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( ^ω^)遊戯王BOONRAINS(´・ω・`)
313
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 08:03:05 ID:OO7Le7NU0
(;∴)「何だって?これは大変だ!」
《……》
────────
VIP
<ヽ`∀´>「ウリの勝ちニダ!約束は守って貰うニダよ!」
(-@∀@)「く、くそ……」
<ヽ#`∀´>「デュエルでもわからないニカ?ならば拳で!」
(#∴)「やめろ!その人を離せ!」
<ヽ`∀´>「ん、誰ニダ?」
314
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 08:03:44 ID:OO7Le7NU0
(#∴)「私はVIPのセキュリティだ!」
(-@∀@)「助けて下さい!この人が突然アンティデュエルをしかけて来たんです!」
《デュエルログを確認しています……実際に、アンティデュエルを申し込むシーンを検出しました》
(#∴)「やはりか……!アンティデュエルはVIPにおいて絶対にやってはいけない行為!!」
<ヽ;`∀´>「は?何のことニカ?」
(#∴)「問答無用!直ちに連行する!」ガチャッ!
<ヽ;`∀´>「えぇ!?ってこれ、手錠ニカ!?ウリは無罪ニダー!!」
315
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 08:04:20 ID:OO7Le7NU0
────────
(´・ω・`)《ここらのストレージは全部閉鎖されていた……VIPで何が起こっているんだ?》
<ヽ;∀;>「誰かぁー!助けてニダー!!」
(´・ω・`) (ん?あれは……)
(#∴)「貴様、大人しくしろ!」
(´・ω・`) (お、この前のセキュリティ課の人じゃないか。相変わらず仕事してるなぁ)
<ヽ#`∀´>「ウリはアンティデュエルなんて持ちかけてないニダ!」
(#∴)「情状酌量の余地もない!証拠は上がっているんだ!」
(´・ω・`) (アンティデュエルか。VIPでは絶対にやってはいけない規則だよね)
(´・ω・`) (一応、第三者目線でデュエルログを確認してみるか。ここ最近のVIPの変化と関係があるかも知れないし……これかな)
316
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 08:04:59 ID:OO7Le7NU0
────
<ヽ`∀´>「よし、4連勝ニダ!この調子なら実技試験も余裕で臨めるニダね」
(-@∀@)「もしもしキミ。Aクラスの人かな?」
<ヽ`∀´>「そうニダ。何か用ニカ?」
(-@∀@)「ハハ、やっぱりね。Aクラスの連中はデュエルのセオリーも知らない無能揃いと聞いたけど、全くその通りだと今のデュエルを観て思ってさ」
(-@∀@)「アドバンテージ理論や対人プレイングの基礎もなっていない……まさに落ちこぼれの収容所だな、Aクラスは」
<ヽ#`∀´>「……いきなり出てきてもの凄い言い草ニダね。でも、実力は伴わないくせに口先だけのBクラスのアンタが言うと少しはそれらしく聞こえるニダよ?」
(-@∀@)「な……!」
<ヽ`∀´> (アカデミアに今あるクラスはAとBだけ。Aクラスを馬鹿にしてきたってことは、つまりアイツはBクラスのやつってことニダね。名前は知らないけど)
317
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 08:05:47 ID:OO7Le7NU0
(-@∀@)「よろしい。キミがその気なら、デュエルで白黒つけてあげよう」ガシャン!
<ヽ`∀´>「受けて立つニダ。ただし!ウリが勝ったとき、アンタにはウリたちAクラスの皆へ放った非礼を詫びてもらうニダよ!」ガシャン!
(-@∀@)「この後に及んで勝つつもりなのか。どちらが上か、ハッキリさせてやる……!」
<ヽ`∀´>「「デュエル!!」」(@∀@-)
────
(´・ω・`;)《おいおい、これアンティデュエルじゃないやんけ!しかも先にケンカ吹っかけてきたのはメガネのほうじゃないか!》
(´・ω・`;)《ここは……そうだ!》
318
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 08:06:32 ID:OO7Le7NU0
(´∩ω・`) スッ……
(´メω・`)《お巡りさん、ちょっと待って!その人は悪くないよ!》
(#∴)「ん?誰だお前は?」
(´メω・`;)《ほらあの時の!VIPのヒーロー、ホライゾンの良き相棒AIショボンですよ!》
(#∴)「知らんな。そこをどけ!」
(´メω・`;)《えぇ、そんなぁ!VIPの平和は私達ヒーローとあなた方セキュリティで共に守りましょうって固く誓い合った仲じゃないですか!》
319
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 08:07:10 ID:OO7Le7NU0
(#∴)「そんな記憶はないぞ。そうだろう?」
《チャットログを抽出しています。検索結果��0件》
(´メω・`)《僕も今思い返したけど、よく考えたらそんなこと言ってなかったわ》
(#∴)「訳のわからんAIだな。お前も連行する!」
(´・ωメ`;)《ファッ!?》
<ヽ;`∀´>「ちょ、関係ないAIまで巻き込むなニダ!」
(#∴)「黙れ!これが私のやり方だ!」
(´メω・`) (様子がおかしいと思ったら……やっぱりな。これは視覚から信号を送るタイプのウィルスにやられている)
(´メω・`) (こうなったら……)
320
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 08:07:46 ID:OO7Le7NU0
────────
アカデミア寮
《ブーン……ブーン!》
( ^ω^)「おっ、ショボンから?」
《今すぐ来てくれ!この前のセキュリティさんがウィルスでやられて、大変なんだ!》
( ^ω^)「すぐに向かうお!」
────────
321
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 08:08:29 ID:OO7Le7NU0
( OwO)「ショボン!一体、何があったんだお?」
(´メω・`)《来てくれたか!ブーン、あの人だよ!》
<ヽ;`∀´>「アンタ、もしかしてあのホライゾンニカ!?」
( OwO)「今、助けに来たお!」
(#∴)「新手か。貴様は何者だ?」
( OwO)「以前会ったときとは明らかに豹変しているし、僕のこともすっかり忘れているみたいだおね……」
(´メω・`)《ブーン、初陣のときと同じ作戦で仕掛けるよ!君がデュエルで奴を止める間に……》
( OwO)「ショボンが悪性プログラムの原因をつき止める!」ガチャン!
(#∴)「言っても聞かないのであれば、実力行使あるのみ!捕縛の時間だ!!」ガチャン!
( OwO)「「デュエル!!」」(∴#)
322
:
名無しさん
:2018/09/20(木) 11:53:58 ID:630JjpeQ0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
323
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 17:57:38 ID:2Vrr0I6M0
(#∴)「先行は私だ!モンスターをセット、さらにカードを2伏せてターンエンド!」
◇◆◆◇◇ :(#∴) 8000
□□■□□ 手札:2枚
□□□□□ :( OwO) 8000
◇◇◇◇◇ 手札:5枚
( OwO)「僕のターン、ドロー!」(手札:6)
( OwO)「手札から《E・HERO オーシャン》を攻撃表示で召喚するお!」(ATK��1500)
( OwO)「すかさずバトルフェイズ!オーシャンでセットモンスターを攻撃するお!」
324
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 17:58:17 ID:2Vrr0I6M0
(#∴)「セットされたモンスターは《アサルト・ガンドッグ》だ。戦闘破壊される」
オーシャン(ATK��1500) → アサルト・ガンドッグ(DEF��800)
(#'∴)「だが、モンスター効果を発動!」
《アサルト・ガンドッグ》
効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻1200/守 800
(1):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。 デッキから「アサルト・ガンドッグ」を任意の数だけ特殊召喚する。
(#∴)「デッキから2体の同名モンスターを攻撃表示で特殊召喚する!」(ATK��1200)
325
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 17:59:20 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「頭数を増やして来たかお……カードを1枚セット、ターンエンドだお!」
◇◆◆◇◇ :(#∴) 8000
□②③□□ 手札:2枚
□②□□□ :( OwO) 8000
◇◇◇◆◇ 手札:4枚
②③アサルト・ガンドッグ
②オーシャン
(#∴)「私のターン!ドロー!」(手札:3)
(#∴)「私はチューナーモンスター、《ジュッテ・ナイト》を召喚する!」(ATK:700)
326
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:00:05 ID:2Vrr0I6M0
《ジュッテ・ナイト》
チューナー(効果モンスター)
星2/地属性/戦士族/攻 700/守 900
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。 相手フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して表側守備表示にする。
( OwO)「チューナーってことは、まさかこの人も!」
(#∴)「お上の威光を見よ!レベル4、アサルト・ガンドッグにレベル2のジュッテ・ナイトをチューニング!」
(#∴)「シンクロ召喚!レベル6、《ゴヨウ・ガーディアン》!!」(ATK��2800)
《ゴヨウ・ガーディアン》
シンクロ・効果モンスター
星6/地属性/戦士族/攻2800/守2000
地属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。 そのモンスターを自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。
327
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:00:56 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「これがセキュリティさんの持つシンクロモンスター……!」
<ヽ;`∀´>「あれがシンクロ召喚……初めて見るニダ!」
(#∴)「バトルフェイズだ!ゴヨウ・ガーディアンでオーシャンを攻撃!」
ゴヨウ・ガーディアン(ATK:2800) → オーシャン(ATK:1500)
( OwO)「レベル6にして攻撃力2800……やっぱりシンクロモンスターは強力だお」(LP:8000→6700)
(#∴)「驚くのはまだ早い!ゴヨウ・ガーディアンの効果を発動!戦闘で破壊した相手モンスターを、自分フィールドに守備表示で特殊召喚する!」(DEF:1200)
( OwO)「こっちもタダでは転ばないお!トラップ発動、《ヒーロー・シグナル》!デッキから《E・HERO エアーマン》を特殊召喚!」(ATK:1800)
328
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:01:44 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「エアーマンの効果!デッキから《E・HERO アナザー・ネオス》を手札に加えるお!」
(#∴)「無駄なことを……」
《気をつけて下さい。相手のHEROデッキは融合召喚を使います》
(#∴)「融合召喚だと……となると、今はサーチ&リクルートで素材を集めているという訳だな?」
( OwO)「!」
《手札にあるこのカードで、相手の行動を大きく封じることができます》
( ∴)「そういうことか……ならば!私は永続魔法、《禁止令》を発動する!」
329
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:02:20 ID:2Vrr0I6M0
《禁止令》
永続魔法
カード名を1つ宣言してこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、 宣言されたカード名を元々のカード名とするお互いのカードに以下を適用する (この効果の適用前からフィールドに存在するカードには適用されない)。 ●フィールドに出す事ができない。 ●カードの発動及び効果の発動と適用ができない。 ●通常召喚・反転召喚・特殊召喚できない。 ●攻撃及び表示形式の変更ができない。 ●素材を必要とする特殊召喚のための素材にできない。
(#∴)「私は《融合》を宣言する!このカードがフィールドに存在する限り、お前は融合を使用することができない!」
( OwO)「な……!何で融合召喚を使うって知ってるんだお?僕のことを覚えていないのに……」
(#∴)「AIが私に教えてくれるのだ……選ぶべき正しき未来をな。ターンエンドだ!」
330
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:04:03 ID:2Vrr0I6M0
◇◆◆⑨◇ :(#∴) 8000
□②③④□ 手札:1枚
□②□□□ :( OwO) 6700
◇◇◇◇◇ 手札:5枚
②アサルト・ガンドッグ ③ゴヨウ・ガーディアン ④オーシャン
⑨禁止令
②エアーマン
(´・ω・`)《どうやらあのAIが悪さをしているみたいだね……ブーン、君のモンスターで奴にダメージを与えてくれ。僕はその攻撃に乗って奴のデュエルディスクにハッキングを仕掛ける!》
( OwO)「やってみるお!僕のターン、ドロー!」(手札:6)
( OwO)「融合は使えないけど、勝ち筋が潰えたわけじゃないお!《E・HERO アナザー・ネオス》を召喚!」(ATK:1900)
331
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:04:42 ID:2Vrr0I6M0
《E・HERO アナザー・ネオス》
デュアル・効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1900/守1300
(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、 通常モンスターとして扱う。 (2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを 通常召喚としてもう1度召喚できる。 その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。 ●このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 カード名を「E・HERO ネオス」として扱う。
( OwO)「バトル!アナザー・ネオスで……ごめんお!オーシャンを攻撃!」
アナザー・ネオス(ATK:1900) → オーシャン(DEF:1200)
(#∴)「ヒーローが仲間を攻撃するとは呆れたものだな!リバースカード、オープン!《シフトチェンジ》!攻撃対象をオーシャンからゴヨウ・ガーディアンに変更する!」
(#∴)「ククク……戦闘破壊が成立すれば、ゴヨウ・ガーディアンの効果でアナザー・ネオスも私のフィールドに特殊召喚される!」
332
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:05:35 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「させないお!手札から速攻魔法《デュアル・スパーク》発動!」
《デュアル・スパーク》
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する レベル4のデュアルモンスター1体をリリースし、 フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。 選択したカードを破壊し、デッキからカードを1枚ドローする。
( OwO)「アナザー・ネオスをリリースして、ゴヨウ・ガーディアンを破壊するお!」
(#∴)「ならばこちらも!永続トラップ《ディメンション・ゲート》、ゴヨウ・ガーディアンをゲームから除外する!」
( OwO)「くっ……対象を失い、カードを破壊出来なかった場合、デュアル・スパークでカードはドローできないお」
333
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:06:21 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「でもまだ、僕にはエアーマンが残っているお!オーシャンに攻撃!」
エアーマン(ATK:1800) → オーシャン(DEF:1200)
(#∴)「破壊される。だが、また新たなモンスターを奪えばいいだけの話だ」
( OwO)「まだ別のシンクロモンスターがいるってことかお……カードを1枚セット、これでターンエンド!」
◇⑦◇⑨◇ :(#∴) 8000
□②□□□ 手札:1枚
□②□□□ :( OwO) 6700
◇◇◇◆◇ 手札:3枚
②アサルト・ガンドッグ
⑦ディメンション・ゲート ⑨禁止令
②エアーマン
(#∴)「私のターン、ドロー!」(手札:2)
(#∴)「レベル2チューナー、《ナイトエンド・ソーサラー》を召喚!」(ATK:600)
334
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:08:01 ID:2Vrr0I6M0
《ナイトエンド・ソーサラー》
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/魔法使い族/攻1300/守 400
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、 相手の墓地のカードを2枚まで対象として発動できる。 そのカードを除外する。
(#∴)「行くぞ!私はレベル4のアサルト・ガンドッグに、レベル2のナイトエンド・ソーサラーをチューニング!」
(#∴)「荒ぶる獣の牙もて捕獲せよ!シンクロ召喚、レベル6!切り捨て御免の狩人!《ゴヨウ・プレデター》!!」(ATK:2400)
《ゴヨウ・プレデター》
シンクロ・効果モンスター
星6/地属性/戦士族/攻2400/守1200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 「ゴヨウ・プレデター」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。 そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターがプレイヤーに与える戦闘ダメージは半分になる。
( OwO)「また新しいシンクロモンスターが出てきたお……!」
335
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:08:56 ID:2Vrr0I6M0
(#∴) (奴が融合を行っていないうちにラッシュをかけたいところだが……今の手札ではこの盤面が限界か)
《ディメンション・ゲートを破壊できれば、ゴヨウ・ガーディアンが帰還します》
(#∴) (だが今、サイクロンのような魔法・罠の除去カードは持っていない……どうしたものか)
《まだ方法はあります。……》
(#∴)「!ククク……そうか。そういうことか!」
( OwO) (AIが何かを伝えた……どういうつもりだお?)
(#∴)「装備魔法、《自律行動ユニット》を発動する!」(LP:8000→6500)
336
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:09:33 ID:2Vrr0I6M0
《自律行動ユニット》
装備魔法
(1):1500LPを払い、相手の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。 そのモンスターを自分フィールドに攻撃表示で特殊召喚し、このカードを装備する。 このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
(#∴)「1500のライフポイントを支払い、お前の墓地からアナザー・ネオスを私のフィールドに引きずり出し、このカードを装備する!」(ATK:1900)
(#∴)「いくぞ!バトルフェイズ、ゴヨウ・プレデターでエアーマンを攻撃!」
ゴヨウ・プレデター(ATK:2400) → エアーマン(ATK:1800)
( OwO)「まさかそのモンスターも……」(LP:6700→6100)
(#∴)「察しがいいな。ゴヨウ・プレデターの効果発動!戦闘破壊したエアーマンを私のフィールドに特殊召喚する!」(ATK:1800)
337
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:10:18 ID:2Vrr0I6M0
(#∴)「ゴヨウ・ガーディアンとは異なり攻撃表示で特殊召喚できるが、このターンエアーマンが与える戦闘ダメージは半分となる。だが、これで充分だ!」
( OwO)「奪ったモンスターで更なる追撃ができるってことかお……」
(#∴)「追撃だけではない。この状況下、エアーマンが蘇生された最大の意義は別にある!お前にはわかるか?」
( OwO)「奪われたのはエアーマンだけじゃない、相手フィールドには自律行動ユニットで特殊召喚したアナザー・ネオスが……そうか!!」
(#∴)「エアーマンのモンスター効果を発動!自分フィールドに他のHEROが存在するとき、その1体につきフィールドの魔法・罠カードを破壊できる!」
(#∴)「私のフィールドには、自律行動ユニットで奪ったアナザー・ネオスが存在する!これにより、私は自身のディメンション・ゲートを破壊!」
(#∴)「そしてディメンション・ゲートが破壊されたことにより、その効果で除外したゴヨウ・ガーディアンがフィールドに帰還する!」(ATK:2800)
338
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:10:51 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「そんな……!エアーマンのその効果はVIPでも使ったことはないのに……僕のモンスターをこんな自分の手足のように操るなんて……!」
(#∴)「見たか、一流のタクティクスを!これが私の力だぁ!バトル続行、ゴヨウ・ガーディアンでプレイヤーへダイレクトアタック!」
( OwO)「くっ……」
(´メω・`)《戻ってきてみればらしくないじゃないか。まさか未知のシンクロモンスターの力に怖気付いたのかい、ブーン?》
( OwO)「ショボン……! 」
(´メω・`)《あいつは自分で強くなった気でいるけど、それは大きな間違いだ。AIの力を自分の力と思い込まされて、心をAIに支配されているんだ!》
(´メω・`)《そんな奴に負ける君じゃないだろう?》
339
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:13:28 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「……そうだったお。僕はホライゾン、あの人を救う為に、そしVIPを守る為に!僕が負けるわけにはいかないんだお!」
( OwO)「リバースカードオープン!手札を1枚捨て、発動せよ!《超融合》!!」
《超融合》
速攻魔法
このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。 自分・相手フィールドから融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、 その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
(#∴)「超融合だと……?」
( OwO)「このカードの発動に対して、如何なる効果も発動できない!その効果で、フィールドのモンスターを融合するお!」
(#∴)「ハッ、フィールドのモンスターだと?お前のフィールドにはモンスターなど……」
( OwO)「そう、僕のフィールドには素材となるモンスターは存在しないお!」
340
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:14:31 ID:2Vrr0I6M0
(#;∴)「フィールドのモンスター……まさか!?」
( OwO)「気づいたかお?超融合は融合を超えた、究極の力!絶対無敵の融合カードだお!その力は敵味方関係なく全てのモンスターを取り込む、まさにブラックホール!」
( OwO)「あなたのフィールドにいるアナザー・ネオスとエアーマンの2体で、融合召喚!我が戦場に吹き荒べ、《E・HERO Great TORNADO》!!」
《E・HERO Great TORNADO》
融合・効果モンスター
星8/風属性/戦士族/攻2800/守2200
「E・HERO」モンスター+風属性モンスター このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動する。 相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力は半分になる。
(#∴)「私のターンに融合召喚だと……!だが!ゴヨウ・ガーディアンの攻撃が残っているのを忘れたか!」
341
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:15:09 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「Great TORNADOのモンスター効果を発動!融合召喚したとき、相手モンスター全ての攻守を半分にする!ダウンフォース!」
(#;∴)「何だと!?」
ゴヨウ・ガーディアン(ATK:2800→1400)
ゴヨウ・プレデター(ATK:2400→1200)
(#∴)「クッ……何か対抗策はないのか!?」
《手札の枯渇した現状、打てる策はありません。次のターンに体勢を立て直して下さい》
(#∴)「そうか……悔しいが、仕方あるまい。私はこのままターンエンドだ」
◇◇◇⑨◇ :(#∴) 6500
□②③□□ 手札:0枚
□②□□□ :( OwO) 6100
◇◇◇◇◇ 手札:2枚
②ゴヨウ・プレデター ③ゴヨウ・ガーディアン
⑨禁止令
②Great TORNADO
342
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:15:54 ID:2Vrr0I6M0
(´メω・`)《あいつ、完全にAIに頼りっぱなしだね》
( OwO)「このターンで仕掛けるお!僕のターン、ドロー!」(手札:3)
( OwO)「魔法カード、《ミラクル・フュージョン》発動!墓地からブレイズマンとオーシャンの2体をゲームから除外して、融合召喚!」
(#∴)「ブレイズマンだと?そんなモンスター、いつの間に……」
────────
( OwO)「リバースカードオープン!手札を1枚捨て、発動せよ!《超融合》!!」
────────
(#;∴)「あのときか……!」
( OwO)「現れるお!《E・HERO アブソルートZero》!」(ATK:2500)
343
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:16:53 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「バトルフェイズ!Great TORNADOでゴヨウ・ガーディアンを攻撃!」
( OwO)「ショボン、今だお!ブレイブ・タービュレンス!」
(´メω・`)《よし、いくぞ!》
Great TORNADO (ATK:2800) → ゴヨウ・ガーディアン(ATK:1400)
(#;∴)「ぐっ……」(LP:6500→5100)
( OwO)「そっちは頼んだお、ショボン!続けてアブソルートZeroでゴヨウ・プレデターを攻撃!ジャスティ・スノーダスト!」
アブソルートZero (ATK:2500) → ゴヨウ・プレデター (ATK:1200)
(#;∴)「うわぁ!」(LP:5100→3800)
( OwO)「よし、もう少しだお。ターンエンド!」
344
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:17:35 ID:2Vrr0I6M0
◇◇◇⑨◇ :(#∴) 3800
□□□□□ 手札:0枚
□②③□□ :( OwO) 6100
◇◇◇◇◇ 手札:2枚
⑨禁止令
②Great TORNADO ③アブソルートZero
(#;∴)「わ、私のターン……」(手札:1)
(#;∴) (私のフィールドには禁止令が1枚だけ。モンスターも0、手札は今引いたこのカードのみ……)
(#∴)「教えろAI……次、私はどうすればいい?」
345
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:18:07 ID:2Vrr0I6M0
《……んー、とりあえずターンエンドがいいんじゃないの?》
(#∴)「ふ、ふざけるな!このままでは……お前は私に負けろと言うのか!?」
(´メω・`)《負けるのが嫌なら自分で考えなさい!AIはお前のお母さんではありません!何でも世話してくれると思ったら大間違いだよ!》
(#∴)「お前は……何者だ!?」
( OwO)「ショボン!そっちは大丈夫そうかお?」
(´メω・`)《あぁ。このディスクに寄生している悪性AIは今僕が抑制している!あとは君がトドメをさせば完全に除去可能だ!》
( OwO)「おっ、ありがとうだお!」
346
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:18:36 ID:2Vrr0I6M0
<ヽ`∀´>「何だかよくわからないけど、ウリも応援するニダ !」
(#;∴)「ぐ、貴様ら……!魔法カード《貪欲で無欲な壺》発動!」
《貪欲で無欲な壺》
通常魔法
メインフェイズ1の開始時に自分の墓地から 異なる種族のモンスター3体を選択して発動できる。 選択したモンスター3体をデッキに加えてシャッフルする。 その後、デッキからカードを2枚ドローする。 このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
(#∴)「墓地の獣族、アサルト・ガンドッグと戦士族、ゴヨウ・ガーディアン、魔法使い族のナイトエンド・ソーサラーの3体をデッキに戻してカードを2枚ドロー!」
(#∴)「……カードを2枚伏せ、ターンエンド!」
347
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:19:06 ID:2Vrr0I6M0
◇◆◆⑨◇ :(#∴) 3800
□□□□□ 手札:0枚
□②③□□ :( OwO) 6100
◇◇◇◇◇ 手札:2枚
⑨禁止令
②Great TORNADO ③アブソルートZero
( OwO)「僕のターン!ドロー!」(手札:3)
( OwO)「一気に決めるお!GreatTORNADOでプレイヤーへダイレクトアタック!」
<ヽ;`∀´>「通ってくれニダ……!」
(#∴)「させるか!トラップ発動、《王魂調和》!」
《王魂調和》
通常罠
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。 その攻撃を無効にする。 その後、以下の効果を適用できる。 ●レベルの合計が8以下になるように、 自分の墓地からチューナー1体とチューナー以外のモンスターを任意の数だけ選んで除外し、 除外したモンスターのレベルの合計と同じレベルを持つSモンスター1体を、 エクストラデッキからS召喚扱いで特殊召喚する。
348
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:19:37 ID:2Vrr0I6M0
(#∴)「Great TORNADOの攻撃を無効にする!さらに追加効果で、墓地のモンスターを除外し、素材としてシンクロ召喚を行う!」
(#∴)「墓地のレベル6、ゴヨウ・プレデターにレベル2、ジュッテ・ナイトをチューニング……!」
(#∴)「お上の威光の前にひれ伏せ!シンクロ召喚!レベル8、《ゴヨウ・キング》!!」
《ゴヨウ・キング》
シンクロ・効果モンスター 星8/地属性/戦士族/攻2800/守2000
チューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上 (1):このカードが相手モンスターに攻撃する攻撃宣言時に発動する。 このカードの攻撃力はダメージステップ終了時まで、 自分フィールドの戦士族・地属性のSモンスターの数×400アップする。 (2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、 以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●破壊したそのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。 ●相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んでコントロールを得る。
349
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:20:12 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「僕にはまだアブソルートZeroが残っているお!ゴヨウ・キングへ攻撃!」
アブソルートZero (ATK:2500) → ゴヨウ・キング (ATK:2800)
( OwO) (これも全てあの人を救うため……オーシャンのときといい、本当ごめんお!) (LP:6100→5800)
( OwO)「アブソルートZeroがフィールドを離れたことで、効果発動!相手モンスターを全て破壊するお!」
(#∴)「モンスターを戦闘破壊したこの瞬間、ゴヨウ・キングの効果も発動!」
( OwO)「残念だったお!僕のE・HERO融合モンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない!ゴヨウ・キングの効果は受けないお!」
350
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:20:51 ID:2Vrr0I6M0
(#∴)「甘い!ゴヨウ・キングがコントロールを奪取できるのは戦闘破壊したモンスターに限らない!戦闘破壊をトリガーに、相手モンスター1体を対象としてそのモンスターのコントロールを得ることができる!」
( OwO)「何!?」
(#∴)「お前のフィールドに存在する、Great TORNADOのコントロールを得る!」
<ヽ;`∀´>「あっ!ゴヨウ・キングの効果が先に処理されたってことは……」
(#∴)「逆順処理により、アブソルートZeroの効果を解決。私のモンスターはGreat TORNADOを巻き込み、全て破壊される!」
( OwO)「ぐっ……」
351
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:21:19 ID:2Vrr0I6M0
(´メω・`;)《アブソルートZeroの効果を逆用して、ブーンのモンスターも全滅させた……》
(#∴)「ククク……AIなどいなくとも、お前を倒すのは私の力のみで充分だったな!」
( OwO)「残された手札に賭けるしかないかお……カードを1枚セット、ターンエンドだお!」
◇◇◆⑨◇ :(#∴) 3800
□□□□□ 手札:0枚
□□□□□ :( OwO) 6100
◇◇◇◆◇ 手札:1枚
③ゴヨウ・キング
⑨禁止令
(#∴)「私のターン、ドロー!」(手札:1)
352
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:21:46 ID:2Vrr0I6M0
(#∴)「……ついに来たぞ!私の切り札を呼ぶ力が!魔法カード、《ミラクルシンクロフュージョン》を発動!」
《ミラクルシンクロフュージョン》
通常魔法
(1):自分のフィールド・墓地から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、 Sモンスターを融合素材とするその融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。 (2):セットされたこのカードが相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動する。 自分はデッキから1枚ドローする。
( OwO)「ミラクル・フュージョン……?」
(#∴)「墓地のモンスターを除外することで、シンクロモンスターを素材とする融合モンスターを融合召喚する!」
<ヽ;`∀´>「セキュリティも融合召喚を使うニカ!?」
(#∴)「私は墓地のゴヨウ・プレデターとゴヨウ・キングの2体をゲームから除外する!」
353
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:22:10 ID:2Vrr0I6M0
(#∴)「────大いなる力の下に追跡者たちの魂が今、ひとつの軌跡を示し出す!祝福せよ!新たなる皇帝の誕生を!」
(#∴)「融合召喚!レベル10、《ゴヨウ・エンペラー》!!」
《ゴヨウ・エンペラー》
融合・効果モンスター
星10/地属性/戦士族/攻3300/守2500 戦士族・地属性のSモンスター×2
(1):このカードまたは元々の持ち主が相手となる自分のモンスターが 戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。 破壊したそのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。 (2):相手がモンスターを特殊召喚した時、 自分フィールドの戦士族・地属性のSモンスター1体をリリースして発動できる。 そのモンスターのコントロールを得る。 (3):表側表示のこのカードがフィールドから離れた時に発動する。 自分フィールドの全てのモンスターのコントロールは、元々の持ち主に戻る。
(´メω・`;)《シンクロモンスターを素材に融合召喚を成功させた……!》
354
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:22:59 ID:2Vrr0I6M0
(#∴)「いくぞ、バトルフェイズ!ゴヨウ・エンペラーでダイレクトアタック!!」
( OwO)「やらせないお!トラップ発動、《死魂融合》!」
《死魂融合》
通常罠
(1):自分の墓地から、 融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを裏側表示で除外し、 その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
( OwO)「墓地のモンスターを裏側表示で除外して、融合召喚!」
(#∴)「させるか!永続罠、《融合禁止エリア》発動!」
355
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:23:28 ID:2Vrr0I6M0
《融合禁止エリア》
永続罠
お互いのプレイヤーは融合召喚する事ができない。
( OwO)「な……!?」
(#∴)「死魂融合による融合召喚は不発となる!ゆけ、ゴヨウ・エンペラー!」
( OwO)「ぐっ……うあぁ!!」(LP:6100→2800)
<ヽ;`∀´>「ホライゾン!」
(#∴)「次のターンでお前の息の根を止めてやる……!ターンエンドだ!」
356
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:24:10 ID:2Vrr0I6M0
◇◇⑧⑨◇ :(#∴) 3800
□□□□□ 手札:0枚
□□□□□ :( OwO) 6100
◇◇◇◇◇ 手札:1枚
③ゴヨウ・エンペラー
⑧融合禁止エリア ⑨禁止令
( OwO) (《融合》を封じられるだけならともかく、融合召喚自体潰されるなんて……)
(´メω・`;)《今回ばかりは、もうダメなのか……!?》
357
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:24:42 ID:2Vrr0I6M0
《シケたツラしてんなぁ。こんなところで終わりか?》
( OwO)「お?デュエルディスクから……?」
_
( ゚∀゚)《よっ。VIPのヒーロー、ホライゾン!》
( OwO)「君、いつの間に!?」
(´メω・`)《ん、誰だアイツ?》
( ゚∀゚)《俺はジョルジュだ。さっきのゴヨウ・エンペラーのダイレクトアタックに乗じてこっち側にお邪魔させてもらった》
( OwO)「てことは、君が……!」
( ゚∀゚)《まぁ待て、俺は何もセキュリティ側のデュエルディスクから来たわけじゃねぇ。それに、俺はAIじゃない。人間だからな》
358
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:25:15 ID:2Vrr0I6M0
( ゚∀゚)《俺のプレゼント、気に入ってくれてるかと思ってな。ちょっと様子を見に来たのよ》
( OwO)「プレゼント……アームズ・エイドを送ってきたのは、君かお」
( ゚∀゚)《おう。だが見たところ、EXデッキには入れてないみたいだな?》
( OwO)「……シンクロモンスターは不適合者が手を出せば、大変なことになるかも知れないって聞いたお。そんなカードを送り付けるなんて、どういうつもりなんだお?」
( ゚∀゚)《それはだな、お前の可能性を信じて……おっと。とりあえず話は後にしたほうがいいんじゃねぇか?》
359
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:25:42 ID:2Vrr0I6M0
(#∴)「……おい、貴様!いつまで待たせるつもりだ!?」
( OwO)「そうだったお……!早くあの人を助けないと!」
( ゚∀゚)《だが、《禁止令》と《融合禁止エリア》がある今、お得意の融合召喚は使えないぜ。融合召喚のできない現状、どうやって勝つつもりだ?》
( OwO)「やってみないとわからないお!手札から魔法カード、《HEROの遺産》を発動!」
《HEROの遺産》
通常魔法
「HEROの遺産」は1ターンに1枚しか発動できない。 (1):「HERO」モンスターを融合素材とする融合モンスター2体を 自分の墓地からエクストラデッキに戻して発動できる。 自分はデッキから3枚ドローする。
360
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:26:10 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「墓地のGreat TORNADO、アブソルートZeroをデッキに戻してカードを3枚ドロー!」
( ゚∀゚)《ドローカードは《フォレストマン》《ヒーロー・マスク》《融合》か。ハッキリ言って、この状況じゃどうしようもねぇな》
( OwO)「くっ……」
( ゚∀゚)《まぁ、安心しな。俺が勝たせてやるからよ……このカードでな》
( OwO)「見たこともない規格のカードだお……そのモンスターは?」
361
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:26:48 ID:2Vrr0I6M0
( ゚∀゚)《融合・シンクロに並ぶ、第三の召喚方法……エクシーズ召喚によって呼び出せる、エクシーズモンスターだ》
( OwO)「エクシーズモンスター……?」
(´メω・`;) (な……エクシーズだって?あいつ、ブーンと一体何を話しているんだ!?)
( ゚∀゚)《使い方は簡単だ。同じレベルのモンスターを2体並べて、その上にオーバーレイユニットとして重ねる》
( ゚∀゚)《エクシーズモンスターはレベルではなく、ランクを持つ。そのランクと同じになるように、エクシーズ素材とするモンスターのレベルを合わせるのさ》
( ゚∀゚)《どうだ、簡単だろ?融合や儀式みたいに魔法カードが必要なければ、シンクロで言うチューナーもいらねぇ》
362
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:27:35 ID:2Vrr0I6M0
( ゚∀゚)《レベルを合わせるだけだ。ちなみにこいつのランクは4で必要な素材は2体だから、フィールドにレベル4のモンスターを並べてくれれば今すぐにでも召喚できるぜ?》
( OwO)「どうも丁寧にありがとうだお。でも、さすがに今回はそのプレゼント、受け取れないお」
( ゚∀゚)《なんだ?いきなりアームズ・エイド送り付けたの、まだ根に持ってんのか?》
( OwO)「それもそうだけど、今までデッキに入れてなかったカードをいきなり使うなんてこと、僕には出来ないお……」
( ゚∀゚)《あぁ……そんなことか。でもよ、この状況で言ってる場合か?お前が負けたらあいつはどうなるんだ?》
363
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:28:29 ID:2Vrr0I6M0
( ゚∀゚)《それだけじゃない。あいつを止められなければ、VIPにいる他の奴らも危険にさらされるだろうよ》
( ゚∀゚)《いいのか?お前の安いプライドを守るために、なんの罪もないVIPの連中が巻き込まれることになっても……》
( OwO)「っ……」
( ゚∀゚)《恥もプライドも捨てられない奴が、ヒーロー名乗ってんじゃねぇぞ!》
( OwO)「!!」
(´メω・`)《ブーン……》
<ヽ`∀´>「大丈夫ニカ……?」
(#∴)「いいカードは引けたか?3枚ドローとは言え、このゴヨウ・エンペラーを突破することは至難の技だろう!」
364
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:29:01 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「……おっ!お陰様で、勝利のピースは揃ったお!」
(#∴)「何?」
_
( ゚∀゚)《……》ニヤッ
(´メω・`)《決めるつもりか、このターンで!》
( OwO)「手札から《E・HERO ソリッドマン》を召喚!」(ATK:1300)
《E・HERO ソリッドマン》
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1300/守1100
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。 手札からレベル4以下の「HERO」モンスター1体を特殊召喚する。 (2):このカードが魔法カードの効果でモンスターゾーンから墓地へ送られた場合、 「E・HERO ソリッドマン」以外の自分の墓地の「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
365
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:29:28 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「モンスター効果を発動!手札から《E・HERO フォレストマン》を特殊召喚するお!」(DEF:2000)
(#∴)「下級HEROをフィールドに並べたところで、融合の使えないお前に何ができる!」
( OwO)「じゃあ見せてあげるお!たった今手にした、僕の新しい力を!」
(´メω・`;)《あのときの会話からして、もしかしてブーンはアレを……!?》
( OwO)「いくお!僕はレベル4のソリッドマンとフォレストマンで、オーバーレイネットワークを構築!」
366
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:29:50 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「っ!ぐぅっ……!!」
(´メω・`;)《やめろブーン!!シンクロ召喚のときは上手くいったけど、エクシーズ召喚までは……!》
<ヽ`∀´>「ホライゾン!!」
( OwO) (この衝撃……シンクロ召喚のときと似ている……!)
