君の笑顔が見たくってのようです - 1588346992

1： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:29:52 ID:qbeLt9qM0: ラノブンピック参加作品
2： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:30:57 ID:qbeLt9qM0: (#ﾟ;;-ﾟ)「バイバイ、ミルナ」

https://res.cloudinary.com/boonnovel2020/image/upload/v1588208782/18_evv8ua.png

(; ﾟдﾟ )「待ってくれ！でぃ！！」

(; ﾟдﾟ )「…………夢、か」

(; -д- )「……なんであんな夢を」

.
3： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:31:22 ID:qbeLt9qM0: (#ﾟ;;-ﾟ)「…………また来たの？」

( ﾟдﾟ )「俺は諦めん！諦めんぞ！」

(#-;;-)=3「はぁ…なんでそんなにしつこいかなぁ……」

( ﾟдﾟ )「しつこいのが嫌ならさっさと俺に笑顔を見せろ！そうすれば俺は満足だ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「そんな事言われて笑う人がいると思う？」

( ﾟдﾟ )「笑えよ…ディジータ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「誰だし！つーか人の名前を弄る人は嫌いだ」

(; ﾟдﾟ )「っくなんて強情な奴なんだ……」

(;#ﾟ;;-ﾟ)「強情って…まだ始まったばかりでしょ」

( ﾟдﾟ )「ふっふっふ。そう、まだ始まったばかり。今日はとことん付き合ってもらうぞ！」

(ﾟ-;;ﾟ#)彡「あっお疲れ様でした」

( ﾟдﾟ ;)...「待て待て待て！」

(#ﾟ;;-ﾟ)「何よ」

( ﾟдﾟ )「ここから俺の面白ネタで、ドカンと一発笑いをだな」

(#ﾟ;;-ﾟ)「前も同じ事言って滑って帰ってたじゃん」

( ﾟдﾟ )「そうスケボーに乗ってな！滑っただけにな！」
4： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:32:02 ID:qbeLt9qM0: (#ﾟ;;-ﾟ)

(ﾟ-;;ﾟ#)

( ﾟдﾟ ;)「すいません。待ってくださいお願いします。笑わせます笑わせますから！」

(#ﾟ;;-ﾟ)

( ﾟдﾟ )「っふ。何だかんだ言っても引き止めれば止まってくれる」

( ﾟд^ )-☆「でぃちゃんったらツンデレさんなんだから」

(#ﾟ;;-ﾟ)ｲﾗｯ

(ﾟ-;;ﾟ#)「やっぱ帰る」

( ﾟдﾟ ;)「あれ！？なんでだ！面白くなかったか？」

-;;ﾟ#)......

( ﾟдﾟ ;)「おーい！でぃー？」

( ﾟдﾟ )「本当に帰っちまった」

(#ﾟ;;-ﾟ)「今日も来たんかい」

( ﾟдﾟ )「あんな程度で挫ける俺ではない！」

(#-;;-)「高校生にもなって何やってるのさ、ホントに」

( ﾟдﾟ)「高校生なら青春しなきゃ、だろ？」

( ﾟдﾟ )「しようぜ……？青春……！」

(#ﾟ;;-ﾟ)「あんた以外の人としてくるよ」

( ﾟдﾟ )「良いのかそんな事言って」
5： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:32:27 ID:qbeLt9qM0: (#ﾟ;;-ﾟ)「何がさ？」

( ﾟдﾟ )「俺から離れようと俺はお前を見続ける。いや、お前を見守り続けてやる！」

(#ﾟ;;-ﾟ)「ストーカー宣言？」

( ﾟдﾟ )「どう受け取ろうと、お前の勝手さ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「そっか」

(ﾟ-;;ﾟ#)「ちょっと待ってて電話かけてくるから」

( ﾟдﾟ )「おう。行ってらっしゃい」

(ﾟ-;;ﾟ#)　　　　　　(ﾟдﾟ )

