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ξ゚⊿゚)ξし×××のようです(^ω^ )
1
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 18:57:13 ID:DCeU8sjA0
ミセ;゚ー゚)リ「ね、ニュース見た!? またあの殺人鬼が出たってさ!」
ξ゚⊿゚)ξ「殺人鬼?」
(゚、゚トソン「綺麗な女性だけを狙うというあの連続殺人犯ですか?」
ミセ;゚д゚)リ「そう! もうほんっと怖くない!? 可愛いミセリちゃんがいつ狙われるか心配で心配で!」
(゚、゚トソン「ワロス」
ミセ;゚д゚)リ「傷つくからその反応やめて!」
52
:
名無しさん
:2017/05/17(水) 08:10:35 ID:eGlJyRNw0
流れるような不法侵入ww
53
:
名無しさん
:2017/05/17(水) 16:21:22 ID:Exw/zt/Q0
ツンがただのダメ人間過ぎる
54
:
名無しさん
:2017/05/17(水) 19:11:10 ID:ISeOOLkc0
乙
相変わらずの駄目ツンwwww
ザバァにワロタ
55
:
名無しさん
:2017/05/17(水) 21:09:18 ID:/Mx.sLsY0
死にたがりスイッチクソわかるwwwwww
56
:
名無しさん
:2017/05/28(日) 16:58:11 ID:oMxxmIrA0
この空気がwwwwwww
57
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 00:55:43 ID:ZrJTLsfw0
ξ゚⊿゚)ξ「卒論だるい……めんどくさい……進まない……」
ξ゚⊿゚)ξ「死ねば卒論書かなくていいのよね? 就活もしなくていいのよね?」
ξ゚⊿゚)ξ「ぐおぉぉ……死にたすぎる……」
< バキィッガチャッ
ξ゚⊿゚)ξ
扉|^ω^)ノ「どうもどうも、ツンさん」
ξ#゚⊿゚)ξ「インターホン押せって言ったじゃない! なんでまた鍵壊してんのよ!」
扉|^ω^)そ ハッ
扉|彡 バタン
扉| < ピンポーン
ξ#゚⊿゚)ξ「今更鳴らさなくていいわよ!!」
58
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 00:56:34 ID:ZrJTLsfw0
ξ゚⊿゚)ξし×××のようです(^ω^ )
第3話 『しょうがくせい』
.
59
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 00:57:22 ID:ZrJTLsfw0
( ^ω^)「スポーツでいい汗を流すと気分いいじゃないかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「汗かくとベタつくから嫌」
( ^ω^)「……スポーツで得られる爽快感っていうかね」
ξ゚⊿゚)ξ「汗で得られる不快感」
( ^ω^)「……まあ、とりあえず体動かしてみないかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「やだ。私インドア派だし」
( ^ω^)「……じゃあ、スポーツするか卒論書くか選bξ゚⊿゚)ξ「スポーツ」
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ「スポーツやりたい」
( ^ω^)(なんて扱いやすい人なんだ)
60
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 00:58:58 ID:ZrJTLsfw0
ξ゚⊿゚)ξ「で、何のスポーツするの?」
( ^ω^)「とりあえずバドミントンのセットを持ってきたお」
ξ゚⊿゚)ξ「いいわね。場所はどうするの?」
( ^ω^)「近所の公園でいいんじゃないかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「……日曜日の昼間、小学生たちが集う公園で遊ぶの?」
( ^ω^)「君の精神年齢は小学生だし、問題ないお」
ξ#゚⊿゚)ξ「なんですって!?」
( ^ω^)「はいはい行くおー。ツンさんはバドミントンは得意なのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうねぇ……まあ、結構できる方かしら」
( ^ω^)「へー、楽しみだおー」
ξ゚⊿゚)ξ「棒読みやめろ」
61
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:00:04 ID:ZrJTLsfw0
ξ゚⊿゚)ξ「……で、公園に着いたけど」
( ^ω^)「着いたおね」
(*><)(*<●><●>) (*‘ω‘ *) キャッキャ
ξ゚⊿゚)ξ「マジで小学生しかいないわよ」
( ^ω^)「大丈夫大丈夫、ツンさんよりも精神年齢高いと思うから」
ξ#゚⊿゚)ξ「なんですって!?」
( ^ω^)Ф「はい、ラケット」
ξ゚⊿゚)ξФ「……このAAじゃラケットっていうよりペン持ってるみたいに見えない?」
( ^ω^)Ф「気にしたら負けだお。」
っΔ
ξ゚⊿゚)ξФ「……そのデルタはシャトルとか言わないわよね?」
( ^ω^)Ф「言っちゃうんだなーこれが」
っΔ
ξ゚⊿゚)ξФ「もっとリアリティにこだわった方が……」
( ^ω^)Ф「もういいから始めるお」
っΔ
62
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:01:16 ID:ZrJTLsfw0
( ^ω^)Ф”「いくおー」ポーン
ξ゚⊿゚)ξФ”「はい」パシーン
( ^ω^)Ф”「ほっ」パーン
ξ゚⊿゚)ξФ”「ていやっ」ペシーン
( ^ω^)Ф”「なかなか上手いおね」ポーン
ξ゚⊿゚)ξФ”「そう言ったじゃないの。私ひとりっ子だからずーっと壁と練習してたのよ」パシーン
( ^ω^)Ф”「切ねえ」パーン
ξ゚⊿゚)ξФ”「あと、高校のとき体育で二人組になってバドミントンやる授業あったんだけど、余ってずっと壁とやってた」ペシーン
( ^ω^)Ф”「やめて切ない。ていうか余ったときって普通は先生とやらないのかお?」ポーン
ξ゚⊿゚)ξФ”「先生とやるの切ないから自ら壁を申し出たのよ」パシーン
( ^ω^)Ф”「壁の方が切なくないかお?」パーン
ξ゚⊿゚)ξФ”「あえて客観視しないようにしてたんだからやめて」ペシーン
( ^ω^)Ф”「みんな二人で対面してキャッキャ言いながらやってるのに、君だけ一人で黙々と壁向いてやってたってことだお?」パーン
ξ゚⊿゚)ξФ”「対比やめてお願い」パシーン
63
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:02:20 ID:ZrJTLsfw0
( ^ω^)「ツンさん意外と上手で驚いたお。今までの印象は死にたがりなポンコツでしかなかったのに」
ξ゚⊿゚)ξ「アンタの言葉はいちいち余計なのよ」
( ^ω^)「なかなかいい汗かいたお?」
ξ゚⊿゚)ξ「汗でベタついて気持ち悪い」
( ^ω^)っ[]「そんな君にシーブリーズ〜」テッテレーン
ξ゚⊿゚)ξ「やだCMみたーい。でも絶対恋は始まらなーい」
( ><)ジーッ
ξ゚⊿゚)ξ「……ん? どうしたの?」
( ><)「お姉さんたちは恋人なんですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「おいコラクソガキ、大人の腕力を見せつけてやろうか」
(*><)「わあ! 見たいんです!」
ξ゚⊿゚)ξ「純粋かよ」
( ^ω^)っロ「ツンさん、見せつけてあげたらどうだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「証拠撮って通報する気満々じゃねぇか。真に捕まるべきなのはアンタなのに」
64
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:03:55 ID:ZrJTLsfw0
(*><)「お姉さん、お兄さん、僕たちと一緒に遊ぼうなんです!」
ξ゚⊿゚)ξ「え? ……どうする? 遊んであげる?」
( ^ω^)「遊んでもらうの間違いじゃないかお?」
ξ#゚⊿゚)ξ「はあ!?」
( ^ω^)「はいはい怒らなーい。せっかくだし一緒に遊ぼうお。名前はなんていうんだお?」
(*><)「僕はビロードなんです!」
ξ゚⊿゚)ξ「ビロードくんね」
( <●><●>)「私の名前がワカッテマスであることは分かってます」
ξ゚⊿゚)ξ「なんかややこしいわね」
(*‘ω‘ *)「私はちんぽっぽだっぽ」
ξ゚⊿゚)ξ「……卑猥ね」
(*‘ω‘ *)「私の名前に関しては、慣れれば無感情に呼べるから早めに慣れてほしいっぽ」
ξ゚⊿゚)ξ「なんか妙に達観してるわねこの子……」
65
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:04:39 ID:ZrJTLsfw0
( ><)「お姉さんはなんて名前なんですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「私はツンよ」
(*><)「ツンお姉さんですね!」
( <●><●>)「そっちのお兄さんはなんていうんですか?」
( ^ω^)「僕は西川ホライズンだお」
ξ゚⊿゚)ξ「偽名じゃねぇかよ」
( ^ω^)(僕、殺人鬼なんだから個人情報はちょっと、ね。事務所通してもらわないと)ボソボソ
ξ゚⊿゚)ξ「どこだよ事務所」
( ^ω^)「ジャニーズ事務所」
ξ゚⊿゚)ξ「調子乗りすぎ」
( ^ω^)「僕の顔をよーく見るお。ジャニーズ系だお?」
ξ゚⊿゚)ξ「滑稽な顔でしかないわね」
( ^ω^)「滑稽てお前。顔に対する表現に滑稽てお前」
66
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:06:03 ID:ZrJTLsfw0
ξ゚⊿゚)ξ「で、何して遊ぶの?」
(*><)「ケイドロがいいんです!」
ξ゚⊿゚)ξ「いいわね。誰が警察やる?」
( ^ω^)∩「じゃあ僕がやるお」
ξ゚⊿゚)ξ「アンタが警察ってこれ以上ない皮肉ね」
三(*><)「逃げろー!なんです!」
三(*<●><●>)「私が最後まで逃げ切ることは分かってます」
三(*‘ω‘ *)「相手は成人男性っぽよ。普通に考えて小学生の私たちが敵うわけないっぽ。現実見ろっぽ」
三(;<●><●>)「ちんぽっぽ、小学生なんですからもっと夢を見ていいんですよ?」
三(*‘ω‘ *)「たわけ」
三(;<●><●>)「小三の冷め方じゃない……」