( OwO) (でも僕は、この痛みを乗り越えて勝たなきゃいけないんだお!!)
( OwO) (全ては、皆の平和を守るために……応えてくれ!!)
367
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:30:21 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「────清らかなる心に剣を携え、忍び寄る闇に二閃の裁きを下せ!」
( OwO)「エクシーズ召喚!ランク4、《機甲忍者ブレード・ハート》!!」
《機甲忍者ブレード・ハート》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/風属性/戦士族/攻2200/守1000 戦士族レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、 自分フィールド上の「忍者」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。 このターン、選択したモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
(#;∴)「何!?それは……!」
<ヽ*`∀´>「エクシーズモンスターニダー!」
(´メω・`;)《成功させた……シンクロ召喚のみならず、エクシーズ召喚までも!》
368
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:30:48 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「ブレード・ハートの効果を発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使うことで、このターン、ブレード・ハートは2回攻撃できるお!」
(#∴)「ハッ、何かと思えば!何回攻撃できようが、攻撃力3300のゴヨウ・エンペラーを超えられなければ意味はない!」
( OwO)「超えてみせるお!ブレード・ハートを対象に、魔法カード《ヒーロー・マスク》を発動!」
《ヒーロー・マスク》
通常魔法
(1):自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 デッキから「E・HERO」モンスター1体を墓地へ送り、 対象の自分の表側表示モンスターはエンドフェイズまで、 この効果で墓地へ送ったモンスターと同名カードとして扱う。
369
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:31:16 ID:2Vrr0I6M0
( OwO)「デッキから《E・HERO シャドー・ミスト》を墓地へ送ることで、ブレード・ハートのカード名はこのターン、《E・HERO シャドー・ミスト》となる!」
( OwO)「そして墓地へ送られたシャドー・ミストの効果を発動!デッキから《E・HERO オネスティ・ネオス》を手札に加えるお!」
( OwO)「このバトル決まりだお!ブレード・ハートでゴヨウ・エンペラーを攻撃!」
ブレード・ハート (ATK:2200) → ゴヨウ・エンペラー (ATK:3300)
( OwO)「この瞬間、手札からオネスティ・ネオスを捨てて効果を発動!ブレード・ハートの攻撃力を2500アップさせるお!」
370
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:31:47 ID:2Vrr0I6M0
(#;∴)「何だと!?」
(´・ω・`)《そうか、ブレード・ハートはヒーロー・マスクの効果でHEROになっているんだ!》
( OwO)「心なき為政者を切り裂け!一閃・椿の舞!!」
ブレード・ハート (ATK:2200→4700) → ゴヨウ・エンペラー (ATK:3300)
(#;∴)「ぐっ!!馬鹿なっ……!」(LP:3800→2400)
( OwO)「そしてこのターン、ブレード・ハートには2回目の攻撃が残されているお!いけ、プレイヤーへダイレクトアタック!二閃・柳の舞!!」
(#;;∴)「この私がぁ!ぐっ……うあぁ!!」(LP:2400→0)
371
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:32:44 ID:2Vrr0I6M0
────────
(´メω・`)《やったな、ブーン!悪性プログラムは除去されたよ!》
( OwO)「良かった……もう大丈夫だお」
<ヽ*`∀´>ノシ「ホライゾン!助けてくれてありがとうニダー!!」
( OwO)「はぁ……なんとか、やったかお……」
( ゚∀゚)《決めたな、エクシーズ召喚。さすが俺の見込んだデュエリストだ》
( OwO)「呑気に言ってくれるお……こんなハードなデュエル、1日に2度も体験したことなんてないから、かつてない疲労を感じるお……」
( ゚∀゚)《じゃあ、用は済んだし俺は帰るぜ。機会があったらまた会おうや!》
( OwO)「ちょっと待ってお!って……もう行っちゃったかお。まだ聞きたいことはたくさんあったのに……」
372
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:33:28 ID:2Vrr0I6M0
(´メω・`*)《それにしてもブーン!素晴らしいよ君は!シンクロ召喚に続いて、まさか今度はエクシーズ召喚を使いこなすなんて……》
( ∴)「うぅ……っ」バタッ
( OwO)「あっ、そうだ……!大丈夫ですかお!?」
(´メω・`)《ですよねー》
( ∴)「君は……ホライゾンじゃないか。僕はなぜ、こんなところにいるんだ……?」
( OwO)「何かしらの悪性プログラムに人格を乗っ取られてしまったみたいですお。でも、そのプログラムは僕達がデュエルとハッキングで破壊することに成功しましたお!」
373
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:34:03 ID:2Vrr0I6M0
( ∴)「そうなのか。ありがとう……まさか僕が君に助けられるなんてね。同じVIPを守る者として、もっとしっかりしないといけないのに」
( OwO)「困ったときは助け合いですお!」
(´メω・`)《それにしても、原因は何だったんだろうね?》
( ゚∀゚ )「恐らく、ホライゾンから預かったアームズ・エイドの影響だろうな」
( OwO)「アヒャさん!」
( ∴)「先輩の言う通りです。あのシンクロモンスターを調査したところ、見慣れない構文のアドレスがあって……一応無視したんですが、勝手に起動してしまったようなのです」
374
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:34:35 ID:2Vrr0I6M0
( ゚∀゚ )「解析課に回さず、運営の設備を過信してセキュリティ課のお前に個人依頼した俺の責任だ。済まなかった」
( ∴)「あっ、いえ……僕にも省みる点はありますから。気にしないで下さい!」
( OwO)「セキュリティさん、今回は自分のカードで御迷惑をおかけしましたお。本当に申し訳ございませんでしたお!」
( ∴)「いやいや、悪いのは君じゃないよ。全てはプログラムの引き起こした事件だから……」
(´メω・`)《それにしてもアヒャ、突然の登場だね》
( ゚∀゚ )「ん?まぁな、たまたまお前らのデュエル中継を見てな」
375
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:35:02 ID:2Vrr0I6M0
────────
アカデミアAクラス寮
ξ*゚⊿゚)ξ「あっホライゾンのデュエル中継やってる!」
ξ*゚⊿゚)ξ「あのエリアなら確か座標は……」
《セキュリティが保護されていないユーザーがいるため、この座標は使用できません》
ξ#゚⊿゚)ξ「ハァ?何これ!?」
────────
( ゚∀゚ )(ごめんよ、ツンちゃん。だがお父さんとの約束だからな)
376
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:35:34 ID:2Vrr0I6M0
( ゚∀゚ )「それにしてもビックリだぞ、ホライゾン。今度はエクシーズ召喚を決めるとはな。身体のほうは大丈夫か?」
( OwO)「シンクロ召喚を初めて決めたときもそうでしたけど、やっぱり初の召喚は堪えましたお……」
( ∴)「すごいですね……融合、シンクロ、エクシーズ。全て使いこなすデュエリストなんてそうそういませんよ!」
( ゚∀゚ )「本当に驚かされっぱなしだよ。あのエクシーズモンスターはどこで手に入れたんだ?」
( OwO)「あのカードは、見知らぬプレイヤーがデュエル中に僕に渡してきたんですお。どうにも、そのプレイヤーがアームズ・エイドを送ってきた人たみたいで……」
377
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:36:08 ID:2Vrr0I6M0
( ∴)「そうなのですか……ますます解せないですね。エクシーズモンスターもシンクロモンスター同様、不適合者が使えば心身にかかる衝撃は計り知れない、危険なカードなのに……」
( ゚∀゚ )「あぁ、極めて事件性は高いな。そのエクシーズモンスターも、こっちで預かろう」
( ゚∀゚ )「今度は解析課に回す。ラグナビジョンの開発部門にも関わる、カード言語のプロに任せるからもう大丈夫だ」
( ゚∀゚ )「っと、そうそう。これやるよ」
( OwO)「これは……?」
378
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:36:36 ID:2Vrr0I6M0
( ゚∀゚ )「セキュリティ課への通報を受信できるプログラムだ。これでVIPの異変をすぐに察知することができるだろ?」
( OwO)「おっ!色々とありがとうごさいますお!」
( ゚∀゚ )「まぁ、と言っても頼りっきりにするつもりはないからさ。気楽にな」
( ∴)「もちろんです。ホライゾンさん、改めてこれからよろしくお願いします!」
( OwO)「よろしくお願いしますお!」
( ゚∀゚ )(もうひとつ、抱き合わせたプログラムが邪魔してしばらくツンちゃんがホライゾンのいるエリアにログインできなくなったのは内緒だけどな)
379
:
◆zShbGVNdl.
:2018/09/20(木) 18:37:42 ID:2Vrr0I6M0
────────
???
「そっちの計画は順調か?」
( ゚∀゚)《あぁ、アイツの才能には目を見張るものがある。成長速度も相応だろうな》
「そうか。ならば年内にも完成は見込めそうだな。今度は俺の番か?」
( ゚∀゚)《おう。俺の器にはもってこいの逸材だから、くれぐれも丁重に扱ってやってくれな》
「それは……善処する」
_
( ゚∀゚)《じゃ、よろしく頼むぜ》
「わかった」ピッ
(・(エ)・)「ペンデュラムの完成は近い。ジョルジュのためにも、俺も動かなければな」
【To Be Continued ────】
380
:
名無しさん
:2018/09/20(木) 18:41:04 ID:obYkDtjY0
乙!
381
:
名無しさん
:2018/09/20(木) 19:53:48 ID:DVsiQ51k0
物語が動き始またな乙
382
:
名無しさん
:2018/09/20(木) 22:50:22 ID:ta9bpBr.0
俺はいつまででも待ってるからな!
383
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:18:10 ID:Fwc1AALE0
【第6話 Force】
アカデミア・A教室(15:00)
(´・_ゝ・`)「今日の授業はこれで終わりだよ……と、そうそう」
(´・_ゝ・`)「今週末にはABクラス対抗で実技の授業があるから楽しみにね。じゃあ、また明日」
(*゚ー゚)「今日の授業も疲れたなぁ。今日は帰りにどっか行く?」
( ^ω^)「どうするお?」
('A`)「んー、そうだなぁ」
(´・_ゝ・`)「ごめん、槍田君。悪いけどちょっと付いて来てくれるかな?」
('A`)「……?わかりました。じゃあ、2人は先行っててよ」
(*゚ー゚)「うん!待ってるね」
────────
384
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:18:42 ID:Fwc1AALE0
(´・_ゝ・`)「いやー、突然悪いね。ちょっと話したいことがあるんだ」
('A`)「いえいえ……」
(´・_ゝ・`)「立ち話も何だし、とりあえず職員室で話すかな」
( ノAヽ)「おや!盛岡先生じゃないですか。ご苦労様です」
(´・_ゝ・`)「教頭先生。お疲れ様です」
( ノAヽ)「新教育過程の成果はもう見られましたか?」
(´・_ゝ・`)「ははは。まだ、これからですかね」
( ノAヽ)「そうですか……やはり彼らには少々勿体ないプレゼントだったのかも知れませんねぇ」
( ノAヽ)「せっかくのAIも、既に確立されているアカデミアの前教育過程にうまくシナジーしなければただの宝の持ち腐れですよ」
385
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:19:07 ID:Fwc1AALE0
(´・_ゝ・`)「わかっております。ですが、まだ新学期は始まったばかりなので。宝の持ち腐れかなど、まだ言い切れることではないかと」
( ノAヽ)「……ほう。ともかく、あなたの提示したAIを教育に組み込むというプログラムが吉と出るか凶と出るか、私はこれからが楽しみです」
( ノAヽ)「応援していますよ、盛岡先生。それでは」
────
(´・_ゝ-`)「……はぁ」
('A`)「色々と大変そうですね。先生」
(´・_ゝ・`)「はは、気づかれちゃったか。ここまで来るのに多少荒っぽい手も使ってきたから、嫌われちゃうのもしょうがないかな」
386
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:20:12 ID:Fwc1AALE0
(´・_ゝ・`)「実はそういった事情も踏まえて君に話があってね。あ、そこ座っていいよ」
('A`)「はい……」
(´・_ゝ・`)「で、話なんだけどね。さっきクラス対抗の実技があるって言ったけど、始める前にエキシビションで1戦、ABクラスの生徒1vs1で代表戦を行うことになったんだ」
(´・_ゝ・`)「そこでだ、槍田君。突然なんだけど……Aクラスの代表としてこの1戦に出てくれないかな?」
(;'A`)「え、俺がですか!?なんで……」
(´・_ゝ・`)「理由はただひとつ。君が入学試験で、誰よりも高い成績を残してAクラスに入ってきてくれたからだよ」
(´・_ゝ・`)「アカデミアの入学試験は皆同じデッキを使う。持っているカードのアドバンテージがない中で、君のデュエルタクティクスは他の誰よりも抜きん出ていた」
387
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:20:52 ID:Fwc1AALE0
(´・_ゝ・`) (最も……クラス編成後に登録されたデッキを見たときは、さらに驚かされたんだけどね)
(´・_ゝ・`)「間違いなく、この1年生達の中で一番デュエルが強いのは槍田君だ。君の強さは僕が保証するよ。だから是非、代表戦に出て欲しいんだ」
('A`)「……ただのエキシビションマッチなら別に勝敗にこだわる必要はないですよね。何か勝たなきゃいけない理由があるってことですか?」
(´・_ゝ・`)「……ははは、君に隠し事は出来ないなぁ。実はね、僕も君たちと同じ今年度からこのアカデミアで教鞭をとることになったんだけど……ある条件があってね」
(´・_ゝ・`)「1年で5回行うクラスの代表戦でAクラスが負け越した場合、僕がこのアカデミアを辞めるってね」
388
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:21:43 ID:Fwc1AALE0
(;'A`)「え……!?」
(´・_ゝ・`)「ごめん。こんなこと、生徒である君に話すべきではないと思うんだけど……」
(;'A`)「なんでそんな事態になったんですか?」
(´・_ゝ・`)「話すと長くなるんだけどねぇ。新学期が始まる前の会議で、教頭先生が唐突に、『アカデミアの教育体制を元に戻す』なんて言い出してね」
('A`)「元にってまさか、昔の階級分け制度のことですか?」
(´・_ゝ・`)「よく知ってるね、それだよ。でも、その制度はもう随分前に完全廃止されたんだよね」
('A`)「そうみたいですね。階級間の格差が広がり過ぎて、アカデミア内で反発運動が勃発したとかで」
389
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:23:10 ID:Fwc1AALE0
(´・_ゝ・`)「うん。アカデミア暗黒期を象徴する悪の制度と言われてね。あの階級制度を再興させるのだけは避けたかったから、そこで僕は対抗する形で新しい教育体制を提案したんだ」
(´・_ゝ・`)「教育過程にAIシステムを導入するなんて正直通るとは思わなかったけど、教頭先生の発言に並ぶインパクトがあったほうがいいと思ってね」
(´・_ゝ・`)「その結果、生まれたのが僕の提示した新体制主義と、教頭先生の掲げる原点回帰主義の対立構想。ただ、新参教師の僕が何のリスクも無しに教頭先生に対抗することは出来なくてね」
('A`)「そこで課せられたのが先の条件というわけですか……」
(´・_ゝ・`)「そう。その条件も、僕自身がここを去るだけなら構わないけど……」
390
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:23:39 ID:Fwc1AALE0
(´・_ゝ・`)「僕がいなくなればアカデミア内で一気に教頭先生の思想の色が強まるはずだ。そうすれば、僕が受け持つAクラスもBクラスに吸収され、その色に染められてしまうだろう」
('A`)「……」
(´-_ゝ-`)「……本当にごめん。君に余計な心配はかけさせたくなかったんだけど、こんな悲惨な結末だけは何としても避けたいんだ」
(´・_ゝ・`)「でも、出るか出ないかは君の意思を尊重する。その場合は他の子を……」
('A`)「俺が出ます。やらせて下さい」
(´・_ゝ・`)「!」
391
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:24:12 ID:Fwc1AALE0
('A`)「自分のクラスを守りたいってのもあるけど、それだけじゃなくて……俺を信頼して、腹を割って話してくれた先生の力になりたいと思ったんです」
('A`)「絶対に勝ってみせます。俺に任せてくれませんか?」
(´・_ゝ・`)「槍田君……」
(´-_ゝ-`)「……ありがとう。貸してもらうよ、君の力を」
────────
392
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:24:38 ID:Fwc1AALE0
???
( ノAヽ)「小和田先生、代表戦の準備はもうお済みですか?」
\(^o^)/「ご安心下さい。Bクラスの代表も既に選出済みです。彼女ならまず負ける心配はないでしょう」
( ノAヽ)「期待していますよ。かつてのアカデミアを取り戻すためにも、Bクラスには天下を取ってもらわないと」
( ノAヽ)(……そして、あの新参教師をアカデミアから追放するためにも!)
────────
393
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:25:18 ID:Fwc1AALE0
('A`)「しかしまぁ、アカデミアにあんな裏話があったとはな」
('A`)「……とりあえずあいつらと合流するか。代表戦に出ることくらいなら話してもいいかな」
('A`)「お、あったあった。ここだな」
カランコロン
川 ゚ -゚)「いらっしゃい」
('A`) (お……あの人、新入生代表の人じゃん。バイト中なのかな)
( ^ω^)「ドクオ、ここだお!」
('A`)「よっ。お待たせ」
394
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:25:54 ID:Fwc1AALE0
(*゚ー゚)「盛岡先生に呼び出されてたよね。何かあったの?」
('A`)「あぁ、週末の合同実技の前座にクラスの代表がエキシビションマッチを1戦やるみたいなんだけどさ。それに俺が出ることになって」
(*゚ー゚)「ドクオ君がAクラスの代表に?凄いじゃん!」
( ^ω^)「おっ。ドクオのデュエルがついに見られるのかお!」
(;'∀`)「いや、代表戦って言ってもそんな大層なもんじゃないって!あくまで余興みたいなものだから」
(*゚ー゚)「でも凄いよ!勝ったら祝勝会だね!」
(;'A`)「はは……」
川 ゚ -゚)「……」
395
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:26:32 ID:Fwc1AALE0
────────
ABクラス代表戦・当日
||‘‐‘||レ「さぁついにこの日がやって来ました!アカデミアでは恒例の、クラス合同で行う実技デュエルのエキシビションマッチ!ABクラス代表戦です!!」
||‘‐‘||レ「実況は私、放送部2年のMCカウガールがお送りします!そして解説はこの方!アカデミア生徒会長、河内先輩です!」
( ゚д゚ )「よろしくお願いします」
||‘‐‘||レ「はい!一体どんなデュエルが行われるのか、楽しみですね!」
(*゚ー゚)「クラス合同ともなると結構な数の生徒がいるねぇ」
( ^ω^)「席取りも一筋縄ではいかないものだお」
396
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:27:10 ID:Fwc1AALE0
「あっ、あそこ空いてるじゃん!」
( ^ω^)「?」
ミセ*゚ー゚)リ「ツン、ここにしようよ」
ξ*゚⊿゚)ξ「やった!最前列じゃん!ラッキーだね」
ミセ*゚ー゚)リ「そうだねー……あら?」
( ^ω^)「おっ。どうもですお」
ミセ*゚ー゚)リ「久しぶり、内藤君!ツンもいるよー」
( ^ω^)「えっ?」
397
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:27:38 ID:Fwc1AALE0
ξ゚⊿゚)ξ「……」
( ;^ω^)「……お、おはようございますですお」
ξ゚⊿゚)ξ「どうも。あんたのおかげで今日はアンラッキーな1日になったから」
ミセ*;゚ー゚)リ「ツン、まだ根に持ってんの?地元と違ってアカデミアは強い人がいっぱいいるからさぁ、流石に負けるときだってあるよ?」
ξ#゚⊿゚)ξ「あいつが悪いんだもん!私の計画が全部パーになったんだから!」
( ^ω^)(計画……?)
(*゚ー゚)「みんな、そろそろ始まりそうだよ!」
398
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:28:14 ID:Fwc1AALE0
||‘‐‘||レ「では選手にご登場願いましょう!Aクラス代表、槍田君です!」
('A`)「ギャラリーの数が凄いな……」
(*>ー<)ノシ「ドクオ君頑張れー!」
('A`)ノ「ん」
ξ゚⊿゚)ξ「あんたー!誰か知らないけど、この私を差し置いて代表戦に出るからには負けたら許さないんだからー!」
(;'A`)「はは……なんだあの人……」
||‘‐‘||レ「続いてBクラス代表、水治さんです!」
399
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:28:41 ID:Fwc1AALE0
川 ゚ -゚)「……」
ミセ*゚ー゚)リ「ん。あの人、新入生代表の子だ」
(*゚ー゚)「相変わらず強そうな人だなぁ」
(,,゚Д゚)「あぁ、成績優秀でデュエルも強い。あいつが現状、Bクラスで1番強いって言われているからね」
(,,゚Д゚)「しかしまぁ余興の試合に、ガチガチの実力派をぶつけるとはな。小和田先生の奴、何のつもりだか」
400
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:30:40 ID:Fwc1AALE0
(*゚ー゚)「……」
ミセ*;゚ー゚)リ「……」
ξ;゚⊿゚)ξ「あんたこそいきなり現れてきて何のつもりなの……?ていうか誰?」
( ;^ω^)「解説を入れてくれるのは嬉しいけどギコ君、突然やって来られてもビックリするだけだからやめて欲しいお……」
\(^o^)/「頼みますよ、水治さん」
( ノAヽ)「フフフ……叩きのめしてやりなさい」
401
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:31:11 ID:Fwc1AALE0
(´・_ゝ・`)「……」
(´・_ゝ・`) (槍田君ならきっと大丈夫だ。何せ彼のデッキは……)
('A`)「Bクラスの代表はあんただったんだな」
川 ゚ -゚)「あぁ。よろしく頼む」
('A`)「まぁ何だ。とりあえず、楽しくやろうぜ」
402
:
◆zShbGVNdl.
:2018/11/16(金) 10:31:34 ID:Fwc1AALE0
川 ゚ -゚)「楽しく……か。口ではそう言っても、内心は穏やかではないだろう?」
('A`) (そうか……相手も代表戦の真実を知っているのか)
('A`)「どうやら負けられないのは、お互い同じみたいだな!」
川 ゚ -゚)「あぁ、全力でかかって来い!」
('A`) (行くぜ……相棒!)
川 ゚ -゚)「「デュエル!!」」('A`)
403
:
名無しさん
:2018/11/16(金) 12:45:08 ID:YbkLSBwM0
ギコは残念キャラで行くのか乙
404
:
名無しさん
:2018/11/16(金) 19:47:48 ID:ftXvil.I0
乙!
405
:
名無しさん
:2018/11/16(金) 20:12:17 ID:k3AwRDes0
乙乙
406
:
名無しさん
:2018/11/16(金) 20:59:33 ID:.QcKJluE0
乙!
407
:
名無しさん
:2018/11/16(金) 22:43:58 ID:OVdNQilI0
おいいい、楽しみなところでとめるな!
408
:
名無しさん
:2018/11/18(日) 07:09:32 ID:P6dvdWFg0
久しぶり!
ドクオの初デュエル楽しみだ
409
:
名無しさん
:2019/01/24(木) 01:26:36 ID:P2XlbZ3I0
おい、まだか?
410
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 14:39:17 ID:THxhvVbs0
||‘‐‘||レ「ついに始まりました!先攻は槍田選手です!」
('A`)「俺のターン!」(手札:5)
('A`)「魔法カード《トレード・イン》を発動!」
《トレード・イン》
通常魔法
(1):手札からレベル8モンスター1体を捨てて発動できる。 自分はデッキから2枚ドローする。
('A`)「レベル8モンスターを捨て、カードを2枚ドロー!」
('A`)「さらに《死者蘇生》を発動する!」
《死者蘇生》
通常魔法
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
411
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 14:39:48 ID:THxhvVbs0
ミセ*゚ー゚)リ「墓地のモンスターは、トレード・インで捨てた1体だけだね」
(,,゚Д゚)「そのレベルは8。さっそく切り札級のモンスターのお出ましだな」
( ^ω^)「ドクオはどんなモンスターを呼び出すつもりなんだお?」
('A`)「頼むぜ……俺はこのモンスターを特殊召喚!」
('A`)「現れろ!《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)》!!」(ATK:3000)
《青眼の白龍》
通常モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。 どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。
412
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 14:40:34 ID:THxhvVbs0
ξ;゚⊿゚)ξ「!?」
ミセ*;゚ー゚)リ「ブルー……」
(,,;゚Д゚)「アイズ……!?」
ザワザワ……
||;‘‐‘||レ「な……なんと!このモンスターは!!」
( ゚д゚ ) (最強のドラゴン……)
( ;^ω^)「あのモンスターは紛れもない……ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴンだお!」
(*゚ー゚)「ブルーアイズって聞いたことあるけど……何だっけ?」
||;‘‐‘||レ「会長!わたし衝撃過ぎて何が何やら……とりあえず解説をお願いします!」
( ゚д゚ )「かつてデュエルモンスターズ界最強のモンスターとまで謳われ、諸国にその名を轟かせた、ヴィップを象徴する伝説のドラゴンです」
413
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 14:41:05 ID:THxhvVbs0
( ゚д゚ )「大戦中にあの荒巻皇帝が使用したことでも有名ですね」
||;‘‐‘||レ「あ、ありがとうございます!」
\(;^o^)/「な……ブルーアイズだと!?」
( ;ノAヽ)(あの新参教師め……!まさかあんな隠し玉を握っていたとは!!)
(´・_ゝ・`)「おや、緒先生方。そんなに浮き足立って一体どうされたんですか?」
(;#ノAヽ)「くっ、貴様……!」
\(;^o^)/「まだデュエルは始まったばかりです、教頭先生」
\(^o^)/「……それに、我々には''あのカード''があるじゃないですか。まずは静観しましょう」ボソッ
414
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 14:46:59 ID:THxhvVbs0
( ;ノAヽ)「あ、あぁ……」
('∀`)「よぉ、ブルーアイズ!お前がいればこのデュエル、負ける気がしねぇな!!」
川 ゚ -゚) (……まさかここで、あのブルーアイズを崇めるとはな。さすがはアカデミアだ)
('A`)「さらにモンスターと、カードを1枚セット!これでターンエンドだ!」
('A`) (よし、まずはこの態勢で相手の実力を測る!)
◇◇◇◆◇ :('A`) 8000
□□①■□ 手札:2枚
□□□□□ :川 ゚ -゚) 8000
◇◇◇◇◇ 手札:5枚
①青眼の白龍
川 ゚ -゚)「私のターン、ドロー」(手札:6)
415
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 14:47:33 ID:THxhvVbs0
川 ゚ -゚)「《月光彩雛(ムーンライト・カレイド・チック)》を召喚」(ATK:1400)
《月光彩雛》
効果モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1400/守 800
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):1ターンに1度、デッキ・EXデッキから 「ムーンライト」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。 このターン、このカードを融合素材とする場合、 墓地へ送ったそのモンスターの同名カードとして融合素材にできる。 (2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、 自分の墓地の「融合」1枚を対象として発動できる。 そのカードを手札に加える。 (3):このカードが除外された場合に発動できる。 このターン、相手はバトルフェイズ中に効果を発動できない。
川 ゚ -゚)「モンスター効果を発動。デッキからムーンライトモンスター、《月光黄鼬(ムーンライト・イエロー・マーテン)》を墓地へ送る」
川 ゚ -゚)「これによりこのターン、自身を融合召喚の素材とするとき、カード名を《月光黄鼬》として扱うことができる」
('A`) (……あいつのデッキの主軸は融合召喚か。なら対処はしやすいな)
416
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 14:47:58 ID:THxhvVbs0
川 ゚ -゚)「……唐突だが、君に問う」
('A`)「ん?」
川 ゚ -゚)「私の次の一手が読めるか?」
('A`)「うーん……そうだな。《月光彩雛》の効果から察するに、墓地に送った《月光黄鼬》を何らかの手段で蘇生させて、フィールドの2体で融合……とか?」
川 ゚ -゚)「……フッ」
川 ゚ -゚)「その先を見通す力、さすがだな。このステージに立つだけのことはある」
川 ゚ -゚)「だがその答えはパーフェクトではない。なぜならそれは、君がまだ人間の到達しうるまでの限界しか体感してこなかったからだ」
('A`)「……つまり、どういうことだ?」
川 ゚ -゚)「私は手に入れたのさ。人智を超えた領域の力をな……これが全ての答えだ」
417
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 14:48:59 ID:THxhvVbs0
川 ゚ -゚)「────ペンデュラムモンスター、《月光虎(ムーンライト・タイガー)》を発動」
《月光虎》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/光属性/獣戦士族/攻1200/守 800
【Pスケール:青5/赤5】
(1):1ターンに1度、自分の墓地の「ムーンライト」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。
【モンスター効果】
「月光虎」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合、 自分の墓地の「ムーンライト」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。
\(^o^)/ (来たか……!)
418
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 14:49:39 ID:THxhvVbs0
ξ;゚⊿゚)ξ ミセ*;゚ー゚)リ「!?」
( ;^ω^)「お?」
(,,;゚Д゚)「何だ……あのカード!?」
ザワザワ……ザワザワ……
||;‘‐‘||レ「か、会長!何ですかあのカードは!?」
( ゚д゚ )「……」
||;‘‐‘||レ「会長ー!」
( ゚д゚ )「あっ、失礼……私も見たことのないカードだったのでつい、呆気に囚われてしまいました」
||;‘‐‘||レ「何と!会長も知らない謎のカードが発動されてしまいました!このデュエル、一体どうなってしまうのか!?」
419
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 14:52:08 ID:THxhvVbs0
(;´・_ゝ・`)「あれは……!」
( ノAヽ)「我々のサプライズは楽しんでいただけましたか、盛岡先生?」
(´;・_ゝ・`)「くっ……」
(;'A`)「ペンデュラム?そんなカード、見たことも聞いたこともないぞ……」
(;'A`) (……落ち着け。相手をよく観察して、見極めろ……!)
('A`)「ペンデュラムモンスターか。その規格、挙動から察するに、モンスターでありながら魔法カードの能力を有した新カテゴリってところだな?」
川 ゚ -゚)「ほう。一目見ただけでその性質を見破るとは」
川 ゚ -゚)「相変わらず優秀だな、君は。だが相変わらず、人間の思考する領域は逸脱出来ていない」
('A`)「っ……」
420
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 14:53:46 ID:THxhvVbs0
川 ゚ -゚)「融合、シンクロ、エクシーズ。この系譜に、新たな名前を刻むモンスター……それが、ペンデュラムモンスターだ」
川 ゚ -゚)「行くぞ。月光虎の効果を発動。1ターンに1度、墓地に存在するムーンライト、イエロー・マーテンを蘇生させる」(DEF:2000)
《月光黄鼬》
効果モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻 800/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが手札・墓地に存在する場合、 「月光黄鼬」以外の自分フィールドの「ムーンライト」カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを持ち主の手札に戻し、このカードを守備表示で特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。 (2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。 デッキから「ムーンライト」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
川 ゚ -゚)「────手札より魔法カード、《融合》を発動する」
421
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 14:55:29 ID:THxhvVbs0
川 ゚ -゚)「フィールドのイエロー・マーテン、イエロー・マーテンとなったカレイド・チックの2体で融合召喚」
川 ゚ -゚)「月の引力に導かれ、現れろ出でよ。 月明かりに舞い踊る美しき野獣……レベル7、《月光舞猫姫(ムーンライト・キャット・ダンサー)》!」(ATK:2400)
《月光舞猫姫》
融合・効果モンスター
星7/闇属性/獣戦士族/攻2400/守2000
「ムーンライト」モンスター×2
(1):このカードは戦闘では破壊されない。 (2):1ターンに1度、自分メインフェイズ1に このカード以外の自分フィールドの「ムーンライト」モンスター1体をリリースして発動できる。 このターン、相手モンスターはそれぞれ1度だけ戦闘では破壊されず、 このカードは全ての相手モンスターに2回ずつ攻撃できる。 (3):このカードの攻撃宣言時に発動する。 相手に100ダメージを与える。
( ^ω^)「さっそく決めてきたお、融合召喚!」
川 ゚ -゚)「融合素材となった2体の効果を発動。イエロー・マーテンによりデッキからムーンライトカード、《月光輪廻舞踊(ムーンライト・リンカーネーション・ダンス)》と彩雛により墓地から《融合》を手札に加える」
422
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 15:00:43 ID:THxhvVbs0
川 ゚ -゚)「さらに墓地のイエロー・マーテンの効果を発動。フィールドのムーンライト、《月光虎》を手札に戻し、自身を特殊召喚」(DEF:2000)
川 ゚ -゚)「ペンデュラムモンスター、《月光虎》を再び発動。1度フィールドを離れたことで、効果を再度使用することが出来る。墓地のカレイド・チックを特殊召喚」(ATK:1400)
川 ゚ -゚)「特殊召喚されたムーンライトは効果自体は無効化されるが、効果の発動とコストは有効となる。《月光彩雛》の効果を発動、デッキから《月光紫蝶(ムーンライト・パープル・バタフライ)》を墓地へ送る」
||‘‐‘||レ「Bクラス、水治選手!融合召喚の後も、カード効果を駆使して堅実にリソースを確保していきます!」
('A`)「だがお生憎様、せっかく融合召喚しても攻撃力は俺のブルーアイズには届いていないぜ」
川 ゚ -゚)「届かせるさ。永続魔法、《強者の苦痛》を発動する」
423
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 15:01:20 ID:THxhvVbs0
《強者の苦痛》
永続魔法
(1):相手フィールドのモンスターの攻撃力は、 そのモンスターのレベル×100ダウンする。
川 ゚ -゚)「君のモンスターの攻撃力は、そのレベル1つにつき100ダウンする」
('A`)「なるほどな……」
青眼の白龍 (ATK:3000→2200)
川 ゚ -゚)「《月光舞猫姫》の効果を発動。イエロー・マーテンをリリースすることでこのターン、相手モンスターは1度だけ、戦闘では破壊されない」
川 ゚ -゚)「そしてキャット・ダンサーはこのターン、相手モンスター全てに2回ずつ攻撃することができる」
川 ゚ -゚)「待たせたな、バトルフェイズだ。キャット・ダンサーでブルーアイズを攻撃」
月光舞猫姫(ATK:2400) → 青眼の白龍(ATK:2200)
424
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 15:01:57 ID:THxhvVbs0
川 ゚ -゚)「ブルーアイズはまだ破壊させない。さらにキャット・ダンサーは攻撃するとき、相手に100の効果ダメージを与える」
('A`) LP:8000 → 7900 → 7700
川 ゚ -゚)「2度目の攻撃だ、キャット・ダンサー」
月光舞猫姫(ATK:2400) → 青眼の白龍(ATK:2200)
('A`)「ブルーアイズが……」(LP:7700 → 7600 → 7400)
川 ゚ -゚)「2度目の戦闘が終わったことにより、ブルーアイズは破壊される。キャット・ダンサーで続けてセットモンスターに攻撃」
('A`)「セットモンスターは《太古の白石(ホワイト・オブ・エンシェント)》だ」
425
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 15:02:40 ID:THxhvVbs0
《太古の白石》
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/ドラゴン族/攻 600/守 500
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。 デッキから「ブルーアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。 (2):墓地のこのカードを除外し、 自分の墓地の「ブルーアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを手札に加える。
月光舞猫姫(ATK:2400) → 太古の白石(DEF:500)
('A`) LP:7400 → 7300
川 ゚ -゚)「もう一度攻撃する」
('A`)「地味だが痛いなこれは……」(LP:7300 → 7200)
川 ゚ -゚)「さらにカレイド・チックでダイレクトアタック」
('A`)「むう……」(LP:7200→5800)
426
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 15:03:23 ID:THxhvVbs0
||‘‐‘||レ「水治選手!ブルーアイズを相手に臆せず攻め立て、着実にダメージを稼いでいきます!」
||‘‐‘||レ「エースを失った槍田選手、ここから巻き返せるか!?」
川 ゚ -゚)「さぁ、どう出る。カードを1枚セットしてターンエンドだ」
('A`)「……墓地へ送られた《太古の白石》の効果を発動!デッキからブルーアイズモンスターを特殊召喚する!」
川 ゚ -゚)「!」
('A`)「現れろ、《白き霊龍》!」
《白き霊龍》
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
このカードはルール上「ブルーアイズ」カードとしても扱う。 (1):このカードは手札・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。 (2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、 相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを除外する。 (3):相手フィールドにモンスターが存在する場合、 このカードをリリースして発動できる。 手札から「青眼の白龍」1体を特殊召喚する。 この効果は相手ターンでも発動できる。
427
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 15:04:00 ID:THxhvVbs0
('A`)「このカードはルール上、ブルーアイズカードとしても扱う。そして召喚・特殊召喚したとき 、相手の魔法・罠カードを1枚ゲームから除外する!対象は《強者の苦痛》だ!」
(*゚ー゚)「これで攻撃力が元に戻るね!」
◇◇◇◆◇ :('A`) 5800
□□③□□ 手札:2枚
□②③□□ :川 ゚ -゚) 8000
◇◆◇◇⑩ 手札:3枚
③白き霊龍
②月光彩雛 ③月光舞猫姫
⑩月光虎
('A`)「あんたの実力はだいたいわかった。悪かったな……少しばかり、自分の力を出し惜しみしていた」
('A`)「だがそれもここまでだ。これより、伝説の名の通り戦う!俺のターン、ドロー!」(手札:3)
川 ゚ -゚) (来る……!)
