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ξ゚⊿゚)ξはハイメガ系女子のようです
1
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:08:39 ID:KULMAB420
おわりとはじまり祭作品です。
2
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:09:03 ID:KULMAB420
私の名前は胚芽画ツン。頭にハイメガキャノンが付いてるどこにでもいる普通の女子中学生。
でも小さい頃はよく頭のことでいじめられていたの。
( ^Д^)「プギャー!!!」
( ^Д^)「こいつ頭にハイメガキャノンなんて付いてやがんの!!変だしダッセー!!」
ξ;⊿;)ξ「へ、変じゃないもん…普通だもん……」
( ^Д^)「バーカ!お前は将来ゴツく不細工なデブに成るんだよ!」
( ^Д^)「今度からお前のことZZツンって呼んでやる!!」
( ^Д^)「プギャー!!!」
ξ;⊿;)ξ「ならないもんそんな不細工なデブなんて……」
ξ;⊿;)ξ「そんなダサいあだ名嫌だもん!!」
ξ>⊿<)ξ「絶対嫌だもん!!!」
( ^Д^)「プギャー!!!」
( ^Д^)「プ……」
(;^Д^)「ちょっと待ったなんかハイメガが――
カッ
ξつ⊿;)ξ「私絶対きれいでかわいい大人になるんだもん!!」
ξ゚⊿゚)ξ「あれ?」
ξ゚⊿゚)ξ「プギャー君?」
ξ゚⊿゚)ξ「さっきまでそこにいたと思ったんだけどどこ行ったのかな?」
プギャー君もそうだけど私のことをいじめていた子はみんな行方不明になってた。
どこに行ったのかな?
3
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:10:28 ID:KULMAB420
私の近くでは突然行方不明になる人が多かった。
パパとママもそう。
( ´∀`)「いいかいツン。絶対にハイメガは使っちゃだめだぞ。」
ξ゚⊿゚)ξ「?」
ξ゚⊿゚)ξ「ハイメガを使う?」
ξ゚⊿゚)ξ「私使ったことないよ?」
(;´∀`)「そ、そうかならいいんだが……」
( ´∀`)「でもパパと約束だよ、絶対に使わないって。絶対にだぞ!」
ξ゚⊿゚)ξ「うん、約束する!」
優しくて頼りになるパパと小さいときに約束したハイメガは使わないって。
でもハイメガを使うってどういうことなんだろ?
今でもわかんない。
そんなパパが居なくなったのは私が中学に上がる前だった。
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっとパパ!お風呂は私が入ってるんだけど!!」
( ´∀`)「いいじゃんたまにはパパと一緒に入ろうよ!」
( ´∀`)「最近ツンが冷たくてパパ寂しいよ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ!ちょっと開けないで!!!」
( ´∀`)「パパも入りますよー!」
ξ;゚⊿゚)ξ「や、やめ――
ガチャリ
ξ>⊿<)ξ「もー!!パパのバカー!!!」
( ´∀`)「さてツンちゃんの成長具合は……」
(;´∀`)「ちょ!ハイメガは使うなって――
カッ
ξ;゚⊿゚)ξ「ほんと信じられない年頃の子供と一緒にお風呂だなんて!」
ξ゚⊿゚)ξ「あれ?」
さっきまでそこにいたはずのパパが突然姿を消した。
それどころか家にでっかい穴が開いてたの。何があったのかな?
4
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:11:01 ID:KULMAB420
ママがいなくなったのはパパがいなくなってからしばらくしてだった。
J( 'ー`)し「いいツン、あなたは感情が高まったりするとハイメガが出ちゃうから気をつけるんだよ。」
ξ゚⊿゚)ξ「?」
ξ゚⊿゚)ξ「うん気をつけるよ?」
正直ママが言ってることはわからなかったけど適当に返事をしておいた。
今になってはその真意がわからないけど……
そんな話をして数日後だ。ママがいなくなったのは。
J( 'ー`)し「ちょっとツン!お菓子食べすぎよ!そんなに食べると太るわよ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ふ、太らないもん私!ずっとこのスマートな体系だもん!」
J( 'ー`)し「あら残念だけど、あなたはママの子だから将来私と同じようにぶくぶく太るわ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ならないもん!」
ξ;゚⊿゚)ξ「私は絶対にママみたいに……」
ξ>⊿<)ξ「太らないんだもん!!!」
J( 'ー`)し「でも前より太ったんでしょ……!!」
J(;'ー`)し「いやだから感情の起伏に気を付け――
カッ
ξ;゚⊿゚)ξ「成長期だから体重が増えたんだもん!」
ξ゚⊿゚)ξ「あれ?ママ?」
また家に大きな穴ができたと同時に私の大切な人がいなくなった。
5
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:11:24 ID:KULMAB420
私の大切な人はみんないなくなってしまう。そんな悲しい生活を続けている。
でもそんな私にも中学時代に春が来た。
( ^ω^)「あ、あの…ツんさん…その……」
ξ*゚⊿゚)ξ「え?」
学校の体育館裏に同じクラスの内藤ブーン君に呼び出されたの。
(*^ω^)「ずっと前から好きでした!!俺と付き合ってください!!」
ξ*゚⊿゚)ξ「そ、そんな急に……」
本当はすごくうれしかった。
私も内藤君のことが好きだったから。
ξ*゚⊿゚)ξ「こ…こんな私でよかったら…」
ξ*>⊿<)ξ「よろしくお願いします!!!」
(*^ω^)「よっしゃー!!!やった!!」
(*^ω^)「こんな幸せなこと……」
( ^ω^)「?!」
(;^ω^)「あ!待って!ハイメガ待っ――
カッ
ξ*゚⊿゚)ξ「本当は私も内藤君のこと好きだったんだ……」
ξ゚⊿゚)ξ「あれ?内藤君?」
目を開けたら内藤君がいなかった。体育館もなくなってたし。
6
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:11:52 ID:KULMAB420
どうして私の大切な人たちは私のそばにいてくれないのか?
どうしていなくなるのか。そんなことばかり考えていた。
でも寂しくはなかった。よく夢でみんなに会えるから。
( ^ω^)『元気出してツンさん!おれは気にしてないから!』
J( 'ー`)し『そうよツンあなたが元気で幸せなことが私たちの願いよ』
( ´∀`)『でもハイメガは使うな』
ξ゚⊿゚)ξ「みんな!!」
夢でみんなに会える。それは幸せな時間だ。
でも不思議なことがある。
( ^Д^)『……』
プギャー君や私のことをいじめていた子たちも夢に出るの。
でも隅っこにいるだけ。なんでいるんだろ?
そんな普通な中学生活を送っていると私は出会った。
( ФωФ)「君ならすごい魔法少女になれる!」
( ФωФ)「僕と契約して魔法少女になってよ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「え?」
その猫のぬいぐるみみたいなマスコットキャラのロマネスクの話によると、
今この世界は異次元世界の魔王スニフィから侵略されそうになっているそう。
そういった相手と戦うために魔法少女になれる女の子を探していたんだって。
( ФωФ)「ひょっとしたら君の大切な人たちも魔王たちに攫われたのかもしれない!」
その魔王たちは侵略にあたってこっちの世界の人間を何人か攫っていったんだって。
ξ゚⊿゚)ξ「許せない!」
ξ゚⊿゚)ξ「でもパパやママ、内藤君も攫われていたなら助けなきゃ!」
そうして私は魔法少女になった。
7
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:12:15 ID:KULMAB420
川 ゚ -゚)「私はマジカルソードクーだよろしく!」
彼女はクーちゃん。私たち魔法少女のリーダー。
武器はマジカルソードでいつも全線で戦ってくれる。
冷静で面倒見のいい子なの。
(*゚ー゚)「あなたが例の新人ちゃんねよろしく!マジカルロッドシィよ!」
このちんちくりんはしぃちゃん。のんびり屋のムードメーカー。
武器はマジカルロッドで回復魔法が使える。バリアを張ったり補助が主な仕事。
マイペースだけどいつもしぃちゃんを中心に笑いが起きるの。
ノパ⊿゚)「わからんことがあれば何でも聞けよ!このマジカルハンマーヒートに!」
暑苦しい彼女はヒートちゃん。脳筋のトラブルメーカー。
武器はマジカルハンマーでいつも何も考えないで敵に突っ込んでいくの。
裏表ない性格なんだけど、問題を起こしすぎる困った子。
从 ゚∀从「マジカルアローハインリッヒだ。」
口数の少ないこの子はハインリッヒちゃん。寡黙でおとなしい子。
武器はマジカルアローで遠くから援護射撃してくれる。
あまりしゃべらないけどいろいろ作戦とか考えてくれて仲間のことを大事にしている子なの。
みんな長く戦っていて強いし魔法少女の服装もかわいい。フリフリなのとかついいてていいなー!