67
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:07:20 ID:ZrJTLsfw0
( ^ω^)「いーち、にーい、さーん」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
( ^ω^)「しーい、ごーお……なんだお、ツンさん。さっさと逃げたらどうだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「……アンタって幼女趣味ある?」
( ^ω^)「何言い出すのコイツ」
ξ゚⊿゚)ξ「ちんぽっぽちゃん可愛いじゃない。だからアンタが殺しでもしないかと思って」
( ^ω^)「ねえお。幼女は守備範囲外だお」
ξ゚⊿゚)ξ「ならいいけど」
( ^ω^)「そもそも僕は、一度ターゲットに決めた人を殺すまでは他の人に手出ししないお」
( ^ω^)「だから、君を殺すまではどんな美人だろうと他の人を殺すことはないお」
ξ゚⊿゚)ξ(えっ何気に世の中の美人の命が私にかかってるんだけど)
68
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:08:54 ID:ZrJTLsfw0
( ^ω^)っ「ツンさんと話してるうちに30秒経ったおね。はいタッチー捕まえたー」
ξ;゚⊿゚)ξ「はあ!? 卑怯よ!」
( ^ω^)Ф”「逃げなかったツンさんが悪いお。はい、この線の中が牢屋だお」ガリガリ
ξ;゚⊿゚)ξ「くっ……納得いかない……」
( ^ω^)「まあまあ、助けに来てもらえばいいじゃないかお」
ξ;゚⊿゚)ξ「それもそうね……助けてー!!」
(;><)「ツンお姉さん!?」
(;<●><●>)「ビロード、ちんぽっぽ、助けに行きましょう!」
(*‘ω‘ *)「それは私にメリットがあるのかっぽ?」
(;<●><●>)「どうしてそんなにも冷めてるんですか貴方は!」
(;><)「ワカッテマスくん、僕たち二人で行くんです!」
(;<●><●>)「そうですね。じゃあ、私が囮になって気を引くのでビロードがその隙に……」
三( ^ω^)「お喋りしてる暇なんてあるのかお?」
(;><)そ「い、いつの間に!?」
(;<●><●>)「逃げますよ、ビロード、ちんぽっ……既にいない!」
三( ^ω^)「ちんぽっぽちゃんの名前は中途半端なところで切らない方がいいと思うお」
69
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:09:52 ID:ZrJTLsfw0
ξ゚⊿゚)ξ「暇……」ボーッ
(*‘ω‘ *)っ「はい、タッチだっぽ」
ξ゚⊿゚)ξ「あれ、ちんぽっぽちゃん。助けに来てくれたの? 渋ってたのに……」
(*‘ω‘ *)「……別に、貸しを作っておいて損は無いと思っただけだっぽ」
ξ゚⊿゚)ξ「素直じゃないわねー」
(*‘ω‘ *)「……うるせえっぽ」
ξ゚ー゚)ξ「ありがとう、ちんぽっぽちゃん」
(*‘ω‘ *)「……さっさと逃げるっぽ。どうせすぐに男子二人が捕まるっぽ」
70
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:10:56 ID:ZrJTLsfw0
(っ^ω^)っ「はい、二人ともタッチだおー」
(;><)「捕まっちゃったんです!」
(;<●><●>)「ふ、不覚……!」
( ^ω^)「さーて……あ、ツンさんが牢屋にいないお。逃げちゃったかお……まあいいお」
壁|;゚⊿゚)ξ「本当に二人とも捕まってるわね」
壁|‘ω‘ *)「あの二人、いつも固まって逃げるからまとめて捕まるんだっぽ」
( ^ω^)ゝ「さてと、ツンさんとちんぽっぽちゃんはどこかおー」キョロキョロ
壁|;゚⊿゚)ξ「私たちを探してるわね、ちんぽっぽちゃ……」
壁|
壁|;゚⊿゚)ξ「既に逃げてる!!」
( ^ω^)ゝ「お、そんなところにいたのかお、ツンさん」
三ξ;゚⊿゚)ξ「くそっ、バレた!」ダッ
三三┏( ^ω^)┛ シュダッ
三ξ;゚д゚)ξ「いやああああああ本気出してきたコイツ!!」
三三┏(*^ω^)┛「おっおっ、いい顔するじゃないかお。怯えちゃってー」
三ξ;゚д゚)ξ「なんなのよその動体視力!!」
71
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:12:02 ID:ZrJTLsfw0
( ^ω^)っ「はい、タッチだおー」
ξ;゚⊿゚)ξ「また捕まっちゃった……」
( ^ω^)「はーい、牢屋行きだおー」
(( ξ;゚⊿゚)ξ「はいはい……あ、牢屋の前にちんぽっぽちゃんが」
(*‘ω‘ *)「助けてほしいっぽ?」
(;><)「助けてほしいんです!」
(;<●><●>)「助けてください!」
(*‘ω‘ *)「それが人にものを頼む態度かっぽ?」
ミ(;っ><)っ「……ぼ、僕はいいから、ワカッテマスくんだけでも助けてほしいんです!」ガバッ
(;<●><●>)「ビロード!? そんな、土下座までして私を……」
⊂(*‘ω‘ *)「ぽっぽっぽ、美しい友情っぽね。ならば、こうするっぽ。ビロードだけにタッチだっぽ」
(;><)「えっ……」
(*‘ω‘ *)「どうしたっぽ? 助けてほしいって言ったっぽね?」
(;><)「で、でも、ワカッテマスくんがまだ……」
(*‘ω‘ *)「私は、自分を犠牲にしてまで友を助けようとしたビロードの優しさを買ったんだっぽ。ほら、早く逃げるがいいっぽ」
(;><)「でも……ワカッテマスくんが……」
(;<●><●>)「ビロード! 私のことはいいです! 早く逃げてください!」
(;><)「でも……でも……!」
(;<●><●>)「さあ、早く!」
三(。><)ノシ「ワカッテマスくん……後で絶対に助けに来ます!」ダッ
(;<●><●>)ノシ「無理はしないでくださいよ!」
(*‘ω‘ *)(ビロードが今助ければいいことになぜ二人とも気づかないんだっぽ)
72
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:13:08 ID:ZrJTLsfw0
ξ;゚⊿゚)ξ「なんだったの、さっきの茶番……」
( ^ω^)「おっおっお、なかなかにいい展開だったおね」
ξ゚⊿゚)ξ「まあ……そうね」
三┏( ^ω^)┛「さーて、ちょっと本気出して捕まえてくるお。美しき友情劇にピリオドを打ってやるお」ダッ
ξ;゚⊿゚)ξ「えぇ……なんて野暮なの……」
73
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:14:24 ID:ZrJTLsfw0
( ^ω^)っ(*‘ω‘ *;)「はい、まずはちんぽっぽちゃん捕まえたおー」
ξ;゚⊿゚)ξ「これで残ってるのはビロードくん一人ね……」
壁|;><)そ
( ^ω^)「ほーらほら、皆を助けに行かないのかお、ビロードくん?」
壁|;><)「で、でも……僕一人じゃ……」
(;<●><●>)「ビロード、約束したじゃないですか! 必ず私を助けに来てくれると!」
壁|;><)「でも……僕は一人じゃなんにも……」
( <●><●>)「大丈夫です、ビロード。貴方が優しくて、強い人であることは分かってます。貴方ならできます」
壁|><)「ワカッテマスくん……」
( <●><●>)「さあ、約束を果たしに来てください!」
壁| 三(*><)「……はい! 今、助けに行くんです!」ダッ
(*‘ω‘ *)「弱虫のビロードが……成長したっぽね」
ξ゚⊿゚)ξ「……ちょっと感動しちゃった」
( ^ω^)っ(;><)そ「はい、タッチだおーざーんねーんでーしたー」
ξ;゚⊿゚)ξ「な、なんて奴だ!!」
74
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:15:30 ID:ZrJTLsfw0
(;><)「そんな……約束が……」
( ^ω^)「現実ってのは厳しいもんだお。
さて、日が暮れてきたおね。三人とも、そろそろお家に帰った方がいいお」
(*><)「はーい! 今日は楽しかったんです!」
ξ;゚⊿゚)ξ「切り替え早っ」
(*‘ω‘ *)「……」
( <●><●>)「……ちんぽっぽ? どうかしましたか?」
(*‘ω‘ *)「……どうもしてないっぽ」
( <●><●>)「もしかして、もっと遊びたいんですか?」
(*‘ω‘ *;)「ん、んなわけねぇっぽ! 勝手なこと言うなっぽ!」
( <●><●>)「……ちゃんと小学生らしいところがあって安心しましたよ」
(*‘ω‘ *;)「うるせえっぽ!」
( ^ω^)「おっお、今日はもう帰らなきゃダメだお。あんまり遅くなると殺人鬼が出ちゃうかもしれないおー」
ξ;゚⊿゚)ξ(お前じゃねぇか)
(;><)「殺人鬼……怖いんです……」
( ^ω^)「あと、死にたがりのポンコツ女子大生とか」
ξ#゚⊿゚)ξ「私は無害よ!」
(;><)「死にたがりのポンコツ女子大生!? こ、怖いんです!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「なんで殺人鬼より怖がってんのよ!」
75
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:17:10 ID:ZrJTLsfw0
(*><)ノシ「お兄さん、お姉さん、また遊ぼうなんです!」
( <●><●>)ノシ「今日はありがとうございました」
(*‘ω‘ *)「……」
( <●><●>)ノシ「ほら、ちんぽっぽも」
ヾ(*‘ω‘ *)「……うるせえっぽ」
ξ゚ー゚)ξノシ「またね、三人とも」
( ^ω^)ノシ「死にたがりのポンコツ女子大生に気をつけて帰るおー」
ξ#゚⊿゚)ξノシ「みんなー! 変態殺人鬼に気をつけて帰ってねー!!」
76
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:18:23 ID:ZrJTLsfw0
ξ゚⊿゚)ξ「今日は楽しかったわ」
( ^ω^)「おっ、生きたくなったかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうねぇ……またねって言ったし……。いやでも……うーん……」
( ^ω^)ノ「まあ、ゆっくり考えてくれお。あ、ツンさんのアパートに着いたおね。じゃっ、また来るお」
ξ゚⊿゚)ξ「はいはい」
( ^ω^)ノ「卒論とか就活とか頑張ってお」
ξ゚⊿゚)ξ「その言葉で一気に死にたくなった」
第3話 『しょうがくせい』 終
77
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 02:50:57 ID:sPeW7Lgg0
乙!