(ﾟ-;;ﾟ#)「あっすいません。警察ですか？」

(ﾟдﾟ ;)「！？」

(ﾟ-;;ﾟ#)「今ストーカーの被害の最中でして、私の真後ろで今もずっとこちらを見続けていまして」

(ﾟдﾟ ;)「でぃ！待つんだ！でぃ！！」

(#ﾟ;;-ﾟ)「あの、なるべく早めにこちらに来てくれませんか？私の名前を呼びながらこちらに近づいて来てるんで」

(ﾟдﾟ ;)「でぃぃぃい！？」
6： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:32:51 ID:qbeLt9qM0: (#ﾟ;;-ﾟ) ⊂(ﾟдﾟ ;)==3「うおおおお！」

(#ﾟ;;-ﾟ) ∩(ﾟдﾟ ;)「取ったぁ！」

「ミルナ」(#ﾟ;;-ﾟ) ∩(ﾟдﾟ ;)

(#ﾟ;;-ﾟ) (ﾟдﾟ ;)「ん？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「ウ、ソ」

(ﾟдﾟ :)「は？」

(; ﾟдﾟ)「は？」

( ﾟдﾟ )「はぁ？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「こっちみんな」

(ﾟдﾟ ;)「嘘ってお前なぁ！流石に今のは冗談になってないぞ！」

(#ﾟ;;-ﾟ)「私だけ色々されるのは不公平かなって思って」

(#ﾟ;;-ﾟ)「楽しかったでしょ？」

ε=(-д- ;)「スリリングだったよ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「じゃあ、これからどうすんの？」

(-д- ;)「なんか疲れたから今日はやめとく」

(#ﾟ;;-ﾟ)「んじゃあさ今日の宿題一緒にやらない？あれ結構めんどくさそうなんだね」

( ﾟдﾟ )「そうすっか。どこでやる？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「ファミレスとかファストフードだとお金がかかるから家でいいいよ」

( ﾟдﾟ )「あいよ。じゃあお邪魔するとすっかね」

.
7： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:33:23 ID:qbeLt9qM0: ( ﾟдﾟ )「……よう」

(#ﾟ;;-ﾟ)「やあ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「どうしたのさ。今日は元気がないじゃん」

( ﾟдﾟ )「何も言わずこれを受け取ってくれ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「ん」

(#ﾟ;;-ﾟ)「何これ？布袋？」

( ﾟдﾟ )「中にスイッチ入ってるから押してみ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「スイッチ？ ……これか」

＜ｳｨｰｯﾋｯﾋｯﾋ! ﾋｰｯﾋｯﾋｯﾋ! ｷﾞｬﾊﾊﾊﾊﾊ!

(#ﾟ;;-ﾟ)「……何これ」

( ﾟдﾟ )「……笑い袋」
8： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:33:59 ID:qbeLt9qM0: (#ﾟ;;-ﾟ)「なんで急にこれを？」

(; -д- )「スマン……ネタ切れだ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「毎日頑張ってたし、それも仕方ないんじゃないの？」

(; -д- )「いや、ダメだこんなんじゃお前を笑わせる資格がない」

(#ﾟ;;-ﾟ)「別に私笑えないわけでも、笑うつもりがないわけでもないんだけど」

( ﾟдﾟ )「そんな事は知ってるけどさ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「なんでまた私を笑わせようなんて変な事をしてるのさ？」

(; ﾟдﾟ )「変な事って…」

(; ﾟдﾟ )「えーっと……」

(: -д- )（お前がいなくなってしまう夢を見たからなんて恥ずかしくて言える訳ないしなぁ）

( ﾟдﾟ )（他の理由でいいだろ。嘘はつかないし）
9： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:34:32 ID:qbeLt9qM0: ( ﾟдﾟ )「最近お前が俺の前で笑ってないから笑わせようとしてるだけだが」

(#ﾟ;;-ﾟ)「それで毎日飽きもせずあんな事をしてたの」

(; -д- )「だがそれも終わりだ」

(#ﾟ;;-ﾟ)