……なんでだろう。なんで私の武器はダブルビームライフルとかハイパー・ビーム・サーベルとか
頭部のダブルバルカンとかバックパックの21連装ミサイルランチャーなんだろ?
格好だって私だけアーマーでゴツイ。
みんな空飛ぶときとかかっこいい魔法のエフェクトついて飛んでくのに私だけスラスター吹かして飛んでる。
なんでみんな力の指数が魔力なのに私だけ出力7340KWとか総推力101000Kgとかなんだろ?
名前もマジカルZZツンだし。
いいなーみんな強化フォームもはおそろいでさらにかわいくて強くなって!
私はフルアーマー化して出力も総推力も上がったし武装も増えた。
お腹からわけのわからないゴン太ビームが出るし耐ビームコーティングもされてる。
でも耐ビームコーティングってなに?
8
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:12:43 ID:KULMAB420
魔王との戦いが激化する中、私は夢を見た。
( ^ω^)『大丈夫ツン?無理はしちゃだめだよ!』
ξ゚⊿゚)ξ「大丈夫よ!みんな待ってて必ず魔王の元から助け出すから!」
J(;'ー`)し『いや、私たち別に魔王に捕まってるわけじゃないんだけど……』
( ´∀`)『いいかツン、ハイメガは使うな!危ないからな』
ξ゚⊿゚)ξ「もう少しだからねみんな!また会えるよ!」
J(;'ー`)し『私たちの話聞いてる?』
普通の中学生活を送りながら魔法少女として戦う。
たくさんの敵を倒していよいよ決戦の時が来た。
異次元世界の魔王の城の前までたどり着いた私たち。
( ФωФ)「マジカルZZツンには悪いけど君はここで待っていて。」
ξ;゚⊿゚)ξ「え?どうして?」
( ФωФ)「君もわかっているだろ。君の攻撃はザコ兵や怪人には通じるけど幹部や魔王のような奴には魔法じゃないとだめだ。」
あれ?私は魔法少女なんだよね?
从 ゚∀从「攻撃が効かないなら居ても足手まといになるだけ……」
ξ;゚⊿゚)ξ「そんな……」
(*゚ー゚)「大丈夫よマジカルZZツン、あなたがここにいてくれなきゃ帰るときに道に迷っちゃうもん!」
ノパ⊿゚)「ああ、お前の分も私が魔王のやつをぶん殴ってくるさ!」
川 ゚ -゚)「一緒の場所にいなくても私たちの心をは一つさ!」
川 ゚ -゚)「ここで私たちの勝利を祈っていてくれ!」
ξ゚⊿゚)ξ「うん、わかったわ!だからみんな必ず生きて帰ってきてね!」
川 ゚ -゚)ノパ⊿゚)从 ゚∀从(*゚ー゚)「ああ!!」
( ФωФ)「さあ行こうみんな!平和はすぐそこまで来ている!!」
ξ;-⊿-)ξ「みんな負けないで……」
私は祈るしかなかった。
9
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:13:13 ID:KULMAB420
Σz ゚ー )リ 「クックック!やるではないか魔法少女ども!このスニフィを真の姿ドラゴンフォームにまでさせるとは!」
Σz ゚ー )リ 「だがこれでお終いだ!受けてみるがいい我が最終奥義『滅びのバーストストリーム』!!!」
川 ゚ -゚)「みんなの魔力を合わせるんだ!!」
川 ゚ -゚)ノパ⊿゚)从 ゚∀从(*゚ー゚)「ウオォォォオォ!!」
川 ゚ -゚)ノパ⊿゚)从 ゚∀从(*゚ー゚)「アルティメットマジカルビーム!!!」
Σz ;゚ー )リ 「グ…我がバーストストリームが押されているだと!!」
川 ゚ -゚)「いける!いけるぞみんな!!」
( ФωФ)「やった勝ったぞこれは!!」
ξ;-⊿-)ξ「頑張れみんな……頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ……」
ξ;>⊿<)ξ「みんな負けちゃだめぇぇぇぇぇ!!!!」
( ФωФ)「いやーこんな素晴らしい魔力は見たことないよ!」
( ФωФ)「これで魔王スニフィもお終いだな!」
( ФωФ)「ん?」
(;ФωФ)「なんだ?背後からすごい魔力?いやエネルギー波を感じる??」
(;ФωФ)「これは?―――
川 ゚ -゚)ノパ⊿゚)从 ゚∀从(*゚ー゚)「え?―――
Σz ;゚ー )リ 「は?なんだこれ?なんだこれ―――
カッ
マジカルZZツンの頭から発射されたハイメガキャノンは魔王の城ごとすべてを消し飛ばした。
ξ;>⊿<)ξ「みんな負けないで!!」
ξ;>⊿゚)ξ「みんな……」
ξ;゚⊿゚)ξ「!!」
10
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:13:39 ID:KULMAB420
ξ;゚⊿゚)ξ「あれ何もない?」
ξ;゚⊿゚)ξ「みんな?」
みんな私を置いて魔王スニフィと相打ちになったの?
ξ;>⊿<)ξ「そんなのイヤー―――!!!」
ずっと目を瞑っていたんだけどうっすらとピンクの光が感じられた。
なんなんだろこの光?
ひとしきり泣いた後魔法少女のみんなやパパママ、内藤君を探したけど見つからなかった。
またみんな私を置いていってしまったの?
その後私は魔法少女を引退して普通の中学生活を送る。
そして普通の高校に進学した。
その間にも親しくなったひとが突然消えたりするのは無くならなかった。
でも私は一人ぼっちじゃない。
いつも夢でみんなに会えるから。
( ^ω^)『そろそろ期末テストの勉強した方がいいんじゃない?』
ξ゚⊿゚)ξ「うん明日から始める。」
J( 'ー`)し『そう言って前回のテストの時はやらなかったじゃない!!ママ怒ってますからね』
J( 'ー`)し『パパも何か言ってくださいよ!』
( ´∀`)『ツン、ハイメガは使うな!絶対に使うな!』
ξ゚⊿゚)ξ「でも最近気になってる映画があるんだよね。」
ノパ⊿゚)『あれか!タチャンカゾンビだな!』
ξ゚⊿゚)ξ「そうそうそれ!明日見に行こうかな。」
ノパ⊿゚)『それは私も見たい!!』
川 ;゚ -゚)『ダメだろ勉強しなくちゃ……』
(*゚ー゚)『ああそうかクーはホラー苦手だもんねー!』
川 ;゚ -゚)『ち、違うそんなこと……』
从 ゚∀从『嘘をついても今の私たちにはすべてわかるんだぞ』
川 ;゚ -゚)『そうだったな……』
11
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:14:02 ID:KULMAB420
Σz ;゚ー )リ 『……』
Σz ;゚ー )リ 『いや、お前らもっと言うことあるだろ!!』
Σz ゚ー )リ 『ずっと思ってたんだが誰のせいでこんなことになってると思ってるんだ!!』
ノハ#゚⊿゚)『黙れ魔王!!お前に発言権はない!!』
Σz #゚ー )リ 『なにを!!小娘風情が調子に乗りよって!!』
Σz #゚ー )リ 『ぶちのめしてやるぞ!!』
ノハ#゚⊿゚)『面白れぇ!!かかってきな!!』
从 ゚∀从『二人とも今の肉体のない状況じゃ何もできないだろ』
ノハ;゚⊿゚) Σz ;゚ー )リ『……』
ノハ;゚⊿゚)『そうだったごめん魔王……』
Σz ;゚ー )リ 『いや我も悪かった……』
ξ゚⊿゚)ξ「?」
最近は夢に出で来る人も増えて騒がしい。
そんな感じで普通の高校生活を送っていると私は事件に巻き込まれた。
スペースノイドのヴィオン軍と地球軍の間で起きた戦闘に巻き込まれちゃった。
ひょんなことから地球軍最新MSのヴィプダムのパイロットになってしまったの。
初めて乗ったはずなのにすごいしっくりきてまるで自分の体のように動かせる!
