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ξ゚⊿゚)ξし×××のようです(^ω^ )
1
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 18:57:13 ID:DCeU8sjA0
ミセ;゚ー゚)リ「ね、ニュース見た!? またあの殺人鬼が出たってさ!」
ξ゚⊿゚)ξ「殺人鬼?」
(゚、゚トソン「綺麗な女性だけを狙うというあの連続殺人犯ですか?」
ミセ;゚д゚)リ「そう! もうほんっと怖くない!? 可愛いミセリちゃんがいつ狙われるか心配で心配で!」
(゚、゚トソン「ワロス」
ミセ;゚д゚)リ「傷つくからその反応やめて!」
2
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 18:57:50 ID:DCeU8sjA0
ミセ;゚ー゚)リ「……まあ、私はともかくとしてもさ。ツンとか危ないんじゃない?」
ξ゚⊿゚)ξ「私?」
ミセ;゚ー゚)リ「ツンって超美人じゃん。気をつけてよー? 今までの被害者、ムゴイ殺し方されてるってニュースで言ってたし!」
(゚、゚トソン「なぶり殺すような殺し方をした形跡があるらしいですね。拷問に近いだとか」
ξ゚⊿゚)ξ「あー……どうせ殺すなら一思いに殺してほしいわね」
ミセ;゚ー゚)リ「だよねー……。まあ、死にたくはないんだけど」
3
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 18:58:32 ID:DCeU8sjA0
ミセ;゚ー゚)リ「ほーんと怖いなー……。犯行現場ってこの辺に近いんでしょ?」
(゚、゚トソン「そうですね」
ミセ;゚ー゚)リ「やだやだ、怖いなー……」
(゚、゚トソン「ミセリはともかく、ミセリはともかくとして、ツンは本当に気をつけてくださいね?」
ミセ;゚д゚)リ「なんで二回も言ったの!?」
ξ゚⊿゚)ξ「……そうね」
ミセ;゚ー゚)リ「今の『そうね』は『気をつけて』に対して言ったの? それとも『ミセリはともかく』に対して?」
ξ゚⊿゚)ξ「両方かしら」
ミセ;゚д゚)リ「クッソ!!」
4
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 18:59:31 ID:DCeU8sjA0
(゚、゚トソン「この話題は置いといて、就活はどうですか?」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、一応内定は出たよー。とは言っても本命は選考中だから、まだそこに決めるわけじゃないんだけど」
(゚、゚トソン「へえ、内定出たんですか。意外ですね」
ミセ;゚ー゚)リ「意外ってなに!? 私これでも結構優秀なんだからね! そう言うトソンはどうなの!?」
(゚、゚トソン「既に第一志望から内定は頂いてます」
ミセ;゚ー゚)リ「えっ、たしかトソンの第一志望って超一流企業じゃなかったっけ?」
(゚、゚トソン「そうですよ」
ミセ;゚ー゚)リ「さ、さすがトソン……。ツンはどうなの?」
ξ゚⊿゚)ξ
ミセ*゚ー゚)リ「ツン?」
ξ゚⊿゚)ξ「ハハッ……」
ミセ;゚ー゚)リ「……」
(゚、゚;トソン「……」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
ミセ;゚ー゚)リ「……帰ろっか」
5
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:00:08 ID:DCeU8sjA0
ミセ*゚ー゚)リノシ「じゃあねー、ツン! 気をつけて帰ってね!」
(゚、゚トソン「知らない人に声をかけられても着いて行っちゃダメですよ」
ξ゚⊿゚)ξ「小学生じゃないんだから……」
ミセ*゚ー゚)リノシ「じゃあ、バイバーイ!」
ヾ(゚、゚トソン
ξ゚⊿゚)ξノシ
ξ゚⊿゚)ξ「……はあ」
6
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:01:10 ID:DCeU8sjA0
(( ξ゚⊿゚)ξ(あ"ーー内定出ねえ……)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(ミセリもトソンも内定出てるとか……やってらんないわー……)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(ていうか単位も、うん……)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(ちょっといいなと思ってたギコくんには可愛い彼女いたし)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(パソコン買い換えたからお金無いし)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(なのにお菓子爆買いしたから本当にお金ヤバいし太るし)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(バイトはクビになったし)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(就活しながらバイト探すの面倒だし)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(卒論書くの嫌すぎるし)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(ああ〜つれえ〜〜)テクテク
