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ξ゚⊿゚)ξし×××のようです(^ω^ )
2
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 18:57:50 ID:DCeU8sjA0
ミセ;゚ー゚)リ「……まあ、私はともかくとしてもさ。ツンとか危ないんじゃない?」
ξ゚⊿゚)ξ「私?」
ミセ;゚ー゚)リ「ツンって超美人じゃん。気をつけてよー? 今までの被害者、ムゴイ殺し方されてるってニュースで言ってたし!」
(゚、゚トソン「なぶり殺すような殺し方をした形跡があるらしいですね。拷問に近いだとか」
ξ゚⊿゚)ξ「あー……どうせ殺すなら一思いに殺してほしいわね」
ミセ;゚ー゚)リ「だよねー……。まあ、死にたくはないんだけど」
3
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 18:58:32 ID:DCeU8sjA0
ミセ;゚ー゚)リ「ほーんと怖いなー……。犯行現場ってこの辺に近いんでしょ?」
(゚、゚トソン「そうですね」
ミセ;゚ー゚)リ「やだやだ、怖いなー……」
(゚、゚トソン「ミセリはともかく、ミセリはともかくとして、ツンは本当に気をつけてくださいね?」
ミセ;゚д゚)リ「なんで二回も言ったの!?」
ξ゚⊿゚)ξ「……そうね」
ミセ;゚ー゚)リ「今の『そうね』は『気をつけて』に対して言ったの? それとも『ミセリはともかく』に対して?」
ξ゚⊿゚)ξ「両方かしら」
ミセ;゚д゚)リ「クッソ!!」
4
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 18:59:31 ID:DCeU8sjA0
(゚、゚トソン「この話題は置いといて、就活はどうですか?」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、一応内定は出たよー。とは言っても本命は選考中だから、まだそこに決めるわけじゃないんだけど」
(゚、゚トソン「へえ、内定出たんですか。意外ですね」
ミセ;゚ー゚)リ「意外ってなに!? 私これでも結構優秀なんだからね! そう言うトソンはどうなの!?」
(゚、゚トソン「既に第一志望から内定は頂いてます」
ミセ;゚ー゚)リ「えっ、たしかトソンの第一志望って超一流企業じゃなかったっけ?」
(゚、゚トソン「そうですよ」
ミセ;゚ー゚)リ「さ、さすがトソン……。ツンはどうなの?」
ξ゚⊿゚)ξ
ミセ*゚ー゚)リ「ツン?」
ξ゚⊿゚)ξ「ハハッ……」
ミセ;゚ー゚)リ「……」
(゚、゚;トソン「……」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
ミセ;゚ー゚)リ「……帰ろっか」
5
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:00:08 ID:DCeU8sjA0
ミセ*゚ー゚)リノシ「じゃあねー、ツン! 気をつけて帰ってね!」
(゚、゚トソン「知らない人に声をかけられても着いて行っちゃダメですよ」
ξ゚⊿゚)ξ「小学生じゃないんだから……」
ミセ*゚ー゚)リノシ「じゃあ、バイバーイ!」
ヾ(゚、゚トソン
ξ゚⊿゚)ξノシ
ξ゚⊿゚)ξ「……はあ」
6
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:01:10 ID:DCeU8sjA0
(( ξ゚⊿゚)ξ(あ"ーー内定出ねえ……)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(ミセリもトソンも内定出てるとか……やってらんないわー……)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(ていうか単位も、うん……)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(ちょっといいなと思ってたギコくんには可愛い彼女いたし)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(パソコン買い換えたからお金無いし)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(なのにお菓子爆買いしたから本当にお金ヤバいし太るし)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(バイトはクビになったし)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(就活しながらバイト探すの面倒だし)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(卒論書くの嫌すぎるし)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(ああ〜つれえ〜〜)テクテク
((( ^ω^)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(めんどくせえ〜〜〜死にてえ〜〜〜〜)テクテク
((( ^ω^)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(待って本気で色々とめんどくさい。死にてえ〜〜〜〜)テクテク
ξ;゚⊿゚)ξ”「いたっ」ドンッ
( ^ω^)”「あでっ」ドンッ
ξ;゚⊿゚)ξ「あっ……す、すみません……ボーッとしてて……」
( ^ω^)「いえ、僕こそよそ見してたんで……」
三ξ;゚⊿゚)ξ「本当にすみませんでした」ソソクサ
ξ;゚⊿゚)ξ(ぶつかっちゃった……。気をつけなきゃ……)
( ^ω^)「……」
7
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:03:23 ID:DCeU8sjA0
ツン宅
ξ゚⊿゚)ξ ボーッ
ξ゚⊿゚)ξ「ご飯……カップ麺でいっか……」
ξ゚⊿゚)ξっ「ポットのお湯入れて3分……っと」ジャーッ
ξ゚⊿゚)ξ「……暇になった」
ξ゚⊿゚)ξっー「ニュースでも見るか……」ポチッ
ξ゚⊿゚)ξっー「あ、ミセリが言ってた殺人鬼。どこもこのニュースばっかりね……」
( ^ω^)「ネットでも話題になってるみたいだお」
ξ゚⊿゚)ξ「あー確かにツイッターとかでよく見るわn……」
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)
ξ;゚⊿゚)ξミ「はっ……!?」ガタッ
( ^ω^)「あ、お邪魔してますおー」
ξ;゚⊿゚)ξ「……えっ、なに、なんで……。私、鍵閉めてなかった……?」
( ^ω^)「鍵は閉めてあったお。チェーンもちゃんとね。まあでも、あの程度僕の手にかかれば余裕だお」
ξ;゚⊿゚)ξ「か、鍵が壊され……! けっ、警察!」
( ^ω^)っロ「そう言うと思って、君のスマホは既に回収済みだお」
ξ;゚⊿゚)ξ「かっ、返しなさいよ!」
( ^ω^)っロ「やだお」
ξ;゚⊿゚)ξ「……ていうか、もしかしてさっきぶつかった人……?」
( ^ω^)「今更気づいたのかお?」
ξ;゚⊿゚)ξ「ぶ、ぶつかった恨みで私に酷いことする気でしょ!? エロ同人みたいに! エロ同人みたいに!」
( ^ω^)「君結構余裕あるおね?」
8
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:04:20 ID:DCeU8sjA0
( ^ω^)「ちなみにエロ同人みたいなことをする気なんか無いから安心してほしいお」
ξ;゚⊿゚)ξ「じゃあ、お金? こないだパソコン買い換えたからお金なんか無いわよ」
( ^ω^)「お金もいらないお。金目当てなら大学生なんか狙わないお」
ξ;゚⊿゚)ξ「だったら、なんなのよ」
( ^ω^)「初めまして、津出ツンさん。僕は内藤ホライゾン」
( ^ω^)「世間で噂の、殺人鬼だお」
.
9
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:05:15 ID:DCeU8sjA0
ξ;゚⊿゚)ξ「さ、殺人鬼……!?」
( ^ω^)「そうそう。美人だけを狙って殺すってやつ」
( ^ω^)「今から君は、僕に殺されるんだお」
ξ;゚⊿゚)ξ「わ、私を……殺すの?」
( ^ω^)「そうだお。殺しちゃうお」
ξ;゚⊿゚)ξ「そ、そんな……そんな……」
ヽξ*゚∀゚)ξノ「いぃぃぃよっっっっっしゃぁぁぁぁああああああっっ!!!!!」
( ^ω^)「えっ」
10
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:06:28 ID:DCeU8sjA0
ξ*゚∀゚)ξ「殺してくれるの!? 殺してくれるのね!? やった! やったやったやった!!」
( ^ω^)「えっ……えぇ……」
ξ*゚∀゚)ξ「まさか、私を殺してくれる人が来るなんて! 人生捨てたもんじゃないわね! これから人生捨てるけどw」
( ^ω^)「ええぇ……」
ξ*゚∀゚)ξ「ムゴイ殺し方するって話だったわよね? できれば苦しくない殺し方がいいんだけど、この際そんな贅沢言わないわ!」
( ^ω^)「ええぇぇ……えぇ……」
ξ*゚∀゚)ξ「さ、早く! 一思いに殺しちゃって!」
(;^ω^)「い、いやあの、ちょっと待つお?」
11
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:07:08 ID:DCeU8sjA0
ξ゚⊿゚)ξし×××のようです(^ω^ )
第1話 『しにたがり』
.