すごい!
私専用のパイロットスーツまで作ってもらっちゃった!
頭のハイメガだけ外に出るようになってる。
これで宇宙に出ても大丈夫だって言われたけど本当?
でも私とヴィプダムの相性は最高でヴィオン軍の新型兵器もエースパイロットもどんどん倒していったよ!
そして戦争も終盤も終盤、ヴィオン軍を宇宙にあるコロニーにまで追い詰めた!
ここで勝てば戦争が終わってまた平和な時代に戻るんだ。
12
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:14:29 ID:KULMAB420
(;'A`)「くっ!まさか地球軍のヴィプダムのパイロットが中学時代の同級生の胚芽画さんだったとは……」
ξ;゚⊿゚)ξ「うそ……まさかあの気持ち悪い仮面の男が同級生のドク……オ?君だっけ?」
ξ;゚⊿゚)ξ「でもどうして今ヴィオン軍のあなたがヴィオンのコロニーを地球に落とそうとするの?」
ξ;゚⊿゚)ξ「そんなことしたら地球もヴィオンも滅んでしまうわ!!」
('A`)「フフフ、俺の目的は戦争に勝つことじゃない!人類を滅ぼすことにあるのだ!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「な、なんだってー!」
('A`)「中学の同級生なら知っているだろう俺がどんな目にあっていたかを!」
ξ;゚⊿゚)ξ「いや、あなたのことあまり記憶にないから……」
('A`)「……」
('A`)「いじめられていたんだよ俺は!!」
('A`)「それも壮絶ないじめだった……」
('A`)「何度死にたいと思ったことか。」
ξ;゚⊿゚)ξ「だからってそんなことで人類を滅ぼそうだなんて……」
('A`)「そんなこと?」
(#'A`)「人間が一人死にたくなるぐらいまで追いつめられるのがそんなことだと!!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「……」
(#'A`)「そうさ、俺はそんなことで人類を滅ぼしてやろうと考えたのさ!」
('A`)「ただいじめられたいるだけだったらこんなことにはならなかったさ!」
('A`)「希望なんか抱かなければ……」
ξ゚⊿゚)ξ「?」
('A`)「俺がいじめられている時に一人だけ手を差し伸べてくれる人がいたんだ。」
('A`)「それが内藤ブーンだったよ。」
ξ゚⊿゚)ξ「!!」
13
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:14:54 ID:KULMAB420
('A`)「あいつだけが俺に優しくしてくれて友達になってくれた。」
('A`)「いじめを止めてくれたんだ!!」
('A`)「なのにあいつは……」
('A`)「突然いなくなって……」
('A`)「そしたら今まで以上にひどいいじめが始まったよ!!」
('A`)「あいつがいたときはこんな俺でも友達がいて普通に楽しんで普通の人生が歩めると思ったんだ!!」
('A`)「でも改めて思い知らされた俺は普通じゃなくてゴミな人間なんだと……いない方がいい人間なんだと……」
('A`)「もう一度一人ぼっちになることで嫌というほど思い知らされたさ。そしてこの世界に絶望したんだ。」
(#'A`)「だから俺は復讐を誓った!!人類に!!」
('A`)「俺と同じ孤独でつらい思いをさせってやると!人類を一人残らずこの世から消してやると!」
('A`)「そう誓ったんだ!」
('A`)「だからヴィオンに亡命して軍に入り戦争を起こさせた。」
('A`)「一人でも多く道連れにするためにな!!!」
ξ-⊿-)ξ「……」
ξ゚⊿゚)ξ「一人の辛さは私もわかるよ……」
('A`)「?!」
ξ゚⊿゚)ξ「私にとって大切な人たちはいつも私を置いてどこかに行ってしまう。」
(;'A`)「な……」
ξ-⊿-)ξ「いつも一人だった。」
ξ゚⊿゚)ξ「でも寂しい感じたことはないわ!いつもみんなが近くにいる気がするから!」
ξ゚⊿゚)ξ「どんなに離れていたって心が一緒なら寂しくなんてないんだって!!」
(;'A`)「グゥゥ……」
ξ;⊿;)ξ「どうして辛い思いをしたのならそれを他人にも同じ思いをさせようとするの?」
ξ;⊿;)ξ「どうしてたくさんの人たちを悲しませたのよ!!」
14
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:15:17 ID:KULMAB420
ξ;⊿;)ξ「あなただってわかっているんでしょ!そんなことしても意味ないって!!」
(; A )「う……うるさい…うるさい!」
(;'A`)「もう遅いんだよ!すでにヴィオンのコロニーは地球の重力に引かれていてどうしよもない!」
('A`)「もう滅ぶしかないんだよ君も人類も!!」
('A`)「君も悲しみの生を受けた人類とともに落ちるがいい!!」
('A`)(そうさ俺はもう止まれないんだ!!)
('A`)(そしていくらヴィプダムといえどもこのヴィオングにはかなうまい!)
ξ;⊿;)ξ「……」
『ドクオ!!』
('A`)(!?)
('A`)(なんだ今のは?)
『もうやめるんだドクオ!!』
(;'A`)(この声は?いや声だけじゃない、見えるぞ胚芽画さんの後ろに人の姿が!!)
