[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
(,,゚Д゚)クリフォトに微笑むようです
1
:
◆hrDcI3XtP.
:2019/08/25(日) 15:53:14 ID:dc9ZaPKM0
金色の風に吹かれる。
笑っている。
君が笑うのなら。
僕も笑ってやる。
488
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:14:01 ID:3WxIOFCE0
僕はすかさずに腰から得物を引き抜く。
その装備こそは相も変わらずの包丁――牛刀だった。
それを構えると同時に僕は大司教へと避難するように叫ぶ。
「まったく、大した手腕と言えるよ。まさかこちらが利用されるだなんて……流石は伝説の人物と言えるのかな」
逃げ出す彼に視線を向けることはなかった。
そんな余裕などないからだ。
僕は自然と粟立った項に空いた手を這わせる。
.
489
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:14:29 ID:3WxIOFCE0
「しかしまるで普通の人間のようにしか見えないね。これも現代最先端の科学技術の齎すものかな、凄い凄い」
そいつは、あまりにも不用心に歩いてきた。
腰には大小を差していて、まるで時代を間違った侍のようだった。
だが、それが不思議と似合う程に、大小は腰で落ち着いている。
「……ふふふ。思い出さないかい、殺人鬼。あの日のことを」
そんな大小の、小の側を、脇差を、そいつは引き抜く。
それに伴って打刀が納まったままの鞘を放り投げた。
通常ならば太刀に手をかけるだろうに、この光景はあまりにも“懐かしい”思い出を蘇らせる。
.
490
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:15:21 ID:3WxIOFCE0
「結局、あの日あの場で決着はせず、その後の大騒ぎでも……お前はボクに背を向けた。あれは酷い振られ方だったよ、ショックそのものだ」
だが、その微笑ましくも血生臭い思い出に気を取られていたら、僕は死ぬだろう。
そいつの身体が動く。一歩を踏み出す。
だがその時点で強い違和感を得て、僕は咄嗟に牛刀を押し出すように振り抜いた。
「十年越しのことだ。それも必要のないことだ。だがお互い、募る気持ちはあったろう、殺人鬼――」
.
491
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:15:53 ID:3WxIOFCE0
そいつは――彼女は急接近すると、世界に大きな弧の字を描く。
振り抜かれた剣閃を僕はジャストのタイミングで受け、それと同時に後方へと下がる。
だが、それすらも彼女は気にせず、僕へと突っ込んでくると、互いは終ぞ鍔迫り合いとなった。
ああ、懐かしい。懐かしきは我が宿敵、我が永遠の果たせぬ雌雄の果て。
忘れられる訳がない。こいつを、このイかれを。
数多の戦地を駆け抜けても尚、血を求め闘争の中にこそ癒しを得る稀代な殺人鬼。
この朝焼けの景色に介入し、まるで怨敵得たりと大きく微笑む彼女を――
.
492
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:16:19 ID:3WxIOFCE0
(#゚;;-゚)「そうであるならば、滾る魂を持つというのであれば――決着のその時だろう、我が怨敵……!!」
(; メω^)「おっおっ……十年越しの決着なんぞ、今更にも程があるだろうお――横堀でい、『屍』ぇ!!」
.
493
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:17:06 ID:3WxIOFCE0
――鮮血淋漓に微笑む殺人鬼を忘れた日なんて、一度としてありはしない。
.
494
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:17:33 ID:3WxIOFCE0
エピローグ
血闘 対 『屍』横堀でい
.
