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( ^ν^)しゃちくのようです
1
:
名無しさん
:2017/09/24(日) 22:27:55 ID:6q6x/5R60
春は何かと憂鬱だ。昔からそうだった。
周りは新生活、新年度だなんだと騒ぎ立てるが、何も楽しいことはない。
こちらとしてはただ忙しい上に、新しい関係を作らなきゃいけないという、面倒臭い事この上ない時期だ。
ミセ*゚ー゚)リ「山川ミセリです!よろしくお願いしまーす!」
ζ(゚ー゚*ζ「出連デレと申します。よろしくお願い致します」
フワフワした新人がうちの課に入ってきた。
84
:
名無しさん
:2017/09/25(月) 22:41:09 ID:afSYF3Xk0
接待だった為めちゃくちゃ疲れてしまったので
今日の分はここで止めます
コメント嬉しいですが1番嬉しかった言葉がフォックス氏ねだったのでだいぶ疲れてるみたいです
85
:
名無しさん
:2017/09/25(月) 23:21:01 ID:wm1QvWNU0
18時過ぎでほとんどの人帰るとか労働環境的には超ホワイトじゃねーか
86
:
名無しさん
:2017/09/25(月) 23:57:20 ID:HoL8g.v60
うらやま死刑
87
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 06:12:00 ID:dwHOxgGM0
横で聞いてて突っ込みどころ満載の電話対応ってあるよね
88
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 06:47:25 ID:N9Ilw1fM0
otu
89
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 08:27:02 ID:C0mag4GA0
タイトルで忌避してたけど面白いじゃねーか
面白いしニヤニヤするじゃねーか
90
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 08:51:37 ID:AxUSBcDk0
やっぱり今時はそういうスレ立てるのなんjなんだ……
91
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 12:26:20 ID:Vz7LfhO20
これは作者の体験談なのか?
92
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 19:09:44 ID:xQo4iy3.0
ニュッデレはいいぞ
某紅白作品のこともあって少し恐る恐る読んでたが大丈夫そうだ
93
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:00:05 ID:9xv6Mv0Y0
『衣替え』
ミセ*゚ー゚)リ「だいぶ涼しくなってきたねー」
ζ(゚ー゚*ζ「そうだねぇ、上に着るカーディガン持ってこようかな」
( ´_ゝ`)「寒い…」
ミセ*゚ー゚)リ「あっ、流石さんお疲れ様です…あれ、流石さんはまだ半袖ノーネクタイなんですね」
( ´_ゝ`)「え?」
ζ(゚ー゚*ζ「今日から衣替えですよね?クールビズ期間が終わって…」
( ´_ゝ`)「…忘れてた。そっか、クールビズだった。もう一年中半袖ノーネクタイだと錯覚していた…」
ミセ*゚ー゚)リ「小学生の時いましたね、一年中半袖半ズボンの子…」
94
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:01:22 ID:9xv6Mv0Y0
( ^ν^)「うわっ」
ζ(゚ー゚*ζ「あ、ニュッさんはネクタイとスーツちゃんと着てますね」
( ^ν^)「寒いの嫌いだしな…うわ」
( ´_ゝ`)「ねぇ斎藤、俺見てうわって言ってる?ちょっと傷つくんだけどねぇ」
( ^ν^)「いやもうなんか…寒い時期に中年の半袖姿見ると寒々しいというか痛々しいというか…」
( ´_ゝ`)「痛々しいはやめて…中年じゃないし…俺お前と2歳しか変わらないし…あとネクタイかスーツどっちか貸して…今日会議あるの忘れてた」
( ^ν^)「嫌ですよ…」
95
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:02:13 ID:9xv6Mv0Y0
『空腹2』
ζ(゚、゚*ζグゥ「うう…食欲の秋ですね…夕方のこの時間お腹すくなぁ…」
lw´‐ _‐ノv「ホカホカの肉まん」
ζ(゚、゚;ζ「えっ」
( ´_ゝ`)「ホクホクの焼き芋」
ζ(゚、゚;ζ「えっえっ」
∬´_ゝ`)「プリプリの秋刀魚」
ζ(゚、゚;ζ「ぎゃあ」
( ^ν^)「塩バターラーメン」
ζ(゚、゚;ζ「にゅ、ニュッさんまでー!」
lw´‐ _‐ノv「熱々のおでん…あ、駄目だこれ自分にもダメージくるわ」グゥウゥ
ミセ;*゚ー゚)リ「なんてえげつない…」
96
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:03:09 ID:9xv6Mv0Y0
『付箋』
ミセ*゚ー゚)リ「流石さん、書類にいっぱいポストイット貼ってますね」
( ´_ゝ`)「なんかね、嫁が100均でいっぱい可愛い付箋買ってきちゃって。消化したくてどうでもいい事まで付箋してる」
从 ゚∀从「どれどれ」
[チェック済]
[斎藤に見てもらうやつ]
[後でやるやつ]
[やりたくな〜い]
从 ゚∀从「あー、わかる〜俺もやりたくない仕事いっぱいある〜だけどやりたい仕事はな〜い」
( ´_ゝ`)「世知辛いですねwww」
从 ゚∀从「wwwwwwwwwww」
( ´_ゝ`)「wwwwwwwww」
( ´_ゝ`)「すみませんでした」
从 ゚∀从「うん。仕事だからね。やりたくない気持ちわかるけど、仕事だから。」
ミセ*゚ー゚)リ(大人って大変だな…)
97
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:04:04 ID:9xv6Mv0Y0
『土産』
∬´_ゝ`)「デレちゃんミセリちゃん、これどうぞ」
ζ(゚ー゚*ζ「あっ鳩の形を模したサブレだ‼︎ありがとうございます!」
ミセ*゚ー゚)リ「鳩型のサブレ、美味しいですよね〜ありがとうございます」
∬´_ゝ`)「土日に一泊で鎌倉の方に行ってきたから、ちょっとだけだけどお土産」
ζ(゚ー゚*ζ「鎌倉良いな〜」
∬´_ゝ`)「天気も良かったから、色々行ってきたわ」
ミセ*゚ー゚)リ「私も来週行こうかなー」
( ´_ゝ`)「あっ、鳩の形のサブレだ」
∬´_ゝ`)「あっ、兄者の分買うの忘れてたわ。ごめん」
( ´_ゝ`)「えっ余ってるじゃん…」
∬´_ゝ`)「これはシュールと荒牧部長と斎藤のだから…」
98
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:05:03 ID:9xv6Mv0Y0
从 ゚∀从「山川くん、出連くん、ちょっといい?」
ミセ*゚ー゚)リζ(゚ー゚*ζ「はいっ」
从 ゚∀从「江ノ島行って来たんだ!これ、土産!」
ζ(゚ー゚*ζ「わぁ、江ノ島の電車を象った最中だ!」
ミセ*゚ー゚)リ「正確には江ノ島の電車そっくりの箱に入った最中、可愛いー」
ζ(゚ー゚*ζ「ありがとうございます!」
ミセ*゚ー゚)リ「いただきます!」
从 ゚∀从「ちょっとしかないけどね!」
ζ(゚ー゚*ζ「江ノ島のどこ行ったんですか?」
从 ゚∀从「水族館とか行ったよ!美味しそうだった!あとは色々!」
ミセ*゚ー゚)リ「水族館の感想が美味しそう…だと…」
( ´_ゝ`)「おっ、江ノ島の電車の从 ゚∀从「あ、ごめん兄者の分買い忘れた」
(;´_ゝ`)「俺の扱い酷くないですか‼︎」
从 ゚∀从「箱だけあげるからさ…」
(;´_ゝ`)「中身食べたかった‼︎」
ミセ*゚ー゚)リ(あれ?鎌倉と江ノ島って、近いよね?偶然?)
99
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:06:56 ID:9xv6Mv0Y0
『家族』
ζ(゚ー゚*ζ「ニュッさんはひとりっ子なんですね」
( ^ν^)「おう」
ζ(゚ー゚*ζ「ミセリちゃんは年の離れた妹さんがいるそうですよ」
( ^ν^)「妹っていや、お前、姉がいるって言ってたな」
ζ(゚ー゚*ζ「はい!お姉ちゃんが1人」
( ^ν^)「似てんのか」
ζ(゚、゚*ζ「うーん、似てるのかな…あ、でも中身は似てないです、全然」
ζ(゚ー゚*ζ「すっごく優しくて、器用で、ちょこっとだけお茶目なところがあるんですけど、自慢のお姉ちゃんです!」
( ^ν^)( ξ゚⊿゚)ξこんな感じか?)