(#ﾟ;;-ﾟ)「なんで？」

( ﾟдﾟ )「ネタ切れしちまったらもう何にも出来んから」

(#ﾟ;;-ﾟ)「ふーん。あっそ」

(ﾟ-;;ﾟ#)（楽しみにしてたんだけどなぁ）

( ﾟдﾟ )「！」

( ﾟдﾟ )「でぃ今なんて」

(#ﾟ;;-ﾟ)「別に何も言ってないけど？」

( ﾟдﾟ )「いいや聞こえたぞ！楽しみにしてたと」

(* ﾟдﾟ )「なんだなんだそうだったのか！じゃあ次を期待していてくれ！」

(* ﾟдﾟ )ﾉｼ「じゃあな！」

(#ﾟ;;-ﾟ)「あっ」

(#ﾟ;;ーﾟ)「行っちゃった」

.
10： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:35:09 ID:qbeLt9qM0: ( ﾟдﾟ )「よう。早速だが今日の俺はひと味違うぜ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「そりゃあ楽しみ」

( ﾟдﾟ )「ふっふっふ…そうやって余裕でいられるのも今の内だ……」

(#ﾟ;;-ﾟ)「フーン、で今日は何をしてくれるの？」

( ﾟдﾟ )「それはな……」

「強硬策だ」( ﾟдﾟ)(#ﾟ;;-ﾟ)

( ﾟдﾟ)(#ﾟ;;-ﾟ)「……え？」
11： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:35:33 ID:qbeLt9qM0: 「コチョコチョコチョコチョ」( ～ﾟдﾟ)～(#ﾟ;;-ﾟ)

( ～ﾟдﾟ)～(*;# ;;- )「ちょっ……やめっ」

( ～ﾟдﾟ)～::(*;# ;;- )::「ウリウリ」

( ～ﾟдﾟ)～::(*;# ;;∀ )::「あははははは！待って！待ってぇ！」

( ～ﾟдﾟ)～::(*;# ;;∀ )::「脇は…脇は弱いからぁぁっはっはっは！」

( ﾟдﾟ)::(*;# ;;∀ )::「ほう。脇が弱いと？」

( ﾟдﾟ)::(*;# ;;ー )::「そ、そう。だから、ね？もうやめよ？」

( -д-)::(*;# ;;ー )::「そうか」

( ﾟдﾟ)::(*;# ;;ー )::「それは良い事を聞いた」

( ﾟдﾟ)::(*;# ;;ー )::「え？」
12： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:36:10 ID:qbeLt9qM0: 「オラオラオラ」( ～ﾟдﾟ)～::(*;# ;;∀ )::「ギャーはっはっはっは！！」

( ～ﾟдﾟ)～::(*;# ;;∀ )::「そこは…！そこは弱いって言ってる！言ってるのにぃ！！」

( ～ﾟдﾟ)～::(*;# ;;∀ )::「でぃよ。男には女の弱い所を責めたくなる習性があるんだ」

「そらそらそらぁ」( ～ﾟдﾟ)～::(*;# ;;∀ )::「ひぃぃーーーーっっっひっひ」

(* ﾟдﾟ )「あー楽しかった」

::(# ;;∀ )::

(* ﾟдﾟ )「でぃも楽しかったろ？」

::(# ;;∀ )::

(* ﾟдﾟ )「そうかそうか感動で言葉も出ないか」

( ﾟдﾟ )「じゃあ今日はこのくらいにしておこう。また明日な～」
13： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:36:32 ID:qbeLt9qM0: ::(# ;;- )::

::(# ;;-ﾟ)::

(# ;;-ﾟ)( ﾟдﾟ)「まあ待ちなよミルナ」

(# ;;-ﾟ)( ﾟдﾟ)「何……？」

(# ;;-ﾟ)( ﾟдﾟ)「私だけが楽しんでただけじゃあ悪いからさ」

(#ﾟ;;-ﾟ)( ﾟдﾟ)「お前も楽しめよ」

＜ｷﾞｬﾊﾊﾊﾊﾊ! 待て！待つんだ！！

＜俺が悪かった！調子に乗り過ぎた！反省してる！！

＜女には男に待てと言われても続けなければいけない時があるんだ

＜ほら楽しめよ

＜ﾋｰｯﾋｯﾋｯﾋ! ｺﾞ…ｺﾞﾒ…… ｷﾞｬﾊﾊﾊﾊﾊ!
14： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:36:52 ID:qbeLt9qM0: ::(* д )::