78
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 08:01:50 ID:/kzw9V7s0
ビロワカぽっぽ可愛いなぁ
乙
79
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 08:20:42 ID:VDn937uI0
ワロタ
おつおつ
80
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 13:10:11 ID:OyJj/H2o0
乙
ほのぼのとしてるのにいろいろ面白い
このツン好き
81
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 17:22:53 ID:CjkHHNig0
乙
82
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:48:18 ID:eYqOwIFY0
ミセ*゚ー゚)リノ「やっほー、ツン。遊びに来たよー」ガチャッ
(゚、゚トソン「こんにちは」
ξ゚⊿゚)ξ「はーい、いらっしゃーい」
ミセ*゚ー゚)リ「ねぇツン、なんでドアの鍵壊れてるの?」
ξ゚⊿゚)ξ「あー……さすがに短期間に三回も鍵の修理を頼むのは怪しまれるかなって」
ミセ;゚ー゚)リ「そんなに頻繁に鍵壊れてんの!?」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、あー……ちょっと最近怪力でさー」
(゚、゚;トソン「そんな風邪気味みたいなノリで……」
ξ;゚⊿゚)ξ「もうこの話はいいじゃない! ほら、女子会始めましょう!」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、お菓子持ってきたよー」
(゚、゚トソン「私も持ってきました」
ξ゚⊿゚)ξ「ありがとう。じゃあ早速……」
( ^ω^)っ「なんだお、鍵壊れたままじゃないかお」ガチャッ
ξ;゚⊿゚)ξ「なんてタイミングで来るんだコイツ!!!」
83
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:49:01 ID:eYqOwIFY0
ξ゚⊿゚)ξし×××のようです(^ω^ )
第4話 『しんゆう』
.
84
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:49:50 ID:eYqOwIFY0
( ^ω^)ノ「どーもどーも、ツンさん」
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっ……帰って!」
( ^ω^)「なんだお、今日はつれないおね」
ξ;゚⊿゚)ξ「いいから早く帰って!!」
(゚、゚トソン「どちら様ですか?」
ミセ*゚ー゚)リ「なになに!? ツンの彼氏!?」
( ^ω^)「んなわけねぇお。やだお、これが彼女とか。すーぐキレるし」
ξ#゚⊿゚)ξ「アンタがキレさせるんでしょ!」
( ^ω^)「ほらキレた」
ξ#゚⊿゚)ξ「アンタのせいだっての!」
(゚、゚トソン(仲良し)
ミセ*゚ー゚)リ(仲良しだ)
85
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:51:00 ID:eYqOwIFY0
(゚、゚トソン「で、どちら様なんですか?」
((( ^ω^)「僕は西川ホライズンだお。ツンさんとはちょっとした知り合いだお」
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっと、部屋にあがってんじゃないわよ」
( ^ω^)”「どっこいしょ」
ξ;゚⊿゚)ξ「座ってんじゃないわよ!」
( ^ω^)「君たちはツンさんのお友達かお?」
(゚、゚トソン「そうです。私は都村トソンです」
ミセ*゚ー゚)リ「私は芹澤ミセリ!」
( ^ω^)「おっおっ、二人とも美人さんだおね」
ξ;゚⊿゚)ξ「ッ!!」
ミセ*^ー^)リゞ「美人だなんて、そんなぁー!」
(゚、゚トソン「ミセリ、世の中にはお世辞という言葉があるんですよ」
ミセ;゚д゚)リ「うるさいよ!」
( ^ω^)「お世辞なんかじゃないおー」
ξ;゚⊿゚)ξっ「ちょっと! 話あるからこっち来なさい!」グイッ
( ^ω^)「なんだお。ここで言えばいいお」
ξ;゚⊿゚)ξづ「いいから!!」グイグイ
( ^ω^>「分かったから引っ張らないで」
86
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:52:17 ID:eYqOwIFY0
ξ;゚⊿゚)ξ「お願いだから、トソンとミセリだけは殺さないで」
( ^ω^)「もし、あの二人を殺すとしても君を殺してからだお。君の死後に誰がどうなろうと関係ないんじゃないかお?」
ξ;゚⊿゚)ξ「そういうわけにはいかないわ。あの二人は大事な友達なの」
( ^ω^)「知らねえお、そんなの。僕は僕が殺したい人を殺すだけだお」
ξ;゚⊿゚)ξ「……お願い」
( ^ω^)「……」
( -ω-)=3
( ^ω^)「……ミセリさんもトソンさんも美人だと思うけど、君と比べると霞んじゃうからね。
君の次に殺すのは、君よりも美人な人じゃないと満足できないお」
ξ゚⊿゚)ξ「……それって」
( ^ω^)「あの二人は殺さねえっつってんだお。ほら、さっさと戻るお」
ξ゚ー゚)ξ「……ありがとう」
( ^ω^)「なにお礼言ってんだお。感謝する場面でもなんでもないお。お礼なら自分の美貌に言っとけお」
ξ゚⊿゚)ξ人「サンキューマイフェイス」
( ^ω^)「本当に言うんだおね」
87
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:53:53 ID:eYqOwIFY0
ミセ*゚ー゚)リ「なんの話してたのー?」
ξ゚⊿゚)ξ「なんでもないわ。さ、女子会始めましょう」
( ^ω^)「わーい」
ξ゚⊿゚)ξ「わーいじゃねぇよ帰れ男子」
( ^ω^)「男女差別反対! 男女差別反対!」
ミセ*゚ー゚)リ「別に私は西川さんが一緒でも構わないよ?」
(゚、゚トソン「私も構いません」
( ^ω^)「ほーらツンさん、三対一だお」
ξ;゚⊿゚)ξ「関係ないわよ! 家主が帰れって言ってんだから帰りなさいよ!」
( ^ω^)っ「せっかくお土産にフルーツタルト持ってきたのに持って帰れってことかお。一緒に食べたかったのに残念だお」
ξ;゚⊿゚)ξ「えっ」
ミセ*゚ヮ゚)リ「それってもしかして、駅前に新しくできたケーキ屋さんのタルト!?」
(゚、゚*トソン「気になってたんですよ、そのタルト」
( ^ω^)「ほらほら、ツンさんは食べたくないのかお?」
ξ;゚⊿゚)ξ「ぐっ……」
ξ;-⊿-)ξ「……仕方ないわね、女子会の参加を認めるわ」
( ^ω^)「すっごく嬉しぃ。。ツンチャンぁりがとぉ。。」
ξ;゚⊿゚)ξ「やめろその口調!!」
88
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:55:09 ID:eYqOwIFY0
ミセ*゚ー゚)リ「女子会といえば、恋バナでしょ! 皆どうなの?」
( ^ω^)「ツンチャンたちの恋バナ気になるナァ。。」
ξ;゚⊿゚)ξ「いつまでその口調なのよ」
ミセ*゚ー゚)リ「で、どうなの?」
ξ゚⊿゚)ξ
(゚、゚トソン
ミセ*゚ー゚)リ「ちょっとちょっとー、華の女子大生でしょ? 彼氏の一人や二人くらいいないのー?」
ξ゚⊿゚)ξ「彼氏二人いたらマズイだろ」
(゚、゚トソン「そう言うミセリはどうなんですか? 彼氏の一人や二人いるんですか?」
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ「西川さんはどうなのー? 彼女とかいますー?」
ξ゚⊿゚)ξ「逃げた」
(゚、゚トソン「逃げましたね」
( ^ω^)「僕かお? そういう人はいないおね」
ミセ*゚ー゚)リ「えー、ツンとは実際どうなの?」
ξ゚⊿゚)ξ「どうもこうもないわ(ねぇお)」(^ω^ )
ミセ*゚ー゚)リ(息ピッタリなのに……)
89
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:56:40 ID:eYqOwIFY0
(゚、゚トソン「そういえば、西川さんって何のお仕事をされているんですか?」
ξ゚⊿゚)ξ(あ、そういう話って聞いたことないわね……)
( ^ω^)「おっおー、実は暗殺業をやってるんだお。中学時代はE組で暗殺の訓練を受けたんだお」
ミセ*゚ー゚)リ「もしかして担任はタコみたいな見た目の殺せない先生!?」
( ^ω^)「そうそう。ちなみに当時の僕は赤髪で、担任に一番最初にダメージを与えたんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「イケメンキャラをチョイスしてんじゃねぇよ」
( ^ω^)「いいじゃん別に」
ξ゚⊿゚)ξ「ていうか、カルマ君をチョイスするなら暗殺業って言ったのは微妙っていうか」
( ^ω^)「あんま言うとネタバレになるからやめよ?」
(゚、゚トソン「西川さんはユーモラスな人ですね」
ミセ*゚ー゚)リ「トソンも見習ってもっとユーモアをさー」
(゚、゚トソン「ミセリは頭がとってもユーモラスですよね」
ミセ*゚ー゚)リ「褒めてないよねそれ?」
(゚、゚トソン「ツンもそう思いません? 西川さんもミセリもユーモラスですよね?」
ミセ*゚ー゚)リ「私に関しては褒めてないよね?」
ξ゚⊿゚)ξ「……そうね、二人ともユーモラスね」
ミセ*゚ー゚)リ「私に関しては絶対褒めてないよね?」
ξ゚⊿゚)ξ(……暗殺業やってるって妙に信憑性あるけどさすがに嘘よね? コイツ、個人情報全く明かさないわね……)
( ^ω^)(そりゃまあ、僕は世間で噂のカリスマ殺人鬼だからね。素性は明かせないお)
ξ゚⊿゚)ξ(ナチュラルにテレパシー使うのやめなさいよサイコパス殺人鬼)
90
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:57:54 ID:eYqOwIFY0
ミセ*゚ー゚)リ「そうそう、私ね、第一志望の企業から内定出たんだ!」
ξ゚⊿゚)ξ” ピクッ
(゚、゚トソン「ミセリにしてはすごいじゃないですか」
ミセ*゚ー゚)リ「余計な言葉がついてるなー」
(゚、゚トソン「ミセリにしては」
ミセ*゚ー゚)リ「なんで後半を余計な言葉と見なしたかなー」
ξ゚⊿゚)ξ「……おめでとう」