ζ(゚ー゚*ζ「お姉ちゃんにニュッさんの話よくするんで、お姉ちゃん、ニュッさんに会ってみたいって言ってたなぁ」
( ^ν^)「ふーん」
ζ(゚ー゚*ζ「まぁ、家族に会わせるって気恥ずかしいし、機会もそんなにないから無理だよって断ったんですけどね」
( ^ν^)「…ふーん」
100
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:08:08 ID:9xv6Mv0Y0
『家族2』
ζ(゚、゚;ζ「夜ご飯ご馳走になった上、お家まで送って貰っちゃってすみません」
( ^ν^)「俺の仕事が長引いて遅くなったんだから別に」
ζ(゚、゚;ζ「でもニュッさんのお家ってここから遠いんじゃ…」
( ^ν^)「車なら早いから」
ζ(゚、゚;ζ「うう……ん…?」
( ^ν^)「あ?」
ζ(゚、゚*ζ「なんだろあれ…車に近づいて…」
川
川川
川д川
川д川バァン‼︎
ζ(゚、゚;ζ「ひきゃああっ」
( ^ν^)「窓ガラスに指紋つけやがったな」
101
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:09:41 ID:9xv6Mv0Y0
川д川「ぅう、うう…」
川д川「デレ……」
( ^ν^)「知り合いか?」
ζ(゚、゚;ζ「えええ…」
ζ(゚、゚;ζ「…?」
ζ(゚、゚;ζ「あっ!」
ζ(゚、゚;ζ「もうっ、お姉ちゃん!」
( ^ν^)「えっ」
ζ(゚、゚;ζ「びっくりしたし、ダメだよ!ニュッさんに失礼でしょ!そんな被り物して」
川д川「さすがデレ、すぐ私だってわかってくれる」
川д川∩
バァーー川 ゚ -゚)つ川ーーン
( ^ν^)
川 ゚ -゚)「デレの姉です、よろしく」
( ^ν^)「想像してたのと色々違った」
102
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:10:29 ID:9xv6Mv0Y0
ζ(゚、゚*ζ「お姉ちゃん、こんな時間に被り物して外出たら危ないよ」
川 ゚ -゚)「デレの帰りが遅くて心配だったのよ」
ζ(゚、゚*ζ「さっきニュッさんに送ってもらうから、もうすぐお家つくって連絡いれたよ?」
川 ゚ -゚)「うん見た見た。せっかくだからニュッさんにご挨拶したいなって」
ζ(゚、゚;ζ「もう…ごめんなさいニュッさん、ちょっとだけお時間あります?家でお茶お出しします」
( ^ν^)「…別に家帰って寝るだけだし」
川 ゚ -゚)「はい男性1名いらっしゃいませ出連姉妹家へー‼︎」
ζ(゚、゚;ζ「お姉ちゃん夜だから大きな声出しちゃダメ」
103
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:11:37 ID:9xv6Mv0Y0
ζ(゚、゚*ζ「お姉ちゃんも飲むよね?」
川 ゚ -゚)「うん、熱々でお願い」
ζ(゚、゚*ζ「すみませんニュッさん、ちょっと座って待っててください」
( ^ν^)「……………おう」
( ^ν^)(普通、女の家に来たら良い匂いだとか小綺麗にしてるなとか堪能するもんなんだろうけど)
川回-回)
( ^ν^)(姉がめちゃくちゃ怖い顔で凝視してくるから何も集中できねぇんだなこれが)
( ^ν^)(なんだあの目…人間がしていい目じゃねぇぞ)
川回-回)「あんまり動じないわね」
( ^ν^)「とんでもなく動じてますけど」
104
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:14:24 ID:9xv6Mv0Y0
川 ゚ -゚)つ回回
川 ゚ -゚)「目から鱗だわ」
( ^ν^)「ダブルミーニングみたいな感じにしなくていいから」
川 ゚ -゚)「ニュッさんっておいくつ?」
( ^ν^)「28」
川 ゚ -゚)「同い年だわ」
川 ゚ -゚)「…私とデレは6つ離れた姉妹。もう本当に産まれた瞬間からデレは可愛いし天使だしで目に入れても痛くない感じ」
川 ゚ -゚)つデレ
∩川デ-レ)∩
川デ-レ)「こんな感じ」
( ^ν^)(どうしよう普段絶対関わりたくないタイプの種族だ)
105
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:16:17 ID:9xv6Mv0Y0
川デ-レ)「まぁそんなわけでね、私はデレの姉だから、いつでもあの子を守ってきたのよ」
川デ-レ)「小さい頃デレが可愛すぎてちょっかいかけて来たクソガキからも守って、学生時代悪い虫からも守って、あの子が中学生の時、両親が事故で亡くなった後も2人で生きてきて」
川デ-レ)「あの子は立派な社会人になった」
川 ゚ -゚)つデレ
川 ゚ -゚)「そんな中、最近の心配はもっぱら同じ部署の『ニュッさん』よ。わかる?目に入れても痛くない可愛い可愛い私の妹デレたんが、帰ってくるなり話すこと話すことニュッさんニュッさんニュッさん」
川 ゚ -゚)「顔も知らん男の情報が毎日毎日入ってくる地獄!ニュッて単語がゲシュタルト崩壊!」
( ^ν^)「聞かなきゃいいだろ」
川 ゚ -゚)「話してる時のデレ超可愛いのよ‼︎‼︎」
( ^ν^)「すみません」
川 ゚ -゚)「いつかお礼参り……いや挨拶しようと機会を伺っていたわ」
( ^ν^)(めちゃくちゃはっきりお礼参りって言った)
106
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:18:27 ID:9xv6Mv0Y0
川 ゚ -゚)「ニュッさん」
( ^ν^)
川 ゚ -゚)「ありがとう」
( ^ν^)
( ^ν^)「えっ、あ、えっ」
川 ゚ -゚)「あの子、入社してからずっと楽しそう。きっと部署の人達もいい人達なのね。良かったわ」
川 ゚ -゚)「私が最初に入った会社は、バカみたいな人間がバカみたいな事をバカみたいに言ったりやったりするのが当たり前で」
川 ゚ -゚)「…一年働いて、私は心身ともに駄目になった」
川 ゚ -゚)「恥ずかしいよね。デレを守りたいとか言いながら、私は会社を辞めて、しばらく何もできなかったわ。…今はネイルの勉強してネイリストしてるけどね」
川 ゚ -゚)「会社って、お金とか仕事内容とかより何より、人間関係が大きいと思う。あなたや、いい人達にデレが恵まれて本当に良かった」
川 ゚ -゚)「だから、ありがとう」
( ^ν^)「……いや」
( ^ν^)「少なくとも俺は何もしてねぇし、むしろ弁当作ってもらってるし……こっちのが世話になってる」
川 ゚ -゚)
( ^ν^)「あと、自分のこと恥ずかしいっつってたけど、…あいつ、あんたの事自慢の姉だっつってたぞ」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「そっか」
107
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:20:01 ID:9xv6Mv0Y0
川 ゚ -゚)「やっぱりいい人ね、ニュッさん」
川 ゚ -゚)「もしデレを誑かすような悪い男だったら…って何度考えたことか」
( ^ν^)「…ちなみにそんな男だったらどうしてたんだ」
川 ゚ -゚)「…スムージーの作り方知ってる?」
( ^ν^)
川 ゚ -゚)「ミキサーにね、材料をぶち込んでスイッチを入れるだけなの。ワンハンド。」
( ^ν^)
川 ゚ -゚)「そいつにアレを突っ込んでズギャギャギャギャギャ」
( ^ν^)
川 ゚ -゚)
川 ゚ ⊿゚)「冗談よ☆」
108
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:21:31 ID:9xv6Mv0Y0
ζ(゚、゚*ζ「お待ちどうさまです、粗茶ですが…ニュッさんどうしました?」
( ^ν^)「ナンデモナイ」
川 ゚ -゚)「デレが淹れたら何でも玉露級になるわ」
ζ(゚、゚*ζ「あっ、お姉ちゃんまだそんなもの被って…」
( ^ν^)「あ?」
川 ゚ -゚)「てへっ」
ξ゚ -゚)ξつ川
ξ゚⊿゚)ξつ川
ツーーξ゚⊿゚)ξーーン‼︎
ξ゚⊿゚)ξ「改めてデレの姉のツンでーす!さっきまでずっと腹話術で会話してました!」
( ^ν^)
ζ(゚、゚;ζ「ごめんなさいニュッさん、驚いちゃいましたよね」
( ^ν^)「どっちかっつーとコレを「ちょこっとだけお茶目」で済ませてたお前に驚いてるわ」
109
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:23:15 ID:9xv6Mv0Y0
ξ゚⊿゚)ξノシ「また遊びに来てね、私がいるときに。私がいない時に来るのはまだちょーっと早いと思うの。うん。絶対私がいるときに来てね、ねっ、ねっ」
( ^ν^)「その日は予定が入る予定があるので」
ζ(゚、゚*ζ「あれ?お姉ちゃんなんでミキサー持ってるの?スムージー作るの?」
ξ゚⊿゚)ξ「私が愛を込めて可愛いデレの可愛い爪に塗ったネイルを、煮卵って言ったっていう話をちょっと思い出しちゃって☆」
( ^ν^)ビクッ
ζ(゚ー゚*ζ「変なお姉ちゃん…」
110
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:24:28 ID:9xv6Mv0Y0
ζ(゚ー゚*ζ「じゃあニュッさん、遅くまでありがとうございました。気をつけて帰ってくださいね。」
( ^ν^)「…おう」
ζ(゚ー゚*ζ「また明日、会社で」
ζ(゚ー゚*ζ「おやすみなさい」
( ^ν^)「…おやすみ」
ξ゚⊿゚)ξ「…」
ξ゚⊿゚)ξ(…まぁ、もう少しだけミキサー使うのは待ってあげようかしらね)
++++++++
111
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:26:12 ID:9xv6Mv0Y0
『忘れ物』
( ^ν^)「取引先行ってくる」
ζ(゚ー゚*ζ「行ってらっしゃいです!」
ζ(゚、゚*ζ「あれ?」
ζ(゚、゚;ζ「わぁ!ニュッさんデスクにスマホ忘れてる!」
ζ(゚、゚;ζ「電話して知らせなきゃ……」
ζ(゚、゚;ζ「スマホ無いんだった‼︎」
ζ(゚、゚;ζ「ら、ラインで連絡を……」
ζ(゚、゚;ζ「スマホ無いんだった‼︎にゅ、ニュッさーん‼︎スマホ、スマホ忘れてますよー‼︎」
112
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:30:53 ID:9xv6Mv0Y0
今日の分はここまでで。
昨日の酒が残ってる気がします。
ちなみにこの話は全部が実体験ではないですが、自分や同僚、上司や自分や私がやらかした言い間違い・聞き間違いがネタにされていたりいなかったりします。
113
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 21:33:31 ID:xQo4iy3.0
貞子クールツンにはワロタ
乙
114
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 22:08:06 ID:1ZGh0i6k0
なんか見たことあるなって思ったけどお前俺の同僚じゃん
115
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 22:38:44 ID:v0Igh2g.0
なんか見たことあるなって思ったけどお前俺の嫁じゃん
ところで分の最後によく!!□ ってなってるけど
□ってなんじゃろ
116
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 22:53:53 ID:N9Ilw1fM0
環境依存文字だからな
!!に見えてるなら大丈夫なはずだけど
117
:
名無しさん
:2017/09/26(火) 23:08:17 ID:9xv6Mv0Y0
先輩達、2chしてないで仕事してくださいよ
すみません、スマホから打ってるもんで化けてるみたいですね、次から気をつけます!