428
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 17:21:10 ID:THxhvVbs0
('A`)「チューナーモンスター、《青き眼の賢士》を召喚!」
《青き眼の賢士》
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守1500
「青き眼の賢士」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。 デッキから「青き眼の賢士」以外の光属性・レベル1チューナー1体を手札に加える。 (2):このカードを手札から捨て、自分フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを墓地へ送り、デッキから「ブルーアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
(,,゚Д゚)「チューナー……!」
('A`)「効果を発動!デッキから光属性のレベル1チューナー《伝説の白石(ホワイト・オブ・レジェンド)》を手札に加える!」
《伝説の白石》
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/ドラゴン族/攻 300/守 250
(1):このカードが墓地へ送られた場合に発動する。 デッキから「青眼の白龍」1体を手札に加える。
429
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 17:26:14 ID:THxhvVbs0
('A`)「この《伝説の白石》を捨て、魔法カード《調和の宝札》を発動!」
《調和の宝札》
通常魔法
(1):手札から攻撃力1000以下のドラゴン族チューナー1体を捨てて発動できる。 自分はデッキから2枚ドローする。
('A`)「カードを2枚ドロー。そして……《伝説の白石》の効果を発動!デッキから2体目の《青眼の白龍》を手札に加える!」
('A`)「墓地の《太古の白石》の効果も発動だ!自身をゲームから除外し、墓地にいる1体目の 《青眼の白龍》を手札に加える!」
||‘‐‘||レ「槍田選手、物凄いスピードでデッキと手札を潤滑させています!」
('A`)「全てはこのカードへの布石だ!セットカードオープン、《手札抹殺》!」
《手札抹殺》
通常魔法
(1):手札があるプレイヤーは、その手札を全て捨てる。 その後、それぞれ自身が捨てた枚数分デッキからドローする。
430
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 17:26:59 ID:THxhvVbs0
('A`)「さぁ、手札交換の時間だ。あんたが今握っている融合もしっかり捨てて貰うぜ?」
川 ゚ -゚)「む……」
('A`)「ここからだ!魔法カード、《ドラゴン・復活の狂奏》を発動!」
《ドラゴン・復活の狂奏》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):自分フィールドに魔法使い族モンスターが存在する場合、 ドラゴン族の通常モンスターを含む、自分の墓地のドラゴン族モンスターを2体まで対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。 このカードの発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは0になる。
('A`)「こいつは俺のフィールドに魔法使い族が存在するときに、墓地のドラゴン族2体を復活させる!」
('A`)「蘇れ!2体の青眼の白龍!!」(ATK:3000・ATK:3000)
431
:
名無しさん
:2019/02/15(金) 19:57:37 ID:DOUw9kRo0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
432
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 21:36:15 ID:ejqlEm0k0
||‘‐‘||レ「な、なんと!あの“青眼の白龍”を2体もフィールドに揃えてしまいました!」
( ^ω^)「壮観だお……!」
ξ゚⊿゚)ξ「このままやっちゃいなさーい!」
川 ゚ -゚)「面白い。なかなか豪快な戦術だ」
('∀`)「それは良かったぜ。だが、これからもっと面白いものを見せてやるよ!」
('A`)「俺のフィールドにいる2体の青眼の白龍……この2体で、融合召喚!!」
川 ゚ -゚)「《融合》なしで……融合召喚だと」
('A`)「比類なき双頭の龍よ!更なる高みへ、我が手に勝利をもたらせ!」
('A`)「融合召喚!レベル10、《青眼の双爆裂龍(ブルーアイズ・ツイン・バースト・ドラゴン)》!!」(ATK:3000)
433
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 21:36:59 ID:ejqlEm0k0
《青眼の双爆裂龍》
融合・効果モンスター
星10/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
「青眼の白龍」+「青眼の白龍」
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。 ●自分のモンスターゾーンの上記カードを墓地へ送った場合に エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。 (1):このカードは戦闘では破壊されない。 (2):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。 (3):このカードの攻撃によって相手モンスターが 破壊されなかったダメージステップ終了時に発動できる。 その相手モンスターを除外する。
('A`)「続けて行くぞ!レベル8の白き霊龍に、レベル1の青き眼の賢士をチューニング!」
('A`)「儚くも麗しき英霊の祈りが、勝利の記憶を呼び覚ます!いま、神秘の大空に飛び立て!」
('A`)「シンクロ召喚!レベル9、《青眼の精霊龍(ブルーアイズ・スピリット・ドラゴン)》!!」(DEF:3000)
434
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 21:37:50 ID:ejqlEm0k0
《青眼の精霊龍》
シンクロ・効果モンスター
星9/光属性/ドラゴン族/攻2500/守3000
チューナー+チューナー以外の「ブルーアイズ」モンスター1体以上
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 お互いに2体以上のモンスターを同時に特殊召喚できない。 (2):1ターンに1度、墓地のカードの効果が発動した時に発動できる。 その発動を無効にする。 (3):S召喚したこのカードをリリースして発動できる。 エクストラデッキから「青眼の精霊龍」以外の ドラゴン族・光属性のSモンスター1体を守備表示で特殊召喚する。 そのモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊される。 この効果は相手ターンでも発動できる。
( ^ω^)「融合召喚に続けて……」
(,,゚Д゚)「シンクロ召喚までやってのけるとはな……」
||‘‐‘||レ「槍田選手!ここで、融合、シンクロのエースを呼び出して来ました!」
435
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 21:39:57 ID:ejqlEm0k0
('A`)「安心しな。復活の狂奏を発動したターン、相手が受ける全てのダメージは0になる」
('A`)「まだまだデュエルは始まったばかりだからな。バトルフェイズ!《青眼の双爆裂龍》でキャット・ダンサーを攻撃!」
川 ゚ -゚)「残念だな。キャット・ダンサーは戦闘では破壊されない」
('A`)「それは……どうかな?」
川 ゚ -゚)「?キャット・ダンサーが……消えてゆく」
('A`)「ツインバーストドラゴンの効果が発動したのさ。こいつとの戦闘で破壊されなかったモンスターはダメージステップ終了後、ゲームから取り除かれる!」
('A`)「さらにツインバーストドラゴンは1ターンに2回モンスターに攻撃できる!カレイド・チックに追加攻撃だ!」
川 ゚ -゚)「破壊されるが……ただでは転ばない。トラップ発動、《月光輪廻舞踊(ムーンライト・リンカーネーション・ダンス)》」
436
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 21:40:47 ID:ejqlEm0k0
《月光輪廻舞踊》
通常罠
「月光輪廻舞踊」は1ターンに1枚しか発動できない。 (1):自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。 デッキから「ムーンライト」モンスターを2体まで手札に加える。
川 ゚ -゚)「デッキから《月光翠鳥(ムーンライト・エメラルド・バード)》、2枚目の《月光黄鼬》を手札に加える」
('A`)「そう来ないとな。メイン2に移行、速攻魔法《超再生能力》を発動!」
《超再生能力》
速攻魔法
(1):このカードを発動したターンのエンドフェイズに、 このターン自分の手札から捨てられたドラゴン族モンスター、 及びこのターン自分の手札・フィールドからリリースされたドラゴン族モンスターの数だけ、 自分はデッキからドローする。
('A`)「このターン、調和の宝札により《伝説の白石》、手札抹殺により《青眼の白龍》2体に加え、《霊廟の守護者》の計4体のドラゴン族が手札から捨てられている」
437
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 21:42:04 ID:ejqlEm0k0
('A`)「カードを3枚セットし、エンドフェイズ。デッキからカードを4枚ドロー!ターンエンドだ」
◇◆◆◆◇ :('A`) 5800
□□③④□ 手札:4枚
□□□□□ :川 ゚ -゚) 8000
◇◇◇◇⑩ 手札:5枚
③青眼の双爆裂龍 ④青眼の精霊龍
⑩月光虎
||‘‐‘||レ「融合、シンクロモンスターで怒涛の反撃を見せた槍田選手!LPこそ減らされているものの、万全の体勢で水治選手を迎え撃ちます!」
(,,゚Д゚)「一見、槍田が優勢に見えるが、相手は水治だ……あいつは手強いぞ」
( ^ω^)「見たことがあるのかお?あの人のデュエルを」
438
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 21:43:12 ID:ejqlEm0k0
(,,゚Д゚)「まぁな、直接対決はまだだが。あいつはどんな劣勢でも一気に戦況をひっくり返す強さを持っている。そのまま勝負を決めちまう試合も何回かあったな」
( ^ω^)「ドクオはここからが踏ん張りどころってことかお……」
川 ゚ -゚)「私のターン」(手札:6)
川 ゚ -゚)「融合、シンクロのエースに加えてセットカードが3枚。おまけに手札も十分ににある、か」
川 ゚ -゚) (……いいだろう。この1ターンで、その堅陣に風穴を空けてみせる)
川 ゚ -゚)「墓地の《月光紫蝶》をゲームから除外して効果を発動。手札から《月光翠鳥》を特殊召喚だ」(DEF:1000)
439
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 21:43:56 ID:ejqlEm0k0
《月光紫蝶》
効果モンスター
星3/闇属性/獣戦士族/攻1000/守1000
「月光紫蝶」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分の手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、 自分フィールドの「ムーンライト」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1000アップする。 (2):墓地のこのカードを除外して発動できる。 手札から「ムーンライト」モンスター1体を特殊召喚する。
《月光翠鳥》
効果モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1200/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。 手札から「ムーンライト」カード1枚を墓地へ送り、自分はデッキから1枚ドローする。 (2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、 自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、 「月光翠鳥」以外のレベル4以下の「ムーンライト」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
川 ゚ -゚)「《月光翠鳥》の効果を発動。手札から《月光黄鼬》を墓地へ送り、カードを1枚ドロー」
440
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 21:44:25 ID:ejqlEm0k0
川 ゚ -゚)「効果で墓地へ送られたことで、《月光黄鼬》の効果も発動する。デッキからムーンライトカードを……」
('A`)「待った!《青眼の精霊龍》の効果を発動だ。墓地でカード効果が発動したとき、それを無効にする!」
川 ゚ -゚)「いいだろう。ならば手札から《月光白兎(ムーンライト・ホワイト・ラビット)》を召喚。そのモンスター効果で、墓地のムーンライト、《月光彩雛》を復活させる」(ATK:800・DEF:800)
《月光白兎》
効果モンスター
星2/闇属性/獣戦士族/攻 800/守 800
(1):このカードが召喚に成功した時、「月光白兎」以外の 自分の墓地の「ムーンライト」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。 (2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの「ムーンライト」カードの数まで、 相手フィールドの魔法・罠カードを対象として発動できる。 そのカードを持ち主の手札に戻す。
川 ゚ -゚)「さらに《月光白兎》のもうひとつの効果を発動。自身以外のフィールドのムーンライトの数だけ、相手の魔法・罠カードを手札に戻す」
441
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 21:45:03 ID:ejqlEm0k0
川 ゚ -゚)「私のフィールドには《月光紫蝶》で特殊召喚した《月光翠鳥》、《月光白兎》で復活させた《月光彩雛》」
川 ゚ -゚)「そして、ペンデュラムモンスターの《月光虎》。3体のムーンライトが存在する。君のセットカードを全て手札に戻して貰おう」
('A`)「……それにチェーンして《青眼の精霊龍》をリリースし、その効果を発動!」
('A`)「さらに、これにチェーンしてトラップカード、《戦線復帰》!」
('A`)「対象は今リリースした《青眼の精霊龍》だ!」
川 ゚ -゚)「なるほどな……私に発動するカードはない」
('A`)「よし。チェーン終了、逆順処理により《戦線復帰》の効果から解決される。墓地から《青眼の精霊龍》を守備表示で特殊召喚!」(DFE:3000)
442
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 21:45:37 ID:ejqlEm0k0
('A`)「続けて《青眼の精霊龍》の効果だ。S召喚した自身をリリースすることで、EXデッキから光属性のドラゴン族シンクロモンスターを特殊召喚する!」
('A`)「現れろ!レベル9、《蒼眼の銀龍》!!」(DEF:3000)
《蒼眼の銀龍》
シンクロ・効果モンスター
星9/光属性/ドラゴン族/攻2500/守3000
チューナー+チューナー以外の通常モンスター1体以上
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。 自分フィールドのドラゴン族モンスターは次のターンの終了時まで、 効果の対象にならず、効果では破壊されない。 (2):自分スタンバイフェイズ毎に自分の墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。
川 ゚ -゚)「最後に、白兎の効果を処理。セットカードを手札に戻す」
||‘‐‘||レ「積み上げられたチェーンのさなかで、新たなSモンスターが現れました!」
('A`)「ここで新たに、特殊召喚された《蒼眼の銀龍》の効果が起動する!次のターン終了まで、俺のドラゴンはカード効果の対象にならず、カードの効果では破壊されない!」
443
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:02:39 ID:2pRFRQdQ0
('A`) (よし……この耐性は容易に突破出来るものじゃないはずだ)
川 ゚ -゚)「ならばこちらは、先に手を打たせてもらおう。チェーンして速攻魔法、《融合解除》。対象は君の《青眼の双爆裂龍》だ」
('A`)「っ!……」
川 ゚ -゚)「ブルーアイズの融合モンスターはEXデッキに戻る。そして相手のモンスターの融合を解除した場合、その素材はフィールドには戻らない」
川 ゚ -゚)「こっちも融合モンスターの扱いには自信がある。もちろん、相手取るときの心得もな」
('A`)「……《蒼眼の銀龍》の効果を処理、俺のドラゴンに耐性が与えられる」
(,,゚Д゚)「凄いな……チェーンの応酬で状況が目まぐるしく変わっている。なのに、どっちも行動に一切の無駄がねぇ」
ミセ*゚ー゚)リ「本当に……レベルの高い決闘者同士のデュエルだね」
444
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:03:06 ID:2pRFRQdQ0
川 ゚ -゚)「このターンも《月光彩雛》の効果を発動。今度はEXデッキから融合モンスター、《月光舞豹姫(ムーンライト・パンサー・ダンサー)》を墓地へ送る」
('A`) (融合召喚先のモンスターを先に墓地へ送るだと……?)
川 ゚ -゚)「前ターンの手札抹殺によるコンボは見事なものだった。だが、その行動は私にも少なからずの好機を残してくれた。墓地の《月光香》を除外し、その効果を発動する」
《月光香》
通常魔法
(1):自分の墓地の「ムーンライト」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。 (2):墓地のこのカードを除外し、手札を1枚捨てて発動できる。 デッキから「ムーンライト」モンスター1体を手札に加える。
('A`) (手札抹殺で墓地へ送っていたか……)
川 ゚ -゚)「手札を1枚捨て、デッキから《月光黒羊(ムーンライト・ブラック・シープ)》を手札に加える」
445
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:04:16 ID:2pRFRQdQ0
《月光黒羊》
効果モンスター
星2/闇属性/獣戦士族/攻 100/守 600
(1):このカードを手札から捨て、以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●「月光黒羊」以外の自分の墓地の「ムーンライト」モンスター1体を選んで手札に加える。 ●デッキから「融合」1枚を手札に加える。 (2):このカードが融合召喚の素材となって墓地へ送られた場合に発動できる。 「月光黒羊」以外の、自分のエクストラデッキの表側表示の「ムーンライト」Pモンスター または自分の墓地の「ムーンライト」モンスター1体を選んで手札に加える。
川 ゚ -゚)「そして《月光黒羊》を手札から捨て、その効果を発動。デッキから《融合》を手札に加える」
川 ゚ -゚)「《融合》を発動。フィールドの《月光白兎》、《月光翠鳥》、《月光舞豹姫》となった《月光彩雛》の3体を墓地へ送る」
(,,゚Д゚)「3体融合……来るぞ!あいつの融合デッキの切り札が……!」
446
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:04:45 ID:2pRFRQdQ0
川 ゚ -゚)「月の引力に誘われ、舞い降りし百獣の王……秩序なき原野の頂きに君臨せよ────」
川 ゚ -゚)「融合召喚。レベル10、《月光舞獅子姫(ムーンライト・ライオ・ダンサー)》」(ATK:3500)
《月光舞獅子姫》
融合・効果モンスター
星10/闇属性/獣戦士族/攻3500/守3000
「月光舞豹姫」+「ムーンライト」モンスター×2
このカードは上記のカードを融合素材にした融合召喚でのみ特殊召喚できる。 (1):このカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。 (2):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。 (3):1ターンに1度、このカードがモンスターを攻撃したダメージステップ終了時に発動できる。 相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。
||‘‐‘||レ「おぉっと、水治選手!槍田選手のブルーアイズSモンスターに対抗して、ムーンライトの大型融合モンスターを呼び出しました!!」
447
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:05:16 ID:2pRFRQdQ0
('A`)「3体融合の攻撃力3500……まさに切り札のお出ましって感じだな。見事なもんだ」
川 ゚ -゚)「ブルーアイズ使いの君からそんな言葉を聞けるとはな。それとも余裕の表れか?」
('∀`;)「おいおい、よしてくれよ。今のは皮肉でも何でもないさ。ただの一決闘者の本心だよ」
川 ゚ -゚)「ならば、君のEXデッキにまだ控えている''あの融合モンスター''も崇めてみたいものだ」
('A`)「ん……まぁ、頑張ってみるさ。このターンで俺のライフが尽きなければな」
( ^ω^)「''あの融合モンスター''……ブルーアイズを見た以上、やっぱり期待せざるを得ないおね」
ξ゚⊿゚)ξ「……悔しいけど、今回ばかりはあんたの意見に……共感しちゃうかも」
448
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:05:47 ID:2pRFRQdQ0
ミセ*゚ー゚)リ「''アレ''だよね。て言うかツン、もしかして照れてる?」
ξ;゚⊿゚)ξ「はぁっ!?照れてないし!むしろ悔しいだけだから!!」
(*;゚ー゚)「え、みんな知ってるの?知らないの私だけ!?」
(,,゚Д゚)「多分、ブルーアイズを知っている人間なら誰もが聞いたことはあるはずさ。青眼の白龍3体を素材とする、ドラゴン族最強の融合モンスター……」
川 ゚ -゚)「そうか。このターンで勝負を決めてしまおうかと思っていたが、倒すのが惜しくなるな」
('A`)「気にすんなよ。俺はまだやられねぇからさ。勝負はこれからだろ?」
川 ゚ -゚)「……そう言ってくれて助かった。私も、このままではまだ足りないくらいだったからな」
449
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:06:38 ID:2pRFRQdQ0
川 ゚ -゚)「融合により墓地へ送られた《月光彩雛》により、墓地の《融合》を回収する」
川 ゚ -゚)「《月光翠鳥》も墓地へ送られたとき、効果が発動する。これにより前ターンに除外された1枚目の《月光黄鼬》を特殊召喚」(DFE:2000)
川 ゚ -゚)「ペンデュラムモンスター、《月光虎》の効果により、墓地から彩雛を蘇生させる」(DFE:800)
川 ゚ -゚)「《月光彩雛》の効果を再び発動。EXデッキから《月光舞猫姫》を墓地へ送るが、効果は無効となる」
('A`) (また融合モンスターを?だが今回はカード名はコピー出来ないはずだ。一体、何の意味が……?)
川 ゚ -゚)「私の墓地には2体目の《月光黄鼬》が存在する。《月光虎》を手札に戻し、自身を特殊召喚」(DFE:2000)
||‘‐‘||レ「これは凄い!間断なくムーンライトモンスターが展開されていきます!」
( ゚д゚ )「融合召喚に伴うアドバンテージの損失をものともしないタクティクス、お見事ですね」
450
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:07:08 ID:2pRFRQdQ0
川 ゚ -゚)「そして、私の手札には《月光彩雛》で回収したこのカードがある……魔法カード《融合》、発動だ」
川 ゚ -゚)「フィールドに存在する《月光彩雛》、2体の《月光黄鼬》を素材として墓地へ送る」
川 ゚ -゚)「月の引力に誘われし、気高き戦士よ。その高貴なる剣を掲げ、潜む闇を照らせ────」
川 ゚ -゚)「融合召喚。レベル9、《月光舞剣虎姫(ムーンライト・サーベル・ダンサー)》」(ATK:3000)
451
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:07:35 ID:2pRFRQdQ0
《月光舞剣虎姫》
融合・効果モンスター
星9/闇属性/獣戦士族/攻3000/守2600
「ムーンライト」モンスター×3
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。 このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードの攻撃力は、 お互いの墓地の獣戦士族モンスター及び除外されている獣戦士族モンスターの数×200アップする。 (2):このカードは相手の効果の対象にならない。 (3):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの融合モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで3000アップする。 この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
||‘‐‘||レ「なんと!2体目の3体融合モンスターの登場です!」
川 ゚ -゚)「このモンスターの攻撃力は墓地と、除外されている獣戦士族1体につき200アップする」
月光舞剣虎姫 (ATK:3000→5000)
452
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:08:36 ID:2pRFRQdQ0
(*゚ー゚)「攻撃力5000!?」
ξ゚⊿゚)ξ「守備力3000の壁を軽々と超えて来たね……」
('A`)「へぇ……」
川 ゚ -゚)「これで終わりではない。手札からペンデュラムモンスター、《月光狼(ムーンライト・ウルフ)》を発動」
《月光狼》
ペンデュラム・効果モンスター
星6/光属性/獣戦士族/攻2000/守1800
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「ムーンライト」モンスターしかP召喚できない。 この効果は無効化されない。 (2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。 自分のフィールド・墓地から、 「ムーンライト」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、 その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
【モンスター効果】
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 自分の「ムーンライト」モンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、 その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
453
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:09:06 ID:2pRFRQdQ0
('A`)「!」
||‘‐‘||レ「これは……!先程とは異なる、2枚目のペンデュラムカードです!」
川 ゚ -゚)「月光狼の効果を発動。墓地のモンスターでムーンライトモンスターを融合召喚する。この効果により、墓地の月光舞猫姫、月光白兎の2体をゲームから除外」
('A`)「今度は墓地融合を可能にするペンデュラムモンスターか……!」
川 ゚ -゚)「融合召喚。レベル8、《月光舞豹姫》」(ATK:2800)
《月光舞豹姫》
融合・効果モンスター
星8/闇属性/獣戦士族/攻2800/守2500
「月光舞猫姫」+「ムーンライト」モンスター
このカードは上記のカードを融合素材にした融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。 (1):このカードは相手の効果では破壊されない。 (2):1ターンに1度、自分メインフェイズ1に発動できる。 このターン、相手モンスターはそれぞれ1度だけ戦闘では破壊されず、 このカードは全ての相手モンスターに2回ずつ攻撃できる。 (3):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動する。 このカードの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで200アップする。
454
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:10:46 ID:2pRFRQdQ0
||‘‐‘||レ「これは凄い!3体融合の連打に留まらず、墓地融合により新たなアタッカーを呼び出しました!」
('A`;)「驚いた……まさかここまでやってくるとはな」
川 ゚ -゚)「さぁ、いくぞ。バトルフェイズ、ライオ・ダンサーで青眼の精霊龍を攻撃」
||‘‐‘||レ「ドラゴン討伐!まずは1体です!」
川 ゚ -゚)「そしてライオ・ダンサーは、1度のバトルフェイズで2回攻撃できる。本当はバトルの後、相手モンスターを全て破壊する効果があるが、生憎蒼眼の銀龍によって君のモンスターは守られているからな」
川 ゚ -゚)「ライオ・ダンサーで続けて蒼眼の銀龍に攻撃する」
川 ゚ -゚)「これで君のフィールドにモンスターはいなくなった。パンサー・ダンサーでダイレクトアタックだ」
||‘‐‘||レ「槍田選手!これをまともに食らえばダメージは必至です!」
('A`)「わかってるって!墓地の《霊廟の守護者》の効果を発動!」
455
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:12:44 ID:2pRFRQdQ0
《霊廟の守護者》
効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守2100
「霊廟の守護者」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):ドラゴン族モンスターをアドバンス召喚する場合、 このカードは2体分のリリースにできる。 (2):このカードが手札・墓地に存在し、 「霊廟の守護者」以外のフィールドの表側表示のドラゴン族モンスターが効果で墓地へ送られた場合、 または戦闘で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。 このカードを特殊召喚する。 さらに墓地へ送られたモンスターが通常モンスターだった場合、 自分の墓地のドラゴン族通常モンスター1体を選んで手札に加える事ができる。
('A`)「ドラゴン族が破壊されたとき、墓地から特殊召喚できる!」(DEF:2100)
川 ゚ -゚)「ならば、攻撃対象を変更。パンサー・ダンサーで霊廟の守護者を攻撃」
月光舞豹姫(ATK:2800) → 霊廟の守護者(DEF:2100)
('A`;)「くぅ……」
川 ゚ -゚)「そして、私のフィールドにはまだ攻撃の残されたサーベル・ダンサーがいる。君にダイレクトアタックだ」
456
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:14:46 ID:2pRFRQdQ0
||‘‐‘||レ「攻撃力5000の超火力がプレイヤーに容赦なく襲いかかります!」
('A`;)「うぉおお!!」(LP:5800→800)
(*゚-゚)「ド、ドクオ君のライフが!」
(; ^ω^)「風前の灯だお……!」
(,,゚Д゚)「有無を言わせぬ高火力で一気に相手を叩き潰す……これが水治のプレイスタイルだ」
(;´・_ゝ・`) (霊廟の守護者のおかげで、なんとか首の皮一枚つながってくれたか……)
\(^o^)/「惜しいですね。最後に邪魔が入らなければ、ここで終わらせることが出来たのですが」
( ノAヽ)「ククク……ですがライフは残り800。例えブルーアイズ使いと言えど、このライフ差を覆すことは至難の業でしょう」
457
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:15:27 ID:2pRFRQdQ0
川 ゚ -゚)「君のフィールドにモンスターはおろか、魔法・罠もない。しかも、ライフは残りわずかのこの状況で、私のライフには1ポイントも触れることすら叶わない」
川 ゚ -゚)「もはや勝利の道など、閉ざされたものだろう。ターンエンドだ」
◇◇◇◇◇ :('A`) 800
□□□□□ 手札:6枚
□②③④□ :川 ゚ -゚) 8000
◇◇◇◇⑩ 手札:2枚(月光虎)
④青眼の精霊龍 ⑤蒼眼の銀龍
②月光舞剣虎姫 ③月光舞獅子姫 ④月光舞豹姫
⑩月光狼
458
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:16:21 ID:2pRFRQdQ0
('A`)「言ってくれるじゃねぇか。この俺が……ブルーアイズが、そう簡単にやられてたまるかよ!俺のターン!」(手札:7)
('A`) (手札はたくさんある。ライフも残っている。今はこれだけで充分だ!)
('A`)「魔法カード《闇の量産工場》を発動!」
《闇の量産工場》
通常魔法
(1):自分の墓地の通常モンスター2体を対象として発動できる。 そのモンスターを手札に加える。
('A`)「墓地のブルーアイズ2体を手札に戻す!さらに、その内の1体をコストに、手札から《ドラゴン・目覚めの旋律》を発動だ!」
459
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:16:49 ID:2pRFRQdQ0
《ドラゴン・目覚めの旋律》
通常魔法
(1):手札を1枚捨てて発動できる。 攻撃力3000以上で守備力2500以下のドラゴン族モンスターを 2体までデッキから手札に加える。
('A`)「デッキから3体目のブルーアイズと、《青眼の亜白龍(ブルーアイズ・オルタナティブ・ホワイト・ドラゴン)》を手札に加える!」
川 ゚ -゚)「3体目のブルーアイズか」
('A`)「そして今、手札に加えた《青眼の亜白龍》を特殊召喚!」(ATK:3000)
460
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:18:08 ID:2pRFRQdQ0
《青眼の亜白龍》
特殊召喚・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。 手札の「青眼の白龍」1体を相手に見せた場合に特殊召喚できる。 この方法による「青眼の亜白龍」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。 (1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「青眼の白龍」として扱う。 (2):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを破壊する。 この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
||‘‐‘||レ「何と!新たなブルーアイズが突如姿を現しました!」
('A`)「このモンスターは手札の《青眼の白龍》を相手に見せることで特殊召喚できる、ブルーアイズのもうひとつの姿だ!」
('A`)「さらにオルタナティブの効果を発動!相手モンスター1体を選択して破壊する!対象はサーベル・ダンサー……!?」
461
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:18:47 ID:2pRFRQdQ0
川 ゚ -゚)「残念だったな。サーベル・ダンサーは相手の効果の対象にはならない」
川 ゚ -゚)「それだけではない。私のフィールドにいる、パンサー・ダンサーは相手の効果では破壊されない。そして……」
川 ゚ -゚)「ライオ・ダンサーはこれら2つの耐性を1体で兼ね備えている。つまり、私のモンスターは全て、オルタナティブの効果を受けない」
('A`)「不発、か……」
||‘‐‘||レ「高い打点に加え、強烈な耐性も持つムーンライトモンスター!槍田選手、これを相手に一体どう出るのでしょうか!?」
('A`) (この手札なら……今はまだ耐えるべきだ。タイミングを見計らって、一気に攻める!)
462
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:19:26 ID:2pRFRQdQ0
('A`)「手札から《一時休戦》を発動。互いにカードを1枚ドローだ」
《一時休戦》
通常魔法
(1):お互いのプレイヤーは、それぞれデッキから1枚ドローする。 次の相手ターン終了時まで、お互いが受ける全てのダメージは0になる。
('A`)「このカードを発動した次の相手ターン終了時まで、互いに受けるダメージは0になる」
川 ゚ -゚)「構わぬさ。この戦況、やろうと思えばいつだって君を捻り潰せるからな」
('A`)「オルタナティブは効果を発動したターン、攻撃できない。カードを2枚セットしてターンエンドだ」
◇◇◆◆◇ :('A`) 800
□②□□□ 手札:5枚(青眼の白龍)
□②③④□ :川 ゚ -゚) 8000
◇◇◇◇⑩ 手札:3枚(月光虎)
②青眼の亜白龍
②月光舞剣虎姫 ③月光舞獅子姫 ④月光舞豹姫
⑩月光狼
463
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:20:00 ID:2pRFRQdQ0
川 ゚ -゚)「私のターン」(手札:4)
川 ゚ -゚)「速攻魔法、《異次元からの埋葬》を発動」
《異次元からの埋葬》
速攻魔法
(1):除外されている自分及び相手のモンスターの中から 合計3体まで対象として発動できる。 そのモンスターを墓地に戻す。
川 ゚ -゚)「除外されている2体の黄鼬(イエロー・マーテン)と、翠鳥(エメラルド・バード)の3体を墓地に戻す」
川 ゚ -゚)「そして今墓地へ戻した黄鼬の効果を発動。月光狼を手札に戻し、守備表示で特殊召喚」(DEF:2000)
川 ゚ -゚)「さらにペンデュラムモンスター、月光虎を発動。その効果で、墓地に眠る彩雛(カレイド・チック)を特殊召喚」(DEF:800)
464
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:20:33 ID:2pRFRQdQ0
川 ゚ -゚)「彩雛の効果を発動。デッキから2枚目の《月光舞剣虎姫》を墓地へ送る」
川 ゚ -゚)「バトルフェイズだ。ライオ・ダンサーでオルタナティブ・ドラゴンに攻撃」
月光舞獅子姫(ATK:3500) → 青眼の亜白龍(ATK:3000)
('A`)「ブルーアイズは不滅だ!トラップ発動!」
('A`)「《強靭!無敵!最強!》」
《強靭!無敵!最強!》
通常罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分フィールドの「ブルーアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。 このターン、その表側表示モンスターは自身以外のカードの効果を受けず、戦闘では破壊されず、 そのモンスターと戦闘を行ったモンスターはダメージステップ終了時に破壊される。 (2):このカードが墓地に存在し、自分が「青眼の白龍」の召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。 このカードを自分フィールドにセットする。 この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
465
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:21:05 ID:2pRFRQdQ0
('A`)「オルタナティブ・ドラゴンはこのターン、戦闘では破壊されず、カードの効果を受けない!」
川 ゚ -゚)「なるほど、まさに絶対防御のカードと言ったところか。なかなかに厄介だな」
( ^ω^)「よし!ブルーアイズの破壊を防いだお!」
||‘‐‘||レ「やはりブルーアイズ!いかなる猛攻にも屈しません!」
川 ゚ -゚)「いいだろう。メインフェイズ2、カードを2枚セットだ」
('A`)「……このタイミングで、速攻魔法《銀龍の轟咆》を発動!」
《銀龍の轟咆》
速攻魔法
「銀龍の轟咆」は1ターンに1枚しか発動できない。 (1):自分の墓地のドラゴン族の通常モンスター1体を対象として発動できる。 そのドラゴン族の通常モンスターを特殊召喚する。
('A`)「墓地の青眼の白龍を復活させる!」(ATK:3000)
466
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:21:49 ID:2pRFRQdQ0
('A`)「さらにこの復活をトリガーに、墓地の罠カード《強靭!無敵!最強!》の効果を発動!このカードを、再びフィールドにセットだ!」
||‘‐‘||レ「ここで槍田選手のプレイングが魅せます!ブルーアイズと共に、強力なトラップカードを墓地から呼び戻しました!」
( ゚д゚ )「ブルーアイズを守備表示にすれば自身へのダメージも防げるので、また次のターンの猛攻を凌ぐことが可能になりましたね」
川 ゚ -゚)「やはり一筋縄ではやらせてくれないか」
川 ゚ -゚) (だが……セットしたカードの1つは《月光小夜曲舞踊(ムーンライト・セレナード・ダンス)》。私が融合召喚に成功したとき、相手にトークンを送り付ける効果を持つ永続罠カード)
川 ゚ -゚) (次のターン、そのトークンを攻撃表示で特殊召喚し、それをターゲットにLPを削りきる)
川 ゚ -゚) (しかも駄目押しに、墓地には自身を除外することで融合モンスターの攻撃力を3000も上昇させるサーベル・ダンサーを送っている)
467
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:22:50 ID:2pRFRQdQ0
川 ゚ -゚) (例えどんな防御手段をもってしても、超火力の直撃は避けられまい。これでもう勝負は決まったも同然だ)
川 ゚ -゚)「この劣勢、覆せるものなら見せてみろ。一瞬で戦局をひっくり返す様な逆転劇をな。ターンエンドだ」
◇⑦◇◇◇ :('A`) 800
□②③□□ 手札:5枚(青眼の白龍)
①②③④⑤ :川 ゚ -゚) 8000
◇◆◆◇⑩ 手札:1枚(月光狼)
②青眼の亜白龍 ③青眼の白龍
⑦(強靭!無敵!最強!)