(#ﾟ;;-ﾟ)「ふぅ…」

(#ﾟ;;-ﾟ)「じゃあ今日は帰るから」

(#ﾟ;;-ﾟ)「またされたくなったら、いつでもしてあげるからね」

::(* д )::　　　　　　　　　....(#ﾟ;;-ﾟ)

.
15： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:37:17 ID:qbeLt9qM0: (; ﾟдﾟ )「ウーム…前はひどい目にあった」

(; -д- )「強硬策はダメか」

( ﾟдﾟ )「何かネタを考えなくては」

.......( ﾟдﾟ)「ん？」

( ﾟдﾟ)「おしゃれな店があるな」

( ﾟдﾟ)「何々？」

( ﾟдﾟ )「バーボンハウス」

( ﾟдﾟ)「入ってみるか」

（´・ω・｀)「やあようこそ、バーボンハウスへ。
　　　　　　このお冷はサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。
　　　　　　うん、「また」なんだ。済まない。
　　　　　　仏の顔も三度までって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
　　　　　　でも、この店を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
　　　　　　殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい。
　　　　　　そう思って、この店を作ったんだ。
　　　　　　じゃあ、注文を聞こうか」

( ﾟдﾟ)

(ﾟдﾟ )

( ﾟдﾟ )

（´・ω・｀)「こっちみんな」
16： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:37:53 ID:qbeLt9qM0: ( ﾟдﾟ )

(; ﾟдﾟ)「すいません。ここ初めてなんですけど、どういったお店で？」

（´・ω・｀)「普通の喫茶店だよ。さっきのはこの店のお約束の挨拶なのさ」

(; ﾟдﾟ)「そうなんですか」

（´・ω・｀)「じゃあメニューをここに置いておくから好きなのを選んでね」

( ﾟдﾟ )「はい」

( ﾟдﾟ)「何があるんだ？」

( ﾟдﾟ )「すいませーん！注文決まりました」

＜ハーイ

(#ﾟ;;-ﾟ)「ご注文をお伺いしますって」

(#ﾟ;;-ﾟ)「ミルナじゃん」

( ﾟдﾟ )「でぃじゃないか。なんでここに？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「ここ、私のバイト先」

( ﾟдﾟ )「知らんかった」

(#ﾟ;;-ﾟ)「言ってなかったからね」

(#ﾟ;;-ﾟ)「じゃあ注文を……の前に」

( ﾟдﾟ )「？」
17： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:38:23 ID:qbeLt9qM0: (#ﾟ;;-ﾟ)「やあようこそ、バーボンハウスへ。
　　　　　このお冷はサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。
　　　　　うん、「また」なんだ。済まない。
　　　　　仏の顔も三度までって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
　　　　　でも、この店を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
　　　　　殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい。
　　　　　そう思って、この店を作ったんだ。
　　　　　じゃあ、注文を聞こうか」

( ﾟдﾟ )

(; ﾟдﾟ )「天丼かよ」

(ﾟ-;;ﾟ#)「マスター注文天丼ですってー！」

＜あいよー！

(; ﾟдﾟ )「待て違う違う。今の注文じゃない！」

(; ﾟдﾟ )「というかここ天丼あんのかよ！」

(#ﾟ;;-ﾟ)「注文されれば何でも出す。それがこのバーボンハウスのいいところ」

( ﾟдﾟ )「……ホントに注文すれば何でも出してくれるのか？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「常識の範囲内ならね」

( ﾟдﾟ )「良し。じゃあ」

(:* ﾟдﾟ )「ええとだな」

(#ﾟ;;-ﾟ)「どうしたのさ？」
18： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:40:00 ID:qbeLt9qM0: (:* ﾟдﾟ )「き、君の…」