495
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:18:00 ID:3WxIOFCE0
先から溢れる情報の海は全てが危険を意味するものであり、つまり、この司教区へと敵となり得る人物が接近していたことを警告していた。
まったくもって油断をしていた僕は、そんな危険人物と――『国解機関』が誇る序列二位の肩書を持つ最強の殺人鬼と刃を交える。
相も変わらずの出鱈目な速度、足すことの理解の及ばない歩法に、やはり相手取るのは生半ではないと実感する。
(; メω^)「ぉおっ!!」
鍔迫り合う最中、尚も顔を寄せてくる彼女を見て僕の背に嫌な汗が垂れ流れた。
普通ならばこうも好戦的に、しかも反撃も鑑みずに超接近することはあり得ない。
だが彼女はそれすらも気にしていない。その様子は闘争を心底から楽しんでいる証拠であり、相も変わらずの気狂いめが、と言葉が漏れた。
拮抗を解く為にと僕は膝蹴りを彼女へと叩きこむが、しかしそれは虚空をとらえて終わる。
何事かと視覚情報を全力で解放すれば、己の頭上にまで跳びあがった横堀がいた。
(#゚;;-゚)「ふぅっ!!」
蹴りを見舞われるがそれをいなし、その僅かな攻防の最中に僕は彼女の右足首を掴む。
そのままに遠心力を利用し、彼女を地面へと叩きつけようとするが――
(; メω^)「――っ……!!」
そんな僕の腕を、彼女の右足首を掴む僕の腕を、彼女は幾度も刺し貫く。
通常ならばもがいて脱出を試みる。だが彼女は地面に叩きつけられることを受け入れ、それよりも直接に僕を傷つける手段を選んだ。
それは武の在り方ではない。武とは端的に言って自己防衛を目的とする術だ。故にこう言った状況であれば攻撃よりも防御を選ぶ。
だが彼女はそうではない。ダメージ上等、骨折上等、顔面陥没大歓迎――そんな風に歪な笑みを浮かべ、更には空いた左足で僕の顔面へと蹴りを叩きこむ。
(; メω^)「んのっ――相変わらずの腐れボケカスがおぉ……!!」
衝撃と痛覚により彼女を手の内から逃がしてしまった。
衝突から僅か数秒で既に僕の方が負傷をしている。彼女に対する直接的なダメージはない。
その事実に“情報連結”越しに様々な声が生まれ、終ぞ暗部の内でも特殊に位置する『国解機関』の戦力、それも最強に位置する人物の実力が知られてしまった。
だが僕もやられっぱなしとはいかない。彼女が着地すると同時に牛刀を逆手に構えると両手に握り拳をつくり、徒手格闘で彼女へと迫る。
(; メω^)(この速度だお……そして横堀が誇る『超感覚』を前にしちゃ刃物が当たる気は微塵もしねえお……!!)
刃を振るうよりも早く拳を振るう。咄嗟にガードを固めた彼女だが、そのガードすら気にせずに僕は“全力の出力”で拳を振り抜いた。
流石の彼女と言えども超人のそのものではない。故に僕の拳は彼女の両腕を砕き、その先にある水月へと突き刺さる――
(#゚;;-゚)「あま、い――」
言葉が途切れ、彼女が吹き飛んだのと、己の右拳に違和感を覚えたのは、全てが同時進行の出来事だった。
確かに彼女の両腕をぶち抜いたはずだった。しかし感触がおかしくて、僕は己の右拳へと視線をやる。
496
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:18:34 ID:3WxIOFCE0
(; メω^)「ってぇな、おい……」
僕の右拳に、深く、深く、ナイフが突き刺さっていた。
真正面から刃は生えていて、その深さは手首にまで達するだろう。
その証拠に右手首の感覚までもが消え失せ、僕は役割を失った右手に舌打ちを一つする。
『ボス!? おい!? 大丈夫かよ!?』
『やだぁ、ボス!! お願い逃げて!!』
『有り得ない強さっす!! 逃げて、ボスぅ!!』
脳内で我が部下達が喧しく騒いでいる。だがそれらを無視し、僕は左手に意識を集中させると、正常の握りで牛刀を構えた。
左半身を押し出し、右腕はだらしなくも脱力しているが、刃を構える左腕は真っ直ぐに、まるで張り詰めた弓のように伸びきっている。
(# ;;- )「いてえな、ってのは、こっちの台詞だよ……げぇっほ……まるで十年前の出力と違わないなぁ、殺人鬼……」
カウンターは確かに見事と言えたが、それでも彼女の被害も相当だ。
何せ僕に全出力でぶん殴られたとなればその威力は語るまでもなく、それこそ僕の全力となると車を蹴り飛ばしたりそれを持ち上げて投げ飛ばすことすら可能にする。
そんな果てしない膂力で殴られた彼女と言えば――
(# ;;-゚)「右腕、おしゃかだよ……まさかぶち折られるとは、どうなってんだい君の身体は……」
(; メω^)「――……お前も、強化体かお、横堀……」
右腕が拉げた程度であり、その息は通常のままで、左腕は健在だった。
先の衝撃で吹き飛べば、仮に打撃そのものに耐えられたとしても、壁に激突した際に全身の骨が砕けて終わるはずだ。
だが、彼女は平然と立ちあがった。その事実の様々から導かれる答えこそは半機械化――強化体だろう。
(# ;;-゚)「何も君だけがその恩恵を得られる訳じゃあない……分かるだろう。暗部はそうやって力を増してきた」
(; メω^)「糞にも程があるお、阿呆臭い……どこまで改造してんだお、横堀」
(# ;;-゚)「さてね。それを確かめるのが――君の役割だろう!?」
その言葉を皮切りに、終ぞ僕と横堀は形振り構わぬ本気の戦闘へと移行する。
497
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:19:51 ID:3WxIOFCE0
(; メω^)(この感覚の気持ち悪さは幾度味わっても慣れんおね……完全なタイム感によって対峙する人物の挙動の全てを掌握しちまうから、
こっちの苦手なタイミングや意識の誘導で翻弄されちまうんだお……!!)