12
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:07:47 ID:DCeU8sjA0
ξ*゚⊿゚)ξ「なによー、焦らさないで早く殺してちょうだいよー」
(;^ω^)「えーっと、その、なんでそんなに嬉しそうなんだお? 僕、君のこと殺すって言ったお?」
ξ*゚∀゚)ξ「だって、人生に絶望してたら殺人鬼が来てくれたのよ!? こんな幸せがある? あなたは私の希望なのよ!」
( ^ω^)「んぇぇ……僕殺人鬼なのに幸せとか希望とか言われた……」
13
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:08:45 ID:DCeU8sjA0
ξ*゚∀゚)ξ「早く早く! 殺しなさい!」
( ^ω^)「まあまあ、ちょっと待ってほしいお」
ξ*゚∀゚)ξ「待てないわ! 早く!」
( ^ω^)「君のことは殺さないお」
ξ゚⊿゚)ξ「……は? 何よそれ、話が違うじゃない」
( ^ω^)「あのね、僕はねξ゚⊿゚)ξ「自分で言ったことに責任持たないんだ。へぇー、そういうことする人だったんだ。へぇーーー」
( ^ω^)「いやそのξ゚⊿゚)ξ「あなた、私のこと殺すって言ったじゃない。嘘ついたのね。騙したのね。期待させといて裏切るんだ。そういうことするんだ」
( ^ω^)「あnξ゚⊿゚)ξ「あーあ、これで死ねると思ったのになー。明日からまた生きなきゃいけないんだーー。あーーあ、誰かさんが、私のこと殺さないって言ったせいで必要以上に生きるのが憂鬱になっちゃったーーー。あーーーーーあ、誰かさんのせいでーーーーー。あーーーーーーーあ!!!!!」
(# ゚ω゚)「うるせぇなお前!!!」
ξ*゚⊿゚)ξ「あ、キレた! さぁ、その勢いで殺しなさい!!」
(#^ω^)「……」
(#-ω-)=3
( ^ω^)「とりあえず、話を聞いてほしいお」
ξ゚⊿゚)ξ「何よ」
( ^ω^)「僕はね、綺麗な女性が怯えて悶え苦しみながら死んでいく様が大好きなんだお」
ξ;゚⊿゚)ξ「うーわ、何その性癖……ドン引きだわー……」
( ^ω^)「なんか君にドン引かれるのすげぇムカつくお……」
14
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:09:43 ID:DCeU8sjA0
ξ゚⊿゚)ξ「で? 私が怯えなかったから殺さないってこと?」
( ^ω^)「そゆこと」
ξ゚⊿゚)ξ「うっわー、マジかコイツ。勝手に期待して、思い通りにいかなかったら意見変える。うっわーー、ないわーー、うっっわーーー」
( ^ω^)「殺してもらえると期待して、思い通りにいかなかったらキレた君が言うのかお」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ私が怯えれば殺してくれるのね?」
( ^ω^)「まあ……そうだおね」
ξ゚⊿゚)ξ「きゃああああ殺さないでええええええ嫌よー死ぬの怖いわーいやああああああああ」
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ「死にたくないー死にたくないわーお願い殺さないでーきゃあああああああああ」
( ^ω^)
ξ*゚⊿゚)ξ +
( ^ω^)「ドヤ顔してんじゃねぇお、大根」
15
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:10:39 ID:DCeU8sjA0
( ^ω^)「僕だって殺したくないわけじゃないんだお? 正直めっちゃ殺したいお。君の顔めっちゃくちゃ好みだし」
ξ゚⊿゚)ξ「好み云々は全く嬉しくないけど、殺したいなら殺してくれたらいいじゃないの。ギブアンドテイクじゃない」
( ^ω^)「そういうわけにはいかないんだってば。殺すことを受け入れられちゃったら萎えるんだお」
( ^ω^)「勿体無いお……。せっかく僕好みの美人だってのに……」
( ^ω^)=3「はーあ……」
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)=3「はーーーあ!!!」
ξ゚⊿゚)ξ(めっちゃムカつく)
16
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:11:30 ID:DCeU8sjA0
( ^ω^)「いやもう、ほんっと勿体無い……。超絶好みなのに……。怯えて苦しみながら死ぬ顔見たいのに……」
ξ゚⊿゚)ξ「勿体無いとか私のセリフよ。せっかく殺人鬼が殺しに来てくれたのに……」
( ^ω^)「……ていうか、死にたいなら自殺とか考えないのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「自殺とか怖いじゃない……」
( ^ω^)「殺される方が怖くない……?」
17
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:12:18 ID:DCeU8sjA0
( ^ω^)「あー……諦めきれないお……」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ殺しなさいよ。ヘイカモン!」
( ^ω^)「やだお。そんなウェルカムな人は殺したくないお」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、じゃあじゃあ、殺してくれないなら警察呼んじゃうわよ? 呼ばれたくなかったら殺しなさいよ」
( ^ω^)っロ「君のスマホは未だに僕が持ってるし。ていうかぶっちゃけ警察くらいどうとでもできるお。カリスマ殺人鬼舐めんなお」
ξ゚⊿゚)ξ「なんて不名誉なカリスマなの……」
( ^ω^)「はー……勿体無いお……」
( ^ω^)「……」
( ^ω^)「……君は、人生に絶望してるから死にたいんだおね?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうよ。生きるのめんどくさい」
( ^ω^)「じゃあ、人生に希望が持てたら生きたくなるのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「えー……まあ、理にかなってはいるんじゃない?」
( ^ω^)「よっしゃ」
ξ゚⊿゚)ξ「うわ、なんか火がついた」
18
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:14:00 ID:DCeU8sjA0
( ^ω^)「僕はこれから君が生きたいって思うまでなんかこう、なんやかんやするお」
ξ゚⊿゚)ξ「ざっくりしてるわね」
( ^ω^)「君が『人生楽しい! 死にたくない!』って思ったところで僕が君をなぶり殺す。
君は死ねるし、僕は苦しみながら死ぬ君を見れる。完璧だお」
ξ゚⊿゚)ξ「はあ」
( ^ω^)「よーし、そうと決まったら早速、君を幸せにするプランを立てるお! ということでとりあえず今日は帰るお!」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、帰るんだ。殺人鬼が来たのに無傷ってすごくね?」
( ^ω^)っロ「そうだ、スマホ返すお。鍵の修理代は僕が持つから請求してほしいお。また来るお。じゃっ!」
ξ゚⊿゚)ξ「……あっ、ちょっと待って!」
( ^ω^)「なんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「アンタが来たせいでカップ麺が伸びたんだけど」
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)ノ「じゃっ!」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃっ!じゃねえよ地味にずっと気になってたんだよでもアンタが殺してくれると思ったからカップ麺なんてどうでもいいかと思って黙ってたんだよ」
( ^ω^)「そんな一息で言う?」
ξ゚⊿゚)ξ「そしたらアンタ殺してくれないし帰ろうとするしそしたら私は伸び切ったカップ麺食べなきゃいけないじゃん???」
( ^ω^)「要するに何が言いたいんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「責任持ってお前が食え」
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ
扉|^ω^)ノ「じゃっ!!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「あっコラ! 逃げんな!」
第1話 『しにたがり』 終
19
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:33:48 ID:v1jrgC3c0
乙
オムニバスなのかしら?
20
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 20:52:52 ID:DgVaOAFU0
> ξ゚⊿゚)ξ「自殺とか怖いじゃない……」
>
> ( ^ω^)「殺される方が怖くない……?」
吹いた
21
:
名無しさん
:2017/05/10(水) 08:34:53 ID:xlrAbay60
何か面白いの来た
続き期待
22
:
名無しさん
:2017/05/10(水) 10:36:00 ID:CPSIwlVE0
一瞬あびびかと思った
23
:
名無しさん
:2017/05/10(水) 21:34:32 ID:.0KQdUPk0
悪くないな
期待
24
:
名無しさん
:2017/05/11(木) 11:32:28 ID:fla98l2Y0
面白い
続き楽しみにしてる
25
:
名無しさん
:2017/05/11(木) 12:58:50 ID:KlsjSaAc0
美人女子大生の時点で詰み要素皆無なんだけど本人にしてみたらわからんもんなんだよね
26
:
名無しさん
:2017/05/11(木) 13:35:04 ID:x7qTK//g0
面白いし待ってる
ツンのキャラいいね
27
:
名無しさん
:2017/05/11(木) 22:58:14 ID:hLYqmStY0
乙
今まで何か書いたことありますか?
28
:
名無しさん
:2017/05/12(金) 00:31:32 ID:d6gGNyOY0
>>1
です
たくさんコメントを頂けて嬉しいです。ありがとうございます。
>>27
(-_-)シェアハウス『VIP』のようです を書いています。
今のところはシェアハウスとし×××以外の作品はないです。
第二話は現在書き溜め中です。近いうちに投下できるよう頑張ります。多分シェアハウスの更新の方が先になります。多分。
29
:
名無しさん
:2017/05/12(金) 22:51:37 ID:zdpb3Bnw0
>>28
シェアハウスの方でしたか…両方楽しみにしてます
30
:
名無しさん
:2017/05/14(日) 14:25:03 ID:2hhWaHcQ0
連載なのか
楽しみが増えるな
31
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:46:51 ID:hUj3nvXs0
ξ゚⊿゚)ξ「あー……ご飯作るのめんどくさ……」
ξ゚⊿゚)ξ「ていうかロクに食材ないし……ここ最近カップ麺しか食べてないし……」
ξ゚⊿゚)ξ「そろそろちゃんとしたもの食べなきゃなー……」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「えぇ……めんどくさ……ついでに生きるのもめんどくさ……」
( ^ω^)っ「そんな君に朗報だお」ガチャッ
ξ゚⊿゚)ξ「流れるような不法侵入」
32
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:47:42 ID:hUj3nvXs0
ξ゚⊿゚)ξし×××のようです(^ω^ )
第2話 『しょくじ』
.
