恋の相手は女の子で小学校低学年の頃。
709
:
◆MSKEobRqzo
:2020/08/12(水) 21:38:30 ID:wgN5bZDE0
ただ、何となく違和感のような物は、その頃からあったという。
恋をしてもキスをしても友達の延長線のような認識しかなく、後の彼女もそうだったと。
中学に上がると、近隣小学校の見知らぬ子供たちが入りこんでくる。
彼は他の学校から来た男の子に、何かときめきを感じたと話していた。
しかしその淡い恋心は告げることなく、自身がLGBTである事実は今もなお公にはしていない。
怖いのだという。勇気が出ないのだとも言っていた。
詳しい話は教えてくれない。まだ言いたくないらしい。
それらを語っていた時の彼の表情は、なぜか妙に楽しそうな笑顔だった。
710
:
◆MSKEobRqzo
:2020/08/12(水) 21:39:55 ID:wgN5bZDE0
両親にとっては一人息子である故、孫の顔を見せることが出来ない可能性を示唆するカミングアウトは未だ出来ていないらしい。
僕も一人息子ではないとはいえ、孫の顔を親に見せられないのは申し訳なく思っている。
彼も似たような状況なので、両親に同性愛者だと告げることが出来ない気持ちもよく分かる。
それ故、僕達はまだ家族についての込み入った事情については話し合っていない。
いずれ時が来た時に話すべきだと思っている。
…しかし、いずれとはいつのことなのだろう。
深い事情の話を時間のせいにして遠回しにしていると、いずれその日が訪れなくなるのではないかと時々思う。
果たして、その語り合うべき時は本当に来るのだろうか。
711
:
◆MSKEobRqzo
:2020/08/12(水) 21:40:55 ID:wgN5bZDE0
(・∀ ・)「ヒッキーは一人暮らしだから問題ないだろうけどもよ。
…悪いが俺には、泊めてくれそうなやつの心当たりは無い。
ってか逆に、ヒッキーは誰か宛があったりするのか?
お前の部屋は何人も宿泊できるほどデカくねーしさ」
外泊が問題無いとなると、重要なのはそこだった。
誰に泊めてもらおうか。
またんきが今言ったとおりで、僕の住居はポロアパートのワンルームだ。
広さ四畳半の和室、窓際に大きめのクローゼットが鎮座している。
築65年の民家を2年前にリフォームした物件。
クローゼットやら本棚やら冷蔵庫やら食器棚やら平たいベッドやらが所狭しと押し込められた空間であるため、実質的な生活スペースは2畳にも満たないだろう。
712
:
◆MSKEobRqzo
:2020/08/12(水) 21:41:54 ID:wgN5bZDE0
僕はそんなゴミ箱みたいな部屋で生活している。
他人を泊められる余裕は一切無い。
(-_-)「そうだよな、それが一番頭を悩ましているところなんだよ。
トソンさんの部屋とかは、どうなんだ?」
女の子の、まして女子高生の部屋であるため、自分で言っておいて気が引けている。
(・∀ ・)「あいつんちには何回か行ったことあるけどよ、ヒッキーの部屋より整理整頓されてるってだけで、広さは大して変わらなかったぜ。
それにあいつは、自分ちに野郎二人も泊めたくないだろ。
俺がもし女だとしても、年頃の男二人と寝床を共にするなんて、まず考えらんねーし。
…だとしたらくるうさんちも、おんなじ間取りだから難しそうだよなぁ…」
713
:
◆MSKEobRqzo
:2020/08/12(水) 21:43:06 ID:wgN5bZDE0
彼は僕の元カノである韶実くるうの存在を既に認知している。
過去に付き合っていたということは話していないが、またんきのことだから恐らく何かを察しているのかもしれない。
彼がそれを知っていて聞いてこないのか、気付いていないのかは僕には分からない。
彼は不用意に他者の生活に干渉しないし、自分の心情に関与する意見も同様に表出しない。
本当の意味での本音を、真意を誰にも語りたがらない性格だ。
…誰かと瓜二つだ。
もしかしたらそれも、僕が彼と一緒にいる理由の一つなのかもしれない。
714
:
◆MSKEobRqzo
:2020/08/12(水) 21:44:10 ID:wgN5bZDE0
(-_-)「正直なところ、その二人がこの提案に乗るかどうかすら怪しいけどな。
くるうはともかく、トソンさんが同じ屋根の下、他人と寝れるかって時点で少し怪しい。
…二人とも、面白い事には目が無いって部分だけは、共通してるんだがな」