その攻撃のどれもが“早すぎるのか遅すぎるのか分からない”妙な感覚でやってくる。
或いはそれをいなし、無効化すれば次の手を抑えることが可能であると思えても、実質は攻撃そのもののタイミングが大幅にずれているが故に己の組み立てる戦略が意味を失う。
そうなるとどうなるか――その瞬間瞬間で攻撃に対応しなければならなくなる。その一つ一つに気を抜けばどうなるか、適当で済ませたらどうなるかなんてことは語るまでもない。
圧倒的な殺傷能力を誇る彼女の攻撃は全てが致命傷を齎す。
振りかざす刃の軌道の一つ一つはどれもこれもが必殺必死であり、何一つとして容赦はなく、僕はそれを牛刀で受け、いなし、天地左右からやってくる攻撃を全て迎え撃つ。
(# ;;-゚)「――十年の月日が流れたよ、殺人鬼……」
(; メω^)「――……」
幾度目の鍔迫り合いとなり、僕と彼女は再度拮抗する。
僕の出力に対応している事実――有り得ない、と思う。だが僕との戦闘を前提としてここにきたのならば万全の状態だろう。
だが、そこだった。何故に僕は襲われているのか、という事実だ。
それこそ、彼女の言う決着が由来するのかもしれないが、この事態は大変に大きな意味を持つ。突き詰めれば“公安部”と『国解機関』における代理戦争だ。
(# ;;-゚)「大人しく死んでいればよかったろうに。幾度となく蘇る結果になろうとも、その度に自死を選べばよかっただろう」
(; メω^)「…………」
(# ;;-゚)「だのにお前は生を選んだ。そして闘争をもだ。或いは己の負う業の為にそれを選択したのかもしれない。だが――」
信じ難い膂力で僕は迫られる。互いの刃は激しい火花を散らし、その拮抗の様は眼前にまで迫る程で、僕と彼女はほぼ零に近い距離にまで顔が寄った。
(# ;;-゚)「救えなかったんだ、お前は。ツンを」
( メω^)「――……」
(# ;;- )「あの日、お前は死んで、ツンを置き去りにしたんだ。そんなままで、ずっとずっと、ツンを苦しませてきたんだぞ――内藤……!!」
その言葉を受けて僕の脳内で様々な色が溢れ、まるでぶちまけたペンキの海のように広がり、やがては手足の末端部位にまで広がっていく。
次第に気持ちが萎れ、力までもが薄れていく。
突き刺さる程に、彼女の言葉は強烈で、それをいざ向けられると、その重みも含め、僕はようやく、本当の意味で現実の世界に蘇ったのだと悟った。
498
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:21:00 ID:3WxIOFCE0
(# ;;д )「お前はヒーローなんかじゃない……お前は何も救えない、ただ人を殺し続けるだけの、大切な人を置き去りにして死ぬだけの、殺人鬼でしかない……!!」
その表情は、苦しそうで、辛そうで、きっと、ずっと溜め込んでいたものだったんだろうと、僕は理解した。
叫びを受け、僕は、何故にこの十年間、彼女達の前に現れもせず、世界各国を忙しなく飛び回り、奔走していたのだろうと思った。
(# ;;д )「そんなお前が、あまつさえ『国解機関』に面まで出した事実……!! ふざけるのも大概にしろ、腐れ殺人鬼がぁ!!」
轟、と迫る勢いがあった。
信じ難いものだった。あまりにも現実離れした剣技であり、僕は制止したと錯覚する程の刹那の剣閃を見て驚愕に尽きる。
( メω^)(どんだけの地獄を渡ってきたってんだお、横堀……)
それは無拍子の、完全に空白の、刹那のタイミング――つまり人が認識できる範囲に収まらない、無意識化の域にある速度で振り抜かれる横一文字だった。
捉えることが出来ても身体が反応出来ない、正確に言うならば“身体が反応出来ない速度域”であり、僕はその一閃に死を想う。
( メω^)(そりゃまあ、お怒りだろうおぉ。お前に僕は勝手に託したようなもんで、しかもそんなお前達をほっぽって、国事に奔走し続けておぉ……)
だが――だが。
その一撃を受け入れる訳にはいかない。
それは死を意味するものであり、それを許せば、僕は完全にこの場で終わってしまう。
( メω )「流石の『超感覚』――『絶対時感』ってかお。けどおぉ、横堀ぃ……お忘れじゃあねえだろうお――」
だったらば、僕はそれを否定する。
例え人の反応速度の外にある超絶の速度だろうが、認識出来ないタイミングから放たれる一撃だろうが、僕はまだ死ぬわけにはいかない。
何故ならば――
499
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:21:37 ID:3WxIOFCE0
ξ。;Д;)ξ『うわあああああぁああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!』
.