33
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:48:34 ID:hUj3nvXs0
ξ゚⊿゚)ξ「アンタ、本当にまた来たのね」
( ^ω^)「もちろんだお」
ξ;゚⊿゚)ξ「……ていうか、また鍵壊したわね!? 普通にインターホン鳴らしなさいよ!」
( ^ω^)「つい癖で壊しちゃったお。まあ、修理代は払うから安心してほしいお」
ξ;゚⊿゚)ξ「まったく……。で、手に提げてるレジ袋はなんなのよ」
( ^ω^)「食材だお。君の食生活は随分と不健康そうだったし」
ξ;゚⊿゚)ξ「うるさいわね……」
( ^ω^)「手っ取り早く幸せになるためには、美味しいものを食べることだと思うんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「へぇ」
( ^ω^)「だからカレーを作ろうと思うお」
ξ*゚⊿゚)ξ「なるほど、私を殺して肉を切り取ってカレーに使うのね」
( ^ω^)「作る前から食欲失せること言わないでくれる?」
ξ*゚⊿゚)ξ「それとも、カレーに毒を仕込むの?」
( ^ω^)「僕は殺人に毒を使わない主義なんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、どうやってカレーを作る過程で私を殺すのよ」
( ^ω^)「カレーを作る過程に殺人は含まれてないお」
ξ゚⊿゚)ξ「私の知ってるカレーじゃない……」
( ^ω^)「君はそんな猟奇的なカレーを食べて育ってきたのかお?」
34
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:49:32 ID:hUj3nvXs0
ξ゚⊿゚)ξ「今からアンタがカレーを作るの?」
( ^ω^)「そうだお。手伝ってくれると嬉しいけど」
ξ*゚⊿゚)ξ「野菜を切ると見せかけて頸動脈を切るとかは……」
( ^ω^)「しないお」
ξ゚⊿゚)ξ チッ
ξ゚⊿゚)ξ「……まあ、久しぶりにちゃんとしたもの食べれるのは嬉しいわ」
( ^ω^)「幸せかお? 生きたくなったかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「死にたい」
( ^ω^)「相変わらずだおね」
ξ゚⊿゚)ξ「……っぁああ〜〜死にてぇええ〜〜〜〜」
( ^ω^)「死にたがりスイッチ入らないで」
35
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:50:30 ID:hUj3nvXs0
( ^ω^)「さてと、それじゃあ僕はじゃがいもの皮をむくお。えーっと、包丁包丁……」ガサゴソ
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと待ちなさい。なんでアンタ自分の鞄をあさってるのよ」
( ^ω^)「いつも持ち歩いてる愛用の包丁を使おうかと……」
ξ゚⊿゚)ξ「どう考えても殺人に使った包丁じゃねぇか」
( ^ω^)「え、ダメ?」
ξ゚⊿゚)ξ「ダメに決まってるじゃない」
( ^ω^)「僕、いつもこれで料理してるけど」
ξ゚⊿゚)ξ「マジかよ」
( ^ω^)「包丁に染みこんだ綺麗な女性の血を体内に取り込めると思うと幸せなんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「お願いだから、アンタの性癖に私を付き合わせないでちょうだい」
36
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:51:39 ID:hUj3nvXs0
ξ゚⊿゚)ξ「ピーラーがあるから私が野菜の皮をむくわ。あなたは私の包丁で肉でも切っといて」
( ^ω^)っ=lニニフ +「了解だお」ギラリ
ξ゚⊿゚)ξ(妙に様になるわね)
( ^ω^)っ=lニニフ「さーて、それじゃあ鶏肉を……」
ξ゚⊿゚)ξ「待ちなさい。切るのはその肉じゃないでしょう?」
( ^ω^)っ=lニニフ「? どういうことだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「私を切れって言ってんのよ」
( ^ω^)っ=lニニフ「諦めて……カレーを作る過程で殺されるの諦めて……」
37
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:53:01 ID:hUj3nvXs0
( ^ω^)っ=lニニフ「はい、鶏肉切れたお。ツンさん、皮むきできた野菜貸してくれお。切るから」
ξ;゚⊿゚)ξ モタモタ
( ^ω^)っ=lニニフ
ξ;゚⊿゚)ξ モタモタ
( ^ω^)っ=lニニフ「……」
ξ#゚⊿゚)ξ「うるっさいわね!!!」
( ^ω^)っ=lニニフ「何も言ってない……」
ξ#゚⊿゚)ξ「視線がうるさいのよ!! どうせ料理苦手よ!! 悪い!?」
( ^ω^)っ=lニニフ「いや、別に悪いって言いたいわけじゃないお。ただ、人参ってトップレベルのピーラーで皮をむきやすい野菜だと思うお」
ξ#゚⊿゚)ξ「じゃあアンタがピーラーで人参とじゃがいもの皮をむきなさい!」
( ^ω^)「分かったお。ツンさんは玉ねぎを切ってくれお。玉ねぎなら手で皮むきできるから。まず両端を切り落として……」
ξ#゚⊿゚)ξ「言われなくても分かってるわよ!」
38
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:54:14 ID:hUj3nvXs0
ξ゚⊿゚)ξ「玉ねぎってどこまで皮をむけばいいのかよく分かんないのよね……」バリバリバリ
( ^ω^)「待って待って待って。むきすぎ」
ξ゚⊿゚)ξ「そう?」バリバリバリ
(#^ω^)「没収!!」バッ
◯⊂彡
ξ#゚⊿゚)ξ「あっ! 何すんのよ!」
(#^ω^)「それは僕と玉ねぎのセリフだお! こんなにむかなくていいお! もういいからさっさと切って!」
ξ#゚⊿゚)ξ「いちいちうるさいわねー……何よ偉そうに……」
(#^ω^)「口動かす暇があったら手を動かしてくださーい!! 君が文句言ってる間も野菜の皮むきしてる僕を見習ってくださーーい!!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「何よ! ピーラーで皮むきなんて大した作業量じゃないじゃない!!」
(#^ω^)「ピーラーで皮むきすらまともにできなかった人が言わないでくださーーーい!!!!
ねえ分かってる!? 現状、君はなんの役にも立ってないんだお!?」
ξ#゚⊿゚)ξ「うるさい!! 今から玉ねぎ切るから黙りなさい!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「まったく……」ゴソゴソ
(#^ω^)「……? 何を探して……」
ξ◼︎⊿◼︎)ξ∩” スチャッ
( ^ω^)
ξ◼︎⊿◼︎)ξ
( ^ω^)
ξ*◼︎⊿◼︎)ξ + ドヤァ
( ^ω^)「えっごめん何がしたいのか全然わかんない」
39
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:55:13 ID:hUj3nvXs0
ξ◼︎⊿◼︎)ξ「玉ねぎって目に染みるじゃないの」
( ^ω^)「あ、そう……それでサングラス……」
ξ◼︎⊿◼︎)ξ「モノマネしてあげよっか?」
( ^ω^)「しなくていいお。どうせタモさんだお?」
ξ◼︎⊿◼︎)ξ”「I'm a perfect human」
( ^ω^)「そっちかい」
ξ◼︎⊿◼︎)ξ「PPAPの方が良かったかしら……」
( ^ω^)「サングラスの種類的にちょっと違うんじゃないかお? ていうかなんでそんな微妙に時期を外したチョイスなんだお」
ξ◼︎⊿◼︎)ξ「やっぱレイザーラモンにするべきだったかしら……」
( ^ω^)「もういいから玉ねぎ切っt……ちょっと待って君のレイザーラモンのモノマネは気になる」
ξ◼︎⊿◼︎)ξっ=lニニフ「はいはい、玉ねぎ切るわよ」
( ^ω^)「気になるのに……」
40
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:56:44 ID:hUj3nvXs0
ξ。◼︎⊿◼︎)ξ トントンボロボロ
っ=lニニフ”
( ^ω^)「サングラスの意味無っ」
ξ;⊿;)ξ「油断したわ……」スッ
っへ◼︎-◼︎”
( ◼︎ω◼︎)”「そもそも目以外に鼻からも……待て、なんでかけさせたんだお」スチャッ
ξ゚⊿゚)ξ「うわっ、怪しさ満点。殺人鬼っぽいわよ」
( ^ω^)「ぽいんじゃなくて殺人鬼だお」スッ
っへ◼︎-◼︎”
ξ゚⊿゚)ξ「で、さっき言いかけた目とか鼻がどうとかってのは何よ」
( ^ω^)「ああ、玉ねぎの涙が出る成分は目以外に鼻からも入ってくるんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「そうなの?」
( ^ω^)「だから目だけ覆っても意味はないお。しかもサングラスとか隙間ガバガバだし」
ξ゚⊿゚)ξ「最初に言えよ……。じゃあ、アンタが私の鼻をつまんで、私が目を瞑って玉ねぎを切れば完璧ね」
( ^ω^)「嫌だお。何そのシュールな料理風景。ていうかそれ以前に危ない」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ私がアンタの鼻をつまんで、アンタが目を瞑って玉ねぎを切る?」
( ^ω^)「もっと嫌だお。別にそんなアホなことしなくても大丈夫な方法があるお」
ξ゚⊿゚)ξ「ふーん」
( ^ω^)「そんなアッッッホなことしなくても!!!大丈夫な!!!!方法があるお!!!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「冷静にツッコンでるふりして内心めちゃくちゃ馬鹿にしてたのね……」
41
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:57:44 ID:hUj3nvXs0
ξ゚⊿゚)ξ「で、その方法って何よ」
( ^ω^)「玉ねぎの涙が出る成分が目と鼻に届くまでにどうにかすればいいお。玉ねぎの涙が出る成分は玉ねぎを切ったときに出てくるから……」
ξ゚⊿゚)ξ「主語が長いのどうにかならない?」
( ^ω^)「玉ねぎの涙が出る成分の名前知らないんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「そうは言っても長いわよ。名詞助詞名詞助詞動詞名詞よ」
( ^ω^)「ぐうの音も出ないのがムカつく〜」
ξ゚⊿゚)ξ「とりあえず『成分』でいいんじゃないかしら。説明続けなさいよ」
( ^ω^)「アレが鼻に届くまでに口で息して吹き飛ばしたり、口でアレを吸ってしまえばいいんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「なんで成分って言わないのよ」