118
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:19:13 ID:6S./HhDk0
『通勤』
( ^ν^)←一人暮らし 車通勤30分
( ´_ゝ`)「斎藤は元々、電車通勤だったよな」
( ^ν^)「そっすね。家が若干田舎の方だから、電車だと乗り換え4つもして片道1時間半かかってたんで」
( ´_ゝ`)「車だと早いんだよな」
( ^ν^)「1時間多く寝てられるのが本当にありがたい…」
( ´_ゝ`)「斎藤、低血圧だから朝怖かったもんな…俺新入社員に挨拶して噛み付かれたの、生まれて初めてだったしこれからもないこと祈ってる…」
++++
ζ(゚ー゚*ζ←姉と二人暮らし 電車+徒歩で45分
ζ(゚ー゚*ζ「会社の最寄り駅まで5〜6駅くらいです」
ζ(゚ー゚*ζ「歩くの好きです!駅から会社までちょっと距離あります。たまに帰りが遅いときはニュッさんが車で送ってくれます!」
( ^ν^)「お前んちまでの道、灯りが少ないし…」
lw´‐ _‐ノv「斎藤なら送り狼にはならないだろうしな」
( ^ν^)「こいつんちモンペミキサーがいるんでそういうのはちょっと…」
ζ(゚、゚;ζ「そ、そんな謎なものいないですよ⁉︎」
119
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:20:17 ID:6S./HhDk0
ミセ*゚ー゚)リ←実家が近いので自転車で15分
lw´‐ _‐ノv「弊社の志望理由は?」
ミセ*゚ー゚)リ「御社が我が家から近かったからです!」
∬´_ゝ`)「面接では言っちゃいけないやつね…」
++++
∬ ´_ゝ`)←一人暮らし車で30分
( ´_ゝ`)「流石家実家と反対方向に住んでるよね」
∬´_ゝ`)「そうね、実家が近いと甘えがちになっちゃうから」
( ´_ゝ`)「たまに顔見せに来てあげてよ、みんな喜ぶよ」
∬´_ゝ`)「うん、落ち着いたら顔出すわ」
120
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:21:29 ID:6S./HhDk0
lw´‐ _‐ノv←一人暮らしバイクで20分
ミセ*゚ー゚)リ「シュールさんめちゃくちゃかっこいいですよね」
∬´_ゝ`)「シュールは普通、中型、大型免許持ってるのよ」
ζ(゚ー゚*ζ「すごい!」
lw´‐ _‐ノv「愛車はXV1900CUだよ☆」
++++
( ´_ゝ`)←流石家のマスオさん徒歩30分
( ^ν^)「徒歩30分て結構距離ありません?」
( ´_ゝ`)「嫁が…少し鍛えろって…」
( ^ν^)「徒歩30分の距離じゃ無駄な足掻きすぎません?」
( ´_ゝ`)「ヒョロさ具合なら斎藤と大差ないと思うよ俺…」
121
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:22:31 ID:6S./HhDk0
『昔話』
ミセ*゚ー゚)リ「ぐぉぉぉぉぉ」
ζ(゚、゚;ζ「ど、どうしたのミセリちゃんすごい声出てるよ」
ミセ*゚ー゚)リ「事務仕事…基本ずっと座ってばっかだから太っちゃったの…今自分の身体を雑巾のように絞ってるとこ…」
ζ(゚、゚*ζ「ミセリちゃんは元々スリムだから、太ったようには見えないけど…でも確かにずっと座ってるから私も最近お尻が大っきくなっちゃった気がする…」
lw´‐ _‐ノv(斎藤は喜ぶのでは)
∬´_ゝ`)「2人とも若いんだから全然大丈夫よ」
ミセ*゚ー゚)リ「姉者さんはスタイル良いからー…」
∬´_ゝ`)「あら、ありがとう。でも私、昔は太ってたのよ」
ζ(゚、゚;ζ「えっ、そうなんですか⁉︎」
ミセ;*゚ー゚)リ「ぜ、全然見えないです…」
lw´‐ _‐ノv「ぽちゃもちだったね。触り心地良かったけど」
∬´_ゝ`)「そうね、ちょうど今のデレちゃん達と同じ位の時だわ」
∬´_ゝ`)「懐かしいわー。その時は今みたいに事務課はこんなのびのびじゃなかったの」
lw´‐ _‐ノv「嫌〜〜なやつがいたんだよ」
∬´_ゝ`)「シュールは他部署だったんだけどね」
****
122
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:23:23 ID:6S./HhDk0
9年前 事務課
川;´_ゝ`)←若かりし頃姉者
从'ー'从「ねぇ、流石さん?やる気ある〜?こーんな簡単な事、出来ないの〜?」
川;´_ゝ`)「す、すみません…」
从'ー'从「あのね、貴女より派遣か契約雇った方が安く済むし、優秀な人はいーっぱいいるの。でも貴女を雇ってあげてるの。ねぇ、そこ忘れないでね〜」
川´_ゝ`)「…はい」
从'ー'从「せっかくの制服も、ぱつんぱつんじゃない?貴女、仕事しないくせにご飯はた〜くさん食べるからどんどん太っちょさんになってるわ〜」
川;´_ゝ`)「すみません…」
123
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:24:21 ID:6S./HhDk0
lw´‐ _‐ノv「…お疲れさま、姉者。また辛そうな顔してる」
川´_ゝ`)「あはは、またちょっとね…」
lw´‐ _‐ノv「あのバ課長か」
川;´_ゝ`)「こらこら、誰かに聞かれちゃうから」
lw´‐ _‐ノv「入ってすぐの新人に雑用はおろか、ろくに仕事も教えず、1年も放置して、何か聞けば怒り、自分から調べようとすれば邪魔をし、何をしてても理不尽な嫌味ばかり言ってくるような馬鹿をバカと言って、悪い事などないよ」
lw´‐ _‐ノv「私が悪いのなら、毎日毎時間、姉者に罵声浴びせてるあの馬鹿は大罪人だ」
川´_ゝ`)「……ありがとうシュール」
lw´‐ _‐ノv「…なぁ、姉者。身体、いや身体だけじゃないが、大丈夫かい」
川´_ゝ`)「え?」
lw´‐ _‐ノv「ストレスで過食になってる」
川´_ゝ`)「うーん、食べないと頭回らなくって余計仕事出来なくなっちゃうって思ってたら、気持ち悪くても、お腹いっぱいでも食べちゃうのよね」
lw´‐ _‐ノv「…お米の神様はこう言ってる。あんま、無理しないで」
川´_ゝ`)「…うん」
124
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:25:01 ID:6S./HhDk0
川;´_ゝ`)(昨日から体調悪いわ…気持ち悪いし頭も痛い…)
从'ー'从「流石さぁん、この仕事やっておいて〜ここからここまでね〜」
川;´_ゝ`)「は、はい……あの、これはどう手続きをすれば…」
从'ー'从「はぁ⁇」
川;´_ゝ`)「っ」
从'ー'从「ねぇ流石さん、社会人として自覚ある?聞かないとわからないの?ねぇ、何で⁇」
川;´_ゝ`)「す、すみません…」
从'ー'从「はぁ〜〜…」
从'ー'从「やる気ある〜?まさか体調悪いとか言わないよね〜?社会人だよ?体調悪くするなんて、仕事やる気も誠意も感じられない〜」
川;´_ゝ`)「だ、大丈夫…です…」
++++
125
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:26:11 ID:6S./HhDk0
++++
川;´_ゝ`)(いろんな人に聞いたり自分で一から調べたりしてやっと終わった…ちょっと残業しちゃったけど…)
从'ー'从「あ、流石さぁん、終わったの〜?」
川;´_ゝ`)「は、はい!」
从'ー'从「ふぅ〜ん。ねぇ流石さぁん。自分がよく働いたと思ってるかもだけど、勘違いしないでね〜」
川;´_ゝ`)「え?」
从'ー'从「これだけ残業して初めて、給与に見合った働きになるの。残業してなかった今まではお給料、貰いすぎなくらいだったんだよぉ?思い上がらないでね〜」
川;´_ゝ`)「………はい」
从'ー'从「あれ〜?ちょっと待って。何でこれはやってないの〜?」
川;´_ゝ`)「えっ、いやそこは…やる範囲じゃなかった…です」
从'ー'从「は?」
从'ー'从「はぁ…。もういいわ。そうね、貴女は悪くないわ。貴女なんかが出来ると思った、私が馬鹿だったの。」
川;´_ゝ`)「……」
从'ー'从「私、もう帰るから〜〜」
126
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:27:09 ID:6S./HhDk0
川;´_ゝ`)
川;_ゝ`)
川;_ゝ;)
川;_ゝ;)(良かった、この時間誰もいなくて)
「あれっ、まだ誰かいる?」
川;_ゝ;)「っ、」
从 ゚∀从「あ、お疲れさ……」
川;_ゝ;)(見られた)
川;_ゝ;)(怒られる。社会人なのに何泣いてるんだって…)
从; ゚∀从「ごめん‼︎」
川;_ゝ;)「⁈」ビクッ
从; ゚∀从「今ね、ブラックコーヒーしか持ってないんだ!しかも冷た〜い‼︎」
川;_ゝ;)「…?」
从; ゚∀从「こういう時ってさ、あったかくて甘い飲み物の方が落ち着くよね‼︎ごめんね‼︎でも飲んでこれ‼︎」
川;_ゝ;)「あ、ありがと…ございま、す」
从 ゚∀从「どういたしまして!」
127
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:28:14 ID:6S./HhDk0
川;_ゝ;)ロ
川;_ゝ`)ロ
川´_ゝ`)「…」
从 ゚∀从「落ち着いた?ブラックコーヒーもなかなかやるな」
川;´_ゝ`)「はい…すみません…」
从 ゚∀从「?何が?」
川;´_ゝ`)「社会人なのに…会社で泣いてしまって…」
从 ゚∀从「えっ」
从 ゚∀从「社会人は泣いちゃいけない、なんて事絶対にないよ」
从 ゚∀从「辛かったら泣く。悲しかったら泣く。それで良いんだよ、人間だもの」
从 ゚∀从「ずっと泣くの我慢してたんじゃない?辛かったよね。頑張ったね」
从 ゚∀从「今はほら、ブラックコーヒーがあるから。泣いて大丈夫だよ」
川´_ゝ`)
川;_ゝ`)「泣かせないでくださいよ〜〜…」
从 ゚∀从「あははは」
++++++++
128
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:29:12 ID:6S./HhDk0
数日後
lw´‐ _‐ノv「姉者!おはよう!人事発令見たかい」
川´_ゝ`)「おはようシュール。人事発令?まだ見てないわ」
lw´‐ _‐ノv「じゃあ驚くだろう。たんと驚け。嬉しい知らせともっと嬉しい知らせ、どちらから知りたい?」
川´_ゝ`)「えー、じゃあ嬉しい知らせ」
lw´‐ _‐ノv「ふっふっふ、そちらを選ぶとはお目が高い!」
lw´‐ _‐ノv「何とこの度、森シュール、事務課に異動になった」
川;´_ゝ`)「えっ!」
川;´_ゝ`)「う、嬉しいけど…でもシュールもあの人にいびられちゃう」
lw´‐ _‐ノv「何を言うかね、私を誰だと思ってる。シュールさんだぞ?あの馬鹿を撃退するために異動願いを出したんだ」
川;´_ゝ`)「シュール…」
lw´‐ _‐ノv「姉者が苦しんでるのに何もしてやれないのがずっと歯痒かったんだ……一足遅かったけど」
