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爪'ー`)(;><)我ら!お芋マスターズのようです(・∀・ )
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前スレ→http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/13029/1456022675/l50
まとめ(mitinko)→http://naitohoureisen.blog.fc2.com/
まとめ(ブンツンドー)→http://buntsundo.web.fc2.com/
前スレでビロードが『1年1組』と言ってますが正しくは『1年2組』です。
それでは2スレ目もよろしくお願いします
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(;^ω^)「しかも二つも買っちゃって……ちゃんと消費出来るのかお?」
ノパ⊿゚)「いや、さっきクー姉にも欲しいって連絡来て」
ノパ⊿゚)「何に使うんだろうな?演劇部の小道具にでも使うのか?」
(;><)「逆に使う機会を知りたいんですけど」
ノパ⊿゚)「……お前ら試食するか?」
( ^ω^)「ぜっっっってぇ食わねぇ」
(;#゚;;-゚)ノシ
(;><)「激しくお断りするんです!」
ノパ⊿゚)「そんじゃあキュート辺りにでも食わせてみるか」
(#゚;;-゚)「ヒートちゃんまた殴られたいの」
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( ^ω^)「毎回思うけど何でクソ不味いフレーバーのお菓子とか飲み物とか作るのか気になってしょうがないお」
ノパ⊿゚)「えーでもこのタイヤは日本人に馴染みの無い味であって外国だと普通に食べられてるらしいけど」
( ^ω^)「タイヤを除いて」
( ><)「ペプシしそがいい例ですね」
(#゚;;-゚)「あれは……賛否両論だから……」
ノパ⊿゚)「ドクペみたいなモンか」
(#゚;;-゚)「そんな感じかな……」
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( ^ω^)「ドクペも学校の自販機に売ってるおねー僕は好きな方だけど」
(;><)「えー……アレは匂いがキツくありません?」
( ^ω^)「あの匂いがいいんだお!」
ノハ-⊿-)「私もビロードには同意だな。あの甘ったるい薬品みたいな匂いがどうも受け付けないね」
(#゚;;-゚)「匂いは好きだけど……味がちょっと……」
( ^ω^)「皆ドクペの良さを分かってないおー」
ノパ⊿゚)「内藤は何でも食うだろ」
( ^ω^)「人を雑食みたいに」
( ><)「人は雑食ですけど」
( ^ω^)「そうだったお」
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(#゚;;-゚)「あ……そろそろホテル着くっぽい……」
ノパ⊿゚)「マジか!今日の晩飯楽しみにしてるんだよな!」
( ^ω^)「僕もだお!なんだっけ、オーシャンビューみたいなの」
(;><)「ビアガーデンですよ」
( ^ω^)「そうそれ」
ノパ⊿゚)「一文字も合ってねぇじゃねぇか」
(#゚;;-゚)「おまけに別の意味だし……」
(;^ω^)「ハ、ハイフンは合ってるからいいんだお!」
(;><)「内藤君……ハイフンはアルファベットの語を繋ぐ時に使われるのであって正しくは長音符ですよ……」
(;^ω^)「ぬぁあ!!長々と指摘されるとクるものがあるお!」
ノパ⊿゚)「そろそろ降りる頃合いだぞー」
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ノパ⊿゚)「よっと……ホテルに到着っと」
ノハ;゚⊿゚)「……相変わらず浜辺よりも存在感が凄まじいヤギだなぁ……」
( ^ω^)「……今日はヤギ肉かお」
(#゚;;-゚)「血抜きして置いとかないと美味しくないよ……魚みたいに新鮮な状態で食べる訳じゃないし……」
(;><)「何でそんないちいち物騒な方面に行くんですか」
( ^ω^)「ジビエとかつい、ね……」
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( ^ω^)「ま、帰ってすぐに晩ご飯が出るわけでもないし部屋に戻るとするかお」
ノパ⊿゚)「準備もあるだろうしなー」
( ^ω^)「それじゃあまた晩ご飯の時に」
( ><)「はいなんですー」
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今回はここまで。続きはなるべく早く投下します
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乙
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おっつ
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乙乙!