( ^ω^)「ムカついたから」
ξ゚⊿゚)ξ「うーわムカつく」
42
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:58:40 ID:hUj3nvXs0
ξ゚⊿゚)ξ「その説明だけじゃよく分からないから実際にやってみなさいよ」
( ^ω^)っ=lニニフ「分かったお」
( ^ω^)=3 スゥーハァースゥーハァートントントン
っ=lニニフ”
ξ゚⊿゚)ξ「絵面がキモいからやめて」
( ^ω^)「じゃあツンさんがやってくれお」
ξ゚⊿゚)ξ「やだ」
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)=3 スゥーハァースゥーハァートントントン
っ=lニニフ”
ξ゚⊿゚)ξ「やめなさいって。キモいから」
(#^ω^)「どうしろと!?!?」
ξ゚⊿゚)ξ「やべっ、ブチギレた」
43
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 22:00:06 ID:hUj3nvXs0
( ^ω^)「さーて、次は切った具材を炒めるお」
ξ゚⊿゚)ξ「頑張って」
( ^ω^)「もはや、やる気ないんだおね……」
ξ゚⊿゚)ξ「私がやるよりアンタがやった方が確実じゃない」
( ^ω^)「そりゃあそうだお」
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっとくらいフォロー入れなさいよ」
( ^ω^)「入れようがないんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「クソが」
( ^ω^)「まあ、料理ってのは作る過程も醍醐味の一つだから、やってみないかお? 炒めるだけなら簡単だし」
ξ゚⊿゚)ξ「……上手くできなくても知らないわよ」
( ^ω^)「覚悟はできてるお」
ξ゚⊿゚)ξ「もっといい言葉のチョイスがあったんじゃない? 覚悟ってお前」
44
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 22:01:58 ID:hUj3nvXs0
ξ゚⊿゚)ξ「大体、炒めるくらいなら私にだってできるわよ。アンタは私のことを舐めすぎよ」ジュー
( ^ω^)「そもそも君が、僕がやった方が確実って言ったんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「それはそうだけど……」ジュー
( ^ω^)「ねぇあんまり放置しないでちゃんと炒めて。肉とか底にくっついちゃうお」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、そうだ。中華料理人ってダイナミックにチャーハンを作るじゃない? こう、お米が放物線を描いてさ。
ああいうのやってみたいわよね」ジュー
( ^ω^)「ちょ、やめて替わって。君には任せられない」
ξ#゚⊿゚)ξ「あ、ちょっと! 私に任せてくれるんじゃなかったの!?」
( ^ω^)「このまま君に任せてたら中華料理人の真似事をして具材が全部おじゃんになるお。
喜べお。僕のおかげで具材は救われたんだお」
ξ#゚⊿゚)ξ「あーヤダヤダ。ちょーっと料理が上手いってだけでこの変態殺人鬼は調子に乗るんだから……」
( ^ω^)「別に僕は料理が上手いってほどではないお。君が下手くそなだけだお」
ξ#゚⊿゚)ξ「すーぐムカつくこと言うんだから!」
( ^ω^)「君にだけは言われたくないお。ほらツンさん、これから水入れて煮込むからアク取りを任せるお」
ξ*゚⊿゚)ξ「分かったわ!」
( ^ω^)(単純)
45
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 22:03:39 ID:hUj3nvXs0
( ^ω^)「おっ、そろそろアクが出てきたお」
ξ*゚⊿゚)ξ「私の出番ね!」ザバァ
( ^ω^)「おいこら待てやこの下手くそ。取りすぎ取りすぎ」
ξ゚⊿゚)ξ「そう?」
( ^ω^)「お前それ沈んだじゃが芋ごとすくってるじゃねぇかお。ていうかその前にアク取りの効果音がザバァの時点で最悪だお」
ξ゚⊿゚)ξ「思い切ってダイナミックにアクをすくうという奇抜な判断ができたことを評価してほしいって言うか……」
( ^ω^)「最悪」
ξ゚⊿゚)ξ「最悪って罵倒やめて」
46
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 22:05:07 ID:hUj3nvXs0
( ^ω^)「よーく分かったお。君に任せられる仕事なんてないお」
ξ゚⊿゚)ξ「おいやめろ連敗中の就活生になんてこと言うんだお前」
( ^ω^)「後は僕がやるから君は大人しくしててくれお」
ξ゚⊿゚)ξ「酷いじゃないの。私にだってできることはあるはずよ」
( ^ω^)「無かったんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「諦めるのが早いわ」
( ^ω^)「いや僕、粘った方だお? 粘って粘ってもう無理だと判断したんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「でも、後はルウ入れるだけでしょ? それくらいできるわよ」
(ヾノ^ω^)「ムリムリ」
ξ゚⊿゚)ξ「さすがに舐めすぎ」
( ^ω^)「いいかお? 君はアク取りすらまともにできなかったんだお。アク取りすら。アク取り!!すら!!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「アク取りとルウを入れるのとでは全然違うじゃない! 私にやらせなさいよ!!」
( ^ω^)「ダメでーす。はいルウ投入〜溶かしまーす」
ξ#゚⊿゚)ξ「それくらいならできるって言ってるじゃない!! やらせなさいってば!!」
( ^ω^)「ほーらツンさん、いい香りがしてきたお〜」
ξ*゚⊿゚)ξ「あら、ほんとね!」
( ^ω^)「10分くらい煮込んだら完成だお。食べるのが楽しみだおね!」
ξ*゚⊿゚)ξ「ええ!」
( ^ω^)(クソ単純)
47
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 22:06:19 ID:hUj3nvXs0
〜10分後〜
ξ*゚⊿゚)ξ「完成ね!」
(*^ω^)づ「さ、早く盛り付けるお!」スイハンキパカッ
(*^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^)「おい」
ξ*゚⊿゚)ξ「何よ?」
( ^ω^)「ご飯炊いてないじゃないかお」
ξ;゚⊿゚)ξ「あっ……」
( ^ω^)「ふざけんなお。どうすんだお、ルウだけもしゃもしゃ食うかお?」
ξ*゚⊿゚)ξ「……そうだ! 冷凍してるご飯があるわ!」
(*^ω^)「なーんだ、早く言ってくれお!」
ξ*゚⊿゚)ξづ レイトウコパカッ
ξ*゚⊿゚)ξ
ξ;゚⊿゚)ξ「あっ……」
( ^ω^)「どうしたんだお?」
ξ;゚⊿゚)ξ「茶碗一杯分しかない……」
( ^ω^)「マジふざけんなおテメェ」
48
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 22:07:04 ID:hUj3nvXs0
(#^ω^)っ「その一杯分は僕が頂くお。僕の方が働いたんだから僕が食べるのは当然だお」
ξ゚⊿゚)ξ「待ちなさい。そもそもアンタは私を幸せにするためにカレーを作ったんでしょう? だったら、私が食べるべきだわ」
(#^ω^)「ぐっ……し、仕方ないおね……。君が生きる幸せを感じるためならカレーくらい我慢できるお……」
ξ゚⊿゚)ξっ「それじゃ、さっそくレンジで解凍っと」ピッ
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)「……ご飯を半分こ……とか……」
ξ゚⊿゚)ξ「腹の足しにならないから絶対に嫌」
49
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 22:08:25 ID:hUj3nvXs0
ξ*゚⊿゚)ξ「解凍完了! さーて、ルウをかけて……っと」
ξ*゚⊿゚)ξ人「いただきまーす!!」
( ^ω^)「……」
ξ*゚〜゚)ξ「あっ、美味しい!!」モグモグ
( ^ω^)「……どうだお? 幸せかお? 生きたくなったかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「いや、死にたい」
( ^ω^)
(#^ω^)っ「カレーよこせ!!!」
ξ゚〜゚)ξ「嫌」モグモグ
第二話 『しょくじ』 終
50
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 22:19:08 ID:Ggw26hR60
スゥーハァースゥーハァートントントンでクソワロタ
乙
51
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 23:11:02 ID:iumSWo4U0
ただのリア充カップルじゃねーか!!!!!はぜろ!!!!!!乙
52
:
名無しさん
:2017/05/17(水) 08:10:35 ID:eGlJyRNw0
流れるような不法侵入ww
53
:
名無しさん
:2017/05/17(水) 16:21:22 ID:Exw/zt/Q0
ツンがただのダメ人間過ぎる
54
:
名無しさん
:2017/05/17(水) 19:11:10 ID:ISeOOLkc0
乙
相変わらずの駄目ツンwwww
ザバァにワロタ
55
:
名無しさん
:2017/05/17(水) 21:09:18 ID:/Mx.sLsY0
死にたがりスイッチクソわかるwwwwww
56
:
名無しさん
:2017/05/28(日) 16:58:11 ID:oMxxmIrA0
この空気がwwwwwww
57
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 00:55:43 ID:ZrJTLsfw0
ξ゚⊿゚)ξ「卒論だるい……めんどくさい……進まない……」
ξ゚⊿゚)ξ「死ねば卒論書かなくていいのよね? 就活もしなくていいのよね?」
ξ゚⊿゚)ξ「ぐおぉぉ……死にたすぎる……」
< バキィッガチャッ
ξ゚⊿゚)ξ
扉|^ω^)ノ「どうもどうも、ツンさん」
ξ#゚⊿゚)ξ「インターホン押せって言ったじゃない! なんでまた鍵壊してんのよ!」
扉|^ω^)そ ハッ
扉|彡 バタン
扉| < ピンポーン
ξ#゚⊿゚)ξ「今更鳴らさなくていいわよ!!」
58
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 00:56:34 ID:ZrJTLsfw0
ξ゚⊿゚)ξし×××のようです(^ω^ )
第3話 『しょうがくせい』
.
