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( ^ω^)文戟のブーンのようです[6ページ目]
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【このスレについて】
●このスレは何か
→ブーン系の品評会企画です。
作品による競い合いと、それによる作者同士の研鑽を目的としています。
●品評会はどう行うのか→>>2参照
●どうすれば参加できる?→>>3参照
●スレタイにある『文戟』って何?→>>4参照
【その他のルール、細則>>5】
【生徒名簿>>6】
【まとめ】
https://bungeki.jimdofree.com/
【過去スレ】
テストスレ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1531744456/
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https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1533540427/
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https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1536071497/
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https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1538666460/
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https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1541935201/
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【生徒名簿】
・【0P】从 ゚∀从 【第二挺】◆ogHcBy0QF6
・【0P】(*゚ー゚) ◆4hjDojWtys
・【0P】▼・ェ・▼ ◆a7eydlwZI.
・【0P】(・∀ ・) 【第三挺】◆evfltpoFGo
・【0P】(´・_ゝ・`)【第一挺】 ◆lqtlYOyuz2
・【0P】<_プー゚)フ ◆AwmE0lJ56w
・【0P】( ><) ◆wHcop5D7zg
・【0P】('、`*川 ◆tKLHNhuUIo
・【0P】ミセ*゚ー゚)リ ◆.B6BIc9Qqw
・【0P】J( 'ー`)し ◆nL4PVlGg8I
・【0P】(-_-) ◆q/W4ByA50w
・【0P】( ´_ゝ`) ◆GmbTh14.y.
・【0P】(-@∀@) ◆q5Dei.01W6
・【0P】o川*゚ー゚)o ◆r65.OITGFA
・【0P】Σz ゚ー )リ◆ij8xCb.PrY
・【0P】イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs
・【0P】(*‘ω‘ *) ◆pYMCMYBATY
・【0P】(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU
・【0P】从'ー'从 ◆qblPUItam.
・【0P】( ・∀ ∀・)◆EnVvubdKUg
・【0P】ξ゚⊿゚)ξ ◆IU1nsGpajk
・【0P】( ・`ー・´) ◆BIc1.HXbFU
・【0P】('A`) ◆AMmdHNyQPk
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・【0P】川 ゚ -゚) ◆c.qQuXxMoQ
・【0P】( <●><●>) ◆CNITCpldAs
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【第8回品評会テーマ】『悪人』
【作品提出期間】『2019年1月1日〜2019年1月20日』
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( <●><●>)「あー……立てる時に名前消し忘れました……」
( <●><●>)「建て直した方が良いでしょうか」
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かまわん、投下しろ
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(´・ω・`) 他の住人の様子を窺ってるなら心配いらない。
(´・ω・`) このショボーン様のお墨付きがあればね
(´・ω・`) このスレのまとめサイト管理人で、Twitterでの宣伝も行っているこの僕が言うんだ、問題は存在しないさ。
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( <●><●>)「すみません。投下します」
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顔ヤバイことになってんぞ
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( <●><●>)「化けた……」
( <●><●>)「一々コピペするの面倒なので投下中は顔外します。すみません」
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( <●><●>)幸せの作り方のようです
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その日は、朝から雨が降っていた。
秋が終わり、木々からは葉が散っている。
三年前に社会人になった私は、勤め先に向かうべく足を速めていた。
最寄駅から歩いて十分程。
私はいつものように勤め先である都内のビルに入る。
近隣のビルの中でも特に大きいここは、外から見ても良く目立つ。
広いエントランスを抜け、機械にカードを通すと、腰の高さにある扉がスッと開いた。
入社以来、当たり前に使っているこの機械は、まるで駅の自動改札機だ。
仕事柄、様々な会社に出入りすることがある私だが、こんな立派な設備を整えている会社は他に見たことが無い。
学生時代の友人や、ネットの知り合いにこの話をすると、少なからず盛り上がる。
大手に勤められて羨ましいだとか、自分も都内で働いてみたいだとか、そんなところだ。
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( <●><●>)(今日も先に居るだろうか)
始業時間には、まだ一時間程余裕がある。
学生時代の私に、今の私を見せたらどんな反応をするだろうか。
学業には特別打ち込めず、寝坊するのは当たり前。
滑り込みで教室に入るのは得意技だった。
そんな私が余裕を持って出社するのには理由がある。
('、`*川「おはよう。若手君」
( <●><●>)「おはようございます。伊藤さん」
彼女だ。伊藤ペニサス。
私の一年先輩で、新人の頃に指導員をしてくれた。
垂れた目尻は、温和な彼女の雰囲気と相まって、優しい印象を受ける。
他の同僚たちは、まだ出社していない。
狭いオフィスに二人きり。
彼女と会話する時間が生まれる。
これが今の私の楽しみだった。
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('、`*川「今日も早いわね。はい、コーヒー」
( <●><●>)「いつもすみません」
d('、`*川「良いのよ。こういうのは女の仕事ってね。今日も頑張ろう」
( <●><●>)「はい」
('、`*川「それと、なんだったかしら……。あ、そうそう。これ、作ったの。良かったら食べて?」
彼女は私のデスクにコーヒーが入ったカップを置くと、手のひらサイズの袋を差し出してくる。
私はそれを受け取り、彼女に礼を言った。
('、`*川「じゃね」
( <●><●>)(なんだろう?)
