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( ^ω^)は『多重ブーン系債務』を抱え苦しむようです
99
:
名無しさん
:2017/06/07(水) 20:57:17 ID:XKyoBx6A0
〜〜〜
数カ月後
土曜日
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|_______ .!|\__\
|| | ||/ ! i |
|| | ,ヾ\|__.i___/
ノ⌒~⌒"⌒~"⌒\/| /⊂〜ヾ;'
/ ∩ ノ / .| ./ /
/ ⊂⌒( ^ω^)「棺桶売りおもしれー!」" ̄ ̄.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
/ `ヽっ,,,,, っ臼 / /. | |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
100
:
名無しさん
:2017/06/07(水) 20:58:51 ID:XKyoBx6A0
──……書かずに寝転んで、他の作品を読んでいたのですか……
この頃には、自分は作者というより読者みたいなものだったお。もちろん、モチベーションにはつながるけどお。
( ^ω^)(今日の返筆は……ああ、長編ブーン系会社かお。あそこならまだあと一か月はもつおね)
──もはや、まともに返す気はないようですね……
臼<プルルルルルル
( ^ω^)(ん、電話かお……相手は──)
101
:
名無しさん
:2017/06/07(水) 20:59:48 ID:XKyoBx6A0
______
. / 辷´__ 辷′`7ヽ
/´ / / 7 厶
. / / / / / /
/ /___′ / / /
. / _____ / / /
/ /ミセリ / ../ / / プルルルルルル...
. / /ちゃん/ ../ / /
/  ̄ ̄ ̄ / / /
. / / / /
/ / / /
. /_ / / / (……あー、短編ブーン系会社のミセリちゃんかお。
/ ‐ - ‐ ´/ / / まーた筆の督促かお、ハッ、ご苦労なこったお。
. ゝ / / / はいはい、書く書く。こっちも一か月以内にね)
`≧=‐- -‐=≦´_彡'
──に、二社とも……い、一か月以上……返筆せず、放って……!?しかも、電話にも出ずに……!?
102
:
名無しさん
:2017/06/07(水) 21:01:45 ID:XKyoBx6A0
最初は一週間、次は二週間。見極めて、一ヶ月がたいていの会社のデッドラインだお。
それ以上だとまずいってことを調べたお。差ブーン系押えや、会社への督促状が来る可能性があるからお。
──なんと……
……どうしたお、黙って?
──いえ……あの、ブーンさん、今となっては過去の話ですが……
利ポイントを除いた、総借ブーン系ポイント1,500,000、つまり150話なら……
あなたほどの執筆能力があればなんとかなったのでは……?
……
──あ、いや、もちろん150話なんて大長編を易々と書き上げることは不可能でしょう。
しかし、あなたは毎月3話をもう何か月も書かれている。
それほどの能力があれば、一念発起してなんとか──
103
:
名無しさん
:2017/06/07(水) 21:03:28 ID:XKyoBx6A0
遅かったんだお。
______
. / 辷´__ 辷′`7ヽ
/´ / / 7 厶
. / / / / / /
/ /___′ / / /
. / _____ / / /
/ / / / / / ピタッ...
. / / / / / /
/  ̄ ̄ ̄ / / /
. / / / /
/ / / / (ふぅ、やっと鳴り終ったお)
. /_ / / /
/ ‐ - ‐ ´/ / /
. ゝ / / /
`≧=‐- -‐=≦´_彡'
──遅かった?
104
:
名無しさん
:2017/06/07(水) 21:05:19 ID:XKyoBx6A0
______
. / 辷´__ 辷′`7ヽ
/´ / / 7 厶
. / / / / / /
/ /___′ / / /
. / _____ / / /
/ /ヒート ../ / / /
. / /ちゃん / / / / プルルルルルル...
/  ̄ ̄ ̄ / / /
. / / / /
/ / / /
. /_ / / /
/ ‐ - ‐ ´/ / /
. ゝ / / /
`≧=‐- -‐=≦´_彡'
(お、今度はながらブーン系クレジット会社のヒートちゃんだお。
この子いい声してるんだよなぁ、でよっかなー、なんちゃって♪)
僕は、この時、合計『5社』から借ブーン系執筆をしていたお。
100+50+50+40+30……
総ポイント270万ポイント全てをC枠で使用。
つまり、最低でも270話を書かないといけない計算になるお。
105
:
名無しさん
:2017/06/07(水) 21:06:48 ID:XKyoBx6A0
──な、なんですってぇええええ!?
だから声が大きいって──あ、すみません。静かにしますので、はい、すみません、はい。
──あなたバカですか……!?どう考えても返筆できる数字じゃない……!
仮に、全ての利息ポイントが18パーセントだとしても──
利息だけで約113話ほど必要なんですよ……!?
言っただろ、もう遅いって。合計383話の借ブーン系執筆は、とてもじゃないが現実的な数字じゃなかった。
各会社の利息分、計15話を遅れ遅れ返筆するしかなかったんだお。
──なぜ……なぜ、気づかなかったんですか……!?
106
:
名無しさん
:2017/06/07(水) 21:13:39 ID:XKyoBx6A0
\\ /f゙ヘt、`-、_
ヽ、;;;、\ \〉 /f~´ i゙;;'、';;t、`'‐ 、
` ー ゝ \(z、 ``ツr;;';;ゞz;;`'‐ 、
__,. ---───‐‐‐┐ `'‐、ゞ、_ '´ `゙゙ ゞネ'゙‐ヾミー 、_
\´、`゙`ゞヾミ''ゞ~^`ji:| `゙'-、ゞ 、 _,ノ;//
`-- ─ー‐‐─‐--=! `゙''-、ゞrt.;.ォ//
_ ゙、/
/{
/ 代 ,
《ミ 、 ハ /|
ヽ:i; } , ‐'゙ /
ソ (^ω^ ) _,.. ‐´fじ''´
._| ̄ ̄||_)_ ノ_,. -''´
/旦|――||// /|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ´
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| .: : : : : : : : : : : : : : /f゙ヘt、`-、_ __ ノ′
ヽ、;;;、\ |_____|三|/: : : : : : : : : : /f~´ i゙;;'、';;t、`'‐ 、
` ー ゝ \(z、 ``ツr;;';;ゞz;;`'‐ 、
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\´、`゙`ゞヾミ''ゞ~^`ji:| `゙'-、ゞ 、 _,ノ;//
`-- ─ー‐‐─‐--=! `゙''-、ゞrt.;.ォ//
_ ゙、/
/{
/ 代 ,
《ミ 、 ハ /|
ヽ:i; } , ‐'゙ /
ソ _,.. ‐´fじ''´
ノ_,. -''´
´
__ ノ′
´ ̄ ̄ ̄
/\
『とてつもないアイデアが頭に降り注いで、筆が止まらなくなるほど進む』
そういう、妄想が。
107
:
名無しさん
:2017/06/07(水) 21:21:37 ID:XKyoBx6A0
──……
──あなたの言っていることは、つまり……
『買いもしない宝くじ』にあたることと──同じだ……
おお、うまいこというおね。
君、ブーン系小説作者になれるお。
──ふざけるなっ!!
108
:
名無しさん
:2017/06/07(水) 21:26:10 ID:XKyoBx6A0
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;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:∪∪;:
( ^ω^)「……」
(´`ω´`#)「はぁ……はぁ…っ!」
109
:
名無しさん
:2017/06/07(水) 21:52:53 ID:XKyoBx6A0
(゚Д゚:::)「あの、お客様……」
(´゚ω゚` ;;)(……あ)
( -ω-)∩「騒がしくして申し訳ないですお。出ますお」
私が理性を取り戻したとき、彼は席を立っていた。
怪訝な顔をする店員を意に介さず、私の謝罪に耳も貸さず、
いまだざわついた店内から出ようとする彼は、後ろを向かずに一言だけ放つ。
(´・ω・` ;;)「あ、な、内藤さん……その……すみませ」
(^ω^ )「場所を変えようお。ここじゃ、さすがの僕も心苦しいお」
110
:
名無しさん
:2017/06/07(水) 21:54:40 ID:XKyoBx6A0
そういって、先に外へ出てしまった。
私に残されたのはやり場のない焦燥感と、まとわりつく視線。
そして、彼がついぞ、一瞥もくれなかった伝票だけだった。
第五話『TAKE the FUn out of Just Innocent』 end
EDテーマ:
https://www.youtube.com/watch?v=X8QMZTSgjzs
111
:
名無しさん
:2017/06/07(水) 21:58:33 ID:nI2M.jEo0
乙
伝票……
112
:
名無しさん
:2017/06/07(水) 22:00:06 ID:1JArYt960
人はこうして社会的信用を失ってくんやなぁ……
113
:
名無しさん
:2017/06/07(水) 22:02:00 ID:XKyoBx6A0
訂正
>>105
──な、なんですってぇええええ!?