(#ﾟ;;-ﾟ)「私の？」

(:* ﾟдﾟ )「ひゃ…ひゃっくま」

(#ﾟ;;-ﾟ)「！」

(:* ∩д∩ )「ダメだ！やっぱ恥ずかしい！こういうネタは俺には合わん！！」

....(#ﾟ;;-ﾟ)「君の百万ドルよりもなんだって？」

........(#ﾟ;;-ﾟ)(:* ∩д∩ )「途中でネタをやめるのはよく無いなぁ？」

(#ﾟ;;-)「人と話す時は目を見て話すんだよ。知ってるだろ？」

(# ;;ー )「コッチヲミロ」
19： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:40:29 ID:qbeLt9qM0: (;* д )「うわあああああああああ！」

(;#ﾟ;;-ﾟ)「あっ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「逃げちゃった」

（´・ω・｀)「あれ？お客さんは？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「ちょっとからかったら逃げられました」

（´・ω・｀)「あらら」

（´・ω・｀)「あの子ってでぃちゃんがいつも話してる友達でしょ？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「そうですね」

（´・ω・｀)「友達だからってあんまり苛め過ぎないようにね」

(#ﾟ;;-ﾟ)

(#ﾟ;;ーﾟ)「はい」

.
20： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:40:56 ID:qbeLt9qM0: (; ﾟдﾟ )「ううむ……前回は照れてしまって失敗だった」

(; ﾟдﾟ )「次はどうするべきか」

（´・ω・｀)「あれ？君はでぃちゃんのお友達の」

( ﾟдﾟ )「あなたはバーボンハウスのマスターさん」

（´＾ω＾｀)「覚えてくれてたのかい嬉しいなあ」

( ﾟдﾟ )「でぃのバイト先ですからね覚えました」

（´・ω・｀)「それで、でぃちゃんとはうまくやってるかい？」

( ﾟдﾟ )「うまく…かは分かりませんが、それなりに仲良くしてますよ」

（´＾ω＾｀)「そっかそっか仲良くやれてるなら良かった」

（´・ω・｀)「ところで、でぃちゃんの制服姿は褒めてあげたかい？」

( ﾟдﾟ )「制服ってバーボンハウスのですか？」

（´・ω・｀)「そうそう」
21： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:41:16 ID:qbeLt9qM0: ( ﾟдﾟ )「いえ…別に」

（´・ω・｀)「ダメだよーそれじゃあ」

（´・ω・｀)「褒めてあげれば少しは微笑んでくれるかもよ」

（´＾ω＾｀)「後は好きな食べ物を食べると口元が緩んじゃうかもね」

( ﾟдﾟ )「！なるほど…」

（´・ω・｀)「買い出しの途中だからこれで失礼するね」

( ﾟдﾟ )「あっはい」

（´・ω)「良かったらまたバーボンハウスに来てねー」

( ﾟдﾟ )「分かりましたー！」

.
22： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:41:44 ID:qbeLt9qM0: (#ﾟ;;-ﾟ)「それで…今日は家まで連れて来て何をするわけ？」

( ﾟдﾟ )「最近バイトで頑張っているお前を労おうと思ってな」

(#ﾟ;;-ﾟ)「へぇ？」

( ﾟдﾟ )「普段からお前の事は見ているが、あそこの制服姿は新鮮だった」

(* ﾟдﾟ )「似合ってたぞ」

(#ﾟ;;-ﾟ)

(#ﾟ;;-ﾟ)「ありがと」

(* ﾟдﾟ )「ん！んん！」

( ﾟдﾟ )「それで今回はケーキを買って来た」

(#ﾟ;;-ﾟ)「へぇ」

( ﾟдﾟ )「さあ遠慮せずに食うが良い」

(#ﾟ;;-ﾟ)「じゃあお言葉に甘えて」

(#ﾟ;;oﾟ)

( ﾟдﾟ )

(#ﾟ;;oﾟ)

( ﾟдﾟ )
23： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:42:07 ID:qbeLt9qM0: (#ﾟ;;-ﾟ)