雨ですっかり冷えた両手をカップで温めてから、受け取った袋を開けてみる。
中にはきちんと並べられている茶色く染まったクッキーが数枚入っていた。
( <●><●>)(あぁ、覚えていてくれたのか)
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二年程前の冬、彼女と外回りの営業に出た時だ。
その日は、私の軽はずみな発言で営業先を怒らせてしまい、反省会と称して二人で喫茶店に入ることにした。
('、`*川「まぁ、元気出しなよ。若手君は良かれと思って言ったことなんだから、そんなに気にすることないって」
( <●><●>)「しかし、私の発言で先方を怒らせてしまったのは事実ですし」
('、`*川「だからさ、気にしすぎなんだって。確かに言い方は良くなかったけど、言ってることは間違ってなかったから」
( <●><●>)「そうなのでしょうか」
('、`;川「そうだって、そんなに暗い顔しないでよ。私まで落ち込んじゃうじゃない」
( <●><●>)「……すみません」
('、`*川「ねぇ、若手君は何が食べたい? 何でも頼んで良いよ」
( <●><●>)「良いんですか?」
('、`*川「何の為に私が居ると思ってるのよ。後輩のケアするのが、先輩の仕事なんだから」
( <●><●>)「でしたら、これを」
('、`;川「クッキー? こんなので良いの?」
( <●><●>)「はい、好きなんです」
('、`*川「ふーん、それなら良いけど。あ、すみませーん」
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( <●><●>)(遠い昔のように思えるな)
袋に入ったクッキーを一枚取り出し、かじる。
サクッと小気味良い音を立てて割れたクッキーは、ココアの香りと程よいバターの甘みがした。
( <●><●>)(美味しい)
( <●><●>)(私の為に、焼いてくれたのだろうか)
一枚食べ終えると、私はカップに手を付け、コーヒーを飲み込む。
口の中に残った甘みが、温かいコーヒーの苦みに洗い流され、気持ちが落ち着く。
昔とは違い、私も様々な仕事や案件を任されるようになってきた。
疲れていないと言えば嘘になる。
そんな気持ちが顔に出ていたのだろう。
だから、彼女は機会を見つけては、こうしてお菓子の差し入れなどしてくれるのだ。
伊藤は気配りの出来る女性だった。
( <●><●>)(今度、何かお礼をしなくては)
彼女は何を貰うと喜ぶだろうか。そんなことを考えながら、私はデスクの書類と向き合った。
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(´・_ゝ・`)「よう、若手」
( <●><●>)「あぁ、盛岡。奇遇だな」
(´・_ゝ・`)「席、良いか?」
( <●><●>)「勿論」
その日の昼休憩に、私は社外の喫茶店に来ていた。
会社から少し歩くが、ここで食べるオムライスがお気に入りだった。
私に声を掛け、テーブルの向かいに座ったのは盛岡デミタス。
別部署に配属されている私の同期だ。
彼とは通っていた学部が同じだったことで話が合い、会えば話すような間柄だった。
(´・_ゝ・`)「最近、どうだ」
( <●><●>)「どう、とは」
相変わらず、回りくどい喋り方をする奴だ。
用件があるなら、はっきり言えばいい。そう思ったが、口には出さない。
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(´・_ゝ・`)「別に、深い意味はないさ」
そう言いながら、盛岡は片手を上げて店員を呼びつける。
彼はコーヒーとナポリタンを注文したようだ。
注文を受けた店員が、きびきびとした動きで立ち去る。
盛岡は視線を店員から私に戻すと、口を開きかけたが、すぐに閉じてしまった。
思案した表情を浮かべるので、仕方なく私から話を切り出す。
( <●><●>)「そういう君はどうなんだ。新しいプロジェクト、任されたんだろ?」
(´・_ゝ・`)「まぁな。運が良かったよ」
どうにも感触が悪い。仕事の話かと思ったが、違うようだ。
何か悩みでもあるのだろうか。私から聞くべきか迷ったが、思いとどまる。
込み入った話ならば、本人から話すのを待った方が良いと思ったからだ。
二人の間では、私の持ったスプーンと食器が擦れる音だけが響く。
黙りこくった私たちを他所に、昼時で混み合った店内を店員が忙しなく動いていた。
危なげない足捌きでこちらにやってきた店員は、さっとデミタスの手元にコーヒーを届ける。
彼はカップを持ち上げると、一口啜った。
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(´・_ゝ・`)「お、これはなかなか」
( <●><●>)「美味いだろ? 私はここのコーヒーが好きなんだ」
(´・_ゝ・`)「美味いよ。まぁ、俺の彼女が淹れたコーヒーには負けるけどな」
( <●><●>)「恋人が居るのか」
(´・_ゝ・`)「まぁな」
( <●><●>)「知らなかったよ」
(´^_ゝ^`)「言ってないしな」
くくっ、と彼の喉がなる。独特な笑い方だった。不思議と肩の力が抜ける。
( <●><●>)「いつからだ?」
(´・_ゝ・`)「去年の春からだから、もう一年半かな。結婚も考えてるんだ」
( <●><●>)「へぇ、それは凄い」
(´・_ゝ・`)「だろ? 彼女の為にも、頑張らなくちゃと思うよ」
( <●><●>)「お相手は?」
(´・_ゝ・`)「うん……、言っても良いものかどうか」
( <●><●>)「勿体ぶるなよ。どうせ、式も挙げるんだろ」
(´^_ゝ^`)「そう言うなよ。出来たら良いなってだけなんだからさ」
彼の手元にナポリタンが届く。
彼は両手を合わせてから、それに手を付けた。
自分の手元を見ると、すっかり空になった大皿が目に入る。
ちょうど通りかかった店員に自分のコーヒーを頼んだ。
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(´・_ゝ・`)「ここは食事も美味いな」
赤く染まった口元を、備え付けのティッシュで拭きながら、彼はそう言った。
どこか引っかかる。
( <●><●>)「初めて来たのか」
この店は会社からそう遠くはない。
しかし、ビル街ということも有って、多少入り組んだところにある。所謂、穴場だ。
単に昼食を食べるだけなら、会社の近くにもっと良い店がある。
前情報も無く、何故この店に入ってきたのか。違和感を覚える。
(´・_ゝ・`)「……実はな、お前を追ってきたんだ」
( <●><●>)「私を?」
(´・_ゝ・`)「さっきの話なんだがな。やっぱり言うよ」
あぁ、そういうことか。
(´・_ゝ・`)「俺が付き合ってるの、ペニサスなんだ」
聞かなければ良かった。
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『えー、新郎と新婦の馴れ初めは、新郎の友人からの紹介で』
( <●><●>)(友人、か)
私は都内から少し外れたところにある、式場に来ていた。
大きな会場の奥にあるプロジェクターには、新郎新婦の思い出の写真が映し出されている。
それほど写真のストックがある訳では無かったのか、今ではそれを背景に年配の男性が喋っていた。
『盛岡君は行動力と決断力に優れた、素晴らしい若者です。伊藤さん。彼の事、宜しくお願いします。』
そういって、男性の言葉は締め括られ、会場は大きな拍手に包まれた。
ミセ*゚ー゚)リ「ペニちゃん、綺麗だね」
テーブル席の隣に座っている。ミセリが呟く。彼女も私の同期だった。
( <●><●>)「そうですね」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、また敬語。どうして、私と喋る時はそうなるかな」
( <●><●>)「ごめん。気を付ける」
彼女は私の一つ年上だった。上下関係に煩い環境で育ってきた私は、年上というだけで敬語になってしまう。
以前、彼女にそう伝えたのだが、「年寄り扱いしないでよね」と怒られてしまった。
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ミセ*゚ー゚)リ「ケーキ、立派だね」
( <●><●>)「そうだね」
彼女の目線の先を見ると、そこには大きなケーキが立っていた。
大きなホールケーキを何段も重ねたかのようなそれは、ライトの光を浴びてキラキラと輝いている。
『それでは、ケーキ入刀です!』
司会の男性がそういうと、明るい音楽が流れだした。流行りの曲らしい。