( ^ω^)「おっおっお、やったじゃないかお。
そういえばツンさんも色々面接受けてるおね? ツンさんは内定は出て……あっ、ごめん……」
ξ#゚⊿゚)ξ「察するのやめなさいよ! そもそも確信犯よね!?」
( ^ω^)「ナンノコトカナー」
ξ#゚⊿゚)ξ「ほんっとムカつくコイツ!!」
(゚、゚;トソン「落ち着いてください、ツン」
ξ#゚⊿゚)ξ「落ち着けるか!!」
( ^ω^)「ほらほらツンさん、フルーツタルト食べてみてくれお。美味しいから、これ」
ξ*゚〜゚)ξ「あ、本当に美味しい! フルーツがたっぷり入ってるわね!」モグモグ
(゚、゚トソン(瞬殺)
91
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:58:48 ID:eYqOwIFY0
( ^ω^)「二人も食べてみてくれお」
ミセ*゚ヮ゚)リ「いただきまーす! ……美味しい!!」
(゚、゚*トソン「パイ生地がサクサクしてますね……」
ミセ*^ヮ^)リ「これ、いくらでも食べられちゃう……!」パクパク
(゚、゚トソン「そういえばミセリ、ダイエットするって言ってませんでしたっけ?」
ミセ;゚ー゚)リ「……思い出させないで……」
ξ゚⊿゚)ξ ガツガツ
ミセ;゚ー゚)リ「……ツン、たしか前に太ったって言ってたよね?」
ξ゚⊿゚)ξ「知るかそんなこと」ガツガツ
ミセ*゚ー゚)リ「潔い……」
92
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 23:00:10 ID:eYqOwIFY0
ミセ*^ー^)リ「美味しかったー!」
(゚、゚*トソン「ごちそうさまでした」
( ^ω^)「おっおっ、喜んでもらえて何よりだお」
ξ゚⊿゚)ξ「アンタにしてはやるじゃない。褒めてつかわすわ」
( ^ω^)「何様」
ミセ*゚ー゚)リ「お腹が満たされたところで、女子会トークの再開といこうよ!」
ξ゚⊿゚)ξ「再開も何も、女子会トークなんて一度も展開されてないと思うわ」
ミセ;゚ー゚)リ「そ、そんなことないって! 皆、恋人はいなくても好きな人くらいはいるでしょ!?」
ξ゚⊿゚)ξ
(゚、゚トソン
ミセ;゚ー゚)リ「あっれぇ〜……」
( ^ω^)「最近の女子大生って皆こんな感じなのかお?」
(゚、゚トソン「それは個人差があります」
93
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 23:01:51 ID:eYqOwIFY0
( ^ω^)「ミセリさんは好きな人がいるのかお?」
ミセ*゚ー゚)リ「好きっていうかちょっと気になるかなーってくらいなんだけど……同じ学部の羽生ギコくんって分かる?」
ξ゚⊿゚)ξ「あーあーあーあーはいはいはいはいギコくんねはいはいはいはいギコくんね」
ミセ*゚ー゚)リ「えっなにその反応」
ξ゚⊿゚)ξ「……いや、ちょっといいなーとは思ってたからさ」
ミセ;゚д゚)リ「えー、ツンがライバルとか勝てっこないじゃん!」
( ^ω^)「そんなことないお。ツンさんは中身がクッッッソ残念だから」
ξ#゚⊿゚)ξ「誰がよ!!」
ミセ;゚ー゚)リ「それはそうかもしれないけど……」
ξ#゚⊿゚)ξ「肯定すんのかよ!! ……ていうか、ギコくんって彼女いるじゃない」
ミセ;゚д゚)リそ「嘘っ!? 誰誰!?」
ξ゚⊿゚)ξ「同じ学部の猫田しぃさん」
ミセ;゚д゚)リ「えっ、しぃが!? うっそ、普通に友達なんだけど……これから会うときちょっと気まずいじゃん……」
ミセ;゚ー゚)リ「まあでも、しぃ可愛いからなー……」
(゚、゚トソン「そうですね。綺麗な人ですよね。それに優しいですし」
( ^ω^)「へぇ、美人さんなのかお。それはとっても興味深いおね」
ξ;゚⊿゚)ξ「おいマジでやめろ」
94
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 23:03:30 ID:eYqOwIFY0
(゚、゚トソン「この話はやめましょう。別の女子会トークに移りましょうか」
ミセ;゚ー゚)リ「……そだね。あーギコくんとしぃが……。ショック……」
ξ゚⊿゚)ξ「私も知ったときはショックを受けたわ」
(゚、゚トソン「やめようって言った矢先から……」
ミセ*゚ー゚)リ「ああ、ごめんごめん。で、新しい女子会トークのお題は?」
(゚、゚トソン「単位や就活、卒論について」
ミセ;゚д゚)リ「女子会トークじゃねぇよそんなの!!」
(゚、゚トソン「女子会トークの定義なんて人それぞれです」
ミセ;゚д゚)リ「だとしても女子会と銘打ってやりたい話題じゃねぇよ!!」
95
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 23:04:42 ID:eYqOwIFY0
(゚、゚トソン「……真面目な話、大丈夫なんですか? ツン」
ξ゚⊿゚)ξ「ぐぬおおおおおやめろおおおおおおおおお」
ミセ;゚ー゚)リ「トソン、デリケートなことなんだからそんなに迂闊に触れちゃダメだよー」
(゚、゚トソン「下手に気を遣うのは私の性に合いません。実際どうなんです? 大丈夫ですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「……大丈夫よ」
(゚、゚トソン「嘘」
ξ゚⊿゚)ξ「……嘘じゃないわよ」
(゚、゚トソン「いつもあなたはそうです。大丈夫じゃないときに必ず大丈夫だと言います」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、それは私も思ってた」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
(゚、゚トソン「もっと頼ってくれていいんですよ、ツン」
ξ゚⊿゚)ξ「……そんなこと言われたって」
(゚、゚トソン「面接の練習とか付き合いますし、勉強で分からないところがあれば教えますし」
ミセ*゚ー゚)リ「私も手伝うよ!」
ξ゚⊿゚)ξ「トソン……ミセリ……」
( ^ω^)「僕も手伝うお!」
ξ゚⊿゚)ξ「うるせえ」
( ^ω^)「感動的な流れがぶち壊し」
96
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 23:05:31 ID:eYqOwIFY0
ミセ;゚ー゚)リ「あっ! もうこんな時間!?」
ξ゚⊿゚)ξ「えっ、そんなに遅い時間でもないと思うけど……」
ミセ;゚ー゚)リ「早く帰らないと殺人鬼が出るかもしれないじゃん!」
(゚、゚トソン「そういえば最近はあの殺人鬼のニュース見ませんね」
ミセ;゚ー゚)リ「だからといって油断はできないよ! どうすんの、帰り道に遭遇したら!」
(゚、゚トソン「ミセリなら大丈夫ですよ」
ミセ;゚д゚)リ「どういう意味だよ!」
ξ゚⊿゚)ξ(目の前にその殺人鬼いるなんて口が裂けても言えないわね)
( ^ω^)「ああ〜自己顕示欲が」
ξ;゚⊿゚)ξ「おい本気でやめろ!!」
97
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 23:06:56 ID:eYqOwIFY0
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ二人とも、気をつけて帰ってね」
ミセ*゚ー゚)リノシ「うん! じゃあねー、ツン、西川さん!」
ヾ(゚、゚トソン「見送ってくれてありがとうございます。それでは」
ξ゚⊿゚)ξノシ「またね」
( ^ω^)ノシ「またねーだお」
ξ;゚⊿゚)ξ「アンタはまたねすんな!」
98
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 23:11:05 ID:eYqOwIFY0
( ^ω^)「いい友達じゃないかお」
ξ゚⊿゚)ξ「ええ、自慢の友達よ」
( ^ω^)「ツンさんにはもったいないおね」
ξ゚⊿゚)ξ「そういうの、他人が言うもんじゃねぇだろ。私が卑下して言うやつだろ」
( ^ω^)「おっおっお」
ξ゚⊿゚)ξ「……私が死んだらトソンとミセリは悲しむ……わよね?」
( ^ω^)「だろうおね」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
( ^ω^)「死にたくなくなったかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「いや、死にたいけど」
( ^ω^)「ブレない〜」
99
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 23:12:19 ID:eYqOwIFY0
ξ゚⊿゚)ξ「アンタは私が死んだら悲しい?」
( ^ω^)「悲しいも何も、殺すのは僕だお」
ξ゚⊿゚)ξ「私を殺して、その後に悲しくならない?」
( ^ω^)「殺したくて殺したのに悲しくなんかならねぇお」
ξ゚⊿゚)ξ「そういう奴よね、アンタは」
( ^ω^)「なんだお、僕に悲しんでほしいのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「それは気持ち悪いから嫌」
( ^ω^)「うーわ、ムカつく。君を殺したら墓の前で号泣してやるお」
ξ゚⊿゚)ξ「私のーお墓のーまーえでー」
( ^ω^)「絶対歌うと思った」
ξ゚⊿゚)ξ「千の風に永久就職したい」
( ^ω^)「連敗中の就活生ってこんなにも意味分かんないこと言うんだおね」
ξ゚⊿゚)ξ「千の風になった暁には、アンタの家の隙間風になるからそこんとこヨロシク」
( ^ω^)「ヨロシクじゃねぇお」
ξ゚⊿゚)ξ「シクヨロ」
( ^ω^)「うるせえ」
第4話 『しんゆう』 終
100
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 23:15:34 ID:okuz5/3U0
乙
101
:
名無しさん
:2017/06/19(月) 02:26:07 ID:eBrjk4Gw0
テンポ良くなってきたなぁおつ
102
:
名無しさん
:2017/06/19(月) 10:51:29 ID:dZV.RXVI0
乙
ツンさん死ぬ気ねえだろ
103
:
名無しさん
:2017/06/19(月) 17:45:10 ID:6.FeOZm20
乙
話数が進むごとにブーンが極悪人である実感がなくなっていく
104
:
名無しさん
:2017/06/19(月) 22:44:25 ID:qQMt8yrg0
乙ー
千の風に就職したい気持ち、くっそわかる
次も楽しみにしてる!