①月光黄鼬 ②月光舞剣虎姫 ③月光舞獅子姫 ④月光舞豹姫 ⑤月光彩雛
⑩月光虎
468
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:23:19 ID:2pRFRQdQ0
('A`)「……あぁ。お望み通り見せてやるよ。伝説に裏付けされた、本当の強さってやつをな!」
('A`)「俺は、このターンで勝負を決める!ドロー!」(手札:7)
(´・_ゝ・`)「……!」
\(^o^)/「このターンで決めるだと?そんなこと出来るはずがない……!」
('A`)「いくぞ!魔法カード、《龍の鏡》を発動!」
《龍の鏡》
通常魔法
(1):自分のフィールド・墓地から、 ドラゴン族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、 その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
469
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:23:46 ID:2pRFRQdQ0
('A`)「フィールド、墓地のブルーアイズ2体と、オルタナティブ・ドラゴンの3体を除外し、融合召喚を行う!」
(,,゚Д゚)「これは……!」
( ^ω^)「ブルーアイズ3体融合だお!」
('A`)「────強靭にして無敵!最強の竜よ!いま勝利の伝説をこの地に刻め!」
('A`)「融合召喚!!《青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメット・ドラゴン)》!!」
《青眼の究極竜》
融合モンスター
星12/光属性/ドラゴン族/攻4500/守3800
「青眼の白龍」+「青眼の白龍」+「青眼の白龍」
470
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:24:24 ID:2pRFRQdQ0
||;‘‐‘||レ「で、出!出たぁー!!その攻撃力4500!デュエルモンスターズ界の頂点に君臨する伝説の竜、ブルーアイズ・アルティメット・ドラゴンです!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「凄い……あれが、青眼の究極竜!」
(;*゚-゚)「こ、攻撃力4500ぅ!?」
川 ゚ -゚)「ついに……来たな」
('A`)「俺はこのカードで決める!手札から《アルティメット・バースト》を発動!」
《アルティメット・バースト》
通常魔法
(1):自分フィールドの融合召喚した「青眼の究極竜」1体を対象として発動できる。 このターン、そのモンスターは1度のバトルフェイズ中に3回攻撃できる。 そのモンスターが攻撃する場合、 ダメージステップ終了時まで相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
471
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:24:49 ID:2pRFRQdQ0
('A`)「アルティメット・ドラゴンはこのターン、3回攻撃できる!さらにそのバトル中、相手のカード発動の一切を封じる!」
||‘‐‘||レ「3回攻撃に加えカード効果の封殺!究極竜を呼び出した槍田選手が勝負に出ます!」
川 ゚ -゚)「だが、その効果が及ぶのはバトル中のみ……墓地のサーベル・ダンサーの効果を発動」
川 ゚ -゚)「このカードをゲームから除外することで、自分の融合モンスターの攻撃力を3000アップさせる」
月光舞獅子姫(ATK:3500→6500)
||‘‐‘||レ「なんと!ここでライオ・ダンサーの攻撃力がアルティメット・ドラゴンの攻撃力を上回りました!その攻撃力は、破格の6500!」
472
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:25:23 ID:2pRFRQdQ0
川 ゚ -゚)「残念だな。せっかくの3回攻撃も、攻撃6500となったライオ・ダンサーの前では無力だ」
('A`)「……ふぅ」
('A`)「あんた、やっぱり凄いな」
川 ゚ -゚)「?」
('A`)「序盤のペンデュラムカードに、1ターンで決めた連続融合召喚……何もかもが想像を超えるタクティクスを魅せてくれる」
('A`)「人智を超える力を持つと謳うだけのことはあるな」
川 ゚ -゚)「……」
('A`)「こんなすげーデュエリストとやるのは俺も久しぶりだ。だから……」
('A`)「その戦いぶりに敬意を表して、ここで見せてやるよ。ブルーアイズの、勝利の伝説をな!」
473
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:27:11 ID:2pRFRQdQ0
\(;^o^)/「まさか、本気でここから逆転するつもりなのか……!?」
(´・_ゝ・`)「……教頭先生、ブルーアイズの異名をご存知ですか?」
(;ノAヽ)「……"勝利の龍"……」
(´・_ゝ・`)「えぇ。大戦中、いかなる劣勢時でも、活路を開き、ヴィップの躍進に貢献した荒巻皇帝の伝説から名付けられたものです」
(´・_ゝ・`)「どんなに窮地に追い込まれても、自らの勝利を確信して戦い続ける……そんな強靭な精神力があって初めてなし得る栄光です」
(´・_ゝ・`)「よく見ておいて下さいね。あの勝利の栄光が、たった今から再現されるのですから」
474
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:27:46 ID:2pRFRQdQ0
('A`)「《青き眼の乙女》を召喚!」(ATK:0)
《青き眼の乙女》
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。 (1):フィールドの表側表示のこのカードが効果の対象になった時に発動できる。 自分の手札・デッキ・墓地から「青眼の白龍」1体を選んで特殊召喚する。 (2):このカードが攻撃対象に選択された時に発動できる。 その攻撃を無効にし、このカードの表示形式を変更する。 その後、自分の手札・デッキ・墓地から「青眼の白龍」1体を選んで特殊召喚できる。
('A`)「そしてこのモンスターを対象に、手札から《青き眼の賢士》を捨て、効果を発動だ!」
('A`)「対象モンスターを墓地へ送り、デッキからブルーアイズモンスターを特殊召喚する!」
('A`)「さらに《青き眼の乙女》は、カード効果の対象となったとき、青眼の白龍を特殊召喚できる!」
475
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:28:33 ID:2pRFRQdQ0
('A`)「俺は乙女の効果により手札から青眼の白龍を、賢士の効果によりデッキから《ブルーアイズ・ソリッド・ドラゴン》を特殊召喚だ!」(ATK3000・2500)
《ブルーアイズ・ソリッド・ドラゴン》
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、 相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの効果を無効にする。 (2):相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時に発動できる。 フィールドのこのカードを持ち主のデッキに戻し、 デッキから「青眼の白龍」1体を特殊召喚する。
||‘‐‘||レ「また新たに、同時に2体のブルーアイズがフィールドに現れました!」
('A`)「ブルーアイズ・ソリッド・ドラゴンの効果を発動!相手モンスター1体の効果を無効にする!対象はパンサー・ダンサーだ!」
476
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:29:21 ID:2pRFRQdQ0
川 ゚ -゚)「……確かに、パンサー・ダンサーに対象耐性効果はない。だがこの状況で、 一体何をするつもりだ?」
('A`)「こういうことさ。魔法カード、発動!《滅びの爆裂疾風弾》!!」
《滅びの爆裂疾風弾》
通常魔法
このカードを発動するターン、自分の「青眼の白龍」は攻撃できない。 (1):自分フィールドに「青眼の白龍」が存在する場合に発動できる。 相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
('A`)「このターン、青眼の白龍の攻撃を放棄する代わりに、相手モンスターを全て破壊する!」
川 ゚ -゚)「そうか……そう言うことか」
( ^ω^)「おぉ!これで破壊耐性の持っていたパンサー・ダンサーもまとめて一掃できたお!」
477
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:30:15 ID:2pRFRQdQ0
(,,゚Д゚)「あぁ、でも問題なのはライオ・ダンサーだ。あいつは効果対象と効果破壊の2つに耐性がある上に、攻撃力は6500まで肥大化している。一体どう攻略するつもりだ?」
川 ゚ -゚)「だが、私にはまだライオ・ダンサーがいる。強固な耐性と、破格の攻撃力を得た最強モンスターだ。もはや君の手には負えまい」
('A`)「……それはどうかな」
川 ゚ -゚)「何だと?」
('A`)「このモンスターが全てを決める。ブルーアイズと俺の、勝利の未来をな!」
478
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:30:45 ID:2pRFRQdQ0
('A`)「今!俺のフィールドにはレベル8のモンスターが2体、存在する!」
川 ゚ -゚)「同じレベルのモンスター……まさか……!」
( ^ω^)「もしかしてドクオは……!」
('A`)「いくぞ!レベル8の青眼の白龍と、ブルーアイズ・ソリッド・ドラゴン!2体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!」
('A`)「────宇宙を貫く雄叫びよ、遥かなる時をさかのぼり、銀河の源よりよみがえれ! 顕現せよ、そして俺を勝利へと導け!」
('A`)「エクシーズ召喚!ランク8、《No.107 銀河眼の時空龍(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)》!!」(ATK:3000)
479
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:31:20 ID:2pRFRQdQ0
《No.107 銀河眼の時空龍》
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
レベル8モンスター×2
(1):自分バトルフェイズ開始時に、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。 このカード以外のフィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化され、 その攻撃力・守備力は元々の数値になる。 この効果を発動したターンのバトルフェイズ中に相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動する度に、 このカードの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで1000アップし、 このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
||;‘‐‘||レ「な、な、何と!Aクラス代表、槍田選手!融合召喚、シンクロ召喚に加え、エクシーズ召喚まで成功させましたー!!」
(,,;゚Д゚)「マジかよ……」
(* ^ω^)「ドクオー!やっぱり君は凄い男だおー!」
ミセ*゚ー゚)リ「うん!3つの召喚法を扱える人なんてそうそういないよ!」
(*゚ー゚)「あっ!エクシーズモンスターじゃん!」
480
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:31:50 ID:2pRFRQdQ0
ξ゚⊿゚)ξ「……」
(; ノAヽ)「何だと……!?今度はエクシーズ召喚だとぉ!?」
\(;^o^)/「!!」
(´・_ゝ・`)「どうやら、私からのサプライズは楽しんでいただけているようですね」
\(;^o^)/ (……あのカードは!!)
481
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:32:24 ID:2pRFRQdQ0
('A`)「このまま行くぞ!最後のバトルフェイズだ!タキオン・ドラゴンの効果を発動!」
('A`)「このカードのオーバーレイを1つ取り除き、フィールドに存在する自身以外のモンスター効果を無効にする!」
('A`)「さらに!全てのモンスターの攻撃力、守備力を元の数値に変更する!タキオン・トランスミグレイション!」
月光舞獅子姫(ATK:6500→3500)
川 ゚ -゚)「ライオ・ダンサーの攻撃力が……!」
('A`)「これで戦闘破壊できる!アルティメット・ドラゴンでライオ・ダンサーを攻撃!アルティメット・バースト、第一波!」
川 ゚ -゚)「トラップ発……!」
482
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:32:57 ID:2pRFRQdQ0
川; ゚ -゚) (そうか!さっき発動した、魔法カードの効果で……!)
青眼の究極竜(ATK:4500) → 月光舞獅子姫(ATK:3500)
川; ゚ -゚)「くっ……」(LP:8000→7000)
('A`)「ライオ・ダンサーを撃破!このままプレイヤーにダイレクトアタックだ!アルティメット・バースト、第二波!!」
川; ゚ -゚) (アルティメット・ドラゴンの攻撃を止めることができない……!)
川; ゚ -゚)「……!」(LP:7000→2500)
('A`)「トドメだ!青眼の究極竜で再びダイレクトアタック!アルティメット・バースト、第三波!!!」
川; ゚ -゚) (もう……私に勝機はない)
川 ゚ -゚)「……」(LP:2500→0)
483
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:35:29 ID:2pRFRQdQ0
────────
||‘‐‘||レ「き……き、決まりましたー!!第1回クラス代表戦の勝者は、Aクラス代表・槍田選手です!!」
( *^ω^)「おっおっ!ドクオが勝ったおー!」
(*^ー^)「やったね!お店予約しといてよかったぁ!」
(;,,゚Д゚)「しぃちゃん!俺、Bクラスだけど槍田のほう応援してたからついて行ってもいいかな!?」
ミセ*゚ー゚)リ「いやぁー、2人とも凄かったなぁ。これは、ツンも負けてられないよね?」
ξ゚⊿゚)ξ「……うん。そうだね」
484
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:36:09 ID:2pRFRQdQ0
(´・_ゝ・`) (よく戦ってくれた。槍田君、ありがとう……)
\(^o^)/ (No.107……あのカードは確かに……!)
(#ノAヽ)「ぐぅ……!!」
\(;^o^)/「!」
\(;^o^)/「き、教頭先生、御安心下さい!彼女は『B5』の中でも下位の『B2』です。本当の実力者はまだこちらが多く温存しています!」
\(;^o^)/「今回は相手の切り札を早々に使わせてやったに過ぎません!次回の代表戦より、必ずや私がBクラスの真価をお見せ致します!!」
(#ノAヽ)「……まぁ、良いでしょう。まだ代表戦は始まったばかりだ」
485
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:36:33 ID:2pRFRQdQ0
(#ノAヽ)「"次こそは"頼みますよ、小和田先生」
\(;^o^)/「はっ!微力を尽くして臨みます!」
川 ゚ -゚)「……私の負けか」
('A`)「ありがとうな。いいデュエルが出来た」
川 ゚ -゚)「……済まなかったな」
('A`)「?」
川 ゚ -゚)「ペンデュラムカードを、なんの断りもなしに使ってしまったことさ。本当は、前もって話しておくべきだったのに」
486
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:37:27 ID:2pRFRQdQ0
('A`)「あぁ、そのことか。まぁ確かにびっくりしたけど……逆に言えば、おかげで周りより一足先に未知の存在に触れられた。それはそれで感謝してるよ」
川 ゚ -゚)「……」
('A`)「それにデュエルを通して、この大事な一戦にどんな手を使ってでも貪欲に勝ちを目指す、あんたの強い気概を感じた」
('A`)「そう言うのは賛否両論あるかもしれないが……その心意気は嫌いじゃないぜ」
川 ゚ -゚)「……そうか。私が君に勝てなかった理由が、何となくだがわかった気がする」
川 ゚ -゚)「面白い。君のその強さについて、もっと知りたくなった」
川 ゚ -゚)「また会おう、槍田」サッ
487
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:38:07 ID:2pRFRQdQ0
('A`)「……あいつも、楽しめたならいいんだけどな」
||‘‐‘||レ「エキシビジョンマッチ第1回はAクラスの勝利です!両選手、素晴らしいデュエルをありがとうございました!次回も楽しみですね!」
||‘‐‘||レ「それでは休憩を挟んだ後、クラス合同の実技授業を開始いたします!」
────────
某料亭(18:00)
(*゚ー゚)「ドクオくんの勝利を記念して!カンパーイ!」
( *^ω^)「乾杯だお!」
('∀`)「わざわざ俺の為に……皆、ありがとうな!」
488
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:38:40 ID:2pRFRQdQ0
(,,^Д^)「いいってことよ!しかしまぁ乾杯だけに、今回ばかりは水治も完敗って感じだったな!ギコハハハハ!」
( ;^ω^)「ははは……」
(;'A`) (オイ、なんでAクラスの祝勝会にBクラスのこいつがいるんだ?)ヒソヒソ
(*;゚ー゚) (ゴメン、槍田君を応援してたって言ってたから……)
(*;゚ー゚) (悪い人ではないと思うんだけど……)
川 ゚ -゚)「あぁ、まさに完敗を喫した。ラストターンの猛攻は圧巻の一言に尽きる」
489
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:39:18 ID:2pRFRQdQ0
(;,,゚Д゚)「って!おい!水治じゃねぇか!なんでこんなところに!?」
川 ゚ -゚)「君がそれを言うか」
( ^ω^)(もはや何の集まりだかよくわからなくなってきたお……)
(*゚ー゚)「それにしても偶然だね。水治さんもここに来てたなんて!」
川 ゚ -゚)「私も君達と似たようなものさ。最も祝勝会ではなく、反省会と言った方が正しいがな」
(,,゚Д゚)「……てことは、あいつらも来てるのか?」
川 ゚ -゚)「あぁ。だがやはり、あまり気分のいいものでもなかったからな。早々に抜け出してきたところで君達を見つけたんだ」
490
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:39:50 ID:2pRFRQdQ0
('A`)「そっか……あんたも色々大変なんだな」
川 ゚ -゚)「"クー"でいいぞ」
('A`)「え?」
川 ゚ -゚)「私の呼び名さ。いつまでも"あんた"呼ばわりは、こちらも少々寂しいものがあるからな」
('A`)「あー……すまん、わかったよ」
(*゚ー゚)「じゃあ私は"クーにゃん"って呼んでいいかな?」
川 ゚ -゚)「あぁ、いいぞ」
(,,゚Д゚)「じゃあ俺はしぃちゃんのこと"しぃニャン"って呼んでいいかな!?」
(*;゚ー゚)「……ごめん、やっぱりクーにしておくよ」
491
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:40:25 ID:2pRFRQdQ0
(;,,゚Д゚)「え、しぃニャンダメだった!?どこがいけなかったのか教えてくれ!ひとつずつ直していくから!!」
川 ゚ -゚)「ギコ、恋仲でもない異性間でその呼び方は相手が戸惑うだろう。そう思わないか?なぁ、ドッくん」
(;'A`)「……え?あぁ、そうだよな」
(;'A`) (何だ今の呼び方は……びっくりしたぞ)
川 ゚ -゚) (フフ……)
川 ゚ -゚)「さて、挨拶も済んだしそろそろ戻るとしよう。また機会があればよろしく頼む」
( ^ω^)「よろしくお願いしますお!」
492
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:41:06 ID:2pRFRQdQ0
川 ゚ -゚)「あと、このバカは私が連れていく。行くぞギコ」
(;,,゚Д<)「え?いや、俺はしぃちゃん達と一緒に……痛ててて!!耳引っ張らないで!!」
(*゚ー゚)「あ、行っちゃった……」
────────
ジュウゥ-……ジュウゥ-……
( ・∀・)「僕の肉、そろそろ食べ頃かな」
( ´∀`)「これはさっき入れたばかりのものですよ。ほら、まだ焼けてないでしょ」
( ・∀・)「あらら。どうにも焼き肉ってのは、せっかちな奴には向いてない食べ方みたいだね」
493
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:41:53 ID:2pRFRQdQ0
川 ゚ -゚)「済まない、遅くなった」
( ・∀・)「おう。長いトイレだったな」
(,,゚Д<)「あーいてて……ん?」
( ´∀`)「おや。君もここに来てたんですね、ギコ」
(,,゚Д゚)「……お前ら2人だけか。となると、"アイツ"はいないみてぇだな」
( ´∀`)「えぇ。何でも次の代表戦に向けて、今から計画の準備をするとか」
( ・∀・)「相変わらず働き者だねぇ。まぁ最も、アイツはこういう集まりに進んで参加するようなタイプじゃあないよな」
( ´∀`)「かも知れませんね……ところでギコ、君に折り入ってお話があるのですが」
494
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:42:44 ID:2pRFRQdQ0
(,,゚Д゚)「その件に関しては前に言ったはずだ。俺はB5に加入するつもりはない」
( ´∀`)「まぁまぁ、最後まで聞いて下さいよ。ギコ、次の代表戦にBクラス代表として出場してくれませんか?」
(,,゚Д゚)「ハッ。何かと思えば……同じようなもんだろ。誰がお前らみたいな連中に手を貸すかよ」
(,,゚Д゚)「学園にのさばるゴロツキ共を平気で野放しにする、アカデミアの理念を履き違えた馬鹿野郎共が」
川 ゚ -゚)「……」
495
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:43:11 ID:2pRFRQdQ0
( ・∀・)「ひどい言い草だねぇ。僕達はただ 、僕達の未来のために行動しているだけだ。もちろん君も含めてね」
( ・∀・)「今はまだ僕達が表立って動くときじゃない。学園の不良集団……"ドミネーター"を泳がせているのもそのためさ」
(,,゚Д゚)「大層なご身分だな、モララー。その気になれば今からでも、俺達でドミネーターはぶっ潰せるはずだろ」
( ´∀`)「ギコ、ドミネーターはただの不良集団とは訳が違います。その実態はVIPの裏世界を支配する、悪名高いハッカー組織だと聞く」
( ´∀`)「我々に見えている『敵』は、氷山の一角……言わば、虎の威を借る狐に過ぎません」
川 ゚ -゚)「ギコ。今の私達では、太刀打ちできる相手ではない……そのことを理解してくれ」
496
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:43:58 ID:2pRFRQdQ0
(,,゚Д゚)「……フン。話にならねぇな。俺はどちらにせよ、自分の信じた道を行かせてもらう」
(,,゚Д゚)「水治も、こんなのとばかりつるんでるとろくな事にならねぇぞ。じゃあな」スタスタ
(; ´∀`)「……はぁ、全く。威勢がいいのは良い事ですが、空回りして大変な目に遭わないか心配ですね。あの子は」
( ・∀・)「なまじ腕が立つだけに、大局を見る目がないのは惜しいな。頭の悪い奴じゃあないとは思うんだけど……ん?」
ジュウウゥゥッ……
(; ・∀・)「あ……ああああっ!!肉が!!まっ黒焦げだああぁぁっ!!!」
(; ´∀`)「あちゃー……」
【to be continued ────】
497
:
◆zShbGVNdl.
:2019/02/15(金) 22:44:32 ID:2pRFRQdQ0
【次回予告】
_、_
( ,_ノ` )y━・~「先日、ひとつの事実が判明した。連中を指揮する、ドミネーター幹部の顔ぶれがな」
ジョルジュの壮大な実験が始まる───
( ゚∀゚)「俺の計算をいい意味で狂わせてくれた奴がいたんだ。これを上手く利用すれば、一気に完成に近づけるかもしれねぇ」
ペンデュラムの完成形とは?────
_
( OwO) ( ゚∀゚)「「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」」
新たな戦いの火蓋が切って落とされる!────
【第7話 《Get》 2月〇日 ��時 放送!】
498
:
名無しさん
:2019/02/16(土) 01:57:04 ID:ywvX8FJ.0
おつおつ
ドクオ熱いデッキだな
499
:
名無しさん
:2019/02/16(土) 16:41:26 ID:JczvoOVc0
乙!!!
500
:
名無しさん
:2019/03/14(木) 13:04:17 ID:HVWu0t3A0
もう3月だぜ
501
:
名無しさん
:2019/04/03(水) 02:23:20 ID:j1Gzirxc0
2月〇日 ��時 放送!(2月に投稿するとは言っていない)
502
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:02:42 ID:gxeG/8BY0
【第7話 Get】
──────
???
(・(エ)・)《この前、ジョルジュが寄越した試作型のペンデュラムモンスターが初めて使用された。デュエルのデータを送信したから、後で確認しておいてくれ》
( ゚∀゚)「サンキュー。生で観てどうだった?」
(・(エ)・)《問題ない。ソリッドビジョン、効果出力など特に異常は見られなかった》
( ゚∀゚)「そっかそっか!一先ずは安心だな。これでまた完成に一歩近づいた」
(・(エ)・)《今のままではやはり、完成とは言えないか》
( ゚∀゚)「あぁ、俺もそう思っていたさ。ついこの間まではな」
(・(エ)・)《ん?》
503
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:03:12 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「俺の計算をいい意味で狂わせてくれた奴がいたんだ。これを上手く利用すれば、一気に完成に近づけるかもしれねぇ」
(・(エ)・)《……"ホライゾン"か?》
( ゚∀゚)「正解だ!アイツには今、水治空以上に器としての価値がある」
( ゚∀゚)「そこで早速だが、ある実験を試みたいんだ。詳細は追って説明する」
(・(エ)・)《なるほど……わかった》
504
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:03:45 ID:gxeG/8BY0
────────
VIP
( ゚∀゚ )『解析課から連絡が来た。お前から預かっていたカード2枚のウイルスチェックが完了したってさ。担当者の座標アドレスを渡したから、後で向かってくれ』
(´メω・`)《あの座標まで、もうそろそろかな》
( OwO)「何だか丸一日話してないだけで、久しぶりにショボンに会った感じがするお」
(´メω・`)《ずっとデュエルディスクでだらだらしてるのも退屈だからね。たまにあてもなく、VIPをぶらぶら散歩したりしてるのさ》
( OwO)「へぇー」
( OwO)「……」
( OwO) (よく考えたら……ショボンは一体どこで生まれたのかな?)
505
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:04:24 ID:gxeG/8BY0
(´メω・`)《着いたみたいだね》
( OwO)「おっ、ここかお」
( OwO) (今度暇なときに聞いてみよう)
(´メω・`)《こんにちはー!ホライゾンでーす!》ピンポ-ン
_、_
( ,_ノ` )y━・~「おう、来たか」ガチャ
( OwO)「あなたが解析課の……」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「渋澤だ。あんたらのカードはこっちで預かっているよ、ほら」
(´メω・`)《……うん!小さなバグひとつ見えないな。隅から隅までチェックされているのがわかるよ》
( OwO)「おっおっ!ありがとうございますお!」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「いやいや。それにしても、こんな僻地までわざわざ出向かせて済まんな。実はひとつ話があってな」
506
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:05:03 ID:gxeG/8BY0
( OwO)「話ですかお?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「あぁ。少し、時間をもらえるか?」
( OwO)「僕は一向に構いませんお!」
────────
(´メω・`)《して、その話とは?》
_、_
( ,_ノ` )y━・~「うむ。昨今VIPをザワつかせている連中……ドミネーターについてだ」
( OwO)(´メω・`)「《!」》
_、_
( ,_ノ` )y━・~「最近、特に奴らの活動が表面化してきている。運営も対応に追われる場面が増えてきた」
( OwO)「目的は何でしょうかお……」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「表明は出ていないが一説によると、反VIP派のしわざとする見解が強いな」
507
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:05:31 ID:gxeG/8BY0
(´メω・`)《まぁ何にせよ、ろくな連中じゃなさそうだね》
_、_
( ,_ノ` )y━・~「あぁ。だが先日、ひとつの事実が判明した。連中を指揮する、ドミネーター幹部の顔ぶれがな」
( OwO)「幹部ですかお?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「要注意人物だな。現在、2人いるとされている。それがこいつらだ」
《 ( ゚∀゚) 》《 (・(エ)・) 》
( OwO)「っ……!!」
(´メω・`;)《あっ!》
_、_
( ,_ノ` )y━・~「そうだ。一方のアカウント名はジョルジュ。あんたらにアームズ・エイド、ブレード・ハートを寄越した男だ」
508
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:06:22 ID:gxeG/8BY0
_、_
( ,_ノ` )y━・~「そして、もう1人の方は"クマー"と言うそうだ。アバターは可愛らしい熊のアカウントだが、侮ってはならんな」
(´メω・`)《あのときの奴だ……!》
( OwO)「クマーに会ったことがあるのかお?」
(´メω・`)《うん。特にアクションはなかったけど、なるほど確かに反VIPを示唆するようなことは言っていたな》
_、_
( ,_ノ` )y━・~「敵は思っていたよりも近くにいたか……ホライゾン。それを踏まえて、あんたにひとつ頼みたいことがある」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「この2人を倒して、ドミネーターを壊滅させてくれんか?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「そのためのバックアップなら私も惜しまない。運営一同をあげて協力させてくれ。だから、力を貸してくれないか?」
(´メω・`)《……ブーン……》
509
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:07:06 ID:gxeG/8BY0
( OwO)「……こちらこそ、是非協力させて下さいお。僕達も全力で力を振るいますお」
( OwO)「……」チラッ
(´メω・`)《……》
(´メω・`)《……この感じ、やっぱり僕も協力しないといけないよね?》
( OwO)「……」コクッコクッ
(´メω-`)《……はぁー、わかったよ。本当に君は僕が付いてないと、危なっかしくてしょうがないからね》
( OwO)「ショボン……!」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「そうか、そうか……!本当にありがとうよ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「と、なれば話は早いな。今日は他に、あんたらに渡したいものがあるんだ」
510
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:07:33 ID:gxeG/8BY0
( OwO)「他に?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「まだ試作の段階だが、あんたの成長に必ず役立つはずだ……」ガサゴソ
???「探してるのは、もしかしてこいつか?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「む?」
( OwO)「なっ……!」
(´メω・`;)《お前は……!》
( ゚∀゚)「よっ!今日もお勤めご苦労さん、ニューヒーロー!」
511
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:13:08 ID:gxeG/8BY0
( OwO)「ジョルジュッ!!」
_、_
(; ,_ノ` )y━・~「どうやってこの場を嗅ぎつけてきた……!?」
(´メω・`;)《お前、いつの間に入って……!》
( ゚∀゚)「ははは、驚かせちまったなら悪いな……おっ、俺の手配書か。なかなか決まってんじゃねぇか、我ながら」
(´メω・`;)《質問に答えろ!この前からウイルスカードを送り付けてきたりして……何が目的だ!》
( ゚∀゚)「すまんすまん、脱線が過ぎたな。あれはほんの挨拶代わりのプレゼントさ。まぁ、不幸な奴が先に開けちまったけどな」
( ゚∀゚)「俺はただ、お前らと仲良くしたいだけだ。今日だってそのために、わざわざVIPに出向いたんだぜ」
(´メω・`#)《お前……!》
512
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:14:05 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「そしたら、まぁ驚かされたよな。あのカードプログラミングの父……渋澤教授のマイホームにお邪魔してるんだからよ」
_、_
(; ,_ノ` )y━・~「……」
( ゚∀゚)「いや、マイホームとは違うか。ここはVIPだ。所詮、空虚な仮想現実に過ぎねぇ」
( OwO)「……僕に用があったんじゃないのかお」
( ゚∀゚)「あぁ、そうだったか。だが悪いな、今日のところは予定変更だ。何せこんなものを見つけちまったんだからな」
_、_
(; ,_ノ` )y━・~「それは……!」
( ゚∀゚)「ヴィップの適合者専用に開発されたシンクロ、エクシーズモンスターのテーマデッキだよな?外部流出は厳禁のハズだぜ、教授」
513
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:17:17 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「不適合者が使おうものなら精神、肉体へのダメージは必至……こんな危険極まりない代物だから、開発から販売までその扱いは慎重にならざるを得ない」
_、_
(; ,_ノ` )y━・~「……」
( ゚∀゚)「そんなこいつが俺達の手に渡ったと知られれば、ライセンス契約中の他国が黙っちゃいない。運営への信用は一気に失墜することになるだろうよ」
( ゚∀゚)「特に最近、ヴィップはあの大国……"ラウンジ"にエクシーズ召喚のライセンスを取りつけたばかりのハズだ。その最中に、こんな事態が発覚すれば……国際問題に発展しかねないなぁ?」
_、_
(; ,_ノ` )y━・~「それが狙いか……!」
( ゚∀゚)「二大国の召喚法が台頭してから数十年と経つが、未だに解明されていない謎は多いからな。こいつは研究材料として、こっちでしばらく預らせてもらうぜ」
( ゚∀゚)「今後とも、諸君らの活躍を楽しみにしているよ。じゃあな」シュウウゥ……
514
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:18:09 ID:gxeG/8BY0
(´メω・`;)《あっ、おい!待て!!》
_、_
(; ,_ノ` )y━・~「……何てことだ……あのデータが完全に奴らの手に渡れば、両国間の関係悪化は必至だ……」
( OwO)「……渋澤さん。取り返しましょうお。今からでも、追いかければ遅くはないはずですお!」
(´メω・`;)《駄目だ……相手はプロ級に腕の立つハッカー集団だ。相当に高度な転移プログラムを使われていれば、ここから追跡するのはキツイ》
_、_
( ,_ノ` )y━・~「……いや、まだ手はある」
(´メω・`)《?》
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ここら一帯はこういった犯罪対策に、多彩な防御プログラムを仕掛けているんだ。要人がよく集まるからな」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「例えば、犯行後の逃亡を邪魔するために、このエリアでは座標変更プログラムの使用に大幅な規制が敷かれている」
515
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:21:17 ID:gxeG/8BY0
_、_
( ,_ノ` )y━・~「どれだけ高度な技術力をもってしても、この壁をすり抜けるのはそう容易くないはずだ。現に……これを見てくれ」ピッ
《 ( ゚∀゚) …… 》
(´メω・`)《ジョルジュだ!》
( OwO)「ここは僕達も通ってきた道……そう遠くへは行ってないってことかお!」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「そうだ。あそこなら、転移プログラムが使えるエリアへ到達するまでまだ道は遠い。今から奴を追いかけて、奴がこのエリアを抜け出す前に勝負をつければあるいは……」
(´メω・`)《でも、問題はもうひとつあるな。奴が足に使っているのは……》
( OwO)「バイクかお?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「"Dホイール"。セキュリティも使用する、オートバイ型デュエルディスクだ」
516
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:21:50 ID:gxeG/8BY0
( OwO)「デュエルディスクですかお、あれが?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「Dホイールにはデュエルディスクが搭載されていて、あれに乗りながら行う"ライディングデュエル"を可能にするのさ」
(´メω・`)《しかし、弱ったな。僕達はDホイールを持っていないから……》
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ふむ、そういうことか。なら……これを使ってくれ」ガラガラ
(´メω・`)《これは……!》
( OwO)「Dホイールだお!」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「……よし、目標地点に奴の座標を入力した。後はこいつが自動運転で連れて行ってくれる。今は時間がない、さっそく使ってくれ!」
( OwO)「わかりましたお。盗られたデッキは、僕が必ず取り戻してみせますお!」
517
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:22:30 ID:gxeG/8BY0
( OwO)「ショボン、しっかり捕まっててお!」ブオォォン……
_、_
( ,_ノ` )y━・~「……私の仕事はここまでだ。後は頼んだぞ……!」
────────
( ゚∀゚)「ここまで計画は順調だな。後は……」ブロロロ……
《……ちょっとまちねぃ!!》
( ゚∀゚)「……来たか」
( OwO)「見つけたお、ジョルジュ!」
( ゚∀゚)「俺に合わせてDホイールでご登場とは、粋なことしてくれるねぇ。ここまで来たらやるこたぁひとつ、か」
518
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:26:46 ID:gxeG/8BY0
(´メω・`)《そうさ!ここでお前をぶっ潰して!》
( OwO)「渋澤さんのカードを返してもらうお!」
( ゚∀゚)「……いいぜ。存分に楽しませてくれよな?」
(´メω・`)《ブーン!掛け声はさっき教えたアレで頼むよ!》
( OwO)「わかったお!」
_
( ゚∀゚)「力の出し惜しみはナシだ。全力でぶつかって来やがれ!」
( OwO)「さぁ、行くお!」
( OwO)「「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」」( ゚∀゚)
519
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:28:25 ID:gxeG/8BY0
( OwO)「僕のターン!」(手札:5)
( OwO)「モンスターを裏側守備表示でセット、ターンエンドだお!」
◇◇◇◇◇ ( OwO):8000
□□■□□ 手札:4枚
□□□□□ ( ゚∀゚):8000
◇◇◇◇◇ 手札:5枚
( ゚∀゚)「ま、先行1ターン目はそんなもんか……俺のターン、ドロー!」(手札:6)
( ゚∀゚)「こいつは自陣にモンスターがいないときに、攻撃表示で特殊召喚できる!」
( ゚∀゚)「《E-HERO ヘル・ブラット》!」(ATK:800)
520
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:28:45 ID:gxeG/8BY0
《E-HERO(イービル・ヒーロー) ヘル・ブラット》
効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 300/守 600
自分フィールド上にモンスターが存在していない場合、 このカードは手札から表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。 このカードを生け贄にして「HERO」と名のついたカードを生け贄召喚した場合、 そのターンのエンドフェイズ時に自分のデッキからカードを1枚ドローする。
( ゚∀゚)「さらに、手札のこのモンスターは相手フィールドにモンスターがいるとき、1体のリリースでアドバンス召喚ができる!」
( ゚∀゚)「現れろ!《E-HERO マリシャス・エッジ》!」
521
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:30:35 ID:gxeG/8BY0
《E-HERO マリシャス・エッジ》
効果モンスター
星7/地属性/悪魔族/攻2600/守1800
相手フィールド上にモンスターが存在する場合、 このカードはモンスター1体をリリースして召喚できる。 このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、 その守備力を攻撃力が超えていれば、 その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
( OwO)「イービル……ヒーロー!?」
(´メω・`;)《あいつもヒーローを使うなんて……》
( ゚∀゚)「びっくりしたか?なにもVIPのヒーローはお前だけじゃないんだぜ」
( OwO)「ヴィランが……ヒーローを語るのかお?」
522
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:31:06 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「あぁ。いつだって俺と一緒に苦楽を共にしてきた連中だ。堕ちた英雄の名を冠するが、俺に言わせればこいつらも立派なヒーローさ」
(´メω・`)《……ヒーローの定義は人それぞれ違う、ってことか》
( ゚∀゚)「まぁ、そんな話はどうでもいいか。デュエリストならやっぱこれで語るしかないよな?バトルフェイズだ!」
( ゚∀゚)「マリシャス・エッジでセットモンスターを攻撃!ニードル・バースト!」
(´メω・`)《セットモンスターは……《荒野の女戦士》だ》
《荒野の女戦士》
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1100/守1200
(1):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。 デッキから攻撃力1500以下の戦士族・地属性モンスター1体を 攻撃表示で特殊召喚する。
523
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:31:37 ID:gxeG/8BY0
マリシャス・エッジ(ATK:2600) → 荒野の女戦士(DEF:1200)
( OwO) (LP:8000→6600)
( OwO)「っ!ライフが削られたお……!」
( ゚∀゚)「マリシャス・エッジは攻撃したモンスターの守備力を超えた分だけ戦闘ダメージを与える貫通能力を持っているのさ!」