新郎新婦が揃って前に出て、こういった場でしか目にすることの無い大きなナイフを手にする。
それを二人は息を合わせて、ケーキに差し込んでいった。
会場にはカメラのシャッターを切る音と拍手の音が鳴り響く。
何故だか私はこの時になって「あぁ、二人は本当に結婚するんだな」と実感していた。
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ミセ*゚ー゚)リ「大丈夫?」
重たい瞼を開けると、そこは畳座敷の居酒屋だった。
壁に背を預け、座敷の隅に私は座っている。
私の前にあるテーブルには空になったジョッキが置いてあった。
飲みすぎたらしい。少し、頭がぼんやりしている。
( <●><●>)「式の二次会に来たんだっけか……」
何度か瞬きをして、左隣から顔を覗き込んでいるミセリを見る。
周りには人がまばらで、大体の人が主役の二人をからかいに行っているようだった。
ミセ*゚ー゚)リ「涙、拭いた方が良いよ」
( <●><●>)「え?」
言われて、頬を触ると確かに濡れていた。
気付かなかった。寝ている間に私は泣いていたのだろうか。
それに気付くと、何故だか胸の奥がきゅうと縮んだ気がした。
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ミセ*゚ー゚)リ「しょうがないなぁ、ほら」
ミセリが膝に乗せたポーチから白い質素なハンカチを取り出し、私に差し出す。
それを受け取り、目元を拭うと柔軟剤の甘い香りがする。
ミセ*゚ー゚)リ「洗って返してよね」
( <●><●>)「ありがとう」
ミセ*゚ー゚)リ「気にしないでよ。若手君の気持ち、私も分かるから」
( <●><●>)「気持ちが?」
ミセ*゚ー゚)リ「私、お手洗い行ってくるね」
気持ちが分かるとはどういう事か。
私が聞き返したのを他所にミセリは席を立つ。
彼女が桜色をしたワンピースを翻して廊下に立った時、私は気付いた。
( <●><●>)「あ、ハンカチ」
ミセ*゚ー゚)リ「そうだった」
ミセリは少しおどけた表情で、こちらに振り向く。
ミセ*゚д゚)リ「むぅ」
( <●><●>)「私のハンカチで良ければ、貸すよ」
そう言いながら、ポケットにしまい込んでいた自分のハンカチをミセリに手渡す。
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ミセ*゚ー゚)リ「なんだ、自分の持ってるじゃん」
( <●><●>)「マナーですから」
ミセ*゚ー゚)リ「君に常識が有って、お姉さん感心したよ」
( <●><●>)「洗って返してくださいね」
ミセ*゚ー゚)リ「君もね」
そんなやり取りがなんだか可笑しくて、お互いに微笑んだ。
( <●><●>)「変わった人だ」
ミセリがトイレに行ってから、私は店員に水を頼み、それを少しずつ飲み下していた。
起きた時は身体が怠く、頭も重かったが、水のクリアな感覚が胃に沁み込んで行くうちに楽になってきた。
改めて店の中を見渡すと、帰る人たちがちらほら出てきている。
主役の二人はどうやら三次会のカラオケに行くようだ。
メンバーは固まったようだが、奥の席から盛岡がこちらを遠慮がちに見つめてくる。
彼は私が伊藤に好意を寄せていたことを知っていた。
だから、あの日、私に打ち明けた。
私の気持ちを知りながら、彼女と付き合い出したという彼を恨む事もあった。
しかし、元を正せば私が行動しなかったのがいけなかった。
彼女への憧れを募りながらも、私は後輩という立場に甘んじ、好意を示さずにいた。
そんな私が彼を恨むことなど出来る筈がない。
盛岡と伊藤の出会いを作ったのは、他ならぬ私なのだから。
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あれから半年経った。
季節は夏へと移り変わり、木々からは青々とした枝葉が生えている。
私はミセリと並んで歩いていた。
ミセ*゚ー゚)リ「ペニちゃんね。君の事、好きだったんだよ」
( <●><●>)「へぇ……」
ミセ*゚ー゚)リ「気付かなかった?」
( <●><●>)「全く」
ミセ*゚ー゚)リ「鈍感」
( <●><●>)「分かってます」
ミセ*゚д゚)リ「また敬語」
( <●><●>)「……分かってる」
ミセ*^ー^)リ「ふふっ」
盛岡デミタスと盛岡ペニサスの二人の仲は順調で、上手く行っているらしい。
私は勤めていた会社を辞め、別の会社に転職した。
二人の姿を見るのが辛いからだ。
それでも、私は今の生活に満足している。
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( <●><●>)(私が失敗しなければ、二人の出会いも無かったのだろうか)
私が取引先と揉めた数日後、伊藤主催の私を慰める会を居酒屋で行った。
その会には盛岡も出席してくれた。
それからだ。
二人の仲が縮まったのは。
私は気付いていた。
二人の間に生まれた気持ちを。
( <●><●>)(相性が良かったんだろうな)
優しく気遣いが出来るが、どこか抜けている伊藤。
ぼんやりとしているように見えるが、決断力のある盛岡。
( <●><●>)「私には何もない」
ミセ*゚ー゚)リ「そんなことないよ」
( <●><●>)「そうかな」
ミセ*゚ー゚)リ「私が居るじゃない」
( <●><●>)「何故、私を?」
ミセ*゚ー゚)リ「好きになっちゃったからじゃダメかな」
( <●><●>)「――ダメじゃないです」
私たちは暫し見つめあう。
どれくらいそうしたか分からない。
彼女が目を瞑り、私から口づけを交わす。
あぁ、これが私の幸せなのだ。
確かに私はそう感じた。
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彼は素敵な男性だった。
背が高く、仕事が出来、思いやりがある。
そんな彼が仕事で失敗したらしい。
私と彼は同期だったが、私の方が一つ年上だ。
どう声を掛けていいか分からない。
だから、私は伊藤ペニサスと友人になった。
ミセ*゚ー゚)リ「ねぇ、ペニちゃんはさ。若手君のこと、どう思う?」
('、`*川「そうねぇ。彼は真面目で良い子だと思うわ」
ミセ*゚ー゚)リ「ふぅん。彼の事、気になる?」
('、`*川「……多少はね」
ミセ*゚ー゚)リ「じゃあさ、今度飲み会開こうよ!ペニちゃん主催でさ。若手君の慰め会!」
そうしてセッティングした飲み会当日。
私は隣に座った盛岡君に声を掛ける。
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ミセ*゚ー゚)リ「盛岡君はどんな人がタイプなの?」
(´・_ゝ・`)「俺? 俺は年上で包容力がある人かな」
ミセ*゚ー゚)リ「じゃあさ、ペニちゃんとかどう? 彼氏募集中だって言ってたよ」
(´・_ゝ・`)「伊藤さん? いや、伊藤さんは若手が……」
ミセ*゚ー゚)リ「それって盛岡君に関係あるの?」
(´・_ゝ・`)「え?」
ミセ*゚ー゚)リ「だってさ、盛岡君の気持ちと若手君の気持ちは関係ないじゃん。でしょ?」
(´・_ゝ・`)「まぁ、それはそうだけど」
ミセ*゚ー゚)リ「こんなチャンス何回あるか分かんないよ?」
(´・_ゝ・`)「そうかな」
ミセ*゚ー゚)リ「そうだよ」
(´・_ゝ・`)「そうかもな。……ちょっと行ってくる」
ミセ* ∀ )リ「頑張ってね」
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それからは簡単だった。
知り合った二人から相談を受けつつ、上手く助言すると、二人は急接近。
二十代半ばにもなると焦りもあったのか、あっという間にゴールインだ。
こうして、彼は一人ぼっち。
後は憧れの上司と友人を無くした彼に寄り添うだけ。
二次会でハンカチの交換をした後、それを口実にして食事に誘った。
その後も、彼と出かけて彼と一緒に居た。
それだけで良かった。
彼が居心地の悪い会社を辞めたいというので、私の知り合いの会社を紹介した。
そのうち、私もそこに転職するつもりだ。
家でも外でもずっと一緒に居てあげる。
彼はどこにも逃がさない。
あぁ、これが私の幸せの作り方。
【了】
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( ・∀ ∀・)「「乙」」
( ・∀ ∀・)「「感想は感想期間の方がいいかしらん?」」
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(;<●><●>)「ミスって>>20の初めに来る点線を>>19に入れてしまった……」
( <●><●>)「ありがとうございました」
-
乙!