( ^ω^)『お前は本当はこんなことをする奴じゃないことを俺は知ってるよ!』
(;'A`)「ブーン!!なぜお前がそんなところに?!」
( ^ω^)『不器用で不細工だけど本当は心の優しい奴だって俺は知ってる!』
( ^ω^)『だからもうこんな恐ろしいことはやめるんだ!!』
(;'A`)「……だ、黙れ!!今更なんだというのだ!!もう遅いんだよ!優しかった俺はもういないだ!!」
15
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:15:45 ID:KULMAB420
J( 'ー`)し( ´∀`)
(;'A`)「他にもまだいる?!誰だお前ら??」
J( 'ー`)し『だから言ってるでしょパパ、中学の二年と三年の時に同じクラスだったあの子よ』
( ´∀`)『ツンを通して見てたけどあんな子いたか?』
J( 'ー`)し『ほら英語の授業中におしっこ漏らしたあの子よ。』
( ´∀`)『その子って水泳の授業でうんこ漏らして大惨事だったあの子?』
J( 'ー`)し『そうその子よ』
( ´∀`)『はいはい、思い出した!いつも教室の隅でブツブツ独り言言ってたあの子ね』
( ´∀`)『そりゃぁいじめられる訳だ』
(;´∀`)『え?その子が今人類滅ぼそうとしてるの?』
J( 'ー`)し『そうよ!やっと今の状況がわかった?』
(;´∀`)『いやいじめられてたからって人類滅ぼそうだなんて頭おかしいんじゃない?』
J( 'ー`)し『頭おかしいからこんなことやってんのよ!』
( ´∀`)『そりゃそうだ、HAHAHAHA!』
(;'A`)「……」
(;'A`)「誰なのこの人たち?」
( ^ω^)『その人たちはツンのお父さんとお母さん』
(;'A`)「なんでそんな人たちが今出てきてんの?」
( ^ω^)『さあ?』
16
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:16:11 ID:KULMAB420
ノパ⊿゚)『やいやいそこのネクラ野郎!!何しようとしてんだ!!』
(;'A`)「?!」
川 ゚ -゚)『そうだぞ!人類の平和はツンを含む私たち魔法少女が異次元の侵略から守り抜いたんだぞ!!」
ノパ⊿゚)『その人類を滅ぼそうだなんていい度胸してんじゃねぇか!!』
从 ゚∀从『私たちの命懸けの戦いを無駄にするつもりか!!』
(*゚ー゚)『まぁ私たちは死んでるんですけどね』
(;'A`)「な、なんなんだ君たちは?」
ノパ⊿゚)『おいおい、この服装見てわからないのか?』
川 ゚ -゚)『私たちは平和を愛する魔法少女だ!!』
(*゚ー゚)『ツンちゃんは引退したけど私たちと同じ魔法少女よ?』
(;'A`)「???」
(;'A`)「だめだ頭の処理が追い付かない……」
(;'A`)「魔法少女?」
(;'A`)「俺疲れてんのかな?これは幻覚か?」
川 ゚ -゚)『そうやって現実から目を背けるのはやめるんだ!!』
ノパ⊿゚)『???』
ノパ⊿゚)『え?いま私たちそんなに難しいこと言ったの?』
川 ゚ -゚)『いや、彼は現実を受け入れることができずに妄想に逃げようとしているんだ。』
川 ゚ -゚)『そういった心の弱さが今の事態を引き起こしたんだな!』
川 ゚ -゚)『彼のような迷える羊を救うのも私たち魔法少女の仕事だ!』
17
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:16:41 ID:KULMAB420
ノパ⊿゚)『そう言うことなら私に任せろ!!』
ノパ⊿゚)『おいネクラ野郎!!頑張れ!!』
ノパ⊿゚)『現実になんて負けるんじゃねぇ!頑張れ頑張れ!』
(;'A`)「本当に何なんだよこいつらは!!」
(;'A`)「ブーン助けてくれ!!」
(;^ω^)『いや、俺も彼女たちのことはよくわからないんだ……』
(;'A`)「そんな……」
Σz ゚ー )リ 『……』
(;'A`)「え?ドラゴン?!」
Σz ゚ー )リ 『あ、我のことは気にしないでくれ、どうせただいるだけだから』
(;'A`)「いやすごく気になるんですが……」
Σz ゚ー )リ 『我なんぞ所詮マジカルZZツンに敗れ去った哀れな魔王でしかない』
Σz ゚ー )リ 『気にするな少年よ』
(;'A`)「マジカル……え?なんだって?」
(;'A`)「落ち着け俺!!これは幻覚だ幻聴だ!!」
('A`)「そうだ俺は今やるべきことを行うだけだ!!」
('A`)「俺が人類を滅ぼす!!」
('A`)「行くぞ胚芽画さん!!今度こそ確実に落とす!!」
(#'A`)「ウオォォォオォ!!」
ξ;⊿;)ξ「どうしてわかってくれないのドクオ君!!」
ξ;⊿;)ξ「みんなの声が届かなかったの?」
18
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:17:13 ID:KULMAB420
(#'A`)「あんなこけおどしの幻聴なんぞ俺には響かん!!」
(#'A`)「これで終わりだぁぁぁ!!」
ξ;⊿;)ξ「人は争い合わなくても生きていけるのよ!!」
ξ;⊿;)ξ「今からだってやり直せるはずなのに……」
ξ#>⊿<)ξ「ドクオ君のバカアァァァァァ!!!」
ヴィプダムのコックピット内から放たれたツンヌのハイメガキャノンは完全にドクオの不意を突いた。
むしろこんな攻撃を予測できる人間がいるのか?
('A`)「な!」
(;'A`)「なんの光ー??」
カッ
ヴィオングとドクオ、それだけでなくヴィオンのコロニーごと全てを消し飛ばした。
('A`)『ああ、俺も光になるのか……』
( ^ω^)『もう大丈夫さドクオ、これからはずっと一緒だ!!』
(;A;)『ブーン!!この野郎今までどこにいたんだよ!!どうしていなくなったんだよ!!』
( ^ω^)『いや俺もこれで消し飛んでさ!』
('A`)『プッ』
('∀`)『なーんだそんなことだったのか!』
('∀`)『ハハハハハ!』
『ハハハハハ……』
ξ;⊿;)ξ「普通の人間は話し合えば分かり合えるんだよドクオ君!」
ξ゚⊿゚)ξ「あれ?なんでコックピットのハッチにでっかい穴が開いてるの?」
ξ;゚⊿゚)ξ「あれ?ドクオ君が乗ってた機体もコロニーもなくなってる??」
ξ゚⊿゚)ξ「??」
そうしてよくわからないうちにヴィオンと地球軍の戦争は終わったよ。
私は軍から機密事項として軍にいた記録を抹消されて元の普通の高校生活に戻ったわ。
19
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:17:43 ID:KULMAB420
それから特に大きな事件は起きなかったの。(私の周りでまた何人か消えたけど)
平和が一番。今まで私やみんなで必死になって戦った成果を実感できる日々だったよ。
その後は高校を卒業して大学に入学したわ。
進学した大学ではエネルギー工学のショボン教授にすごく面倒を見てもらった。
そのショボン教授にはよく実験に付き合わされたな。
(´・ω・`)「いいかい胚芽画君、この装置を頭のハイメガに付けてくれ。」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、はい。」
ξ゚⊿゚)ξ「でも変ですね。」
(´・ω・`)「何がだい?」
ξ゚⊿゚)ξ「だってショボン教授ってエネルギー工学の教授でしょ?なんでこんな脳波でも測るような装置つける必要があるんですか?」
(´・ω・`)「ふふふ、それはね新しい人間のエネルギーに目をつけたんだ。」
(´・ω・`)「今はまだ世間に発表できる状態ではないから君にも内緒だよ。」
ξ゚⊿゚)ξ「ふーん。」
ショボン教授の実験は変だよね。
私の頭(ハイメガ)に専用の装置をつけて私に楽しくなったり悲しくなったり怖くなったりする映画や漫画などいろいろ見せてくるの。
人間の感情が新エネルギーには必要だとか言ってたけど私にはさっぱり。