だから声が大きいって──あ、すみません。静かにしますので、はい、すみません、はい。
──あなたバカですか……!?どう考えても返筆できる数字じゃない……!
仮に、全ての利息ポイントが18パーセントだとしても──
利息だけで約113話ほど必要なんですよ……!?
言っただろ、もう遅いって。合計383話の借ブーン系執筆は、とてもじゃないが現実的な数字じゃなかった。
各会社の利息分、計15話を遅れ遅れ返筆するしかなかったんだお。
──なぜ……なぜ、気づかなかったんですか……!?
きっと、心のどこかでは気づいていたんだお。このままじゃやばい。壊れる。死ぬ。
でも、また心のどこかでこう思っていたんだお。
114
:
名無しさん
:2017/06/07(水) 22:02:11 ID:MUIUuZn20
乙
あのCM流行ったなあ
115
:
名無しさん
:2017/06/07(水) 23:06:55 ID:rFSptJFw0
滅茶苦茶懐かしい
116
:
名無しさん
:2017/06/09(金) 22:15:47 ID:Uv4HQUxs0
乙
なんだか心が痛む
117
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 01:37:45 ID:LeVeF.R20
〜〜〜
─TIPS─
『リボルビング払い』とは
リボルビング払い(通称リボ払い)は、「リボルビングシステム」や「リボルビング返済」とも呼ばれ、
毎月の利用金額によらず、ある一定の金額(ミニマムペイメント)を毎月支払う、消費者金融やクレジットカードの返済方式の一つをいう。
これには、大きく分けて、
・定額方式(毎月の最低支払金額が一定額であるリボルビング払いのこと)
・定率方式(毎月の最低支払金額が利用額などの一定率により決まるリボルビング払いのこと)
・残高スライド方式(毎月決まった日に借入残高を確定し、借入残高に応じてミニマムペイメントが段階的に変動するタイプの返済方式のこと)
の3つがある。
一般に消費者金融においては、返済方法の多くがリボ払いで占められており、これが多重債務者を生む元凶にもなったため、金額や返済期限などで自主規制が設けられている。
その背景として、
・借入額が増えても毎月の返済額が変わらないため、借金をしているという意識が薄れ、いつの間にか借金を増やしてしまいがちになる。
・借入額が増えると返済期間が長くなって利息の負担が激増する。
・返済総額が分かりずらく、利息の多さが実感できなくなる、といったことが挙げられる。
一方で、クレジットカードにおいては、分割払いが加盟店の店頭で支払回数を指定するのに対して、リボ払いは回数ではなく、ミニマムペイメントを定めるのが特徴である。
通常、その方式については、ほとんどが定額リボルビングとなっており、メリットとしては、毎月の支出が一定であるので家計管理がしやすい一方で、
デメリットとしては、買い物が増えれば支払回数が増えてその分金利負担も大きくなり、また支払いがいつ終わるか分からないという不安感もある。
118
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 01:39:56 ID:LeVeF.R20
『クレジットカード現金化』とは
クレジットカードのショッピング枠を利用して商品を購入し、その商品を転売して現金を得る仕組みのこと。
「客の需要に応じた商行為」であり、限りなくグレーゾーンではあるが違法ではないという考え方がある一方で、
「実質的には貸金業に該当する」という東京弁護士会の意見書が日本国政府(衆議院・参議院・金融庁・経済産業省・消費者庁・警察庁)に提出されるなど、
違法とする考えもある。実質的な金利が法定利息を超えた闇金融レベルであることもある。
このような事態に対して関係省庁は「カード現金化は違法」として取締に動いており、
2011年8月、警視庁は出資法違反(高金利の受領など)容疑で「キャッシュバック型」でショッピング枠を現金化していた男を逮捕し、
11月に懲役3年執行猶予5年の有罪判決が言い渡された。
法とは別に、カード会社の会員規約では換金を目的としたショッピング枠の利用を禁止しており、
それに違反した場合はカードの利用停止・強制退会、残債の一括請求をカード会社が行える約款を制定している。
日本クレジット協会も、クレジットカードの現金化を行わないよう、公式サイト等を通じて利用者へ呼びかけをしている
なお、クレジットカード現金化は日本のみならず、海外でも見られる。
韓国においてはカードゥカンと呼ばれ、カンは、日本語の割り勘が由来で、韓国において「割引」の意味に変化して、つまりカード(不法)割引の意味である。
方法は日本と同じであり、カード所有者がカード割引業者において商品購入、カード決済を行い、業者が所定の割引率を控除したうえで、残りの現金をカード所有者に渡す手口である。
119
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 01:40:55 ID:LeVeF.R20
〜〜〜
(___)
,ィ===ミ , ----、
ゝ──' マ二二二二二7 `ー‐‐‐'
‐‐‐-ミ .| | | (__)
`ー‐'" | | | , ---、
| | | ,.-- 、 ゝ‐‐‐'
(⌒) | | | ,.‐‐‐、 `ー‐' , --、
-- 、 (___) | | | `ー‐' マニニニツツ (__) `ー‐'
ー‐‐' ( ̄) .| | | .| :| | __.┌────────
,--、 (___) ィ´ ̄ ̄ヽ | | |┬────┬ | :| | | __ | | ̄ ̄ ̄__ ̄ ̄
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│| 丁 s。__ | ::::::::| | | |丁l:| . --‐| :| | |││ | | ./|__┐
│| | | | | | ̄>----| ::::::::| | | |┴┤ / ,.ィf| :| | |┴┴ | | / 図
│| | | | | ,.ィ´ ,.'´:| ::::::::|_| | |‐‐‐‐‐‐/:::::,ィ㌻::l| :| l  ̄ ̄~:| |_ """"""""""""""
│| | | | レ'´ ,.ィ´ .:| ::::::::|三| | |三三/:::::,ィ㌻:::,ィl| :| | ̄ ̄| ̄| YOUKAN MAN
│| | |。s彡 ,.。s彡 ,.ィ | ::::::::|三| | |三/:::::,ィ㌻::,ィ㌻,i| :| | ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
│|__レ'´ / ,.--≦三三| 。tf三| | |/:::::ィ㌻::,.ィ㌻ / | :| |__| ┌──────
├──=彡。rf「三三三三弋___.,ノ´三三| | |:::,ィ´ ,.イ // | :| | ̄ ̄l .| / ̄ ̄ ̄ ̄
│ rf「三三三三三三三三三三三::| | |::{ {レ'´{;;{| |/ .| :| |。o≦ ̄ ̄~| └────
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Ω Ω Ω Ω ザワザワ
Ω Ω
Ω Ω
Ω Ω Ω ザワザワ
( ´・ω・`)「したらば駅……」 (^ω^ ) 「ここなら少々うるさくても誰も気にしないお」
120
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 01:42:00 ID:LeVeF.R20
800円を支払った私は、ブーン氏と共にしたらば駅に来ていた。
道中無言のまま、気まずい雰囲気のまま、平日だというのにサラリーマンやOL、主婦らしき人物や学生など、
それなりの人で賑わうエントランスのベンチに腰掛ける。
(´・ω・`)「……すみませんでした。大声を出して。ハハ、記者失格ですね」
( ^ω^)「気にするなお。冷静さは必要だけど、感情移入が出来なければ良い物はできない」
( ^ω^)「ブーン系小説も一緒だお。大事なのは情熱だお、情熱」
(´-ω-`)「ハハハ……ありがとうございます」
普通ならこちらが下手に出なければいけない立場にも関わらず、つい感情的になってしまった。
芸能デスクに向かないと上司に告げられたことを思い出す。
121
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 01:43:27 ID:LeVeF.R20
(´・ω・`)「そういえば、ブーンさん。用事があるとか言ってませんでしたか?」
( -ω-)「ん、ああ。大丈夫だお。別にいつでも」
(´・ω・`)「そうですか?」
( ^ω^)「さて。続きを話そうかお……どこまで話したっけ?」
(´・ω・`)「……」
もちろん、話の内容は嫌でも頭に入っているし、当然、メモも取っている。
なんなら、こっそり懐に忍ばせているボイスレコーダーを使えば、言った言わないの水掛け論も起きない。
公正さも保てるだろう。失礼に当たるが。
(´-ω-`)「あの……」
だからか、それともあまりに虚しく、情けない話──多重ブーン系債務など得てしてそういうものだが──を聞いて、
自分でもわからないうちに辟易したのか、私は方向性を変えた質問をした。
(´・ω・`)「いったい、どうやって立ち直ったんですか?」
( ^ω^)「え?」
122
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 01:45:20 ID:LeVeF.R20
(´・ω・`)「ここまでの話を伺うに、これ以上は落ちようもなく、かといって上がりようもない。
ましてや、その時のあなたに状況を打破できる意志があったとは思えない」
(´・ω・`)「『きっかけ』は、いったいなんだったんですか?」
( ^ω^)「きっかけ……か。そりゃいろんなことが合わさって、ようやくって感じだけど……
そうだおね。それじゃあ、僕が最初に、ちょっとヤバいと感じた時の話から続けようかお」
ノックを3回、私は改めてメモを構えた。
(´・ω・`)「お願いします」
結論からいえば、この質問は正しかった。
そこに至るまでの過程が、私にとってうんざりするような話でも、
彼にとってさらに辛い過去だったとしても。
123
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 01:46:41 ID:LeVeF.R20
〜〜〜
――――――――――――――――――――――――――――――
24: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(月) 19:12:34 ID:weo
乙 もうこの話も4スレ目か。長いなw
完結したら記録に残る大長編だな!