105
:
名無しさん
:2017/06/20(火) 06:26:56 ID:nnAuljQw0
乙
殺人犯って何だっけ?
106
:
名無しさん
:2017/07/03(月) 22:33:21 ID:vTWagSMU0
めっちゃ面白いなこれ乙
107
:
名無しさん
:2017/07/04(火) 04:38:27 ID:LOpvDyr60
おもしろい
108
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:12:10 ID:VnlLIkys0
( ^ω^)「さてさて、ツンさんの家に着いたお。早速鍵を壊して……」
( ^ω^)「……じゃなくて、インターホンを押すんだったお」
( ^ω^)「思い出せた僕マジ有能。こういうところがカリスマ殺人鬼たる所以っていうかね」
( ^ω^)σ「ぽちっとな」ピンポーン
( ^ω^)
( ^ω^)σ ピンポンピンポンピンポン
( ^ω^)
( ^ω^)「留守かお?」
( ^ω^)っ「まあそれならそれでいいお。中で待たせてもらうお」バキィッ
( ^ω^)っ|扉「おじゃましまーす」ガチャッ
ξ ⊿ )ξ
( ^ω^)「なんだ、いるじゃないかお。どうしたんだお、ツンさん」
ξ ⊿ )ξ「……ねぇ」
( ^ω^)「なんだお?」
ξ ⊿ )ξ「練炭と首吊り、どっちがいいと思う?」
( ^ω^)「待て待て待て待て何を言ってるんだお君は」
109
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:13:02 ID:VnlLIkys0
ξ゚⊿゚)ξし×××のようです(^ω^ )
第5話 『しゅうかつ』
.
110
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:14:16 ID:VnlLIkys0
( ^ω^)「落ち着いて、落ち着いてツンさん。はいヒッヒッフー」
ξ゚⊿゚)ξ「何も産まれねぇよ」
( ^ω^)「どうしたんだお、一体。自殺は怖いって言ってたくせに」
ξ゚⊿゚)ξ「いやもう死ねればいっかなーって」
( ^ω^)「良くない良くない絶対ダメ。なんかあったのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「内定が出なさすぎて死にたい」
( ^ω^)「あー、就活かお。どういう方面の就職を目指してるんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「……いや、特に考えずに漠然と……手当たり次第に……」
( ^ω^)「それじゃダメじゃないかお」
ξ゚⊿゚)ξ「そう言われてもね……」
( ^ω^)「やってみたい職業とかないのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「ユーチューバー」
( ^ω^)「最近の小学生みたいなこと言ってんなお」
111
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:15:12 ID:VnlLIkys0
ξ゚⊿゚)ξ「……ていうかさ」
( ^ω^)「ん?」
ξ゚⊿゚)ξ「どうせアンタが殺してくれるんなら就職する意味なくない?」
( ^ω^)「そうは言っても、内定が出ないままだと君は生きる希望を抱けないんでしょ?
生きたいと願う人じゃなきゃイイ顔して死んでくれないからね」
ξ゚⊿゚)ξ「そこは妥協しなさいよ」
( ^ω^)「ダメだお」
ξ゚⊿゚)ξ「企業もアンタも妥協してくれない……」
( ^ω^)「自分が企業にとっての妥協点である自覚持つのやめて悲しいから」
112
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:16:14 ID:VnlLIkys0
( ^ω^)「じゃあ、一緒に面接の練習をしてみないかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「いいの?」
( ^ω^)「もちろんだお。じゃあ面接官やるから答えてくれお」
ξ゚⊿゚)ξ「オッケー」
( ^ω^)「そうだおね……じゃあ、自己PRをしてください」
ξ゚⊿゚)ξ「いきなり最難関きた」
( ^ω^)「ほらほら頑張れ頑張れ」
ξ;゚⊿゚)ξ「えーと……えーと……」
ξ;-⊿-)ξ「えー……あー……」
( ^ω^)「答えられないのかお?」
ξ;゚⊿゚)ξ「自分のいいところなんて分からないもの……」
( ^ω^)「そう?」
ξ;゚⊿゚)ξ「……アンタから見て、私のいいところってどこだと思う?」
( ^ω^)「顔」
ξ;゚⊿゚)ξ「そんなの面接で言えるかよ……」
113
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:17:54 ID:VnlLIkys0
ξ;゚⊿゚)ξ「もっと真面目に答えてちょうだいよ」
( ^ω^)「大真面目なんだけどこれ」
ξ;゚⊿゚)ξ「面接で言えるような私のいいところをお願い」
( ^ω^)「僕よりもミセリさんやトソンさんに訊いた方がいいと思うけど……。
ツンさんのいいところ……そうだおね……」
( ^ω^)「結果はともかくとして、努力ができる人だと思うお。頑張り屋さんだおね」
ξ゚⊿゚)ξ「頑張り屋……」
( ^ω^)「ほら、一緒にカレー作ったときとか。ツンさんの腕前はクソの一言で片付けられる酷さだったけど」
ξ゚⊿゚)ξ「誰がクソじゃテメェ」
( ^ω^)「でも、頑張ってたことは認めるお」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
114
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:18:45 ID:VnlLIkys0
( ^ω^)「それと、周りの人間を大事にできるおね」
( ^ω^)「ミセリさんとトソンさん、あとちんぽっぽちゃん。僕が殺さないか心配して、殺すなってわざわざ頼んできたお」
( ^ω^)「仲の良いミセリさんとトソンさんだけでなく、知り合って間もないちんぽっぽちゃんのことも心配してたおね」
( ^ω^)「君は周囲の人間を大事にできる優しい人だと思うお。
まあ、もうちょっと自分のことも大切にできるといいと思うけど」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
( ^ω^)「ツンさん?」
115
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:20:47 ID:VnlLIkys0
( ^ω^)ノシ「おーい、なに抜け殻みたいになってんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「……その、なんていうか」
( ^ω^)「うん」
ξ゚⊿゚)ξ「私、自分のこと、生きる価値の無いゴミだと思ってたからさ」
( ^ω^)「卑下しすぎ」
ξ゚⊿゚)ξ「……ちゃんと、私にもいいところがあるんだなって……感動っていうか、なんていうか……」
ξ゚ー゚)ξ「……その、ありがとう」
( ^ω^)「ちなみに一番いいところは顔ね」
ξ゚⊿゚)ξ「台無しだよ」
116
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:21:33 ID:VnlLIkys0
( ^ω^)「じゃあ、僕が言ったことを踏まえてもう一回自己PRやってみるかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「やるわ」
( ^ω^)「はいじゃあ、自己PRをお願いします」
ξ゚⊿゚)ξ「私は、周囲の人を大切にできる人間です」
( ^ω^)「うんうん」
ξ゚⊿゚)ξ「殺人鬼に殺されるかもしれない友人が、殺されないように殺人鬼に頼むことができて……」
( ^ω^)「はいはいストップストップ」
117
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:22:39 ID:VnlLIkys0
ξ゚⊿゚)ξ「え、なんかダメだった?」
( ^ω^)「殺人鬼がどうとかなんて言ったらヤベェ奴認定されるお」
ξ゚⊿゚)ξ「あー、そうね。なんかアンタに慣れすぎて殺人鬼がヤバイ存在だって感覚が無くなってたわ」
( ^ω^)「その感覚は持ち続けておいてくれお」
ξ゚⊿゚)ξ「とにかく、殺人鬼がどうとかって面接で言うのはダメね」
( ^ω^)「確認するまでもないお、それ」
ξ゚⊿゚)ξ「殺人鬼はダメ……殺人鬼はダメ……」ブツブツ
( ^ω^)「え、そんなに自分に言い聞かせる?」
ξ゚⊿゚)ξ「よしオッケー、面接官やってちょうだい」
( ^ω^)「自己PRをお願いします」
ξ゚⊿゚)ξ「殺人……じゃなくて」
( ^ω^)「はいアウトー完璧にアウトー」
118
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:23:44 ID:VnlLIkys0
ξ;゚⊿゚)ξ「意識するとつい言っちゃうわね……」
( ^ω^)「自己PRをお願いしますからの第一声が『殺人』とかほんとダメだからね。下手すりゃ通報されかねないお」
ξ;゚⊿゚)ξ「クッソ、アンタのせいで……」
( ^ω^)「この場合、別に僕悪くなくない?」
ξ;゚⊿゚)ξ「アンタの存在感が凄まじいのよ……」
( ^ω^)「光栄だお」
ξ;゚⊿゚)ξ「とにかく殺人鬼のことは忘れる……忘れる……」
ξ>;゚⊿゚)ξ>「ああああダメ! 意識すればするほどアンタの顔が脳内でゲシュタルト崩壊!!」
ξ; ⊿ )ξ「あ……悪夢!!」
( ^ω^)「ちょっとォ〜人の顔を悪夢って言うのやめてくんな〜い」
119
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:24:45 ID:VnlLIkys0
( ^ω^)「じゃあ自己PRは一旦置いといて、別の質問にしてみるかお?」
ξ;゚⊿゚)ξ「そうね……お願いするわ」
( ^ω^)「そうだおね……志望動機とか? あ、でもこれは企業の種類にもよるおね」
ξ゚⊿゚)ξ「志望動機とかさ、ぶっちゃけ金が欲しい以外にないと思うの」
( ^ω^)「思っててもそれはオブラートに包んで」
ξ゚⊿゚)ξ「オブラートで包んだ粉薬って逆に飲みにくくない?」
( ^ω^)「脱線してる脱線してる」
ξ゚⊿゚)ξ「あとさ、水薬ってクソ不味くない?」
( ^ω^)「薬の話はもういいから」
ξ゚⊿゚)ξ「飲みやすくしようっていう意図なのか知らないけど、妙に甘ったるくしてあるじゃない?