(,,゚Д゚)「ショボン教授、これが今回吸収できたエネルギー量です。」
(´・ω・`)「ふむふむ。」
(´^ω^`)「うん、実に素晴らしい!!これなら計画より早くエネルギーが溜まるぞ!!」
ξ゚⊿゚)ξ「?」
(´^ω^`)「ああ、胚芽画君は気にしないで実験を続けてくれたまえ。」
20
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:18:08 ID:KULMAB420
それからもショボン教授の実験に付き合ってた。
そんなある日、見ていた映画が詰まらな過ぎて私寝ちゃってたの。
そしたら夢の中でみんなが話しかけてきたよ。
('A`)『胚芽画さん気を付けて!!その教授は君を利用しているだけだ!!』
( ^ω^)『逃げろツン!!そいつは悪い人間だぞ!!』
ξ゚⊿゚)ξ「どうしたの二人とも?」
川 ゚ -゚)『あの男からは邪悪な気配がする!何かよからぬことを企んでるぞ!』
ξ゚⊿゚)ξ「ショボン教授が?みんなちょっと落ち着いてよ!」」
ノパ⊿゚)『私の感はあいつをぶちのめせって言ってる!』
Σz ゚ー )リ 『魔王の我が言うのもなんだがあの男は悪いオーラが見えるぞ』
Σz ゚ー )リ 『どうやらたくさんの人間を傷つけるつもりのようじゃ』
ξ;゚⊿゚)ξ「うそ……」
( ´∀`)『ツン、いいかいちょっと』
ξ゚⊿゚)ξ「パパ!」
( ´∀`)『何度も言ってるが絶対にハイメガは使うな!ツンのハイメガは本当にやばいから』
ξ゚⊿゚)ξ「?」
ξ゚⊿゚)ξ「うん、大丈夫だよ?」
Σz ゚ー )リ (こやつの大丈夫は全然大丈夫じゃないんだよな)
21
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:18:33 ID:KULMAB420
(´・ω・`)「おや胚眼画君はお寝んねしてるよだな。」
(´・ω・`)「困るなー、こっちは早く予定のエネルギーを集めて次の計画に移りたいのに。」
ξ-⊿-)ξ「Zz……」
(,,゚Д゚)「ショボン教授、革命軍のリーダーがそろそろ例の兵器の試し撃ちをしたいそうです。」
ξ-⊿゚)ξ「Zz……」
(´・ω・`)「そうか。まぁ今のところ試し撃ちくらい出来るエネルギーは溜まっているからな。」
(´^ω^`)「どこで試し撃ちするのかな?」
(´^ω^`)「人がいっぱいいるところだといいな!」
(´^ω^`)「たくさん死ぬぞー!」
ξ;-⊿゚)ξ「!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ショボン教授、今の話は……」
(;´・ω・`)「む!しまった起きていたのか!!」
(´・ω・`)「なぁにどうだい胚眼画君、君も我々の組織に入らないか?」
ξ;゚⊿゚)ξ「組織?」
(´・ω・`)「あぁ、我々は国家転覆を狙う革命軍のメンバーでね。エネルギー工学を研究しつつ兵器を作っていたのさ。」
(´・ω・`)「そしたら丁度いいエネルギー源が来てくれてね!」
(´^ω^`)「君は実にいいエネルギー源だったよ!」
(´^ω^`)「このエネルギーがあればこの国の軍隊など相手にならない兵器が作れるんだ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「そんな私をだましてたんですか?!」
(´^ω^`)「騙してなんかいないさ!私は君のような人間に居場所を与えていたんだよ!」
(´^ω^`)「君のような普通ではない人間のね!」
ξ;゚⊿゚)ξ「何を言ってるんですか?!」
ξ;゚⊿゚)ξ「私はただの普通の人間ですよ!そんな変な組織に狙われるような人間ではありません!!」
22
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:18:58 ID:KULMAB420
(´・ω・`)「フーッ、そう言ってる時点で君は普通じゃないんだよ。」
ξ;゚⊿゚)ξ「私はこれまで全く普通の小学校生活、中学校生活、高校生活、そして大学生活を――
(´・ω・`)「普通の人間の周りではそんなに人が消えたりしないよ。」
ξ;゚⊿゚)ξ「?!」
(´・ω・`)「君の周りでたくさん人がいなくなったんだよね?普通の人間ならそれでおかしいとかなんでだとか考えるんだよ。」
(´・ω・`)「それで原因だったりを調べるよ。でも君はしない。目の前で人が消えてなにかをぶっ放した跡があっても君は何も感じなかった。」
(´・ω・`)「それって普通じゃないんだよ。おかしなことなんだよ。」
ξ;゚⊿゚)ξ「そ、そんなこと……」
(´・ω・`)「君さ、鏡って見たことある?」
ξ;゚⊿゚)ξ「え?」
(´・ω・`)「君はないだろうね。今すぐ見てくるといい。」
ξ;゚⊿゚)ξ「何言ってるんですか!鏡なんて毎日見てますよ!!」
(´・ω・`)「じゃぁなんで何も思わないのさ頭についてるハイメガキャノンに!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「……」
(´・ω・`)「普通の人間にはさ、付いてないんだよそんな物。」
(´・ω・`)「なんで鏡見てるのにそう思わないのかな?その時点で君は普通じゃないおかしな人なんだよ?」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ……」
(´・ω・`)「普通の人なら一、二回。多くても三、四回あれば気づくよ自分のハイメガで人を消し飛ばしていたって。」
ξ;゚⊿゚)ξ「そんな……ちが――
(´・ω・`)「違わないさ君が君の大切な人たちを消し飛ばしていたんだ!それも跡形もなくね。」
ξ;⊿;)ξ「嘘よ!そんなのうそ……」
23
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:19:24 ID:KULMAB420
(´^ω^`)「君は普通じゃない人間。頭にハイメガキャノンがあって感情が高まったりするとそのエネルギーを発射してしまう。」
(´^ω^`)「そんなおかしな君がこの先生きていくには我々のような組織に入るしかないのさ!」
(´^ω^`)「だから一緒にいっぱい人間を消し飛ばそうよ!!」
ξ;⊿;)ξ「私がみんなを消し飛ばしていたなんてウソぉォぉお!!」
(´・ω・`)「おやおや、実は気づいていたけど罪の意識から無理やり自分をごまかしていたと思っていたけど……」
(´・ω・`)「本当に気づいていなかったのか。」
(´^ω^`)「ハハハハハ、君は普通じゃないね。」
(´^ω^`)「もうそれだけ消し飛ばしていたら後は何人消し飛ばそうと同じことじゃないか!」
(´^ω^`)「君が直接ハイメガを撃つのに抵抗があるのなら抽出したエネルギーを使って強力なビーム兵器を使うから問題ないよ!」
(´^ω^`)「いうなれば君は電池なわけだ。」
(´^ω^`)「胚芽画君、君の新しい人生を楽しもうよ!!」
(´^ω^`)「これからは楽しくなるぞぉ!君の気に入らないやつは吹き飛ばしてやればいいんだから!」
(´^ω^`)「君のことを普通じゃないとか馬鹿にするやつはいなくなる!」
(´^ω^`)「だから我々とともに――
ξ;⊿;)ξ「そんなこと絶対させない!!」
ξ;⊿;)ξ「今の平和は私や魔法少女のみんなの頑張りのおかげだもん!!」
ξ;⊿;)ξ「コロニーが地球に落ちなかったのだって私がヴィプダムで頑張ったから!!」
ξ;⊿;)ξ「それを無駄にしようとするやつなんて許さない!!」
(;´・ω・`)「え?魔法少女?ヴィプダム?何言ってるんだ君?」
(,,゚Д゚)「お前頭おかしいだろ。」
24
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:19:49 ID:KULMAB420
その時私の中で何かが切れた音がした。
