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('A`)はドクトラセブンのようです

623名無しさん:2019/03/09(土) 22:57:27 ID:A.YRKkos0
かすかに感じるエネルギーを感じ、その方向へと向かいながらタカラ星人は考える。
宇宙最悪で最恐と恐れられた自分がなぜこんな様なのかと。



(,,^Дメ)「クソォ……クソガァ!!」

すべてはあのヴィプトラシャキンとか言う新人のせいだ。
モナトラマンの再来とか言われてたが所詮噂程度だと思って油断した。
俺が唯一勝てないと思っていたあのモナトラマンと本当に同等の力をもってやがった。
おかげで手下も全滅したし俺ももう長くはもたん。

(,,^Дメ)「チクショウこんなはずでは……」

モナトラマンさえいなければこの宇宙は俺様のものになると思っていたのに……

(,,^Дメ)「こんなところで終わってたまるか!!」

だが何とか逃げおおせてたどり着いたこの星は文明レベルが低すぎて俺様のこの怪我を手当てすることすらできない。
時間がたてば当然お陀仏だし、死ぬ前にヴィプトラシャキンがここにたどり着くかもしれん。
死ぬにしたってただでは死なん。一人でも多く道ずれにしてやる。

そう思ってどうするか考えていたが何も浮かばなかった。
正直もうまともに戦う力など残っていない。下手したら下級戦士にもやられてしまうだろう。
まさかこの俺様が死ぬ前に絶望を味わうことになるとは……
俺様はこの宇宙の悪の帝王だぞ!これがこんな無様な最期だと!!許されるはずがないのだ!!

しかしだ。
この星に来てからわずかに感じたメテオールの気配。
今までに感じたことのないほどの質の高い気配だ。
もしかすると巨大なメテオールがこの近くにあるのかも。

(,,^Дメ)「まさかこの俺様が『希望』だとかいうものにすがるときが来るとはな。」

だがもし俺様が考えただけのメテオールがあるとすれば死ぬ前にこの宇宙も一緒に終わらせることができるだろう。

(,,^Дメ)「一人では死なんぞ。」

(,,^Дメ)「くひひ!この宇宙すべてのものが道ずれだ!!」

そうだすべて終わらせる。俺様をこんな目に合わせておいて他の者がのうのうと生きていていいはずがないのだ!!
俺様に絶望を与えただけお前たちにも同じだけの絶望を与えてやる!

624名無しさん:2019/03/09(土) 22:57:52 ID:A.YRKkos0
ξ゚⊿゚)ξ「あの野郎医務室にいないじゃないか!」

ξ#゚⊿゚)ξ「さてはサボるための仮病だったな!!許さねぇ!!」

怒りに燃えるツンヌは医務室を飛び出しドクオを探す。
それは本能的なものなのかそれとも戦いの中で培った気配を察知する力なのかドクオがいる基地の外へと一直線に向かっていった。

('A`)(これが俺、ドクトラセブン最後の戦いになるだろう)

('A`)(このボロボロの体がどれだけ持つか……)

(-A-)(……)

('A`)(やってやるさこの命に代えても!)

懐からドクトラアイを取り出す。

∞⊂('A`)