タイヤグミちょっと食べてみたい
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ニュッくんが芋部と馴染んできてる
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>>236
やめておけ…………
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続き投下します
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( ><)(…………)
( ><)(さて、僕も部屋に戻るとしますかね)
―――――
―――――――……
-
( ><)「ただいまなんですー」ガチャンコ
( ・∀・)「んもー遅いわよビロードちゃん!晩御飯のカレーが冷めちゃうじゃない!」
(;><)「な、なんでカマ口調で出迎えしてくるんですか!気色悪い!」
( ・∀・)「え……俺お母さんのつもりで言ったんだけど……」
(;><)「母親!?親が同級生とか一番嫌なパターンなんです!」
( ^ν^)「その前に男だって事に違和感を覚えろよ」
( ><)「そこはあえてツッコまない様にしてたんです」
( ・∀・)「完全スルーだと……」
-
( ><)「そうだ、フォックス君はどうしました?」
( ><)"「さっきから姿が見えない気が……」キョロキョロ
( ^ν^)「死んだ」
(;><)そ「えっ!?」
( ・∀・)「ソファーで死んでるよ」
(;><)そ「えぇっ!?」
( ・∀・)「……ってのは冗談でーさっきから鼻血が止まらないらしい」
( ><)
( ><)「またですか」
( ・∀・)「またなんだよね」
( ^ν^)?
-
( ・∀・)「まぁ立ち話もアレだし入りなさい」
(;><)「あ、まだ靴も脱いでなかったんです」
( ^ν^)「足止めしたの俺達なんだけどな」
( ・∀・)「確かに……!」
( ^ν^)「今頃自覚したのかよ」
( ^ν^)「つーかアイツ生きてるかな……」ガチャ
-
爪'ー`)「ん、お帰り」
( ^ν^)「おう。鼻血止まったか?」
爪'ー`)「やっと止まった……俺の中で最長記録を更新したぞ」
( ^ν^)「んなもん記録更新とかしなくていいから」
(;><)「止まったんです?」ヒョコ
爪'ー`)ノ「あぁ止まったぞ。おかげで手が血まみれになったがな。ほれ」
(;><)「わざわざ見せなくていいです!洗ってきてください!」
爪'ー`)「えー……これで千と千尋ごっこ出来ると思ったんだがなー……」
爪'ー`)「ほれアレだ。坊に血を見せるところ。でもクッションがねぇな……」
(;><)「そこのシーン抜粋するんですか!?」
-
爪'ー`)「て言うかモララーが戻って来ないけどアイツ何してるんだ?」
( ><)「確かに。さっきから来ないんです」
( ^ν^)「神隠し……」
(;><)「まだ引きずるんですか!?」
爪;'ー`)「アイツ名前を取られて『モララー』から『モ』になったのか……」
(;><)「略しすぎなんです!」
( ^ν^)クッ
:( ^ν^):「それよりモって……wwwwモってwwwww」プルプル
( ><)「………」
(*><)「ふ……wwwた、確かに面白い響きなんですwwww藻類ですかwwww」
爪'ー`)「いいかい!お前はこれから『モ』だ!モ!」
( ^ν^)「はいぃぃぃぃwwwwww」
(*><)「連呼しないでください返事しないでくださいwwwww」
(;・∀・)「何笑ってるのお前ら……」
-
(*><)「あっ、お、お帰りなさいモララー君wwwwww」
( ^ν^)「よく戻ってこられたな………ぐぇwwww」
(;・∀・)「俺トイレ行ってただけなのに何事なのこれ!?」
爪'ー`)「お帰り」
(;・∀・)「あ、鼻血止まったのかフォックス。それより何があったの?」
爪'ー`)「さぁ……今までの話題が神隠しにあって忘れちまった」
( ^ν^)「ば、馬鹿野郎wwwwその話題を出すんじゃねぇwwwww」