59
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 00:57:22 ID:ZrJTLsfw0
( ^ω^)「スポーツでいい汗を流すと気分いいじゃないかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「汗かくとベタつくから嫌」
( ^ω^)「……スポーツで得られる爽快感っていうかね」
ξ゚⊿゚)ξ「汗で得られる不快感」
( ^ω^)「……まあ、とりあえず体動かしてみないかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「やだ。私インドア派だし」
( ^ω^)「……じゃあ、スポーツするか卒論書くか選bξ゚⊿゚)ξ「スポーツ」
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ「スポーツやりたい」
( ^ω^)(なんて扱いやすい人なんだ)
60
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 00:58:58 ID:ZrJTLsfw0
ξ゚⊿゚)ξ「で、何のスポーツするの?」
( ^ω^)「とりあえずバドミントンのセットを持ってきたお」
ξ゚⊿゚)ξ「いいわね。場所はどうするの?」
( ^ω^)「近所の公園でいいんじゃないかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「……日曜日の昼間、小学生たちが集う公園で遊ぶの?」
( ^ω^)「君の精神年齢は小学生だし、問題ないお」
ξ#゚⊿゚)ξ「なんですって!?」
( ^ω^)「はいはい行くおー。ツンさんはバドミントンは得意なのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうねぇ……まあ、結構できる方かしら」
( ^ω^)「へー、楽しみだおー」
ξ゚⊿゚)ξ「棒読みやめろ」
61
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:00:04 ID:ZrJTLsfw0
ξ゚⊿゚)ξ「……で、公園に着いたけど」
( ^ω^)「着いたおね」
(*><)(*<●><●>) (*‘ω‘ *) キャッキャ
ξ゚⊿゚)ξ「マジで小学生しかいないわよ」
( ^ω^)「大丈夫大丈夫、ツンさんよりも精神年齢高いと思うから」
ξ#゚⊿゚)ξ「なんですって!?」
( ^ω^)Ф「はい、ラケット」
ξ゚⊿゚)ξФ「……このAAじゃラケットっていうよりペン持ってるみたいに見えない?」
( ^ω^)Ф「気にしたら負けだお。」
っΔ
ξ゚⊿゚)ξФ「……そのデルタはシャトルとか言わないわよね?」
( ^ω^)Ф「言っちゃうんだなーこれが」
っΔ
ξ゚⊿゚)ξФ「もっとリアリティにこだわった方が……」
( ^ω^)Ф「もういいから始めるお」
っΔ
62
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:01:16 ID:ZrJTLsfw0
( ^ω^)Ф”「いくおー」ポーン
ξ゚⊿゚)ξФ”「はい」パシーン
( ^ω^)Ф”「ほっ」パーン
ξ゚⊿゚)ξФ”「ていやっ」ペシーン
( ^ω^)Ф”「なかなか上手いおね」ポーン
ξ゚⊿゚)ξФ”「そう言ったじゃないの。私ひとりっ子だからずーっと壁と練習してたのよ」パシーン
( ^ω^)Ф”「切ねえ」パーン
ξ゚⊿゚)ξФ”「あと、高校のとき体育で二人組になってバドミントンやる授業あったんだけど、余ってずっと壁とやってた」ペシーン
( ^ω^)Ф”「やめて切ない。ていうか余ったときって普通は先生とやらないのかお?」ポーン
ξ゚⊿゚)ξФ”「先生とやるの切ないから自ら壁を申し出たのよ」パシーン
( ^ω^)Ф”「壁の方が切なくないかお?」パーン
ξ゚⊿゚)ξФ”「あえて客観視しないようにしてたんだからやめて」ペシーン
( ^ω^)Ф”「みんな二人で対面してキャッキャ言いながらやってるのに、君だけ一人で黙々と壁向いてやってたってことだお?」パーン
ξ゚⊿゚)ξФ”「対比やめてお願い」パシーン
63
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:02:20 ID:ZrJTLsfw0
( ^ω^)「ツンさん意外と上手で驚いたお。今までの印象は死にたがりなポンコツでしかなかったのに」
ξ゚⊿゚)ξ「アンタの言葉はいちいち余計なのよ」
( ^ω^)「なかなかいい汗かいたお?」
ξ゚⊿゚)ξ「汗でベタついて気持ち悪い」
( ^ω^)っ[]「そんな君にシーブリーズ〜」テッテレーン
ξ゚⊿゚)ξ「やだCMみたーい。でも絶対恋は始まらなーい」
( ><)ジーッ
ξ゚⊿゚)ξ「……ん? どうしたの?」
( ><)「お姉さんたちは恋人なんですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「おいコラクソガキ、大人の腕力を見せつけてやろうか」
(*><)「わあ! 見たいんです!」
ξ゚⊿゚)ξ「純粋かよ」
( ^ω^)っロ「ツンさん、見せつけてあげたらどうだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「証拠撮って通報する気満々じゃねぇか。真に捕まるべきなのはアンタなのに」
64
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:03:55 ID:ZrJTLsfw0
(*><)「お姉さん、お兄さん、僕たちと一緒に遊ぼうなんです!」
ξ゚⊿゚)ξ「え? ……どうする? 遊んであげる?」
( ^ω^)「遊んでもらうの間違いじゃないかお?」
ξ#゚⊿゚)ξ「はあ!?」
( ^ω^)「はいはい怒らなーい。せっかくだし一緒に遊ぼうお。名前はなんていうんだお?」
(*><)「僕はビロードなんです!」
ξ゚⊿゚)ξ「ビロードくんね」
( <●><●>)「私の名前がワカッテマスであることは分かってます」
ξ゚⊿゚)ξ「なんかややこしいわね」
(*‘ω‘ *)「私はちんぽっぽだっぽ」
ξ゚⊿゚)ξ「……卑猥ね」
(*‘ω‘ *)「私の名前に関しては、慣れれば無感情に呼べるから早めに慣れてほしいっぽ」
ξ゚⊿゚)ξ「なんか妙に達観してるわねこの子……」
65
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:04:39 ID:ZrJTLsfw0
( ><)「お姉さんはなんて名前なんですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「私はツンよ」
(*><)「ツンお姉さんですね!」
( <●><●>)「そっちのお兄さんはなんていうんですか?」
( ^ω^)「僕は西川ホライズンだお」
ξ゚⊿゚)ξ「偽名じゃねぇかよ」
( ^ω^)(僕、殺人鬼なんだから個人情報はちょっと、ね。事務所通してもらわないと)ボソボソ
ξ゚⊿゚)ξ「どこだよ事務所」
( ^ω^)「ジャニーズ事務所」
ξ゚⊿゚)ξ「調子乗りすぎ」
( ^ω^)「僕の顔をよーく見るお。ジャニーズ系だお?」
ξ゚⊿゚)ξ「滑稽な顔でしかないわね」
( ^ω^)「滑稽てお前。顔に対する表現に滑稽てお前」
66
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:06:03 ID:ZrJTLsfw0
ξ゚⊿゚)ξ「で、何して遊ぶの?」
(*><)「ケイドロがいいんです!」
ξ゚⊿゚)ξ「いいわね。誰が警察やる?」
( ^ω^)∩「じゃあ僕がやるお」
ξ゚⊿゚)ξ「アンタが警察ってこれ以上ない皮肉ね」
三(*><)「逃げろー!なんです!」
三(*<●><●>)「私が最後まで逃げ切ることは分かってます」
三(*‘ω‘ *)「相手は成人男性っぽよ。普通に考えて小学生の私たちが敵うわけないっぽ。現実見ろっぽ」
三(;<●><●>)「ちんぽっぽ、小学生なんですからもっと夢を見ていいんですよ?」
三(*‘ω‘ *)「たわけ」
三(;<●><●>)「小三の冷め方じゃない……」
67
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:07:20 ID:ZrJTLsfw0
( ^ω^)「いーち、にーい、さーん」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
( ^ω^)「しーい、ごーお……なんだお、ツンさん。さっさと逃げたらどうだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「……アンタって幼女趣味ある?」
( ^ω^)「何言い出すのコイツ」
ξ゚⊿゚)ξ「ちんぽっぽちゃん可愛いじゃない。だからアンタが殺しでもしないかと思って」
( ^ω^)「ねえお。幼女は守備範囲外だお」
ξ゚⊿゚)ξ「ならいいけど」
( ^ω^)「そもそも僕は、一度ターゲットに決めた人を殺すまでは他の人に手出ししないお」
( ^ω^)「だから、君を殺すまではどんな美人だろうと他の人を殺すことはないお」
ξ゚⊿゚)ξ(えっ何気に世の中の美人の命が私にかかってるんだけど)
68
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:08:54 ID:ZrJTLsfw0