25: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(月) 19:40:30 ID:pro
乙やねんけどぶっちゃけだれてきたねんな どんだけ四天王強いねん
いったいいつになったらシロノワール倒せるねん
しかもその上におるのスタバねんやろ?あかんねん
26: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(月) 20:56:49 ID:run
>>25
ねんねんうるせぇ!!!!!!!!!!!
ちんちんめ!!!!!!!!黙って読め!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
27: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(月) 21:31:20 ID:lkj
>>26
お前が黙れ
――――――――――――――――――――――――――――――
124
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 01:48:23 ID:LeVeF.R20
:::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::||三三三||三三三||三三三||┃:::::::::::::::::::::
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|| | ||l::/ つつ,ヾ\|__.i___/
ノ⌒~⌒"⌒~"⌒\/| L二/⊂〜ヾ;'
/ /.| ./ / カタカタカタカタ
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( ´ω`)「ふぅ……ようやく今月の長編ブーン系会社の3話分を返筆したお」
──もう4スレ目ですか……単純計算で4000レス近い投下をされていたんですね。
まぁ、読者のレスもあるから実際はもっと少ないお。
125
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 01:49:56 ID:LeVeF.R20
( ^ω^)「ちょっとは借ブーン系も減ってきたかお……?ちょっと見てみるお」
──お、返筆のチェックですか。いやぁ、遅れながらもなんとか返筆しようとするあたり、さすがというか、なんというか……
思えば最後のプライドだったのかもしれないお。たとえ、遅延によって信ブーン情報が低下しようとも、ブラック作者にだけはなりたくない。
そこだけは人間として、最低のラインだと無意識に感じていたお。僕は違う、僕は今は債務者だけど、いずれは這い上がる。きれいになるってお。
──この時、もし事故や病気にでもあったら……
そういうことを考えられる人間だったら、多重ブーン系債務なんてしないお(笑)
──ですね(笑)なるほど、その強い思いが実って返筆が完了し
いや、減ってなかったお。
──はい?
126
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 01:51:51 ID:LeVeF.R20
ここが多重ブーン系債務の怖いところなんだけどお。”減らないんだお”。この返筆の仕方じゃ。
──減らない……?ど、どういうことですか?
そもそも、どのブーン系クレジット会社も借ブーン系の返筆は『最低返筆』さえできれば文句はいってこないお。
──ええ、それを逆手にあなたは滞話をしている。
そうだお。じゃあ、この最低返筆っていうのはどういう内訳なのか。
通常は主に3つに分かれるお。
(私は彼の言う3つをメモに記載した)
127
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 02:00:31 ID:LeVeF.R20
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
|::
|:: 【通常時の最低返筆について】
|::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|:: ★投下時の手数レス(かからない場合もある)
|:: 例:長編ブーン系クレジット会社→3話以下の場合=10レス
|::
|::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|:: ★元ポイント=1,000,000
|::
|::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|:: ★前回返筆日以降発生した利息ポイント
|:: 例:長編ブーン系クレジット会社の場合→
|:: 1回目の返筆日から30日後の返筆の場合、『元ポイント(1,000,000)』に対して『執筆利率(18%)』の割合がかかるので
|::
|:: 1,000,000×0.18÷365×30=14,794(小数点切り捨て)
|::
|:: 利息ポイント14,794=話数1.47話となり、約1.5話分となる。
|::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|:: ☆計算式※借ブーン系残高 × 執筆年利 ÷ 365 × 借ブーン系日数 = 利息ポイント
|::
|::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|:: ☆備考※執筆利率は1年間借ブーン系をした場合に発生する利息ポイントの割合
|::
|::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|::
|::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|::
──ブーンさんの返済計画書も参考にするとわかりやすいですね。
おん。僕はその最少返筆にプラスして15,000ポイント……つまり、1.5話分を書いていたお。
1.5話+1.5話で、合計3話分の月々の返筆話数だお。ここまではいいお?
──ええ、これなら約140話分、日数にして3年と9か月ほどで完筆できる計算です。
128
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 02:03:47 ID:LeVeF.R20
そう、『滞話』さえしていなければ、お。
──と、いうと……?
覚えてるかお?僕が初めて滞話してしまった時の、
長編ブーン系クレジット会社のヘルプデスクが言ったことを。
──確か……
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
从'へ'从臼「ただし〜、その場合、遅れに応じた『損害遅延話』が発生しますので〜」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そう、『損害遅延話』。これが厄介なんだお。
129
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 02:10:56 ID:LeVeF.R20
──その時は私も事態を飲み込むのに必死でスルーしてしまいましたが……損害遅延話とはなんですか?
簡単に言えば『延滞話』だお。『遅延利ポイント』や、『延滞利ポイント』ともいうけどね。
ようするに、定められた期限内に投下をしなかった場合に発生する、返筆遅れの損害話分のことだお。
──のっぴきならないですね。それがどう関係してくるんですか?
さっき君がメモした内容に、今から言う一文が加わるお。
──ふむふむ……え、なっ……!?と、いうことは……っ
(私は急いで新しいページに、先ほどの文面と加わった一文を書き記す)
130
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 02:12:24 ID:LeVeF.R20
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
|::
|:: 【滞話時の最低返筆について】
|::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|:: ★投下時の手数レス(かからない場合もある)
|:: 例:長編ブーン系クレジット会社→3話以下の場合=10レス
|::
|::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|:: ★元ポイント=1,000,000
|::
|::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|:: ★前回返筆日以降発生した利息ポイント
|:: 例:長編ブーン系クレジット会社の場合→
|:: 1回目の返筆日から30日後の返筆の場合、『元ポイント(1,000,000)』に対して『執筆利率(18%)』の割合がかかるので
|::
|:: 1,000,000×0.18÷365×30=14,794(小数点切り捨て)
|::
|:: 利息ポイント14,794=話数1.47話となり、約1.5話分となる。
|::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|:: ☆計算式※借ブーン系残高 × 執筆年利 ÷ 365 × 借ブーン系日数 = 利息ポイント
|::
|::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|:: ☆備考※執筆利率は1年間借ブーン系をした場合に発生する利息ポイントの割合
|::
|::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|:: ★損害遅延話<NEW!!>
|:: 損害遅延話は本来の利息とは全く別物であり、
|:: 返筆が遅れた場合は本来の『利息ポイント分の話数』と『損害遅延分の話数』、”両方を投下しなければならない”。
|:: 例:長編ブーン系クレジット会社の場合→
|:: 元ポイントが1,000,000(100話)、執筆利率が20%、滞話日数が30日だった場合、
|:: 1,000,000×0.20÷365×30=16,438(小数点切り捨て)
|::
|:: 損害遅延ポイント16,438=話数1.64話となり、約1.6話となる。
|::
|::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|:: ☆計算式※(損害遅延話)
|:: 借ブーン系元ポイント×損害遅延利率÷365×滞話日数=損害遅延話数
(そして、出来上がったそれに恐怖した)
131
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 02:14:45 ID:LeVeF.R20
──ちょ、ちょっと待ってください……!?毎月の最少返筆が、滞話した場合……
そう……手数レスを除いても、通常の利息ポイント『1.5話』と損害遅延話『1.6話』の合計は『3.1』話。
そして、僕の毎月の最少返筆はおよそ『3.0話』
──これ……借ブーン系元ポイントが減ってないどころか……むしろ
”増えるんだお”。返筆が滞ると。返筆をサボると。毎月、毎月。
がんばってもがんばっても、元ポイントが増えるんだお。終わらないんだお。この地獄は。
どれだけ書いても、どれだけ嘆いても、この返筆の仕組みに気付いた時点で地獄の真っただ中なんだお。
──そ、そんな……ブーン系クレジット会社は教えてくれないんですか!?