(;・∀・)「半年前まで仏頂面だったニュッ君がこんな爆笑するレベルって本当に何があったの!?」
-
(;・∀・)「そ、それより飯だ!屋上のスペースでやるんだってよ!」
( ^ν^)「マ……マジか」ゼェゼェ
(;・∀・)「階段上がる前から息切れしてんじゃん!笑いすぎるから!」
( ><)「フォックス君念のためティッシュ持ってった方がいいんじゃないですか?」
爪'ー`)「そうだな。飯時に鼻血垂らすのも衛生的に嫌だし」
( ・∀・)「半分ぐらい納得いかないけどまぁいいや。行こうぜー」
―――――
―――――――……
-
ガヤガヤ ワイワイ
( ><)「もう皆集まってる……と言うか何かに注目してますね」
( ・∀・)「ビロードビロード、後ろ向いてみ」
(>< )ミ「なんです?未確認飛行物体でも飛んで……」クルッ
(>< )
(>< )「おお……綺麗な夕焼けなんです……」
( ・∀・)「だろ!俺達この綺麗な夕焼けを見ながら飯が食えるんだぞ!贅沢だよな!」
( ><)「確かに滅多にないですね。記念に写真撮っときましょう」パシャ
爪'ー`)「金曜ロードショーみたい」
( ^ν^)「お前何歳だよ」
-
( ・∀・)「金曜ロードショーってお爺さんが射影機回してるやつじゃないの?」
爪'ー`)「えっ」
( ・∀・)「えっ」
爪'ー`)「………」
爪'ー`)「そうか……これがジェネレーションギャップか……」
(;・∀・)「俺とフォックス同い年だよね!?」
(;><)「むしろ僕達の世代なら射影機の方だと思うんですけど」
-
( ><)「それより僕達の席ってどこにあるんでしょうか」
( ^ν^)「自由席とかじゃねぇの」
( ><)「いや……多分それはないと思うんです」
( ・∀・)「席あんまりないから2班分らしいぞー」
( ><)「なるほど。じゃあ何処の班なんでしょうね」
从 ゚∀从「俺達と一緒だぞ」
( ><)「あ、高岡君達と一緒なんですね」
( ^ν^)「うわ」
从;゚∀从「一人めっちゃ塩対応なんだけど!」
( ^ν^)
从;゚∀从「め、目線を合わせてくれない……!」
-
(´<_` )「おーいお前らこっちだぞー」
( ・∀・)「やあやあ……って鉄板デカッ!」
(´<_` )「だよなー。これぐらいの鉄板見ると焼き土下座出来そう。なぁニダー」
<ヽ`∀´>「誰が利根川ニダか」
(;><)「これからご飯食べるのになんて会話してるんですか」
-
爪'ー`)「思ったんだがこれって自分達で肉焼いたりすんのか?」
ミ,,゚Д゚彡「だと思うぞー全員の焼いてもらうってのも時間が足りねぇだろ」
爪'ー`)「それもそうか。この中で誰か料理出来る奴とかは……」
从 ゚∀从「俺俺ー俺出来るよー」
爪'ー`)「よっしゃ後は任せたぞ高岡」
从;゚∀从「肉焼くぐらい誰でも出来るだろ!俺だけに任せんな!」
( ・∀・)「俺料理作ると炭になったりするけどいいの?」
从 ゚∀从「お前は大人しく座っててくれ」
( ・∀・)「分かった。あ、何か手伝う事は?」
从 ゚∀从「大人しく座っててくれ」
( ・∀・)「分かった」
-
('、`*川「はい全員揃ったし準備も出来たわね」
('、`*川「今日の晩御飯は見ての通りビアガーデンです」
('、`*川「材料は机の横に置いてあるから各自で調理してくださいね。火傷に注意して」
('、`*川「飲み物は一番奥にあるのでそれも各自で」
('、`*川「それじゃあ作業開始ー」
-
<ヽ`∀´>「最初何焼くニダ?肉?焼きそば?」
ミ,,゚Д゚彡「焼きそばはシメでいいんじゃないかな」
( ><)「いや、鉄板がデカイので焼きそばと肉で分けたらいいと思うんです」
<ヽ`∀´>「じゃあそうするニダか。高岡、焼きそばは任せたニダ」
从 ゚∀从「へいへい」
(´<_` )「じゃあ俺達は肉を焼くとするぞ」
( ^ν^)「……飲み物取ってくるな」
( ><)「あ、僕も行くんですー」
( ^ν^)「ストーカーかよ」
(;><)「違いますよ!一人じゃ全員分持ってけないと思って……」
( ^ν^)「それでもギリギリだと思うが」
( ・∀・)「…………」
( ・∀・)「やっぱ俺も肉焼くの手伝った方がいい?」