(・∀ ・)「トソンの場合、なんやかんや当事者の疑惑もあるし、首突っ込まずにはいられないだろうよ。
あと可能性があるとするならー」
(-_-)「あの二人ぐらい?」
(・∀ ・)「あの二人? ……あー、先輩のこと?」
自分たちの事情を知っていて、且つ許容出来る人物だと、もう彼ら二人ぐらいしか思い当たらない。
715
:
◆MSKEobRqzo
:2020/08/12(水) 21:45:34 ID:wgN5bZDE0
一人は、仆盛 デミタス(フモリ デミタス)。もう一人はその彼女の、厭藤 ペニサス(イトウ ペニサス)。
デミタス君は、またんきやトソンさんと同じ高校の先輩に当たる人物で、確か今年受験生だった筈だ。
彼の両親は既に故人であったが、その二人の遺産のおかげで彼は現在、少し大きなマンションで暮らしていたと思う。
ペニサスさんは現在高校二年生、またんき達とは別の学校に通っている。
彼氏であるデミタス君と同居中だ。
その事実を聞いたときは随分とませた高校生だなと思っていたが、どうにも折入った深い事情がある様子だった。
詳細については聴くことが憚られたので、あまり認知していない。
716
:
◆MSKEobRqzo
:2020/08/12(水) 21:46:35 ID:wgN5bZDE0
デミタス君とは美術展で知り合った。
全国の都道府県で選び抜かれた学校の美術部員が描いた作品が一斉に展示される催しが近所で開催されていて、その時に心を奪われた絵画を制作したのが彼だったのだ。
それ以来二人とは何かと縁があって、現在では僕の数少ない友人の一人になっている。
少し前に会った際、幾つか使っていない部屋があると話していた。
二人の了承さえ得られれば、どうにかなるだろうと思う。
因みにデミタス君とペニサスさんは、くるうやトソンさんとは面識が無い。
カップル二人については考えるのも杞憂な気がするが、くるうとトソンさんはどうだろうか。
717
:
◆MSKEobRqzo
:2020/08/12(水) 21:47:24 ID:wgN5bZDE0
(・∀ ・)「あのカップルか…。
別にいいけどもさ、俺ちょっと、デミタス先輩苦手なんだよね」
(-_-)「そうだったか? 学校ではよく世話になってるって言ってなかった?」
(・∀ ・)「いや、会話とかは寧ろウマが合う。
そうじゃなくてだな…その、こう、体格的な部分というか、外見的な部分というか…」
(-_-)「なるほど、そういうことか」
(・∀ ・)「これマジで誰にも言うなよ?」
(-_-)「分かってるって。
いや、でも何というか、未だその事に慣れてなかったんだな」
718
:
◆MSKEobRqzo
:2020/08/12(水) 21:48:40 ID:wgN5bZDE0
またんきは自分より背の高い物が苦手だ。
恐らく誰しも感じたことがあるだろう、自分を上から見下ろされる感覚。
或いは見下されているかのような圧迫感。
デミタス君の場合は威圧感とも言えるだろうか。
仆盛デミタス。彼は異常な程に巨大だ。190cmは優に超えるだろう。
もしかしたら2mをも超えるかも知れない。
性格も一筋縄にはいかないが、その圧倒的な巨体で彼と距離を取る人間は少なくないだろうと予想できる。
決して悪人に部類されるような人物ではない。
寧ろ性格は極めて穏やかで、常に柔和な笑みを携えた、優しい心の持ち主だ。
ただ、一枚岩な性格では無いというだけの話である。
719
:
◆MSKEobRqzo
:2020/08/12(水) 21:49:27 ID:wgN5bZDE0
(・∀ ・)「とにかくっ!」
(;-_-)「うおっ」
いきなり大きな声を挙げるから驚いてしまった。
彼は怯えている自分を鼓舞するかのように話し始める。若干早口で聞き取りづらい。
(・∀ ・)「これで役者は揃ったわけだ。
早速みんなに連絡して丸め込もうぜ! 善は急げって言うしな」
嬉々とした表情で話す彼は、何故か生き急いでいるような、或いは死に急いでいるかのような儚さを醸し出していた。
720
:
◆MSKEobRqzo
:2020/08/12(水) 21:50:20 ID:wgN5bZDE0
以上になります。
失礼致しました。
721
:
名無しさん
:2020/08/13(木) 13:28:17 ID:rVvhvIlI0
おつおつおつ
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