いざ変身しようとしたその時――

ξ#゚⊿゚)ξ「ドクオ!テメーこんなところでサボってやがったのか!!」

ξ#゚⊿゚)ξ「例の宇宙人が動き出したっていうからお前私のの代わりに行って来い!!」

('A`)「……」

ツンヌに背を向けたまま口を開かない。

ξ#゚⊿゚)ξ「なんとか言ったらどうだ!!」

クルッとツンヌの方へと向き直る。

('A`)「ツンヌ、俺は……俺はね……」

('A`)「人間じゃないんだよ!」

('A`)「V78星雲からきたドクトラセブンなんだ!!」

ξ゚⊿゚)ξ「え……」

625名無しさん:2019/03/09(土) 22:58:18 ID:A.YRKkos0
('A`)「……」

ξ゚⊿゚)ξ「……」

('A`)「びっくりしただろう。」

ξ゚⊿゚)ξ「いいや。」

ξ゚⊿゚)ξ「人間じゃなかろうが宇宙人だろうがドクオ、お前がドクオであるのには変わりないだろ!」

ξ゚⊿゚)ξ「それがたとえヘタレンダーZでもドクトラセブンでもな!」

ξ゚∀゚)ξ「それにテメーの顔を見て人間だって思うやつの方が少ないぜ!」

(;'A`)「ギギギ……」

('A`)「でも他のみんなもそう言ってくれるかな……」

ξ゚⊿゚)ξ「馬鹿言え!他の連中も同じように言うさ。」

ξ゚∀゚)ξ「それが私たちだろ!」

('A`)「ありがとうツンヌ。」

('A`)「だが俺はもう行かなくてはならない。」

ξ゚⊿゚)ξ「あぁ?」

('A`)「西の空に明けの明星が輝くころ、一つの光が宇宙へ飛んでいく。それが俺なんだよ。」

∞⊂('A`)「さよならツンヌ!」

ξ゚⊿゚)ξ「オイ待て!」

ξ゚⊿゚)ξ「何するつもりだ!」

∞⊂('A`)「地球がピンチなんだよ!!」

(∞)「デュワ!」

ツンヌの目の前でドクトラセブンに変身する。

('A`)「ジュワー!!」

そのまま空へと飛び立っていった。

626名無しさん:2019/03/09(土) 22:58:43 ID:A.YRKkos0
ξ゚⊿゚)ξ「あいつ……」

ξ゚⊿゚)ξ「……」

ξ゚⊿゚)ξ「……」

ξ゚⊿゚)ξ「……」

ξ゚⊿゚)ξ「……」

ξ;゚⊿゚)ξ「え?」

ξ;゚⊿゚)ξ「え?頭おかしくなって意味不明なこと喚いてたんじゃないの??」

ξ;゚⊿゚)ξ「マジにドクトラセブンに変身しやがった!!」

ξ;゚⊿゚)ξ「え?マジ?」

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっ……」

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっとみんなー!!」

慌てて基地へと戻っていくツンヌ。

627名無しさん:2019/03/09(土) 22:59:16 ID:A.YRKkos0
(,,^Дメ)「近づくほどに強く感じるぞ!やはりこの辺にメテオールがあるな!!」

(,,^Дメ)「くひひ!やったぜ!」

本能的な感覚でメテオールに近づいていくタカラ星人。
この宇宙を道ずれにできそうで上機嫌になってきている。
ついにメテオールの一部が見えてきた。

(,,^Дメ)「!!やったぜ!ついに見つけた!!」

そんなタカラ星人に近づいていく一つの影があった。

(,,^Дメ)「ん?」

('A`)「デュワ!!」

(,,^Дメ)「な?!」

タカラ星人の背後へと着地して構えるドクトラセブン。

(;^Дメ)「俺様を追っていたヴィプトラの戦士がもう着いたというのか!!」

(;^Дメ)「おのれぇ!!あともう少しだったというのにぃ!!」

(;'A`)「ぐ……」

フラフラ

(,,^Дメ)「あぁ?」

しかしそのヴィプトラの戦士はすでに弱り切っていた。
額のビームランプは激しく点滅しているし。

(,,^Дメ)(こいつすでに俺様より弱ってないか?)

(,,^Дメ)(それに俺様を追ってきたというならヴィプトラシャキンもいるはず……)

(,,^Дメ)(そうか!こんな辺鄙な星に元々派遣されていたやつだな!)

(,,^Дメ)「ふぅ、焦ったぜ!こんな星に行かされるってことは相当な役立たずってことだな。」

(#^Дメ)「脅かしやがって!!」

(,,^Дメ)「おとなしくしていたら命は取らないでおいてやろう。」

(,,^Дメ)(まぁどうせすべて消し飛ぶんだがな)

628名無しさん:2019/03/09(土) 22:59:52 ID:A.YRKkos0
(;'A`)「うぐぅ……」

立っているのがやっとの態勢でドクトラショットの構えをとる。

(,,^Дメ)「おいおい、まさかこの俺様と戦うつもりか?」

(#^Дメ)「たとえ弱っていようがテメーみたいなクソ雑魚なめくじの攻撃なんて効かないんだよ!!」

(;'A`)(しっかり狙えドクトラセブン!)

(;'A`)(これを外したら終わりだ…)

('A`)(この一撃に俺のすべてをかけろ!!)

