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∵ Three dot ∴

177 ◆UYqRtHH4DY:2020/05/06(水) 14:24:19 ID:9OubR0lk0
(´・ω・`)「『人々の平穏と安寧を守る』……ご立派なキャッチコピーだが」


ショボンはいつものようにタバコを取り出し、火を着ける。最早レモナは、彼の一挙手一投足に警告すらしない
『無気力』が似合う姿を横目に眺めながら、いつものペースを崩さずに語り掛けた


(´・ω・`)「今この場に置いて、アンタが一番平穏と安寧に程遠い真似してんぜ?」

(゚、゚トソン「……そんなこと、ない、ないですよ」


誰の目にも明らかなほど、狂った女は動揺を見せた。ニダーは彼女の人格を責めたが、これほどの効力は無かった
対し、女を手玉に取る事に長けたショボンはトソンの『プライド』を突く発言をした
幸いにも、ホライゾン到着まで『三時間』という猶予があった。捕らえた三人組から情報を聞き出すには充分な時間であり
それはショボンが得意とする『会話による心理戦』の武器を調達するまたとないチャンスであった


(´・ω・`)「どうした?早く射て。アンタの気は多少晴れるだろうが、後に残されるのは人を殺した後悔と毎晩枕元に立つニダーの怨霊だ。平穏と安寧から最も程遠い場所で一生を過ごす覚悟があんのなら、早く射てよ」


人格が破綻していようとも、人は誰しも譲れないプライドを持つ。トソンにとっては仕事に対する姿勢だ
そこを攻めれば、如何に頑固な者でも多少なりの心の揺らぎが生じる。『平穏』『安寧』。この二つのキーワードを繰り返し、その揺らぎを大きくしていく
加えて、内輪揉めを起こしている今の状況は、ショボンにとって強く働いた。互いに違う主張の衝突。つまりは相手を『説き伏せたい』と考えている者が、向こう側の組織に少なからず存在する
『味方』が多い今この時こそ、この旅に置ける最大の刺客を退ける『好機』なのだ


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