川;´_ゝ`)「え?」
lw´‐ _‐ノv「あのバ課長、退職になった」
lw´‐ _‐ノv「…一身上の都合って事らしいけど、…パワハラ行為がどうのこうのって噂聞いた」
川;´_ゝ`)「そう…なんだ…」
川;´_ゝ`)(急展開すぎて頭が追いつかない)
129
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:30:31 ID:6S./HhDk0
川;´_ゝ`)「あれ、じゃあ新しい上司は…」
lw´‐ _‐ノv「ああ、なんか、たかなんとかって人が」
从 ゚∀从「高岡ハインリッヒ係長だよ、よろしくね!」
川;´_ゝ`)「きゃあ!」
lw´‐ _‐ノv「おつでーす、よろしくお願いしまーす」
川;´_ゝ`)「えっ、あ、あの時の」
从 ゚∀从「はいはい、朝礼始まっちゃうからね!行こ行こ僕らのオフィスへ!」
lw´‐ _‐ノv「テンション高いな…ハッ…だから高岡…?」
130
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:31:29 ID:6S./HhDk0
川;´_ゝ`)「あ、あの…」
从 ゚∀从「ん?なんだい?」
川;´_ゝ`)「前の課長はなんで…」
从 ゚∀从「んー⁇……さぁ…」
从 ゚∀从「俺と髪型被ってたから、じゃない?」
川;´_ゝ`)
川;´_ゝ`)「ふふっ」
川*´_ゝ`)「何ですかそれ…あははっ」
从 ゚∀从「……ああうん、あのね、これはセクハラにしないで欲しいんだけど」
从 ゚∀从「泣き顔より、笑顔のがいいよ。可愛い」
川*´_ゝ`)
川*´_ゝ`)(そういえば久しぶりに笑った気がする…)
****
131
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:32:41 ID:6S./HhDk0
****
∬´_ゝ`)「そんなわけでストレス源がなくなった私は痩せていきましたとさ」
ζ(;、;*ζ
ミセ*;-;)リ
∬;´_ゝ`)「わぁ、びっくりした」
lw´‐ _‐ノv「懐かしいなぁ」
ミセ*゚ー゚)リ「そんな事があったんですね…」
∬´_ゝ`)「人間関係の嫌なことなんて、どこに行っても付いてくるものよ」
∬´_ゝ`)「今は荒牧部長がのんびりで、高岡課長はあんなだけど、たまにかっこよくて、兄者も斎藤も、シュールも、デレちゃんもミセリちゃんも良い子」
∬´_ゝ`)「それだけで充分だわ」
ζ(゚ー゚*ζ「後で課長にブラックコーヒーお供えしよう…」
∬;´_ゝ`)「お供えはやめたげて…」
132
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:33:53 ID:6S./HhDk0
『電話7』
トゥルルル トゥルルル
カチャッ
【ζ(゚ー゚*ζ「はい、事務課 出連です」
『……』ガチャッ
ζ(゚、゚*ζ「…まただぁ…」
ミセ*゚ー゚)リ「デレさん、また?」
ζ(゚、゚*ζ「うん…もう毎日だよ…非通知でかかってきて、出ると切れちゃうの…」
ミセ*゚ー゚)リ「何だろうね…」
∬´_ゝ`)「…っていう事がここ最近続いてます」
从 ゚∀从「うーん、間違いかイタズラか…何か機械の誤作動的なやつかわからないなぁ」
∬´_ゝ`)「でも気味が悪いですよ。こっちが名乗ってから切るし」
从 ゚∀从「あっわかった」
从 ゚∀从「相手がまず人間か機械的なやつか分かるために、相手を笑わせれば良いんじゃないかな!」
从 ゚∀从「次、非通知でかかってきたら何か笑っちゃう事を言うようにしよう!」
ミセ;*゚ー゚)リ「それ滑ったら最悪じゃないですか⁈」
∬´_ゝ`)「ミセリちゃん、それもズレてるから」
※後日兄者が盛大に滑った後、そういった悪戯電話はなくなりました。
133
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:34:47 ID:6S./HhDk0
『空腹3』
( ´_ゝ`)「…腹減ったな…」
( ^ν^)「…減りましたね…」
( ´_ゝ`)「斎藤はあれじゃん、出連さんの美味しい弁当を昼に食べたじゃん…」
( ^ν^)「兄者さんも嫁さんの愛妻弁当(笑)食べたんじゃないんすか」
( ´_ゝ`)「おい(笑)を付けるんじゃない…」
( ^ν^)「愛妻弁当に見えるように自分で作って自分で盛り付けをした弁当、略して愛妻弁当(笑)」
( ´_ゝ`)「やめろよぉ…今日は朝バタバタしてて持ってくるの忘れたんだよ…昼はコンビニおにぎりだったよ…」
( ^ν^)「…スパゲッティ食べたい」
( ´_ゝ`)「パスタじゃなくてスパゲッティなのが斎藤らしい」
( ^ν^)「ボロネーゼ食べたい」
( ´_ゝ`)「あー、ミートソース…」
( ^ν^)「?ボロネーゼとミートソースって、何が違うんすか?」
( ´_ゝ`)「えっ、わかんない。国じゃん?あとボロネーゼは肉がゴロゴロしてる気がする…ミートソースはソースのが多いイメージ…」
( ´_ゝ`)「………こんな話してるからますます腹減ってきただろ…」
( ^ν^)(夜飯スパゲッティ誘ったら来るかなあいつ…)
134
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:36:39 ID:6S./HhDk0
『暇人』
ミセ*゚ー゚)リ(デレちゃん達も流石さん達も皆様々な用事で出払ってしまった…)
ミセ*゚ー゚)リ(事務課は私1人…!)
ミセ*゚ー゚)リ(割と暇なんだよなぁ)
三三三三ミセ*゚ー゚)リガラガラガラ
※キャスター付きの椅子に座ったままあちこち移動してます
ガラガラミセ*゚ー゚)リ三三三三三三
ミセ*゚ー゚)リ「私、効果音と相性悪すぎだよね」
三三三三ミセ*゚ー゚)リガラガラガラガラ
(-@∀@)「失礼しま」
ミセ;*゚ー゚)リ「あっ」
(-@∀@)「えっ」
三三ミセ;*゚ー゚)リガガッ
※急ブレーキしました。
(-@∀@)「…」
ミセ*゚ー゚)リ「…」
ミセ*゚ー゚)リ「…み、見ましたか…?」
(-@∀@)「…うん…横着したい気持ちはわかるけど、危ないからやめた方がいいよ…」
ミセ//ー//)リ「す、すみません…」
ミセ//ー//)リ(は、恥ずかしい…)
(-@∀@)(出連さんも可愛いけどこの子も結構可愛いよなぁ…)
135
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:37:18 ID:6S./HhDk0
トゥルル トゥルル
【( ^ν^)「はい、事務課の斎藤です」
【(-@∀@)『斎藤ぉ、俺の一生のお願いを聞いてくれ。代わりにお前の願いも聞いてやるから』
【( ^ν^)「間に合っております」ガチャ
トゥルル トゥルル
【( ^ν^)「はい、事務課の斎藤です」
【(-@∀@)『頼むって!なんでも聞くから!な⁈』
【( ^ν^)「誠に恐縮では御座いますが、お断り致します」ガチャ
トゥルル トゥルル
【( ^ν^)「はい【(-@∀@)『神様仏様斎藤様〜〜!』
【( ^ν^)「しっっっつけぇんだよカス」
ミセ;*゚ー゚)リ「!?」
136
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:38:52 ID:6S./HhDk0
【(-@∀@)『お願いがあるんだって!』
【( ^ν^)「なんでも言うこと聞くっつったなテメェ。仕事しろ。気色の悪い声で電話をかけてくるな。そして出来れば安らかに眠れ朝日ケ丘よ永遠に」
【(-@∀@)『酷くない!?なんでお前同期の頼みを聞きもせず罵倒してくんの!?』
【( ^ν^)「お前とかあのヤニくそ野郎が俺に頼み事して来るときは大抵くっだらねぇ内容だからだよ」
【(-@∀@)『フォックスの斉藤野郎と一緒にするんじゃないよ!』
【( ^ν^)「じゃあどんな内容だよ」
【(-@∀@)『合コン開いて!事務課の女の子誘って!!』
【( ^ν^)「 おくたばりあそばせ」ガチャッ
トゥルルトゥルルトゥルルトゥルルトゥルル
ミセ;*゚ー゚)リ「あの、あれ放っておいて良いんですか…?」
( ^ν^)「良い。うるさかったら電話線抜いといて。そしたら何分後かにカスが眼鏡かけて歩いてるみたいなやつが来ると思うから、俺は消えたって言っといて」
ミセ;*゚ー゚)リ「は、はぁ…」
137
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:39:56 ID:6S./HhDk0
(-@∀@)「失礼しまーす!斎藤さんいますかー?」
ミセ;*゚ー゚)リ「あっ、い今ちょっと席を外してまして…」
(-@∀@)「逃げやがったなあのヤロ…どこ行ったかってわかる?」
ミセ;*゚ー゚)リ「えーっと…」
(-@∀@)「ごめんね、本当は斎藤のスマホに直接連絡すれば良いんだろうけど、僕あいつの連絡先教えてもらってなくて…」
ミセ;*゚ー゚)リ(何と無く理由わかる気がする…)
(-@∀@)「あれ、…そこの奥で黙々とPCに高速タイピングしてるのって…」
ミセ*゚ー゚)リ
(-@∀@)
ミセ*゚ー゚)リ「座敷わらしです」
(-@∀@)「斎藤ー!斎藤くーん!僕の!同期の!斎藤!ニュッ!!」
( ^ν^)「いませんっつってんだろ」
(-@∀@)「今目があってる人は何藤さん?」
( ^ν^)「座敷わらしです」
(-@∀@)「こんな目つき悪い座敷わらし嫌だわ!可愛い後輩ちゃんにまで嘘つかせてお前」
138
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:40:54 ID:6S./HhDk0
( ^ν^)「仕事しろよお前…月末だぞ」
(-@∀@)「仕事より大事な事があるんだよ!!」
( ^ν^)「会社は何をしているんだ…こいつをすぐにでも解雇すべきではないか」
(-@∀@)「出連さん連れてきてお前は2人でいちゃついてていいからさ〜それもムカつくけど〜だからお願い〜」
( ^ν^)「……事務課の女連れてこいっつったな」
(-@∀@)「お!やる気になってくれた!?奇跡!??そう、よろしく頼むよ!!!」
( ^ν^)「……わかった。代わりに二度と俺に頼み事すんなよ」
※後日シュールと姉者を連れてきたニュッに3人分の高級料理を奢らされました。
(*@∀@)「アレはアレで、俺界ではご褒美です!」
ミセ*゚ー゚)リ(眼鏡をかけた歩くカス…)
139
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:42:14 ID:6S./HhDk0
『パスワード』
∬´_ゝ`)「このPCを使うときはパスワードを入力しないと使えないわ」
∬´_ゝ`)「これ、パスワード書いた紙。渡しておくわね」
ζ(゚ー゚*ζ「はいっ」
ζ(゚、゚*ζ(えっと、パスワードはアルファベット5文字…)
ζ(゚、゚*ζ(ぴー)カチャ
ζ(゚、゚*ζ(えー…)カチャ
ζ(゚、゚*ζ(えぬ…)カチャ
ζ(゚、゚*ζ(でぃー)カチャ
ζ(゚、゚*ζ(えー)カチャ
ζ(゚ー゚*ζ「エンター!」ターン!