( OwO)「ダメージは受けちゃったけど……こっちも荒野の女戦士の効果を発動させるお!」
( OwO)「デッキから攻撃力1000以下の戦士族、《E・HERO フォレストマン》を攻撃で特殊召喚!」(ATK:1000)
( ゚∀゚)「そう来ないとな。カードを4枚セット、エンドフェイズにリリースされたヘル・ブラットの効果を発動!」
524
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:32:02 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「カードを1枚ドローしてターンエンドだぜ」
◇◇◇◇◇ ( OwO):6600
□□③□□ 手札:4枚
□□③□□ ( ゚∀゚):8000
◆◆◆◆◇ 手札:1枚
③フォレストマン
③マリシャス・エッジ
( OwO)「僕のターン、ドロー!」(手札:5)
( OwO)「HEROデッキはここからだお!フォレストマンの効果を発動!デッキから《融合》を手札に加えるお!」
( OwO)「そして手札から《E-エマージェンシー・コール》を発動!《E・HERO オーシャン》を手札に加えるお!」
525
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:32:37 ID:gxeG/8BY0
(´メω・`)《よし、今だ!》
( OwO)「おっ!《融合》を発動!手札のオーシャンと、フィールドのフォレストマン!2体のモンスターを素材に墓地へ送るお!」
( OwO)「融合召喚!レベル8、《E・HERO ジ・アース》!」(ATK:2500)
( ゚∀゚)「!」ピクッ
( ゚∀゚)「……ククッ」
( ゚∀゚)「ジ・アースか……まさか、こんな形で再開するとはなぁ」
( OwO)「えっ?」
526
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:33:31 ID:gxeG/8BY0
(´メω・`;)《ちょっと待て。今の言葉……どういう意味だ!?》
( ゚∀゚)「ん?あぁ、やっぱ知らなかったか。じゃあいい機会だし、教えてやるよ……」
( ゚∀゚)「ジ・アース!もとい、プラネットモンスターは全て!」
( ゚∀゚)「俺の作ったカードだ!」
( OwO)「!」
(´メω・`;)《何……!?》
527
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:34:09 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「ジ・アースはその中でも一番最初に開発したカードだ。だが昔、不慮の事故でこのネットの海に沈めちまってな」
( ゚∀゚)「完全に埋もれたものかと思っていたが、まさかお前が拾っていたとは驚いたなぁ!」
(´メω・`;)《そうだったのか……》
( OwO)「……ジ・アースは、僕のHEROデッキを象徴する正義の力だお!」
( OwO)「こんな素晴らしいカードを生み出せるだけの腕を持っておきながら、今さら悪に加担する必要なんて何も無いはずだお!」
(´メω・`)《ブーン……》
528
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:34:43 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「くだらねぇな!正義だ悪だの……正義の数も悪の数も、それこそ人の数だけあるだろうがよ」
( ゚∀゚)「それを今ここで論じて何になる?お前と俺の信じる正義は一生、相容れねぇのさ。だからこうして戦ってんだ、そうだろ?」
( OwO)「……」
( ゚∀゚)「さぁ来いよ。まだ手は残ってんだろ?」
( OwO)「……《E・HERO ソリッドマン》を召喚!そのモンスター効果で、手札から《E・HERO アナザー・ネオス》を特殊召喚するお!」
( OwO)「今召喚したこの2体のレベル4モンスターでオーバーレイネットワークを構築
!」
( OwO)「エクシーズ召喚!ランク4、《機甲忍者 ブレード・ハート》!」(ATK:2200)
529
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:35:15 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「ブレード・ハート……!」
( OwO)「オーバーレイユニットを1つ使って効果を発動!このターン、ブレード・ハートは2回攻撃することが出来るお!」
( OwO) (攻撃回数を増やしても、マリシャス・エッジの攻撃力を超えられなければ意味はない。だから……)
( OwO)「さらに手札から魔法カード《一騎加勢》発動!ブレード・ハートの攻撃力を1500アップさせるお!」
《一騎加勢》
通常魔法
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1500アップする。
ブレード・ハート(ATK:2200→3700)
530
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:35:56 ID:gxeG/8BY0
( OwO)「バトル!ブレード・ハートでマリシャス・エッジを攻撃!」
ブレード・ハート(ATK:3700) → マリシャス・エッジ(ATK:2600)
( ゚∀゚)「ふーん……」(LP:8000→6900)
(´メω・`)《よし!あいつのヒーローを倒したぞ!》
( OwO)「このまま突っ込むお!ブレード・ハートの追撃!ダイレクトアタックだお!」
( ゚∀゚)「マリシャス・エッジの犠牲を無駄にはしねぇ!トラップ発動!《セットアッパー》!」
《セットアッパー》
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分のモンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。 そのモンスターの攻撃力以下の攻撃力を持つモンスター1体を手札・デッキから裏側守備表示で特殊召喚する。
531
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:51:33 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「デッキから攻撃力400の《ダーク・スプロケッター》をセットだ!」
《ダーク・スプロケッター》
チューナー(効果モンスター)
星1/闇属性/悪魔族/攻 400/守 0
このカードが闇属性のシンクロモンスターのシンクロ召喚に使用され墓地へ送られた場合、 フィールド上に表側表示で存在する魔法または罠カード1枚を破壊する事ができる。
( OwO)「それなら巻き戻して……ブレード・ハートでダーク・スプロケッターに攻撃!」
ブレード・ハート(ATK:2700) → ダーク・スプロケッター(DEF:0)
(´メω・`)《ん……?マリシャス・エッジの後に呼び出した割りに、随分あっけなく破壊されたな》
( OwO)「でもこれで、今度こそ決められるお!ジ・アースでダイレクトアタック!アース・マグナスラッシュ!!」
532
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:52:38 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「ハッ、かかってくれたな!俺の目的は、墓地にコイツを送ることにあったのさ!」
( OwO)「!」
(´メω・`;)《マズイッ!》
( ゚∀゚)「トラップカード、《王魂調和》!」
( ゚∀゚)「墓地へ送られたレベル7のマリシャス・エッジ、レベル1のダーク・スプロケッターをゲームから除外する!」
( OwO)「あのトラップカードは……!」
( ゚∀゚)「魔神を束ねし蠅の王よ!ムシズの走る世界に陰りを!」
( ゚∀゚)「シンクロ召喚!レベル8、《魔王龍 ベエルゼ》!!」
533
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:53:11 ID:gxeG/8BY0
《魔王龍 ベエルゼ》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守3000
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。 また、このカードの戦闘または相手のカードの効果によって 自分がダメージを受けた時に発動する。 このカードの攻撃力は、そのダメージの数値分アップする。
(´メω・`;)《レベル8……シンクロモンスターのお出ましか!》
( ゚∀゚)「ホライゾン!こいつはお前の首を刈り取る死神の鎌だ!お前の生首を俺たちドミネーターの旗印にしてやるぜ!」
( OwO)「完全にしてやられたお……!カードを1枚セット、ターンエンドだお!」
534
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:53:34 ID:gxeG/8BY0
◇◇◇◆◇ ( OwO):6600
□□③④□ 手札:0枚
□□③□□ ( ゚∀゚):6900
◇◆◆◇◇ 手札:1枚
③ジ・アース ④ブレード・ハート
▽スカイスクレイパー
③ベエルゼ
( ゚∀゚)「そろそろ温まってきたな……俺のターン!ドロー!」(手札:2)
( ゚∀゚)「さぁ、ここからデュエルをもっと面白くしてやるよ!」
(´メω・`)《次はどんな手で来るんだ……?》
535
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:54:00 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「まずは魔法カード、《おろかな重葬》を発動!」
《おろかな重葬》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、 このカードを発動するターン、自分は魔法・罠カードをセットできない。 (1):LPを半分払って発動できる。 自分のEXデッキからモンスター1体を墓地へ送る。
( ゚∀゚)「LPを半分支払い、EXデッキのモンスターを1体墓地へ送る!」(LP:6900→3450)
( ゚∀゚)「墓地へ送るモンスターは……そうだな。とりあえずお楽しみといこうや。すぐに見せてやるからよ」
( OwO)「な、何だおそれ……」
(´メω・`#)《あいつめ……どこまで人をおちょくれば気が済むんだ!》
536
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:54:21 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「はは、悪いな。だがこれが俺のデュエルスタイルなんでね。っと……手札がなくなっちまったなぁ」
( ゚∀゚)「その上ライフも減ったが……これでいい!セットカードオープン、《活路への希望》!」
( OwO)「《活路への希望》……!」
( ゚∀゚)「ライフを1000払い、デッキからカードを3枚ドロー!」(LP:3450→2450)
( ゚∀゚)「来たきた……!手札から 《死者蘇生》を発動だ!墓地よりヘル・ブラットを特殊召喚!」(DEF:600)
( ゚∀゚)「そしてこのタイミングで!速攻魔法《地獄の暴走召喚》を発動!」
537
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:54:49 ID:gxeG/8BY0
《地獄の暴走召喚》
速攻魔法
(1):相手フィールドに表側表示モンスターが存在し、 自分フィールドに攻撃力1500以下のモンスター1体のみが特殊召喚された時に発動できる。 その特殊召喚したモンスターの同名モンスターを 自分の手札・デッキ・墓地から可能な限り攻撃表示で特殊召喚し、 相手は自身のフィールドの表側表示モンスター1体を選び、 そのモンスターの同名モンスターを自身の手札・デッキ・墓地から可能な限り特殊召喚する。
( ゚∀゚)「デッキからさらに2体のヘル・ブラットを特殊召喚!」(ATK:300/ATK:300)
( OwO)「僕のモンスターは2体ともEXデッキのモンスター……特殊召喚は出来ないお」
( ゚∀゚)「そして今!俺の場に3体のレベル2モンスターが揃った!どういう意味か、お前ならわかるよな?」
538
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:55:39 ID:gxeG/8BY0
(´メω・`;)《まさか……!》
( ゚∀゚)「いくぞ!3体のヘル・ブラットでオーバーレイユニットを構築!」
( ゚∀゚)「No.43!死者の眠りを妨げる冒涜の化身、魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター!」(ATK:0)
《No.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター》
エクシーズ・効果モンスター
ランク2/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
闇属性レベル2モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。 自分の墓地の「No.」と名のついたモンスター1体を選択し、 装備カード扱いとしてこのカードに装備する。 このカードが「No.」と名のついたカードを装備している限り、 このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。 また、1ターンに1度、自分のライフポイントが回復した時に発動できる。 このカードの攻撃力をその数値分だけアップし、 相手ライフにその数値分だけダメージを与える。
539
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:56:02 ID:gxeG/8BY0
( OwO)「シンクロに続けてエクシーズまで……!」
(´メω・`)《僕たちにあの2枚のカードを送ってきたのはあいつだ。二大国の召喚法を操れるのも当然ということか……!》
( ゚∀゚)「ソウル・マリオネッターの効果を発動!オーバーレイユニットを1つ使い、墓地のナンバーズエクシーズを選択!そのモンスターを自身に装備する!」
( ゚∀゚)「おろかな重葬によって墓地へ送ったモンスターは、《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》だ!ソウル・マリオネッターに装備!」
《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/水属性/岩石族/攻3000/守3000
レベル3モンスター×2
自分のスタンバイフェイズ時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除くか、 自分は2000ポイントダメージを受ける。 このカードのエクシーズ素材が無い場合、このカードは攻撃できない。 このカードがフィールド上に存在する限り、自分はモンスターを特殊召喚できない。
540
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:56:24 ID:gxeG/8BY0
( OwO)「攻撃力3000のモンスターを装備……ステータスが貧弱なソウル・マリオネッターの攻撃力をこの効果でアップさせるのが目的かお?」
ソウル・マリオネッター (ATK:0)
(´メω・`)《あれ?攻撃力が0のままだぞ?》
( ゚∀゚)「なかなかいい勘を持ってんな。だが、この効果で攻撃力はアップしないぜ」
( OwO) (3体素材のモンスターがオーバーレイを1つ使って、やったことは墓地のモンスターを装備しただけ……?)
( OwO) (目的があるはずだお。何か別の……)
( ゚∀゚)「さぁ、バトルフェイズと行こうか!ベエルゼでブレード・ハートを攻撃!」
541
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:57:02 ID:gxeG/8BY0
( OwO)「リバースカードオープン!《ガード・ブロック》!」
《ガード・ブロック》
通常罠
相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。 その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、 自分のデッキからカードを1枚ドローする。
( OwO)「ブレード・ハートは守れないけど、僕への戦闘ダメージを0にして、カードを1枚ドローするお!」
( ゚∀゚)「ベタな方法でダメージを回避しやがって……だが、これだけで終わりじゃあないぜ?」
( ゚∀゚)「バトルフェイズ続行!ソウル・マリオネッターでジ・アースに攻撃!」
( OwO)「え……!?」
(´メω・`;)《バカな!ソウル・マリオネッターの攻撃力は0だぞ!?》
542
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:57:27 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「バカバカしいと思うだろ?ところがそうじゃねぇんだよなぁ!トラップ発動、《三位一択》!」
《三位一択》
通常罠
エクストラデッキのモンスターカードの種類(融合・シンクロ・エクシーズ)を宣言して発動できる。 お互いのエクストラデッキを全て確認し、 宣言した種類のカードの枚数が多いプレイヤーは、 3000ライフポイント回復する。
( ゚∀゚)「モンスターカードの種類を宣言し、それをEXデッキに多く持つプレイヤーのLPを3000回復させる!」
( ゚∀゚)「宣言するのは、エクシーズモンスターだ!」
( OwO)「ブレード・ハートしか持っていない僕のデッキには、もう存在しないお……!」
543
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:57:51 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「俺のEXデッキには、まだ使っていないエクシーズモンスターが3体存在する。この効果により、俺のLPは3000ポイント回復される!」(LP3450→6450)
(´メω・`;)《だから何だ!今更ライフを回復したところで、自爆特攻はもう避けられないぞ!》
( ゚∀゚)「それはどうかな?俺はハナから当たって砕けるつもりはない。そういうのは、勇気と無策を履き違えて砕け散っていく本物のバカ野郎が言う事さ!」
( ゚∀゚)「俺のライフが回復したこの瞬間!ソウル・マリオネッターの効果が起動する!回復した数値だけ自身の攻撃力をアップさせ、 さらにその数値分、相手に効果ダメージを与える!」
( OwO)「おっ!?」
ソウル・マリオネッター (ATK:0→3000)
( ゚∀゚)「食らえッ!リザルト・コンバート!」
544
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:58:15 ID:gxeG/8BY0
( OwO)「う……おぉぉっ!!」(LP:6600→ 3600)
(´メω・`;)《ブッ、ブーン!》
( ゚∀゚)「やっぱライディングデュエルは不慣れなようだな。ライフを消耗したこの状況に来て、大ダメージの衝撃にまるで対応出来てねぇ。姿勢制御がガバガバだ」
(´メω・`;) (オート運転とは言え、 ライディングデュエル未経験のブーンにDホイールの操縦は難しいか……なら!)
(´メω・`;)《ブーン!ここから運転をマニュアルに切り替えて、代わりに僕が操縦する!君はデュエルに集中してくれ!》
( OwO)「おっ、助かるお!」
( ゚∀゚)「ほー……友情を確かめ合っているところ悪いが、本番はここからだぜ?」
545
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:58:36 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「ソウル・マリオネッター!ジ・アースをぶっ潰せ!」
ソウル・マリオネッター(ATK:3000) → ジ・アース(ATK:2500)
( OwO)「ショボンがここまで踏ん張ってくれたんだお!こんなところで、僕のヒーローはやらせないお!」
( OwO)「手札から《E・HERO オネスティ・ネオス》を捨て、効果発動だお!ジ・アースの攻撃力を2500アップ!」
ソウル・マリオネッター(ATK:3000) → ジ・アース (ATK:2500→5000)
( OwO)「これで、僕のジ・アースの攻撃力は5000だお!」
(´メω・`)《いいぞ!ジ・アースの攻撃力がソウル・マリオネッターを上回った!》
546
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 19:59:32 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「やるじゃねぇか!だが残念だなぁ……」(LP:6450→4450)
( ゚∀゚)「自身の効果でナンバーズを装備しているとき、ソウル・マリオネッターは戦闘、カードの効果では破壊されない!」
( OwO)「おろかな重葬は、このための布石だったのかお!」
( ゚∀゚)「バトルフェイズ終了!状況を見返せば……手札0、セットカードも0! 」
( ゚∀゚)「そこにいる木偶の坊も、次のお前のターンになれば攻撃力は元の2500に戻る!」
(´メω・`;)《っ……!》
( OwO)「……」
( ゚∀゚)「随分と悲惨だなぁ!ホライゾンよぉ!」
547
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:00:45 ID:gxeG/8BY0
(´メω・`;) (もう、ダメなのか……?)
( OwO)「……ジョルジュ」
( ゚∀゚)「んぁ?」
( OwO)「さっきから聞いていれば……自分の事は棚に上げて、滅茶苦茶言ってくれるお!」
( OwO)「散々伏せまくってたセットカードも使い果たして……手札も残り1枚。それでやった事と言えば、攻撃力3000のモンスターを2体並べただけかお?」
( OwO)「その程度の実力で、よくそんな大口叩いていられるもんだお!それともこんなカビの生えたこけおどし戦法も、キミのデュエルスタイルの1つってやつなのかお?」
( ゚∀゚)「ハハッ!煽り倒してくれるじゃねぇか。まぁ確かに言われてみれば、俺も大分際どい状況だが」
548
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:01:11 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「俺の優勢に揺らぎはない!これは火を見るよりも明らかだとは思わねぇか?」
( OwO)「だったらこの劣勢、覆してみせるお!誰かを救える力を持っていながら、こんなところで!負けるわけにはいかないんだお!!」
( ゚∀゚)「……ブレないねぇ。お前みたいな奴は、やっぱり嫌いにはなれないぜ。カードを1枚セット!ターンエンドだ!」
◇◇◇◇◇ ( OwO):2600
□□③□□ 手札:0枚
□□③④□ ( ゚∀゚):4450
◇◇◆◇◇ 手札:0枚
③ジ・アース
③ベエルゼ ④ソウル・マリオネッター
( OwO)「僕のターン……ドロー!」(手札:1)
549
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:01:35 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「ホライゾン!お前の意思に敬意を表して、リバースカードオープン!《副作用》!」
《副作用?》
通常罠
(1):相手はデッキから1〜3枚までの任意の枚数ドローする。 その後、自分はこの効果で相手がドローした数×2000LP回復する。
( ゚∀゚)「お前はカードを3枚まで、好きな枚数ドローできる!だが、その枚数1枚につき俺のライフが2000回復する!」
( OwO)「ライフ回復……!」
( ゚∀゚)「もちろん心得てるよな?ソウル・マリオネッターがいるこの状況、俺のライフが回復するとどうなるか!」
( ゚∀゚)「だが!幸いなことにお前のライフは残り2600!つまり、1枚はカードをドローできるってわけだ!」
550
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:01:59 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「ありがたく受け取りな!これは俺からの餞別さ!」
(´メω・`#)《餞別だって?2000のダメージとライフ回復に加えて、ソウル・マリオネッターの強化がお前の目的だろ!》
( ゚∀゚)「物は言いようってやつだなぁ。要するにギブアンドテイク、俺は無条件で実益だけを頂くぜ」
( ゚∀゚)「さぁ、わかったらさっさとカードを引きな!」
( OwO)「……ジョルジュ、後悔するなお?」
( OwO)「僕はデッキから……3枚のカードをドロー!!」
(; ; ゚∀゚)「は……はぁぁぁあ!?!?」
(´メω゚`;)《ブ、ブ、ブブーンッ!?自分が何を言っているのかわかってるのかッ!!!》
551
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:02:29 ID:gxeG/8BY0
(´メω゚`;)《カードを1枚引くごとに2000ダメージだぞッ!?3枚も引いたら、君のライフは一瞬で消し炭にされるッ!!》
(´メω゚`;)《今ならまだ間に合うから……》
( OwO)「もちろんわかっているお。でも、僕は退かない!」
( OwO)「それは……後戻りできないからじゃないお!最悪の状況から、最善の未来へつなげるために!この命を賭けるお !!」
( OwO)「カード、ドロー!!」
(´メω・`;)《ブーン……!》
( ゚∀゚)「く……ハハハハッッ!本当に面白い野郎だなぁ……!お前がその気なら、望み通りにしてやるぜ!」
( ゚∀゚)「当たって砕けろ!この死に急ぎ野郎!リザルト・コンバート!!」(LP:4450→10450)
552
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:03:23 ID:gxeG/8BY0
( OwO)「ショボン……」
(´メω-`)《あぁ。君の言わんとすることはわかるさ。でも、謝ったりしないでくれよ》
(´メω-`)《君を責めたりはしないさ、僕は》
( OwO)「……ありがとうお!」
( ゚∀゚)「?」
(´メω・`)《ブーン!あの軽口野郎に教えてやれ!》
(´メω・`)《君の選択は、間違っちゃいなかったってことを!》
( OwO)「おっ!手札からトラップを発動だお!《無限泡影》!」
553
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:03:51 ID:gxeG/8BY0
《無限泡影》
通常罠
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。 (1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。 セットされていたこのカードを発動した場合、 さらにこのターン、このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される。
( OwO)「僕のフィールドにカードが存在しないとき、手札から発動できるトラップカードだお!」
( OwO)「その効果で、君のソウル・マリオネッターの効果を無効にするお!」
(; ゚∀゚)「しまった!破壊耐性は持っているが……こいつに対象耐性効果はない!」
( OwO)「これにより!僕への効果ダメージはなくなり、ソウル・マリオネッターの攻撃力も元々の0となるお!」
(; ゚∀゚)「この土壇場で……手札からトラップ、ゲームエンドの回避……たった一瞬で奇跡を起こしやがった!」
554
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:04:48 ID:gxeG/8BY0
( OwO)「奇跡はまだ終わっちゃいないお!手札を全て捨てて、魔法カード!《大逆転クイズ》を発動!」
(; ゚∀゚)「なっ……!?」
《大逆転クイズ》
通常魔法
自分の手札とフィールド上のカードを全て墓地に送る。 自分のデッキの一番上にあるカードの種類(魔法・罠・モンスター)を当てる。 当てた場合、相手と自分のライフポイントを入れ替える。
( OwO)「デッキトップの種類を当てた場合、僕と君のライフを入れ替える!僕は、モンスターを選択するお!」
(; ゚∀゚)「っ……」
( OwO)「めくったカードは……モンスターカード、《E・HERO キャプテン・ゴールド》!」
(´メω・`)《よしっ!大正解だ!》
555
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:05:21 ID:gxeG/8BY0
( OwO)「僕の正解により、 僕のライフを10450に、君のライフを2600にするお!」(LP:2600→10450)
(; ゚∀゚)「馬鹿な……こんな、ことが……!?」(LP:10450→2600)
( OwO)「まだまだ、だお!《大逆転クイズ》発動時に、手札から墓地へ送られた《E・HERO シャドー・ミスト》の効果を発動だお!」
( OwO)「デッキからHEROモンスター、《E・HERO バブルマン》を手札に加えるお!」
《E・HERO バブルマン》
効果モンスター
星4/水属性/戦士族/攻 800/守1200
(1):手札がこのカード1枚のみの場合、 このカードは手札から特殊召喚できる。 (2):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。 自分はデッキから2枚ドローする。 この効果は自分の手札・フィールドに他のカードが無い場合に発動と処理ができる。
( OwO)「そして《バブルマン》は手札が自身1枚のとき、特殊召喚できるお!」《DEF:1200》
556
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:05:47 ID:gxeG/8BY0
( OwO)「バブルマンの二つ目の効果を発動!手札、フィールドに他のカードがない場合、デッキからカードを2枚ドロー!」
( OwO)「これで決まりだお!手札から《融合》を発動!フィールドのバブルマンと、手札の《E・HERO ブレイズマン》の2体で融合召喚!」
( OwO)「現れるお!レベル8、《E・HERO ノヴァマスター》!!」(ATK:2600)
( OwO)「最後のバトルフェイズだお!ノヴァマスターでキミのソウル・マリオネッターを攻撃!」
(; ゚∀゚)「しまった……ソウル・マリオネッターの効果は無効になっている!攻撃力は元の0に……!」
( OwO)「キミのライフもきっかり2600!これで終わりだお!ドレッドノート・ファイア!」
ブレイズマン(ATK:2600) → ソウル・マリオネッター(ATK:0)
(; ゚∀゚)「うおおぉ……おぉっ!!」(LP:2600→0)
557
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:07:03 ID:gxeG/8BY0
────────
(; ゚∀゚)「うわぁ!!」ガシャ-ン!!
( OwO)「バイクが停止したお!?」
(´メω・`)《ライディングデュエルに敗北した場合、強制的にDホイールが停止するんだ!》
( ゚∀゚)「いってて……」
(´メω・`)《僕達の勝ちだ!ジョルジュめ、大人しくお縄につけぃ!》
( ゚∀゚)「ハッ、何寝ぼけたこと言ってんだか。残念だが、この勝負は俺の勝ちだ!」ピッ!
( ゚∀゚)「ライディングデュエルで距離は十分稼げた!このエリアなら転移プログラムも有効だ!」
558
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:07:34 ID:gxeG/8BY0
(´メω・`;)《し、しまった!ここは規制外のエリアか!》
( ゚∀゚)「ホライゾン!本当の勝負はまだ始まってねぇ。俺が新たな力を手に入れるまで、勝負はお預けだ!」
( ゚∀゚)「それと、こいつは返してやるよ。お前にももっと強くなって貰わなきゃ困るからな」ヒョイ
( OwO)「おおっと……!」
( ゚∀゚)「じゃあな。楽しいデュエルをありがとうよ!」シュウゥゥ……
(´メω・`;)《ま、待て!》
( OwO)「行っちゃったお……」
559
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:08:19 ID:gxeG/8BY0
────────
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ジョルジュはうまく逃げ果せたか……」
( OwO)「目的の資料は回収出来ましたが、迂闊でしたお。デュエルで下した相手をみすみす取り逃すなんて……申し訳ございませんお……」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「そう気を落とすな、ホライゾン。お前さんの力で奴を倒せたんだ。これは誇っていい事じゃないか?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「それにジョルジュは、ドミネーターの中でも特に知略に長けた参謀格と聞く。目的のために手段は選ばないような奴だ。今回のデュエルで全ての決着を付けるつもりは最初からなかったんだろうな」
(´メω・`)《クソッ、ジョルジュめ……》
560
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:08:54 ID:gxeG/8BY0
_、_
( ,_ノ` )y━・~「だが、今回直接対決で奴を相手に白星をつけられたのは大きいぞ。それに何より、こいつを取り返すことが出来たからな」
( OwO)「そう言えばそれって、僕達に渡したかったって言ってた奴ですかお?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「あぁ。ジョルジュの言っていた通り、 これはそれぞれシンクロ召喚とエクシーズ召喚を扱うテーマデッキだ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「あんたらに託そうと思ってな、好きに使ってくれ。これを使いこなせるようになれば、今後強力な武器となるはずだからな」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「もちろん、安心してくれ。最初に預かった2枚のカードから抽出したデータを基に作ったから、心身への危険はないぞ」
(´メω^`)《おほほっ、待ってました!》
( OwO)「ありがとうございますお!」
561
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:09:53 ID:gxeG/8BY0
_、_
( ,_ノ` )y━・~「感謝しきれないのはこっちのほうさ。また何かあればまた連絡するよ。これからもよろしく頼むな、おふたりさん!」
( OwO)「はいっ、よろしくお願いしますお!」
────────
( ゚∀゚)「ふぃー……」
(・(エ)・)「作戦は何とか遂行できたようだな。ジョルジュ」
( ゚∀゚)「おう、お陰さまでな」
(・(エ)・)「少々……いや、かなり驚かされたぞ。まさかお前がホライゾンに打ち負かされるとはな」
562
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:10:31 ID:gxeG/8BY0
( ゚∀゚)「そうなんだよなぁ、あいつの力は俺の想像を遥かに超えていた。これはある意味吉報だな」
(・(エ)・)「ペンデュラムの真の力を引き出すには、奴の成長が鍵になると言っていたか。だがジョルジュ、今後はあまり興に乗って飼い犬に手を噛まれないようにするんだぞ」
( ゚∀゚)「わーってるよ。これも計画のうちなんだって……っと、そういやアカデミアのほうはどんな感じだ?」
(・(エ)・)「順調そのものだ。最近ではなかなかいい腕の決闘者も揃ってきている。"奴"がうまくクロージングしてくれているからな」
( ゚∀゚)「いいねぇ。この調子で活動を軌道に乗せて、"スポンサー様"にもっと金を落として貰えるように頑張っていこうぜ!」
【to be continued ────】
563
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:41:27 ID:gxeG/8BY0
申し訳ございません。大変お待たせ致しました……2月どころか元号が変わって初の回となってました
執筆になかなか時間がかけられない関係で、更新頻度がひどい作品ですが
、是非とも完結させたいと思っておりますのでよろしければ今後ともお楽しみくださいませ。次回から更新頻度は上げていきますので……!
さて、突然なのですが次回からは過去の遊戯王ブーン系他作品様のオリジナルキャラを(勝手に……)お借りしてのクロスオーバー風な展開で物語が進みます。いずれのキャラもテンプレには存在しないので馴染みが薄いかも知れませんが、どれも面白く魅力的な作品なのでぜひそちらも併せてご覧頂ければ幸いです。(キャラの設定は当作品に沿った変更がございますのでご了承ください)
ということで、最後に参戦PV的な感じで今回は締めくくらせて頂きます。お付き合い頂きありがとうございました。またよろしくお願いしますノシ
564
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:42:47 ID:gxeG/8BY0
──────────
( ??)「うーん……」
( ??)「……」キョロキョロ
(?? )「……」キョロキョロ
(*゚ー゚) トコトコ
( ??)「……おっ」
( ??)「ねぇねぇ君!」
(*゚ー゚)「んっ?」
( ??)「俺達さ、同好会やってんだけど興味ない?」
(*゚ー゚)「へー同好会?何やってるの?」
( ??)「あぁ、デュエルモンスターの精霊について研究しているんだ」
565
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:43:14 ID:gxeG/8BY0
(*゚ー゚)「精霊?」
( ??)「あぁ。モンスターにはカードの精霊が宿るってのは聞いたことないか?」
(*゚ー゚)「うーん、ないかなぁ?」
( ??)「そ、そっかぁ。ここだけの話なんだけど……実は俺、カードに宿る精霊が見えるんだ」
(*゚ー゚)「えっ!そうなの?でも私には見えないよ?」
( ??)「モンスターの精霊が見える人は少ないんだ。だから俺達が精霊の存在を少しでも皆に知ってもらいたくて、同好会を立ち上げたのさ」
566
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:43:42 ID:gxeG/8BY0
(*゚ー゚)「そうなんだね。でもそれってさ、いくら君達に精霊が見えても、私達に見えなきゃ意味なくない?」
( ??)「……言われてみれば、確かに」
(*゚ー゚)「ごめんね。多分私じゃ力になれないかもだけど、代わりに君達のこと応援してあげるから!頑張ってね、バイバイ!」
( α_α)「……いい子だなぁ」
《雲澤 天 (クモサワ テン)》 ─────雲魔物がウォーミングアップを始めたようです
567
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:44:26 ID:gxeG/8BY0
( α_α)prrrrr……
( α_α)「はいはい」
『はーいもしもし。どう?部員は増えたー?』
(; α_α)「いや、まだ1人も……さっきから、俺達と似た雰囲気の奴を狙ってるつもりなんだがなぁ 」
『はぁー?何それ!雲澤君、ちゃんと仕事してるの?』
(; α_α)「あ、当たり前だっ!ていうかそれ言うならお前も仕事しろよな!今だって どうせ、保健室のベッドでゴロゴロしてんだろ?」
『!うぐっ……そ、そんなことないよ』
568
:
◆zShbGVNdl.
:2019/06/29(土) 20:45:45 ID:gxeG/8BY0
( α_α)「はぁ……この前俺が作ったポスターあんだろ。それ貼ってこいよ!」
『わ、わかりましたよー』
( α_α)「じゃあもう切るからな。もうサボるんじゃないぞ、桜葉!」ピッ
──────────
ノパ ヮ゚ノゞ「はいはいー」ピッ
ノパ ヮ゚ノゞ「……サボりがバレた上に仕事を任されるなんて思わなかったなぁ。気まぐれに電話なんてかけるんじゃなかったわ」
ノパ ヮ゚ノゞ「まぁ、しょうがない。お昼寝でエネルギーは十分溜まったことだし、私もぼちぼち頑張りますか」
《藍上 桜葉 (アイガミ オウハ)》─────デュエルモンスターズ・ディケイド 他
569
:
名無しさん
:2019/06/30(日) 02:27:49 ID:AmI1C64A0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
570
:
名無しさん
:2019/06/30(日) 04:41:59 ID:HWM2uygQ0
乙
571
:
名無しさん
:2019/06/30(日) 11:35:02 ID:azs1daHo0
面白かった
乙
572
:
名無しさん
:2019/06/30(日) 23:20:19 ID:PC0Umlwk0
あっちのwikiでおさらいしてくるかなおつおつ
573
:
◆ehuGn9stp.
:2020/01/31(金) 20:18:56 ID:q7pyE0KA0
ブーン系どころか遊戯王から離れて久しいけどブーン系遊戯王で昔書いた自キャラが先発でクロスオーバーされてて嬉しいなあ…(糞長自分語り)
たまに気になって「ブーン系遊戯王」っていう単語をググってしまうですよね。
素敵な作品に出会えて嬉しい。
(トリップって昔と同じままかすらわからないのでつけてはみたけど騙りと思われてもそれはそれで)
574
:
名無しさん
:2020/02/01(土) 19:02:14 ID:Ocagb0.w0
万屋か
575
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:43:34 ID:uEPHfws60
──────────
VIP
(-@∀@)「全モンスターでダイレクトアタック! これで終わりだ!」
li イ; ゚ -゚ノl|「うっ.......あぁっ!」(LP:2800→0)
(-@∀@)「ふんっ、この程度か.......やっぱり大したことないじゃないか、Aクラスの実力も」
(-@∀@)「助かるよ。今のデュエルで、僕の“ B5 ”入りもますます近づいてきた.......それじゃあ」スタスタ
li イ; ゚ -゚ノl|「くっ.......!」
─────
(-@∀@)「さてと.......」
(-@∀@) (今日までで、だいぶAクラスのデュエリスト相手に連勝できたな)
(-@∀@) (この前は不覚をとってしまったが.......)
576
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:44:37 ID:uEPHfws60
「ブラボー! いい勝負だったじゃないか、朝日君」
(-@∀@)「.......あぁ、吹屋(フキヤ)か」
( ^Д^)「おめっとさん、これでまた連勝だな!」
(-@∀@)「.......ありがとう。君に任せておけば、僕もちゃんとB5入りできるんだね?」
( ^Д^)「あぁ、もちろんさ。この“ B3 ”の俺が言うんだから間違いねぇよ! その実力はホンモノだ、俺が保証してやるよ」
( ^Д^)「だから、キミはただ腕を振るってくれるだけでいい。そうやって実績を積んでくれれば、俺もキミを推薦しやすくなるからな」
577
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:45:54 ID:uEPHfws60
(-@∀@)「.......そうか。ところで、次のターゲットは?」
( ^Д^)「お、威勢がいいな。次はそうだな.......こいつが一番、良さそうかな」スッ
【( ^ω^)】
(-@∀@)「こいつは.......?」
( ^Д^)「名前は内藤。あの青眼使いの槍田ほど目立ってないにしろ、Aクラスの中ではなかなかの実力者と目されていてな」
( ^Д^)「聞いた話によれば.......あのラグナビジョンの令嬢に勝ったとか、シンクロ召喚を使えるとか」
(-@∀@)「シンクロ.......? あのオオカミの召喚法が使えるのか!?」
( ^Д^)「あぁ、そんな報告が後を絶たないような奴なんだよ.......どうだ? B5入りの手土産には持ってこいの首だとは思わないか?」
(-@∀@)「.......」
578
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:46:49 ID:uEPHfws60
( ^Д^)「キミの望みは分かっているさ.......槍田だろ? あの代表戦で華々しい戦果を挙げた奴を倒せば、自分の力を証明することができるってな」
( ^Д^)「だが、その選択はちょっと事を急ぎすぎだ。勝てる勝てないとかじゃなく、現状では奴を相手取る旨味が少ねぇのさ」
( ^Д^)「仕掛けるのは、奴の手の内を限界まで暴いてからだ.......なぁに、時間はたっぷりある。キミはその間に、今よりもっと力をつけていけばいい」
(-@∀@)「.......」
( ^Д^)「明日にゃB5の定例会議がある。キミのことを売りに出す格好の場だからな」
( ^Д^)「いい知らせを持ってきてやるよ。んじゃ、またな!」
(-@∀@)「あぁ.......」
579
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:47:48 ID:uEPHfws60
(-@∀@) (.......ふんっ、一体何を企んでいるんだか。相変わらず胡散臭い男だ)
(-@∀@) (まぁいい。今は大人しく言うことを聞いておいてやろう.......)