((( ^ω^)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(めんどくせえ〜〜〜死にてえ〜〜〜〜)テクテク
((( ^ω^)テクテク
(( ξ゚⊿゚)ξ(待って本気で色々とめんどくさい。死にてえ〜〜〜〜)テクテク
ξ;゚⊿゚)ξ”「いたっ」ドンッ
( ^ω^)”「あでっ」ドンッ
ξ;゚⊿゚)ξ「あっ……す、すみません……ボーッとしてて……」
( ^ω^)「いえ、僕こそよそ見してたんで……」
三ξ;゚⊿゚)ξ「本当にすみませんでした」ソソクサ
ξ;゚⊿゚)ξ(ぶつかっちゃった……。気をつけなきゃ……)
( ^ω^)「……」
7
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:03:23 ID:DCeU8sjA0
ツン宅
ξ゚⊿゚)ξ ボーッ
ξ゚⊿゚)ξ「ご飯……カップ麺でいっか……」
ξ゚⊿゚)ξっ「ポットのお湯入れて3分……っと」ジャーッ
ξ゚⊿゚)ξ「……暇になった」
ξ゚⊿゚)ξっー「ニュースでも見るか……」ポチッ
ξ゚⊿゚)ξっー「あ、ミセリが言ってた殺人鬼。どこもこのニュースばっかりね……」
( ^ω^)「ネットでも話題になってるみたいだお」
ξ゚⊿゚)ξ「あー確かにツイッターとかでよく見るわn……」
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)
ξ;゚⊿゚)ξミ「はっ……!?」ガタッ
( ^ω^)「あ、お邪魔してますおー」
ξ;゚⊿゚)ξ「……えっ、なに、なんで……。私、鍵閉めてなかった……?」
( ^ω^)「鍵は閉めてあったお。チェーンもちゃんとね。まあでも、あの程度僕の手にかかれば余裕だお」
ξ;゚⊿゚)ξ「か、鍵が壊され……! けっ、警察!」
( ^ω^)っロ「そう言うと思って、君のスマホは既に回収済みだお」
ξ;゚⊿゚)ξ「かっ、返しなさいよ!」
( ^ω^)っロ「やだお」
ξ;゚⊿゚)ξ「……ていうか、もしかしてさっきぶつかった人……?」
( ^ω^)「今更気づいたのかお?」
ξ;゚⊿゚)ξ「ぶ、ぶつかった恨みで私に酷いことする気でしょ!? エロ同人みたいに! エロ同人みたいに!」
( ^ω^)「君結構余裕あるおね?」
8
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:04:20 ID:DCeU8sjA0
( ^ω^)「ちなみにエロ同人みたいなことをする気なんか無いから安心してほしいお」
ξ;゚⊿゚)ξ「じゃあ、お金? こないだパソコン買い換えたからお金なんか無いわよ」
( ^ω^)「お金もいらないお。金目当てなら大学生なんか狙わないお」
ξ;゚⊿゚)ξ「だったら、なんなのよ」
( ^ω^)「初めまして、津出ツンさん。僕は内藤ホライゾン」
( ^ω^)「世間で噂の、殺人鬼だお」
.
9
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:05:15 ID:DCeU8sjA0
ξ;゚⊿゚)ξ「さ、殺人鬼……!?」
( ^ω^)「そうそう。美人だけを狙って殺すってやつ」
( ^ω^)「今から君は、僕に殺されるんだお」
ξ;゚⊿゚)ξ「わ、私を……殺すの?」
( ^ω^)「そうだお。殺しちゃうお」
ξ;゚⊿゚)ξ「そ、そんな……そんな……」
ヽξ*゚∀゚)ξノ「いぃぃぃよっっっっっしゃぁぁぁぁああああああっっ!!!!!」
( ^ω^)「えっ」
10
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:06:28 ID:DCeU8sjA0
ξ*゚∀゚)ξ「殺してくれるの!? 殺してくれるのね!? やった! やったやったやった!!」
( ^ω^)「えっ……えぇ……」
ξ*゚∀゚)ξ「まさか、私を殺してくれる人が来るなんて! 人生捨てたもんじゃないわね! これから人生捨てるけどw」
( ^ω^)「ええぇ……」
ξ*゚∀゚)ξ「ムゴイ殺し方するって話だったわよね? できれば苦しくない殺し方がいいんだけど、この際そんな贅沢言わないわ!」
( ^ω^)「ええぇぇ……えぇ……」
ξ*゚∀゚)ξ「さ、早く! 一思いに殺しちゃって!」
(;^ω^)「い、いやあの、ちょっと待つお?」
11
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:07:08 ID:DCeU8sjA0
ξ゚⊿゚)ξし×××のようです(^ω^ )
第1話 『しにたがり』
.