そもそも契約した時点で約款に同意しているんだから、知ったこっちゃないお。返筆を続ける以上は、大事なお客様だからお。
132
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 02:18:11 ID:LeVeF.R20
ちょっと前に言ったおね。滞話にネガティブな要素はないのかって。
あるに決まってるお。待ってるんだから。
みんなが優しい?
当たり前だお、書いてるんだから。
誰もが滞話しても、それに対してペナルティがなかったら多重ブーン系債務に陥ることもないし、ましてやブーン系クレジット会社なんて存在できないお。
──……ぅ……
借りたものは、返さないといけないんだお。それがブーン系界隈だお。
……なんて、元多重ブーン系債務の僕が言えることじゃないけどね(笑)
133
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 02:24:07 ID:LeVeF.R20
(笑って言う彼の目は、笑っていなかった。当然だ。終わったこととはいえ、いくら自業自得ともいえど、あまりにも辛辣だった。
同時に、希望だと思った。なぜなら、その事実に気付いたということは、自分の置かれている状況に気付いたということ。
つまりは、これこそがブーン氏再生の『きっかけ』なのだと、私は確信した)
──……どうしてブーン系債務者の方が借ブーン系執筆から逃げ出せないのか、少し、わかったような気がします。
短編に逃げたり、逃亡したり、あるいは自殺する……書かなくなるのも、きっとこれに気付けたから、なんですね。
……
……そして、あなたはこの時点でそれに気づいた。なるほど、きっかけはこれ──
違うお。これはきっかけじゃないお。きっかけに至るまでの過程だお。
(確信は、外れていた)
134
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 02:27:59 ID:LeVeF.R20
──ま、ま、ままたですか!?また違うんですか!?は?え、あ、ええ!?
この状況下において、いったいこれ以上どんなサプライズがあるっていうんですか!?
(正直、いい加減に引っ張るのはやめていただきたいと思った。だが、次の一言を聞いて、この人物にそれは無理だろうと少なからず感じてしまった)
……確かに僕も、パソコンに表示された元ポイントや利息ポイントを計算して、焦ったお。
:::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::||三三三||三三三||三三三||┃:::::::::::::::::::::
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|| | ||l( ゚ω゚). ||/ ! i | (……え、これ、減ってねぇじゃん)
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135
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 02:32:43 ID:LeVeF.R20
計算しても、計算しても、全く追いつかない現実に驚いたお。
:::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::||三三三||三三三||三三三||┃:::::::::::::::::::::
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|| | ||l( ω ). ||/ ! i | (……)
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ノ⌒~⌒"⌒~"⌒\/| L二/⊂〜ヾ;'
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(それは、いわば私にとって、ようやくこの人物に対する印象が決定したともいえることだった)
136
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 02:50:27 ID:LeVeF.R20
でも、僕が最終的に思ったのは──
(そう、私が最終的に思ったのは──)
::::::::::::.......... | ||三三三||三三三||三三三||┃
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|| | ||l(*^ω^). ||/ ! i | 「ま、なんとかなるか」
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(こいつは、クズだ)
第六話『And IF Unease Lost』 end
EDテーマ:
https://www.youtube.com/watch?v=X8QMZTSgjzs
137
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 07:57:28 ID:1icijDGo0
現在逃亡中の身としては痛いものがある
138
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 11:41:43 ID:TtwTWlgA0
>>137
逃亡中でも書いてええんやで
俺は投下始まってないけど書いてる
完結したら投下する
139
:
名無しさん
:2017/06/10(土) 15:34:56 ID:ZZwdidHk0
乙
140
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 22:24:26 ID:mMNn45lM0
〜〜〜
─TIPS─
立替払いは、世の中で幅広く使われる用語で、一般的には「他人に代わって一時、代金(お金)を支払う」ことを意味する。
これは、クレジットカードにおいては、カード会員が国内外でカードを使用した時、カード会社がカード会員に代わって加盟店に代金を支払うことをいい、
この際にカード会社は、加盟店にその代金から加盟店手数料を差し引いて支払う一方で、カード会員に代金を請求するという仕組みになっている。
一般にクレジットカードの立替払いは、日々の暮らしの中でも便利であり、特に海外旅行などで海外に行った時は、
言語や信用の問題もあり、その利便性はとても高い。具体的には、買い物や宿泊などの決済は、国際ブランドの付いたカードで行い、
また万が一の病気やケガの医療費は、カードに付帯する海外旅行保険で対応すれば、多額の現金を使わずに、
立替払いの機能により、キャッシュレスで対応することができるからだ。
万が一、友人や家族などに立替払いを依頼する時は、その信頼を著しく損なう恐れがあるので注意が必要である。
〜〜〜
141
:
>>140 訂正
:2017/06/14(水) 22:26:46 ID:mMNn45lM0
〜〜〜
─TIPS─
『立替払い』とは
立替払いは、世の中で幅広く使われる用語で、一般的には「他人に代わって一時、代金(お金)を支払う」ことを意味する。
これは、クレジットカードにおいては、カード会員が国内外でカードを使用した時、カード会社がカード会員に代わって加盟店に代金を支払うことをいい、
この際にカード会社は、加盟店にその代金から加盟店手数料を差し引いて支払う一方で、カード会員に代金を請求するという仕組みになっている。
一般にクレジットカードの立替払いは、日々の暮らしの中でも便利であり、特に海外旅行などで海外に行った時は、
言語や信用の問題もあり、その利便性はとても高い。具体的には、買い物や宿泊などの決済は、国際ブランドの付いたカードで行い、
また万が一の病気やケガの医療費は、カードに付帯する海外旅行保険で対応すれば、多額の現金を使わずに、
立替払いの機能により、キャッシュレスで対応することができるからだ。
万が一、友人や家族などに立替払いを依頼する時は、その信頼を著しく損なう恐れがあるので注意が必要である。
〜〜〜
142
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 22:27:29 ID:mMNn45lM0
〜〜〜
( ^ω^)「そう浮かない顔をするなお。ほら、コーヒー。ブラックで良かったかお?」
⊃日 ⊃日
日⊂(´-ω-` )「……どうも」
苛立ちは沈黙を増長させた。そんな私の顔を見たブーン氏は、席を立つと自販機から飲み物を購入していた。
渡されたアイスコーヒーを口に入れ、頭を冷やす。この人は、人の怒りを鎮めるのがうまい。
愛嬌のあるにやけ顔と、ここぞという時に話を中断する察しの良さはさすが物語の行間を考えるブーン系作者だと思った。
(´・ω・`)「……あなたは……ブーン系小説を馬鹿にしている……」
⊃日⊂
冷静になり、呆けてしまった私は、そう”ごちる”しかなかった。
143
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 22:29:14 ID:mMNn45lM0
( ^ω^)「たかがネットの小説、されどネットの小説。
魅入られた者はその沼から出られない禁断の果実だお。
だからこそ、こうなる奴がいるんだお」
(´・ω・`)「それは、あなたが借ブーン系にハマりすぎたから……」
( -ω-)「いいや、誰もがこうなるんだお。たとえば、借ブーン系執筆をしていない作者だってこれに近いお」
(´・ω・`)「どういう意味ですか?」
( ^ω^)「食事と一緒だお。長編という御馳走はそう簡単に食べられない。
でも腹が減るから短編を書く。そうやって、書きかけの物語は廃棄されていくんだお」
(´-ω-`)「それは偏見です」
( ^ω^)「いったい、どれだけの逃亡作品があると思っているんだお。
その全てが借ブーン系による債務不投下ではないことくらいわかるだろう?」
(´・ω・`)「……詭弁はけっこう。続けてください。
あなたが本当に立ち直るなんて、おとぎ話にすら思える話を」
( -ω-)「つれないおねぇ……そうだお、ようやく、ようやく僕は……それに気づいたんだお」
144
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 22:33:47 ID:mMNn45lM0
〜〜〜
数日後
:::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::||三三三||三三三||三三三||┃:::::::::::::::::::::
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|| | ||l::/ つつ,ヾ\|__.i___/
ノ⌒~⌒"⌒~"⌒\/| L二/⊂〜ヾ;' 「おっ、おっ。今日もこの後クーちゃんを眺めるお〜♪」
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──C枠の使い方がどんどん荒くなりますね……これ、仮に私が来てたらどうします?S枠を使うとショボンが──
きっとまっとうに生きていただろうお。
( ^ω^)「ん?このスレは……」
145
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 22:35:23 ID:mMNn45lM0
―――――――――――――――――――――――――――
1: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(月) 19:12:34 ID:wez
【15レス祭りを開催します!】
ジャンルはなんでもOK!あなたの好きなように書いてね!