500
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:22:01 ID:3WxIOFCE0
彼女の泣き声が。
我がダチ公の泣き声が。
今も尚、朝焼けに響き続けているから。
だから僕は――ここで終わる訳にはいかない。
.
501
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:22:46 ID:3WxIOFCE0
( メω゚)「さんざっぱら味わっただろうがお、横堀――僕の『慧眼』の恐ろしさをおぉ!!」
“視える”――例え常人では観測も理解も出来ない一撃だろうが、僕のこの『超感覚』こそがそれを理解し把握し観測する。
僕の身体は未だ止まらない。その速度が果てのないものであるとしても、お生憎様だ。何せ僕には誇れる人材がいる。
この僕を五年間も支え続け、誰よりも僕の身体を知り尽くす人物が常にバックアップとして控え、そしてこの只今においても、僕の情報処理と運動補助を遠隔から支援してくれている。
『――負けるなよ、我が子よ!!』
( メω゚)「ったりまえだろうがおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
我が刃が、牛刀が、横堀の左腕へと叩きつけられる。
ほぼ同時の拍子にまで迫った結果、先を制したのは僕だった。
ああ、やはりこの世において力とはパワーであり、つまり筋肉こそは全世界に共通する正義であり、突き詰めるのならば――馬鹿力こそがシンプルな強さを証明する。
( メω゚)「置き去りがどうのこうのと!! 甘えたこと言ってんじゃねえお!! ましてや僕の弟子が、あのアホバカクソボケヤンキー女がぁ!!」
轟、と僕の拳が振るわれる。
それは先程散々なまでに刺されまくった右腕だ。
だが、そんな程度、たかだか刃で手首まで貫かれた程度で、この僕の身体が止まる訳がない。
それを幾度となく証明してきた。限界を超えても尚、諦めをも粉砕し、絶望をも乗り越えて、そして死をも超越した果てに、この僕――内藤平助は今を生きている。
( メω゚)「そんな程度で――絶望に沈むわけがねえだろうがおおおおおおお!!!!!!!」
(; ;;д )「ごっ、あっ――……!?」
確かに僕は彼女を、そして横堀を置き去りにした。彼女達を完全に護れなかった。
今もその罪の意識はある。それを償えないままで十年の時が流れた現実には申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
だが――僕の知る津出鶴子は、そんな程度で絶望に蹲って、延々と恨み節を口にして、呪詛に溺れる人間なんぞではない。
彼女こそは、だからどうしたと息巻いて、本当は苦しくて辛い癖にそれを見せようともせずに、だのに堪え切れずに涙を流しては、畜生めがと這い上がり、上等だこの野郎と叫び散らす、そんなイかした人間だ。
( メω )「手前の腹の虫がおさまらない、そんな程度の話だろうがお、横堀……この十年間、それほどまでに大切な存在になったかお、津出さんが……」
(; ;;д )「はぁっ、はぁっ……ははは、そりゃね、何せお前に頼まれたんだもの……それにこんだけ一緒にいれば、そりゃあ、情もわくさ……!!」
( メω )「そんで殴りにきたってかお、このクソアマがおぉ……上等じゃあねえかお、散々なくらいに躾けてやっからおぉ、覚悟しろお……!!」
(; ;;д )「上等だよ腐れ殺人鬼が……その息の根を、今度こそ止めてやるぞ……!!」
立ち上がった彼女を見据え、僕は先の一撃によって砕けた左腕に意識を向ける。
如何に反応が可能であっても、やはり無理が続けば、それも彼女の出力と真っ向から対峙すれば、そりゃこうもなるだろう。
502
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:23:39 ID:3WxIOFCE0
『もういいよ、ボス!! もう十分だろう!? あんたの勝ちでいい、だから退け、頼むから!!』
『ねえ、死んじゃうよぉ!! もう両腕、使い物になってないよ、ボスぅ!! ねえ!! ねえってば!!』
『帰ってきてよ、ボスぅ!! やめて!! お願いだから!!』
ああ、なんとも愛しい心配の数々だ。
けれどもここで終わらせることなんて出来やしない。
それ程に僕と彼女の関係とは根深く、複雑であり、他者が口を挟む余地などありはしない。
( メω )「立てお、横堀……今度こそ決着だお」
(; ;;д )「ははは……上等。ぶち殺してやる……!!」
さあ、この因縁も終わり時だろう。いつまでも昔を引きずり続けていては、互い、先に進むことは出来まい。