('A`)「デュワァァァァ!!」

ドクトラセブンの残っていた全エネルギーが発射された。

(,,^Дメ)「バリアー!!」

そう叫ぶとタカラ星人の目の前に光の壁が現れた。
だがそれとは別に明後日の方へと飛んでいくドクトラショット。

(,,^Дメ)「ケッ、所詮は底辺中の底辺。大事なとこで外しやがったな。」

(,,^Дメ)「どのみち当たっていても意味はなかったがな。くひひ!」

('A`)「……」

だがその時

タカラ星人の背後の方が光りだす。

(,,^Дメ)「?!」

(,,^Дメ)「何事だ!!」

メテオールが一瞬光り輝くとスッと輝くが失われただの石になった。

(;^Дメ)「あ……あぁ!!」

ドクトラセブンの狙いは最初からメテオールだったのだ。

('A`)(これでいい……これでもうV78星雲や他の星から地球が狙われることは……)

( A )(これで……いい……んだ……)

629名無しさん:2019/03/09(土) 23:00:19 ID:A.YRKkos0
その場に力なく倒れこんだドクトラセブン。
激しく点滅していたビームランプはもう光ることはない。
すべての力を出し尽くして力尽きたのだ。
一度エネルギーが尽きたらもう立ち上がることはできない。

(;^Дメ)「あァァァァ!!チクショウ!チクショウォォ!!!

最後の希望が踏みにじられ絶望へと変わった。
皮肉な話だ。今までさんざん他者にほんの少し希望を抱かせてから目の前で絶望へと突き落としてきた。
そんな自分が今度は絶望に叩き落されたのだから。

(;^Дメ)「許さねぇぇえ!!」

(;^Дメ)「そうまでしてテメーが守りたかったこの星を俺様の命が続く限り地獄に変えてやる!!!」

(;^Дメ)「こんなクソ雑魚なめくじの底辺野郎にこの俺様がァァァァ!!」

激しく怒り散らすタカラ星人。
だがすでに力尽きたドクトラセブンはピクリとも動かない。

( A )


















「―――で……ン……」

ほんの少し

何か聞こえた気がした

誰かが叫んでいる

630名無しさん:2019/03/09(土) 23:00:44 ID:A.YRKkos0
ζ(゚ー゚*ζ「負けないでドクトラセブン!!」

(`ェ´)「負けるな!!立ち上がってくれドクトラセブン!!」

一般市民B「頑張れ!!頑張れドクトラセブン!!」

ζ(゚ー゚*ζ「いつもあなたが私たちのために必死でボロボロになりながら戦ってるのずっと見てきたわ!」

ζ(゚ー゚*ζ「あなたに助けられてばかりで何もしてあげられないけど……」

ζ(゚ー゚*ζ「でもお願い負けないでドクトラセブン!!」

聞こえる大切な人たちの声が

聞こえるみんなの応援してくれる声が

(゚、゚トソン「ほら立って!立ち上がって構えなさいよ!!」

(゚、゚トソン「さっきいい感じににらみ合ってたとこカメラで撮れなかったからもう一度同じ感じでお願い!」

一般市民A「やっぱあのブレスレットあった方がよかったんじゃないか?」

一般市民A「でもまぁ頑張ってくれよ!」

一般市民C「そうだ負けんなそんなよわっちそうなやつに!」

(=゚ω゚)「はぁ、所詮キモ貞はこんなもんか。」

(=゚ω゚)「少しはいいとこ見せて見ろよドクトラセブン!!」

川д川(負けてはダメよ!あなたはまだこっちの方に来てはいけない人よ!)