ζ(゚、゚*ζ「…ん?」
ζ(゚、゚;ζ「こんなパスワードで良いんですか…」
∬´_ゝ`)「荒牧部長がお好きなんですって…」
ζ(゚、゚;ζ「好きな動物なら忘れませんもんね…」
140
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:43:17 ID:6S./HhDk0
『虫2』
( ´_ゝ`)「…」
ζ(゚、゚*ζ「今日ずっと虫の居所が悪いようなお顔ですね、流石さん…」
ミセ*゚ー゚)リ「奥さんと喧嘩でもしたんでしょうか…」
lw´‐ _‐ノv「放っておけばそのうち治るよ」
∬´_ゝ`)「にしても空気悪いわね。斎藤、ちょっと聞いてきてよ」
( ^ν^)「何で俺が…」
∬´_ゝ`)「同性のが話しやすいこともあるじゃない」
( ^ν^)「………………。」
ミセ*゚ー゚)リ(めちゃくちゃ嫌そう)
141
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:44:17 ID:6S./HhDk0
( ^ν^)「…あの、どうかしたんすか」
( ´_ゝ`)「斎藤…」
( ´_ゝ`)「聞いてくれ…今日俺…」
( ^ν^)
( ´_ゝ`)「占いが最下位で…しかも家出た瞬間に茶色のカマキリがこっち見て威嚇してきたんだよ…茶色だぞ?20センチくらいのカマキリに睨まれて動けずにいたら遅刻しそうになるし、目を瞑るとあのカマキリが出てくるんだよ…どうする帰りにもあいつがいたら…そう思うともう居ても立っても居られない…」
( ^ν^)「はい、解散」
∬´_ゝ`)「仕事に戻りましょ」
( ´_ゝ`)「みんな俺の扱いひどいよね」
142
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:50:15 ID:6S./HhDk0
『呼び方2』
爪'ー`)y- 「おっ、お疲れ様デレちゃん。何だ、こんな空き部屋で2人で昼飯食べてんの?やらしー」
( ^ν^)「キサマ ソッコク ココヲ サレ」
爪'ー`)y- 「お前は何の主なんだよ」
ζ(゚ー゚*ζ「斉藤さんお疲れ様です!」
爪'ー`)y- 「今日も可愛いねデレちゃん。このままデートしたいくらい」
( ^ν^)「お前みたいなやつがミキサーされればいいのに」
爪'ー`)y- 「え?なん…何て?よくわからないけどなんか恐ろしい響き…」
爪'ー`)y- 「あーデレちゃんの弁当?手作り?良いな、美味そう」
( ^ν^)「食ったら潰す」
爪'ー`)y- 「デレちゃんの手作りであろうと、さすがにお前の食いかけは食わねーわ」
ζ(゚ー゚*ζ「ニュッさんも斉藤さんもやっぱり仲良いですね」
( ^ν^)「お前、今度眼科行った方がいいぞ」
143
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:51:26 ID:6S./HhDk0
爪'ー`)y- 「…デレちゃんさ、こいつの事は下の名前で呼んでるよね」
ζ(゚ー゚*ζ「はい!ニュッさんの苗字の人多いですし」
爪'ー`)y- 「俺もサイトウだけど?」
ζ(゚ー゚*ζ「?はい!」
爪'ー`)y- 「あっ、はい良いお返事で…畜生可愛いな」
( ^ν^)「…」
爪'ー`)y- 「お前も嬉しそうにしてんじゃねぇよ」
爪'ー`)y- 「ま、いいや。ねぇデレちゃんさ、良い事教えたげる」
ζ(゚ー゚*ζ「何ですか?」
( ^ν^)「おい、あんまそいつに近寄るな」
144
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:52:35 ID:6S./HhDk0
爪'ー`)ζ(゚、゚*ζゴニョゴニョ
( ^ν^)「…」
爪'ー`)y- 「…うわ、耳打ちしたくらいでそんな顔すんなよお前…じゃ、俺も昼飯食ってこよー。じゃあね、デレちゃん」
ζ(゚、゚*ζ「あ、はいお疲れ様です…」
( ^ν^)「……あいつ、何つってた」
ζ(゚、゚*ζ「ニュッさんはポニーテールが好きだって…」
( ^ν^)(あいつ絶対潰す)
ζ(゚、゚*ζゴソゴソ「……」
∩(゚、゚*ζζチョイチョイ
ζ(゚、゚*ζ”ζ∩
ポニーζ(゚ー゚*ζ”ζテール
ζ(゚ー゚*ζ”ζ「どうですかニュッさん!」
( ^ν^)
(^ν^ )「………イインジャナインデスカ」
145
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 19:55:18 ID:6S./HhDk0
『休出』
ミセ*゚ー゚)リ「ここのところ高岡課長、休日出勤が続いてますね…」
∬´_ゝ`)「休日出勤の代休も会議に出席する為に出勤しましたね」
从 ゚∀从「あ、それ会議の3時間しか出勤してないから、休んだことにしちゃって!」
ミセ;*゚ー゚)リ「えー!出社して会議に出たんだから、数時間分休日出勤手当請求してくださいよ!」
从 ゚∀从「いーっていーって!プライベートってことで!」
ミセ;*゚ー゚)リ「プライベートな時間に会議って、嫌じゃないですか?」
从 ゚∀从「俺仕事大好きだから!会議は趣味だから!」
从* ゚∀从「あっ今のちょっとかっこよくなかった??会議は趣味!あははは!」
∬´_ゝ`)「……下の社員がやりにくくなりますから、ちゃんと貰うものは貰ってください」
从 ゚∀从「はいすみません…」
∬´_ゝ`)「…あと、体調崩しかけてるんだからきちんと休みとって、身体大事にしてください。…心配するでしょ」
从 ゚∀从
从* ゚∀从「はぁい」
ミセ;*゚ー゚)リ(んん!?なんだこの空気…私ここにいていいのか!?)
146
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 20:06:04 ID:zWOSoOkg0
今日の投下はここまでで…
あと1〜2回位で終わります、もう少しだけお付き合いください
あと姉者の過去話でああいう書き方をしましたが、現実の社会であんな助けが入ったりなんだり救われるのはごく稀だと思います
自分から動いて辞めるなりなんなりした方がいいです、自分の心体大事に。
lw´‐ _‐ノv「姉者が泣くシーンで、姉者がどんどん太っていくように見えた人は明日手が玉ねぎ臭くなる呪いをかけておくね」
147
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 20:14:23 ID:Q20SGHeI0
Exactly.