だったらば彼女の為にも僕はそれを甘んじて受け入れる。その責任が僕には確かにある。
故に、僕と彼女は対峙する。
僕は牛刀を銜え、彼女は脇差を銜え、まるで両者は獣のように見合い、怒涛の殺意を抱き、確実に殺すと決めて歩み寄る。
(# メω )「おぉおおおおおおおおおおおお!!!!!!――」
(; ;;皿 )「――らぁあああああああああああああ!!!!!!」
終ぞ衝突する、その瞬間だった。
ふと、懐かしい香りがした。
それはたった一度だけ嗅いだ香りだった。
忘れようにも忘れられないもので、ああ、それこそは十年前、僕が朝焼けの景色の中、彼女の膝で息を引き取った時と同じ香り――
503
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:24:12 ID:3WxIOFCE0
「ばぁっかよねえ、でい。その辺にしときなさいよ」
(# メω )
.
504
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:25:15 ID:3WxIOFCE0
僕の背後で声がする。
だが、僕は振り向けないでいる。
ここで今、振り返れば、僕は横堀によって殺されるからだ。
「あんたが私のこと大好きなのは十分に分かったから。ほら、もう十分でしょうよ」
(; ;;皿 )「……ダメだ、頷けないよ。ボクはどうしても、この糞馬鹿に一撃叩き込まないと――」
「い〜いから! もう……っとにさぁ、困った子よねぇ、あんたってばさ……」
(# メω )「――……」
懐かしい声だった。
今すぐに振り返りたかった。
だが、それはしなかった。」
その声の主もまた、僕の視界に入ろうともせず、まるで“僕の死角”すらも知っているように――
広範囲主観映像にすらも映らない、丁度真後ろにいた。
.
505
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:26:22 ID:3WxIOFCE0
「……相変わらず、むちゃくちゃよね、あんたって」
(# メω )「……どうだかお。そりゃお互い様ってとこでいいだろうお」
「ふふっ……元から人間やめてたも同義だし、まあ意外性はないけどね」
(# メω )「おっおっ……よく言うもんだお。そっちこそ未だにヤンキー気取ってんのかお」
「生まれながらに私はそうなのよ――アホ内藤」
.
506
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:27:31 ID:3WxIOFCE0
僕の名前を呼ぶその人物は、視界外で横堀を手招く。
それに渋々と頷いた横堀は、僕を睨み付けたままに、それでも戦域外へと下がっていった。
少しもせず、沈黙が生まれ、また、優しい風が流れる。
その風にのってやってくるのは、懐かしい香り――
彼女の、我が友の、津出鶴子の香りだった。
.
507
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:28:04 ID:3WxIOFCE0
「これきりよ、内藤。次に調子に乗った真似したらこんな程度じゃ済まさないからね」
(# メω )「布佐さんを怒んないでやってくれお。あの人も巻き込まれただけだからお」
「それは……師としての命令? それとも――」
(# メω )「言わせんじゃあねえお、ったく――」
.
508
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:28:40 ID:3WxIOFCE0
(メω #)「ダチ公がおぉ……」ξメ - )ξ
僕は振り返らない。
そこに誰がいるか分かっている。
けれども、僕は、絶対に、振り返ろうとはしない。
.
509
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:29:45 ID:3WxIOFCE0
ξメ ⊿ )ξ「……お互い、長生きしたいものよね。そうでしょう、内藤」
(メω #)「だったら……そうも身を削るように生きちゃあいかんお」
ξメ ⊿ )ξ「それは……無理ね。私の空はずっと燃え続けているから。あの夕日の中にあるから」
(メω #)「……それが君を支える全てなのかお」
ξメ ⊿ )ξ「……ええ、そうよ、ダチ公」
(メω #)「そうかお……」
僕は立ち上がり、背後にあっただろう気配が消えたのを理解すると、改めて振り返る。
もう、そこには誰もいないし、残り香すらもなく、ただ、強く光を放つ朝焼けのみが映る。
それを受け、また、その中に立ち、僕は空を見上げると、大きく息を吐いた。
.