( `ハ´)「相手があのタカラ星人デモかなり弱ってるネ!」

( `ハ´)「勝ってまたミンナで楽しくオサケ飲もうヨ!!」

/ ,' 3「旦那、あっしは知ってやすぜ!旦那がお強い人だって!」

≫(‘♀’)≪「頑張れ。我々は信じてるぞ君の勝利を。」

≫(‘♀’)≪「だから……立ち上がるんだドクトラセブン!!」

631名無しさん:2019/03/09(土) 23:01:53 ID:A.YRKkos0
不思議だ
今までもう何も残っていなかった体にほんの少し力がわいてきた

どこからわいたかわからない力だけど……
いや違う
そうだそうだったな

『(’e’)「言葉や文字にはとてつもない力がある」』

あぁそうだこの星に来てから学んだことじゃないか

ありがとうみんな

皆のおかげでもう少しだけ戦える

('A`)「デュワ!」

ドクトラセブンが立ち上がった。
光を失っていた額のビームランプはまた激しく点滅を開始している。

(,,^Дメ)「……」

(,,^Дメ)「なんのつもりだ?」

(,,^Дメ)「底辺中の底辺が、弱ってはいるがこの俺様に勝てると思っているのか?」

(#^Дメ)「テメーみたいな便所虫以下の奴がこの俺様に何ができるってんだ!!!」

(#^Дメ)「テメーも他の奴らのようにションベン漏らしながら命乞いすりゃぁ楽に死なせてやったのによぉ!!」

(#^Дメ)「弱いくせに俺様に歯向かうのか?」

(#^Дメ)「お前みたいなタイプが一番ムカつくんだよ!!何もできねぇ役立たずの分際でよくも俺様の邪魔をしたな!!」

怒り心頭。ひたすらに相手をののしる。
こうなったら最後相手が絶望の淵に叩き落されなければ気が済まないのだ。

(#^Дメ)「お前にはたっぷり思い知らせてやる!!自分が如何にゴミ――

(#'A`)「ダァァァ!!」

先手必勝。至近距離からのアイス・ラッガーを放つ。
残り少ないエネルギーではもう光線技は使えない。
だが、格下が格上に勝てるかもしれない数少ない方法。
不意打ちからの切断技だ。

真っ直ぐタカラ星人に向かっていく。
が――

632名無しさん:2019/03/09(土) 23:02:21 ID:A.YRKkos0
(,,^Дメ)「本当よぉ……」

(,,^Дメ)「お前は俺様のこと舐めてるのか?」

飛んできたアイス・ラッガーをたった指二本で受け止めた。

(;'A`)「な!」

(,,^Дメ)「お前、相手との戦闘力の差わかってる?」

(,,^Дメ)「この距離なら当たると思ったか?」

(,,^Дメ)「こんなちんけな技で俺様が倒せると思ったのか?」

(#^Дメ)「テメー――!!!」

(#^Дメ)「なんもわかってねぇだろ!!お前ごときが相手になるわけがねぇんだよ!!」

(#^Дメ)「お前のようなゴミクズは一生地べた這いつくばって哀れに生きてりゃいいものをよぉ!!」

(#^Дメ)「俺様にたてついてんじゃねぇよ!!」

(#^Дメ)「決めた!決めたぞ!!」

(#^Дメ)「テメーのこの武器でその首跳ね飛ばしてさらし首にしてやる!!」

(#^Дメ)「くたばりやがれ!!」

高々にアイス・ラッガーを掲げてドクトラセブンめがけて投げようとする。

(;'A`)「ぐ……」

あっという間に大ピンチ。

だが諦めない。
なぜなら知っているから。
いつもこういうときは来てくれたから。

633名無しさん:2019/03/09(土) 23:02:46 ID:A.YRKkos0
アイス・ラッガーを投げる直前のタカラ星人にどこからともなくレーザー攻撃が命中する。