あれ完全に裏目に出てるっていうか……」
( ^ω^)「もういいもういい」
120
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:25:38 ID:VnlLIkys0
( ^ω^)「ていうか、ツンさんはまずどんな仕事をしたいかしっかり考えるべきだおね」
ξ゚⊿゚)ξ「そもそも仕事をしたくないんだけど」
( ^ω^)「それ言っちゃおしまいだお」
ξ゚⊿゚)ξ「もうさー、アンタが私の人生をおしまいにしてくれれば済む話なんだからさー、殺しなさいよ早くー」
( ^ω^)「嫌だお。さあ、どんな仕事をしたいか考えてみるお」
ξ゚⊿゚)ξ「えー……そもそもさ、私に務まる仕事が無いんじゃないかなって思うの」
( ^ω^)「やれば案外なんとかなるもんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「会社に入ってさ、同期がどんどん仕事を覚えていって、でも私は仕事が覚えられなくて、あーコイツは使えない奴だなって雰囲気が流れて、馬鹿にされて哀れみの目を向けられ、疎ましがられて、当然会社に私の居場所はなくて」
( ^ω^)「ちょっと、ネガティブが過ぎるおツンさん。落ち着いて、ヒッヒッフー」
ξ゚⊿゚)ξ「なんでアンタは落ち着いて産ませようとするのよ」
121
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:27:39 ID:VnlLIkys0
( ^ω^)「やる前から決めつけて諦めちゃダメだお。やってみなきゃ分かんないもんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「……そうね」
( ^ω^)「僕だってまさか自分がこんなにも容易く人を殺せるとは思わなかったし」
ξ゚⊿゚)ξ「なんか聞きたくなかったわ、それ」
( ^ω^)「ツンさんだって案外簡単に殺人ができるかもしれないお」
ξ゚⊿゚)ξ「話すり替わってるすり替わってる」
( ^ω^)「ツンさんも誰か殺してみたかったらやってみるといいと思うお」
ξ゚⊿゚)ξ「誰も殺したくねぇよ。その布教だけはマジでやめろ」
122
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:29:04 ID:VnlLIkys0
( ^ω^)「とにかく、やりたい仕事を考えるのが最優先だおね」
ξ゚⊿゚)ξ「ユーチュー( ^ω^)「ユーチューバー以外で」
ξ゚⊿゚)ξ「ユーチューバーがダメならもう何もできないじゃないの」
( ^ω^)「ユーチューバーに対するその自信なに」
ξ゚⊿゚)ξ「楽しそうだもの……」
( ^ω^)「やるにしても趣味程度に留めておくべきだお」
ξ゚⊿゚)ξ「動画投稿するだけで金が入る生活を送りたい……」
( ^ω^)「そんなの一部だけだお」
ξ゚⊿゚)ξ「クッソ……アンタから見てどうよ?」
( ^ω^)「何が?」
ξ゚⊿゚)ξ「私はどんなユーチューバーが向いてると思う?」
( ^ω^)「頑なに諦めないその心だけは評価してあげたい」
123
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:30:28 ID:VnlLIkys0
( ^ω^)「じゃあさ、ツンさん美人なんだし、女優とかモデルとかどうだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「えー……できるかしら……」
( ^ω^)「少なくとも、容姿は問題ないお。問題ないどころか大手の事務所が取り合うレベルだお」
ξ゚⊿゚)ξ「なんか今日やけに褒めるわね気持ち悪っ」
( ^ω^)「酷くない?」
ξ゚⊿゚)ξ「女優かぁ……」
( ^ω^)「あーでもツンさん演技力ダメだったおね」
ξ゚⊿゚)ξ「そんなことないわよ」
( ^ω^)「殺されたくない演技してみて」
ξ゚⊿゚)ξ「いやああああ殺されたくないわああああやめてえええええ」
( ^ω^)「ほれ見ろ、大根」
ξ*゚⊿゚)ξ +
( ^ω^)「大根なのにそのドヤ顔だもーん……」
124
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:31:52 ID:VnlLIkys0
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、モデル?」
( ^ω^)「結構いいんじゃないかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「モデルかぁ……ちょっとやってみたいかも」
( ^ω^)「オーディションに応募してみたらどうだお? 容姿は申し分ないんだし、書類審査は余裕だと思うお」
ξ゚⊿゚)ξ「そう? 応募してみようかしら……」
( ^ω^)「いけると思うお。今のうちに二次審査の面接の対策とかやっちゃう?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね、面接……」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「めん……せつ……」
( ^ω^)「どうしたんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「……今のこの時間さ」
( ^ω^)「うん」
ξ゚⊿゚)ξ「会社の面接の予定入ってたこと忘れてた」
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「やっぱさー、私って社会人に向いてないっていうかー、面接すっぽかしたとか絶対ダメなやつだしー、社会に出ちゃう前に息の根を止めておくべきっていうかー」
ξ゚⊿゚)ξ「ベルトで首って吊れるわよね? よーし、吊っちゃうぞ〜」
( ^ω^)「ツンさんヒッヒッフーヒッヒッフー」
ξ゚⊿゚)ξ「何も産まれねえっつってんだろ」
第5話 『しゅうかつ』 終
125
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:33:15 ID:tNZt2gyA0
乙
このままだと就活より終活が先に終わってしまう
126
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:43:04 ID:lx2DEjF60
乙
二人で芸人デビューしたらどうでしょうかね‥?
127
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 19:57:47 ID:OYdedFLc0
ツンちゃん積んどる
ツンちゃんの両親は娘の就活どう考えてるんやろな
128
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 20:17:59 ID:yXjaHy5Q0
ラマーズ法ワロタ
129
:
名無しさん
:2017/07/05(水) 22:55:27 ID:mha9FVjc0
ツンちゃんダメ人間だけど共感できて泣きたい
乙
130
:
名無しさん
:2017/07/16(日) 22:30:58 ID:xbw5IzSI0
くっそ面白い、支援
131
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:25:46 ID:BaE6iEms0
ξ゚⊿゚)ξ"「鍵鍵……」ゴソゴソ
ξ゚⊿゚)ξっ「あった。差し込んでっと……」
ξ゚⊿゚)ξ「……?」
ξ゚⊿゚)ξっ|扉 ガチャッ
ξ;゚⊿゚)ξ「鍵が壊れて……ってことはつまり……」
( ^ω^)ノ「あ、おかえりだおー」
ξ;゚⊿゚)ξ「出た……ゴキブリ殺人鬼だ……」
( ^ω^)「なんでゴキブリなんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「侵入を防げないから」
( ^ω^)「もっと他に表現あったでしょ」
132
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:26:43 ID:BaE6iEms0
ξ゚⊿゚)ξし×××のようです(^ω^ )
第6話 『しつれん』
.