爪'ー`)「飯がダークマターになるから大人しく座ろうな」
-
(´<_` )「おりゃー灼熱に焼かれるがいいわ愚民共」ジューッ
ミ,;゚Д゚彡「何キャラだお前は」ニクヤキ
(´<_` )「愚民じゃなくてメス豚の方がよかったか」
ミ,;゚Д゚彡「そういう事じゃないしこれ牛だし!」
从 ゚∀从「しかしヘラで焼きそば焼くなんて初めてだなー」ガシャガシャ
<ヽ`∀´>「アンパンマンにそういうキャラ居た気がするニダ」
爪'ー`)「やきそばパンマン」
<ヽ`∀´>「それそれ」
(´<_` )「やきそばパンマンの登場で消えたハンバーガーキッドさんの話はやめろ」
爪'ー`)「ぶっちゃけヘラヘラチョップとかふざけた名前して結構強いし……」
(´<_` )「おま、キャラ被りのせいでEDぐらいしにか登場してないんだぞ!」
-
( ><)「飲み物取ってきましたーここ置いといておきますね」
( ^ν^)「全員お茶にしといたぞ」
( ・∀・)「お茶以外に何があったの?」
( ^ν^)「確かー……シークワーサージュースだったな。飯食うのなら茶がいいと思って」
(´<_` )「おーありがとな」
(´<_` )「ところでお前らアンパンマンキャラで誰が好き?俺鉄火のマキちゃんな」
(;><)「どういう経由でその話題に入ったんですか!?」
从;゚∀从「まだ続いてたのかよそれ……ちなみに俺しらたまさん」
ミ,,゚Д゚彡「ここは王道のバイキンマンって答えとく」
( ・∀・)「俺ナガネギマン好きだったなーあのレイピアカッコイイし」
<ヽ`∀´>「あの最後に決めるZ切りみたいなやつに憧れたニダ」
( ・∀・)「すっげぇ分かるってか懐かしいなそれ」
(;><)「よ、よく覚えてますね……」
-
(´<_` )「俺の家妹居るからたまに見るけど結構面白いぞ」
(´<_` )「SPでメロンパンナと一緒にロールパンナおねえちゃんに助け求めるのとか楽しい。……っと焼けたぞ」
从 ゚∀从「焼きそばも出来たからそれも食えよー」
( ><)「どっちもいただくんです!」
(´<_` )「おう、いっぱい食え食え。ついでに俺は肉焼き作業に戻る」
ミ,;゚Д゚彡「……いや普通に食べとけよ」
(´<_` )「肉焼いてる方が楽しい」
( ^ν^)
( ・∀・)「ニュッ君が弟者の分の肉見続けてるけど」
(´<_` )「やっぱ食べる」
-
(´<_` )「肉うま……普通にうま……」
( ><)「あれ?この焼きそばピーマン入ってるんですか?」
从 ゚∀从「そうだぜ。もしかしてピーマン食えなかったりするのか」
( ><)「いえ……単純に珍しいと思って……」
爪'ー`)「俺も思った。普通キャベツともやしぐらいだもんな焼きそばって」
<ヽ`∀´>「紅しょうが入れたりしないニダ?」
爪'ー`)「屋台のでしか見たことないな」
(´<_` )「あれ……皆焼きそばしか食ってない……」
ミ,,゚Д゚彡「俺も食ってるが」
(´<_` )
(´<_` )「ありがとう」
ミ,;゚Д゚彡「何のお礼!?」
-
从 ゚∀从「しっかしアレだな。焼きそば焼いたせいで体中煙臭い」
ミ,,゚Д゚彡「うわ、ホントだ。こりゃさっさと風呂にでも入りたいな」
( ・∀・)「俺達のクラス一番風呂入れるんだしご飯食べ終わったら服だけ取りに行って風呂直行パターンでいいかもね」
从 ゚∀从「それがいいか。誰か我慢大会しようぜー」
(´<_` )「俺すぐのぼせるから嫌だ」
爪'ー`)「二回連続鼻血出したくないしな……」
( ・∀・)ノシ「俺でよければいいぞ!」
从 ゚∀从「っしゃあ!じゃあ先に上がった方がジュース一本の奢りな!」
( ・∀・)「望むところなんだからな!」
( ^ν^)「……どうなっても知らんぞ」
( ・∀・)「大丈夫大丈夫」
(;><)「既にフラグでしかないと思うんです!」
-
( ・∀・)「さーてごっそさん!早速勝負に出るぞ高岡!」
从 ゚∀从σ「へっ!そうこう言ってるのも今のうちだぜ!」
タッタッタッタッタ……
(;><)「本当にやるんですね……」
<ヽ`∀´>「数時間後変わり果てた二人の姿が……」
(;><)「洒落にならないのでやめてください!」