12
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:07:47 ID:DCeU8sjA0
ξ*゚⊿゚)ξ「なによー、焦らさないで早く殺してちょうだいよー」
(;^ω^)「えーっと、その、なんでそんなに嬉しそうなんだお? 僕、君のこと殺すって言ったお?」
ξ*゚∀゚)ξ「だって、人生に絶望してたら殺人鬼が来てくれたのよ!? こんな幸せがある? あなたは私の希望なのよ!」
( ^ω^)「んぇぇ……僕殺人鬼なのに幸せとか希望とか言われた……」
13
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:08:45 ID:DCeU8sjA0
ξ*゚∀゚)ξ「早く早く! 殺しなさい!」
( ^ω^)「まあまあ、ちょっと待ってほしいお」
ξ*゚∀゚)ξ「待てないわ! 早く!」
( ^ω^)「君のことは殺さないお」
ξ゚⊿゚)ξ「……は? 何よそれ、話が違うじゃない」
( ^ω^)「あのね、僕はねξ゚⊿゚)ξ「自分で言ったことに責任持たないんだ。へぇー、そういうことする人だったんだ。へぇーーー」
( ^ω^)「いやそのξ゚⊿゚)ξ「あなた、私のこと殺すって言ったじゃない。嘘ついたのね。騙したのね。期待させといて裏切るんだ。そういうことするんだ」
( ^ω^)「あnξ゚⊿゚)ξ「あーあ、これで死ねると思ったのになー。明日からまた生きなきゃいけないんだーー。あーーあ、誰かさんが、私のこと殺さないって言ったせいで必要以上に生きるのが憂鬱になっちゃったーーー。あーーーーーあ、誰かさんのせいでーーーーー。あーーーーーーーあ!!!!!」
(# ゚ω゚)「うるせぇなお前!!!」
ξ*゚⊿゚)ξ「あ、キレた! さぁ、その勢いで殺しなさい!!」
(#^ω^)「……」
(#-ω-)=3
( ^ω^)「とりあえず、話を聞いてほしいお」
ξ゚⊿゚)ξ「何よ」
( ^ω^)「僕はね、綺麗な女性が怯えて悶え苦しみながら死んでいく様が大好きなんだお」
ξ;゚⊿゚)ξ「うーわ、何その性癖……ドン引きだわー……」
( ^ω^)「なんか君にドン引かれるのすげぇムカつくお……」
14
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:09:43 ID:DCeU8sjA0
ξ゚⊿゚)ξ「で? 私が怯えなかったから殺さないってこと?」
( ^ω^)「そゆこと」
ξ゚⊿゚)ξ「うっわー、マジかコイツ。勝手に期待して、思い通りにいかなかったら意見変える。うっわーー、ないわーー、うっっわーーー」
( ^ω^)「殺してもらえると期待して、思い通りにいかなかったらキレた君が言うのかお」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ私が怯えれば殺してくれるのね?」
( ^ω^)「まあ……そうだおね」
ξ゚⊿゚)ξ「きゃああああ殺さないでええええええ嫌よー死ぬの怖いわーいやああああああああ」
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ「死にたくないー死にたくないわーお願い殺さないでーきゃあああああああああ」
( ^ω^)
ξ*゚⊿゚)ξ +
( ^ω^)「ドヤ顔してんじゃねぇお、大根」
15
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:10:39 ID:DCeU8sjA0
( ^ω^)「僕だって殺したくないわけじゃないんだお? 正直めっちゃ殺したいお。君の顔めっちゃくちゃ好みだし」
ξ゚⊿゚)ξ「好み云々は全く嬉しくないけど、殺したいなら殺してくれたらいいじゃないの。ギブアンドテイクじゃない」
( ^ω^)「そういうわけにはいかないんだってば。殺すことを受け入れられちゃったら萎えるんだお」
( ^ω^)「勿体無いお……。せっかく僕好みの美人だってのに……」
( ^ω^)=3「はーあ……」
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)=3「はーーーあ!!!」
ξ゚⊿゚)ξ(めっちゃムカつく)
16
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:11:30 ID:DCeU8sjA0
( ^ω^)「いやもう、ほんっと勿体無い……。超絶好みなのに……。怯えて苦しみながら死ぬ顔見たいのに……」
ξ゚⊿゚)ξ「勿体無いとか私のセリフよ。せっかく殺人鬼が殺しに来てくれたのに……」
( ^ω^)「……ていうか、死にたいなら自殺とか考えないのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「自殺とか怖いじゃない……」
( ^ω^)「殺される方が怖くない……?」
17
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:12:18 ID:DCeU8sjA0
( ^ω^)「あー……諦めきれないお……」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ殺しなさいよ。ヘイカモン!」
( ^ω^)「やだお。そんなウェルカムな人は殺したくないお」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、じゃあじゃあ、殺してくれないなら警察呼んじゃうわよ? 呼ばれたくなかったら殺しなさいよ」
( ^ω^)っロ「君のスマホは未だに僕が持ってるし。ていうかぶっちゃけ警察くらいどうとでもできるお。カリスマ殺人鬼舐めんなお」
ξ゚⊿゚)ξ「なんて不名誉なカリスマなの……」
( ^ω^)「はー……勿体無いお……」
( ^ω^)「……」
( ^ω^)「……君は、人生に絶望してるから死にたいんだおね?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうよ。生きるのめんどくさい」