148
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 20:19:49 ID:/WI35O8A0
乙
キリよくまとまるのもまた良し
149
:
名無しさん
:2017/09/28(木) 23:03:23 ID:5uvzztNc0
もうすぐ終わってしまうのか……
寂しいけど最後まで楽しく読ませてもらいます
150
:
名無しさん
:2017/09/29(金) 04:00:13 ID:kNTzWH0Q0
ホワイト過ぎて嫉妬しか生まれない
151
:
名無しさん
:2017/09/29(金) 10:25:45 ID:aiomnC1k0
終わっちゃうのか
寂しいがその分残りの投下が楽しみだよ
152
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 12:19:25 ID:46hRcxto0
乙乙。もっと続けてほしいような、どんな終わり方になるのか楽しみなような複雑な気持ち
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_2485.jpg
(擬人化)
ここフォックスのヤバさとアサピーの懐の深さ(?)が端的に表れててすごく好き
総務の伊藤ちゃんが食われてないか心配
153
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 12:39:57 ID:bNtEVsxo0
背景のビラで吹いた
154
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 21:56:35 ID:vE.FnZkA0
『ボーナス』
ミセ*゚ー゚)リ「わー!ボーナスボーナス冬のボーナス〜!」
∬´_ゝ`)「嬉しそうねぇ」
ミセ*゚ー゚)リ「夏はボーナスありませんでしたからね…何買おうかなぁ♪」
( ´_ゝ`)「良いなぁボーナス」
ζ(゚、゚*ζ「流石さんも出ますよね?ボーナス」
( ´_ゝ`)「俺は明細ごと嫁に回収されるから、自分がいくら貰ってるかすらもわからない…」
ζ(゚、゚;ζ「そ、そうなんですね…」
( ´_ゝ`)「でも去年の冬のボーナスの後、我が家のトイレがヒーターとウォッシュレットが付いたものにグレードアップしてたから、結構な金額貰えてるんだと思う…」
∬´_ゝ`)「兄者はよくわからないものをちょこちょこ買って散財しちゃうから、やむなくお小遣い制になったのよね」
155
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 21:57:20 ID:vE.FnZkA0
( ´_ゝ`)「金があると使っちゃうんだよな…」
∬´_ゝ`)「荒牧部長を見習いなさいよ」
从 ゚∀从「ん?そこで荒牧部長?」
∬´_ゝ`)「え?荒牧部長、倹約家って聞いたこと有りますよ」
从 ゚∀从「倹約家…うーん…まぁある意味そうなのかな〜。まぁもうお孫さんが生まれたここ10年は普通の人になったけど」
ミセ*゚ー゚)リ「どういうことです?」
从 ゚∀从「昔の荒牧部長はそれはそれはケチでいらっしゃった」
从 ゚∀从「ごめんめちゃくちゃ怒られるから今の無しで。昔の荒牧部長はそれはそれは節約思考でいらっしゃいました」
从 ゚∀从「昼ご飯は弁当、飲み物は水筒を持参。飲み会も奢りでなければ絶対出ない、同僚と食事に行くなんて以ての外、本当に一銭も使わない」
ミセ*゚ー゚)リ「すごい…」
( ´_ゝ`)「今の俺の生活もそんな感じだ…」
ミセ*゚ー゚)リ「すごい…」
156
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 21:58:13 ID:vE.FnZkA0
从 ゚∀从「まぁその溜まった金を、1年に一回、全部競馬に注ぎ込むんだけど」
ミセ*゚ー゚)リ「えっ」
∬´_ゝ`)「…全部ですか」
从 ゚∀从「そう。だから倹約家とかは違うかな〜」
∬´_ゝ`)「お孫さんが生まれてからはって事は、結婚した時とお子さん生まれた時もまだ…」
ミセ;*゚ー゚)リ「お、恐ろしい話を聞いた…お金は大事に使おう…」
( ´_ゝ`)「1年に一回大金をギャンブルに投資するの、めちゃくちゃ気持ち良さそう…」
∬´_ゝ`)「…兄者がやったら離婚問題よ」
(;´_ゝ`)「やらないっていうかやれないから!」
157
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 21:59:10 ID:vE.FnZkA0
『昔話2』
ζ(゚ー゚*ζ「ニュッさんの新人時代って、どんな感じだったんですか?」
∬´_ゝ`)「斎藤はねぇ…」
( ´_ゝ`)「生意気盛りのシャイBOY☆みたいな面して、仕事はちゃんとこなすし、見た目獰猛だけど慣れると可愛い、シベリアンハスキーかドーベルマンみたいな感じだったよ」
ζ(゚ー゚*ζ「わんちゃんみたいだったんですか?」
( ´_ゝ`)「そんな可愛い表現ではないかな」
∬´_ゝ`)「1番最初に荒牧部長と打ち解けたのよね」
lw´‐ _‐ノv「デレ子並みに天然だったしな」
ミセ*゚ー゚)リ「えっ、そうなんですか」
( ´_ゝ`)「懐かしい…」
****
158
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:00:19 ID:vE.FnZkA0
5年前
斎藤ニュッ入社2週間目
/ ,' 3 `ヽ「お疲れさん。午後出掛けるから、先、昼いただくな」
( ´_ゝ`)「荒牧課長、お疲れ様です」
( ´_ゝ`)(課長、今日はコンビニの昼飯か…)
/ ,' 3 `ヽゴソゴソ
( ´_ゝ`)(荒牧課長もうちの部署に異動してきて2週間…イマイチよくわからない人だよな…悪い人じゃないんだけど…)
( ´_ゝ`)(何より)
/ ,' 3 `ヽ「今日の昼飯はメロンパンと激辛チゲ鍋風担々麺とロースハム♪〜」
( ´_ゝ`)(食い合わせのチョイスが謎!!)
( ´_ゝ`)(何あの不健康満願全席!)
/ ,' 3 `ヽ「パッパッパ〜」
(;´_ゝ`)(そんで全部に塩かけるし!マイ塩常備て!)
( ´_ゝ`)(こないだもなぁ、プリンと炒飯とホットドッグ食べてたもん…プリンはデザートと思いきや、おかずのように炒飯と交互に食べてたし…)
(;´_ゝ`)(突っ込んでいいのかわからん…)
159
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:01:14 ID:vE.FnZkA0
……( ^ν^)
( ´_ゝ`)(あ、斎藤…)
/ ,' 3 `ヽ ( ^ν^)
/ ,' 3 `ヽ (^ν^ )
/ ,' 3 `ヽ ( ^ν^)
/ ,' 3 `ヽ (^ν^ )!?
(;´_ゝ`)(二度見した!!)
(;´_ゝ`)(いや、しちゃうよね!遠目でもだいぶ異様な光景なのに近くで見ちゃったら目を疑うよね!仕方ない!)
( ^ν^)「あの…」
(;´_ゝ`)(えっ!?突っ込んじゃう?!新入社員が入って2週間で上司の食生活に突っ込んじゃう!?心臓何で出来てんの?オリハルコン?)
( ^ν^)「そのメロンパン、新発売の奴ですよね?美味しいですか?」
(;´_ゝ`)(そこかーー!!!二度見したのそこかお前!可愛いな!)
/ ,' 3 `ヽ「おお、そうじゃの…ちょっとしょっぱいかのう」
(;´_ゝ`)(そりゃあんたが塩振りかけてたからだよ!)
160
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:02:25 ID:vE.FnZkA0
( ^ν^)「塩かけてるからじゃないですか?」
( ^ν^)「ていうか塩分過剰摂取じゃないですか?」
( ^ν^)「ロースハムはもともと塩分凄いですよ?大丈夫ですか?」
(;´_ゝ`)(うわァァアアァ!!)
(;´_ゝ`)(変化球の後にストレート豪速球投げやがった!完全にフェイントかけられた!)
/ ,' 3 `ヽ「おお…そうかの…?でもなぁ、ワシはこれくらいが好きじゃし、好きなように食べたいし…」
( ^ν^)「駄目ですよ。うちのじーちゃん、塩分取りすぎてしんじゃったんで……課長もそうなったら悲しいじゃないっすか。控えた食事にしましょうよ」
/ ,' 3 `ヽ「…おお…そうか…そういう風に言ってくれるやつがいるとはの…嬉しいわい…わかった、塩分控えめの食事にする」
( ´_ゝ`)
( ´_ゝ`)「すげぇな斎藤!?」
++++++++
ζ(゚ー゚*ζ「若い頃のニュッさん可愛いですね」
( ´_ゝ`)「あの頃はまだフレッシュだったから可愛げもあった」
lw´‐ _‐ノv「今もある意味可愛げあるけどね」
∬´_ゝ`)「なんだかんだ、荒牧部長と1番仲良いのは斎藤かもね」
161
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:03:23 ID:vE.FnZkA0
『名前』
( ^ν^)「山川」
ミセ*゚ー゚)リ「はい!」
( ^ν^)「ここ、ミスしてる。これはこうして…」
ミセ;*゚ー゚)リ「あっ本当だ!すみません!」
ζ(゚、゚*ζ「……」
( ^ν^)「流石(姉)さん、ちょっといいっすか」
∬´_ゝ`)「はいはい、なぁに」
ζ(゚、゚*ζ「……」
( ^ν^)「森係長、米散らかさないでください」
lw´‐ _‐ノv「すまんな。お詫びに食べていいよ」
( ^ν^)「遠慮します」
ζ(゚、゚*ζ「……」
( ^ν^)「兄者さん」
( ´_ゝ`)「ん?」
( ^ν^)「俺何かしましたかね…?ずっと視線感じるんすけど…」
(;´_ゝ`)「…そういうのは本人に確認しなさい…」
162
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:05:07 ID:vE.FnZkA0
( ^ν^)「……なんだよ」
ζ(゚、゚*ζ「…ニュッさん」
ζ(゚、゚*ζ「私だけ名前を呼んでくれません」
( ´_ゝ`) ∬´_ゝ`)ミセ*゚ー゚)リ(まだ呼んでなかったんだ…)
lw´‐ _‐ノv(米うめぇなぁ)
( ^ν^)「別に呼ばなくても、『お前』とか『おい』で反応してたじゃねぇか」
( ´_ゝ`)(夫婦かよ…)
lw´‐ _‐ノv(夜ご飯何にしようかな)
ζ(゚、゚*ζ「確かに最近は何と無くニュッさんの求めてるものがわかるので、呼ばれる前に反応してましたけど…」
∬´_ゝ`)(熟年夫婦かしら…)
lw´‐ _‐ノv(ササニシキ?)
ζ(゚、゚*ζ「でも呼んでもらえたら、ものすごく喜びます!」
ミセ;*゚ー゚)リ(ペットじゃないんだから…!)
lw´‐ _‐ノv(コシヒカリ?)
ζ(゚、゚*ζ「名前呼んでください!」
( ^ν^)「……………………」
( ^ν^)「……………………」
( ^ν^)「……………………」
( ^ν^)「……………………」
(;´_ゝ`)(長いな葛藤!)
163
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:06:11 ID:vE.FnZkA0
( ^ν^)「……」
(^ν^ )「……デレ」
ζ(゚、゚*ζ
( ^ν^)「…満足か」
ζ(゚、゚*ζ
ζ(゚、゚*;ζボッ
( ^ν^)「あ?」
ζ(//、//;ζ「あ、いや、その…み、名字を、呼ばれるものだと思って…な、名前呼んでもらえると思ってなかったから…」
( ^ν^)
ζ(//ー//;ζ「な、なんだか照れちゃいますね…あははっ」
( ^ν^)
lw´‐ _‐ノv「よぉしっ今日の夜ご飯はひとめぼれのお赤飯に決定だ!!!!」
( ^ν^)「早退します」
( ´_ゝ`)「駄目です」
∬´_ゝ`)「この空気とデレちゃんを責任持ってどうにかなさいね」
( ^ν^)「早退させてください」
164
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:07:10 ID:vE.FnZkA0
『言い間違い3』
ζ(゚、゚;ζ(今日は朝ごはん食べ損ねちゃったからお腹空いたなぁ…)
ζ(゚、゚;ζ(お昼休憩まであと30分…がんばろ!)