ξ#;⊿;)ξ「あああああああああああああ!!!」
ξ#;⊿;)ξ「私はおかしくない!!変じゃない!!普通の女子大生なんだもん!!!」
ξ#;⊿;)ξ「全然普通なんだもん!おかしなとこなんてない!どこにでもいる女の子だもん!」
(,,゚Д゚)「いや、お前ショボン教授の話聞いてなかったのか?」
(,,゚Д゚)「お前みたいな人間は普通じゃないんだよ。下手したらただのバケモンだ。」
(;´・ω・`)「おっと、ギコ君それ以上は……」
ξ#;⊿;)ξ「ギギギギギギギギ!!!」
(;´・ω・`)「胚眼画君も少し落ちついて……」
(,,゚Д゚)「しかしショボン教授、いま凄まじい勢いでエネルギーを蓄積できてますよ!」
(´・ω・`)「なに!」
(´^ω^`)「素晴らしい!彼女が真実を知ることにより絶望して今までにない怒り悲しみ憎しみといった感情が渦巻いている!」
(´^ω^`)「それによって凄まじいハイメガをのエネルギーを生み出しているとは!!」
(´^ω^`)「こいつを飼いならすことができればこの国だけでなく世界も手に入れられるかもしれないね!!」
(,,゚Д゚)「すごい、エネルギー量がさらに上昇していく……」
(,,゚Д゚)「あ!」
(´^ω^`)「うんうん、良いですねぇ良いですねぇ!!」
ξ#;⊿;)ξ「キィィィィィ!!」
(;゚Д゚)「ショボン教授……これはまずいです!」
(´^ω^`)「どうしましたかギコ君?」
(;゚Д゚)「あの女のエネルギー量が我々のエネルギー保存装置の許容量を超えました!」
(;´・ω・`)「ファッ!」
(;゚Д゚)「これ以上はもうあの莫大なエネルギーを吸収できません!」
(;´・ω・`)「ば、馬鹿な……」
25
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:20:20 ID:KULMAB420
ξ#;⊿;)ξ「許さないぃぃぃ!!絶対に許さないぃ!!」
(;´・ω・`)「落ち着いて胚芽画君、普通の人間は話し合えば分かり合えるものだよ。」
(;´・ω・`)「君は普通の人間だからできるよね?」
ξ#;⊿;)ξ「黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
ξ#;⊿;)ξ「うわぁぁぁぁぁ!!!」
(;´・ω・`)「あ、謝るからやめてぇ!」
(;´・ω・`)「ハイメガは撃たな――
カッ
ξ#;⊿;)ξ「消しとべぇぇぇぇぇ!!」
それが私が始めて自分の意思で撃ったハイメガだったの。
ショボン教授もその助手ギコも大学の研究施設も全部吹っ飛ばしちゃった。
ξ;⊿;)ξ「私は普通私は普通私は普通私は普通私は普通私は……」
ξ>⊿<)ξ「私は普通なのぉ!!」
その後も十分の間はひたすらにハイメガを撃ち続けた……だって止まんないんだもん。
でも跡形もなく消し飛んだ光景はまさしくみんながいなくなった時に見た光景そのものだったの……
それから私は普通の大学生活を送った……違う、普通だと思う生活を送ろうとしたの。
すれ違う人の目線は全部ハイメガに行く。よくよく耳を澄ませると
『何あれ―?』『頭ハイメガかよ!!』『どんなファッションセンスしてたら頭にハイメガなんて付けられるの?』
『普通じゃないねあの人』『頭おかしいんじゃないの?』『人間性を疑うなぁ』『ハイメガよりヴェスバーだろ普通』
ああそうか、今まで気にしてなかったけどずっとこんな風に見られてたんだ言われてたんだ私。
ξ;⊿;)ξ「うぅ……」
ξ;⊿;)ξ「はっ!いけない!」
気をつけなきゃ、いつまたハイメガを発射しちゃうかわからないんだから……
やっぱ私は普通じゃないんだね。
26
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:20:49 ID:KULMAB420
普通じゃないから小さいころいじめられてたんだ。
普通じゃないから魔法少女になれて。
普通じゃない人たちの集まりでも私は普通じゃなかった。
普通じゃないから私だけおかしな格好の魔法少女。
普通じゃないから魔法使えなくてビームとかミサイルとか。
普通じゃないから訓練なしにMSのエースパイロット。
普通じゃないから特注のパイロットスーツ。
普通じゃないからコロニー落としを止めれて。
普通じゃないから反政府組織に目をつけられた。
普通じゃないから簡単に利用される。
普通じゃないから全部吹き飛ばした。
普通じゃない普通じゃない普通じゃない……
私は普通じゃない人間。
ξ;⊿;)ξ「普通になりたい……普通の人間に!」
普通の人間になろうと頭のハイメガを医者に見せたよ。
でも現代の医学じゃどうしよもないって……
必死でハイメガを隠そうとしたよ。包帯とかでぐるぐる巻きとか髪の毛で見えなくしようとか。
でも余計に目立って普通じゃなかった……
それならせめてハイメガを誤射しないようにしないと。
毎日感情的にならないように気をつけた。
楽しくても笑わないように悲しくても泣かないように……
そうしているうちに自分の中からいろいろなものが無くなっていった気がした。
(;^ω^)(;'A`)『―――!』
J(;'ー`)し(;´∀`)『―――!』
川;゚ -゚)ノハ;゚⊿゚)从;゚∀从(;*゚ー゚)『―――!』
毎晩みんなが話しかけてくるけど聞いちゃダメ。
普通の人はそんなの見えないし聞こえないから。
みんなが見えてるのは普通じゃない証なんだ。
27
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:21:17 ID:KULMAB420
大学を卒業した私はどこにでもあるような普通の会社に就職した。
そこでも普通であるように心がけた。
時間は必ず守る。無駄口は叩かない。ルールや決まりは守る。
どんなことも必要最低限のことで済ます。感情は挟まない。
まるでロボットのような人生。
でもそのおかげかハイメガを発射することはあれ以来なかった。
それでいいんだ。それが普通だから。
やっと私も普通になれたのかな?
なろうとした普通の人間に。
普通――
普通ってなに?
从'ー'从「なんかさ、新人の胚芽画さんって怖くない?」
ζ(゚ー゚*ζ「あー、わかる!なんか人間って感じしないって言うか……」
ζ(゚ー゚*ζ「ロボっトって感じだよね。」
ミセ*゚ー゚)リ「頭にハイメガ付いてるもんね。」
|゚ノ ^∀^)「会話しようにも『はい』か『いいえ』しか言わないんだもんあの子。」
|゚ノ ^∀^)「いや、もう少し何かしゃべってよ!ってことが多いこと多いこと。あと感情を全然表に出さないし。」
ζ(゚ー゚*ζ「私あの子が笑ってるところ見たことない。」
从'ー'从「噂じゃ何人かあのハイメガで消してるんだって!」
ζ(゚ー゚*ζ「うわー!怖ーい!」
ミセ*゚ー゚)リ「今しゃべってたこと聞かれてたら消されちゃうね私たち。」
|゚ノ ^∀^)「ちょっと怖いこと言わないでよー!」
ミセ*゚ー゚)リ「仕事することしかしない胚芽画さんがこんなところでサボるわけないから大丈夫よ!」
从'ー'从「あ!」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
28
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:21:43 ID:KULMAB420
从;'ー'从「は、胚芽画さん……」
ζ(゚ー゚;ζ「今の全部冗談だからね!」
|゚ノ; ^∀^)「本気にしないで……」
ミセ;゚ー゚)リ「ごめんなさい!!許して!!お願いだからハイメガを撃たないでぇ!!」
ξ゚⊿゚)ξ「渡辺さん、部長がお呼びです。」
从;'ー'从「あ……そう。ありがとう……」
ξ゚⊿゚)ξ「では。」
从;'ー'从「……」
ζ(゚ー゚;ζ「あの子本当に人間なんだよね?」
|゚ノ; ^∀^)「さぁ……」
おかしいな、やっぱり普通じゃないのかな?