(,,^Дメ)「あぁ?なんだ?」

咄嗟に攻撃が飛んできた方を見るタカラ星人。
ヴィプトラホーク1号だ。

( ^ω^)「大丈夫かドクオ?!」
  _
( ゚∀゚)「ドクオ、援護は任せろ!」

(,,゚Д゚)「忘れるなドクオ、いつだって俺たちはお前の味方だぞ!」

ξ゚⊿゚)ξ「おいおいへばってんなよドクオ!」

ξ゚∀゚)ξb「一発くらいイイやつお見舞いしてやれ!!」

爪'ー`)「まったく、お前は最後まで俺たちの力が必要だったな。」

爪'ー`)「だがそれがお前なんだドクオ!だから思いっきりやれ!!」

ヴィプトラホーク1号からレーザー攻撃やロケット弾が大量に発射され命中する。
が、全く効果がない。

(,,^Дメ)「ゴミクズの味方はハエってところか。」

(#^Дメ)「お似合いだなテメーら!!」

('A`)「デュワ!」

その隙に後ろに大きく跳躍してタカラ星人と距離をとる。

(#^Дメ)「今度こそくたばりやがれぇ!!」

ヴィプトラホーク1号の攻撃など全く気にせずにアイス・ラッガーをドクトラセブンに投げつける。

(#'A`)「デュワァ!」

飛んできたアイス・ラッガーを脳波でコントロールして当たるギリギリのところで躱してそのままタカラ星人めがけて再度放つ。

634名無しさん:2019/03/09(土) 23:03:12 ID:A.YRKkos0
(#^Дメ)「本当に学習能力がないな無能な奴は!!」

(#^Дメ)「何度やっても結果は同じなんだよ!!」

また指二本でキャッチしようとする。

( ^ω^)「これでも食らえ!!」

ヴィプトラホーク1号から発射されたレーザー攻撃はタカラ星人の顔面に命中した。
ダメージは全くない。
しかし、視界を遮るには十分だ。

(;^Дメ)「し、しまっ―――

スパンッ



('A`)「デュワ!」

戻ってきたアイス・ラッガーを頭に装着する。

(  Дメ)






ゆっくりとドクトラセブンめがけて一歩二歩と足が動いたが、ぼとりっと首が落ち崩れ落ちた。

(;'A`)「はぁはぁ…」

(;'A`)「……」

('A`)「……」

('A`)「ジュワー!!」

力なく立ち上がり、少しだけみんなの方を見つめると西の空へと飛び立っていく。

635名無しさん:2019/03/09(土) 23:03:35 ID:A.YRKkos0
宇宙空間

ボロボロのドクトラセブンが地球を目指していたヴィプトラシャキンとヴィプトラマン弱と合流した。

ヴィプトラマン弱「おいおいお前なんてことやってくれたんだよ。」

(; A )「……」

ヴィプトラマン弱「せっかく俺がタカラ星人にトドメを刺そうと思ったのに。」

ヴィプトラマン弱「お前の手柄じゃないからな!!タカラ星人を倒したところで!」

ヴィプトラマン弱「つーか、お前やらかしすぎだろ。メテオールを無駄にしちまうとか。」

ヴィプトラマン弱「ホント無能な奴は余計なことしかしないよな!」

(; A )「……」

ヴィプトラマン弱「でもよ……」

ヴィプトラマン弱「お前にしたら頑張ったんじゃないか。そんなボロボロになるまでよ!」

(`・ω・´)「ドクトラセブン。君がやった行いは愚かなことだ。」

(`・ω・´)「そう上の連中は言うだろう。事実、かなりお怒りのようだ。」

(`・ω・´)「だが一つだけ確かなことがある。」

(`・ω・´)「君はこの地球を守ったんだ。」

(`・ω・´)「それはどんなことがあっても変えられないただ一つ確かな事実だ。」

(`・ω・´)「まずはよく体を休めよう。」

(`・ω・´)「さぁ、帰ろう我々のV78星雲へ。」

ボロボロのドクトラセブンはヴィプトラシャキンとヴィプトラマン弱に抱えられながらV78星雲へと帰っていった。

636名無しさん:2019/03/09(土) 23:04:01 ID:A.YRKkos0
地球

ヴィプトラホーク1号を着陸させ地上に降り立ったヴィプトラ警備隊はドクトラセブンが旅立っていった空をずっと眺めていた。
  _
( ゚∀゚)「ドクオは死んで帰っていくのだろうか?」
  _
( ゚∀゚)「もしそうならドクオを殺したのは俺たち地球人じゃないか!」
  _
( ゚∀゚)「あいつは傷ついた体で最後の最後まで人類のために戦ってくれたんだ!」
  _
( ゚∀゚)「ドクオを殺した俺たちなんて……あんないい奴……」

( ^ω^)「そんな馬鹿な。ドクオが死んでたまるか!」

( ^ω^)「ドクオは生きている。きっと生きているんだ。」

( ^ω^)「遠い宇宙から俺たちの地球を見守ってくれるさ!」

( ^ω^)「そしてまた……元気な姿で帰ってくる!」

ξ゚∀゚)ξ「カッカッカッ!」

ξ゚⊿゚)ξ「なに辛気臭いこと言ってんだよお前ら!」

ξ゚⊿゚)ξ「どうせドクオのことだ!『('A`)「あ、すんません。忘れ物したんで帰ってきました。」』」

ξ゚⊿゚)ξ「って感じに帰ってくるさ!」

ξ゚∀゚)ξ「カッカッカッ!」

(,,-Д-)「……」

(,,゚Д゚)「あいつが命懸けで守ってくれたこの星をもっといい星にしないと!」

(,,゚Д゚)「あいつが命を懸けて守ってよかったって言える星に。」

爪'ー`)「そのためにも地球は我々人類の自らの手で守り抜かないとな。」

爪'ー`)「だから……」

爪'ー`)(だからいつでも帰ってこいよドクオ!)