133
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:27:31 ID:BaE6iEms0
( ^ω^)「やっぱほら、恋人とかいれば生きる活力が湧くおね?」
ξ゚⊿゚)ξ「それはつまり、私とアンタで付き合おうとでも?」
( ^ω^)「ハッ、無えよ」
ξ゚⊿゚)ξ「せめて、無えおって言えよ。口調変えてまで否定すんなよ。
アンタみたいなサイコパスこっちから願い下げだけどちょっと傷つくだろ」
( ^ω^)「ツンさんみたいなポンコツと付き合える男なんて現実にそういないから、今日は乙女ゲームをやろうお」
ξ゚⊿゚)ξ「そんな悲しい動機で乙女ゲームやりたくないわ」
( ^ω^)「まあ、二次元のハイスペックイケメンでもポンコツンさんは願い下げだろうけどお」
ξ゚⊿゚)ξ「ポンコツンさん呼びはマジでやめろ」
( ^ω^)っロ「んで、この乙女ゲームはどうだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「どんなの?」
( ^ω^)ロ「エジプト神と恋愛できるやつ。メジェドとか」
ξ゚⊿゚)ξ「なぜエジ恋をチョイスした」
( ^ω^)「ツンさんのポンコツぶりは人間には受け止めきれないかなって」
ξ゚⊿゚)ξ「なんだとテメェ。ていうか私エジ恋やったことあるわ」
( ^ω^)「あ、そうなの?」
ξ゚⊿゚)ξ「アイドル編も全部スチル集めたし」
( ^ω^)「すげぇしっかりやってるおね」
ξ゚⊿゚)ξ「主人公の名前は明智光秀に設定してた」
( ^ω^)「何故」
134
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:28:47 ID:BaE6iEms0
( ^ω^)っロ「じゃあ、こっちの乙女ゲームやるお」
ξ゚⊿゚)ξ「どんなの?」
( ^ω^)ロ「ありきたりな学園モノだお」
ξ゚⊿゚)ξ「意欲の沸かない説明ね……」
( ^ω^)ロ「キャラクターは、ドSな先輩モララー、癒し系な後輩モナー、ツンデレ不良幼馴染フォックス、真面目な担任ショボン……色々いるけど誰がいい?」
ξ゚⊿゚)ξ「誰でもいいわ」
( ^ω^)「じゃあ、モララーで」
ξ゚⊿゚)ξ「えー、ドSの男とか一番嫌い」
( ^ω^)「誰でもいいんじゃないのかお」
135
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:29:29 ID:BaE6iEms0
ξ゚⊿゚)ξロ「あ、この子が主人公ね」
ζ(゚ー゚*ζ
( ^ω^)「デフォルトネームが『出連デレ』になってるけど、変更するかお?」
ξ゚⊿゚)ξロ"「そうね。明智光秀……っと」
( ^ω^)「だから何故」
ξ゚⊿゚)ξσ"ロ「あ、ここで男キャラのサンプルボイス聞けるのね」タップ
( ・∀・)『お前のこと、俺好みに調教してやるよ』
ξ゚⊿゚)ξσ"ロ「何様よコイツー」タップタップタップ
( ・∀・)『おま、お前、お、おま、おま、お前のこ、お、お、おま』
( ^ω^)「連続タップして遊ぶのやめなさい」
136
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:30:41 ID:BaE6iEms0
ζ(゚ー゚*ζ『ここが今日から通う学校かぁ……』
ξ゚⊿゚)ξロ「なるほど、主人公が転校してくるところから始まるのね」
ζ(゚ー゚*ζ )) (・∀・ )))
ξ゚⊿゚)ξロ「場所は校門で……モララーが出てきたわね」
Σζ(>、<;ζ"(・∀・ ))) ドンッ
( ^ω^)「おっ、主人公とモララーがぶつかったお」
( ・∀・)『おい、何ぶつかってんだよ』
ξ゚⊿゚)ξ「どっちかと言ったらモララーの方からぶつかってなかった?」
( ^ω^)「モララーの方からぶつかってたお」
( ・∀・)『俺の制服が汚れちまったじゃねぇか。弁償しろよ』
ξ゚⊿゚)ξロ「当たり屋じゃん」
( ^ω^)「当たり屋だおね」
ζ(゚ー゚;ζ『ご、ごめんなさい……』
( ・∀・)『ごめんで済むと思ってんのか?』
ξ゚⊿゚)ξロ「光秀謝ってるのになんて奴……」
( ^ω^)「名前で笑うからやめて」
ξ゚⊿゚)ξロ「光秀、そいつの顔燃やしてやりなさい!」
( ^ω^)「モララーの顔は本能寺じゃないお」
137
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:31:42 ID:BaE6iEms0
( ・∀・)『……お前、なかなか可愛いな』
ζ(゚д゚*;ζ『ふぇっ!?』
ξ゚⊿゚)ξロ「光秀可愛いわね」
( ^ω^)「もぉー名前ぇー」
( ・∀・)『……よし、決めた。お前を俺の奴隷として働かせてやる。汚れた制服の分きっちり働いてもらうぞ』
ξ゚⊿゚)ξロ「急に何言い出すのこの人。
大体、可愛い女子高生とぶつかって汚れるわけないでしょう。むしろ、清められるはずよ」
( ^ω^)「急に何言い出すのこの人」
ζ(゚ー゚;ζ『どっ……奴隷……!?』
ξ゚⊿゚)ξロ「奴隷ねぇ……エロ同人ならヤりたい放題ヤられまくるパターンよねこれ」
( ^ω^)「急に何言い出すのこの人」
( ・∀・)『ああ、奴隷だ。喜べよ、この俺の奴隷になれるんだぞ?』
ξ゚⊿゚)ξロ「光秀、大声で助けを呼びなさい!」
( ^ω^)「モララーの扱いがもはや不審者じゃん」
ξ゚⊿゚)ξロ「それか金的を蹴って逃げなさい!」
( ^ω^)「言葉だけでも痛いからやめて」
138
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:32:32 ID:BaE6iEms0
( ・∀・)『俺は三年の茂羅モララー。お前は?』
ζ(゚ー゚;ζ『あ……に、二年の明智光秀です』
ξ゚⊿゚)ξロ「どんな気持ちで名乗ってるのかしら……」
( ^ω^)「名付けた君はどんな気持ちで聞いてるんだお」
( ・∀・)『明智光秀? 聞かない名前だな』
( ^ω^)「だろうおね」
ξ゚⊿゚)ξロ「いや、むしろ聞く名前よ。歴史の授業とかで」
ζ(゚ー゚;ζ『私、転校してきて、今日から……』
( ・∀・)『へえ、転校生ねぇ……』
( ^ω^)「転校早々、災難だおねぇ」
ξ゚⊿゚)ξロ「いざとなったらモララーの家を燃やせばいいわ」
( ^ω^)「モララーの家は本能寺じゃないお」
139
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:34:02 ID:BaE6iEms0
( ・∀・)っ『じゃあ転校祝いってことで、俺からのプレゼントだ。喜べ』
ξ゚⊿゚)ξロ「あ、なんかくれた。あざーす」
ζ(゚、゚;ζ『これは……く、首輪!?』
( ・∀・)『俺がつけてやるよ、喜べ』
ξ゚⊿゚)ξロ「コイツ語尾に『喜べ』って言いがちね」
( ^ω^)「ツッコむところ絶対そこじゃない」
( ・∀・)っζ(゚д゚*;ζ『い、いやいやいや、遠慮します遠慮します!! つ、つけないでえええ!!』
ξ゚⊿゚)ξロ「あ、すごい。モララーが光秀に首輪をつけてるスチルだ」
( ^ω^)「綺麗な絵だおね」
ξ゚⊿゚)ξロ「イケメンだから許されるのよね。これブサイクがやってたら即通報でしょ。はー顔面格差社会ヤダヤダ」
( ^ω^)「それツンさんが言ったところで1ミリも説得力無いからね?」
ξ゚⊿゚)ξロ「それにしても首輪ねぇ……。窒息死……アリね。いいなぁ……」
( ^ω^)「乙女ゲームやりながら死にたがるのやめて」
140
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:34:39 ID:BaE6iEms0
ξ゚⊿゚)ξロ「それにしても、いつまで校門で話してるのかしら。時間は大丈夫なの?」
( ・∀・)『おっと、もうすぐ始業時間か。じゃあな、俺行くわ』
ξ゚⊿゚)ξロ「えっ何こっちの声聞こえてるの……? 最近のゲームこっわ……」
( ^ω^)「ただの偶然だお。Siriじゃないんだから」
ξ゚⊿゚)ξロ「おはよう」
Siri『おはようございます』
( ^ω^)「ゲーム中断してまでやんなくていいから」
141
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:35:52 ID:BaE6iEms0
ζ(゚д゚*;ζ『ちょ……! 待ってください! この首輪どうやって外すんですか!?』
ζ(゚、゚;ζ『……行っちゃった。ど、どうしよう……首輪つけたまま教室行くのはちょっと……』
ξ゚⊿゚)ξロ「とりあえず職員室に駆け込んで先生に事情を説明して……」
( ^ω^)「乙女ゲームで先生にチクるとかやめよう?」
ξ゚⊿゚)ξロ「……あ、第一章クリアしたわ」
( ^ω^)「おめでとうだお」
ξ゚⊿゚)ξ「もっと選択肢とかあるもんだと思ってたけど、そうでもないのね」
( ^ω^)「選択肢はこれから出てくるんじゃないかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「なるほどね。それにしても、モララーはなかなかの性癖ね」
( ^ω^)「初対面の女の子に首輪だもんね」
ξ゚⊿゚)ξ「デスゲームでよくある爆発する首輪なら大歓迎なんだけど」