<ヽ`∀´>「それよりもどっちが先にのぼせるか賭けに出るニダ」
(;><)「いや、遠慮しときます」
<ヽ`∀´>「つまらんニダ。ウリは高岡に賭けるニダけどな」
<ヽ`∀´>「なんせアイツはのぼせやすいらしいニダ。昨日本人に聞いたからガセじゃないニダよー」
爪'ー`)「勝負分かってるのなら賭けじゃなくね?」
<ヽ`∀´>
<ヽ`∀´>「あ」
(;><)「凡ミスなんです!」
―――――
―――――――……
-
―小一時間後
\フロアガリ/
(´<_` )「………」
爪'ー`)「………」
(´<_` )「部屋戻んないの?」
爪'ー`)「アイツがフラフラの状態で部屋にたどり着けるか心配だから」
(´<_` )「そうか」
爪'ー`)「そっちは?」
(´<_` )「お前と一緒だよ」
爪'ー`)「だろうな」
(´<_` )「………」
爪'ー`)「………」
爪'ー`)「俺達結構苦労してるよな……」
(´<_` )「全くだ」
-
爪'ー`)「おまけに通りかかる女子が俺達見ながらひそひそしてるし……」
(´<_` )「何してんだコイツらって感じだもんな。しかも女湯の目の前だったら完全に通報されてるレベル」
爪;'ー`)「うっわただの変態だろそれ」
(´<_` )「露出狂とどっちが気持悪いんだろうか」
爪'ー`)「そりゃ露出狂だろうけどあえてここは組み合わせてみる」
(´<_` )「つまり女湯の前でたむろしてる裸コートのおっさんと」
爪'ー`)「そうなるな」
爪;'ー`)「「気持ち悪ぃ……」」(´<_`;)
-
(´<_`;)「自分で言ってなんだが最高に気持ち悪いぞコレ!」
爪;'ー`)「鳥肌レベルでキモいわ!風呂上りなのに!」
(´<_`;)「最悪だよホント……つーかアイツ等おっせぇな早く戻ってこい!」
爪;'ー`)「お……今丁度誰か来たっぽいぞ」
(´<_`;)「マジか。高岡でいてくれ……」
爪;'ー`)「いやいやここはモララーで……」
( ^ω^)テクテク
(´<_` )
爪'ー`)
( ^ω^)「何その期待外れな目」
-
(´<_` )「安心しろ、思いっきり期待ハズレだ」
( ^ω^)「どこに安心すればいいんだお。ついでにほい」
从;゚∀从「し、死ぬかと思った……」ゼェゼェ
(;・∀・)「冷たいモノ食べたい……この際雪でもいいから!」ゼェゼェ
( ^ω^)「あんまり長風呂してると危ないから引きずり出して来たお」
(´<_` )
爪'ー`)
(´<_` )「ありがとうございますホライゾン様」
爪'ー`)「毎月村の若娘を捧げに来ますねホライゾン様」
( ^ω^)「手のひら返し早……って誰が祟り神じゃコラ」
-
(;・∀・)「クッソー……いつまで入ってるんだよ高岡!」
从;゚∀从「お前があがったら済んだ話だっつーの!」
(;・∀・)「嫌だよホテルの自販機金取るもん!」
从;゚∀从「明日コンビニか外の自販で買えばいいだろ!」
(;・∀・)「1銭も出したくねぇ!」
从;゚∀从「ケチか!!!」
( ^ω^)「元気そうだおね」
爪'ー`)「じゃあ帰るかお疲れしったー」スタスタ
(´<_` )「無駄骨だったな」スタスタ
( ^ω^)「僕も部屋に戻ろーっと」スタスタ
―――――
―――――――……
-
爪'ー`)「ただいまー」
( ><)「あ、お帰りなさい。どうでしたか?」
爪'ー`)「無駄に元気でムカついた」
(;><)「そうなんですか……」
<ガチャ
( ^ν^)「そっちも帰ってきたぞ」
(;・∀・)ノ「おいフォックス!置いてくなよ!」
爪'ー`)「は?全身に雑草が生えて詫びろ」
(;・∀・)「ざ、雑草!?俺歩く芝生みたいになるけど!?」
( ^ν^)「そいつはエコだな」
(;><)「エコですか!?」
-
( ・∀・)「はーしかし飯食って風呂入ったら眠くなってきたなー……」
( ・∀・)
(;・∀・)「い、いや!眠くないぞ!」
( ><)「なんでそんな必死なんですか」
(;・∀・)「必死なんかじゃないぞー!眠くないぞー!」
爪'ー`)「昨日の事引きずってるのか?今日は無しだと思ってたんだが」
( ^ν^)「あえて早めに寝るってのもいいと思うけどな」
