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終わる世界を旅するようです

9 ◆1d/TyX49hk:2017/09/01(金) 01:17:29 ID:O1AdCc3.0
( ´_ゝ`)「労いはいいからさ、でぃさんも何か手伝ってくれよ」

(#゚;;-゚)「面倒臭いから嫌よ。それに、食料を調達するの、いつだって兄者の役目じゃない」

( ´_ゝ`)「食料を調達するのも飯作るのもキャンプ張るのも全部俺の仕事ですけどね」

でぃと呼ばれた少女の言葉に、青年―――兄者が大きくため息をつく。
この街に入ってから、すでに丸一日が経った。
今までの旅路でも、旅人をよく思わない人間と出会ったことはある。しかし、今回に至っては宿どころか露店で物すら売ってもらえそうにない雰囲気だ。さ
すがにちょっとばかし、まずい。
この街から出るにしろ、次の街がまだ存在するかどうかも分からない。補給をしないで出るのは、危険な賭けだ。
野垂れ死ぬのだけは、できれば御免蒙りたい。
兄者は再び空を見上げて唸った。

( ´_ゝ`)「せめて食料さえ手に入ればなぁ…。これだけ人の多い街、滅多にあるものじゃないし。クーパーちゃんの燃料も、出来たら手に入れときたいし」

(#゚;;-゚)「私、あのクーパーボロっちいから別のがいいわ。どうせ外には、色んな車が棄てられてるんだから。いいじゃないの」

( ´_ゝ`)「やでーす。俺はあのクーパーがお気に入りなの」

(#゚;;-゚)「あっそう。…それにしても、本当に人の多い街ね」

( ´_ゝ`)「まぁ、そうだな」


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