眠いから細々したことは後日にして…
導入からハンカチの交換まで、ここまでの流れはパーフェクトと言えるのでは無いか。
ふいんき(ry を出しながらも洗練された文章で読者を自然に物語の世界へ引き込む。それがとても上手い。
最後のミセリの悪女っぷりがバレるところの疾走感(?)もいい。
惜しむらくは、最後がやや急ぎ足になってしまったこと。
ミセリの素が披露されるまでにもう少し何かが欲しかった。
あと、これはどうしようもないんだけど「悪人」というテーマがある以上、途中で何となく察しがついちゃうんだよね。
でも、パーフェクトな前半と、分かっていながらもドキドキしちゃう最後が凄く楽しめたのでとても高評価です。
兄者君に匹敵するかもしれんねこれは。
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>>35
(´・ω・`) 書いちゃえ書いちゃえ!
(´・ω・`) 立ったばかりのスレは勢いが落ちるのが早いから
(´・ω・`) ドクオ君の言うとおり、感想は水モノだし
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('A`) この前半がパーフェクトなら少なくとも俺は永遠にパーフェクトには到達しないだろう
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【無題】
( <●><●>)(遠い昔のように思えるな)
袋に入ったクッキーを一枚取り出し、かじる。
サクッと小気味良い音を立てて割れたクッキーは、ココアの香りと程よいバターの甘みがした。
( <●><●>)(美味しい)
( <●><●>)(私の為に、焼いてくれたのだろうか)
一枚食べ終えると、私はカップに手を付け、コーヒーを飲み込む。
恋愛感情を無駄なく、ムラなく、伝える軽快な会話文。
だからこそ、だからこそ勿体無い。
【Good!】
前半の読みやすさ。
余計な描写を入れない事で、ワカッテマスのペニサスに対する気持ちが分かりやすく読者に伝わる。
それからデミタス、ミセリとキャラが登場する度に今後の展開を自然に匂わせる所。
【Bad……?】
ただ1つ。テーマ。
これだけ。
恐らくミセリが悪女だと伝えたいのだろうが、ハッキリ言う。
薄い。薄すぎる。
一読み手として、ミセリの行動は恋慕した人に近付く為の普通な行動にしか思えない。
例えばワカッテマスの転職先を融通する為にミセリ側の知り合いを脅して強引にポストを開けさせるだとか。
ペニサスに嫉妬して何か悪事を企てるだとか。
そういった悪人としての要素があまりに薄いと感じた。
もちろんテーマなんか無視して書いてやるという書き手もいれば、読み手側の悪人像も千差万別な訳なので、この作品がテーマ無視したモノだと言いたいわけでは無い。
ただ、あくまで個人の感想としてはこの作品にテーマをつけるなら【恋愛】もしくは【人間ドラマ】だ。
まかり間違っても僕等はこの作品を【悪人】の話だなんて思わない。
【Total】
テーマの空振り感が勿体無い。
この話をそのまんま総合短編や、テーマ【恋愛】、【人間関係】という文戟作品だったら僕等は盛大に拍手していた筈だ。
書き手であるワカッテマス君とテーマ発案者であり読み手である僕等。
音楽せいの違いで解散するバンド。
関係ないけどそんな言葉が思い浮かびました。
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( ・`ー・´)スレ立ても投下も乙だ!
( ・`ー・´)なにより名簿に僕の名が入っているのがいいね!おしゃん!平成最後のおしゃん!
( ・`ー・´)僕も以下に例によって顔無しで感想を述べさせてもらうよ!
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好き。女二人とデミタス並べてビンタしたいくらいに好き。
これはあれね、「あくにん」というより「わるいひと」って感じだよね。テーマ発案者の意図とは違えどもさ、ミセリのあれこれ見てると「うぇー、悪どいことやるなぁ。ケツしばきてぇなぁ」って思ったよ。僕もこんな形でもいいから愛されてみたいもんだね!思う存分しばいてやるのに!
まぁなんかな、「恋愛」ってテーマの作品を無理くり「悪人」に当てはめた感があるような気がしないでもないかな。終盤のネタバラシのとこで違和感覚えたのはその辺が少なからずちらついたからだと思う!
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>>40
タイトル見逃してた。
【( <●><●>)幸せの作り方のようです】でしたね、ごめんなさい。
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(´・ω・`) 異性同士の恋愛だとこれが普通ってマジ?
(´・ω・`) わあっホモで良かった〜
(´・ω・`) ……
(´・ω・`) …まあ、確かにもう少し悪人っぷりを作中で見せて欲しかったという気持ちもなくはない
(´・ω・`) 個人的な意見を述べると、ワカッテマスも道を外して欲しかった、と思う。
(´・ω・`) ま、悪女要素もりもりでテーマに沿ってると僕は思うが…悪女と悪人って別なのかな…
-
ううう……みんなスゴイ作品を書くなあ……それに比べて……
オイラには、みんなみたいに素晴らしい作品を書く才能も、発表して切磋琢磨する勇気が湧いてこねえよ……死にてえ……
-
>>45
( ・`ー・´)ここにヤジ飛ばしたくて入学したやつならいるぞ!