ただし、15レス以内です!
詳しい参加ルールはこちら→(リンク先http://──)
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※ この祭りはC枠の使用ができませんので注意してください ※
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
2: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(月) 19:40:30 ID:rqi
>>1
乙 15レス以内ならいっちょ書いてみるか!
3: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(月) 20:56:49 ID:tew
初めてだけど俺もやってみよう
4: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(月) 20:56:49 ID:tew
いろんな話が読めるといいなぁ〜
―――――――――――――――――――――――――――
146
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 22:36:24 ID:mMNn45lM0
──ああ、そういえばブーン系小説は色々とお祭りがありますものね。
私も好きです。あのいろんな屋台が出展してる感じ。
屋台とはなかなかいい表現だお。そう、まるで花火大会の屋台と一緒だお。
( ^ω^)「おお、15レス祭りかお。たまにはいいおね。どれ、あの『ウェブカフェ』の作者が、ちょっと参加して場を湧かしてくるかお」
──よかった。
なにが?
──いや……失礼ながら、あなたのことですから祭りなんて参加せずまた怠惰な生活を送るのではないかと思いまして……
失礼だお(笑)僕だって、案外俗っぽいんだお。
──否定しませんよ。続けてください。
147
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 22:38:26 ID:mMNn45lM0
(;; ^ω^)「ん……?これ、借ブーン系執筆使えないのかお?弱ったおね……」
──お祭りは借ブーン系執筆に対応していないんですか?
そうだお。懐にある『筆』で支払うしかないんだお。
──まぁ、いきなりわたがしや焼きそばを信用で買うなんて不可能ですからね……
( ^ω^)+「まぁいいお。15レスくらい、この僕にかかれば最高の作品ができるお!」
──とはいえ、さすが長編作者。自信もやる気もすごいですね。
なるほど、ここであなたの作品が評価され、本来の現実ブーン系作者としての矜持を思い出すわけですか?
148
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 22:40:02 ID:mMNn45lM0
―――――――――――――――――――――――――――
1: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(月) 19:12:34 ID:wez
【ブーンは小便するようです】
(ブーン)「小便するお!!」
(ブーン)「こぼしたおおおおおおおおおお!!!」
おわり
ありがとうございました
2: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(月) 19:40:30 ID:rqi
は?
3: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(月) 20:56:49 ID:tew
乙
―――――――――――――――――――――――――――
149
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 22:41:13 ID:mMNn45lM0
〜〜〜
──……
──……
──……はい?
(;; ^ω^)「……あ、あれ?」
(;; ^ω^)「おかしいお……こんなお話書くつもりなかったのに……」
(;; ゚ω゚)「も、もうひとつ書くお!そうだお、僕はもっと高尚でウィットに富んだ物語をかけるはずだお!?」
〜〜〜
150
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 22:42:01 ID:mMNn45lM0
―――――――――――――――――――――――――――
1: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(月) 19:12:34 ID:wez
【ブーンは大便するようです】
(ブーン)「大便するお!!」
(ブーン)「流したおおおおおおおおおおおおお!!!」
おわり
ありがとうございました
2: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(月) 19:40:30 ID:rqi
いくら祭りだからと言って荒らしはやめてね
―――――――――――――――――――――――――――
151
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 22:43:41 ID:mMNn45lM0
〜〜〜
──……
( ω )「……」
( ω )(……2時間は考えた……ちょっと前なら、30レスくらい余裕でつくはずだった……)
──……うわぁ……
( ω )(なのに……僕は……なんで……)
( ω )(そうか……もう手元に……筆がないのか……)
( ω )「何か方法は……うう……ショックすぎるお……とりあえず……もう、寝るお……」
(私は頂いたコーヒーを吹き出しそうになった。それくらいひどいものだった。
ブーン系小説にはクッソスレという文化があるが、それに到底満たないただの糞だと思った)
152
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 22:44:58 ID:mMNn45lM0
(私は頂いたコーヒーを吹き出しそうになった。それくらいひどいものだった。
ブーン系小説にはクッソスレという文化があるが、それに到底満たないただの糞だと思った)
──その……大丈夫ですか、いろいろと……
さすがに面と面向かってこの話のリアクションをされるとくるものがあるおね……
──すでに100話近い話数を更新している作者とは思えないほど品のない作品ですね。
そうだお。この時の僕はすっかり失念していたお。
借ブーン系執筆をすることで、手元の『筆』が進まなくなるって。
──筆が進まない?
153
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 22:47:06 ID:mMNn45lM0
さっきの話と同じだお。長編という御馳走を信頼で食していた人間に、短編という安い飯を作って食えるのかって。
──意味がわかりません。
ニコニコ現実ブーン系執筆の僕なら、それなりに面白い話がかけたお。毎日、自分の力だけで更新できる『筆』を持っていたんだから。
──あっ……!
でも、借ブーン系執筆に浸かった僕の懐に、自分の『筆』はないんだお。
そう、全てクーちゃんが『僕の頭の中』を書き出してくれたから。
──C枠は作者の頭の中に浮かぶお話をいい感じにしたためてくれますからね。
その分、アウトプットする努力の必要がないということですね。
154
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 22:49:11 ID:mMNn45lM0
そうだお。どれだけカッコいいシーンや面白いシーン、感動するシーンを思いついても、
それを文章に表すにはそれなりの工夫と能力が必要だお。
それは、日々の執筆や投下で培われるものだお。なのに──
──あなたは、手持ちの『筆』がなくなろうとも書き続けた。
そう、借ブーン系執筆という、砂上の楼閣によって生み出された虚構によって……
そこが、僕にとって初めて気づいた瞬間だったお。
──遅すぎます……あまりにも、遅すぎる。
君は週刊ブーン春でサラリーをもらっているお?
──え?ええ、まぁ。
じゃあ、この缶コーヒー。これを買う事ができるおね。
──当たり前ですよ。
それができないんだお。借ブーン系執筆を使っていると、自分が手に持つ『筆』がないことに気づかない。
まるで、目の前の自販機に表示される数百円程度のものすら買えないんだお。
──……
155
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 22:51:20 ID:mMNn45lM0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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|| ( ゚ω゚ )パチ.| .,ヾ\|__.i___/
ノ⌒~⌒"⌒~"⌒\/| ./⊂〜ヾ;'
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そこで、僕は、ようやく『目が覚めた』お。
156
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 22:53:12 ID:mMNn45lM0
毎日、飯を食うことは当たり前だお。それと同じで、ブーン系作者も話を書くことが当たり前であり、生きがいなんだお。
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VIP駅行き間もなく発車します!ドア閉まります、ご注意ください!>
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______________________|| 快速 | || || |
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 ̄ ̄ ̄ ̄\ / | ガヤガヤ│ ヽ. / ̄ ̄ ̄\ || || / ̄ ̄
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д` )ξ゚⊿.| ||`Д)| | ゚ω゚ ) | |ー`.| |・∀・ )(゚∀゚.| || || |○-○)
∧_∧ | || V. | | .V ヽ/| | V | |_∧ ∧_ | || || |_
( ) | || . | | ゚ | | ゚ | | )( | || || | )
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||_ノ |___ノ | | ヽ.___| || ||
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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
それが、できなくなる。長編のような先が見えなくなるほどのフルコースはもちろん、短編ですら、もっといえば1レスすら振えない。
157
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 23:03:25 ID:mMNn45lM0
それだけならまだいいお。読者として面白い話に、作者に対してねぎらいを込めてレスすることすら厭われてくる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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: ;: :::、; ;;::ゝ /│ ┃
""゙| ミ;;从; :(’e’)「うわああ、たすけてー ひっかかったぁ!」
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| :: | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄( ゚∋゚)「うす」 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「おはようございます」(゚、゚トソン ̄ ̄ ̄ ̄
│: │.:..:. .:..(゚ω゚ )「……………………」
│::: |.:..:..:..:..:..:..(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ!」:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.(,,^Д^)「おはよー」:..:..:..:
\|___|.:..:..:..:..:..:..:(∵ )ゴガァアアペッッ!!!!.:..:..:..:..:..:.