510
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:30:26 ID:3WxIOFCE0
赤く燃える空に、君は何を思うだろう。
僕の空と君の空は同じ赤だろう。
けれど、暮れる空を映すというのであれば。
君にもまた、僕と同じ、夜明けの赤を取り戻して欲しい。
きっとそれは難しいことだ。
十年という月日が経ち、今、僕達はそれぞれの立場を持つ。
或いは憎しみに燃える気持ちを正しさと呼ぶ誰かもしるかもしれない。
けれども、夕日は宵へと移り、やがては夜になるだろう。
その狭間で生き続けることは、とても辛く、苦しいことだ。
今更なことかもしれない。
だが、それでも、僕はどうあっても君の友達だから。
だから、君の夕焼けに燃える空を。
朝焼けの朱に染め上げ、共に燃える潮に耳を傾けたい。
.
511
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:31:25 ID:3WxIOFCE0
『ボス、おいボス!! 今のってまさかよぉ……!?』
『あ、もう現場近いよ……!! すぐ行くからねボス、待ってて!!』
『もう、なんでこう無茶ばっかなんすか……!! 『国解機関』め、絶対に許さない……!!』
(# メω )「……おっおっ。ったく、本当、お互い……偉い立場になったもんだおぉ」
薔薇園に身を沈め、僕は意識が途切れる寸前、確かに見た気がした。
遠くの彼方に、あの日、失ってしまった親友の姿を。
僕に銃口を向けてでも彼女を護ろうとした親友を。
そんな彼女が、嘗ての我が部下が、口を動かし、こう言った気がした。
.
512
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:31:48 ID:3WxIOFCE0
川 - )『助けてやれよ……ツンを』
(# メω )「……言われなくったって、お、おぉ……」
.
513
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:32:13 ID:3WxIOFCE0
間もなく、視界を失い、意識が途切れた僕は闇へと沈みこむ。
けれども、それは安寧を意味する訳ではなく、すぐに僕はまた、求められるだろう。
それが己の役割であり、それが故に僕は死を剥奪されたのだから。
だからまた、僕が目覚める時。
死の淵から蘇り、大きな産声をあげたらば、微笑みながらにこう言ってくれ。
.
514
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:32:37 ID:3WxIOFCE0
ハハ ロ -ロ)ハ「――おはよう、マイスウィートキャンディ。ご機嫌は如何?」
( メω^)「おー……くっそ腹減ったお……」
.
515
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:33:01 ID:3WxIOFCE0
――死ぬには未だ早すぎるだろう、って。
.
516
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:33:43 ID:3WxIOFCE0
( メω^)殺人鬼へ微笑むようです
了
.
517
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:34:05 ID:3WxIOFCE0
.
518
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:34:28 ID:3WxIOFCE0
超過時間――オーバータイム
.
519
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:35:03 ID:3WxIOFCE0
カラン カラン
(,,゚Д゚)「いらっしゃいませ――」
( ・∀・)「いよう、埴谷」
(,,゚Д゚)「……ご利用ありがとうございました。またのご来店を――」
( ・∀・)「いやまだ席にもついてねーだろうがよ、そこまで邪険にすんなって」
(,,-Д-)「何の用だってんだよ、茂良。忙しい身のお前がわざわざ面なんぞ見せにきやがってよ」