(-@∀@) (いずれ、僕が力をつけて“ B1 ”にまで上り詰めれば、あんな小物一瞬で捻り潰せるんだからな)
(-@∀@) (Bクラス生徒からなるエリート集団、B5.......教頭管轄のこの組織に入れさえすれば)
(-@∀@) (僕の力を思う存分アカデミアに
知らしめることができる! 千載一遇のこのチャンス、何としてでもモノにしてやるぞ.......!)
──────────
翌日 アカデミア食堂(昼休憩)
⌒*リ´・-・リ「へぇ〜、いきなりケンカ売られて、ボコボコにされたと.......」
580
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:48:57 ID:uEPHfws60
li イ# ゚ -゚ノl|「ほんっとクソ気分悪いですわ! 私がまさか、あんなイヤなヤツに負けるなんて!」
li イ ゚ -゚ノl|「って誰がボコボコですって? あくまで惜敗ですよ、昨日のデュエルは!」
li イ# ゚ -゚ノl|「全く! あのクソメガネ、次会ったら私がおフルボッコにして差し上げますわよ!」
⌒*リ;´・-・リ「.......丁寧なのか汚いのか、 よくわかんないなぁ、その喋り方」
<ヽ;`∀´>「大変だったニダねぇ。実は、ウリもおんなじヤツにデュエルを挑まれたニダよ」
⌒*リ´・-・リ「あ、荷田君も知ってるの? その人のこと」
<ヽ;`∀´>「ニダニダ。ソイツ、何やらウリたちAクラスの生徒をやたら敵視してるみたいで、片っ端からデュエルを挑んでるみたいニダ」
<ヽ`∀´>「やってることはそこらのチンピラと変わらないニダよ。あのインテリ風な見た目からは想像つかないニダねぇ〜!」
581
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:49:42 ID:uEPHfws60
⌒*リ;´・-・リ「えぇ〜.......何それ。単純に怖いやつじゃん」
li イ ゚ -゚ノl|「なんという不届き者! そんな奴はメガネなんかよりも、モヒカンヘアーでヒャッハー言ってるのがお似合いですわよ!」
<ヽ`∀´>「ニダニダ。ウリもこの前絡まれて、飛んだ災難に見舞われたニダよ!」
<ヽ*`∀´>「でもそのときに、ホライゾンが助けに来てくれて.......」
(-_-)「.......朝日、か」
li イ ゚ -゚ノl|「へっ?」
⌒*リ´・-・リ「あれ、疋田君いつの間に?」
582
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:50:36 ID:uEPHfws60
(-_-)「.......さっき来たばかりだ」
<ヽ`∀´>「疋田君もあの生徒のコト知ってるニカ?」
(-_-)「.......朝日 昇(アサヒ ショウ)。いま、Bクラスの中でも、その実力が注目されている生徒だ」
(-_-)「なんでも奴は.......“ B5 ”の役職を狙っているらしい」
li イ ゚ -゚ノl|「び〜ふぁいぶぅ〜?」
⌒*リ´・-・リ「あ、それ知ってる。Bクラスのデュエル強い人たちがなるやつでしょ?」
(-_-)「そう.......Bクラス担任の小和田と、教頭の2人が主導する5人組の組織だ」
⌒*リ´・-・リ「Bクラス生徒5人の組織でB5ってわけね」
(-_-)「あぁ。メンバーたちは学園上の生活から、将来の進路まで.......厚い待遇を受けられるそうだ」
583
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:51:27 ID:uEPHfws60
<ヽ;`∀´>「小和田先生はともかく、教頭先生まで関与しているニカ?」
li イ ゚ -゚ノl|「なーんか、キナ臭いですわね.......」
(-_-)「それもそうだ.......現状、唯一空いているB1の席を狙って」
(-_-)「その地位を得るために.......Bクラスでは、B1候補生たちによる覇権争いが繰り広げられているらしい」
⌒*リ´・-・リ「へぇ〜、まだまだ入学したてなのに大変だねぇ」
(-_-)「あぁ.......ん? あれは.......」
584
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:52:19 ID:uEPHfws60
ヒソヒソ.......ザワザワ.......
('A`) ボケ-
「おい、あいつって.......」
「あぁ.......この間の代表戦の、青眼使いだ!」
ヒソヒソ.......ザワザワ.......
('〜`) (唐揚げうめぇ)モニュモニュ
「唐揚げだ.......!」
「すげぇ、昼飯食ってるよあいつ!」
(;'A`) (いや何に驚愕してんだよ上のセリフは.......)
(*゚ー゚)「ふんふ〜ん♪ ハンバーグ定食ラス1ゲットなんて、今日はツイてたなぁ〜!」
('A`)「あ、なーなー。俺の唐揚げやるからさ、そのハンバーグとちょっと交換しようぜ」
585
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:53:00 ID:uEPHfws60
(,,゚Д゚)「おい槍田、俺を差し置いてしぃちゃんとLINE交換なんてどういう了見だ?」
(;'A`)「いや誰もそんなこと言ってねーよ.......」
( ^ω^)(おっおっおっ。最近はとりあえずこの4人で集まるのが定着しつつあるお)
(´・ω・`)《.......おい》
( ^ω^)(何だおショボン、今の時間はVIPの散歩じゃないのかお?)
(´・ω・`)《君たち、マスクはどうしたんだい? いくら食事中でも、ちゃんと着けながら食べるのが昨今の会食マナーだろ!!》
( ;^ω^)(はぁ.......? 何の話だお、ショボン? マナー講師ごっこなら他所でやってお.......)
(´・_ゝ・`)「やあ」ヌッ
(*゚ー゚)「わっ! 盛岡先生!」
586
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:53:55 ID:uEPHfws60
(´・_ゝ・`)「久しぶりだね、みんな。元気にしてたかい?」
(;'A`)「久しぶり.......? いやいや、さっき授業してくれたばっかじゃないすか!」
(´・_ゝ・`)「あぁ! ごめんごめん、こっちの話だ。ところでみんなは、もう部活は何するかは決めたかい?」
('A`)「部活ですか? そういや、特には考えてなかったっすねぇ」
(´・_ゝ・`)「ふむ、それは勿体ないな。アカデミアにはいろんな部活があるんだよ。それに、同好会も充実していてね」
(´・_ゝ・`)「ぜひ一度、いろいろと巡ってみるのをおすすめするよ」
(*゚ー゚)「なるほど〜、わかりました!」
──────────
アカデミア大通り(15:00)
( α_α)「新入部員募集中でーす! よろしくお願いしまーす!」
587
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:54:47 ID:uEPHfws60
シ─────ン.......
( ;α_α)「.......あいかわらず、誰も見向きもしないなぁ。宣伝方法が悪いのかな?」
li イ# ゚ -゚ノl|「.......」ズカズカ
( α_α)「あ.......すみません、そちらの貴婦人。いま、新入部員を募集しているのですけれども.......」
li イ# ゚д゚ノl|「いまはそれどころじゃなくってよ!」カッ!!
( ;α_α)「ひっ!」ビクッ
li イ# ゚ -゚ノl|「朝日昇.......朝日昇.......! 今度は私のほうからぶっ潰しに行って差し上げますわよ.......!」ズカズカ
( ;α_α)「す、スゴい剣幕だったなあの人。なんか朝日って言ってたけど.......もしかして」
(*゚ー゚)「結局、何やるか決められなかったねー」
588
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:55:28 ID:uEPHfws60
( α_α)(ん? .......あ、彼女はたしかこの前の)
('A`)「ま、他にもいろいろあるみたいだし。それに、同好会のほうはまだ見てないしなぁ」
( α_α)(それに横にいるのは.......この前代表戦に出てた、青眼使いの人!)
(,,゚Д゚)「なぁ内藤、ぶっちゃけ俺としぃちゃんってお前から見てどうよ?」ヒソヒソ
( α_α)(それにそれに! どういうわけかギコの奴もいるな.......これは好都合だぞ!)
( ;^ω^)「な、何がお.......」ヒソヒソ
( α_α)(新入部員を大量ゲットできる絶好のチャンス! よーし、いっちょ頑張りますか!)
( ^ω^)「.......おっ? なんかそれっぽい人が勧誘してるみたいだお」
( α_α)「あ! どうもどうも! 御一行様、名前だけでも覚えて帰っていってください!」
589
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:56:06 ID:uEPHfws60
(,,゚Д゚)「ん? ってお前、雲澤じゃねぇか」
( α_α)「やぁギコ。新入生の勧誘ってのも、なかなか骨が折れるもんだねぇ」
( ^ω^)「おっ、ギコ君のお友達ですかお?」
(,,゚Д゚)「あぁ。俺と同じBクラスで、オカルト研究部の.......」
( α_α)「雲澤 天(クモサワ テン)だ。よろしく!」
( α_α)「ってギコ〜、ウチはオカルト研究部じゃないぞ! ちゃんと“ 精霊研究会 ”って呼んでもらわないと!」
('A`)「精霊?」
(*゚ー゚)「そそっ! たしか、カードにはモンスターの精霊が宿るって話だったよね!」
( *α_α)「あ、覚えててくれてた?」
590
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:56:53 ID:uEPHfws60
(*゚ー゚)「もっちろん! なんか面白そうだったから、あの後ちょっと調べてみたんだ!」
( *α_α)「お、マジで? いやー嬉しいなぁ!」
(;,,゚Д゚) (えっ、何の話? この2人どういう関係だ?!)
('A`)「精霊ねぇ.......そりゃあ初耳だなぁ。つってもあれだろ? 都市伝説みたいなもんだろ?」
( α_α)「む、それは聞き捨てならないな.......生き証人がここにいるというのに」
( ^ω^)「と、言いますと?」
( α_α)「精霊は、いる.......はっきりそう言えるぜ。なぜなら、俺にはそれがわかるからな!」
( α_α)(なっ、スモークボール!)
(´・ω・`)《.......!》ピクッ
591
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:57:32 ID:uEPHfws60
( ^ω^)(ショボン、どうしたお?)
(´・ω・`)《いや、今なんか.......僕と似た雰囲気を感じたような.......気のせいかな?》
(;'A`)「ま、マジかよ.......」
(*゚ー゚)「いいな〜、精霊。私にも見えたら面白そうなのになぁ〜」
(,,゚Д゚)「まーた始まったな、雲澤のオカルト談話。お前だってもう、サンタさんを信じるような子どもの歳じゃねぇだろ?」
( ;α_α)「何言ってんだギコ、サンタさんはいるだろ?」
(;*゚ー゚)「そーだよーギコ君、何言ってんのさ? サンタさんはいるよ?」
(;,,゚Д゚)「はっ.......そ、そうだぞ雲澤! サンタさんはいるんだぞ!」
( ;α_α)「いやそう言っただろうがさっき俺.......」
592
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:58:13 ID:uEPHfws60
─────
(,,゚Д゚)「まぁなんだ、お前らオカ研がどういう活動してんのかはよくわかったが.......」
(,,゚Д゚)「お前、1年なのに部員勧誘なんかやってたんだな。先輩はいないのか?」
( α_α)「あー.......いたよ、1人ね」
(;*゚ー゚)「えっ! たったの1人だけ?」
( α_α)「そうさ。俺たちの2コ先輩で、元々同じ地元の中学でな」
( α_α)「俺がアカデミアに入学したとき、先輩に誘われて.......俺と、もう1人同じ中学から来た友達の、2人で入部したんだよ」
(,,゚Д゚)「あぁ、藍上(アイガミ)だな」
( α_α)「そそっ。ま、そこまでは良かったんだけどさ.......問題が入部してからで」
593
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:58:44 ID:uEPHfws60
( ;α_α)「その先輩、今年に入って委員会の会長に選ばれちゃって.......そっちの仕事が忙しいからって退部しやがったんだよぉ〜!!」
(;*゚ー゚)「あちゃ〜.......」
(;'A`)「なるほどなぁ、部活とか同好会って3人切ったら廃部の危機って言うからなぁ.......そりゃ部員集めに奔走するわけだ」
( ;α_α)「あぁ、ほんとソンな役回りを押し付けられたもんだぜ」
( α_α)「.......まぁ、つっても」
( α_α)「この部は、先輩が俺たちのために残してくれた居場所なんだ」
( α_α)「昔から、憧れの先輩でな.......その恩義に報いるためにも、俺はこうして部員集めに邁進しているわけさ」
(,,゚Д゚)「雲澤.......」
594
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 17:59:30 ID:uEPHfws60
パチパチパチ.......
(*゚ー゚)「?」
(-@∀@)「いや〜! 実にいいものを見させてもらったよ....... 御恩と奉公、昔からこの国に伝わる美徳だな」
('A`)「ん、誰だ?」
(,,゚Д゚)「.......何の用だ? 冷やかしに来たなら、とっとと失せろ」
(-@∀@)「まぁまぁ、そう怒らないでくれよ巧くん。僕はただ、挨拶に来ただけなのにさ」
( α_α)「挨拶だって? 喧嘩を売りに来た、の間違いだろ?」
(-@∀@)「ふんっ.......どうかな」
595
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:00:02 ID:uEPHfws60
( ^ω^)「おろ? このお方も、ギコ君のお友達かお?」
(,,゚Д゚)「そんなんじゃねぇさ。こいつの名前は朝日 昇(アサヒ ショウ)、俺たちと同じBクラスの生徒で......」
(,,゚Д゚)「自分の強さを証明するためだけに、周りの決闘者を徹底的にいたぶる.......はた迷惑な奴なのさ」
( ^ω^)「なっ.......」
('A`)「ほぉ.......?」
(-@∀@)「的確な自己紹介どうもありがとう。話が早くて助かるよ」
(*゚-゚)「むっ! キミ、そういうの良くないと思うなぁ!」
(-@∀@)「ふんっ。お生憎様、今は君に用はないのさ。何せ僕のお目当ては.......」
596
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:00:33 ID:uEPHfws60
(-@∀@)「内藤! 今日のターゲットは君だからな!」
( ^ω^)「!」
(#,,゚Д゚)「ハッ.......勝手抜かしやがる! 何がターゲットだ! お前の相手は俺で十分じゃねぇのか!」
(-@∀@)「ふふん、今さらB5入りを蹴った君を相手にする必要もなくなったんでね。こうしてAクラスの生徒相手に勝ち星を積んでいって、B1に一歩ずつ近づいているのさ」
('A`)「B5.......?」
(#,,゚Д゚)「バカバカしい.......! お前も、アイツらも! この俺がぶっ倒してやるよ!」ガチャ.......
( ^ω^)「ギコ君」スッ
597
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:01:54 ID:uEPHfws60
(,,゚Д゚)「ブ、ブーン.......?」
( ^ω^)「彼は僕に用があってわざわざ来てくれたんだお。だったら.......この勝負、喜んで受けて立つお!」
(,,゚Д゚)「お前.......」
(-@∀@)「ふんっ、そう来なくちゃ!」ガチャンッ!
(*゚ー゚)「ブーンくん! 頑張ってー!」
( ^ω^)「じゃ、いくお.......」
( α_α)「ちょーっと待ったぁあっ!!!」
( ^ω^)「「!?」」(@∀@-)
598
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:02:36 ID:uEPHfws60
( α_α)「朝日! その勝負、俺が預かった!!」
(-@∀@)「.......どういうつもりだい? 雲澤君」
( α_α)「内藤、わざわざお前がこんな奴相手にしてやる必要はないぜ」
( ^ω^)「雲澤君.......」
( α_α)「朝日、お前たしかB5に入りたくて、Aクラスの奴らを狩ってるんだったよな?」
(-@∀@)「ふんっ.......まぁね」
( α_α)「だったら、こんな遠回りなやり方よりもっといい方法があるぜ」
(,,゚Д゚)「.......?」
599
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:03:11 ID:uEPHfws60
(-@∀@)「ほぉ? なんだい、それは」
( α_α)「さっきお前が盗み聞きしていた通り.......俺の先輩は、今や委員会の会長に就任している」
( α_α)「.......風紀委員長の、海山 雄原(カイザン ユウゲン)だ」
(;-@∀@)「.......?!」
(; ,,゚Д゚)「風紀委員の.......!?」
(;'A`)「海山.......!」
(;'A`)「.......って、誰だ?」
600
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:03:49 ID:uEPHfws60
(; ,,゚Д゚)「.......このアカデミアじゃ、風紀委員ってのは花形の役職でな」
(; ,,゚Д゚)「どんな荒事にも対応できるよう、入会試験があるほどに実力のある生徒でないと入れない仕組みになってんだ」
(,,゚Д゚)「風紀委員の会長ってのは、その中でも特に実力の高い生徒が選ばれる。アカデミアNo.1とされる.......生徒会長に匹敵するほどにな 」
((*゚-゚))「す、スゴい.......そんな人が雲澤君の先輩にいるなんて.......」
( α_α)「説明サンキューな、ギコ.......さて」
( α_α)「朝日! もし俺のデュエルに勝てたら、お前を海山先輩に推薦してやるぜ。天下の風紀委員長のお墨付きとあれば、B5入りも容易いだろうよ !」
('A`)「お、おいおい.......」
601
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:04:31 ID:uEPHfws60
( α_α)「.......ただし、元はと言えばお前から吹っかけてきた喧嘩だ。お前が負けたときは、俺の提示する条件に従ってもらう」
(-@∀@)「ほう.......条件ってのは?」
( α_α)「簡単なことさ.......ウチの同好会、精霊研究会に入ってもらう!」
(;-@∀@)「.......はっ?」
(;*゚-゚)「えっ!?」
(; ,,゚Д゚)「おっ、おい! どういうつもりだ? あんな奴を入部させるなんて.......!」
( ;α_α)「いや〜.......実はこっちも、“ 雲 ”にも縋りたい思いでね。こうでもして部員を多く集めないと、先輩や藍上に申し訳が立たないのさ」
( α_α)「最悪、名前を貸してくれるだけでもいいんだが.......さぁどうするよ、朝日! この条件、飲むか!否か!」
602
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:05:08 ID:uEPHfws60
(-@∀@)「.......面白い。その勝負、乗った!」ガシャンッ!
( α_α)「よし、いくぜっ!」ガシャンッ!
( α_α)「「デュエル!!」」(@∀@-)
(*>ー<)「雲澤君頑張れー!」
(,,゚Д゚) (頼むぞ、雲澤!)
603
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:06:13 ID:uEPHfws60
(-@∀@)「先行は頂くよ。モンスターとカードをセット! ターンエンドだ」
◇◇◆◇◇ :(-@∀@) 8000
□□■□□ 手札:3枚
□□□□□ :( α_α) 8000
◇◇◇◇◇ 手札:5枚
( α_α)「俺のターン、ドロー!」(手札:6)
( α_α)(朝日とやったことはないが.......あの構えはいかにも、俺から仕掛けるのを待っているって感じだな)
( α_α)(.......だったら、こっちも様子見だ!)
604
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:06:58 ID:uEPHfws60
( α_α)「《雲魔物-アルトス》を召喚!」(ATK:1300)
《雲魔物-アルトス》
効果モンスター
星4/水属性/天使族/攻1300/守 0
このカードは戦闘によっては破壊されない。
このカードが表側守備表示でフィールド上に存在する場合、このカードを破壊する。
このカードの召喚に成功した時、
フィールド上に存在する「雲魔物」と名のついたモンスターの数だけ
このカードにフォッグカウンターを置く。
フィールド上に存在するフォッグカウンターを3つ取り除く事で、
相手の手札をランダムに1枚捨てる。
(,,゚Д゚)「出たな、雲澤の雲魔物デッキ!」
(*゚ー゚)「あれ? 攻撃力あんま高くないけど、セットしなくてよかったの?」
('A`)「あぁ、あれでいい。雲魔物は、守備表示だと自壊しちまうからな」
605
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:07:37 ID:uEPHfws60
( α_α)「だがその代わり、戦闘では破壊されないのさ。そして、召喚に成功したことで効果を発動! 自身にフォッグカウンターを1つ置くぜ」
●Fog Counter:
アルトス (0→1)
( α_α)「さらに永続魔法、《雲魔物のスコール》を発動! カードを1枚セットして、ターンエンドだ!」
《雲魔物のスコール(クラウディアン・スコール)》
永続魔法
自分のスタンバイフェイズ毎にフィールド上に表側表示で存在する
全てのモンスターに、フォッグカウンターを1つ置く。
◇◇◆◇◇ :(-@∀@) 8000
□□■□□ 手札:3枚
□□⑬□□ :( α_α) 8000
◇⑰◆◆◇ 手札:2枚
⑬アルトス(1)
⑰雲魔物のスコール
606
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:08:12 ID:uEPHfws60
(-@∀@)「そっちが来ないのなら、こっちからいかせてもらうよ! 僕のターン、ドロー!」(手札:4)
(-@∀@)「セットモンスターをリリースして、アドバンス召喚! 《アルティメット・インセクト LV5》!」(ATK:2300)
《アルティメット・インセクト LV5》
効果モンスター
星5/風属性/昆虫族/攻2300/守 900
「アルティメット・インセクト LV3」の効果で特殊召喚した場合、
このカードがフィールド上に存在する限り、
全ての相手モンスターの攻撃力は500ポイントダウンする。
自分のターンのスタンバイフェイズ時、表側表示のこのカードを墓地に送る事で
「アルティメット・インセクト LV7」1体を手札またはデッキから特殊召喚する
(召喚・特殊召喚・リバースしたターンを除く)。
('A`)「Lvモンスターか。これまた厄介な.......」
607
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:08:51 ID:uEPHfws60
(-@∀@)「さらにリリースした、《共振虫》の効果を発動!」
《共振虫 (レゾナンス・インセクト)》
効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻1000/守 700
(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキからレベル5以上の昆虫族モンスター1体を手札に加える。
(2):このカードが除外された場合に発動できる。
デッキから「共振虫」以外の昆虫族モンスター1体を墓地へ送る。
(-@∀@)「フィールドから墓地へ送られたことで、デッキから《究極変異態・インセクト女王》を手札に加えるよ」
(,,゚Д゚)「相変わらず、わかりやすいくらい理想的な昆虫デッキの動きだな.......」
(-@∀@)「それだけデッキをうまく回せているってことさ。バトルフェイズ! 《アルティメット・インセクト》で《アルトス》を攻撃!」
アルティメット・インセクト (ATK:2300) → アルトス (ATK:1300)
608
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:09:24 ID:uEPHfws60
(;'A`)「この攻撃が通れば、ダメージは必至だが.......」
( α_α)「もちろん、そんなことはさせないぜ! トラップ発動!」
(-@∀@)「僕がこの程度の攻撃でバトルフェイズを終わらせるとでも? リバースカードオープン!」
( α_α)「「《メタバース》!!」」(@∀@-)
( ^ω^)「?!」
(*゚ー゚)「ハモった!?」
( α_α)「俺はデッキから《天空の聖域》を発動するぜ!」
(-@∀@)「僕はデッキから《G・ボールパーク》を発動させてもらう!」
609
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:09:50 ID:uEPHfws60
《天空の聖域》
フィールド魔法
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
天使族モンスターの戦闘で発生する
そのコントローラーへの戦闘ダメージは0になる。
《G・ボールパーク (ジャイアント・ボールパーク)》
フィールド魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):ダメージ計算時に発動できる。
その戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージを0にし、
自分のデッキからレベル4以下の昆虫族モンスター1体を墓地へ送る。
この効果で通常モンスターが墓地へ送られた場合、
さらにその同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から任意の数だけ選んで特殊召喚できる。
(2):自分フィールドのモンスターが相手の効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
自分の墓地から昆虫族の通常モンスター1体を選んで特殊召喚する。
( α_α)「《天空の聖域》がある限り、天使族モンスターの戦闘で発生する俺へのダメージは0になる!」(LP:8000)
(-@∀@)「元よりダメージを与えるつもりはないさ。《G・ボールパーク》の効果を発動! 」
610
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:10:26 ID:uEPHfws60
(-@∀@)「この戦闘で発生するお互いのダメージを0にし、デッキからレベル4以下の昆虫族モンスターを墓地へ送る!」
■Deck → 土Cemetery:《G戦隊 シャインブラック》
(-@∀@)「そして通常モンスターを墓地へ送った場合、同名モンスターを手札・デッキ・墓地から任意の数特殊召喚できる!」
(-@∀@)「現れろ! 3体の《G戦隊 シャインブラック》!」
《G戦隊 シャインブラック》
通常モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻2000/守 0
黒光りするスーツを身にまとい、戦場を駆け回る"黒の閃光"・・・。
影あるところにG戦隊あり!
隠された飛行能力を駆使して巨大なモンスターにも立ち向かうぞ!!
(; α_α)「うげっ.......これまたわらわらと.......」
(;*゚-゚)「し、しかも攻撃が2000.......」
611
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:10:55 ID:uEPHfws60
(; ,,゚Д゚)そ「ぎゃ、ぎゃあぁっ!! じ、Gは嫌だぁ!! 止められるぅぅ!!」
(;'A`)「ギコよく見ろ! あれは《増殖するG》じゃない! お前のソリティアシンクロデッキには無害なモンスターだ!」
(; ,,゚Д゚)「ハッ!.......す、すまねぇ。トラウマが.......」
( *^ω^)(昆虫族のヒーローも.......カッコイイお!)
(;-@∀@)「散々言ってくれるね、キミたち.......さて」
(-@∀@) (せっかく攻撃力2000を並べたものの.......《天空の聖域》が張られている以上、《アルトス》をサンドバッグにしても意味がない)
(-@∀@)「僕はこのまま、ターンエンドだ」
612
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:11:29 ID:uEPHfws60
◇◇◇◇◇ :(-@∀@) 8000
①②③④□ 手札:4枚(インセクトクイーン)
△ ▽
□□⑬□□ :( α_α) 8000
◇⑰◇◆◇ 手札:2枚
①②③シャイン・ブラック
④アルティメット・インセクト
▽G・ボールパーク
△天空の聖域
⑬アルトス(1)
⑰雲魔物のスコール
( α_α)「俺のターン、ドロー!」(手札:2→3)
('A`)「雲澤、あのアルティメット・インセクトには気をつけろ! 今のうちに処理しておくんだ! 」
613
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:12:07 ID:uEPHfws60
(-@∀@)「ふんっ.......さすがだね、槍田君の言う通りだ。このモンスターは、次の僕のスタンバイフェイズを迎えたときに進化を遂げる!」
(-@∀@)「残しておけば、後顧の憂いとなるだろうが.......はてさて、キミの低パワーデッキでどう突破するのかな?」
( α_α)「まぁ見てな、メガネ君! スタンバイフェイズ、雲魔物のスコールの効果! フィールドのモンスターにフォッグカウンターをひとつ置く!」
●Fog Counter:
シャイン・ブラック ×3 (0 → 1)
アルティメット・インセクトLv5 (0→1)
アルトス (1→2)
( α_α)「そしてメインフェイズ、《雲魔物-キロスタス》を召喚だ!」(ATK:900)
《雲魔物-キロスタス》
効果モンスター
星4/水属性/天使族/攻 900/守 0
このカードは戦闘によっては破壊されない。
このカードが表側守備表示でフィールド上に存在する場合、このカードを破壊する。
このカードの召喚に成功した時、
フィールド上に存在する「雲魔物」と名のついたモンスターの数だけ
このカードにフォッグカウンターを置く。
このカードに乗っているフォッグカウンターを2つ取り除く事で、
フィールド上のモンスター1体を破壊する。
614
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:13:08 ID:uEPHfws60
( α_α)「キロスタスも召喚成功時、フィールドの雲魔物につきフォッグカウンターを置く。その数は2つだ!」
●Fog Counter:
シャイン・ブラック ×3 (1)
アルティメット・インセクトLv5 (1)
アルトス (2)
キロスタス (0→2)
( α_α)「さぁここからだ! キロスタスの効果を発動! 自身のカウンターを2つ取り除くことで、モンスターを破壊する! 対象はもちろんアルティメット・インセクトだ!」
(-@∀@)「なるほど。力ではなく、技で制しにきたか.......でも」
(-@∀@)「その手は読めている! 手札から、《寄生虫パラノイド》のモンスター効果を発動!」
615
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:13:37 ID:uEPHfws60
《寄生虫パラノイド》
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 300
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを手札から装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターは種族が昆虫族になり、昆虫族モンスターを攻撃できず、
昆虫族モンスターを対象として発動した装備モンスターの効果は無効化される。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):装備カード扱いのこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
手札からレベル7以上の昆虫族モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
(,,゚Д゚)「あれは.......!」
(-@∀@)「このカードをフィールドのモンスターに装備させる! パラノイドよ、キロスタスに寄生せよ!」ガブッ!
(*゚-゚)「うわっ、なんかくっついた!」
(-@∀@)「このカードの装備モンスターは昆虫族となる! それに加えて.......昆虫族モンスターを攻撃対象にできなくなり、昆虫族を対象とした効果は無効化される!」
(; α_α)「何っ!?」
616
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:14:06 ID:uEPHfws60
( ^ω^)「破壊効果を不発にさせたかお.......!」
(,,゚Д゚)「あぁ。それもそうだが、おそらく奴の狙いは.......」
(-@∀@)「ふふっ.......さぁ、どうする?」
(; α_α)「くっ、こいつ.......!」
(; α_α)「.......すまん! キロスタスを守備表示に変更する!」
.......ファッ!? ギャ-!
ドガ-ン!!
(*゚-゚)「わっ!?」
(; α_α)「守備表示となった雲魔物は形を維持できなくなり、破壊される.......」
(;*゚-゚)「じ、自爆しちゃったよ.......?」
617
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:14:38 ID:uEPHfws60
('A`)「あぁ.......だが、あれでいい」
(*゚ー゚)「え?」
(,,゚Д゚)「パラノイドには、装備モンスターを昆虫族にする効果がある。天使族から昆虫族になったことで、キロスタスはもう 《天空の聖域》の効果を受けられなくなったんだ」
(;*゚ー゚)「てことは.......あっ、そっか! 雲魔物は戦闘では破壊されないから!」
( ^ω^)「あのまま残しておけば、次のバトルに集中砲火を浴びて大ダメージを受けちゃうってことかお.......」
(-@∀@)「その通り。それにしても.......自分で出しておきながら、保身の為にモンスターを犠牲にするなんて.......なかなかキミも薄情な男じゃないか、雲澤君?」
(; α_α)「へっ.......何とでも言え!」
(-@∀@)「ならば、そのプレイングに敬意を評して.......装備モンスターがフィールドを離れたことにより破壊された、パラノイドの効果を発動!」
618
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:15:05 ID:uEPHfws60
(-@∀@)「手札からレベル7以上の昆虫族、《究極変異態・インセクト女王》を特殊召喚! 現れよ、我が女王!」(ATK:2800)
《究極変異態・インセクト女王》
特殊召喚・効果モンスター
星7/地属性/昆虫族/攻2800/守2400
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):フィールドに他の昆虫族モンスターが存在する場合、
自分フィールドの昆虫族モンスターは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
(2):このカードが攻撃したダメージステップ終了時、
自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードは相手モンスターに続けて攻撃できる。
(3):自分・相手のエンドフェイズに発動できる。
自分フィールドに「インセクトモンスタートークン」(昆虫族・地・星1・攻/守100)1体を特殊召喚する。
(; α_α)「んなっ.......!」
(-@∀@)「自分の身を守るための行動が、とんだ裏目に出たもんだねぇ?」
(; ,,゚Д゚)「まずいな.......あのモンスターは強力だぞ」
619
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:15:30 ID:uEPHfws60
(-@∀@)「フィールドに同族が存在する限り、《究極変異態・インセクト女王》の効果で僕の昆虫族は効果で破壊されず、効果の対象とならない!」
(;'A`)「効果破壊耐性に、対象耐性。戦闘が不得手の雲魔物には辛い盤面だが.......」
( α_α)「へっ.......朝日お前、その程度で俺から一本とったつもりか? トラップ発動、《アグレッシブ・クラウディアン》!」
《アグレッシブ・クラウディアン》
通常罠
自分フィールド上に存在する「雲魔物」と名のついたモンスターが
自身の効果により破壊され墓地に送られた時に発動する事ができる。
自分の墓地からそのモンスター1体を攻撃表示で特殊召喚し、
そのモンスターにフォッグカウンターを1つ置く。
この効果で特殊召喚されたモンスターはカードの効果によっては守備表示にならない。
( α_α)「墓地からキロスタスを復活させ、さらにフォッグカウンターを1つ置く!」(ATK:900)
(-@∀@)「何.......?」
620
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:15:59 ID:uEPHfws60
( α_α)「さらに手札から魔法カード、《宝札雲》を発動!」
《宝札雲 (ラッキークラウド)》
通常魔法
発動ターン中に「雲魔物」と名のついた同名モンスターを
2体以上召喚・反転召喚・特殊召喚した場合、
エンドフェイズ時に自分のデッキからカードを2枚ドローする。
( α_α)「キロスタスをこのターン2回場に出したことで、エンドフェイズにカードを2枚ドローするぜ!」
(;-@∀@)「2ドローだと.......!」
( α_α)「へへっ、俺が考えもなしに仲間を犠牲にするかよ! 俺と雲魔物の結束を甘く見たな、朝日!」
(*゚ー゚)「やった! キロスタス復活だね!」
キロスタスフッカツヤッタ-!
621
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:16:21 ID:uEPHfws60
(-@∀@)「だから何だ! そんな弱小モンスターで僕の昆虫軍団には敵わない!」
( α_α)「あぁそうだよ。だから、俺はもっとセコく立ち回らせてもらうぜ! アルトスの効果を発動! フィールドのフォッグカウンターを3つ取り除き、相手の手札をランダムに捨てる!」
( α_α)「そしてこの効果にはターン1制限はない.......お前のモンスターのカウンター4つと、アルトス自身のカウンター2つ!」
( α_α)「計6つのカウンターを取り除く! さぁ、3枚につき1枚だ。お前の手札もちょうど2枚、全て捨ててもらうぜ!」
(;-@∀@)「!!」(手札:2→0)
(;-@∀@) (しまった! 《イナゴの軍勢》が.......)
622
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:16:46 ID:uEPHfws60
《イナゴの軍勢》
効果モンスター
星3/闇属性/昆虫族/攻1000/守 500
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
このカードが反転召喚に成功した時、
相手フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
(;-@∀@) (次のターン、《インセクト女王》の効果でモンスターを減らし召喚.......セットしないことで、女王の耐性でキロスタスの効果から守りつつ)
(;-@∀@) (さらにその次のターン、サイクルリバース効果で奴の天空の聖域を破壊し、総攻撃を仕掛けることができたハズが .......!)
( α_α)「おっ? 随分顔色が悪い気がするが.......何か、キーカードでも握ってたか?」
(-@∀@)「っ! .......いやぁ、どうかな」
( α_α)(よし.......奴の計算をいい感じに狂わせたようだな)
623
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:17:19 ID:uEPHfws60
( α_α)「カードを1枚伏せ、エンドフェイズ! 《宝札雲》の効果でカードを2枚ドロー!」
◇◇◇◇◇ :(-@∀@) 8000
①②③④⑤ 手札:0枚
△ ▽
□□⑬⑭□ :( α_α) 8000
◇⑰◆◇◇ 手札:2枚
①②③シャイン・ブラック
④アルティメット・インセクト
⑤インセクト女王
▽G・ボールパーク
△天空の聖域
⑬アルトス ⑭キロスタス(1)
⑰雲魔物のスコール
(-@∀@)「僕のターン、ドロー!」(手札:1)
(-@∀@) (さっきのハンデスで、多少計算は狂ったが.......この程度で止まるものか!)
624
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:17:44 ID:uEPHfws60
(-@∀@)「このスタンバイフェイズ、アルティメット・インセクトが進化する!」
(-@∀@)「機は熟した.......内なる殻を破り、今その姿を現せ! 《アルティメット・インセクト LV7》!!」(ATK:2600)
《アルティメット・インセクト LV7》
効果モンスター
星7/風属性/昆虫族/攻2600/守1200
「アルティメット・インセクト LV5」の効果で特殊召喚した場合、
このカードが自分フィールド上に存在する限り、
全ての相手モンスターの攻撃力・守備力は700ポイントダウンする。
(; α_α)「くぅ.......」
(; ,,゚Д゚)「出たな、Lv7.......!」
(-@∀@)「進化した《アルティメット・インセクト》の効果! 相手モンスターの攻守を700ポイントダウンさせる! 蝕みの鱗粉!」
アルトス (ATK:1300→600)
キロスタス (ATK:900→200)
( α_α)「た、タダでさえ低い雲魔物のステータスが.......」
625
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:18:11 ID:uEPHfws60
(,,゚Д゚)「でも、雲澤には《天空の聖域》がある。戦闘ダメージは入らないぞ!」
(-@∀@)「ふんっ.......それはどうかな」
( ^ω^)「.......?」
(-@∀@)「魔法カード、《馬の骨の対価》! シャイン・ブラック1体をリリースし、デッキからカードを2枚ドロー!」
《馬の骨の対価》
通常魔法
(1):効果モンスター以外の自分フィールドの表側表示モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
(-@∀@)「.......ふっ、きたぞ!!」
(*゚-゚)「.......?」
626
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:18:35 ID:uEPHfws60
( α_α)「朝日の奴、何を.......!」
(; ,,゚Д゚) (まさかあいつ.......あのカードを?!)