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|゚ノ ^∀^)「ビコーズ係長たん吐かないで!」
(・3・ )「じょあじょあ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そして、毎日のように催促される『返筆』、読者からの期待、諦観。ルーティンワークをこなしながら、怯える日々。
158
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 23:06:06 ID:mMNn45lM0
なんとかしないといけない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
;;
;;
;: : : _____
:; | .| | オハヨーゴザイマース!
;; |. / |
::  ̄ ̄ ̄ オハヨー!
:: オウ オハヨウサン
::
::
:
( ω ) ストッ...
__( ____ _____|| ̄ ̄ ̄ ̄|
|\ 、/ / \ ヽニニ|| iヽ-ヽ . |
| \  ̄ ̄ .\. |L,,,`jl |,,,,,|
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
今のままじゃ、ダメだっ。
ブーン系クレジット会社に頼らず、話を書かないといけないんだ。
159
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 23:09:30 ID:mMNn45lM0
──……おめでとうございます。
お?
──ようやく、ここから立ち直るんですね。もう、ブーン系クレジット会社から借ブーン系執筆をすることはないんですよね?
おおん。そうだお。もうここからブーン系クレジット会社に借りることはしないお。
──じゃあ
;;
;;
;: : : _____
:; | .| |
;; |. / |
::  ̄ ̄ ̄
:;
;;
::
::
::
::
:
_
(;; ω ) (^∀^ )「おはよ、ブーン、なぁお前最近デレさんと 「なぁ……ジョルジュ」 あん?」
__(つ ____ __(__)|| ̄ ̄ ̄ ̄|
|\ 、/ / \ ヽニニ|| iヽ-ヽ . |
| \  ̄ ̄ .\. |L,,,`jl |,,,,,|
おん。
160
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 23:10:43 ID:mMNn45lM0
;;
;;
;: : : _____
:; | .| |
;; |. / |
::  ̄ ̄ ̄
::
::
::
:
_
(;; ゚ω゚)「『筆』 貸 し て く れ お」
__(つ ____ __(__)|| ̄ ̄ ̄ ̄|
|\ 、/ / \ ヽニニ|| iヽ-ヽ . |
| \  ̄ ̄ .\. |L,,,`jl |,,,,,|
『同僚』から借りたお。
第七話『Rule Act ConseqUenTialism vs rule consEqueNtialism』 end
EDテーマ:
https://www.youtube.com/watch?v=X8QMZTSgjzs
161
:
名無しさん
:2017/06/14(水) 23:21:21 ID:yuF7mrDc0
カード会社から引っ張れなくなったら友人知人
よく似た知り合いがいるよ
まぁ借りる奴はみんな同じようなもんなんだろうが
162
:
名無しさん
:2017/06/15(木) 01:18:09 ID:4IZRw9zE0
その次は家族に走るんだよなぁ…
163
:
名無しさん
:2017/06/15(木) 01:35:20 ID:Vpn1CriY0
ああ
164
:
名無しさん
:2017/06/15(木) 14:21:09 ID:O6cTEJ8Q0
もはや再起不能だろwwww
165
:
名無しさん
:2017/06/15(木) 15:12:00 ID:0owL1Uts0
本当に立ち直れるのかこれ
166
:
名無しさん
:2017/06/15(木) 18:28:20 ID:9M/DbCoY0
全く本筋と関係ないであろう
>>157
の車内のカオスさにワロタ
167
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 02:42:28 ID:MIC0Cdlc0
〜〜〜
─TIPS─
『家族会員』とは
家族会員は、クレジットカードを申し込んだ本人(本会員)と生計を同一にする配偶者や両親、18歳以上の子供などをカード利用の対象とする、カード会社の会員システムをいう。
通常、家族会員には「家族カード」が発行され、安価な年会費で本会員と同様の機能やサービスが利用でき、またカード使用額については、原則として本会員の銀行口座から引き落とされる。
なお、家族会員というシステム(概念)は、クレジットカード以外にも、ホテルやリゾートクラブ、スポーツクラブ、ファンクラブ、インターネットプロバイダーなどでも提供されている。
『クレジットヒストリー』とは
クレジットヒストリーは、「クレヒス」とも呼ばれ、クレジットカードやローン、キャッシングなどの利用履歴や返済履歴のことをいう。
これは、個人信用情報を収集・管理し、クレジット(消費者信用)業務を行う会社(会員)に提供している機関である「個人信用情報センター」に蓄積され、個人の信用格付(与信判断)の基準となるものである。
一般に本情報は、センターの会員である銀行やクレジット会社、消費者金融会社などが日々の与信業務などで自由に閲覧できるだけでなく、
クレジットカードやローンなどを利用している個人も登録されている「自分の情報(信用履歴)」を開示請求することによって知ることができる。
〜〜〜
168
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 02:43:45 ID:MIC0Cdlc0
―――――――――――――――――――――――――――
12: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(月) 19:12:34 ID:qoe
以上です。お祭り用に書きました。
ありがとうございました。
13: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(火) 14:56:29 ID:\rwo
さいっこうだ!
14: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(火) 14:56:29 ID:afg
これはおもしろい
15: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(火) 14:56:29 ID:eor
たった10レスそこそこでここまでおもしろいものができるのか
16: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(火) 14:56:29 ID:poe
いいね おつ
17: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(火) 14:56:29 ID:bfy
ちょ、つづきよみたい
18: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(火) 14:56:29 ID:ghh
いや、これはこれでおわってほしいわ
19: 名も無きAAのようです :20xx/xx/xx(火) 14:56:29 ID:soe
近年まれにみる快作、いや怪作か?なんにせよ乙
―――――――――――――――――――――――――――
〜〜〜
169
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 02:44:44 ID:MIC0Cdlc0
〜〜〜
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::::::....... |.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄. 8 .___
|_______ _ _ .!|\__\
|| | ||l ( ゚∀゚) ||/ ! i |
|| | ||l::/ つつ, ヾ\|__.i___/ 「こんなとこか」
ノ⌒~⌒"⌒~"⌒\/| L二/⊂〜ヾ;' 「あ、ありがとうだお!うおお、こんなにレスが……」
/ ./ .| (*^ω^) ./ / カタカタカタカタ
/ / ./. . |" ̄ ̄.
/ ./ /. .| |
/ / ./゙ |___|
|  ̄  ̄ ̄ . ̄  ̄ ̄.. ̄|| ./ .|
|^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^||/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
その日の夜、僕はジョルジュに『筆』を借りたお。そして、祭りに投下したお。
──あなたは……彼を戦友だと言っていたじゃないですか
ブーン系作者は、書くに困ると見境がなくなるんだお。これは普遍的なものだお。
──狂ってる……
ああ、確かに狂い始めていたお。
170
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 02:45:41 ID:MIC0Cdlc0
_
( -∀-)「はぁ……」
( ^ω^)「おかげで飢えなくてすんだお。ありがとうだお」
_
( ∀ )「で」
_
( ゚∀゚)「どれだけ借りてんだよ、お前」
(;; ^ω^)「おっ……」
171
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 02:47:43 ID:MIC0Cdlc0
──話したんですか?
この時で既に300話以上の借ブーン系ポイントが溜まっていたお。それを話したお。
──それで、彼はなんと?
あの時は驚いたなぁ……
──それはそうでしょう。職場で信頼のおける仲間が、借ブーン系に苦しんでいるなんて言ったら──
いや、どっちかっていうと……僕の方がね。
──はい?
172
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 02:48:33 ID:MIC0Cdlc0
(;; -ω-)「──というわけだお……」
_
( -∀-)「……なるほどね」
(;; ^ω^)「あ、も、もちろん!ち、ちゃんと返すお!だから……」
_
( -∀゚)「別にいいぞ、返さなくて」
( ^ω^)「えっ?」
_
( ∀ )「そのかわりだな……」
──こ、これはクーちゃんを誘った時のようにベッドインするわけですね!
んなわけねぇだろ。
173
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 02:49:26 ID:MIC0Cdlc0
_
( ゚∀゚)「デレさんと別れろ」
( ゚ω゚)「なっ……」
──デレさんは確か……ブーンさんが前にケンカした(笑)
そうだお。一緒の職場だお。
──なるほどなるほど……!職場のデレさんとブーンさん、そしてジョルジュさんを交えた三角関係。
だが、お二人は戦友だ。守られていた不文律が、借ブーン系によって破られる……と。
ブーン系はかくも恐ろしいですね(笑)
うっせぇお。若かったんだお。
174
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 02:50:15 ID:MIC0Cdlc0
──そういえば、あのケンカの後は仲直りしたんですか?
まぁ、なんとかね。
──気になります。
それはこの話と関係がないお。
──気になります。
お前さ、やっぱ向いてるって、芸能デスク。
──ありがとうございます!