( ^ω^)「じゃあ、人生に希望が持てたら生きたくなるのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「えー……まあ、理にかなってはいるんじゃない?」
( ^ω^)「よっしゃ」
ξ゚⊿゚)ξ「うわ、なんか火がついた」
18
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:14:00 ID:DCeU8sjA0
( ^ω^)「僕はこれから君が生きたいって思うまでなんかこう、なんやかんやするお」
ξ゚⊿゚)ξ「ざっくりしてるわね」
( ^ω^)「君が『人生楽しい! 死にたくない!』って思ったところで僕が君をなぶり殺す。
君は死ねるし、僕は苦しみながら死ぬ君を見れる。完璧だお」
ξ゚⊿゚)ξ「はあ」
( ^ω^)「よーし、そうと決まったら早速、君を幸せにするプランを立てるお! ということでとりあえず今日は帰るお!」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、帰るんだ。殺人鬼が来たのに無傷ってすごくね?」
( ^ω^)っロ「そうだ、スマホ返すお。鍵の修理代は僕が持つから請求してほしいお。また来るお。じゃっ!」
ξ゚⊿゚)ξ「……あっ、ちょっと待って!」
( ^ω^)「なんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「アンタが来たせいでカップ麺が伸びたんだけど」
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)ノ「じゃっ!」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃっ!じゃねえよ地味にずっと気になってたんだよでもアンタが殺してくれると思ったからカップ麺なんてどうでもいいかと思って黙ってたんだよ」
( ^ω^)「そんな一息で言う?」
ξ゚⊿゚)ξ「そしたらアンタ殺してくれないし帰ろうとするしそしたら私は伸び切ったカップ麺食べなきゃいけないじゃん???」
( ^ω^)「要するに何が言いたいんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「責任持ってお前が食え」
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ
扉|^ω^)ノ「じゃっ!!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「あっコラ! 逃げんな!」
第1話 『しにたがり』 終
19
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 19:33:48 ID:v1jrgC3c0
乙
オムニバスなのかしら?
20
:
名無しさん
:2017/05/09(火) 20:52:52 ID:DgVaOAFU0
> ξ゚⊿゚)ξ「自殺とか怖いじゃない……」
>
> ( ^ω^)「殺される方が怖くない……?」
吹いた
21
:
名無しさん
:2017/05/10(水) 08:34:53 ID:xlrAbay60
何か面白いの来た
続き期待
22
:
名無しさん
:2017/05/10(水) 10:36:00 ID:CPSIwlVE0
一瞬あびびかと思った
23
:
名無しさん
:2017/05/10(水) 21:34:32 ID:.0KQdUPk0
悪くないな
期待
24
:
名無しさん
:2017/05/11(木) 11:32:28 ID:fla98l2Y0
面白い
続き楽しみにしてる
25
:
名無しさん
:2017/05/11(木) 12:58:50 ID:KlsjSaAc0
美人女子大生の時点で詰み要素皆無なんだけど本人にしてみたらわからんもんなんだよね
26
:
名無しさん
:2017/05/11(木) 13:35:04 ID:x7qTK//g0
面白いし待ってる
ツンのキャラいいね
27
:
名無しさん
:2017/05/11(木) 22:58:14 ID:hLYqmStY0
乙
今まで何か書いたことありますか?
28
:
名無しさん
:2017/05/12(金) 00:31:32 ID:d6gGNyOY0
>>1
です
たくさんコメントを頂けて嬉しいです。ありがとうございます。
>>27
(-_-)シェアハウス『VIP』のようです を書いています。
今のところはシェアハウスとし×××以外の作品はないです。
第二話は現在書き溜め中です。近いうちに投下できるよう頑張ります。多分シェアハウスの更新の方が先になります。多分。
29
:
名無しさん
:2017/05/12(金) 22:51:37 ID:zdpb3Bnw0
>>28
シェアハウスの方でしたか…両方楽しみにしてます
30
:
名無しさん
:2017/05/14(日) 14:25:03 ID:2hhWaHcQ0
連載なのか
楽しみが増えるな
31
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:46:51 ID:hUj3nvXs0
ξ゚⊿゚)ξ「あー……ご飯作るのめんどくさ……」
ξ゚⊿゚)ξ「ていうかロクに食材ないし……ここ最近カップ麺しか食べてないし……」
ξ゚⊿゚)ξ「そろそろちゃんとしたもの食べなきゃなー……」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「えぇ……めんどくさ……ついでに生きるのもめんどくさ……」
( ^ω^)っ「そんな君に朗報だお」ガチャッ
ξ゚⊿゚)ξ「流れるような不法侵入」
32
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:47:42 ID:hUj3nvXs0
ξ゚⊿゚)ξし×××のようです(^ω^ )
第2話 『しょくじ』
.