(-@∀@)「見せてあげよう.......我がデッキの切り札を! 僕は、フィールドのシャイン・ブラック2体をリリース!」
(-@∀@)「儚き生命の犠牲の下に、いま亡者を統べる魔神が甦る.......アドバンス召喚! いでよ、《地縛神 Uru》!」(ATK:3000)
《地縛神 Uru》
効果モンスター
星10/闇属性/昆虫族/攻3000/守3000
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、1ターンに1度、このカード以外の自分フィールド上のモンスター1体をリリースする事で、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
エンドフェイズ時までコントロールを得る。
('A`)「あれが、あいつのデッキの切り札か.......」
627
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:19:10 ID:uEPHfws60
(*゚-゚)「何あれ.......めっちゃ強そう!」
(; ,,゚Д゚)「.......あぁ、強いぜ。あのモンスターは!」
(-@∀@)「Uruをはじめ、地縛神はフィールドゾーンにカードがある場合のみその存在が許されるモンスターだが代わりに、強力な効果を持っている!」
(-@∀@)「(思いしせらせてあげるよ.......シンクロ召喚の陰に隠された、オオカミ国の秘密兵器の力を!) さぁ、バトルフェイズだ!」
(*゚-゚)「え、バトル? ダメージは与えられないのに?」
(; ,,゚Д゚)「違うんだ、あのモンスターは.......!」
(-@∀@)「地縛神モンスターは、相手プレイヤーに直接攻撃できる!」
628
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:19:39 ID:uEPHfws60
(; α_α)「んなっ?!」
(;'A`)「攻撃力3000の直接攻撃だと!?」
(-@∀@)「虚ろなる雲を突き抜けて、Uruよ! 苦悶の糸を垂らせ! ヘル・スレッド!!」
(; α_α)「ぐっ.......! おぉっ!!」(LP:8000→5000)
(; ^ω^)「マズイお.......モンスターを介さない直接攻撃じゃ、天空の聖域も意味がないお」
(-@∀@)「続けてインセクト女王で、キロスタスを攻撃! もちろんダメージは与えられないが.......《G・ボールパーク》の効果が発動!」
(-@∀@)「デッキから《共振虫》を墓地へ送り、さらにその効果を発動! 《ジャイアントワーム》を手札に加えさせてもらうよ」
629
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:20:03 ID:uEPHfws60
《ジャイアントワーム》
効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻1900/守 400
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地に存在する昆虫族モンスター1体をゲームから除外した場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手のデッキの上からカードを1枚墓地へ送る。
( α_α)「っ! ならば、トラップ発動! 《捨て身の宝札》!」
《捨て身の宝札》
通常罠
自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター2体以上の攻撃力の合計が、
相手フィールド上に表側表示で存在する攻撃力が一番低いモンスターよりも低い場合、
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
このカードを発動するターン、
自分はモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する事ができず、
表示形式を変更する事もできない。
( α_α)「デッキからカードを2枚ドローする!」
630
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:20:30 ID:uEPHfws60
(-@∀@)「いいだろう、メインフェイズ2に移行。墓地の《共振虫》を除外して、今手札に加えた《ジャイアントワーム》を特殊召喚!」(ATK:1900)
(-@∀@)「除外された《共振虫》の効果も発動するよ。デッキから《ゴキポール》を墓地へ送る!」
《ゴキポール》
効果モンスター
星3/地属性/昆虫族/攻1000/守1200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキからレベル4の昆虫族モンスター1体を手札に加える。
この効果で通常モンスターを加えた場合、
さらにそのモンスターを手札から特殊召喚できる。
その後、この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つ、
フィールドのモンスター1体を選んで破壊できる。
(-@∀@)「デッキから2枚目の《ジャイアントワーム》を手札に加える」
(;'A`)「またゴキちゃんかよ.......」
631
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:21:04 ID:uEPHfws60
(*゚-゚)「でも、さっきから墓地に送ったり手札に加えたり.......すごいデッキ回してるよあの人」
(-@∀@)「ふっ、それが昆虫デッキの持ち味さ.......でも、こんな程度じゃ終わらせないよ!」
(-@∀@)「《地縛神 Uru》の効果を発動! ジャイアントワームをリリースし、相手モンスター1体のコントロールをエンドフェイズまで得る! 対象はアルトス!」
(; ,,゚Д゚)「あの効果は.......!」
(; α_α)「!.......マズいっ!」
(-@∀@)「状況が読み込めたようだねぇ。コントロールを得たアルトスを、守備表示に変更する!」
( ^ω^)「守備表示になったってことは.......!」
632
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:21:47 ID:uEPHfws60
(-@∀@)「そう。アルトスは形を維持できなくなり、破壊される! エンドフェイズにコントロールは元に戻ってしまうからね。僕の手で破壊させてもらったよ!」
(*゚-゚)「そんな.......人から借りたモンスターを返さないなんて!」
(; α_α)「やることがえげつねぇぜ.......朝日の野郎」
(-@∀@)「これも立派な戦術さ。エンドフェイズ、インセクト女王の効果を発動!インセクトモンスタートークンを特殊召喚してターンエンドだ!」(DEF:0)
◇◇◇◇◇ :(-@∀@) 8000
□②③④⑤ 手札:3枚 (Gワーム × 2)
△ ▽
□□⑬⑭□ :( α_α) 5000
◇⑰◇◇◇ 手札:3枚
②インセクトモンスタートークン ③Uru
④アルティメット・インセクト
⑤インセクト女王
▽G・ボールパーク
△天空の聖域
⑭キロスタス(1)
⑰雲魔物のスコール
633
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:22:21 ID:uEPHfws60
(; α_α)(あの地縛神とかいうモンスターは、なんとか除去しないとな.......)
( α_α)(応えてくれ.......俺のデッキ!)
( α_α)「俺のターン、ドロー!」(手札:4)
(; ,,゚Д゚)「この状況.......どう切り抜ける、雲澤.......!」
( α_α)(.......よし、いけるぞ!)
( α_α)「スタンバイフェイズだ。《雲魔物のスコール》により、フォッグカウンターが置かれるぜ」
●Fog Counter:
インセクトモンスタートークン (1)
Uru (1)
アルティメット・インセクトLv7 (1)
インセクト女王 (1)
キロスタス (1→2)
634
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:22:47 ID:uEPHfws60
(-@∀@)「ふんっ、今さら何を.......どれだけカウンターを貯めても、インセクト女王の耐性の前ではキロスタスの効果も無意味だ!」
( α_α)「あぁ。その通り、だが.......今は黙ってみてな!」
( α_α)「《雲魔物-タービュランス》を召喚!」(ATK:800)
《雲魔物-タービュランス》
効果モンスター
星4/水属性/天使族/攻 800/守 0
このカードは戦闘では破壊されない。
このカードがフィールド上に表側守備表示で存在する場合、このカードを破壊する。
このカードが召喚に成功した時、
フィールド上の「雲魔物」と名のついたモンスターの数だけ
このカードにフォッグカウンターを置く。
また、このカードに乗っているフォッグカウンターを1つ取り除く事で、
自分のデッキまたはお互いの墓地から「雲魔物-スモークボール」1体を選んで特殊召喚する。
( α_α)「タービュランスも効果でフォッグカウンターが2つ置かれる。そしてこのカウンターを1つ取り除くことで.......このモンスターを特殊召喚!」
635
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:23:10 ID:uEPHfws60
(`α_α)「こい! マイフェイバリットモンスター、《雲魔物-スモークボール》!」(DEF:600)
《雲魔物-スモークボール》
通常モンスター
星1/水属性/天使族/攻 200/守 600
小さな小さな雲魔物の子供雲。ひとりぼっちが大嫌いで、
仲間達とそよ風に乗ってゆらゆらと散歩をするのが大好き。
(-@∀@)「今さら通常モンスターだと.......?」
(*>ー<)「キャー! 何あのモンスター!? ちょーカワイイんですけど!!」
(*,,゚Д゚)「いやぁ〜、しぃちゃんのほうがもっとカワ」
( α_α)「そして魔法カード発動! 《馬の骨の対価》! こいつをリリースしてカードを2枚ドローするぜ」(手札:2→4)
636
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:23:37 ID:uEPHfws60
(*゚ー゚)「あ、一瞬でいなくなっちゃった.......」
( α_α)「安心しな、またスグ出てくる! タービュランスのフォッグカウンターをもう一度取り除いて、2体目のスモークボールを特殊召喚!」(DEF:600)
(*>ー<)「カワイー!!」
( α_α)「さらに手札から速攻魔法、《手札断殺》を発動! 互いに2枚カードを捨て、2枚ドローする!」
《手札断殺》
速攻魔法
(1):お互いのプレイヤーは手札を2枚墓地へ送る。
その後、それぞれデッキから2枚ドローする。
( α_α)「そしてここからだ! 墓地へ送った《雲魔物の雲核》の効果を発動する!」
637
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:23:59 ID:uEPHfws60
《雲魔物の雲核 (クラウディアン・エアロゾル)》
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):手札から「雲魔物」モンスター1体を捨て、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
対象のモンスターにそのレベルの数だけフォッグカウンターを置く。
(2):自分の墓地からこのカードと「雲魔物」モンスター1体を除外して発動できる。
デッキから「雲魔物」モンスター1体を特殊召喚する。
('A`)「墓地で発動する魔法カードか!」
( α_α)「墓地から自身とアルトスをゲームから除外して、デッキからこのモンスターを特殊召喚する!」
( α_α)「いでよ! 雲魔物の枢軸たる黒雲! 《雲魔物-アイ・オブ・ザ・タイフーン》!!」(ATK:3000)
638
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:24:34 ID:uEPHfws60
《雲魔物-アイ・オブ・ザ・タイフーン》
効果モンスター
星8/風属性/水族/攻3000/守1000
このカードは戦闘によっては破壊されない。
このカードが表側守備表示でフィールド上に存在する場合、このカードを破壊する。
このカードの攻撃宣言時、「雲魔物」と名のついたカード以外の
全ての表側表示モンスターの表示形式を変更する。
(,,゚Д゚)「出たな、雲魔物デッキのエースモンスター!」
( α_α)「さらに永続魔法、《コート・オブ・ジャスティス》を発動!」
《コート・オブ・ジャスティス》
永続魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札から天使族モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は自分フィールドにレベル1の天使族モンスターが存在する場合に発動と処理ができる。
639
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:25:29 ID:uEPHfws60
( α_α)「フィールドにレベル1天使族モンスター、スモークボールが存在することで、手札からこのモンスターを特殊召喚する!」
( α_α)「現れろ! 数多の天使の上に立つ、崇高なる光! 《大天使クリスティア》!!」(DEF:2300)
《大天使クリスティア》
効果モンスター
星8/光属性/天使族/攻2800/守2300
(1):自分の墓地の天使族モンスターが4体のみの場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードの(1)の方法で特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地の天使族モンスター1体を対象として発動する。
その天使族モンスターを手札に加える。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いにモンスターを特殊召喚できない。
(4):フィールドの表側表示のこのカードが墓地へ送られる場合、
墓地へは行かず持ち主のデッキの一番上に戻る。
(,,゚Д゚)「クリスティア! 天使族デッキの切り札が出てきたな!」
( ^ω^)「攻撃力3000と2800の大型モンスターを並べてきたお! .......あれ、でもクリスティアは守備表示でいいのかお?」
('A`)「あぁ、大丈夫だ。あのモンスターがいるからな。バトルフェイズに入ればわかるさ」
640
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:26:06 ID:uEPHfws60
( α_α)「へへっ! アカデミア入学祝いに、海山先輩から譲り受けた自慢のモンスターだぜ!」
(-@∀@)「だったらなんだ! アルティメット・インセクトの効果を忘れたか! キミのモンスターのステータスは700ポイントダウンする!」
アイ・オブ・ザ・タイフーン (ATK:3000→2300)
クリスティア (DEF:2300→1600)
(`α_α)「知ったことか! バトルフェイズだ!」
(;-@∀@)「なっ!?」
( α_α)「アイ・オブ・ザ・タイフーンで、アルティメット・インセクトを攻撃!」
アイ・オブ・ザ・タイフーン (ATK:2300)
↓
アルティメット・インセクト (ATK:2600)
641
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:26:38 ID:uEPHfws60
(;*゚-゚)「ちょっと! 自滅しちゃうよ!」
(;-@∀@)「キミ.......正気か!?」
( α_α)「あぁ正気さ! この瞬間、アイ・オブ・ザ・タイフーンの効果が発動するんだからな!」
(`α_α)「フィールドの雲魔物以外のモンスター全ての表示形式を変更する! パーフェクト・ストーム!!」
アイ・オブ・ザ・タイフーン (ATK:2300)
↓
アルティメット・インセクト (DEF:1200)
(;-@∀@)「何っ?!」
( ^ω^)「クリスティアを守備表示で出したのは、こういうわけだったのかお!」
(,,゚Д゚)「よし! それにアルティメット・インセクトがいなくなったことで、モンスターのステータスが元に戻る!」
642
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:27:09 ID:uEPHfws60
( α_α)「さぁ、反撃の狼煙雲は上がった! クリスティアで守備表示のインセクト女王を攻撃! ホーリー・レイジ!!」
クリスティア(ATK:2800) → インセクト女王(DEF:2400)
(;-@∀@)「くっ.......!」
( α_α)「ついでにキロスタスで、インセクトトークンを攻撃だ!」
キロスタス (ATK:900) → インセクトトークン (ATK:100)
(;-@∀@)「うっ.......《G・ボールパーク》の効果を発動! 戦闘ダメージを0に!」
( α_α)「構わないが、クリスティアの効果で通常モンスターは特殊召喚できないぜ!」
643
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:27:46 ID:uEPHfws60
(;-@∀@)「わかっているさ.......デッキから3枚目の《共振虫》を墓地へ送り、その効果で《デビルドーザー》を手札に加える!」
( ^ω^)「《デビルドーザー》、昆虫族のエースモンスターかお!」
('A`)「だが.......守りの要、インセクト女王を打ち破った! 今がチャンスだ!」
( α_α)「おう! メイン2、キロスタスの効果を発動! カウンターを2つ取り除いて、地縛神Uruを破壊するぜ!」
(;-@∀@)「しまった.......!」
(,,゚Д゚)「これで朝日の昆虫軍団も全滅だ! いいぞ雲澤!」
( ^ω^)「それにクリスティアの効果で、特殊召喚は封じられているから.......」
644
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:28:44 ID:uEPHfws60
('A`)「ここから逆転するのは、至難の業だな!」
(*>ー<)「いいぞー! 雲澤君も、スモークボールも頑張れー!」
( α_α)「へへっ、どうだ? 俺はこれでターンエンド!」
(;-@∀@) (.......クソッ!)
◇◇◇◇◇ :(-@∀@) 8000
□□□□□ 手札:4枚 (Dドーザー、Gワーム)
△ ▽
⑪⑫⑬⑭⑮ :( α_α) 5000
◇⑰⑱◇◇ 手札:1枚
▽G・ボールパーク
△天空の聖域
⑪アイ・オブ・ザ・タイフーン
⑫スモークボール ⑬タービュランス
⑭キロスタス(2) ⑮クリスティア
⑰雲魔物のスコール
⑱コート・オブ・ジャスティス
645
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:29:20 ID:uEPHfws60
(;-@∀@) (まだだ.......フィールドアドバンテージは壊滅的だが、僕にはまだ手札がある!)
(-@∀@)「僕のターン、ドロー!」(手札:5)
(-@∀@) (っ! これは.......いけるぞ!)
(-@∀@)「魔法カード、《貪欲な壺》を発動!」
《貪欲な壺》
通常魔法
(1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。
そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから2枚ドローする。
(;'A`)「ここで、《貪欲な壺》だと!?」
(´・ω・`;)《あの主人公補正......まるでブーン並だな!》
646
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:29:45 ID:uEPHfws60
(; ^ω^)「ショボン、いたのかお.......」
(-@∀@)「墓地の共振虫3体、ゴキポール、 インセクト女王の5体をデッキに戻し2枚ドロー!」(手札:5)
(-@∀@)「さらに手札を1枚捨て、魔法カード《地縛神の復活》を発動!」
《地縛神の復活》
通常魔法
手札を1枚捨てて発動する。
自分の墓地に存在する「地縛神」と名のついたモンスター1体と
フィールド魔法カード1枚を選択して手札に加える。
(-@∀@)「墓地の地縛神、Uruとフィールド魔法《死皇帝の陵墓》を手札に加える!」
647
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:30:16 ID:uEPHfws60
《死皇帝の陵墓》
フィールド魔法
(1):お互いのプレイヤーは、
自分メインフェイズに以下の効果から1つを選択して発動できる。
●1000LPを払って発動できる。
1体のリリースを必要とする手札のモンスター1体の通常召喚を、
リリースなしで行う。
●2000LPを払って発動できる。
2体のリリースを必要とする手札のモンスター1体の通常召喚を、
リリースなしで行う。
(*゚ー゚)「《死皇帝の陵墓》? いつの間に.......?」
( ^ω^)「.......あ、前のターンの《手札断殺》かお!」
( α_α)「むっ、奴の戦略を助けちまったか」
(-@∀@)「手札コストとして墓地へ送られた《共振虫》の効果! デッキから2枚目の《デビルドーザー》を手札に加える!」
(; ,,゚Д゚)「あいつ、デッキに戻した《共振虫》をもうドローしてきたのか!」
648
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:30:42 ID:uEPHfws60
(-@∀@)「そして発動、《死皇帝の陵墓》! その効果で、2000LP分を生け贄としてUruを再び召喚!」(ATK:3000)
(; α_α)「地縛神、復活か.......!」
(-@∀@)「さらに! 魔法カード、《精神操作》を発動! クリスティアのコントロールを奪取!」
(-@∀@)「Uruの効果も発動だ! クリスティアをリリースし、次はアイ・オブ・ザ・タイフーンのコントロールを得る!」
(; α_α)「.......フィールドから墓地へ送られる場合、クリスティアはデッキの上に置かれる」
(*゚-゚)「雲魔物が奪われたってことは.......」
(-@∀@)「そうだ。アイ・オブ・ザ・タイフーンを守備表示に変更! これにより、自身の効果で破壊される!」
649
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:31:22 ID:uEPHfws60
(; α_α)「なんたる無慈悲な.......!」
(;'A`)「たった1ターンでクリスティア、アイ・オブ・ザ・タイフーンの2体が除去されたか!」
(-@∀@)「まだまだ! クリスティアのいない今、特殊召喚の制限はない! 墓地のシャイン・ブラック3体と、アルティメット・インセクトLv5を除外!」
(-@∀@)「手札から2体の《デビルドーザー》を特殊召喚する!」(ATK:2800/2800)
(;'A`)「攻撃力2800のデカブツがわらわらと.......!」
(-@∀@)「これが昆虫デッキの展開力だ! バトルフェイズ! Uruでキミにダイレクトアタック! ヘル・スレッド!!」
650
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:31:51 ID:uEPHfws60
(; α_α)「ぐっ.......うぉおっ!!」(LP:5000→2000)
(;*゚-゚)「雲澤君のライフが!」
(; ,,゚Д゚)「マズいぞ.......次またダイレクトアタックを受けたら、あいつのライフは尽きる.......!」
(-@∀@)「ついでにデビルドーザーで、スモークボールに攻撃だ」
(; α_α)(あ、相棒.......!)
(-@∀@)「雲魔物のスコールで置かれるカウンターは1つ。カウンターのない今のキロスタスでは、次のターンで僕のモンスターを破壊することはできない!」
(-@∀@)「さぁ雲澤君.......一気に形成は逆転したな。カードを1枚セットして、ターンエンドだ!」
651
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:32:25 ID:uEPHfws60
◇◇◆◇◇ :(-@∀@) 6000
□②③④□ 手札:1枚 (Gワーム)
△ ▽
□□⑬⑭□ :( α_α) 2000
◇⑰⑱◇◇ 手札:1枚
②Uru ③④デビルドーザー
▽死皇帝の陵墓
△天空の聖域
⑬タービュランス ⑭キロスタス
⑰雲魔物のスコール
⑱コート・オブ・ジャスティス
(; α_α)「くぅ.......」
(-@∀@) (奴のデッキトップのカードは大天使クリスティア。次のターン、雲魔物のスコールでタービュランスにフォッグカウンターを置いて.......)
(-@∀@) (スモークボールを出せば、アドバンス召喚せずともコート・オブ・ジャスティスの効果で特殊召喚できるが.......)
(-@∀@) (クリスティアの打点では、デビルドーザーに並ぶのが精一杯。どう足掻いてもUruは突破されない!)
652
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:32:51 ID:uEPHfws60
(-@∀@) (それに僕のセットカードは.......この勝負、もらった!)
(; α_α)「へっ.......朝日お前、やっぱり強ぇな。B5を目指すだけのことはある」
(-@∀@)「それはどうも。おかげさまで、僕はB1の席に座れそうだよ」
(#,,゚Д゚)「あいつ.......」
( α_α)「気の早い奴め。その言葉は、俺を倒してから言うんだな!」
(-@∀@) (倒せるものか.......僕のデュエルは、いかなる時も他者を凌ぐのさ!)
( α_α)「俺のターン、ドロー!」(手札:2)
(-@∀@)「今引いたカードはクリスティアだろう? 確かに強力なモンスターだが、この状況では死に札も同然のハズだ!」
653
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:33:29 ID:uEPHfws60
( α_α)「.......それはどうかな」
(-@∀@)「何?」
( α_α)「雲魔物のスコールの効果により、フィールドのモンスターにフォッグカウンターが置かれる!」
●Fog Counter:
Uru (1) デビルドーザー (1)
タービュランス (1) キロスタス (1)
(-@∀@)「だが、カウンターが1つ乗ったところでキロスタスの効果は発動できない!」
( α_α)「キロスタスの効果はな! メインフェイズ、タービュランスのカウンターを1つ取り除いて、墓地からスモークボールを特殊召喚!」(DEF:600)
(-@∀@)「今さら何を.......!」
( α_α)「これで、俺のフィールドには3体のモンスターが揃った! 朝日よ、お前にはこの意味がわかるか?」
654
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:33:57 ID:uEPHfws60
(-@∀@)「はぁ.......? まさか、キミが神のカードを持っているとでも言うのか!?」
('A`)「神のカード.......3体の生け贄が必要と言われる、伝説のカードだが.......」
( α_α)(相棒.......お前の力、借りるぞ!)
( α_α)「スモークボール! タービュランス! キロスタス! 俺は今、3体のモンスターを.......生け贄に捧げる!!」
(;-@∀@)「なっ!?」
(;*゚-゚)「まっ、まさか本当に.......??」
(`α_α)「─────妖艶を纏いし、天の覇者よ! いま、大いなる力の元に青き星より舞い降りよ!!」
655
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:34:59 ID:uEPHfws60
(`α_α)「アドバンス召喚! 現れろ、《The tripping MERCURY》!!」(ATK:2000)
《The tripping MERCURY (ザ・トリッピング・マーキュリー)》
効果モンスター
星8/水属性/水族/攻2000/守2000
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した時に発動できる。
フィールドのモンスターを全て表側攻撃表示にする。
(2):このカードはモンスター3体をリリースして召喚する事もできる。
(3):このカードの(2)の方法で召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手フィールドのモンスターの攻撃力はそのモンスターの元々の攻撃力分ダウンする。
(4):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
(; ,,゚Д゚)「なっ.......!」
(;-@∀@)「なんだ.......このモンスターは?!」
(`α_α)「朝日、お前に教えてやるよ.......これが! 俺の最強の僕!!
─────水星を司る、“ プラネットモンスター ”だ!!」
(; ^ω^)「《ッ!!?》」(´・ω・`;)
656
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:35:40 ID:uEPHfws60
(;'A`)「プラネット.......」
(;*゚-゚)「モンスターって.......!」
──────────
─────
( ゚∀゚)「ん? あぁ、やっぱ知らなかったか。じゃあいい機会だし、教えてやるよ……」
( ゚∀゚)「ジ・アース! もとい、プラネットモンスターは全て!」
( ゚∀゚)「俺の作ったカードだ!」
─────
──────────
(; ^ω^)(プラネットモンスターは.......ジョルジュの.......!)
(´・ω・`;)《(なぜ.......彼が持っているんだ!?)》
657
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:36:08 ID:uEPHfws60
(`α_α)「マーキュリーの効果! 3体をリリースしてアドバンス召喚した自身が存在する限り、相手モンスターの攻撃力をその数値だけダウンさせる! アトモスフェリク・ディサフェランス!!」
Uru (ATK:3000→0)
デビルドーザー × 2 (ATK:2800→0)
(;-@∀@)「んなっ.......! 僕の昆虫たちの攻撃力が、0に?!」
( α_α)「そして! 今のアドバンス召喚によって、俺の墓地には4体の天使族モンスターが揃った!」
( α_α)「この条件下でクリスティアは、自身の効果により特殊召喚できる! 再びフィールドに現れろ!!」(ATK:2800)
( α_α)「クリスティアがこの効果で特殊召喚されたとき、墓地の天使族を手札に戻す。キロスタスを手札に加えるぜ!」
658
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:36:33 ID:uEPHfws60
( α_α)「そして、マーキュリーは一度のバトルに2回攻撃することができる! このターンで決まりだ!!」
(;-@∀@)「さっ.......させるかっ! リバースカードオープン、《究極地縛神》!!」
《究極地縛神》
永続罠
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドに通常召喚された「地縛神」モンスターが存在する場合、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
(-@∀@)「その効果により、トリッピング・マーキュリーを破壊する!」
(; ,,゚Д゚)「ヤバいっ! 雲澤の手札には防御札はない.......! 回避手段は.......」
659
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:37:03 ID:uEPHfws60
(#-@∀@)「地縛神の力を舐めるなぁッ!!」
(`α_α)「へっ.......それはこっちのセリフだぜ! プラネットモンスターに気安く触れられると思うなよ!」
( α_α)「墓地の魔法カード、《海竜神の激昂》の効果を発動!」
《海竜神の激昂》
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから「激流葬」1枚を手札に加える。
(2):自分フィールドの水属性モンスターが効果で破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。
( α_α)「このカードを除外することで、俺の水属性モンスターは効果では破壊されない!!」
(;-@∀@)「何.......!?」
660
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:37:31 ID:uEPHfws60
(;*゚-゚)「あんなカード、使ってたっけ.......?」
──────────
─────
( α_α)「さらに手札から速攻魔法、《手札断殺》を発動! 互いに2枚カードを捨て、2枚ドローする!」
─────
──────────
(;-@∀@)「まさか、あのときに!?」
(;'A`)「すげぇ.......ここまで全部、計算づくか!」
(`α_α)「さぁ! 覚悟はいいか、朝日よ! バトルフェイズ!!」
661
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:38:00 ID:uEPHfws60
(`α_α)「マーキュリで、デビルドーザー2体に攻撃! Temperature Change (テンパラチャー チェインジ)!!」
マーキュリー (ATK:2000) → デビルドーザー × 2 (ATK:0/0)
(;-@∀@)「そんな、バカな.......!」(LP:6000→4000→2000)
(`α_α)「最後はコイツで決める! クリスティアで、地縛神Uruを攻撃! ホーリー・レイジ!!」
(;-@∀@)「僕の.......モンスターたちが.......」(LP:2000→0)
662
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:39:12 ID:uEPHfws60
──────────
(*^ー^)「やったぁ! 雲澤君の勝ちだよ!」
('∀`)「あぁ! プラネットモンスターも見れたし、いいデュエルだったな!」
( α_α)「さぁ、朝日.......俺の勝ちだ」
(;-@∀@)「くぅっ.......!」
( α_α)「約束通り、お前にはウチの同好会に入ってもらうぜ! さっそくだが、この入部届けに.......」
( Д )「.......《盗人の煙玉》、発動!」
663
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:40:38 ID:uEPHfws60
プシュウウゥウッッ-!!!
(; α_α)(; ,,゚Д゚)「?!」
(; ^ω^)「おっ!?」
(;*゚-゚)「う、うわぁっ!!」
(;-@∀@) (これは.......?!)
( Д )「朝日、こっちだ.......来い!」
(-@∀@) (こ、この声は.......)
(;'A`)「ゲホッ! ゲホッ.......な、なんだったんだあの煙は.......?!」
664
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:41:03 ID:uEPHfws60
シ─────ン.......
(; ,,゚Д゚)「んなっ.......あ、朝日の野郎がいねぇ!」
(;'A`)「あ、あいつ! 混乱に乗じて逃げ出したか!」
(; ´α_α)「く、くっそぉ.......! あんな奴でも、部員を増やせるチャンスだったのに!」
( ^ω^)「あの〜、雲澤君!」
( ´α_α)「ん.......?」
( ^ω^)「もしよかったら.......同好会に、僕を入れさせてくれないかお?」
( α_α)「え.......?」
665
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:41:55 ID:uEPHfws60
( ^ω^)「確かに、今の時代じゃ精霊なんてオカルトみたいに言われてるかもだけど.......」
(* ^ω^)「決闘者なら誰しも夢見るもんだお! 雲澤君、僕も見れるようになるかはわかんないけど、入部させてもらえないかお?」
( α_α)「な、内藤.......! もちろん、大歓迎だぜ!」
(´・ω・`)《(よし、ナイスだブーン! プラネットモンスターを持つ彼に近づけば、ジョルジュに関して何か手がかりを掴めるかもしれ.......)》
(* ^ω^)(ウヒョヒョ!w 僕のおにゃの子モンスターのおパンツは一体何色なんでしょうねぇ〜?w)
(´・ω・`;)《(.......ブーンの奴、何考えてんだ? バカに鼻息が荒いぞ.......)》
666
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:42:32 ID:uEPHfws60
(; ,,゚Д゚)「えっ!? おいおい、マジかよ? 今さらだけど、この部ロクな活動してねーぞ! やめとけやめとけ!」
(# α_α)「あっ、おいギコ! てめーここに来てハシゴ外しに来たなコラ!」
( ;^ω^)「え?」
(; ,,゚Д゚)「モナーの奴が言ってたぞ! この前部室覗いたら、ずっと漫画読んだりゲームしてたってな!」
( ;α_α)「んな!? あいつ、いつの間に.......!」
(; ,,゚Д゚)「どうせ、やる事ないからだらだら遊び呆けてたんだろお前ら!」
667
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:43:04 ID:uEPHfws60
( ;α_α)「そ、そんなわけ.......ねぇよ! みんな! こいつの言ってることは全部デタラメだからな! 安心して入部してくれ!」
(;'A`)(;*゚-゚) (.......大丈夫か(な)? この同好会.......)
─────
(;-@∀@)「はぁ、はぁ......クソッ!」
( ^Д^)「大丈夫か?」
(;-@∀@)「.......あぁ、ありがとう。助かったよ.......」
( ^Д^)「わりいなぁ〜、俺がけしかけたばっかりに。内藤ひとりを狙うつもりが、面倒な連中に絡まれちまったな」
668
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:43:27 ID:uEPHfws60
(;-@∀@)「そんな、ことは.......どうでもいいさ.......」
(;-@∀@) (プラネットシリーズ.......それに.......シンクロ、エクシーズ.......!)
(;-@∀@)「僕にだって.......もっと強いカードが使えれば.......クソッ!!」
( ^Д^)「.......」
──────────
アカデミア・会議室 (15:55)
ガチャッ.......ツカツカ
川 ゚ -゚)「失礼します」
669
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:44:14 ID:uEPHfws60
(#ノAヽ)「ムッ! 水治さん、遅いですぞ! 会議まであと5分なんですからね!」
川 ゚ -゚)「すみません、お待たせしてしまいました」
( ・∀・)「おう水治、まーたトイレか?」
川 ゚ -゚)「まぁそんなところだ。最近便秘気味でな」
( ・∀・)「おk、あとでボラギノールあげるよ。余ってるし」
川 ゚ -゚)「.......便秘に効くのか、 それは?」
(#ノAヽ)「まったく、もう少しB5としての自覚を持ってもらわないと.......!」
\(;^o^)/「ま、まぁまぁ.......教頭先生。先方も、まだ到着しておりませんので.......」
670
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:44:39 ID:uEPHfws60
(; ´∀` )「そうですよ、時間内に来てくれるだけいいじゃないですか。プギャーに至ってはこれまで遅刻しなかった試しがないんですから.......」
(#ノAヽ)「む、むぅ.......それはそれで問題なのだが.......」
川 ゚ -゚)「教頭、お二人もこう言っていることですし.......許してあげて下さいよ」
(; ´∀` )「いやこれ、アンタの問題だよ.......」
トントン
( ・∀・)「お? またひとり来たみたいだね」
( ´∀` )「プギャー.......ではなさそうですね」
川 ゚ -゚)「と、なると」
671
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:45:12 ID:uEPHfws60
( ノAヽ)「.......“ 彼 ”ですね。小和田先生、お招きして差し上げなさい」
\(^o^)/「はっ.......」
ガチャ
???「いやぁ〜すみませんねぇ! バイクが突然パンクしちゃったもんですから」
\(^o^)/「あ、いえいえ.......」
???「ここまで押して来たんですよ〜、だからもう腕がパンッパンになってしまって」
???「まったくどうしたもんですかねぇ〜、素直にJAFでも呼んだほうがいいのかな?」
672
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:45:42 ID:uEPHfws60
\(^o^)/「(よく喋る子だなぁ.......)どうぞ、こちらへ」
ガタッ ガタッ
???「あ、どうもどうも! 皆さん、お待たせしてすみませんねぇ」
( ノAヽ)「いやぁ、とんでもございません! 本日は御足労頂きありがとうございます
─────長岡さん」
_
( ゚∀゚)「やだな〜教頭先生! 昔の教え子に敬語なんて、水臭いじゃないですか〜!」
【to be continued ────】
673
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:46:10 ID:uEPHfws60
( ;^ω^)「.......」
( α_α)「.......」ピコピコ
ノパ ヮ゚ノゞ「.......」ピコピコ
( α_α)「.......あ、粉塵ちょうだい」ピコピコ
ノパ ヮ゚ノゞ「ごめん、いまハチミツ採ってるから無理」ピコピコ
(; α_α)「この狩り真っ只中に?! .......あ、乙った」
ノパ ヮ゚ノゞ「ちょっと〜なにやられてんの〜? もう少し粘ってくれてもよかったのにさ〜」
674
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:46:43 ID:uEPHfws60
(; α_α)「だったらお前も仕事しろよ〜」
(; ^ω^)(.......ギコ君の言ってた通りだお)
ノパ 〜゚ノゞ「ふぅ〜チカレタ.......あ、ポテチうま。ほら、内藤君も食べて!」
(; ^ω^)(やっぱロクなとこじゃなかったお、ここ.......)
ガラガラ-
(??)「全くお前ら、せっかく新入部員が来てくれたっていうのに.......もう少し丁重にもてなしはできないのか?」
( ^ω^)「.......おっ?」
( α_α)「いや〜、やっぱ俺らといえば、いつもこんな感じなんでね! 変に取り繕うよりは、むしろ取っ付きやすいと思ったんですが」
675
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:47:08 ID:uEPHfws60
(??)「それにつけても、だ。この部の正体を表すにはまだちょっと早すぎるだろう」
( ^ω^)(正体って.......)