褒めてねぇお。まったく……あー、こっから話したくねぇ……
──ぜひ聞かせてください!!
はいはい……
175
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 02:51:13 ID:MIC0Cdlc0
_
( ゚∀゚)「ブーンよぅ……借ブーン系執筆なんてして、そんなんで彼女を幸せにできると思ってんのか?」
(;; ^ω^)「……そ、それは……」
──ふむ、結婚を考えていらっしゃったんですね。
まぁ、それどころじゃなかったけどおね。
_
( ゚∀゚)「そりゃ、遊んでぽいっなら別にいいさ。俺には何の関係もないし、どうでもいい」
_
( -∀-)「けどな」
_
(# ゚∀゚)「惚れてんだよ、俺は、あの人に……!!」
──きゃああ、キュンキュンする!キュンキュンしますね!!
……
176
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 02:52:20 ID:MIC0Cdlc0
_
(# ゚∀゚)「なぁ、なんなんだよ、なんで俺がここまで頑張ってきたと思ってるんだよ」
_
(# ゚∀゚)「お前くらいに頑張って仕事ができればさ、みんなからも信頼されて……だったら、あの人を幸せにできるって、
お前と同じくらいに頑張れば、あの人に近づけるって……そう思ってきたんだぜ」
_
(# -∀-)「それが、ハッ、借ブーン系だと」
_
(# ゚∀゚)「今はまだいいかもな!だけどよ、デレさんの親父さんは、ブーン系大手まとめ会社の『文津運堂』勤めだぞ?」
──おお、デレさんはあの文津運堂のご息女だったんですね……!御令嬢とは……
……ん?……なんであなたと付き合っていたんですか……?
それは話すと長いから割愛するお。
──えー、そこを聞きたいのに(笑)
そろそろ用事が……
──すみません。
177
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 02:53:33 ID:MIC0Cdlc0
_
(# ゚∀゚)「興信ブーン系所使われてみろ。作品の質はもちろん、総合のレスから、某スレからツイッターから、何から何まで洗われてみろ」
(;; ω )
_
(# ∀ )「お前……それでも結婚できると思ってんのか?」
(;; ω )
(;; ;ω;)「お、おおお、おおおおおん!僕だって……僕だってどうしたらいいかわからないお!」
(;; つω⊂)「気が付いたらこうなってたんだお!最初は、最初はほんの数話だったんだお!!」
178
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 02:58:07 ID:MIC0Cdlc0
──まともなジョルジュさんと比べて、失礼ながらブーンさんが子供みたいに思えてきましたよ……
まとも?
──借ブーン系執筆に対しての理解が素晴らしいじゃないですか。
リスクもしっかり把握しているようですし、なにより熱い。彼の言うことは私が言いたいことを代弁していますね。
ああ、ま、確かに──
( つω )「教えてくれお!どうしたらいいんだお、僕は──」
──そうか、やはり戦友からの素晴らしい言葉が、あなたの再起の一歩だったわけ──
_
( -∀-)「逃げろ」
──……え?
( つω゚)「えっ」
_
( ゚∀゚)「『逃亡』しろ」
”素晴らしい”おね。
179
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:00:14 ID:MIC0Cdlc0
( ゚ω゜)「とう……ぼう?」
_
( ゚∀゚)「昔から言うだろ?『無い筆は書けない』ってな」
──そんな……さ、最低です。借りた筆で書かないなんて……!
手のひらくるっくるだおね……だけど、アイツの言ったことは正しいお。所詮、無い筆は書けないんだお。
──それはそうですが……社会が、界隈が黙っていませんよ!
そうだおね。でも、大事なメリットが一つあるお。
180
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:01:29 ID:MIC0Cdlc0
(;; ^ω^)「そ、そんなことしたら僕の信ブーン情報が……」
_
( ゚∀゚)「つれぇんだろ?しんどいんだろ?だったら書かなけりゃいいんだよ」
_
( ゚∀゚)「もちろん、逃げられる保証もねぇし、最悪、裁判だ。そうなりゃパソコンやスマホ、携帯電話はまず差し押さえられるだろうな」
( ゜ω゜)「そ、そんな……!生きていけないお!!」
_
( ゚∀゚)「それにこれから先、お前がブーン系クレジット会社から借りることができないのはもちろん、
長編ローンも組めねぇし、読者からも見放される」
_
( -∀-)「だが」
_
( ^∀^)「書かなくてもいいんだぜ、ブーン」
『書かなくても済む』んだお。逃亡すれば。
──っつ……!!
181
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:03:23 ID:MIC0Cdlc0
( ゚ω゚)「書かなくて……いい……返筆しなくても……お……」
_
( -∀-)「まぁ、どうしても書きたくなったら……
やろうと思えば、ネカフェで短編投下もできる。
書き溜めさえできりゃ人気大長編だって受け入れられるさ」
_
( ∀ )「なぁ、ブーン」
_
( ^∀^)「借ブーン系なんて、踏み倒しちまえよ」
182
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:04:32 ID:MIC0Cdlc0
──借ブーン系踏み倒し……なんて恐ろしい言葉なんだ……
そういう風に言えば重く聞こえるだけだお。ただ、たんに『逃亡』と変わらないお。
──しかし……逃亡作者はなんらかの事情で──
言ってみれば、『万引きした』と『窃盗した』というのと似ているお。
人の物を盗んだことには変わりがないのに、言葉の重みが違うおね。
同じように、『借ブーン系踏み倒し』も、『逃亡』も、一緒だお。
更新がなくなったことに変わりはないお。
──ですが、少なくともあなたの場合は……自業自得だ。
そうだおね。書けなくなったのか、書かなくなったのか。
183
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:05:58 ID:MIC0Cdlc0
( ω )「僕は……」
_
( ゚∀゚)「ま、ちょっと考えてみ。少なくとも、このまま滞話が続くようなら──」
_
( ゚∀゚)「遅かれ早かれ、親や会社に連絡がいくだろうがな」
( ω )「!!」
_
( -∀-)「それを踏まえて、ちょっと考えろ。それでもお前が日和るんなら──」
_
( ゚∀゚)「デレは俺がもらう。
……じゃ、帰るわ」
──不毛ですね。
おっ、わかってきたじゃないかお(笑)
──……ありがとうございます、といえばいいんでしょうか……
いや──褒めてねぇお。
184
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:09:00 ID:MIC0Cdlc0
〜〜〜
数日後
:::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::||三三三||三三三||三三三||┃:::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::......||三三三||三三三||三三三||┃.......::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::: |:::::::...............||三三三||三三三||三三三||┃.............::::::::
::::::::::::.......... |:::.... . ||三三三||三三三||三三三||┃ .........::::
::::::::::::.......... | ||三三三||三三三||三三三||┃
::::::....... |  ̄l「 ̄ ̄ ̄ l「 ̄ ̄ ̄ ll ̄..┃
::::::....... |.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄. 8 .___
|_______ .!|\__\
|| | ||/ ! i |
|| | ,ヾ\|__.i___/
ノ⌒~⌒"⌒~"⌒\/| /⊂〜ヾ;'
/ .. / .| ./ /
/ ⊂⌒( ω )「……」 .." ̄ ̄.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
/ `ヽっ,,,,, っ臼 / /. | |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
──戦友からの叱咤で、少しは気持ちが?
いや……あれから数日が経っても、依然として、僕は借ブーン系執筆を続けていたお。
──何も変わらなかったんですか……!?私には彼が、どういう気持ちで言ったかなんとなく察しがつきますが……
何も変わらないわけじゃないお。むしろ、変えすぎてしまったお。
──変えすぎた?
185
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:10:40 ID:MIC0Cdlc0
(;; ^ω^)臼<プルルルル ピッ
「……」
臼「ブーンじゃないかい!あんた、元気でやってるの?」
(;; ^ω^)「お、おんカーチャン!バ、バリバリがんばってるんだお!」
──おお、お母様ですか。そういえば、ジョルジュさんが言っていましたね。親に連絡がいくかもしれないと。
そうだお。うちは母子家庭で、親なんてカーチャンしかないから余計に心配になってしまったんだお。
──なるほど、ブーン氏はマザコン……と……
否定はしないお。
186
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:12:14 ID:MIC0Cdlc0
臼「そう……ずいぶん連絡がないから、カーチャン心配だったよ」
( ´ω`)臼「おっおっ、そりゃすまんお……」
臼「……で、何があったんだい」
( ^ω^)臼「おっ?」
臼「何年あんたのカーチャンやってると思っているんだ、声色聞いてすぐわかったよ」
臼「あんた、何か面倒抱えてるだろ」
(;; ^ω^)臼「おっ……」
臼「いいから話してみなさい。カーチャン怒らないから」
( -ω-)臼「……実は……」
187
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:13:07 ID:MIC0Cdlc0
──さすがですね、母は強しというやつですか。
あの時のカーチャンが、というよりも、あの時の僕の声色がそうとう上ずっていたんだろうお。
──照れちゃって(笑)
……君ね、人間模様の話になったら饒舌になるのはどうかと思うお。
( ´ω`)臼「──と、いうわけだお……」
臼「バカッ!!」
( >ω<)臼「っ!!」
臼「あんた、トーチャンのこと忘れたのかい!?」
188
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:14:09 ID:MIC0Cdlc0
──そういえば、お父様はどうされたのです?