( ・∀・)「いやな? お仕事だよ、お仕事。いつものようにお前に渡すお仕事だよ」
(,,゚Д゚)「……それを先に言えってんだよ」
( ・∀・)「にべもなく一蹴したのは手前だろうが……まあ何にせよ、今回もまた強豪揃いだぜ。いよいよお前も終わりか〜?」
520
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:35:43 ID:3WxIOFCE0
(,,-Д-)「さぁな……兎角、分かったよ。受けるぜ、その仕事」
( ・∀・)「……もう一年にもなるか。お前が地下の何でもありのデスマッチに出るようになって」
(,,゚Д゚)「お前が警備会社立ち上げた時期と同じだ。ジャスト一年だな」
( ・∀・)「んま、うちの主催でやってる大会だしなぁ〜。何でもありの血みどろのデスマッチ……普通なら出ようとも思わねえだろうに」
( ・∀・)「あの事件以来、お前、ずっと必死だよな」
(,,゚Д゚)「…………」
( ・∀・)「強さを求めまくって、相手がどんな野郎でも構わずにぶちのめして……何をそうも燃えてんだ?」
(,,-Д-)「別に、小遣い稼ぎだよ。世は金って言うだろう、貧乏学生には金が必要なんだよ、金が」
( ・∀・)「はっは〜、言うねえ、嫁ちゃん養う為の金すら稼ごうってんだから一石二鳥だぁな?」
(;゚Д゚)「何が嫁だ、アホかおめえは――」
カラン カラン
(*゚ー゚)「銀くーん、遊びにきたよ……あれ? 茂良さん、こんばんは」
( ・∀・)「おーおー、噂をすればなんとやら、だな?」
(;-Д゚)「あー……ったく、なんちゅー面倒な……」
(*゚ー゚)「あ、その顔。まるで“この二人が揃うと始末におえねえ”って顔だよ、銀くん」
(;-Д゚)「その通りだよアホしぃ。なんだってお前等が合わさると喧しくなるんだよ、ったく……」
521
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:36:58 ID:3WxIOFCE0
(*゚ー゚)「おーっとぉ? 彼女を相手にこの台詞はよくないですよねぇ、茂良さん?」
( -∀-)「あーあー、有り得ないね、最低最悪のレベルだ。こりゃ涙も流れるってもんだ、なぁしぃちゃんよぉ?」
(*;ー;)「うっ、うぅっ……銀くんにアホって呼ばれた……もう嫌、死んでやる……!」
(;゚Д゚)「分かった、分かったよ俺が悪かったから……もういいだろ、ほれ、飲めよミルクカクテル。茂良も、メーカーズマークのシングルロックだ」
(*;ー;) ・∀・)「「お値段は??」」
(;-Д-)「……いつも通りだよ、畜生め。そいつだけはサービスだ、いいから飲みやがれってんだよ」
(* ゚ヮ゚)*・∀・)「「いえーい、流石は最強無敵の埴谷銀!! よっイケメン!! その強面がもう堪らないね、このこの!!」」
(;゚Д゚)(あああああうるせえうるせえ)
( ・∀・)「……けどよ、しぃちゃんはいいのか? 埴谷がそう言った、あぶねえ大会に出続けんのは」
(*゚ー゚)「え? ああ、まあそりゃ少しは不安ですけど……でも、うちの銀くん、最強ですから」
( ・∀・)「え、何この平然としたノロケ攻撃。俺殺す気?」
(*゚ー゚)「それに、銀くんにとっては……大切なことですから」
( ・∀・)「……大切、ねぇ」
522
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:37:35 ID:3WxIOFCE0
(,,゚Д゚)(……あの日から、ずっと強さを求め続けている)
(,,゚Д゚)(けど、明確な物は見えてこない。己の定めた“道”に迷いはない。けど……)
(,,゚Д゚)(斬らずに、それでも敵対する存在を斬り伏せる……その為には、強く、もっと今以上の高みを目指さなきゃいけねえはずだ)
(,,゚Д゚)(いずれ、また津出達と関わる時がくる。不思議とそれは予感としてある)
(,,゚Д゚)(そうなった時……俺は以前のままじゃ絶対にあいつらには敵わない)
.
523
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:38:09 ID:3WxIOFCE0
(,,-Д-)「護る為に、誰も傷つけない為に……もっと強く、強く……!!」
.