33
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:48:34 ID:hUj3nvXs0
ξ゚⊿゚)ξ「アンタ、本当にまた来たのね」
( ^ω^)「もちろんだお」
ξ;゚⊿゚)ξ「……ていうか、また鍵壊したわね!? 普通にインターホン鳴らしなさいよ!」
( ^ω^)「つい癖で壊しちゃったお。まあ、修理代は払うから安心してほしいお」
ξ;゚⊿゚)ξ「まったく……。で、手に提げてるレジ袋はなんなのよ」
( ^ω^)「食材だお。君の食生活は随分と不健康そうだったし」
ξ;゚⊿゚)ξ「うるさいわね……」
( ^ω^)「手っ取り早く幸せになるためには、美味しいものを食べることだと思うんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「へぇ」
( ^ω^)「だからカレーを作ろうと思うお」
ξ*゚⊿゚)ξ「なるほど、私を殺して肉を切り取ってカレーに使うのね」
( ^ω^)「作る前から食欲失せること言わないでくれる?」
ξ*゚⊿゚)ξ「それとも、カレーに毒を仕込むの?」
( ^ω^)「僕は殺人に毒を使わない主義なんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、どうやってカレーを作る過程で私を殺すのよ」
( ^ω^)「カレーを作る過程に殺人は含まれてないお」
ξ゚⊿゚)ξ「私の知ってるカレーじゃない……」
( ^ω^)「君はそんな猟奇的なカレーを食べて育ってきたのかお?」
34
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:49:32 ID:hUj3nvXs0
ξ゚⊿゚)ξ「今からアンタがカレーを作るの?」
( ^ω^)「そうだお。手伝ってくれると嬉しいけど」
ξ*゚⊿゚)ξ「野菜を切ると見せかけて頸動脈を切るとかは……」
( ^ω^)「しないお」
ξ゚⊿゚)ξ チッ
ξ゚⊿゚)ξ「……まあ、久しぶりにちゃんとしたもの食べれるのは嬉しいわ」
( ^ω^)「幸せかお? 生きたくなったかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「死にたい」
( ^ω^)「相変わらずだおね」
ξ゚⊿゚)ξ「……っぁああ〜〜死にてぇええ〜〜〜〜」
( ^ω^)「死にたがりスイッチ入らないで」
35
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:50:30 ID:hUj3nvXs0
( ^ω^)「さてと、それじゃあ僕はじゃがいもの皮をむくお。えーっと、包丁包丁……」ガサゴソ
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと待ちなさい。なんでアンタ自分の鞄をあさってるのよ」
( ^ω^)「いつも持ち歩いてる愛用の包丁を使おうかと……」
ξ゚⊿゚)ξ「どう考えても殺人に使った包丁じゃねぇか」
( ^ω^)「え、ダメ?」
ξ゚⊿゚)ξ「ダメに決まってるじゃない」
( ^ω^)「僕、いつもこれで料理してるけど」
ξ゚⊿゚)ξ「マジかよ」
( ^ω^)「包丁に染みこんだ綺麗な女性の血を体内に取り込めると思うと幸せなんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「お願いだから、アンタの性癖に私を付き合わせないでちょうだい」
36
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:51:39 ID:hUj3nvXs0
ξ゚⊿゚)ξ「ピーラーがあるから私が野菜の皮をむくわ。あなたは私の包丁で肉でも切っといて」
( ^ω^)っ=lニニフ +「了解だお」ギラリ
ξ゚⊿゚)ξ(妙に様になるわね)
( ^ω^)っ=lニニフ「さーて、それじゃあ鶏肉を……」
ξ゚⊿゚)ξ「待ちなさい。切るのはその肉じゃないでしょう?」
( ^ω^)っ=lニニフ「? どういうことだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「私を切れって言ってんのよ」
( ^ω^)っ=lニニフ「諦めて……カレーを作る過程で殺されるの諦めて……」
37
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:53:01 ID:hUj3nvXs0
( ^ω^)っ=lニニフ「はい、鶏肉切れたお。ツンさん、皮むきできた野菜貸してくれお。切るから」
ξ;゚⊿゚)ξ モタモタ
( ^ω^)っ=lニニフ
ξ;゚⊿゚)ξ モタモタ
( ^ω^)っ=lニニフ「……」
ξ#゚⊿゚)ξ「うるっさいわね!!!」
( ^ω^)っ=lニニフ「何も言ってない……」
ξ#゚⊿゚)ξ「視線がうるさいのよ!! どうせ料理苦手よ!! 悪い!?」
