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( ^ω^)文戟のブーンのようです[6ページ目]
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鑑定士はそれを戯れに思いついたにすぎない。
以前に見た異端者の火刑で異端の書と燃える信者の顔が妙に恍惚としていたことからの考えだった。
何も読むことだけが理解ではない。
互いに身を焼いて同じ灰に返ってこそ分かち合う何かがあっても不思議ではないなと。
はたして鑑定士がその境地に至ったかは不明だが、
風に煽られ都市が燃える音は彼の絶叫にも似て司教を恐怖させた。
以来、司教は「本」探索の任を辞して隠居しているという。詳しくは伝わらない。
都市の半分を焼いた炎によって燃えた書物は「本」ではなかった。
権力者達はそう宣言し、大捜索と飽くなき鑑定の狂騒を続けるだろう。
自らの欲望を叶える器を見つけるか、自らの死まで。
架空の偽書と真正なる「本」は今も彼らの頭の中で生まれ続けている。
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