普通になろうと頑張ったのにまだ普通じゃないんだ。
どうすれば普通になれるんだろう。
ξ;⊿゚)ξ「!」
ξつ⊿゚)ξ「おかしいな悲しくないのに……」
やっぱり私は普通になれないのかな……
とにかく落ち着かなきゃハイメガ出ちゃう。
「ヘイ彼女どうしたんだい?涙なんて流して!」
ξ゚⊿゚)ξ「いえ何でもないです。」
「本当かい?そうは見えないけど。」
ξ゚⊿゚)ξ「大丈夫です。」
「おいおいどう見たって大丈夫じゃないぜ!知ってるか?普通の人間はしゃべってるときは相手の顔を見るもんだ!」
ξ゚⊿゚)ξ「!」
29
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:22:15 ID:KULMAB420
(゚、゚トソン「やっと私の顔見てくれたなかわいい子ちゃん!」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、あなたは!」
私の声をかけてくれたその女性はサテライト系女子トソンさんだ。
(゚、゚トソン「いろいろ悩んでいて苦しんでるって顔だな。よし!今日は仕事終わったらご飯食べに行こう!」
ξ;゚⊿゚)ξ「え……でも……」
(゚、゚トソン「私のおごりだからさ!」
その日の仕事が終わったらトソンさんと一緒にご飯を食べに行った。
何年ぶりだろ人と一緒にご飯食べるの。人に誘われたの。
(゚、゚トソン「もう食べるの決まった?」
ξ゚⊿゚)ξ「モッツァレラチーズとトマトのサラダだけでいいです。」
(゚、゚トソン「えらく小食じゃん!それだけでいいの?」
ξ゚⊿゚)ξ「はい。」
(゚、゚トソン「ふーん。あ!店員さん注文いい?」
(゚、゚トソン「えーとモッツァレラチーズとトマトのサラダと」
(゚、゚トソン「海鮮ドリアとチーズハンバーグセットとミートソースパスタ…デザートにチョコレートパフェね。」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
(゚、゚トソン「『いっぱい食べるんですね』って?」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、いえそんなつもりは……」
(゚、゚トソン「これだけ食べないとエネルギーが足りないんだよ私は!」
(゚、゚トソン「なんたって背中に自慢のツインサテライトキャノン背負ってるからね!」
サテライト系女子のトソンさんは会社でみんなの憧れの人だ。
美人で仕事早くて優しくて頼りになって運動だって何でもできる。
性格も誰かの陰口とか言ってるのを聞いたことない。誰からも尊敬される素晴らしい人。
なにより背中のツインサテライトキャノンが凛々しくてかっこいい。
私のハイメガとは大違いだ。本当に私とは全然違う人……羨ましい。
(゚、゚トソン「ツンちゃんハイメガのことで悩んでるでしょ。」
ξ;゚⊿゚)ξ「……」
ξ;゚⊿゚)ξ「……はい。」
30
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:22:47 ID:KULMAB420
(゚、゚トソン「自分は他人と違って普通じゃないから頑張って普通になろうって感じね。」
ξ゚⊿゚)ξ「……はい。」
ξ゚⊿゚)ξ「トソンさんは本当にすごい人ですね。すぐに何でもわかって。」
(゚、゚トソン「何言ってんの、こう見えて私もいろいろ苦労してきたんだからね。」
(-、-トソン「例えばサテライトキャノンのせいで小さい頃はいじめられたりとか。」
ξ゚⊿゚)ξ「トソンさんがですか?!」
(゚、゚トソン「そうよ。『背中にサテライトキャノンがあるなんて変なの』とか『サテライトキャノンとかダセー』とかいろいろ言われた。」
(゚、゚トソン「お前は普通じゃないとかもね!」
ξ;゚⊿゚)ξ「!」
(-、-トソン「昔は感情のコントロールができてなかったから、ちょっとしたことでマイクロウェーブを受信してツインサテライトキャノンで島を消し飛ばしたなんてことよくあったよ。」
(゚、゚トソン「だから私も普通の人間に憧れて普通の人間になろうとしたさ。」
(゚、゚トソン「自分の感情とか押し殺してね。」
(゚、゚トソン「普通じゃないサテライトキャノンも恨んだよ。これさえなければ普通でいられたのにって。」
(゚、゚トソン「でもある時気づいたんだ。今の私は本当に私なのか?ってね。」
(゚、゚トソン「他人から見たら普通じゃない人間、それが私だ。普通じゃないからなんだって言うんだ!って。」
(゚、゚トソン「他人の価値観とかでああだこうだ言われて知ったこっちゃない!背中にツインサテライトがあるのが私なんだ!!」
(゚、゚トソン「そう考えるようにしたら不思議と今まで嫌っていたサテライトが輝いて見えるようになったわ。」
(゚、゚トソン「でもそこからが大変だったけどね。しっかり感情をコントロールできるようにしてサテライトキャノンを暴発させないようにしたりとか。」
(゚、゚トソン「まぁ今でもため込んだ分だけ人目につかないようにこっそりサテライトぶっ放してるっけどね!」
ξ;゚⊿゚)ξ「……」
31
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:23:12 ID:KULMAB420
(゚、゚トソン「だからさ、ツンちゃんも無理に普通になろうとしなくていいんだよ!」
(゚、゚トソン「頭にハイメガが付いてるのがツンちゃんなんだから!」
(゚、゚トソン「世間でいう普通になんてなる必要ない。そんなのただの量産機だよ。」
(゚、゚トソン「乗るんだったら量産機よりワンオフの機体でしょ主人公は!」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ……あぁ……」
ずっと普通じゃないから普通にならないといけないと思ってた。
ずっとおかしな人間はいてはいけないと思っていた。
違ったんだ!
頭にハイメガキャノンがあるのが私。
他人とは全然違うのが私。
普通じゃないのが私。
それでいいんだ。
それでよかったんだ。
誰になんて言われようが自信をもってこれが私なんだって言えばそれでよかったんだ。
ξ;⊿;)ξ「私は…私は……」
(゚、゚トソン「今はいっぱい泣きな!私の胸ならいくらでも貸してあげるよ。」
(-、-トソン「私が感情のコントロールの仕方教えてあげるからさ!」
(゚、゚トソン「ご飯食べたらウチで教えてあげる!」
(゚、゚*トソン「それ以外もね!」
ξ;⊿;)ξ「他人と違ってもよかったんだ……」
ξ;⊿;)ξ「頭にハイメガがあっても……」
(゚、゚トソン「うん、いいんだよ。」
32
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:23:43 ID:KULMAB420
ξ;⊿;)ξ「魔法少女になっても……」
(゚、゚トソン「うん……え?」
ξ;⊿;)ξ「魔法少女なのに一人だけZZでも……」
(゚、゚;トソン「ん?」
ξ;⊿;)ξ「訓練受けてない女子高生がMSのエースパイロットになっても……」
(゚、゚;トソン「……」
ξ;⊿;)ξ「反政府組織に勧誘されたりしても……」
(゚、゚;トソン「そ、そうね……」
ξ;⊿;)ξ「精神世界で私が消し飛ばした人たちと出会えても……」
(゚、゚;トソン「ファッ?!」
ξ;⊿;)ξ「うわぁーん!」
今まで押し込めていた感情があふれてきたの。
涙が止まらない。
そんな私の頭をなでてくれるトソンさん。本当にこの人に出会えてよかった。
(゚、゚トソン「よしよし。いい子ねツンちゃんは。」
(゚、゚;トソン(魔法少女とかわけのわからないこと言ってたけど……)
(゚、゚トソン(まぁこの後の『お楽しみ』を楽しめればいいか)
(゚、゚トソン「ん?」
ξ>⊿<)ξ「私……わたしぃいぃ!」
(゚、゚;トソン「おま!だから感情のコントロール――
カッ
ξ>⊿<)ξ「私トソンさんにずっと付いてきます!トソン姉さまって呼んでいいですか?!」
ξ>⊿゚)ξ「トソン姉さ……」
ξ゚⊿゚)ξ「あれ?」
目の前にいたはずのトソン姉さまが居なかった。
トソン姉さま仕事も早いけど帰るのも早いなぁ。
私も騒然としているお店から帰ることにした。
みんな騒いでるけど何かあったのかな?
33
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:24:09 ID:KULMAB420
自分の家に帰る途中、私は体中に力があふれるのを感じたの。
いまからだ!いまから本当の意味で私の人生が始まるのだ!そんな気がした。
そんな幸せな帰り道、そいつは空から突然現れた。
\(^o^)/「やあやあ地球の皆さん!私は宇宙帝王オワタだ!」
「なにあれー?」
「人が浮いてるぞ!」
「マジックか何か?」
その宇宙大帝を見た人たちが騒ぎ始める。
\(^o^)/「私はこの宇宙を統べるもの。」
\(^o^)/「気分次第で星を滅ぼしたりするのだ!」
\(^o^)/「そして今日はこの美しい星を滅ぼそうと思います!」
\(^o^)/「さぁ地球の人々よ!終わりのその瞬間素敵な断末魔を奏でてくれ!!」
ξ゚ー゚)ξ「フーッ」
まったくなんてタイミングの悪い宇宙帝王なことなんだろう。
地球にはこの『胚芽画ツン』がいるのにね!