( ^ω^)「歓迎する要素がどこにもない」
ξ゚⊿゚)ξ「ゲームマスター的な人を怒らせて、見せしめに殺されるポジションがいい」
( ^ω^)「何に憧れてんだお」
142
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:36:47 ID:BaE6iEms0
ξ゚⊿゚)ξロ「じゃあ第二章やりますか」
ζ(゚、゚;ζ『どうしよう……首輪つけたまま教室行くのはちょっと……』
▷ 諦めて教室に行く
手頃な岩に首輪を打ちつけて壊す
ξ゚⊿゚)ξロ「あ、選択肢が出てきた」
( ^ω^)「なにこの二択。校門に手頃な岩があるのかお」
ξ゚⊿゚)ξσロ「手頃な岩に首輪を打ちつけて壊すっと」
( ^ω^)「なんの迷いもなくそれかぁー」
ζ(゚、゚;ζ『とにかく、首輪を壊さなきゃ……あっ、こんなところに手頃な岩が!』
ζ(>д<*ζ彡『えいっ!』ガッ
私は、岩に頭をぶつけて死んでしまった。
GAME OVER
ξ゚⊿゚)ξロ「……」
( ^ω^)「……えぇ……なにこれ……」
ξ゚⊿゚)ξロ「いいなぁ……」
( ^ω^)「羨ましがらないで」
143
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:37:38 ID:BaE6iEms0
ξ゚⊿゚)ξロ「これゲームオーバーとかあるのね……」
( ^ω^)「正直、主人公が死ぬとは思わなかったお」
ξ゚⊿゚)ξロ「いや、エジ恋でも主人公が死ぬことあるしそれは普通じゃないかしら」
( ^ω^)「エジ恋を基準にするのは違うと思う」
ξ゚⊿゚)ξロ「まだモララー殺してないのに先に死ぬんじゃないわよ光秀」
( ^ω^)「モララーは織田信長じゃないお」
ξ゚⊿゚)ξロ「さて、やり直すわね。なんで先生にチクる選択肢がないのよ」
( ^ω^)「乙女ゲームでそれは無粋だって」
ζ(゚、゚;ζ『どうしよう……首輪つけたまま教室行くのはちょっと……』
ξ゚⊿゚)ξσロ「諦めて教室に行くっと」
ζ(゚、゚;ζ『もう時間ないし、このまま行くしかないよね……』
ξ゚⊿゚)ξロ「先生がダメなら、親に泣きつくとか……」
( ^ω^)「ツンさんすぐチクろうとするー」
144
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:38:50 ID:BaE6iEms0
(´・ω・`)っ『おはよう。出席を取るぞー』ガラッ
ξ゚⊿゚)ξロ「あ、場面が教室に変わったわ」
( ^ω^)「光秀は間に合ったのかお?」
(´・ω・`)『今日は転校生が来てるんだ。明智、入れー』
ξ゚⊿゚)ξロ「間に合ったみたいね」
⊂ζ(゚、゚;ζ ガラッ
ザワ… カワイイ… クビワ… クビワダ… ナンデクビワ…?
ξ゚⊿゚)ξロ「首輪首輪言われとる」
( ^ω^)「普通にかわいそう」
(´・ω・`)『明智、その首輪はなんだ?』
ζ(゚、゚;ζ『ア、アクセサリーです……』
(´・ω・`)『あまり華美なアクセサリーは認められないな』
ζ(゚、゚;ζ『あ、あの、これ外れなくて……』
(´・ω・`)『自分でつけたのに外せないのか?』
ζ(゚、゚;ζ『えーと……その……』
ξ゚⊿゚)ξ人"「チークーれー! チークーれー!」パンパン
( ^ω^)「うるさいお」
ξ゚⊿゚)ξロ「チクられた結果、先生に怒られるモララーとか見たいじゃない」
( ^ω^)「見たいけども」
145
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:39:47 ID:BaE6iEms0
ζ(゚ー゚;ζ『あ、明日には外してくるので今日は見逃してもらえません……?』
(´・ω・`)『……しかし、校則が……』
ζ(゚、゚;ζ『……』シュン
(´・ω・`)『…………仕方ない、明日には必ず外してくること。いいな?』
ζ(゚ー゚*ζ『! はい!』
ξ゚⊿゚)ξロ「光秀の可愛さにグラついてんじゃないわよ教師。まあ、光秀の可愛さなら仕方ないわね。かわいい」
( ^ω^)(順調にハマっていってる……)
146
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:40:30 ID:BaE6iEms0
ξ゚⊿゚)ξロ「あ、放課後の場面になったわ」
( ^ω^)「また校門だおね」
( ・∀・)ノ『よう。この俺が待っててやったぞ』
ζ(゚ー゚;ζ『あ、ど、どうも……』
ξ゚⊿゚)ξロ「待ち伏せかよこっわ」
( ^ω^)「いや、光秀が来るまで待ってたと思うとちょっと健気に感じるお」
ξ゚⊿゚)ξロ「たしかに……いや、初対面で首輪つけてきた先輩の待ち伏せは怖いわ」
( ^ω^)「そうかお?」
ξ゚⊿゚)ξロ「アンタだって光秀の立場なら怖いでしょう?」
( ^ω^)「僕は隙を見て包丁で刺せる自信があるし……」
ξ゚⊿゚)ξロ「アンタがいちばん怖い」
( ^ω^)「問題なのは、男を殺して何にも面白くないってことだお」
ξ゚⊿゚)ξロ「問題点絶対そこじゃない」
147
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:42:09 ID:BaE6iEms0
ζ(゚、゚;ζ『あの……この首輪外してもらえません?』
( ・∀・)『頼み方がなってないんじゃないか? 土下座して靴を舐めろよ』
ζ(゚、゚;ζ『それはちょっと……』
ξ゚⊿゚)ξロ「他人の唾液が靴につくの嫌じゃないのかしら」
( ^ω^)「綺麗な女性の返り血が靴につくのならテンション上がるお」
ξ゚⊿゚)ξロ「さっきから隙あらば殺人鬼トークを繰り広げるのやめてちょうだい」
( ・∀・)『できないのか? まったく、躾のなっていない駄犬だな』
ξ#゚⊿゚)ξロ「光秀の悪口は許さないわ!! 顔面燃やすわよ!!!」
( ^ω^)「ツンさんがモンペ化してる……」
ζ(゚ー゚;ζ『……私は犬じゃないです』
ξ#゚⊿゚)ξロ「そうよそうよ! 言ってやりなさい!!」
( ・∀・)『まったく、うるさい駄犬だ。まあ、調教し甲斐はあるな』
( ・∀・)『お前のこと、俺好みに調教してやるよ』
( ^ω^)「お、サンプルボイスのセリフだお」
ξ#゚⊿゚)ξロ「さっきはおまおま言ってたくせに……」
( ^ω^)「それはツンさんが連続タップしたせいだお」
ξ#゚⊿゚)ξロ「決めた。絶対モララーを光秀に惚れさせてこっぴどくフッてやるわ!!!
そうと決まればどんどん進めるわよ!!!」
( ^ω^)(方向性はアレだけど普通にハマっていってる)
148
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:43:08 ID:BaE6iEms0
数時間後
ξ゚⊿゚)ξロ「よし、そろそろ来るはずよ。告白シーン」
( ^ω^)「前の章がモララーに呼び出されたところで終わったもんね」
( ・∀・)『……来たか』
ζ(゚、゚;ζ『モララー先輩、お話ってなんですか?』
( ・∀・)『ああ、実は俺、お前のこと──』
ξ*゚⊿゚)ξロ「きたきたきた!!」
( ・∀・)『……奴隷とか言ったけど、アレもういいわ。悪かったな』
ξ゚⊿゚)ξロ「……は?」
( ・∀・)っ『首輪も外すわ。もう関わらない方がお互いの身のためだろう』
ξ;゚⊿゚)ξロ「ちょ、ちょっと……」
( ・∀・)ノ『じゃあな』
END
.
149
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:44:28 ID:BaE6iEms0
ξ;゚⊿゚)ξロ「な、なんでよ!! なんで光秀がフラれてるのよ!!」
( ^ω^)「そりゃあ、ツンさんが選択肢でとことんネタに走るからだお」
ξ;゚⊿゚)ξロ「どの選択肢がダメだったのよ」
( ^ω^)「顎と首でモララーの手を挟んで顎クイを阻止するとか」
ξ゚⊿゚)ξロ「光秀に軽々しく顎クイなんてさせないわ」
( ^ω^)「弁当作ってこいって言われて、弁当箱にギッチギチにゆで卵を詰めるとか」
ξ゚⊿゚)ξロ「口の中パッサパサにしてやりたくて……」
( ^ω^)「モララーが珍しく落ち込んでるときには『慰める』って選択肢があったのに『爆笑する』を選んだし」
ξ゚⊿゚)ξロ「爆笑するしかなくない……?」
( ^ω^)、「……」
ξ#゚⊿゚)ξロ「こいつダメだなとでも言いたげな視線やめなさい!」
( ^ω^)「こいつダメだな」
ξ#゚⊿゚)ξロ「もういい!!」
( ^ω^)「やめるかお?」
ξ#゚⊿゚)ξロ「次はショボン先生を攻略するわ!!!」
( ^ω^)「完全にハマったおね」
第6話 『しつれん』 終
150
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 14:57:26 ID:oBX7041M0
来てたー!乙!
ひたすら本能寺扱いされるモララーにワロタ
151
:
名無しさん
:2017/09/30(土) 15:24:14 ID:9I9IRANs0
> ( ・∀・)『おま、お前、お、おま、おま、お前のこ、お、お、おま』
クッソワロタ
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