( ・`ー・´)+キリッ
-
ミ,,;Д;彡 て
ミ,,;Д;彡「えっ『( ・`ー・´)ここにヤジ飛ばしたくて入学したやつならいるぞ!( ・`ー・´)+キリッ』だって?」
ミ,,゚Д゚彡「つまり……自分だって勇気はないけど入学したってこと? それじゃあ、オイラもまだまだやれるってことかい?
そうか! オイラは自分で限界を決めて、才能がないと思い込んで、勝手に挑戦することを諦めていた……。
まだ、オイラはやれるってことだよね! 甘やかすんじゃなくて励ましてくれたのか!」
ミ,*゚Д゚彡「すげえ! アンタすげぇよ! オイラみたいなヤツに希望を与えられるなんて!!
オイラ……これだったら、まだまだ頑張れるぞ! うおおおおお! オイラも頑張っから! すげー頑張っから!」
ミ,,-Д-彡「まず深呼吸だ! 一回だけでいいから、深呼吸しよう」
ミ,,- o -彡 スゥゥー
ミ,,- 0 -彡 =3 ハァァー
ミ,,-Д-彡「深呼吸してからの……」
∩ ∧,,∧
ヾミ ゚Д゚彡 「ヨッシャ!!
ヾ ⊂ ヾ これが一番パワーがあるから! よーし、元気出たぞ!!」
O-、 )〜
U
ミ,,゚Д゚彡「ガンバンベ! 踊れフサギコ! あ! オイラ、フサギコってんだ! アンタのこと、スゲー尊敬します!
打ちのめされても、高嶺の花でも、ダッセー飛び方でもいいから、デッケー夢持って上へ上へ猛アタックしろってことだね!!
アンタからは人生で一番大事な気持ちを教えてもらいました!! だからアニキって呼んでいいかな? 偶然同じ星に生まれて、偶然ここで出会えて……。
誰もが華麗に舞い踊る蝶々にはなれないけれども、諦めずに胸ドキドキ心ワクワク体ノリノリ尻フリフリの情熱! 逃げるのはもういいじゃん! 沢山じゃん!
限界を決めなければ何回だって立ち上がれる! ずっと沈んでて未来を諦めるなんて、ダメっしょ! 負の連鎖を断ち切るんだ!! あの・・夢もてますケド。
今日を頑張ってねー人は、明日頑張れねーです、だよな! 入学するよ、オイラ! オイラ、どこまででもアニキについていくよ! これからヨロシクな、兄貴!!」
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( ・`ー・´)しんどい!
( ・`ー・´)パス!
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水をさすようで悪いけど、
>>3
○AAとトリップキーを名前欄に入れて書き込めば、即座に『入学』が完了します。
とあるので名前欄も忘れずに。
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ワロタ
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これ笑わないの無理だろ
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返信文章仕込んでたのに出先から帰ってきたら入学手続きの不備突かれるってあるか?これ笑わないの無理だろ
また出直してくるわ
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これは逸材
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ふたたび会う時を待たざるを得ない
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素に戻るなよ笑うわ
頑張れキャラを貫き通せ
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単純にクソ痛い奴じゃねぇか
これで二十歳越えてたら知能指数猿以下だから来世に期待して死んだ方がマシだぞ
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>>56
遠回しに上○雄○をバカにするのやめろ
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このネタわかんねえってことは新参の十代だろキッズをいじめてやるなよ
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若者を叩く年寄りおるな
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次はどんな登場の仕方をするのか楽しみだな
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どんな登場の仕方でもいいから面白い話書いてね。それすれば手のひらドリルだから。
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(´・ω・`) 絶望的なほどに筆が進まない
(´・ω・`) ネタだけは思いついたから、何とか完成させたいけどどうなることやら
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今回の品評会はパスします
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イ从;゚ ー゚ノi、 ボクも筆が進まないや
イ从゚ ー゚ノi、 期間延長とか……ダメかなあ?
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(・∀ ・)「きゃっかにきまってんだよなー」
(・∀ ・)「そんなれいがいつくるいみもない」
(・∀ ・)「べつにまい回かかないとたいがくになるわけでもなし」
(・∀ ・)「オレさまなんて気がむいたときしかかかねーぞ」
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('A`) (他人が苦しんでる様を見るほうが楽しいなこれ)
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川 ゚ -゚) 半分ほどまで書けたが、書くというのは大変なことなんだな……
川 ゚ -゚) 大変な上に人に見せるのは恥ずかしいしなんか興奮してきた。
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>>67
興奮するのかw
頼もしいな
aa的に川 ゚ -゚)のファンだから期待してる
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(´・ω・`) 前座に相応しい、素晴らしきクソ作品を書き終えたから投下してくよ…
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( ^ω^) 真の悪人を目指すお!
( ´ω`) でもどうやれば真の悪人になれるか思いつかないお…
( ^ω^) とりまテレビでも見るおwwwwwwwwwww
[TV]<ジャーン
[TV]<神秘シリーズ第一弾!地球の内部に迫る!
[TV]<実は地球のマントルは「ペリドット」「ガーネット」「ダイアモンド」等の宝石で出来ていたのです!!
[TV]<次回、第二弾は「女体の内部に迫る!」です!お楽しみに!
[TV]<ジャジャジャジャーン
( ^ω^)ピコーン
( ^ω^) 地球のマントルから宝石を盗めば真の悪人になれるお!
( ^ω^) ついでに地球も破壊出来て一石二鳥だおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
( ^ω^) 早速方法を考えるおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
-
10分後
( ´ω`) サッパリ思いつかないお…
( ^ω^) ドクオに考えてもらうおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
( ^ω^)& いとしのドックン!地球のマントルから宝石を盗む方法はないかお?
('A`)& 斬鉄剣で地球を真っ二つにするとかどうよ?
【イメージ図】
──── ←斬鉄剣
○
↑
地球
○
──── スパッと切断
( ^ω^)& 名案だお!さっそく斬鉄剣を作ってもらいに行くお!
('A`)& ああ行ってこいブーン…!真の悪人となるために!
( ^ω^)& いってくるお!
-
( ´ω`) だけど誰が斬鉄剣を作れるのか分からないお…
( ^ω^) 手当たり次第に訊いてみるおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
( ^ω^) そこの爺さん!斬鉄剣を作れる刀鍛冶をしらないかお?