( ^ω^)っ=lニニフ「いや、別に悪いって言いたいわけじゃないお。ただ、人参ってトップレベルのピーラーで皮をむきやすい野菜だと思うお」
ξ#゚⊿゚)ξ「じゃあアンタがピーラーで人参とじゃがいもの皮をむきなさい!」
( ^ω^)「分かったお。ツンさんは玉ねぎを切ってくれお。玉ねぎなら手で皮むきできるから。まず両端を切り落として……」
ξ#゚⊿゚)ξ「言われなくても分かってるわよ!」
38
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:54:14 ID:hUj3nvXs0
ξ゚⊿゚)ξ「玉ねぎってどこまで皮をむけばいいのかよく分かんないのよね……」バリバリバリ
( ^ω^)「待って待って待って。むきすぎ」
ξ゚⊿゚)ξ「そう?」バリバリバリ
(#^ω^)「没収!!」バッ
◯⊂彡
ξ#゚⊿゚)ξ「あっ! 何すんのよ!」
(#^ω^)「それは僕と玉ねぎのセリフだお! こんなにむかなくていいお! もういいからさっさと切って!」
ξ#゚⊿゚)ξ「いちいちうるさいわねー……何よ偉そうに……」
(#^ω^)「口動かす暇があったら手を動かしてくださーい!! 君が文句言ってる間も野菜の皮むきしてる僕を見習ってくださーーい!!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「何よ! ピーラーで皮むきなんて大した作業量じゃないじゃない!!」
(#^ω^)「ピーラーで皮むきすらまともにできなかった人が言わないでくださーーーい!!!!
ねえ分かってる!? 現状、君はなんの役にも立ってないんだお!?」
ξ#゚⊿゚)ξ「うるさい!! 今から玉ねぎ切るから黙りなさい!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「まったく……」ゴソゴソ
(#^ω^)「……? 何を探して……」
ξ◼︎⊿◼︎)ξ∩” スチャッ
( ^ω^)
ξ◼︎⊿◼︎)ξ
( ^ω^)
ξ*◼︎⊿◼︎)ξ + ドヤァ
( ^ω^)「えっごめん何がしたいのか全然わかんない」
39
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:55:13 ID:hUj3nvXs0
ξ◼︎⊿◼︎)ξ「玉ねぎって目に染みるじゃないの」
( ^ω^)「あ、そう……それでサングラス……」
ξ◼︎⊿◼︎)ξ「モノマネしてあげよっか?」
( ^ω^)「しなくていいお。どうせタモさんだお?」
ξ◼︎⊿◼︎)ξ”「I'm a perfect human」
( ^ω^)「そっちかい」
ξ◼︎⊿◼︎)ξ「PPAPの方が良かったかしら……」
( ^ω^)「サングラスの種類的にちょっと違うんじゃないかお? ていうかなんでそんな微妙に時期を外したチョイスなんだお」
ξ◼︎⊿◼︎)ξ「やっぱレイザーラモンにするべきだったかしら……」
( ^ω^)「もういいから玉ねぎ切っt……ちょっと待って君のレイザーラモンのモノマネは気になる」
ξ◼︎⊿◼︎)ξっ=lニニフ「はいはい、玉ねぎ切るわよ」
( ^ω^)「気になるのに……」
40
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:56:44 ID:hUj3nvXs0
ξ。◼︎⊿◼︎)ξ トントンボロボロ
っ=lニニフ”
( ^ω^)「サングラスの意味無っ」
ξ;⊿;)ξ「油断したわ……」スッ
っへ◼︎-◼︎”
( ◼︎ω◼︎)”「そもそも目以外に鼻からも……待て、なんでかけさせたんだお」スチャッ
ξ゚⊿゚)ξ「うわっ、怪しさ満点。殺人鬼っぽいわよ」
( ^ω^)「ぽいんじゃなくて殺人鬼だお」スッ
っへ◼︎-◼︎”
ξ゚⊿゚)ξ「で、さっき言いかけた目とか鼻がどうとかってのは何よ」
( ^ω^)「ああ、玉ねぎの涙が出る成分は目以外に鼻からも入ってくるんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「そうなの?」
( ^ω^)「だから目だけ覆っても意味はないお。しかもサングラスとか隙間ガバガバだし」
ξ゚⊿゚)ξ「最初に言えよ……。じゃあ、アンタが私の鼻をつまんで、私が目を瞑って玉ねぎを切れば完璧ね」
( ^ω^)「嫌だお。何そのシュールな料理風景。ていうかそれ以前に危ない」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ私がアンタの鼻をつまんで、アンタが目を瞑って玉ねぎを切る?」
( ^ω^)「もっと嫌だお。別にそんなアホなことしなくても大丈夫な方法があるお」
ξ゚⊿゚)ξ「ふーん」
( ^ω^)「そんなアッッッホなことしなくても!!!大丈夫な!!!!方法があるお!!!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「冷静にツッコンでるふりして内心めちゃくちゃ馬鹿にしてたのね……」
41
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:57:44 ID:hUj3nvXs0