爪'ー`)y- 「しつれーしまーす、おつかれさまでーす」
( ^ν^)「何しにきた帰れ」
ζ(゚ー゚*ζ「あ、いただきます!」
爪'ー`)y-
ζ(゚ー゚*ζ
( ^ν^)
爪'ー`)y- 「デレちゃんになら食べられても、いいよ(性的な意味で)」
lw´‐ _‐ノv「おっ斎藤氏、何か手頃な鈍器を探し始めましたね!しかし事務課に手頃な鈍器はない!そこでシューちゃんのお助け!貴方が探してるのはこのヤニくそ畜生をアレするのにちょうど良いスパナですか?」
( ^ν^)「くださいスパナ、ください奴をやる許可」
lw´‐ _‐ノv「許可する」
爪'ー`)y- 「この件に関しては俺何も悪くなくない」
ζ(//、//;ζ「ごめんなさいごめんなさい…!お腹空いてて、口が滑っちゃって…!お疲れ様ですって言いたかったんです!ごめんなさい!」
165
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:08:00 ID:vE.FnZkA0
『不調』
∬´_ゝ`)「会議の資料、作成できました」
/ ,' 3 `ヽ「おお、ありがとう」
∬´_ゝ`)「兄者、その案件私やっちゃった」
( ´_ゝ`)「えっ、あ本当だありがとう」
ミセ*゚ー゚)リ「姉者さん、今日はいつも以上にキビキビしてますね」
∬´_ゝ`)「今日はシュールが出張でいないから、私がしっかりしないとね」
ミセ*゚ー゚)リ「ほへ〜…カッコいいです」
从 ゚∀从「……」
从 ゚∀从「あね……流石(姉)さん」
∬´_ゝ`)「はい?」
从 ゚∀从「帰りなさい」
∬´_ゝ`)「え?」
ζ(゚、゚;ζ「ど、どうしたんですか課長、怖いお顔…」
从 ゚∀从「……」
∬´_ゝ`)「私、何かしましたか?」
166
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:08:52 ID:vE.FnZkA0
从 ゚∀从ピト
∬´_ゝ`)「…ちょ、」
从 ゚∀从「ほらァ〜〜熱あるじゃん…」
∬´_ゝ`)「え?」
从 ゚∀从「今日ずっと顔色悪いしフラついてたから心配だったんだけど…ちゃんと自分の身体、わかってあげようね」
∬´_ゝ`)「でも私、仕事…」
从 ゚∀从「い い か ら!」
从 ゚∀从「君の仕事は俺が後やっておくから。ほら帰り支度して、送るよ」
从 ゚∀从「じゃ、ちょっと彼女家まで送ってくるからみんなで回しといて」
ζ(゚、゚;ζ「はい…」
(;´_ゝ`)「凄いな高岡課長、流石家は滅多に体調崩さないし、崩しても分かりにくいことで有名なのに…」
ミセ;*゚ー゚)リ「兄者さんも気付いてなかったですもんね…」
167
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:09:57 ID:vE.FnZkA0
『誕生日』
( ^ν^)「トイレ行くたびに、鏡に向かって変顔してるんすよあの人」
∬´_ゝ`)「本当、おかしな奴よね」
lw´‐ _‐ノv「まぁ変なやつだが、憎めないやつだったよ…」
∬´_ゝ`)「そういえば妹と結婚してすぐの時、妹がおつかいを頼んだらしいの、メールで『胡椒買ってきて』って。胡椒だけだとどれ買えばいいかわからないかなって追記で『粗挽き』って送って、」
∬´_ゝ`)「最初のメールを見てなかったのか、粗挽きポークウインナーを2本、ドヤ顔で買ってきたって」
ミセ*゚ー゚)リ「塩胡椒混ざったやつを買ってきてしまう話は聞きますがそれは…」
( ^ν^)「ドヤ顔の意味もわかんねぇし、やばいっすね」
lw´‐ _‐ノv「入社したてのころなんて…」
( _ゝ )「もうやめてください!!!!」
∬´_ゝ`)「なぁに、兄者が誕生日だから自分を主役みたいに扱えって言ったんじゃない」
(;´_ゝ`)「だってこんなの葬儀とかで仏さんの生前の思い出話してるみたいじゃん!過去の俺じゃなくて今の俺を見て!俺を祝って!」
※この後荒牧部長が買ってきてくれたケーキを食べて仕事に戻りました。
168
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:10:42 ID:vE.FnZkA0
『お別れ』
( ´_ゝ`)「えー、今日皆さんに集まっていただいたのは、極秘ミッションを成し遂げてもらうからです」
ミセ*゚ー゚)リ「極秘ミッション?」
ζ(゚、゚;ζ「事務課みんなで会議室入っちゃって大丈夫ですか?私、電話番してますよ」
∬´_ゝ`)「良いの良いの。ここなら電話鳴ったら聞こえるから、私が出るわ。むしろデレちゃんとミセリちゃんに聞いてほしい話だから」
lw´‐ _‐ノv「はいせんせー、斎藤くんがいませーん!せんせーのことが嫌いなのではないでしょうかー!」
( ´_ゝ`)「斎藤は外出中なので欠席でーす。せんせーの事もだいすきっていってましたー」
lw´‐ _‐ノv「それはそれで気持ち悪いね」
( ´_ゝ`)「気持ち悪いですね…」
∬´_ゝ`)「ほら、話進まないからふざけないの」
( ´_ゝ`)「すみませんでした…えっとね、この3月で荒牧部長が60歳になるんだ」
ミセ*゚ー゚)リ「あっ、お祝いパーティーを開くって事ですか⁇」
( ´_ゝ`)「うーん、まぁそれを兼ねても良いんだけど…60歳だから、定年なんだよね」
ζ(゚、゚;ζ「えっ」
169
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:11:53 ID:vE.FnZkA0
トゥルル トゥルル
∬´_ゝ`)「あら、電話鳴ってるわね。ちょっと行ってくるから話進めちゃってね」
トゥルル トゥルル
lw´‐ _‐ノv「2個鳴ってるな。どれ、シュールさんも行ってこよう。兄者、あと任せた」
( ´_ゝ`)「はーい。…まぁ、だからね部長お疲れ様でしたパーティだね」
ミセ;*゚ー゚)リ「そうなんですか…」
( ´_ゝ`)「斎藤はお店を探してくれてて、姉者と森係長は花束を用意してくれてるから、2人には色紙を作ってもらいたい」
ζ(゚、゚*ζ「…はい」
∬´_ゝ`)「兄者、あの企業から電話入ってるわ」
( ´_ゝ`)「おっ、やっと連絡来たか!じゃあ、そんな感じでパーティまでによろしくね!」
ミセ*゚ー゚)リ「はい」
ζ(゚、゚*ζ「はい…」
ミセ*゚ー゚)リ「寂しくなるね…」
ζ(゚、゚*ζ「うん…」
170
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:12:43 ID:vE.FnZkA0
パーティ当日
ζ(゚、゚*ζ(今日で荒牧部長ともお別れかぁ…)
( ^ν^)「…何だ、今日はやけに静かだな」
ζ(゚、゚*ζ「ニュッさんも、いえ、ニュッさんが1番寂しいですよね…」
( ^ν^)「あ?」
ζ(゚、゚*ζ「いえ、言わなくてもわかります…私も同じ気持ちですから…」
( ^ν^)(何を試されてるんだこれは)
( ´_ゝ`)「出連さん、山川さん、色紙みんなに書いてもらった?」
ζ(゚、゚*ζ「あ、はい…」
( ´_ゝ`)「じゃあ花束渡したあと、2人から部長に渡してくれるかな」
ζ(゚、゚*ζ「わかりました…」
∬´_ゝ`)「斎藤、良いお店見つけたわね」
( ^ν^)「減塩志向の店探すの大変だったんすけどね…」
lw´‐ _‐ノv「ここ、いい米置いてる。でかした」
( ^ν^)「あざーす」
从 ゚∀从「おっ、主役が来たぞ!」
/ ,' 3 `ヽ「おうおう、みんなお疲れさん」
( ´_ゝ`)「荒牧部長、お疲れ様でした」
∬´_ゝ`)「お疲れ様です」
171
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:14:40 ID:vE.FnZkA0
从 ゚∀从「じゃあ部長から一言お願いします!」
/ ,' 3 `ヽ「んう?ん、そうじゃな…」
/ ,' 3 `ヽ「…ずっと一つの会社で働き続けるものもいれば、そうじゃないものもいる」
/ ,' 3 `ヽ「わしはたまたま、この会社で30何年働いてきたが、環境が良かったからじゃ」
/ ,' 3 `ヽ「環境が良くなければ別の良いところに行った方がいいと、ワシは思う」
/ ,' 3 `ヽ「働くことについて、そんなに難しく考えずに、自分にあった場所を探しなさい」
/ ,' 3 `ヽ「良いかの。嫌な上司がいればそれを反面教師にし、良い上司がいればそれを真似なさい。働きながら色んな事を学び、色んな技術を身につけておけば、どこにでもいける」
/ ,' 3 `ヽ「第一に自分を大事にな」
172
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:16:28 ID:vE.FnZkA0
ミセ*;-;)リ「うぅ…うぇぇん」
ζ(;、;ζ「ひっく…ひっ…」
(;^ν^)「おい」
(;´_ゝ`)「ええっ!?ど、どうしたの2人とも…?!」
从; ゚∀从「兄者の顔が不快だった?」
( ´_ゝ`)「嘘でしょもう1年経ちそうなのに今更?」
∬;´_ゝ`)「しんみりした空気にやられちゃったかしら?」
lw´‐ _‐ノv「お腹すいた?部長の話長かった?」
ミセ*;-;)リ「うぅ…荒牧部長とこれでお別れなんて寂しすぎますぅ…!」
ζ(;、;ζ「た、たまに遊びにきてくださいね…!」
/ ,' 3 `ヽ「え?毎日くるよ?」
ミセ*;-;)リ「え?」ζ(;、;ζ
/ ,' 3 `ヽ「ワシ、まだ辞めんよ?」
ミセ*゚ー゚)リ「ほわい?」
ζ(゚、゚;ζ「れ、れありぃ??」
/ ,' 3 `ヽ「れありーれありー。」
∬´_ゝ`)「……兄者、あんた変な伝え方した?」
( ´_ゝ`)「えっあれっ、言わなかったっけ?60歳で定年退職だけど、再雇用でそのまま継続して会社にはいるって…」
ミセ;*゚ー゚)リ「言われてないです!」ζ(゚、゚;ζ
/ ,' 3 `ヽ「部長ではなくなるけどな、まだおるよ〜孫のためにガンガン働くつもりじゃ」
ミセ*゚ー゚)リ「そ、そうなんですね…」
ζ(゚、゚;ζ「良かった…」
173
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:18:13 ID:vE.FnZkA0
( ^ν^)「…おら」
ζ(゚、゚;ζ「むぐ…あ、ハンカチ…ありがとうございます洗って返します…」
从 ゚∀从「こんなに可愛い部下を持って幸せですね、部長は!あ、明日から部長じゃなくなるんでしたっけ!!」
/ ,' 3 `ヽ「ワシが部長の座を降りても第二第三の部長が貴様を苦しめるからな、貴様に部長の座を譲り渡すとかはせんからな…」