524
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:38:38 ID:3WxIOFCE0
ハハ ロ -ロ)ハ「まったく、なんて恐ろしい出力だろうね……よもや君の身体をこうも破壊するとは」
( メω^)「まー横堀は別格だからお、その精神性もぶっ飛んでるし、この結果も納得だお」
ハハ ロ -ロ)ハ「君の部下達ときたら、完全に『国解機関』を敵と認識しているよ。次に見かけたらぶっ潰す、とかなんとか」
(; メω^)「おー……むしろ被害が増えるだけだからやめてほしいけどお」
ハハ ロ -ロ)ハ「だが……この実害は大きな益だよ、キャンディーボーイ」
( メω^)「お……?」
525
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:39:22 ID:3WxIOFCE0
ハハ ロ -ロ)ハ「先の強化体、恐らくは独自に発展した技術だ。概要は不明であれ、私のキャンディーボーイをメタクソにするだなんて信じ難い」
( メω^)「まあ、あのまま続けてても勝てたけどお」
ハハ;ロ -ロ)ハ「いやそうじゃなくて、それはいいんだけどね、我が子よ。兎角として暗部では最早生体への人体強化も当然の流れになりつつある、ということだよ」
( メω^)「おー……実際、僕が目覚めてから五年だお。それだけの時が過ぎれば、そりゃ各組織で科学的な発展はあるだろうお。それに、僕のデータは……」
ハハ ロ -ロ)ハ「……軍部の管轄になるが、そこからダダ漏れのようなものだね。特に国内の組織にとっては有難い恩恵だろう」
ハハ ロ -ロ)ハ「ま、それもこれも全ては私の能力があってこそだがね! HAHAHAHA!」
( メω^)「おーおー、その調子でさっさと僕の身体ぁ治してくれお」
( メω^)(……未だ事態は完全解決とはなってないお)
( メω^)(横堀の邪魔があったけど、お蔭で件の大司教は“公安部”で保護する形となった……)
( メω^)(……まさか、それを見越してた、訳はないだろうけどお……)
( メω^)(しかし、ある意味では最先端の現代白兵戦闘のデータが記録できたおね)
( メω^)(暗部全体が、横堀のような特殊強化を可能とするなら、こりゃ最早マジで堪らん現実だおねぇ……)
( メω^)(この程度で負傷してちゃ話にならんお……もっと、もっともっと、今よりも更に……)
526
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:39:57 ID:3WxIOFCE0
( メω^)「強く……ならなきゃいけんお」
.
527
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:40:44 ID:3WxIOFCE0
ξメ ⊿ )ξ「アホよねぇ、あんたは……何もタイマンせんでもよかったでしょうに……」
(# ;;- )「……別に。ただ最強面してんのがむかついたから殴りこんでやっただけのことだよ」
ξメ ⊿ )ξ「また説教よ、でい。布佐さんが大激怒」
(# ;;- )「受け入れるよ、それも。兎角としてさっさと身体を修復しないと……」
ξメ ⊿ )ξ「それ直ったなら、行動するわよ、でい」
(# ;;- )「……もう、直ぐにかい」
ξメ ⊿ )ξ「ええ。銀の坊や達にヤキ入れにいって、ついでにお小遣いもあげるわよ」
(# ;;- )「よっぽど気に入ったんだね、彼が」
ξメ ⊿ )ξ「いいえ、逆よ……気に入らないからこそ、説教かましにいくのよ」
(# ;;- )「……まるで昔の自分を見る気分かい、ツン」
ξメ ⊿ )ξ「……教えてあげないといけないのよ、先達である私達が。理想に夢見て闘争を否定するならば、待つのは死のみだ、ってね」
.
528
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:41:15 ID:3WxIOFCE0
ξメ゚⊿゚)ξ「強く、強く……強く。それを求め、歩み続け、血に塗れることこそが……平和を手にする、絶対の手段だってことを」
.
529
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:41:46 ID:3WxIOFCE0
微笑むシリーズ
最終章
.
530
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:42:10 ID:3WxIOFCE0
ξメ-⊿-)ξ「さもなきゃ……これから巻き起こる動乱を前に、ただただ……無力に死んでいくだけよ」
.
531
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:42:33 ID:3WxIOFCE0
ξメ゚⊿゚)ξだから、殺人鬼は微笑むようです
続
.
532
:
◆hrDcI3XtP.
:2020/08/15(土) 05:45:51 ID:3WxIOFCE0
読了、お疲れ様です。以上で幕間は了となります。長ったらしいお話でしたが目を通して頂きありがとうございました。
次が最終章となりますが、未だ書き溜めもなく頭の中に構想がある程度ですので、しばしお待ちください。
感想や乙等、有難う御座いました。励みになりました。
宜しければ現行で「外道の花道」というお話を書いておりますので、そちらにも目を通して頂けると幸いです。
それではこれにて。おじゃんでございました、また次回作でお会いしましょう。
533
:
名無しさん
:2020/08/15(土) 05:47:02 ID:T0G6gD2M0
乙です!
534
:
名無しさん
:2020/08/15(土) 13:47:23 ID:xSAI7aEY0
乙乙
535
:
名無しさん
:2020/08/16(日) 21:30:40 ID:krPOiS/20
一気に読んだ乙です
536
:
名無しさん
:2020/08/17(月) 10:55:36 ID:kqQmCgU.0
乙
内藤と横堀の再戦とか熱すぎるだろ
朝焼けの内藤と夕焼けのツンの対照的ながらも対称的な燃える赤い空という表現も良すぎる
537
:
名無しさん
:2020/08/19(水) 21:29:09 ID:PKq.2kME0
おつ
なんかおぉ…って語尾結構あるけど前からこんな感じだったっけ
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板