ξ゚⊿゚)ξ「で、その方法って何よ」
( ^ω^)「玉ねぎの涙が出る成分が目と鼻に届くまでにどうにかすればいいお。玉ねぎの涙が出る成分は玉ねぎを切ったときに出てくるから……」
ξ゚⊿゚)ξ「主語が長いのどうにかならない?」
( ^ω^)「玉ねぎの涙が出る成分の名前知らないんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「そうは言っても長いわよ。名詞助詞名詞助詞動詞名詞よ」
( ^ω^)「ぐうの音も出ないのがムカつく〜」
ξ゚⊿゚)ξ「とりあえず『成分』でいいんじゃないかしら。説明続けなさいよ」
( ^ω^)「アレが鼻に届くまでに口で息して吹き飛ばしたり、口でアレを吸ってしまえばいいんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「なんで成分って言わないのよ」
( ^ω^)「ムカついたから」
ξ゚⊿゚)ξ「うーわムカつく」
42
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 21:58:40 ID:hUj3nvXs0
ξ゚⊿゚)ξ「その説明だけじゃよく分からないから実際にやってみなさいよ」
( ^ω^)っ=lニニフ「分かったお」
( ^ω^)=3 スゥーハァースゥーハァートントントン
っ=lニニフ”
ξ゚⊿゚)ξ「絵面がキモいからやめて」
( ^ω^)「じゃあツンさんがやってくれお」
ξ゚⊿゚)ξ「やだ」
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)=3 スゥーハァースゥーハァートントントン
っ=lニニフ”
ξ゚⊿゚)ξ「やめなさいって。キモいから」
(#^ω^)「どうしろと!?!?」
ξ゚⊿゚)ξ「やべっ、ブチギレた」
43
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 22:00:06 ID:hUj3nvXs0
( ^ω^)「さーて、次は切った具材を炒めるお」
ξ゚⊿゚)ξ「頑張って」
( ^ω^)「もはや、やる気ないんだおね……」
ξ゚⊿゚)ξ「私がやるよりアンタがやった方が確実じゃない」
( ^ω^)「そりゃあそうだお」
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっとくらいフォロー入れなさいよ」
( ^ω^)「入れようがないんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「クソが」
( ^ω^)「まあ、料理ってのは作る過程も醍醐味の一つだから、やってみないかお? 炒めるだけなら簡単だし」
ξ゚⊿゚)ξ「……上手くできなくても知らないわよ」
( ^ω^)「覚悟はできてるお」
ξ゚⊿゚)ξ「もっといい言葉のチョイスがあったんじゃない? 覚悟ってお前」
44
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 22:01:58 ID:hUj3nvXs0
ξ゚⊿゚)ξ「大体、炒めるくらいなら私にだってできるわよ。アンタは私のことを舐めすぎよ」ジュー
( ^ω^)「そもそも君が、僕がやった方が確実って言ったんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「それはそうだけど……」ジュー
( ^ω^)「ねぇあんまり放置しないでちゃんと炒めて。肉とか底にくっついちゃうお」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、そうだ。中華料理人ってダイナミックにチャーハンを作るじゃない? こう、お米が放物線を描いてさ。
ああいうのやってみたいわよね」ジュー
( ^ω^)「ちょ、やめて替わって。君には任せられない」
ξ#゚⊿゚)ξ「あ、ちょっと! 私に任せてくれるんじゃなかったの!?」
( ^ω^)「このまま君に任せてたら中華料理人の真似事をして具材が全部おじゃんになるお。
喜べお。僕のおかげで具材は救われたんだお」
ξ#゚⊿゚)ξ「あーヤダヤダ。ちょーっと料理が上手いってだけでこの変態殺人鬼は調子に乗るんだから……」
( ^ω^)「別に僕は料理が上手いってほどではないお。君が下手くそなだけだお」
ξ#゚⊿゚)ξ「すーぐムカつくこと言うんだから!」
( ^ω^)「君にだけは言われたくないお。ほらツンさん、これから水入れて煮込むからアク取りを任せるお」
ξ*゚⊿゚)ξ「分かったわ!」
( ^ω^)(単純)
45
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 22:03:39 ID:hUj3nvXs0
( ^ω^)「おっ、そろそろアクが出てきたお」
ξ*゚⊿゚)ξ「私の出番ね!」ザバァ
( ^ω^)「おいこら待てやこの下手くそ。取りすぎ取りすぎ」