( ^ω^)っ「ツンさんと話してるうちに30秒経ったおね。はいタッチー捕まえたー」
ξ;゚⊿゚)ξ「はあ!? 卑怯よ!」
( ^ω^)Ф”「逃げなかったツンさんが悪いお。はい、この線の中が牢屋だお」ガリガリ
ξ;゚⊿゚)ξ「くっ……納得いかない……」
( ^ω^)「まあまあ、助けに来てもらえばいいじゃないかお」
ξ;゚⊿゚)ξ「それもそうね……助けてー!!」
(;><)「ツンお姉さん!?」
(;<●><●>)「ビロード、ちんぽっぽ、助けに行きましょう!」
(*‘ω‘ *)「それは私にメリットがあるのかっぽ?」
(;<●><●>)「どうしてそんなにも冷めてるんですか貴方は!」
(;><)「ワカッテマスくん、僕たち二人で行くんです!」
(;<●><●>)「そうですね。じゃあ、私が囮になって気を引くのでビロードがその隙に……」
三( ^ω^)「お喋りしてる暇なんてあるのかお?」
(;><)そ「い、いつの間に!?」
(;<●><●>)「逃げますよ、ビロード、ちんぽっ……既にいない!」
三( ^ω^)「ちんぽっぽちゃんの名前は中途半端なところで切らない方がいいと思うお」
69
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:09:52 ID:ZrJTLsfw0
ξ゚⊿゚)ξ「暇……」ボーッ
(*‘ω‘ *)っ「はい、タッチだっぽ」
ξ゚⊿゚)ξ「あれ、ちんぽっぽちゃん。助けに来てくれたの? 渋ってたのに……」
(*‘ω‘ *)「……別に、貸しを作っておいて損は無いと思っただけだっぽ」
ξ゚⊿゚)ξ「素直じゃないわねー」
(*‘ω‘ *)「……うるせえっぽ」
ξ゚ー゚)ξ「ありがとう、ちんぽっぽちゃん」
(*‘ω‘ *)「……さっさと逃げるっぽ。どうせすぐに男子二人が捕まるっぽ」
70
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:10:56 ID:ZrJTLsfw0
(っ^ω^)っ「はい、二人ともタッチだおー」
(;><)「捕まっちゃったんです!」
(;<●><●>)「ふ、不覚……!」
( ^ω^)「さーて……あ、ツンさんが牢屋にいないお。逃げちゃったかお……まあいいお」
壁|;゚⊿゚)ξ「本当に二人とも捕まってるわね」
壁|‘ω‘ *)「あの二人、いつも固まって逃げるからまとめて捕まるんだっぽ」
( ^ω^)ゝ「さてと、ツンさんとちんぽっぽちゃんはどこかおー」キョロキョロ
壁|;゚⊿゚)ξ「私たちを探してるわね、ちんぽっぽちゃ……」
壁|
壁|;゚⊿゚)ξ「既に逃げてる!!」
( ^ω^)ゝ「お、そんなところにいたのかお、ツンさん」
三ξ;゚⊿゚)ξ「くそっ、バレた!」ダッ
三三┏( ^ω^)┛ シュダッ
三ξ;゚д゚)ξ「いやああああああ本気出してきたコイツ!!」
三三┏(*^ω^)┛「おっおっ、いい顔するじゃないかお。怯えちゃってー」
三ξ;゚д゚)ξ「なんなのよその動体視力!!」
71
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:12:02 ID:ZrJTLsfw0
( ^ω^)っ「はい、タッチだおー」
ξ;゚⊿゚)ξ「また捕まっちゃった……」
( ^ω^)「はーい、牢屋行きだおー」
(( ξ;゚⊿゚)ξ「はいはい……あ、牢屋の前にちんぽっぽちゃんが」
(*‘ω‘ *)「助けてほしいっぽ?」
(;><)「助けてほしいんです!」
(;<●><●>)「助けてください!」
(*‘ω‘ *)「それが人にものを頼む態度かっぽ?」
ミ(;っ><)っ「……ぼ、僕はいいから、ワカッテマスくんだけでも助けてほしいんです!」ガバッ
(;<●><●>)「ビロード!? そんな、土下座までして私を……」
⊂(*‘ω‘ *)「ぽっぽっぽ、美しい友情っぽね。ならば、こうするっぽ。ビロードだけにタッチだっぽ」
(;><)「えっ……」
(*‘ω‘ *)「どうしたっぽ? 助けてほしいって言ったっぽね?」
(;><)「で、でも、ワカッテマスくんがまだ……」
(*‘ω‘ *)「私は、自分を犠牲にしてまで友を助けようとしたビロードの優しさを買ったんだっぽ。ほら、早く逃げるがいいっぽ」
(;><)「でも……ワカッテマスくんが……」
(;<●><●>)「ビロード! 私のことはいいです! 早く逃げてください!」
(;><)「でも……でも……!」
(;<●><●>)「さあ、早く!」
三(。><)ノシ「ワカッテマスくん……後で絶対に助けに来ます!」ダッ
(;<●><●>)ノシ「無理はしないでくださいよ!」
(*‘ω‘ *)(ビロードが今助ければいいことになぜ二人とも気づかないんだっぽ)
72
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:13:08 ID:ZrJTLsfw0
ξ;゚⊿゚)ξ「なんだったの、さっきの茶番……」
( ^ω^)「おっおっお、なかなかにいい展開だったおね」
ξ゚⊿゚)ξ「まあ……そうね」
三┏( ^ω^)┛「さーて、ちょっと本気出して捕まえてくるお。美しき友情劇にピリオドを打ってやるお」ダッ
ξ;゚⊿゚)ξ「えぇ……なんて野暮なの……」
73
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:14:24 ID:ZrJTLsfw0
( ^ω^)っ(*‘ω‘ *;)「はい、まずはちんぽっぽちゃん捕まえたおー」
ξ;゚⊿゚)ξ「これで残ってるのはビロードくん一人ね……」
壁|;><)そ
( ^ω^)「ほーらほら、皆を助けに行かないのかお、ビロードくん?」
壁|;><)「で、でも……僕一人じゃ……」
(;<●><●>)「ビロード、約束したじゃないですか! 必ず私を助けに来てくれると!」
壁|;><)「でも……僕は一人じゃなんにも……」
( <●><●>)「大丈夫です、ビロード。貴方が優しくて、強い人であることは分かってます。貴方ならできます」
壁|><)「ワカッテマスくん……」
( <●><●>)「さあ、約束を果たしに来てください!」
壁| 三(*><)「……はい! 今、助けに行くんです!」ダッ
(*‘ω‘ *)「弱虫のビロードが……成長したっぽね」
ξ゚⊿゚)ξ「……ちょっと感動しちゃった」
( ^ω^)っ(;><)そ「はい、タッチだおーざーんねーんでーしたー」
ξ;゚⊿゚)ξ「な、なんて奴だ!!」
74
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:15:30 ID:ZrJTLsfw0
(;><)「そんな……約束が……」
( ^ω^)「現実ってのは厳しいもんだお。
さて、日が暮れてきたおね。三人とも、そろそろお家に帰った方がいいお」
(*><)「はーい! 今日は楽しかったんです!」
ξ;゚⊿゚)ξ「切り替え早っ」
(*‘ω‘ *)「……」
( <●><●>)「……ちんぽっぽ? どうかしましたか?」
(*‘ω‘ *)「……どうもしてないっぽ」
( <●><●>)「もしかして、もっと遊びたいんですか?」
(*‘ω‘ *;)「ん、んなわけねぇっぽ! 勝手なこと言うなっぽ!」
( <●><●>)「……ちゃんと小学生らしいところがあって安心しましたよ」
(*‘ω‘ *;)「うるせえっぽ!」
( ^ω^)「おっお、今日はもう帰らなきゃダメだお。あんまり遅くなると殺人鬼が出ちゃうかもしれないおー」
ξ;゚⊿゚)ξ(お前じゃねぇか)
(;><)「殺人鬼……怖いんです……」
( ^ω^)「あと、死にたがりのポンコツ女子大生とか」
ξ#゚⊿゚)ξ「私は無害よ!」
(;><)「死にたがりのポンコツ女子大生!? こ、怖いんです!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「なんで殺人鬼より怖がってんのよ!」
75
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:17:10 ID:ZrJTLsfw0
(*><)ノシ「お兄さん、お姉さん、また遊ぼうなんです!」
( <●><●>)ノシ「今日はありがとうございました」
(*‘ω‘ *)「……」
( <●><●>)ノシ「ほら、ちんぽっぽも」
ヾ(*‘ω‘ *)「……うるせえっぽ」
ξ゚ー゚)ξノシ「またね、三人とも」
( ^ω^)ノシ「死にたがりのポンコツ女子大生に気をつけて帰るおー」
ξ#゚⊿゚)ξノシ「みんなー! 変態殺人鬼に気をつけて帰ってねー!!」
76
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 01:18:23 ID:ZrJTLsfw0
ξ゚⊿゚)ξ「今日は楽しかったわ」
( ^ω^)「おっ、生きたくなったかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうねぇ……またねって言ったし……。いやでも……うーん……」
( ^ω^)ノ「まあ、ゆっくり考えてくれお。あ、ツンさんのアパートに着いたおね。じゃっ、また来るお」
ξ゚⊿゚)ξ「はいはい」
( ^ω^)ノ「卒論とか就活とか頑張ってお」
ξ゚⊿゚)ξ「その言葉で一気に死にたくなった」
第3話 『しょうがくせい』 終
77
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 02:50:57 ID:sPeW7Lgg0
乙!