( ´W`) いかにも私がその刀鍛冶じゃ
( ^ω^) じゃあブーンのために斬鉄剣を作ってくれお!
( ´W`) その前に、斬鉄剣の持ち主となるには試練を受けてもらう必要があるんじゃよ…
(;^ω^) その試練とは…? ゴクリ
-
( ´W`) 理由を三行で
( ^ω^) 真の悪人になるお!
地球を破壊してマントルから宝石を盗むお!
斬鉄剣で地球を真っ二つにするお!
( ´W`) よし合格じゃ!すぐに作ってやろう
30分後
( ´W`) 完成じゃ!
( ^ω^) やったお!ありがとうだお!
( ^ω^) これで地球を真っ二つに出来るお!
( ´W`) しかし…地球の直径以上あるこの刀をどうやって使うんじゃ?
( ゚ω゚)
( ゚ω゚) 考えてなかったお…
( ^ω^) とりまドックンに相談するおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
-
( ^ω^)& ヘイドックン!斬鉄剣はできたたんだけど使う方法が思いつかないんだお!
何か良い方法はないかお?
('A`)& 両端にロケットでもつけたらどうだ?
( ^ω^)& それは名案だおwwwwwwww早速ロケットを盗みにいくおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
■ ■
■⊂二二二二( ^ω^)二二二二⊃■ ←ロケットを盗んだブーンの図
▼ ▼
(;^ω^) 流石にロケットを盗むのは大変だったお…
( ^ω^) とりま斬鉄剣にロケットを取り付けるお!
( ^ω^) これを宇宙に浮かべて…エンジン点火!!!
( ^ω^) 発射5秒前!!!4!3!2!1!発射だお!!!!!
( ^ω^) 上手くいったお!これでちきうは真っ二t
-
´
´.
__,,:::========:::,,__
...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐...
..‐´ ゙ `‐..
/ \
.................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´ ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
.......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ .' ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
;;;;;;゙゙゙゙゙ / ゙: ゙゙゙゙゙;;;;;;
゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
/゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´
-
( ^ω^)は真の悪人を目指すようです
糸冬
-
(´・ω・`) 何故にこうなったのかは投票期間後に説明するから、今は訊かないで欲しい
(´・ω・`) まあ深い理由なんてないけどね…
(´・ω・`) さあて、アルファでも読むか
-
>>74の「両端に〜」の下にこれを追加
【イメージ図】
斬鉄剣
■ ↓ ■
■────■ ←ロケット
▼ ▼
○
↑
地球
-
地球をナメんなよ
-
一旦宇宙に出ないと設置出来ない件についてw
乙やで
-
>>80
(´・ω・`) そういった細かな部分を無視出来るのはギャグのいいところだよね
(´・ω・`) 乙ありがとうね
(´・ω・`) …
(´・ω・`) …
(´・ω・`) アクティブの生徒が見当たらないと、何となく不安になってくるな
-
( ・`ー・´)ショボーン君に乙だ!
( ・`ー・´)スピード感がいいね!ハイスピード地球ぶったぎり系ギャグの雛型として後世に伝えられると僕は思うよ!
( ・`ー・´)そういや過去にもちょいちょい見たことがあるけど「&」がスマホを表しているってのはもう、全ブーン系民の総意と考えていいのかな!
-
('A`) 別に話すことないし…
-
>>82
総意では無いと思います
-
>>82
(´・ω・`) ありがとう、ありがとう
(´・ω・`) 「ξ゚⊿゚)ξちゃんが( ^ω^)に告白するようです」を読みながら執筆してたせいか、電話の形が&になったけども
(´・ω・`) 】や θ もよく見るよね
>>83
(´・ω・`) いや、ね、馴れ合うつもりは毛頭ないけどさあ
(´・ω・`) 作品を投下した後にしばらく反応が無いと怖くなってくるんだよね
(´・ω・`) 20日以降に感想を貰えることは分かりきってるのにさ
-
('A`) それはどうかな…
('A`) 感想もらえるのが当然だってのは
('A`) 見当違いだと思うね
('A`) 20日以降だろうがなんだろうが
-
(´^ω^`) ハッハッハッ!言えてる言えてる
(´^ω^`) 自己の改善のために批評をし合うのに、ある程度のクオリティがないと批評が貰えないってのがこのスレの恐ろしいところだね
(´^ω^`) まァ、心配しなくても僕以外の生徒は必ず講評は貰えるから
(´・ω・`)9m このショボーン様がいる限りは全員分の講評を書き殴ってやんよ
-
>>87
やだ!!
この変態、イケメンよ!!
-
>>82
( <●><●>)「私は】派ですね」
-
川; ゚ -゚) 書けたので投下する。
投下自体初めてなので失敗するかもしれんが大目に見てくれ
-
( ^ω^)「は?」
僕はその時、かなり阿呆な顔をしていたと思う。
でも仕方なかった。
学校の宿題中に自分の父から告げられた言葉があまりにも信じられなくて。
そんな顔をして聞き返してしまうのも仕方のないことだった。
(`・ω・´)「だから。ツンちゃんがね、次の神様のお嫁さんに決まったんだよ」
( ^ω^)「……ツン、が」
(`・ω・´)「うん。ブーンは仲良くしてもらってただろ?だからちゃんとお礼を言うんだよ」
( ^ω^)「…… 」
僕は、父さんに返事をすることも忘れ考え込んでいた。
-
.
( ^ω^)贄の涙のようです
.