ξ゚⊿゚)ξ「悪いんだけど宇宙帝王さん、あなたの思い通りにはならないわ。」
\(^o^)/「なんだ小娘?まさかこの私に歯向かうというのか?」
\(^o^)/「いいだろう私に逆らう者がどうなるのか見せしめにしてやる!」
体中からすっごく力が沸いてくる。今の私は何にも負ける気がしない!!
ξ゚⊿゚)ξ「よーし!いくぞおぉぉぉ!!」
\(^o^)/「?!」
\(;^o^)/「なんだこのエネルギー量は!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「ウオォォォオォ!!」
\(;^o^)/「すごいエネルギーだ……こ、この私以上だと?!」
ξ#゚⊿゚)ξ「まだまだもっと上昇するよぉぉ!!」
私の体中からピンク色のオーラが滲み出てきた。
34
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:24:34 ID:KULMAB420
(;^ω^)『――!』
ξ#゚⊿゚)ξ「!」
ξ#゚⊿゚)ξ「ブーン!」
あれ以来、精神世界でもみんなと会わないようにしていたけど、やっぱり私に危機が迫ったらみんな駆けつけてくれる。
(;'A`)『―――!』
今はちょっとハイメガの威力を上げるのに精いっぱいで何を言ってるのかわからないけど応援してくれているんだってわかる。
これが心で繋がるってことなんだ。
(゚、゚;トソン『――!』
あれ?トソン姉さまもいる!
よかった先に帰ったみたいだったけどしっかりと姉さまとも心で繋がってるんだ!
(;^ω^)『やめろーツン!!そのエネルギー量でハイメガを撃つな!!』
(;'A`)『その火力は地球がヤバイ!!いや、地球どころじゃない!!』
(゚、゚;トソン『ツンちゃんわかって!今どれだけ自分が危ないか!』
ノパ⊿゚)『ツンの奴なんかスゲーことになってるな』
川;゚ -゚)『のんきなこと言ってる場合か!』
(;*゚ー゚)『でもなんでまたあんなにパワーがあふれてるの?』
从;゚∀从『きっとツンに内蔵されているバイオセンサーに反応して……』
J(;'ー`)し『何とかして止めないと!』
(;´∀`)『いいか絶対に撃つなよ!絶対だぞ!』
(,,゚Д゚)『皆の声を合わせれば届くかもしれない!』
『やめろー撃つなー!!』
『頼むから言うこと聞いてぇ!!』
『ツーン!!』
ξ#゚⊿゚)ξb「任せてみんな!この地球の平和は私が守ってみせる!」
( ^ω^)『あー、こりゃ無理だ』
35
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:24:57 ID:KULMAB420
\(;^o^)/「まずいあれだけの力……この宇宙も終わってしまう!!」
\(;^o^)/「わかった降参するこの通りだ!」
\(;^o^)/「私のことは好きなようにしてくれて構わないからそれ撃たないで!」
\(;^o^)/「宇宙が終わっちゃう!!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「いくぞおぉぉぉ宇宙帝王ぉぉ!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「これが私のぉォぉ!!」
\(;^o^)/「あ、ダメだこれ。まったく私の話聞こえてない。」
ξ#゚⊿゚)ξ「必殺ぅうぅぅぅぅ!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「ハイメガァキャノオォォォン!!」
\(;^o^)/「オワ――
カッ
Σz ゚ー )リ 『我はさ、この精神世界に閉じ込め?られてからずっと思ってたんだ』
Σz ゚ー )リ 『ここからあやつのこと見てたわけじゃが』
Σz ゚ー )リ 『あやつ、普通とか普通じゃないとかそういう話じゃなくて』
Σz ゚ー )リ 『ただ単にヤベー奴なだけでは?』
(´・ω・`)『僕もそう思う』
そうして宇宙はピンクの光に包まれた。
36
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:25:23 ID:KULMAB420
ξ ⊿ )ξ『う……ここは?』
宇宙帝王は倒せたのかな?
地球はどうなったのかな?
ここどこ?
いや違うここは知ってるところだ。
そういつもみんなに会ってたあの空間。
『―――』
聞こえるみんなの声が。
( ^ω^)『ツン!』
ξ゚⊿゚)ξ『ブーン!』
J( 'ー`)し『まったくあなたって子はね!』
( ´∀`)『だから言ったろハイメガは撃つなって!ここでは使うなよ』
川 ゚ -゚)ノパ⊿゚)从 ゚∀从(*゚ー゚)『ツン!』
('A`)『やっぱ胚芽画さんはすげーよ!』
(゚、゚トソン『ツンちゃんはドジっ子なのね!』
(,,゚Д゚)『やっぱお前はおかしいよ』
ξ;⊿;)ξ『みんな!』
Σz ゚ー )リ 『……』
(´・ω・`)『……』
\(^o^)/『……』
ξ;⊿;)ξ『夢じゃないんだよね?』
( ^ω^)『ああ!今までもこれからもずっと一緒さ!』
37
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:25:47 ID:KULMAB420
やっと私の大切な人たちと再会できた。
普通じゃない私でもこんな素敵な人たちと出会えたんだよ。
だから普通だとか普通じゃないとか気にする必要なんてない。
どんな人も自分に自信をもって生きればそれでいい。
今ははっきり言える!ハイメガがあってよかったって!
ハイメガのおかげでみんなと繋がれた。
私のハイメガキャノンは人と人をつなぐ架け橋なんだ!
だから私はこれからの人生自分に自信をもって生きていく!
やっと見つけれた本当の私!やっと始まった私の人生!
これからみんなと生きていくんだ!
ξ゚⊿゚)ξはハイメガ系女子のようです
終わり
38
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:26:09 ID:KULMAB420
以上です。
ありがとうございました。
39
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:55:19 ID:D5HWTQ/M0
発想が異次元すぎる
胚芽画さんって文字が出てくる度に吹いたわwおつ
40
:
名無しさん
:2019/01/23(水) 23:57:15 ID:uKb2dCJU0
なんというカオス
41
:
名無しさん
:2019/01/24(木) 00:21:51 ID:jVcF3pO60
おつおつ
やっぱブーン系はこうでなくちゃ
42
:
名無しさん
:2019/01/24(木) 00:26:07 ID:K2.ZvpFQ0
クッソワロタwww
意味わかんないのに話まとまってて好きwww
43
:
名無しさん
:2019/01/24(木) 03:33:06 ID:tOaKZ1M60
ドクオのトラウマを掘り返す両親たちでクソワロタ
44
:
名無しさん
:2019/01/24(木) 06:03:54 ID:eUqOMD.E0
おつ
まともな思考してるやつがいねーwww
45
:
名無しさん
:2019/01/24(木) 06:18:20 ID:v9ZzKEY.0
設定がブッ飛んでるのに話成り立ってて草しか生えない
46
:
名無しさん
:2019/01/24(木) 10:34:55 ID:jDB0Tn/.0
クッソワロタwwww
47
:
名無しさん
:2019/01/26(土) 09:04:36 ID:qKWCm7n.0
ショボンがまともならツンの悩みは解決したんじゃ…
しかしショボンの言い草がアンテのクソ花とダブる
48
:
名無しさん
:2019/02/13(水) 20:57:33 ID:28hmBMXQ0
トソンの登場でいい話に着陸するのかと思ったら消し飛ばされたところでもうだめだった
おつ!
49
:
名無しさん
:2019/02/15(金) 22:55:50 ID:jh.9dyz60
おつおつ
魔法少女の武装のくだり好きだ
50
:
名無しさん
:2019/02/17(日) 23:18:34 ID:UcMF25Bk0
意味分かんなすぎてワロタ乙
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