トーチャンは借ブーン系にハマって、いくつもいくつも長編書いては途中でほっぽって、一つも完成させないで蒸発したお。
──血は争えないですね……
……
──っ、すみません、言い過ぎました。
いや、いいお。否定は──しねぇお。
( ^ω^)臼「……ごめん、ごめんおカーチャン……」
臼「何話だい」
( ^ω^)臼「えっ?」
189
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:15:43 ID:MIC0Cdlc0
「総話数何話分借りてるんだい」
( ^ω^)臼「さ、300話くらい」
「あんた──」
ブチッ
──電話が……切れましたね。
(;; -ω-)臼(き、切れたお……)
(;; ω )(もう、カーチャンにも見捨てられたお……)
臼<プルルルルルル
( ^ω^)⊃臼「おっ!?カーチャ」
プルルルルル
190
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:16:50 ID:MIC0Cdlc0
______
. / 辷´__ 辷′`7ヽ
/´ / / 7 厶
. / / / / / /
/ /___′ / / /
. / _____ / / /
/ /ミセリ / ../ / / プルルルルルル...
. / /ちゃん/ ../ / /
/  ̄ ̄ ̄ / / /
( ゚ω゚)「ン……」 . / / / /
/ / / /
. /_ / / /
/ ‐ - ‐ ´/ / /
. ゝ / / /
`≧=‐- -‐=≦´_彡'
( ゚ω゚)
( ω゚)
( ω )
( ω )「もうやだお!!!誰か、誰か助けてお!!」
( ω )「おおおおん!!!!」
191
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:17:40 ID:MIC0Cdlc0
そうして、僕はあまりの精神的疲労に眠ってしまったお。
──無理もありませんね。戦友からも、肉親からも見放されてしまったのですから。
あ、ちなみにその時の返筆は……
もちろん、返筆分も書かずに、だお。
──(あっけらかんと言い放つ彼は、まるで歯磨きをせずに寝たとでも言ったように、悪びれもしていなかった)
──もしかして、ここで完全に更新をやめてしまったのですか?
いや、この時は更新できてたんだお。ちゃんとスレにも投下してあった。
──……?ど、どういうことですか?眠ってしまったのに、どうやって──
それは──
192
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:18:42 ID:MIC0Cdlc0
〜〜〜
( -ω-)「……」 カタカタ
( -ω-)「……?」 カタカタカタ ンー、ココハ、コンナカンジカシラ
:::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::||三三三||三三三||三三三||┃:::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::......||三三三||三三三||三三三||┃.......::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::: |:::::::...............||三三三||三三三||三三三||┃.............::::::::
::::::::::::.......... |:::.... . ||三三三||三三三||三三三||┃ .........::::
::::::::::::.......... | ||三三三||三三三||三三三||┃
::::::....... |  ̄l「 ̄ ̄ ̄ l「 ̄ ̄ ̄ ll ̄..┃
::::::....... |.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄. 8 .___
|_______ _ .!|\__\
|| | ||lJ(;:;:;:;:)し ||/ ! i | カタカタカタ アラアラ ウフフ
|| | ||l::/;:;:つつ, ヾ\|__.i___/
ノ⌒~⌒"⌒~"⌒\/| L二/⊂〜ヾ;'
/ ( -ω^)「ん……?」 ./ /
/ / ./. . |" ̄ ̄.
/ ./ /. .| |
/ / ./゙ |___|
|  ̄  ̄ ̄ . ̄  ̄ ̄.. ̄|| ./ .|
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
193
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:19:27 ID:MIC0Cdlc0
____
⌒ヽ...::´::::::::::::::::::::`:::..、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
ハ::::::{::: i:::::{::::::: }:::::::::::::::::::::}
{:トw小/ヾ:ハ::::::从ォ:::: |::::: | クルッ 彡
|::::::} -‐ ヽ/‐- .|::::::|:::::::!
「か、カーチャン……!?」 |:::从 "" "" |:::::从::リ
ヾ:::::丶. __ー __ ,从/从::ヘ 「おや、起きたのかい、ブーン。ごめんね、
\{___ ,j ,:}:ィ`ヽ、 ゝ
/ / ハ // | i i カーチャン携帯充電してなかったから切れてごめんね。飛んできちゃった!
カタカタ l Y L __ / ヽ! !___
ノ'' | l | | それよりブーン、あんたちゃんと戸締りくらいしなさい」
______ { ,.. ! ! :| |
l l ゝ 、..:::.. `. ..:::: _L, l :| |
l l `|.|` `,. - ´ .ノ | |
l l __∠-┴- 、‐ ´ _ -ッ ´┬┴ ┘
l l_イ|/r‐ィ三 ___ - ´ \|
__l二二二二二l二二二l"´/_______ ,ゞ
______::______) ヽ __-二´ ̄ヾ
| | _ - ´| | _,. ゝ ''´ i
| l'´ | | i_
| l / | | ノ/ |
| l / .! | _ -―― '' ´/ /
| | | | |´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /
| | | | l.──┬─┬─┘
──カーチャンが、来てる!?
194
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:20:46 ID:MIC0Cdlc0
( ゚ω゚)「あ……か……カーチャン……!」
J( 'へ`)し「ほら、何してるんだい、早くカーチャンに物語の続きを教えなさい」
──まさか……お母様が……
おん。たった、あれだけの会話で全てを察したカーチャンは……わざわざ僕の家まで来てくれたんだお。
──そして、何も聞かず、返筆を…………
さすがに堪えたお。泣きながら、たどたどしいタイピングで頭を悩ますカーチャンに謝りながら、僕は一緒に返筆作業をしたお。
──……
──(情けない話だが、目頭が熱くなった。借ブーン系執筆に悩む青年が、
借ブーン系執筆によって夫を失った母親に手伝ってもらうというバカみたいな話に辟易したのではなく、
いつの間にかブーン氏に感情移入していた自分がどうにも憎めないからだった。なるほど、上司の言葉はもっともだ)
ショボン君?
──ぐっ……いえ、すみません。
195
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:24:04 ID:MIC0Cdlc0
──(悔しかった私は、冗談を言うしかなかった。
こんなクズみたいな人間には、クソみたいなジョークで
自分のペースを取り戻すしかなかったのだ)
──……ふぅ……で!いつベッドインしたんですか?(笑)
えっ?
──(我ながら、聞かなければよかったと後悔している)
──ほら、照れないで──
それは……言わないとだめ?(笑)
──えっ、えっ?
196
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:25:08 ID:MIC0Cdlc0
( -ω-)「なぁ、カーチャン」
J( 'ー`)し「なんだいブーン」
よく気づいたおね……普通そこでベッドインなんて思考出てこないお。
(* ω )「今日だけ一緒に寝てくれないかお」
やっぱり君は──
J( ^ー^)し「あらあら、ブーンはお子ちゃまね」
( ω *)「……うっせぇお」
197
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 03:25:46 ID:MIC0Cdlc0
芸能デスクに向いているお。
。+.。゚:;。+゚+。::゚。:.゚。+.。゚:;。+゚。+.。゚:;。+゚+。::゚。:.゚。+.。゚:;。+゚。+.。゚:;。+゚+。::゚。:.゚。+.。゚:;。+゚。+.。゚:;。+゚+。::゚。:.゚。+.。゚:;。+゚
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|_______ ...!|\__\
|| スヤァ... | ||/ .! i |
||( -ω-)J('ー` )し .,ヾ\|__.i___/
ノ⌒~⌒"⌒~"⌒\/| ./⊂〜ヾ;'
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(私は、芸能デスクに向いていないと、涙を流しながら思った)
第八話『Are PLeased to Undo a Son』 end
EDテーマ:
https://www.youtube.com/watch?v=l4I9t-4py8k
198
:
名無しさん
:2017/06/16(金) 04:53:18 ID:3d2Y824A0
ふぇぇぇぇ
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