-
僕が住んでいる村には神様がいる。
神様は何十年かに一度、見初めた娘がいる家の前に簪(かんざし)を置いていく。
簪を置かれた家の娘は絶対に神様に嫁がねばならない。さもなければ神様の怒りに触れ、村は大災害に見舞われる。
だから嫁を出した家は村を救ったとえらく感謝され、あらゆる援助を受け、向こう十年は働かずとも生活に困らない。
いつだったか、父さんにそう教わった。
ちなみにこの簪は、神様を祀っている神社の敷地内にある祠に置いてあるものだ。
祠の中を掃除している際に覗いたことがある。
細部までは見えなかったが、紫色の小さな花がたくさんついた綺麗な簪だったのを覚えている。
( ^ω^)「……神様に嫁入りしたら」
( ^ω^)「ツンとはもう会えない……んだお? 」
(`・ω・´)「……ん、そうだね。神様のもとへ行くから、もうこちらへは戻ってこれないね」
( ^ω^)「そうかお…… 」
(`・ω・´)「……寂しい気持ちは分かるよ。俺も子供の頃に好きだった子が嫁いだけど、辛くて泣いたよ」
父さんはそう言うと僕の肩を何度か叩いた。
-
ツン。
僕と彼女は同い年で、幼い頃から仲良しだった。
何処へ行くにもいつも一緒だったし、つい昨日も彼女と彼女の妹との3人で釣りをして遊んだばかりだ。
昨日までは変わらない毎日だった、のに。
( ^ω^)(ツン……僕は…… )
僕はその日、とうとう眠りにつくことができなかった。
ξ゚⊿゚)ξ「あ、ブーン。来てくれたの」
ドアを開け僕を見るツンは、僕の予想とは違っていつもの彼女と変わりなかった。
そのことに僕は少し驚いてしまった。
もしかして昨日聞いたことは父さんの冗談だったのだろうか。
ξ゚⊿゚)ξ「あんたも聞いたの?私が神様に嫁ぐって話」
( ^ω^)「あ……う、うん。父さんから…… 」
ξ゚⊿゚)ξ「そっか」
そんな僕の希望的観測は、彼女によって崩されてしまった。
-
( ^ω^)「…… 」
ξ゚⊿゚)ξ「…… 」
沈黙。
僕は昨夜、眠れぬ布団の中でずっと考えていた。
ツンの思い出と父さんの言葉がぐるぐると、洗濯機の中の洗濯物のように回って。
僕の思考をかき回して、混ざり合って。
僕が夜が明けるまで悩んでやっと導き出した答えは、
ツンと離れたくない、だった。
夜通し悩んで出したものがこんなことで、我ながら呆れるけど。
( ^ω^)「……ツン」
沈黙を破った僕の声は少し震えていた。緊張していた。
……ツンに僕はこう提案するつもりだった。
「離れなくて済む方法を一緒に考えよう」
他の人が聞いたらきっと幼稚な発言だと思う。でもこれが僕の精一杯だった。
幼いなりに、馬鹿なりに、僕なりに。
悩んで出した答えだった。
( ^ω^)「はな」
ξ゚⊿゚)ξ「ねえ! 」
そんな僕の声を遮る彼女の声。
僕は出しかけた言葉を喉につまらせる。
-
ξ゚⊿゚)ξ「神様に嫁ぐとさ、たくさんお金、とか、もらえるんだって」
( ^ω^)「…… 」
ξ゚⊿゚)ξ「うちがそれで裕福になったらさ、ブーンにもおすそ分けするように言っといたげる」
ξ゚⊿゚)ξ「デレにもちゃんと、ブーンにお菓子わけたげてって言っとかないとね」
あの子わがままだから、とつぶやく彼女は俯いていて。
僕はもう、つまらせた言葉を吐くすべを失っていた。
出鼻をくじかれたのもある。でも俯く彼女の手元、握られたあの簪に
ぽたぽたと水滴が落ちていくのを見てしまったから。
僕の決心なんて霞むほどの彼女の決意を見てしまったから。
だから僕もただ俯いて、泣くしかなかった。
ξ;⊿;)ξ「バカね、何泣いてるのよ。神様にお願いして会いに来るから……心配しないでよ」
( ;ω;)「おっ……おぉ…… 」
僕らはふたりで泣きあった。
泣きながら分かった。僕はツンが好きなんだ。だからこんなにも悲しくてつらいんだ。
何でツンだったんだ、何でツンを連れて行ってしまうんだ。心の中で何度も何度もそう繰り返し呟いた。
(`・ω・´)「それじゃ行ってくるからね。くれぐれも外には出ないように」
-
そう僕に言い聞かせると、父さんは出かけていった。
嫁入りの日は女の人と子どもは外に出てはいけないらしい。理由を聞くと
「神様に連れて行かれてしまうから」。
何故大人の男の人は連れて行かれないんだろう、と難しい顔をして考え込んでいる僕を見ると
父さんはふ、と笑って扉を閉めた。
今日はツンが神様に嫁ぐ日だ。
……僕はあの日から、毎日ツンに会いに行った。
会って、いつもと変わらない何気ない会話をして、遊んだ。
嫁入りについては触れなかった。お互いにつらいことを思い出さないようにしていた。
( ^ω^)「……食器、洗わないと」
父さんと僕の二人分の食器が置かれたシンクの方を見る。
水道口から時折ぽたりと水滴が落ちる。
その様子が数日前のツンと重なって、あの日のことを思い出させた。
-
( ^ω^)「……う」
( ;ω;)「ううううう! 」
この数日触れないように蓋をしていた感情が、目から口から一気に溢れ出た。
悲しみと一緒に、怒りもこみ上げていた。ツンを奪う神様が許せなかった。
でもそれ以上に、何もできない自分が腹立たしかった。
乱暴にこたつの上のものに当たる。
父さんが好きな煎餅が入った器も、冷めたお茶が入っていた湯呑も、
書きかけの宿題のノートも、すべて腕で払い、こたつの脇に落とした。
一切がなくなったこたつに何度も拳を打ち付ける。
( ;ω;)「このっ!このっ!このっ!馬鹿野郎っ! 」
無力な自分を痛めつけ、罵った。
ツンを救いたかった。好きと打ち明けたかった。不変でありたかった。
-
( ;ω;)「ツンと……さよならなんてやだお…… 」
こたつに倒れ込み顔を埋める。
じんじんと痛む拳を開く。爪が食い込み血が滲んでいる。
( ;ω;)「……そういえば、さよなら、って、言ってないお…… 」
( ;ω;)「ツン……ツンに会いたい……」
そう呟くとよろよろと立ち上がり、上着を手に取って玄関へ歩いた。
泥で汚れたスニーカーに足を滑り込ませ、引き戸に手をかける。
そのまま戸を滑らせると、外の冷たい空気が一気に流れ込んできた。
外は静かだった。
きっとどの家も今日は言いつけどおり家の中で過ごすのだろう。
外にいるのはツンを見送る大人の男たちと、お嫁に行ってしまうツンと、
これから約束を破る僕だけだ。
-
( ^ω^)「…… 」
歩く。
足音を立てないように、あまり明るいところは歩かないように。けれど速度は落とさないように。
どこでやるかは聞いていなかったが、恐らく神様を祀っているあの神社だろう。
家を越え、僕らが通う中学校を越え、しばらく歩くと神社へと続く道が見えてきた。
ここまで来ると付近に家はないが、大人たちが集まっていることを考え慎重に進む。
石畳の道の脇に灯籠が置かれている。
誰かがこの道を歩くために置いたとすれば、やはりここにツンたちが居るに違いない。
階段を登る。次第に人の声が聞こえてきた。大人たちの笑い声だ。
ツンの声は聞こえないが、良かった。ここまでくれば大人に見つかってもツンに会えるだろう。
鳥居をくぐる。脇に竹箒と草刈り用の鎌が無造作に置かれている。
僕もいくらか安心して、周りのものを見る余裕も出てきていた。
建物に近付く。少し開いた扉から灯りが漏れている。
いきなり扉を開けて入る勇気は流石になかったので、僕は床が軋まないよう
ゆっくりと進み、中を覗き込んだ。
-
ちょうど僕の正面に、小さな細い脚が見えた。
白い布に横たわっているらしい。顔は見えない。人の背中が邪魔をしていて見えない。
人影の両脇から伸びる脚が揺れている。足袋を履いているのが見える。
人影は服を着ていなかった。なぜ?