从 ゚∀从「まじっすか…」
lw´‐ _‐ノv「じゃっ、とりあえずカンパイしましょカンパイ」
( ´_ゝ`)「みんなグラス持った?」
( ´_ゝ`)「いくよー、はい、カンパーイ!」
ミセ*゚ー゚)リ「お別れ会じゃなくて良かった…」
lw´‐ _‐ノv「まぁ全部兄者が悪いよ。ここの支払い、兄者持ちね」
( ´_ゝ`)「申し訳ないとは思ってるけど、嫁から会費ピッタリしか小遣い貰ってないから最悪ここで働くしかない」
从 ゚∀从「あれ、なんか忘れてる気がする」
( ^ν^)「……あ」
ζ(゚ー゚*ζ
ζ(^-^*ζ
ζ(^ヮ^*ζニッコリ
\ワーマッテデレチャン シマッテ! サイトウ アキラメナイデトメテ…デレチャン シタハヤバイ! /
/ ,' 3 `ヽ「……」
/ ,' 3 `ヽ「本当に可愛い部下たちに恵まれたのう」
174
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:20:10 ID:vE.FnZkA0
『父』
※ミセリ、高岡、荒牧は逆方向の電車で帰りました。
( ^ν^)「おい、あんまフラフラすんな。帰るぞ」
ζ(-、-*ζ「んむ……おさけ…」
∬´_ゝ`)「デレちゃんの酒乱癖、治らないわねぇ」
( ^ν^)「治るとかいう次元じゃない気がしますが」
( ´_ゝ`)「とりあえず脱ぐ癖だけでも直さないと…斎藤が『自分以外に見せるな』って言えば良いんじゃない」
lw´‐ _‐ノv「そこは『自分だけに見せて』じゃない」
( ^ν^)「酒飲んでるからってセクハラが許されると思わないでください」
( ФωФ)「ん…?ニュッ?」
( ^ν^)
( ^ν^)「親父?」
( ФωФ)「おお、ホンモノ」
( ^ν^)「え、何して、なんでいんの」
( ФωФ)「いやな、出張でこっちに来てたんだ。もう帰るとこだから、お前も仕事だろうし連絡しなかったんだが、こんな偶然で会えるとは」
( ´_ゝ`)「斎藤のお父さん?」
( ФωФ)「おや、ニュッの会社の人か。ご挨拶が遅れて申し訳ない。息子がいつもお世話になっております、斎藤ロマネスクと申します。」
175
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:21:32 ID:vE.FnZkA0
ζ(-、-*ζ「ニュッさん…むにゃ…」
( ФωФ)「…ニュッ、そちらのお嬢さんだいぶ酔っているように見えるのだが」
( ФωФ)「まさかお前、奥手過ぎて酒を飲ませてどうこうしようと…確かにお前の好みのタイプドンピシャみたいたけども…」
( ^ν^)「違う。違うしやめろそんな目で見るなアンタの息子だぞ」
( ФωФ)「違うなら良い。今日は潰れてしまってるようだから、後日また遊びに来た時に紹介してほしいである」
( ^ν^)「……そん時はちゃんと連絡しろよ」
( ФωФ)「うむ。それじゃあ、吾輩はあっちだから」
(((( ФωФ)
( ФωФ)「酔ってる時はあまり感度が微妙らしいから手を出す時は素面の方がいいであるよ!」
( ^ν^)「遅れて来た反抗期炸裂するぞ」
∬´_ゝ`)「斎藤のお父様もだいぶ面白い人ね」
176
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:23:30 ID:vE.FnZkA0
lw´‐ _‐ノv「斎藤…ロマネスク…さん…」
( ´_ゝ`)「?森係長、どうし…」
lw´‐ _‐ノv「斎藤、いやニュッ…いや、ニュッくん。君は父子家庭と言っていたがお父上はまだ再婚はしていないのかい?好みのタイプは?朝はパン?パンパパン?ご飯派だとありがたいんだが相手に合わせることもできる」
( ^ν^)「……森係長、何…いや聞きたくない」
lw´‐ _‐ノv「お父上、私のタイプドンピシャだ」
( ^ν^)「お疲れ様でした、帰ります」
lw´‐ _‐ノv「待て、せめてお母さんって呼んでみて」
∬´_ゝ`)「シュール、ああいうキリッとしたお顔の男性好きよね…」
( ^ν^)「本当に勘弁してください…」
177
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:25:27 ID:vE.FnZkA0
『春」
ミセ*゚ー゚)リ「なんだかんだで、1年あっという間だったぁ…」
ζ(゚ー゚*ζ「早いねぇ、入社してから1年…」
lw´‐ _‐ノv「歳を取るともっと早くなるよ、あっという間に2人もアラサーさ」
( ´_ゝ`)「森係長、おいくつでしたっけ」
lw´‐ _‐ノv「貴様にだけは教えん、絶対にな」
( ^ν^)「新人、って肩書きがなくなるな」
ζ(゚、゚*ζ「あっ、そっか…そしたら何になるんだろう、新人類…?」
( ^ν^)「強そう」
∬´_ゝ`)「そうね。2人ももう新人じゃなくなるし、安心して任せられるわ」
178
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:26:19 ID:vE.FnZkA0
ζ(゚ー゚*ζ「何をですか?」
∬´_ゝ`)「お仕事」
ミセ*゚ー゚)リ「?新しい仕事って事ですか?」
∬´_ゝ`)「というか、この部署、かしら」
ζ(゚ー゚*ζ「?」
∬´_ゝ`)「私、結婚します」
ζ(゚ー゚*ζ
ミセ*゚ー゚)リ
( ´_ゝ`)
( ^ν^)「オメデトゴザイマス」
∬´_ゝ`)「ありがと」
179
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:27:17 ID:vE.FnZkA0
∬´_ゝ`)「それで、会社も辞めます」
( ´_ゝ`)ミセ*゚ー゚)リ
ζ(゚、゚;ζ「おふたり…はっ、あまりの衝撃に気絶してる…!?」
lw´‐ _‐ノv「やっとか、おめでとー」
∬´_ゝ`)「ありがとう。デレちゃん達もいるし事務課も大丈夫かなって」
ζ(゚、゚;ζ「お、おめでとうございます姉者さんっ!で、でも辞めちゃうんですか…?」
∬´_ゝ`)「本当はちょっと、残ろうか悩んでたんだけど。先日荒牧部長…いえ、荒牧さんの自分にあった環境で働きなさいって言葉を聞いてね」
∬´_ゝ`)「事務課が悪いとか、今の環境が嫌とかじゃなくて、むしろ逆。みんないい子達だしとっても働きやすい。だからこそね、ここでずっと働くのは、私的には違うなって思ったの」
ζ(゚、゚*ζ「…そう、なんですね…」
180
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:28:12 ID:vE.FnZkA0
ζ(゚、゚*ζ「…寂しいけれど姉者さんが、そう決めたなら、私…応援します」
∬´_ゝ`)「…そんな泣きそうな顔で言わないでデレちゃん。私もつられて泣いちゃいそうだし、デレちゃんが泣いたら私が斎藤に怒られちゃうわ」
( ^ν^)「別に怒りゃしないっすけど」
( ^ν^)「……俺も一緒に泣きますし」
∬´_ゝ`)「……もー!デレるの下手すぎでしょ!大体なんでこのタイミングで…」
∬;_ゝ`)「もう…」
lw´‐ _‐ノv「おおよしよし、斎藤に泣かされるとは」
ミセ*゚ー゚)リ「姉者さん…幸せになってくださいね」
∬´_ゝ`)「ええ、ありがとうミセリちゃん」
( ´_ゝ`)
ζ(゚、゚;ζ「兄者さんずっと気絶してますけど、ご存知なかったんですか?」
∬´_ゝ`)「シュールには言ってたんだけど、兄者はまぁ、いいかなって…」
181
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:29:04 ID:vE.FnZkA0
ミセ*゚ー゚)リ「そういえば、新しいお名前は何てお名前になるんですか?」
∬´_ゝ`)「高岡。高岡姉者になるわ」
ζ(゚、゚*ζ「たかおか…」
ζ(゚ー゚*ζ「課長と同じお名前になるんですね!すごい偶然!」
∬´_ゝ`)「ううん。デレちゃん、そこでどのタイミングで入ろうかずっと悩んでる高岡課長が、私の旦那さんになるのよ」
从 ゚∀从「えっこのタイミングでくる!?」
从 ゚∀从「えっと」
从* ゚∀从「歳下の可愛い嫁さんをもらう高岡です☆」
(;´_ゝ`)「なんでーーーー!??聞いてない、聞いてないよ誰からも何も!えっ、高岡課長??いつから??転職!?何それー!!姉者は義理の弟が可愛くないの!?」
从 ゚∀从「あっ、兄者が義理の弟になるのかぁ…」
( ^ν^)「辛いっすね」
( ´_ゝ`)「今俺が最も辛い男だよ…」
∬´_ゝ`)「付き合い始めたのはまぁ、3?4年前とかかしら…」
从 ゚∀从「俺はその前からちょっと意識してたけどね!」
ζ(゚ー゚*ζ「なんか素敵ですね」
∬´_ゝ`)「デレちゃんも、きっとすぐよ」
182
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:29:48 ID:vE.FnZkA0
++++
ζ(゚ー゚*ζ「びっくりしましたね、姉者さんたち…」
( ^ν^)「初耳だったからな」
ζ(゚ー゚*ζ「でも、」
ζ(゚、゚*ζ「辞めちゃう、のはやっぱり」
ζ(;、:*ζ「さび、淋しいですね…」
( ^ν^)「…お前流石姉さんの前では泣くの我慢してたろ」
ζ(;、;*ζ「おめでたいこと、だから我慢した方がいい、かなって…うぅぅ…」
( ^ν^)「…今は俺しかいねぇから好きなだけ泣けば」
ζ(;、;*ζ「すみません、お昼休みぐすっ、終わるまでには…」
( ^ν^)「いいから」
183
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 22:31:00 ID:vE.FnZkA0
( ^ν^)「…女は結婚とか子供できたりとかで辞めちまうこと多いからな」
ζ(;、;*ζ「にゅ、ニュッさんは」
( ^ν^)「鼻かめ」
( ^ν^)∩(、;*ζ「うぶぶ」
ζ(゚、゚*ζ「……おちつきまし、た」
( ^ν^)「そうかよ」
ζ(゚、゚*ζ「……ニュッさんは結婚したり子供できたりしたら、辞めてほしいですか?」
ζ(゚、゚*ζ「私は結婚しても子供ができても働きたいんですが……」
( ^ν^)
( ^ν^)
ζ(゚、゚*ζ「?」
( ^ν^)「……………個人の自由だから好きにしたらいーんじゃねぇの」
( ^ν^)「……あとお前のそのど天然なとこ、たまに心臓抉られるから気をつけろ」
ζ(゚、゚*ζ「え?す、すみません…?」
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