637名無しさん:2019/03/09(土) 23:04:31 ID:A.YRKkos0
地球からはるか離れたV78星雲

|::━◎┥「本当、君らにはうんざりするよ。」

('A`)「……」

( ´∀`)「それで我々にはどんな処罰を?」

|::━◎┥「まずは馬鹿な真似をしてせっかくのメテオールを無駄にしたそこのドクトラセブン!」

|::━◎┥「お前は出世などはこの先一切なく、異動もない!一生地球とか言う未開な星でも守ってろ!」

('A`)「え?」

('A`)「本当にそれだけでいいんですか?」

<_プー゚)フ 「こいつマジ?」

<_プー゚)フ 「あんな未開の星の防衛なんて俺は一日だってやりたくないのに。」

<_プー゚)フ 「お前はマジで感覚がいかれてるだろ。」

|::━◎┥「まぁいい。こんな廃産物は一生未開なところに飛ばしておくに限る。」

|::━◎┥「わかったらさっさといけ!お前の顔はもう二度度見たくない!」

('A`)「しかし俺の体はもうボロボロで……」

|::━◎┥「は?」

|::━◎┥「テメーただの風邪ごときで仕事を休むって言うのか!!」

|::━◎┥「いい加減にしろよこの役立たず!!」

('A`)「風邪?」

|::━◎┥「テメーを診た医者がただの風邪だって言ってんだよ!!」

(;'A`)「ただの風邪だったんだ……」

|::━◎┥「だから早く失せろ!!」

('A`)「はい!喜んで地球に行ってきます!」

そういってV78星雲を飛び出していくドクトラセブン。

|::━◎┥「本当、ゴミの相手は疲れる……」

<_プー゚)フ 「まったくですね。」

638名無しさん:2019/03/09(土) 23:04:56 ID:A.YRKkos0
|::━◎┥「そしてモナトラマン、お前にはまた戦場の最前線に復帰してもらう。」

|::━◎┥「古傷のせいで昔のように戦えなくてもやってもらうぞ!」

( ´∀`)「……」

( ´∀`)「わかりました。」

|::━◎┥(ククククク!昔ほどではないがあのモナトラマンだ)

|::━◎┥(今でも限定的とはいえトップクラスに近い実力を持つ)

|::━◎┥(メテオールが手に入らなかったが、タカラ星人がいなくなった今我々に敵対する勢力も減るだろう)

|::━◎┥(そこにモナトラマンも投入すればメテオールがなくとも……)

|::━◎┥「ククククク!」

|::━◎┥「時間をかければ結果は変わらんのだ!」

<_プー゚)フ 「当分はまだ忙しくなりそうですな。」

|::━◎┥「さぁ我らの野望のために戦うのだモナトラマン!」

( ´∀`)「了解です。」

( ´∀`)(本当、自分の欲望に正直な連中だな)

( ´∀`)(まぁ、地球が助かったのならよしとするか)

( ´∀`)(……)

( ´∀`)(さて、転職しよ)