( ﾟдﾟ )「どうした？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「こっちみんな」

(; ﾟдﾟ )「何ぃ！？」

(ﾟ-;;ﾟ#)「女の子が食べようとしている姿をガン見するもんじゃない」

(; ﾟдﾟ )「しかし、だな」

(#ﾟ;;-ﾟ)「あんたも食えばいいじゃんか。自分の分ぐらいあるでしょ？」

(; ﾟдﾟ )「いや、その…」

(#ﾟ;;-ﾟ)「んん？」

(ﾟ-;;ﾟ#)「ん？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「……もしかして、ないの？」

(; -д- )「ちょっと高いケーキだから、他のを変える余裕がだな……」

(#ﾟ;;-ﾟ)
24： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:42:42 ID:qbeLt9qM0: (#ﾟ;;-ﾟ)つ「ん」

(; ﾟдﾟ )「なんだ？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「あーん」

(;* ﾟдﾟ )「はあ！？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「あーん」

(;* ﾟдﾟ )「待て待て待て！」

(; ﾟдﾟ )「それはお前のだ！俺に分けてくれなくてもいいって！」

(#ﾟ;;-ﾟ)「これ、私のなんでしょ？だったら好きにさせて貰うよ」

(#ﾟ;;-ﾟ)つ「だから、あーん！」

(; ﾟдﾟ )「いいって！一人で食えって！」

(#ﾟ;;-ﾟ)「これ、高いんでしょ？だったら私だけ堪能するのも悪いし、お裾分け」

(#ﾟ;;ーﾟ)「それに、一緒に食べたほうがおいしく感じるでしょ？」

(; ﾟдﾟ )

( ﾟдﾟ )「うん」

(#ﾟ;;-ﾟ)つ「ほら」

( ﾟ～ﾟ )ﾑｸﾞﾑｸﾞ

(#ﾟ;;-ﾟ)「おいし？」

( ﾟーﾟ )「ああ」

(#ﾟ;;ーﾟ)「良かった。じゃあ私も食べよっと」

.
25： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:43:10 ID:qbeLt9qM0: ( ﾟдﾟ )「よう。今日も来たぜ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「ん。ミルナ良いとこに」

( ﾟдﾟ )「何か用があったのか？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「うん。今日、暇？」

( ﾟдﾟ )「お前を笑わせるのに忙しい」

(#ﾟ;;-ﾟ)「じゃあ私さ、映画見に行きたいんだけど付き合ってくれる？」

( ﾟдﾟ )「ほう…いいだろう」

( ﾟдﾟ )「コメディ映画を見ながら笑いをこらえる勝負といったところだな？受けて立つ！」

(ﾟ-;;ﾟ#)「じゃ、行こ」
26： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:43:44 ID:qbeLt9qM0: (; ﾟдﾟ )「恋愛映画…だと…？」

( ﾟдﾟ )「だましたなぁ！でぃ！！」

(#ﾟ;;-ﾟ)「私、なんの映画見るかって言ってないんだけど？」

(; ﾟдﾟ )「う。確かに……」

(#ﾟ;;-ﾟ)「ほら、始まっちゃうよ行こ行こ」

(; ﾟдﾟ )「お、おう」

(# ﾟдﾟ )「納得いかねぇ！」
27： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:44:04 ID:qbeLt9qM0: (#ﾟ;;-ﾟ)「何がさ？」

(# ﾟдﾟ )「なんであれだけ互いに愛し合ってたのに最後に別れてんだよ！」

(#ﾟ;;-ﾟ)「そりゃあその方が綺麗に終わるからじゃない？」

(# ﾟдﾟ )「はぁー！？綺麗に終わってもあれじゃ寂しいだけじゃないか！」

( ﾟдﾟ )「俺だったら好きな女のそばにはずっと居たいって思うけどなぁ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「私も、そう、かも」

( ﾟдﾟ )「だろ？やっぱさ、好きな人にはそばにいて笑ってて欲しいだろ？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「笑ってはともかく出来るなら一緒にいたいかな。そしたら安心出来るから」

( ﾟдﾟ )「だよなぁ？」

.
28： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:44:26 ID:qbeLt9qM0: ＜ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

( ﾟдﾟ )「ん？客か？」

( ﾟдﾟ )「はいはいどなたですか？」

(#ﾟ;;-ﾟ)ﾉ「よっ」

( ﾟдﾟ )「おう。でぃじゃないか家まで来てどうした？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「遊園地のチケット貰ってさ、折角だから遊びに行かない？」