78
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 08:01:50 ID:/kzw9V7s0
ビロワカぽっぽ可愛いなぁ
乙
79
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 08:20:42 ID:VDn937uI0
ワロタ
おつおつ
80
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 13:10:11 ID:OyJj/H2o0
乙
ほのぼのとしてるのにいろいろ面白い
このツン好き
81
:
名無しさん
:2017/06/01(木) 17:22:53 ID:CjkHHNig0
乙
82
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:48:18 ID:eYqOwIFY0
ミセ*゚ー゚)リノ「やっほー、ツン。遊びに来たよー」ガチャッ
(゚、゚トソン「こんにちは」
ξ゚⊿゚)ξ「はーい、いらっしゃーい」
ミセ*゚ー゚)リ「ねぇツン、なんでドアの鍵壊れてるの?」
ξ゚⊿゚)ξ「あー……さすがに短期間に三回も鍵の修理を頼むのは怪しまれるかなって」
ミセ;゚ー゚)リ「そんなに頻繁に鍵壊れてんの!?」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、あー……ちょっと最近怪力でさー」
(゚、゚;トソン「そんな風邪気味みたいなノリで……」
ξ;゚⊿゚)ξ「もうこの話はいいじゃない! ほら、女子会始めましょう!」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、お菓子持ってきたよー」
(゚、゚トソン「私も持ってきました」
ξ゚⊿゚)ξ「ありがとう。じゃあ早速……」
( ^ω^)っ「なんだお、鍵壊れたままじゃないかお」ガチャッ
ξ;゚⊿゚)ξ「なんてタイミングで来るんだコイツ!!!」
83
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:49:01 ID:eYqOwIFY0
ξ゚⊿゚)ξし×××のようです(^ω^ )
第4話 『しんゆう』
.
84
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:49:50 ID:eYqOwIFY0
( ^ω^)ノ「どーもどーも、ツンさん」
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっ……帰って!」
( ^ω^)「なんだお、今日はつれないおね」
ξ;゚⊿゚)ξ「いいから早く帰って!!」
(゚、゚トソン「どちら様ですか?」
ミセ*゚ー゚)リ「なになに!? ツンの彼氏!?」
( ^ω^)「んなわけねぇお。やだお、これが彼女とか。すーぐキレるし」
ξ#゚⊿゚)ξ「アンタがキレさせるんでしょ!」
( ^ω^)「ほらキレた」
ξ#゚⊿゚)ξ「アンタのせいだっての!」
(゚、゚トソン(仲良し)
ミセ*゚ー゚)リ(仲良しだ)
85
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:51:00 ID:eYqOwIFY0
(゚、゚トソン「で、どちら様なんですか?」
((( ^ω^)「僕は西川ホライズンだお。ツンさんとはちょっとした知り合いだお」
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっと、部屋にあがってんじゃないわよ」
( ^ω^)”「どっこいしょ」
ξ;゚⊿゚)ξ「座ってんじゃないわよ!」
( ^ω^)「君たちはツンさんのお友達かお?」
(゚、゚トソン「そうです。私は都村トソンです」
ミセ*゚ー゚)リ「私は芹澤ミセリ!」
( ^ω^)「おっおっ、二人とも美人さんだおね」
ξ;゚⊿゚)ξ「ッ!!」
ミセ*^ー^)リゞ「美人だなんて、そんなぁー!」
(゚、゚トソン「ミセリ、世の中にはお世辞という言葉があるんですよ」
ミセ;゚д゚)リ「うるさいよ!」
( ^ω^)「お世辞なんかじゃないおー」
ξ;゚⊿゚)ξっ「ちょっと! 話あるからこっち来なさい!」グイッ
( ^ω^)「なんだお。ここで言えばいいお」
ξ;゚⊿゚)ξづ「いいから!!」グイグイ
( ^ω^>「分かったから引っ張らないで」
86
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:52:17 ID:eYqOwIFY0
ξ;゚⊿゚)ξ「お願いだから、トソンとミセリだけは殺さないで」
( ^ω^)「もし、あの二人を殺すとしても君を殺してからだお。君の死後に誰がどうなろうと関係ないんじゃないかお?」
ξ;゚⊿゚)ξ「そういうわけにはいかないわ。あの二人は大事な友達なの」
( ^ω^)「知らねえお、そんなの。僕は僕が殺したい人を殺すだけだお」
ξ;゚⊿゚)ξ「……お願い」
( ^ω^)「……」
( -ω-)=3
( ^ω^)「……ミセリさんもトソンさんも美人だと思うけど、君と比べると霞んじゃうからね。
君の次に殺すのは、君よりも美人な人じゃないと満足できないお」
ξ゚⊿゚)ξ「……それって」
( ^ω^)「あの二人は殺さねえっつってんだお。ほら、さっさと戻るお」
ξ゚ー゚)ξ「……ありがとう」
( ^ω^)「なにお礼言ってんだお。感謝する場面でもなんでもないお。お礼なら自分の美貌に言っとけお」
ξ゚⊿゚)ξ人「サンキューマイフェイス」
( ^ω^)「本当に言うんだおね」
87
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:53:53 ID:eYqOwIFY0
ミセ*゚ー゚)リ「なんの話してたのー?」
ξ゚⊿゚)ξ「なんでもないわ。さ、女子会始めましょう」
( ^ω^)「わーい」
ξ゚⊿゚)ξ「わーいじゃねぇよ帰れ男子」
( ^ω^)「男女差別反対! 男女差別反対!」
ミセ*゚ー゚)リ「別に私は西川さんが一緒でも構わないよ?」
(゚、゚トソン「私も構いません」
( ^ω^)「ほーらツンさん、三対一だお」
ξ;゚⊿゚)ξ「関係ないわよ! 家主が帰れって言ってんだから帰りなさいよ!」
( ^ω^)っ「せっかくお土産にフルーツタルト持ってきたのに持って帰れってことかお。一緒に食べたかったのに残念だお」
ξ;゚⊿゚)ξ「えっ」
ミセ*゚ヮ゚)リ「それってもしかして、駅前に新しくできたケーキ屋さんのタルト!?」
(゚、゚*トソン「気になってたんですよ、そのタルト」
( ^ω^)「ほらほら、ツンさんは食べたくないのかお?」
ξ;゚⊿゚)ξ「ぐっ……」
ξ;-⊿-)ξ「……仕方ないわね、女子会の参加を認めるわ」
( ^ω^)「すっごく嬉しぃ。。ツンチャンぁりがとぉ。。」
ξ;゚⊿゚)ξ「やめろその口調!!」
88
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:55:09 ID:eYqOwIFY0
ミセ*゚ー゚)リ「女子会といえば、恋バナでしょ! 皆どうなの?」
( ^ω^)「ツンチャンたちの恋バナ気になるナァ。。」
ξ;゚⊿゚)ξ「いつまでその口調なのよ」
ミセ*゚ー゚)リ「で、どうなの?」
ξ゚⊿゚)ξ
(゚、゚トソン
ミセ*゚ー゚)リ「ちょっとちょっとー、華の女子大生でしょ? 彼氏の一人や二人くらいいないのー?」
ξ゚⊿゚)ξ「彼氏二人いたらマズイだろ」
(゚、゚トソン「そう言うミセリはどうなんですか? 彼氏の一人や二人いるんですか?」
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ「西川さんはどうなのー? 彼女とかいますー?」
ξ゚⊿゚)ξ「逃げた」
(゚、゚トソン「逃げましたね」
( ^ω^)「僕かお? そういう人はいないおね」
ミセ*゚ー゚)リ「えー、ツンとは実際どうなの?」
ξ゚⊿゚)ξ「どうもこうもないわ(ねぇお)」(^ω^ )
ミセ*゚ー゚)リ(息ピッタリなのに……)
89
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:56:40 ID:eYqOwIFY0
(゚、゚トソン「そういえば、西川さんって何のお仕事をされているんですか?」
ξ゚⊿゚)ξ(あ、そういう話って聞いたことないわね……)
( ^ω^)「おっおー、実は暗殺業をやってるんだお。中学時代はE組で暗殺の訓練を受けたんだお」
ミセ*゚ー゚)リ「もしかして担任はタコみたいな見た目の殺せない先生!?」
( ^ω^)「そうそう。ちなみに当時の僕は赤髪で、担任に一番最初にダメージを与えたんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「イケメンキャラをチョイスしてんじゃねぇよ」
( ^ω^)「いいじゃん別に」
ξ゚⊿゚)ξ「ていうか、カルマ君をチョイスするなら暗殺業って言ったのは微妙っていうか」
( ^ω^)「あんま言うとネタバレになるからやめよ?」
(゚、゚トソン「西川さんはユーモラスな人ですね」
ミセ*゚ー゚)リ「トソンも見習ってもっとユーモアをさー」
(゚、゚トソン「ミセリは頭がとってもユーモラスですよね」
ミセ*゚ー゚)リ「褒めてないよねそれ?」
(゚、゚トソン「ツンもそう思いません? 西川さんもミセリもユーモラスですよね?」
ミセ*゚ー゚)リ「私に関しては褒めてないよね?」
ξ゚⊿゚)ξ「……そうね、二人ともユーモラスね」
ミセ*゚ー゚)リ「私に関しては絶対褒めてないよね?」
ξ゚⊿゚)ξ(……暗殺業やってるって妙に信憑性あるけどさすがに嘘よね? コイツ、個人情報全く明かさないわね……)
( ^ω^)(そりゃまあ、僕は世間で噂のカリスマ殺人鬼だからね。素性は明かせないお)
ξ゚⊿゚)ξ(ナチュラルにテレパシー使うのやめなさいよサイコパス殺人鬼)
90
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:57:54 ID:eYqOwIFY0
ミセ*゚ー゚)リ「そうそう、私ね、第一志望の企業から内定出たんだ!」
ξ゚⊿゚)ξ” ピクッ
(゚、゚トソン「ミセリにしてはすごいじゃないですか」