639名無しさん:2019/03/09(土) 23:05:20 ID:A.YRKkos0
ヴィプトラ警備隊基地作戦室

爪'ー`)「ではかねてより計画があったヴィプトラホーク3号の開発計画だが、本格的に始動する。」

爪'ー`)「それにあたって隊員たちの要望が知りたいということだ。」

爪'ー`)「ヴィプトラホーク3号はこうして欲しいということはあるか?」

(,,゚Д゚)「そうですな、ヴィプトラホーク1号、2号が大型なので小回りの利く小型な戦闘機がいいですね。」

( ^ω^)「地底の調査ができるように地底戦車を搭載できるようにするのはどうですか?」

爪'ー`)「なるほど、いい案が出てきたな!他には?」

ξ゚⊿゚)ξ「マニュアルで操作するのばっかだからよ、オートマ限定の免許でも運転できるようにしろよ。」

(;゚Д゚)「それ車の免許の話しだろ!?」

(;^ω^)「ツンヌの運転はトラウマしかない。」

(;^ω^)「マジでヴィプトラホーク1号の運転をさせたときは死ぬかと思った」

(;^ω^)「まだ格納庫の段階でロケットエンジン点火するんだもん。」

(;^ω^)「丁度機体の外にいたら点火されて豚の丸焼きになるかと思った……」

ξ゚∀゚)ξ「カッカッカッ!そういえばそういうこともあったな!」

爪;'ー`)「うん……とりあえず簡単に操縦できる機体がいいと。」
  _
( ゚∀゚)「俺としては機体の先端部にドリルをつけたらいいと思うのですが。」

爪'ー`)「お前それ意味があると思ってるのか?」
  _
(;゚∀゚)「やはりそう言うスーパーメカはロマンを追求することも大切かと……」

(,,゚Д゚)「さすがにそれは無駄じゃないか?」

( ^ω^)「戦闘機にドリルがあったところでなぁ」
  _
(;゚∀゚)「くそー、ドクオならわかってくれたんだろうにな。」

ξ゚∀゚)ξ「バーカ!ロマンだとかくだらないもんいらないんだよ!」

('A`)「馬鹿言えツンヌ!ドリルは男の魂なんだぞ!必要に決まってる!」

640名無しさん:2019/03/09(土) 23:05:48 ID:A.YRKkos0
  _
( ゚∀゚)「やっぱドクオはわかってるな!」

('A`)「あたぼうよ!」

ξ゚⊿゚)ξ「ドリルとかガキかよお前ら……」

ξ;゚⊿゚)ξ「ん?」
  _
(;゚∀゚)「え?」

(;゚Д゚)「あぁ?」

(;^ω^)「おま……」

爪;'ー`)「ドクオ、お前どこからわいた?」

(;'A`)「あ、いえ、どうやらただの風邪だったらしくてお薬もらったらよくなりまして……」
  _
( ゚∀゚)( ^ω^)(,,゚Д゚)「ハッハハハハ!」

ξ゚∀゚)ξ「カッカッカッ!私が言った通りじゃん!」」

爪'ー`)「まったくお前というやつは。でもそれがお前だな!」

(;'∀`)「いやぁ、アハハ……」

Prrrr

('A`)「おっと!」

('A`)「はいこちらヴィプトラ警備隊!なに?ふむふむ!」

('A`)「隊長!宇宙人が現れたとの通報です!」

爪'ー`)「よし!ヴィプトラ警備隊出動だ!」
  _
( ゚∀゚)(,,゚Д゚)( ^ω^)('A`)ξ゚⊿゚)ξ「了解!」




どうやらドクトラセブンの戦いはまだまだ続くようです。



('A`)はドクトラセブンのようです

終わり

641名無しさん:2019/03/09(土) 23:12:07 ID:A.YRKkos0
以上を持ちまして ('A`)はドクトラセブンのようですは終わりとなります。
半年以上になりましたが、皆様に応援していただいて無事に最終回を迎えることができました。
本当にありがとうございました。

前作以上に誤字脱字が多かったですが、こんなにも多くのコメントなどいただけて感謝するばかりです。
これで自分の書きたかったものは全部書き切ったと思うのでこれからは読専に戻れます。
本当に皆様には感謝です。
ありがとうございました。

642名無しさん:2019/03/09(土) 23:55:52 ID:vN.pDLX.0

これを読んだら本家も見てもらいたくなるな

643名無しさん:2019/03/10(日) 00:05:05 ID:Ice4xzBU0
大縁談

644名無しさん:2019/03/10(日) 01:01:52 ID:fjnjYsOM0
大団円だろ
完結乙

645名無しさん:2019/03/10(日) 01:29:11 ID:zkTJ1Mtk0
乙、面白かった!

646名無しさん:2019/03/10(日) 04:01:05 ID:xn03IG9k0

凄く面白かった
いつかまた何か書いてください

647名無しさん:2019/03/10(日) 12:34:32 ID:9sDZtsGU0
お疲れ様です、楽しかった!

648名無しさん:2019/03/11(月) 17:47:20 ID:lgt6cYxQ0
ひたすらに乙!
G師匠といいハイメガ系女子といいドクトラセブンといい、スラッスラ読めて本当に面白かった!


次回作があればいつでも支援しにいくぞ!

649名無しさん:2019/04/22(月) 12:25:19 ID:BxrEnfHk0
最大の乙


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