(* ﾟдﾟ )「マジか行く行く！」

(* ﾟдﾟ )「準備してくるから上がって待っててくれ」

(#ﾟ;;-ﾟ)「お邪魔します」
29： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:44:54 ID:qbeLt9qM0: ( ﾟдﾟ )「待たせたな。じゃあ行こうか？」

(#ﾟ;;-ﾟ)「ん」

(* ﾟдﾟ )「にしてもあそこの遊園地か～楽しみだなあ！」

(#ﾟ;;-ﾟ)「私も楽しみ」

(* ﾟдﾟ )「いやぁ！やっぱここはすごいな！」

( ﾟдﾟ *)「今日は誘ってくれてありがとなでぃ」

(*#ﾟ;;ーﾟ)「ん。どういたしまして。そんなに喜んでくれるなら誘った甲斐があるってものさ」

(* ﾟдﾟ )「次は何乗る！？ジェットコースターか？メリーゴーランドか？」

(*#ﾟ;;ーﾟ)「どれも良いね。悩んじゃうよ」

(ﾟдﾟ *)「えっと」

(* ﾟдﾟ)「じゃあ…」
30： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:45:17 ID:qbeLt9qM0: (* ﾟдﾟ )σ「あっちに行ってみようぜ！」

(#ﾟ;;-ﾟ)「あっ」

(#ﾟ;;-ﾟ)　　　　　　　　　　　　　　　(* ﾟдﾟ)

(#ﾟ;;-ﾟ)　　　　　　　　　　　　　　　(* ﾟдﾟ)

(#ﾟ;;-ﾟ)　　　　　　　　　　　　　　　( ﾟдﾟ)

(#ﾟ;;-ﾟ)　　　　　　　　　　　　　　　(ﾟдﾟ )

(ﾟдﾟ )「どうした？早く行こうぜ？」

(;#ﾟ;;-ﾟ)「ごめん。ちょっと人が多くてついて行けなかった」

(ﾟдﾟ )「ああそうったのか」

( ﾟдﾟ )「じゃあこうしようぜ」

⊂(ﾟдﾟ )

(#ﾟ;;-ﾟ)そ

(#ﾟ;;-ﾟ)つ⊂(ﾟдﾟ )

(#ﾟ;;-ﾟ)つ⊂(＾д＾ )「これで大丈夫だ」

(#ﾟ;;-ﾟ)つ⊂( ﾟдﾟ)「じゃあこっちに行こうか」
31： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:46:03 ID:qbeLt9qM0: (#ﾟ;;-ﾟ)つ⊂( ﾟдﾟ)

　　　(#ﾟ;;-)つ⊂( ﾟдﾟ)

　　　　　　(#ﾟ;;ーﾟ)つ⊂( ﾟдﾟ)

　　　　　　　　　　　　　　(#＾;;ワ＾)つ⊂( ﾟдﾟ)
32： ◆fXRRaRI0k2：2020/05/02(土) 00:47:11 ID:qbeLt9qM0: 使用イラスト No.18

ここまで読んでくれてありがとうございました。
33：名無しさん：2020/05/02(土) 01:51:13 ID:Njde9U.s0: おつ
34：名無しさん：2020/05/02(土) 02:16:14 ID:n0rSdCTk0: 乙ですす
35：名無しさん：2020/05/02(土) 10:08:31 ID:OHi9CuKA0: リア充爆発しろ乙
36：名無しさん：2020/05/03(日) 00:14:32 ID:q1ZtzZmA0: いいわぁ～
37： ◆S/V.fhvKrE：2020/05/07(木) 00:10:28 ID:vuDO4lYQ0: 【投下期間終了のお知らせ】

主催より業務連絡です。
只今をもって、こちらの作品の投下を締め切ります。

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◆投票開始前の場合：遅刻作品扱い（全票が半分）
◆投票期間中の場合：失格(全票が0点)

となるのでご注意ください。
(投票期間後に続きを投下するのは、問題ありません)
38：名無しさん：2020/05/16(土) 10:18:25 ID:qul2ipTY0: おつおつ
これは甘酸っぱいニヤける