ミセ*゚ー゚)リ「余計な言葉がついてるなー」
(゚、゚トソン「ミセリにしては」
ミセ*゚ー゚)リ「なんで後半を余計な言葉と見なしたかなー」
ξ゚⊿゚)ξ「……おめでとう」
( ^ω^)「おっおっお、やったじゃないかお。
そういえばツンさんも色々面接受けてるおね? ツンさんは内定は出て……あっ、ごめん……」
ξ#゚⊿゚)ξ「察するのやめなさいよ! そもそも確信犯よね!?」
( ^ω^)「ナンノコトカナー」
ξ#゚⊿゚)ξ「ほんっとムカつくコイツ!!」
(゚、゚;トソン「落ち着いてください、ツン」
ξ#゚⊿゚)ξ「落ち着けるか!!」
( ^ω^)「ほらほらツンさん、フルーツタルト食べてみてくれお。美味しいから、これ」
ξ*゚〜゚)ξ「あ、本当に美味しい! フルーツがたっぷり入ってるわね!」モグモグ
(゚、゚トソン(瞬殺)
91
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 22:58:48 ID:eYqOwIFY0
( ^ω^)「二人も食べてみてくれお」
ミセ*゚ヮ゚)リ「いただきまーす! ……美味しい!!」
(゚、゚*トソン「パイ生地がサクサクしてますね……」
ミセ*^ヮ^)リ「これ、いくらでも食べられちゃう……!」パクパク
(゚、゚トソン「そういえばミセリ、ダイエットするって言ってませんでしたっけ?」
ミセ;゚ー゚)リ「……思い出させないで……」
ξ゚⊿゚)ξ ガツガツ
ミセ;゚ー゚)リ「……ツン、たしか前に太ったって言ってたよね?」
ξ゚⊿゚)ξ「知るかそんなこと」ガツガツ
ミセ*゚ー゚)リ「潔い……」
92
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 23:00:10 ID:eYqOwIFY0
ミセ*^ー^)リ「美味しかったー!」
(゚、゚*トソン「ごちそうさまでした」
( ^ω^)「おっおっ、喜んでもらえて何よりだお」
ξ゚⊿゚)ξ「アンタにしてはやるじゃない。褒めてつかわすわ」
( ^ω^)「何様」
ミセ*゚ー゚)リ「お腹が満たされたところで、女子会トークの再開といこうよ!」
ξ゚⊿゚)ξ「再開も何も、女子会トークなんて一度も展開されてないと思うわ」
ミセ;゚ー゚)リ「そ、そんなことないって! 皆、恋人はいなくても好きな人くらいはいるでしょ!?」
ξ゚⊿゚)ξ
(゚、゚トソン
ミセ;゚ー゚)リ「あっれぇ〜……」
( ^ω^)「最近の女子大生って皆こんな感じなのかお?」
(゚、゚トソン「それは個人差があります」
93
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 23:01:51 ID:eYqOwIFY0
( ^ω^)「ミセリさんは好きな人がいるのかお?」
ミセ*゚ー゚)リ「好きっていうかちょっと気になるかなーってくらいなんだけど……同じ学部の羽生ギコくんって分かる?」
ξ゚⊿゚)ξ「あーあーあーあーはいはいはいはいギコくんねはいはいはいはいギコくんね」
ミセ*゚ー゚)リ「えっなにその反応」
ξ゚⊿゚)ξ「……いや、ちょっといいなーとは思ってたからさ」
ミセ;゚д゚)リ「えー、ツンがライバルとか勝てっこないじゃん!」
( ^ω^)「そんなことないお。ツンさんは中身がクッッッソ残念だから」
ξ#゚⊿゚)ξ「誰がよ!!」
ミセ;゚ー゚)リ「それはそうかもしれないけど……」
ξ#゚⊿゚)ξ「肯定すんのかよ!! ……ていうか、ギコくんって彼女いるじゃない」
ミセ;゚д゚)リそ「嘘っ!? 誰誰!?」
ξ゚⊿゚)ξ「同じ学部の猫田しぃさん」
ミセ;゚д゚)リ「えっ、しぃが!? うっそ、普通に友達なんだけど……これから会うときちょっと気まずいじゃん……」
ミセ;゚ー゚)リ「まあでも、しぃ可愛いからなー……」
(゚、゚トソン「そうですね。綺麗な人ですよね。それに優しいですし」
( ^ω^)「へぇ、美人さんなのかお。それはとっても興味深いおね」
ξ;゚⊿゚)ξ「おいマジでやめろ」
94
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 23:03:30 ID:eYqOwIFY0
(゚、゚トソン「この話はやめましょう。別の女子会トークに移りましょうか」
ミセ;゚ー゚)リ「……そだね。あーギコくんとしぃが……。ショック……」
ξ゚⊿゚)ξ「私も知ったときはショックを受けたわ」
(゚、゚トソン「やめようって言った矢先から……」
ミセ*゚ー゚)リ「ああ、ごめんごめん。で、新しい女子会トークのお題は?」
(゚、゚トソン「単位や就活、卒論について」
ミセ;゚д゚)リ「女子会トークじゃねぇよそんなの!!」
(゚、゚トソン「女子会トークの定義なんて人それぞれです」
ミセ;゚д゚)リ「だとしても女子会と銘打ってやりたい話題じゃねぇよ!!」
95
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 23:04:42 ID:eYqOwIFY0
(゚、゚トソン「……真面目な話、大丈夫なんですか? ツン」
ξ゚⊿゚)ξ「ぐぬおおおおおやめろおおおおおおおおお」
ミセ;゚ー゚)リ「トソン、デリケートなことなんだからそんなに迂闊に触れちゃダメだよー」
(゚、゚トソン「下手に気を遣うのは私の性に合いません。実際どうなんです? 大丈夫ですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「……大丈夫よ」
(゚、゚トソン「嘘」
ξ゚⊿゚)ξ「……嘘じゃないわよ」
(゚、゚トソン「いつもあなたはそうです。大丈夫じゃないときに必ず大丈夫だと言います」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、それは私も思ってた」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
(゚、゚トソン「もっと頼ってくれていいんですよ、ツン」
ξ゚⊿゚)ξ「……そんなこと言われたって」
(゚、゚トソン「面接の練習とか付き合いますし、勉強で分からないところがあれば教えますし」
ミセ*゚ー゚)リ「私も手伝うよ!」
ξ゚⊿゚)ξ「トソン……ミセリ……」
( ^ω^)「僕も手伝うお!」
ξ゚⊿゚)ξ「うるせえ」
( ^ω^)「感動的な流れがぶち壊し」
96
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 23:05:31 ID:eYqOwIFY0
ミセ;゚ー゚)リ「あっ! もうこんな時間!?」
ξ゚⊿゚)ξ「えっ、そんなに遅い時間でもないと思うけど……」
ミセ;゚ー゚)リ「早く帰らないと殺人鬼が出るかもしれないじゃん!」
(゚、゚トソン「そういえば最近はあの殺人鬼のニュース見ませんね」
ミセ;゚ー゚)リ「だからといって油断はできないよ! どうすんの、帰り道に遭遇したら!」
(゚、゚トソン「ミセリなら大丈夫ですよ」
ミセ;゚д゚)リ「どういう意味だよ!」
ξ゚⊿゚)ξ(目の前にその殺人鬼いるなんて口が裂けても言えないわね)
( ^ω^)「ああ〜自己顕示欲が」
ξ;゚⊿゚)ξ「おい本気でやめろ!!」
97
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 23:06:56 ID:eYqOwIFY0
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ二人とも、気をつけて帰ってね」
ミセ*゚ー゚)リノシ「うん! じゃあねー、ツン、西川さん!」
ヾ(゚、゚トソン「見送ってくれてありがとうございます。それでは」
ξ゚⊿゚)ξノシ「またね」
( ^ω^)ノシ「またねーだお」
ξ;゚⊿゚)ξ「アンタはまたねすんな!」
98
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 23:11:05 ID:eYqOwIFY0
( ^ω^)「いい友達じゃないかお」
ξ゚⊿゚)ξ「ええ、自慢の友達よ」
( ^ω^)「ツンさんにはもったいないおね」
ξ゚⊿゚)ξ「そういうの、他人が言うもんじゃねぇだろ。私が卑下して言うやつだろ」
( ^ω^)「おっおっお」
ξ゚⊿゚)ξ「……私が死んだらトソンとミセリは悲しむ……わよね?」
( ^ω^)「だろうおね」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
( ^ω^)「死にたくなくなったかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「いや、死にたいけど」
( ^ω^)「ブレない〜」
99
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 23:12:19 ID:eYqOwIFY0
ξ゚⊿゚)ξ「アンタは私が死んだら悲しい?」
( ^ω^)「悲しいも何も、殺すのは僕だお」
ξ゚⊿゚)ξ「私を殺して、その後に悲しくならない?」
( ^ω^)「殺したくて殺したのに悲しくなんかならねぇお」
ξ゚⊿゚)ξ「そういう奴よね、アンタは」
( ^ω^)「なんだお、僕に悲しんでほしいのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「それは気持ち悪いから嫌」
( ^ω^)「うーわ、ムカつく。君を殺したら墓の前で号泣してやるお」
ξ゚⊿゚)ξ「私のーお墓のーまーえでー」
( ^ω^)「絶対歌うと思った」
ξ゚⊿゚)ξ「千の風に永久就職したい」
( ^ω^)「連敗中の就活生ってこんなにも意味分かんないこと言うんだおね」
ξ゚⊿゚)ξ「千の風になった暁には、アンタの家の隙間風になるからそこんとこヨロシク」
( ^ω^)「ヨロシクじゃねぇお」
ξ゚⊿゚)ξ「シクヨロ」
( ^ω^)「うるせえ」
第4話 『しんゆう』 終
100
:
名無しさん
:2017/06/18(日) 23:15:34 ID:okuz5/3U0
乙
101
:
名無しさん
:2017/06/19(月) 02:26:07 ID:eBrjk4Gw0
テンポ良くなってきたなぁおつ
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