ノパ ヮ゚ノゞ「あれっ、先輩! 久しぶりじゃん! 元気してました?」
(??)「あぁ、元気ついでに俺がいろいろ準備してやってきたぞ.......あ、キミが件の」
( ^ω^)「そういうあなたはもしかして、この部のOBの?」
(メ'⊿`)「はじめまして、だな。俺が海山(カイザン)だ」
《海山 雄原(カイザン ユウゲン)》─────遊戯王Boon・カサル
676
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:47:36 ID:uEPHfws60
( ^ω^)「おっ、よろしくですお。僕は内藤と申しますお!」
(メ'⊿`)「よろしくな、内藤君。といっても、今となっては俺はもうこの部から去った身だが」
(メ'⊿`)「今日は俺から、キミの入部をささやかながら祝おうと思ってな。これを持ってきた」ガコンッ
( ^ω^)「これは.......たこ焼き器?」
( α_α)「出たっ! やっぱ先輩といえばこれですよね!」
(メ'⊿`)「あぁ。この前も仲間内でやってみたが、腕は衰えていなかったよ。ほら、具材も持ってきたから2人も準備してくれ」
677
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:48:03 ID:uEPHfws60
ノパ ヮ゚ノゞ「へいへーい.......おっ! ちゃんと納豆まで用意してくれてる! さっすがカイザー先輩、わかってますなぁ」
(;メ'⊿`)「おい、その呼び方はもうやめてくれ。厨二病とか、イタイ奴だとか思われるだろう.......」
( α_α)「あれ、そうじゃないんですか?」
(;メ'⊿`)「違うわ.......18だぞ俺。もうだいぶいい歳じゃないか.......」
ノパ ヮ゚ノゞ「えーいいじゃないですかー! 何が不満なんですかー? カイザー先輩〜!」
678
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:48:50 ID:uEPHfws60
( α_α)「よっ、カイザー!」
( ^ω^)o彡°「カイザー! カイザー!」
(;メ'⊿`)「お、お前ら! もうやめろォ!」
(; ^ω^)o彡° (.......この人がアカデミアの風紀委員長かぁ。なんか、僕が思ってたのと違った感じだお.......)
──────────
( ゚д゚ )「ん?」
( ゚д゚ )「.......気のせいか」
↑思ってたの (怖い顔、目力強め、声デカめ)
679
:
◆zShbGVNdl.
:2021/04/30(金) 18:54:40 ID:uEPHfws60
.......
更新頻度を上げるとは、何だったのか.......
作者様が降臨されていたのに2年も更新をほったらかしていたクソ作者がいるらしいんですよ.......
これからも細々更新してみますので.......今でも見て下さる方がいらっしゃいましたら、今後ともよろしくお願いします.......
680
:
名無しさん
:2021/04/30(金) 19:10:47 ID:B5gs0zpg0
乙ァ!!!!
681
:
名無しさん
:2021/05/07(金) 02:38:28 ID:Lmw/Jq/c0
おつおつ
682
:
名無しさん
:2022/07/07(木) 21:28:53 ID:SabTugqc0
原作者が冥界へ旅立ってしまったので追悼。
作者さん、無理せず頑張ってください。
683
:
◆zShbGVNdl.
:2022/07/08(金) 00:33:27 ID:anXyiZXA0
>>682
自分も、同じく今は喪に服しているところであります。この作品の存在も、全ては遊戯王というコンテンツの存在ありきですからね…
長いこと更新途絶えて本当に申し訳ないです…ですが今の今まで、この作品の存在を忘れたことは一時もありません!
どうかどうか長い目で完結を見届けて頂ければ…!
684
:
名無しさん
:2022/07/09(土) 01:54:01 ID:dJrncM1g0
>>683
私も一介のブーン小説家(と言っていいのか?)なので気持ちはよくわかります。
わかります…が!
作者がライフ0になっては本末転倒!ディアンケトでご自愛してください。
(十代^ω^)「誠実に堅実にやっていけば…読者は応えてくれるだろお?」
685
:
◆zShbGVNdl.
:2022/07/09(土) 21:32:00 ID:rVVB8/xo0
>>684
熱きお言葉ありがとうございます…!
俺たちが遊戯王を愛する限り、戦いのロードは続く!
686
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:09:19 ID:4qc2OtQo0
【第9話 Imitation 1/2】
──────────
アカデミア・とある会議室
(; ノAヽ)「いやはや.......しかし、かつてのような間柄では」
_
( ゚∀゚)「なーに言ってんすか、俺はいつでも先生を尊敬してるんすよ。アカデミアを辞めた、今でもね」
(; ノAヽ)「はは......」
_
( ゚∀゚) チラッ
川 ゚ -゚)「.......」
_
( ゚∀゚)「お、確かキミだったかな? 俺の作った、ペンデュラムモンスターを使ってくれたって生徒は」
川 ゚ -゚)「はい、その節はありがとうございました。今でも大切に使わせていただいております」
687
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:10:55 ID:4qc2OtQo0
_
( ゚∀゚)「そっかそっか! あ、開発者だからって別に気遣わなくてもいいんだぜ。年齢的に言えばキミらと同級生だし、俺」
川 ゚ -゚)「えっ?」
( ・∀・) (ん、どゆこと? 僕ら1年でしょ? なのにアカデミアにいたって.......)ヒソヒソ
( ´∀` )(聞いた話によると、飛び級で僕らより2年先に入学してたらしいんですよ。だから厳密には、学年で言えば今の3年生にあたりますね)ヒソヒソ
( ・∀・) (へぇ.......それはすごいなぁ)ヒソヒソ
川 ゚ -゚)「なるほど、そういうことなら遠慮はいらないな。ほら長岡君、立ち話も何だし座って座って!」
\(;^o^)/「ッ?!」
( ・∀・)「おいおい.......w」
(; ノAヽ)「お、おバカッ! 発言を素直に受け取るんじゃないですよ!」
_
( ゚∀゚)「いやいや! これくらいが丁度いい。肩の荷が降りるってもんですよ! ね、皆さん?」
688
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:11:54 ID:4qc2OtQo0
(; ノAヽ)「な、長岡君がそう言うのなら.......」
_
( ゚∀゚)「えぇ大丈夫ですよ。では、さっそくですが始めちゃいましょうか.......今後の作戦会議をね」
──────────
アカデミア・部室
( α_α)「このプラネットシリーズか? 貰ったんだよ、クリスティアと一緒にな」
( ^ω^)「海山先輩から.......かお?」
( α_α)「そそ! 何でもこのプラネットシリーズ、先輩の友達が開発したカードなんだってよ」
ノパ ヮ゚ノゞ「何だかんだですごいよね〜、先輩! こんな有名なカード創った人と友達なんだからさ〜」
( α_α)「な! 先輩に頼めばサインでも描いて貰えるかな?」
( ^ω^)(やっぱり、入手ルートは風紀委員長からの筋だったかお.......!)
(´・ω・`)《(海山に聞けば、ジョルジュについて何かわかるかもしれないな!)》
( ^ω^)(おっ!)
ピンポンパンポ-ン
( α_α)「ん、放送か?」
「1-Aクラスの内藤君、風紀委員からの呼び出しです。 至急、委員会室までお願いします」
ピンポンパンポ-ン
Σ( ;^ω^)「ファッ!?」
(´・ω・`)《ほう、 向こうさんから呼び出してくれるなんて好都合じゃないか! 行くよ、ブーン!》
689
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:13:04 ID:4qc2OtQo0
( ;^ω^)「おっ!? そ、そうだけど.......僕、何かやらかしたかお?!」
(´・ω・`)《という訳でだ。 諸君! プラネットシリーズの出処が掴めたいま、僕たちがここにいる意味は消え失せた! 今日からは幽霊部員として扱ってくれ! じゃあな!》
( α_α)ノパ ヮ゚ノゞ「えっ?」
( ;^ω^)「しょ、ショボン! それは失礼じゃないかお.......!?」
(´・ω・`)《いいんだよ! 籍だけ置いとけばこの同好会が廃部になることはない! 行くぞ!》グイグイ
( ;^ω^)「全く強引なヤツだお.......雲澤君、藍上さん! また来るお!!」ダッ
(´・ω・`)《さらばだー!》
( α_α)「お、おぉ〜.......! 達者でな〜!」
ノパ ヮ゚ノゞ「ふふっ。 入学早々呼び出されるなんて、内藤くんもワルい奴だねぇ〜」
690
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:13:42 ID:4qc2OtQo0
──────────
委員会室
コンコン
(メ'⊿`)「.......ん」
アカデミア風紀委員会 会長・海山 雄原(カイザン ユウゲン)
( ^ω^)「し、失礼しますお〜.......」ガチャ
(メ'⊿`)「やぁ。 来たね、内藤君」
( ;^ω^)「も、申し訳ございませんおっ! 僕、何かやらかしましたかおっ?!」
(メ'⊿`)「んっ? あぁ! 大丈夫だよ、そんなに謝らなくても」
( ^ω^)「えっ?」
???「すまない.......内藤君。 あらぬ不安を抱かせてしまったようだな」
( ^ω^)「え.......あなたは?」
( ゚д゚ )「顔合わせは、初めてだったな.......改めまして」
( ゚д゚ )「河内 美月(カワチ ミヅキ) だ。 このアカデミアで、生徒会長をやっている」
( ;^ω^)「か、会長さん.......?」
(メ'⊿`)「全く.......何も風紀委員の名前を使ってまで呼び出すほどのことでもないだろうに。 内藤君も困惑しているぞ」
691
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:14:21 ID:4qc2OtQo0
( ゚д゚ )「ふっ、そうでもなかろう。 すまない内藤君、いやね…ひとつ確認したいことがあってな」
( ^ω^)「確認ですかお?」
( ゚д゚ )「うむ、君の得意とする召喚法についてなのだが.......」
( ^ω^)「あぁ、融合召喚ですがお?」
(´・ω・`;)《(あ、おいバカッ!)》ヒソヒソ
Σ( ;^ω^)(ハッ.......! しまったお! HEROデッキを使うのはホライゾンのときだけだったお.......)ヒソヒソ
( ゚д゚ )「.......」
( ;^ω^)「あー、ゆ、融合.......じゃなくて.......そう! シンクロ! シンクロ召喚のことですかお!?」
(メ'⊿`)「!」
( ゚д゚ )「.......あぁ、そうだな。 そのシンクロ召喚についてなのだが」
( ゚д゚ )「君はもう “召喚免許” の申請はしているだろうか?」
( ^ω^)「め、免許.......?」
( ;^ω^)「.......あ゛。」
692
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:15:01 ID:4qc2OtQo0
──────────
─────
_、_
( ,_ノ` )y━・~「そうそう、ひとつ教えておかなきゃならんことがあるんだが」
( OwO)「おっ?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ホライゾン、君は融合召喚を使うが....... “免許” はちゃんと取ってるか?」
( OwO)「車の話じゃないですおね? もちろんですお。 僕が初めて融合召喚に成功してから、しばらくしてウチに案内が来ましたから」
( OwO)「…ただ、実を言うとシンクロのほうはまだなんですお。 何せこの前習得したばかりだから…」
(´メω・`)《免許? 案内? なんじゃそりゃ》
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ヴィップではEXデッキのモンスターを使うには免許の取得が義務付けられてるんだ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「EXデッキのモンスターには、通常より多量のクォーツが含まれる…強力なカードを機動させるには、より多くのエネルギーを必要とするからな」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「そしてそれに伴い、使用者にも相応の実力が求められる。 安全な使用を促す為にも、ココ最近免許制の法案が整備されたのさ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「近年では融合だけでなくシンクロやエクシーズなど、他国で主流となる召喚法を扱うデュエリストも国内で見られるからな」
(´メω・`)《なるほど。 ヴィップも最近じゃ多国籍化が囁かれているからね…異邦人に感化されて分不相応にEXを使うような連中を取り締まる必要があるわけだ》
_、_
( ,_ノ` )y━・~「あぁ…ホライゾン。 個人で各召喚法に適正を確認した場合、免許の申請期限は原則1ヶ月となる。 これを過ぎれば別途適正検査など厄介なことになりかねん…分かっているとは思うが、忘れずにな」
( OwO)「はいですお! 」
─────
──────────
693
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:15:41 ID:4qc2OtQo0
( ;^ω^)「えーっと…ちょ…丁度今日! 今日の放課後、申請予定でしたお!」
( ゚д゚ )「あぁ、それで全く問題ない。 よろしく頼むよ」
( ^ω^)「は、はいですお!」
(メ'⊿`)「突然、放送で呼び出してすまなかった。 毎年、新学期のこのシーズンはこうやって申請漏れがないか生徒に確認しているのさ」
( ゚д゚ )「あぁ、本当は先生伝いに報告すれば問題ないんだがな…以前君のデュエルを拝見させてもらってから、興味を持っていたんだ」
( ゚д゚ )「巧くんだったかな。 彼の連続シンクロ召喚も圧巻だったが、それを打ち破った君の実力にも光るものがある」
( *^ω^)「そ、そうですかおー? ありがとうございますお!」
(´・ω・`;)《(おいコラ…! 浮かれてる場合じゃないだろ! プラネットシリーズのこと! 探るんじゃなかったのか!)》ツンツン
( ;^ω^)「…!」(おっと…! 僕としたことが、すっかり忘れてたお…)
( ^ω^)「ゲフン! …あーっ、ところで僕からもひとつ、質問があるのですがよろしいですかお?」
( ゚д゚ )「ほう、何だい?」
( ^ω^)「はい、プラネットシリーズについてなのですが…」
694
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:16:50 ID:4qc2OtQo0
<prrrrr! prrrrr!
( ^ω^)「!」
( ゚д゚ )「おっと、すまない内藤くん…次の予定が詰まっていてね。 時間切れのようだ」
( ^ω^)「そ、そうですかお…」
( ゚д゚ )「だが、俺も意地悪ではないさ。 ひとつ、手がかりになりそうなヒントを教えてあげよう」
( ゚д゚ )「いまのVIPを作ったとされる、ラグナビジョン上層部…特に現在、社長を務める津出 真新(ツデ マニイ)」
( ゚д゚ )「彼に注目してみるといい…きっと何か新しい発見があるはずだ。 それでは、また会おう」ピッ
<はい、もしもし…河内です…あぁ、どうも……
(´・ω・`)《(真新が…何か関係しているのか?)》
( ;^ω^)「ラグナビジョン上層部…? 委員長! プラネットシリーズを作ったのって…!」
(メ'⊿`)「あぁ…雲澤から聞いているか」
(メ'⊿`)「奴は、俺と河内の友人で…“ 天才 ”と呼ぶに相応しい男だったさ」
(´・ω・`;)《そいつの名前は…!?》
(メ'⊿`)「…ふっ」
(´・ω・`;)《な、何がおかしい!》
695
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:17:58 ID:4qc2OtQo0
(メ'⊿`)「いや、申し訳ない…なぜだか君たちが、妙に焦っているように見えてね。 何かのっぴきならない事情でもあるのかな?」
( ;^ω^)「《っ…!」》(´・ω・`;)
(メ'⊿`)「これはプラネットシリーズに限らずだが、カードデザイナーというのはあまり自らの名をひけらかすような真似はしないのさ」
(メ'⊿`)「すまないが、例え君たちと言えども易々と友人の名を売ることはできないな」
(´・ω・`;)《くぅ…! い、委員長殿ぉー…? そ、そこを何とかできませんかねぇー? 》
(´^ω^`)《そうだ! 今ここでブーンとデュエルしてもらって、勝ったらちょっとは情報を下さいよ!》
(メ'⊿`)「ふっ…生憎だがこれでも風紀委員長をやっているものでね。 金にせよ情報にせよ、何かを賭けてデュエルをするというのは俺の信条に合わないんだ」
(´・ω・`#)《むー…》
( ;^ω^)(こりゃ、どう足掻いても口を割りそうにはないおね)
( ^ω^)「ショボン…もう大丈夫だお」
(´・ω・`)《えっ、ブーン?》
( ^ω^)「委員長、ご迷惑おかけして申し訳ありませんでしたお! ここまでのお話は、全部お忘れ頂いて構いませんお。 それではまた!」サッ
( ^ω^)「あ、ちゃんと召喚免許の申請もやっておきますお! それでは!」サッ
(´・ω・`)《わっ! ちょっ、ブーン?》
(メ'⊿`)「あぁ、また」
(メ'⊿`)「…内藤くん、次の“代表戦”。 もし君がBクラスの相手に勝つことができたのなら、俺は君を認めよう」
696
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:19:42 ID:4qc2OtQo0
──────────
海鮮処・『大海』
(*゚ー゚)「ブーンくん、残念だったねぇー。 今日はせっかくギコくんがおいしいお店連れてってくれるって言ってたのにさー!」
(,,*゚Д゚)「ホントだぜ、召喚免許の申請なんてちゃちゃっと済ませとけばいいのによ。 けどま、おかげで今日はしぃちゃんと2人で放課後デートになったんだけどな」
('A`;)「おーい、なってねーぞ! ちゃんと俺も連れてってもらうからな!」
(,,゚Д゚)「ちぇっ…まぁいいけど。 ほら、ここだよ」ガラガラ
「「いらっしゃいませー!」」
(゜3゜)「いらっしゃい! …おぉ、ギコじゃねぇか!」
(,,゚Д゚)「へへ! また来てやったぜ、大将!」
(*゚ー゚)「こんにちはー! 」
∑(゜3゜)「よぉ、嬢ちゃん! 元気でいいねぇ…ってギコ、お前もう彼女できたんか!?」
(,,*-Д-)「あー…まぁな! 否定はしねぇけどよ」ヒソヒソ
('A`;)「否定しろバカ! 俺たちはただの友達です!」
(゜3゜)「がははっ! あぁ、そんなことだろうと思ったぜ。 ほら、奥のテーブル席空いてるよ」
(*゚ー゚)「はーい、失礼しまーす! あ、お水とってくるね!」
(; ,,゚Д゚)「あぁいや、俺が持ってくるよ! しぃちゃんは座ってて大丈夫!」
697
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:20:51 ID:4qc2OtQo0
(゜3゜)「しかし、あのギコが友達を連れてくるなんてなぁ…なんだか感慨深いな」
('A`)「? それはどういう…」
(゜3゜)「…あいつが初めてこの店に入ってきたときは、スれた捨て猫のような態度でなぁ」
(゜3゜)「目つきもやたら鋭くてよ。 常に冷徹なオーラを隠そうともしないから、誰も近づこうとはしなかった」
('A`)「…」
──────────
─────
(#,,゚Д゚)「……ムカつくんだよ。努力のバックグラウンドも知らずに、上辺の才能だけで俺の実力を測ろうとする連中が!」
(#,,゚Д゚)「だから、俺は決意したんだ!このアカデミアで、あの会長も倒せるデュエリストになって……」
(#,,゚Д゚)「シンクロ召喚こそが最強の召喚法だと……その存在をアカデミアに、そしてヴィップに証明すると!!」
─────
──────────
('A`)「…アイツもいろいろあったみたいですからね」
(゜3゜)「あぁ、 だから今のあいつを見てるとホッとするよ。 ちゃんと心を休められる居場所ができたんだってな」
(゜3゜)b「兄ちゃん。 これからもギコのこと、よろしく頼むぜ!」
('∀`)b「…はい!」
698
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:21:39 ID:4qc2OtQo0
──────────
VIP免許センター
ザワザワ…
「おい、あれ見ろよ…w」 「え? 何あの人…ださくない?w」 「変わったアバターの人だなぁ」ザワザワ…
( OwO)「…」
(´メω・`)「…」
「私、あの人見たことあるかも! ネットニュースかなんかで!」「へぇ、何のニュース?」「んー…確かハロウィンのコスプレ特集だったかな?」
( OwO)「…」
(´メω・`)「…」
「そうだよなぁ。 あんなアバター、イベントか何かでしか見ないよ普通」「だよねーw なんであんな格好してるんだろうね?」「さぁなー、そういう特撮作品が好きなんじゃないかな?」
( OwO)「う、うぅ…!」ブワッ
(´メωー`)《安心しろブーン、マスクの下ならどれだけ泣いても気づかれないさ。 今は思い切り涙を流して、孤独に打ち勝て…!》
( OwO)「ってそもそも、なんで僕がこんな辱めを受けなきゃいけないんだおっ!」
(´メω・`)《渋澤も言ってただろ? 免許取得はアカウントに紐付けされるって。 ホライゾンとしてシンクロ・エクシーズ召喚を行うには、このアバターでちゃんと免許を取得しないと》
( OwO)「そ、そうだけどぉ…!」メソメソ
「お名前のお呼び出しを致します。 ホライゾンさん、テストルームまでお越しください」
(´メω・`)《ほら、いつまで泣いてんの! とっとと行きますわよっ!》
( OwO)「こ、こうなったら速攻で手続き終わらせて寮に帰るお!」ダッ
699
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:22:17 ID:4qc2OtQo0
──────────
海鮮処・『大海』
(*^ー^)「うーんおいしい! やっぱり牡蠣は生食が一番だよ!」モグモグ
(,,*゚Д゚)「あぁ! ここのは絶品なんだよ、ヴィップ海付近の市場から最短で卸してきてるから、他所と鮮度がダンチなんだぜ」
(*゜3゜)「へへ、もっと褒めてくれてもいいんだぜー?」ヒック
('A`;)「って大将、何呑んでんすか!」
(*゜3゜)「なんだよー兄ちゃん、いいじゃねぇか! ギコが友達連れて来たんだ、こんな日に盛り上がらねーでどうする!」
('A`;)「まーいいけどさー…あ、このしめ鯖いいな」モグモグ
ガラガラ
「「いらっしゃいませー!」」
(*゜3゜)「おー! いらっしゃい!」
_
( ゚∀゚)「やぁ! こんにちは…大将」チラッ
(;゜3゜)「あ…」
('A`)「?」
(,,゚Д゚)「ん、どうした?」
(;゜3゜)「いやー、はは…だいぶ呑みすぎちまったかな。 ちょっと裏行ってくるよ」
(*゚ー゚)「え、大丈夫? 付いて行こうか?」
(;゜3゜)「あー! 大丈夫だよ、用事があるのも思い出してな。 嬢ちゃん、ありがとうな! みんな、この後もゆっくりしてってくれな」ガタッ
700
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:22:48 ID:4qc2OtQo0
('A`)「お…? はい! 気をつけて!」
(,,゚Д゚) (どうしたんだ? 大将の奴…ん?)
_
( ゚∀゚)「…」フンフン
(,,゚Д゚) (あいつは確か、モナー共とつるんでる奴…)
(゜3゜)「…」ピシャッ
_
( ゚∀゚)「あぁ、どうも大将! 個室まで用意してもらってすみませんねぇ…この店の味がどうにも忘れられなくて。 好きなんですよ、納豆巻き」
(゜3゜)「御託はいい。 さっさと本題に入ってくれ」
_
( ゚∀゚)「フッ…話が早くて助かるよ。 今朝確定した情報だ」
_
( ゚∀゚)「VIP市場が移転する。 移転先は同じく帝都内の “ハヤブサ” になるそうだ。 今日中に帝都から正式に発表されるらしい」
(;゜3゜)「なっ…ハヤブサだとっ!? VIPからは電車で40分も下らない土地だぞ!? いや、そんなことよりも…!」
(;゜3゜)「この移転計画が採択されたら今あるVIP市場の店舗はどうなるっ!? 全く新しい土地で今までのノウハウが通用するものかっ?!」
(;゜3゜)「それにハヤブサは、かつての大戦時にクォーツ加工とカード製造の工業地帯が存在していた場所だ…! 土壌汚染の可能性だって…!」
701
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:23:58 ID:4qc2OtQo0
_
( ゚∀゚)「シッ! 大将、落ち着いて…気持ちはわかるが、これは秘密情報だ。 外部に漏れるとマズい」
(;゜3゜)「!…クソッ、だったらどうすれば…!」
_
( ゚∀゚)「カンタンな話さ。 この移転計画を進める連中を“説得”すればいい…具体的には」スッ
(イ ´ム`ノ)
_
( ゚∀゚)「帝都知事・雪市 大護 (ユキイチ ダイゴ)。 こいつが本計画の主導者さ」
(;゜3゜)「あぁ…まぁ、そうだろうな。 しかし、どうやってコンタクトを…?」
_
( ゚∀゚)「それも簡単な話だよ…ちょうど今、帝都の役人共とラグナビジョンの上層部連中が計画発表をVIPで控えている頃だろう」
_
( ゚∀゚)「まさにベストタイミングだ。 奴がVIPにいるところを強襲すればいい…!」
(;゜3゜)「…」
_
( ゚∀゚)「高度なプログラミング技術があれば、テレポートもセキュリティ突破もお手の物…VIPは俺たちハッカーにとってはチート空間のようなもんさ」
(;゜3゜)「そんなことが…あんた、一体何者なんだ?」
_
( ゚∀゚)「ははっ、大したことじゃない…俺はただ、惚れた店の味を守りたいだけさ」
_
( ゚∀゚)「大将。 あんたがその気になるのなら、俺は協力を惜しまないぜ。 どうするよ?」
(;゜3゜)「…そんなの…!」
702
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:29:49 ID:4qc2OtQo0
──────────
─────
(*・∑・)《とーちゃん! 今日もかーちゃんたちの手伝いたくさんやったよ!》
(*゜3゜)「おぉ、そっかそっか! 航太は偉いなぁ!」
⊂ノシ ゚ー゚)⊃《ふふっ、そうなの! 今日もみんなに褒めてもらえて。 航太がいればVIP市場は安泰だねっ!》
(*゜3゜)「あぁ、海幸(ミユキ)。 みんなが鮮魚を大切に運んでくれるから、こっちでも鮮度がいいって評判なんだ。 いつもありがとうな」
∈(*゚◎゚)∋《ウナ! こっちでも大海(オオミ) くんの店は味がいいって好評ウナよ。 その度にウチの婿がやってる店なんですって自慢してやってるウナ!w》
(*゜3゜)「ははっ。 お義父さん、ほどほどにして下さいねー?…」
ハハハハ…
─────
──────────
(;゜3゜)「…最初から答えは決まっているっ!」
_
( ゚∀゚)「…!」ニヤッ
(゜3゜)「長岡さん、俺に力を貸してくれっ!」
703
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:31:22 ID:4qc2OtQo0
_
( ゚∀゚)「その答えを待っていたぜ… 大将、これを」スッ
∑(゜3゜)「む…このカード、は…がぁっ!? 」バチンッ!!
( 3 )「…」ガクッ
_
( ゚∀゚)「安心しな、じきに目は覚める…今日からは、あんたがVIPの“ヒーロー”だ…!」
( 3 )「…」スタ…スタ…
「あれ、大将ー? どちらへー?」
( 3 )「…」ガラガラ…ピシャッ!
('A`)「ん、大将?」
(*゚ー゚)「どこ行くのかなー? 呑みすぎたって言ってたけど…大丈夫かな?」
(;,,゚Д゚)「まさか…っ!」ガタッ!
(*゚ー゚)「あれ、ギコくんっ?」
_
( -∀-)「んー、やっぱここの納豆巻きはうめぇなー! 海苔のパリパリ具合がダンチだぜ」バリバリ
ガラガラ
(,,゚Д゚)「…おい」
_
( ゚∀゚)「お? …おぉ! キミはBクラスの! 巧君だろ? 天才少年と聞いてるよ」
704
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:32:09 ID:4qc2OtQo0
(,,゚Д゚)「俺の話はどうでもいい。 お前、大将に何をした…?」
_
( ゚∀゚)「いやぁ、何も? どうしたんだねーそんな怖い顔して」
(#,,゚Д゚)「とぼけんじゃねぇ…! あの様子は明らかに普通じゃなかったぞゴルァ!」
(#,,゚Д゚)「あんな虚ろな目で、殺意を漂わせる人間は今までよく見てきたからわかる…! 改めて聞くぞ。 てめぇ…大将に何しやがった!」ガシッ!
_
( ゚∀゚)「うおっ…と! 離してくれよ、ワケを話すからさ」
(#,,゚Д゚)「…モナー共と裏でコソコソやってんのも知ってるぞ。 洗いざらい全部話してうからな」バッ
_
( ゚∀゚)「ふぅ…大したことじゃねぇんだよ、ちょっと頼み事があってな。 ほら、これを見てくれ」スッ
(;,,゚Д゚)「ん、これは…っ────!?」ビリビリッ-!
(,,-Д-)「」バタッ…グ-グ-
_
( ゚∀゚)「視覚型の催眠アプリさ。 じきに目は覚める」
_
( ゚∀゚)「悪ぃな。 これからひと仕事あるんでね…なぁに、この埋め合わせはまた今度させてもらうよ」
705
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:33:20 ID:4qc2OtQo0
──────────
VIP免許センター
(ゝ○_○)「初めまして。 適正検査を担当する古田と申します。 ホライゾンさん、よろしくお願いします」
( OwO)「よろしくお願いしますお…ところで、あの」
(ゝ○_○)「?」
( OwO)「僕の格好…変じゃありませんかお?」
(ゝ○_○)「…まぁ、変か否かと問われれば」
( OwO)「…!」ゴクリ
(ゝ○_○)「変でしょうね」
( OwO)「あ、あぁ…やっぱり…そうですおね…」シクシク
(´メω゚`#)《あん?! このアバターは俺様がブーンに直々授けた由緒正しきヒーローの正装だぞ!? それを変と言う奴は、このショボン様が許さねぇぞ!!》
( OwO)「ショ、ショボン!? どうしたんだおいきなり大声出して…」
(ゝ○_○)「ホライゾンさん、サポートAIは一旦シャットダウンして頂いて大丈夫ですよ。 検査自体はデュエルの伴わない、本当に簡単なものなので」
( OwO)「あ、はい! そうしますお!」
(´メω・`#)《ったく! どいつもこいつも、この僕のセンスがどうして理解できないのかねー…》
( OwO)「ショボン、とりあえず今は静かにしておくのが吉だお」コソコソ
(´メω・`#)《あーはいはい、おじゃま虫はお暇させて頂きますよー》プツン
706
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:33:59 ID:4qc2OtQo0
( OwO)「ホッ…もう大丈夫ですお!」
(ゝ○_○)「はい、それでは改めて。 さっそくですが、こちらのデッキを使ってシンクロ召喚を行って下さい」スッ
( OwO)「はいですお。 デッキの内容は、と…」
(ゝ○_○)「所詮貸出デッキなので採用カードは凡庸ですが、初手の5枚で99.9%、レベル8のシンクロ召喚を行えるように設計されています」
( OwO)「へー! そんな事ができるんですおね」
(ゝ○_○)「では、お好きなタイミングで始めて下さい」
( OwO)「はい、さっそく行かせてもらいますお! カードドロー!」シュッ
( OwO)「(本当だお…! どんな手順を踏んでも、この手札ならレベル8のシンクロモンスターが用意できる。 だったら!)」
( OwO)「《プリミティブ・バタフライ》を特殊召喚! このモンスターは自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札から特殊召喚できるお!」
707
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:35:09 ID:4qc2OtQo0
《プリミティブ・バタフライ》
効果モンスター
星5/風属性/昆虫族/攻1200/守 900
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドの全ての昆虫族モンスターのレベルを1つ上げる。
( OwO)「さらにモンスターを召喚! 《円喚士フェアリ》!」
《円喚士フェアリ》
チューナー・効果モンスター
星3/風属性/昆虫族/攻 800/守1500
このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):自分または相手の墓地に昆虫族・植物族モンスターのいずれかが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分フィールドのこのカードを昆虫族・植物族SモンスターのS素材とする場合、
このカードをチューナー以外のモンスターとして扱う事ができる。
708
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:35:52 ID:4qc2OtQo0
( OwO)「僕はレベル5のプリミティブ・バタフライに、レベル3の円喚士フェアリをチューニング!」
(ゝ○_○)「…」
( OwO)「シンクロ召喚! レベル8、《ギガンテック・ファイター》!」
(ゝ○_○)「…!」カタカタ
( OwO)「よし、シンクロ召喚成功だお!」
(ゝ○_○)「はい、測定完了です。 それでは、まずはこちらをどうぞ」スッ
( OwO)「おっ?」
(ゝ○_○)「いまのシンクロ召喚で発生した波動を検査しましたが、特に異常は見られなかったのでね。 さっそく免許をお渡しさせて頂きます」
( OwO)「ありがとうございますお! 準備早いですおねぇ」
(ゝ○_○)「このVIP免許センターならではの特長ですね。 免許がアカウントに紐付けされればいいので、その場でPCを打つだけで簡単に手続きが完了します」
( OwO)「便利な世の中になったものですお…ん?
《●●●》
このカウンターみたいなのは?」
(ゝ○_○)「それは1回のデュエルにつき行えるシンクロ召喚の回数を表しています。 ホライゾンさんの場合は3回までですね」
709
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:36:44 ID:4qc2OtQo0
( OwO)「えっ!? 回数制限あるんですかおっ?! 」
(ゝ○_○)「はい。 適正があるといっても、限界を超えて行っては危険ですから。 検査時の波動を計測して、回数制限を設けるのが原則となっております」
( OwO)「じ、じゃあ1ターンで連続シンクロ召喚とかは…」
(ゝ○_○)「連続シンクロですか。 私もそうなのですが、本場オオカミの決闘者でも5回くらいが限度ですかね」
( OwO)「5回…」
( OwO) (そう考えると、ヴィップ生まれであれだけシンクロ召喚ラッシュを見せたギコくんの実力の高さが伺い知れるお…!)
ピロリンッ♪ ピロリンッ♪
( OwO)「おっ?」
「おい、中央エリアで暴動だってよ!」「帝都知事が襲われたって…!」
( OwO)「なっ…暴動!?」
(ゝ○_○)「速報にあがってますね。襲撃者の情報は…
( )
」
( OwO)「ショボン! 起きるお! 事件発生だお!!」
(´メω -`)《んぁ…? あぁブーン、おはよう》
(ゝ○_○)「マスク姿のヒーロー然としたいでたちで…
( O)
…えっ?」
( OwO)「さっそくDホイールで現場まで直行だおっ!」
710
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:39:11 ID:4qc2OtQo0
(ゝ○_○)「あの…ホライゾンさん」
( OwO)「はいですおっ! 古田さん、ちょっと行ってきますお!」
(ゝ○_○)「あ、その前に…ホライゾンさん、これ」スッ
( OwO)「おっ?
……おぉぉおぉおおっ!!?」
(ゝ○_○)「写真の真ん中にる襲撃者の人…
( OwO)
あなたですよね…?」
711
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:40:27 ID:4qc2OtQo0
─────────
VIP・中央エリア
ドガァン!!!
ワ-! ワ-!
「と、トラックが横から吹っ飛んできたっ!?」「なんだあの怪力は…!?」
(イ ´ム`ノ;)「ど、どうした!? 一体なんの騒ぎだ!?」
「な、何者かが暴動を起こしたようです…!」
(イ ´ム`ノ;)「暴動だと…!? 護(マモル)! 護は無事かー!?」
li イ; ゚ -゚ノl|「お父様!」
(イ ´ム`ノ;)「あぁ、よかった…! 真新社長のほうは…」
¥・∀・¥「いやー驚いた! 2tトラックがフォーシームを描いて眼前を通り過ぎてきたもんだから! 蓮も見てたかー?」
ξ;゚Д゚)ξ「パパっ! 言ってる場合じゃないでしょうが! こっちを狙って飛んできたのよッ!?」ガクガク
¥・∀・¥「はっはっはー! 大丈夫だってー! 仮想空間なんだからー」
(イ ´ム`ノ;)「相変わらずですな、真新社長は…」
712
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:41:08 ID:4qc2OtQo0
「SP部隊は知事らご要人をお守りしろ!」「はっ!」
(; ∴)「セキュリティ出動! 今すぐ鎮圧に取り掛かれ!」
( w )「フッ-…フッ-…」
「貴様、何者だ! 手を挙げろ! 」「大人しく投降しろ!」
( OwO)「黙れ…俺の邪魔をするなぁ!」グワンッ!
「「ぐぁあっ!」」
( ; ゚∀゚ )ノ∞「セキュリティ部隊が為す術なくやられるとは…!」
ξ;゚⊿゚)ξ「き、きっとホライゾンが助けにきてくれるわよ!」
( ; ゚∀゚ )「あぁ…救援要請を出している。 それまでもってくれよ…!」
(イ ´ム`ノ;)「!? 向こうから何か飛んでくるぞっ!」
¥・∀・¥「んあ?」
ξ*゚⊿゚)ξ「あれは…ホライゾン! おーい! ホライゾーン!!」
( ゚∀゚ )「よし、彼が来てくれれば…! …ん?」
713
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:50:22 ID:4qc2OtQo0
.
( OwO)「…《(#゜3゜)(見つけたぞ…雪市…!)》」ゴオオオッ…
( OwO)「…《(#゜3゜)(貴様の思い通りには…!)》」ゴオオォ!!
li イ; ゚ -゚ノl|「っ…! お父様! お逃げ下さいましっ!!」
( OwO)「(#゜3゜)「させるかぁあっ!!」」ドンッ!!
【to be continued ────】
714
:
◆zShbGVNdl.
:2022/10/22(土) 00:52:56 ID:4qc2OtQo0
お久しぶりです! すみません、ストーリーパートが長いかな? と思い2話構成に致しました。 デュエルパートは…お待ち下さいm(_ _)m
来月までには投稿したいですね…
715
:
名無しさん
:2022/10/22(土) 01:09:02 ID:Uc2zPJFI0
乙乙乙乙
716
:
名無しさん
:2022/10/22(土) 09:24:11 ID:gWaq31Xc0
乙!頑張って!
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