ξ゚⊿゚)ξ「そう?」
( ^ω^)「お前それ沈んだじゃが芋ごとすくってるじゃねぇかお。ていうかその前にアク取りの効果音がザバァの時点で最悪だお」
ξ゚⊿゚)ξ「思い切ってダイナミックにアクをすくうという奇抜な判断ができたことを評価してほしいって言うか……」
( ^ω^)「最悪」
ξ゚⊿゚)ξ「最悪って罵倒やめて」
46
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 22:05:07 ID:hUj3nvXs0
( ^ω^)「よーく分かったお。君に任せられる仕事なんてないお」
ξ゚⊿゚)ξ「おいやめろ連敗中の就活生になんてこと言うんだお前」
( ^ω^)「後は僕がやるから君は大人しくしててくれお」
ξ゚⊿゚)ξ「酷いじゃないの。私にだってできることはあるはずよ」
( ^ω^)「無かったんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「諦めるのが早いわ」
( ^ω^)「いや僕、粘った方だお? 粘って粘ってもう無理だと判断したんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「でも、後はルウ入れるだけでしょ? それくらいできるわよ」
(ヾノ^ω^)「ムリムリ」
ξ゚⊿゚)ξ「さすがに舐めすぎ」
( ^ω^)「いいかお? 君はアク取りすらまともにできなかったんだお。アク取りすら。アク取り!!すら!!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「アク取りとルウを入れるのとでは全然違うじゃない! 私にやらせなさいよ!!」
( ^ω^)「ダメでーす。はいルウ投入〜溶かしまーす」
ξ#゚⊿゚)ξ「それくらいならできるって言ってるじゃない!! やらせなさいってば!!」
( ^ω^)「ほーらツンさん、いい香りがしてきたお〜」
ξ*゚⊿゚)ξ「あら、ほんとね!」
( ^ω^)「10分くらい煮込んだら完成だお。食べるのが楽しみだおね!」
ξ*゚⊿゚)ξ「ええ!」
( ^ω^)(クソ単純)
47
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 22:06:19 ID:hUj3nvXs0
〜10分後〜
ξ*゚⊿゚)ξ「完成ね!」
(*^ω^)づ「さ、早く盛り付けるお!」スイハンキパカッ
(*^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^)「おい」
ξ*゚⊿゚)ξ「何よ?」
( ^ω^)「ご飯炊いてないじゃないかお」
ξ;゚⊿゚)ξ「あっ……」
( ^ω^)「ふざけんなお。どうすんだお、ルウだけもしゃもしゃ食うかお?」
ξ*゚⊿゚)ξ「……そうだ! 冷凍してるご飯があるわ!」
(*^ω^)「なーんだ、早く言ってくれお!」
ξ*゚⊿゚)ξづ レイトウコパカッ
ξ*゚⊿゚)ξ
ξ;゚⊿゚)ξ「あっ……」
( ^ω^)「どうしたんだお?」
ξ;゚⊿゚)ξ「茶碗一杯分しかない……」
( ^ω^)「マジふざけんなおテメェ」
48
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 22:07:04 ID:hUj3nvXs0
(#^ω^)っ「その一杯分は僕が頂くお。僕の方が働いたんだから僕が食べるのは当然だお」
ξ゚⊿゚)ξ「待ちなさい。そもそもアンタは私を幸せにするためにカレーを作ったんでしょう? だったら、私が食べるべきだわ」
(#^ω^)「ぐっ……し、仕方ないおね……。君が生きる幸せを感じるためならカレーくらい我慢できるお……」
ξ゚⊿゚)ξっ「それじゃ、さっそくレンジで解凍っと」ピッ
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)「……ご飯を半分こ……とか……」
ξ゚⊿゚)ξ「腹の足しにならないから絶対に嫌」
49
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 22:08:25 ID:hUj3nvXs0
ξ*゚⊿゚)ξ「解凍完了! さーて、ルウをかけて……っと」
ξ*゚⊿゚)ξ人「いただきまーす!!」
( ^ω^)「……」
ξ*゚〜゚)ξ「あっ、美味しい!!」モグモグ
( ^ω^)「……どうだお? 幸せかお? 生きたくなったかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「いや、死にたい」
( ^ω^)
(#^ω^)っ「カレーよこせ!!!」
ξ゚〜゚)ξ「嫌」モグモグ
第二話 『しょくじ』 終
50
:
名無しさん
:2017/05/16(火) 22:19:08 ID:Ggw26hR60
スゥーハァースゥーハァートントントンでクソワロタ
乙
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