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終わる世界を旅するようです

15 ◆1d/TyX49hk:2017/09/01(金) 02:49:20 ID:O1AdCc3.0
兄者が目に見えて落胆する。
補給が期待できないとなれば一か八か、次の街まで車を飛ばすしかない。
けれど、もし次の街が失くなっていたら、その次はもっと遠く……恐らく300メロゼスタはあるだろうその道のりを、果たして予備の食料無しで走りきることは出来るだろうか。
燃料は最悪、打ち捨てられた車から汲めばいい。
が、食事や水に関して、自分はともかく華奢なでぃが耐えられるかどうか。
兄者は眉間に皺を寄せて唸った。
_,
( ´_ゝ`)「…うーん」

(#゚;;-゚)「……」

(-_-)「…あの!

(-_-)「あの、良かったらうちに泊まりますか?食事、くらいならお出し出来ますし。買い物とか、館長…いえ、知人のお爺さん、もしかしたら街の人に口利きしてくれるかもですし」

(;´_ゝ`)「あ、いや、…いいのか?」

⌒*リ´・-・リ「リリは、いい、と思う」

(-_-)「リリもこう言ってますし。他にも人が沢山いますが、部屋は余ってますので」

にこりと、ヒッキーがリリの頭を撫でながら笑った。
それに、とヒッキーが笑顔で続ける。

(-_-)「車、大丈夫じゃないかもですし」

そ(;´_ゝ`)「へ?…んぁ!?クーパーちゃん!?」

⌒*リ´・-・リ「…けむり、でてる」

(#゚;;-゚)「お世話になります」

茂みに突っ込んで煙を吐き出す車を前に、兄者は再び崩れ落ちた。


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