側面から脚を掴む手が伸びてきた。灯りに照らされて顔が見える。見たことのある顔だった。
反対側からも見たことのある顔が現れて、何かを掴んで引っ張った。
引っ張っているものが見えた。緩く巻かれた金の髪だった。なぜ?
その髪にも見覚えがあった。僕が今まさに見たかったものだった。
正面の人影が退いた。隠れていたものが全て見えた。
そこに居たのはツンだった。
裸で横たわっていた。
敷いていると思っていた白い布はツンが着ていたらしい着物だった。
退いた人影が横を向いた。僕の父親だった。さっき別れた父さんだった。父さんも裸だった。
-
村の男たちがツンの上で笑い、踊る。
その度にツンは脚を、手を、髪を揺らしていた。そばにはあの簪も落ちていた。
僕は理解ができず固まっていた。目の前の光景の意味が分からなかった。
ここでは神様とツンの結婚式が始まっているはずだ。
でもこれは、これじゃあまるで───……
ξ ⊿ )ξ「ギッ、イッ、 」
男たちの笑い声に混じってツンのうめき声が聞こえる。
ツンが苦しんでいる。それでも男たちは笑っている。酒らしきものを飲んでいる。踊っている。
どうしてみんな、ツンが苦しんでいるのに笑っている?
おかしいじゃないか。こんなの──
男の一人がツンの髪を掴み、引っ張り上げた。
頭が持ち上がる。ツンの顔が見える。例えるなら、今にも死んでしまいそうな顔だった。
ふいに、ツンと目が合った。ツンがこちらを見ていた。
死にそうな顔をしていたツンが、わずかに目を見開き、次には泣きそうな顔になった。
ξ ⊿ )ξ「み……な、で…… 」
か細い声だったが、僕の耳には確かに聞こえた。
ツンを助けなきゃ。固まっていた思考が溶ける。
(;゚ω゚)「ツンッ!! 」
扉を殴るように乱暴に開けて叫んだ。男たちがこちらを一斉に見た。
やはりどれも見覚えのある顔だった。友達の父親、お店の店主、僕の父親。
僕が覗いていた所から見えない位置、左の壁際にはツンの両親もいた。
しかしこのなかに知らない顔はなかった。神様はいなかった。
-
(`・ω・´)「ブーン……家から出るなって言ったのに」
裸の父さんが僕のほうを見て呟いた。
でも僕は父さんのことを無視してツンに駆け寄った。
(;゚ω゚)「ツンッ!っだ、大丈、ぶ… 」
間近で見ると分かる。ツンの全身は穢されていた。
体中につけられた赤い痕と青い痣。そして髪や顔、体にもかけられた体液。
僕はさっき見た映像を思い出した。心臓が締め付けられて苦しい。
ツンは気絶してしまったらしい。でもそのほうが良いかも知れない。
僕は自身の袖でツンの顔を拭ってやる。
今すぐにこの場からツンを連れ出したかったが、先に聞かなければいかないことがある。
僕は立ち上がり、父さんの方を向く。父さんと見つめ合う。
( ゚ω゚)「……今日、ツンの結婚式があるって、いったおね」
(`・ω・´)「……ああ、そうだね」
( ゚ω゚)「じゃあ、これは一体何だお。説明してお。
なんでここに神様がいないんだお。なんでツンがこんな目にあってるんだお」
(`・ω・´)「参ったな…… 」
父さんは困ったような顔をしながら頭を掻いている。
しばらく悩む素振りを見せていたが、やがてそれをやめると口を開いた。
(`・ω・´)「まあ、良いか……見ちゃった以上もう隠せないし。説明するよ」
-
(`・ω・´)「もう察してると思うけど、神様なんて本当はいないんだ」
( ゚ω゚)「…… 」
(`・ω・´)「昔は信じてたらしいしここの神社で実際に祀ってたんだけどね。
まあ、今の時代にそういうのを信じるわけもない」
(`・ω・´)「ただ、信仰はなくなったけど、残った文化もあったんだ」
父さんの視線がツンに行く。
(`・ω・´)「生贄だよ」
( ゚ω゚)「生贄…… 」
(`・ω・´)「昔はブーンに説明した通りの生贄だったんだ。
神様に祈っていた。生贄となる少女を捧げ、村を守ってくれと」
(`・ω・´)「でも今は違う。少女は神様ではなく村の男達に捧げるんだ」
( ゚ω゚)「なんっ……でだお!神様でもない父さんたちになんでっ! 」
(`・ω・´)「娯楽もほとんどないこの村の唯一の娯楽だからだよ。
少女を抱くのはなあ、俺らみたいなオッサンにとって何よりの娯楽、悦楽なのさ」
言いながら父さんはにいと笑う。周りの男達も笑っている。意味がわからない。
今まで気にならなかった垂れた眉に、歯の黄ばみに、唾液の糸に、激しい嫌悪が湧く。
何より父さんのその言葉に虫唾が走った。
-
(`・ω・´)「娘を俺らに差し出す代わりに俺らは差し出した家に何年もかけてお礼をする」
(`・ω・´)「そうやってこの村はうまくやってきたんだ。
もちろんルールもたくさんある。長く続けるためには決めごとも必要だからね。
ブーンにも高校を出たら教えるつもりだったんだが、まさかここに来るなんてな」
( ゚ω゚)「……だって、父さん、言ったじゃないかお
父さんも、好きな子が嫁いで、辛かったって。泣いたって」
(`・ω・´)「……ああ、泣いたよ。辛かったなああの時は
(`・ω・´)「だってさ」
(`・ω・´)「俺はその時まだ子どもで、その子を抱けなかったからね」
頭が痛い。右手で頭を抑える。
父さんの言葉を理解しようとすればするほど痛みは強くなる。
僕が異常なのか?どうして誰もおかしいと言い出さない?
ツンの両親の方を見る。
(∩゚ω゚)「ッツンを……こんな目に合わせて……
あんたら、なんとも思ってないのかお…… 」
声を絞り出す。ツンの両親は顔を見合わせ困ったような顔をしている。
少しそうした後、ツンの母親が口を開く。
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