( ><)「しかし……まだ早いと思いますし……」
( ・∀・)「じゃあ昨日やった怖い話大会でもいいんじゃないの?」
(;><)「えー……」
-
爪'ー`)「それならちょっと待て……ネタ仕入れてこないと……」
( ^ν^)「じゃあまた一番手俺でいいか?」
( ・∀・)「いいよいいよー」
( ・∀・)「あ、部屋の電気消しとくね」パチッ
( ^ν^)「サンキュ。それでは有名なアレから行くな」
( ^ν^)「聞いてください、『テンソウメツ』」
―――――
―――――――……
-
( ^ν^)「―――……早く元の娘に戻って欲しい」
( ^ν^)「遊び半分で山には行くな」
( ^ν^)「……っと、終わったぞ」
(;><)「お、終わったー……やっぱ有名どころでも怖いモノは怖いですね……」
爪'ー`)「はいれたはいれたはいれた」
(;><)「ちょ、もう!やめてください!!」
( ^ν^)「内藤で想像すれば怖さ半減するんじゃね?」
(;><)「えー………」
(;><)
(;><)「いや、どっちにしろ怖いんです!」
爪'ー`)「じゃあここは救済処置に寺生まれのTさんシリーズでも……」
爪'ー`)「お?」
-
( -∀-)スヤスヤ
( ^ν^)「ほんっとお約束ってぐらいに寝落ちするの早いよなコイツ」
( ><)「のび太もビックリな眠りっぷりなんです」
( ^ν^)「どうする?今日も落書きするのか?」
爪'ー`)「いや、ここはあえて何もしない」
爪'ー`)「絶対コイツ何か企んでるからペンとか修正液とか全部隠しておいた」
( ^ν^)「そこまで考えるか?」
( ><)「まぁやられたらたまったもんじゃありませんから……」
( ^ν^)「俺顔に落書きされるよりコイツの寝相の方が問題だと思うんだけど」
( ^ν^)「昨日なんべん背中やられたか」
爪'ー`)「気をつけろ、そのうち蹴飛ばされるぞ」
(;><)「寝起きのフォックス君よりマシだと思うんですけど……」
爪'ー`)「いやいや実害はないから俺の場合。じゃあ寺生まれのTさんシリーズ行くぞー」
―――――
―――――――……
-
( -∀-)
( ・∀・)パチッ
( ・∀・)(くくく……皆寝たようだな……)
( ・∀・)(あえてここは早めに寝て皆が寝た隙に顔に落書きする作戦成功!)
( ・∀・)(寝たおかげで怖い話とか会話の内容全く聞けなかったけど……まぁしょうがない。起きない様にこっそりと)キィ
( ・∀・)(さーて三人分となると結構悩むなーなんて書こうかなー)バタン
( ・∀・)(確かこの辺にあったはず……)
( ・∀・)
(;・∀・)(アレ?)
(;・∀・)「おっかしーな…ちゃんと確認したのに……」
-
<ナンデナインダー?
( ^ν^)「必死に探してるぞ」ヒソヒソ
( ><)「作戦成功ですねぇ」ヒソヒソ
爪'ー`)「やっぱ俺の思った通りだったろ」ヒソヒソ
( ><)「ナイス判断……あ、戻ってきますよ」ヒソヒソ
爪'ー`)「やべっ、皆散るんだ」ヒソヒソ
キィ
( ・∀・)「やっぱ見つからない……諦めようなかなー……」
( ・∀・)「うーん……いや」
( ・∀・)「もうちょっと探してみるかー……どっか落ちたのかもしれないし……」
バタン
-
( ^ν^)「………」
(;*^ν^)「………ふっwwwwやっぱ無理www耐えられないwwww」
(;><)「ニュッ君そこは抑えるんです」ヒソヒソ
爪'ー`)「枕に顔でも埋めとけ」ボソボソ
(;*^ν^)「わ、わかっ……たwww」ボスッ
爪'ー`)「………」
爪'ー`)コチョコチョ
(;><)「ちょ、必死に耐えてる人間の脇腹くすぐるのは卑怯じゃありませんか!?」
「ふゅぎゅwwwwふごぉwwwwww……ひうぅwwwwwwしねwwww」ガスッ
爪'ー`)「殴られた……」
(;><)「そりゃ自業自得ですよ」
(;><)「ほらそうしてる間に戻ってきますよ」
爪'ー`)「おっと」
-
キィ
( ・∀・)「もういいや……諦めて寝よう……」
( ・∀・)「いたずらよりも睡魔の方が……」
( ・∀・)「ん?」
( ・∀・)「何でそんな現代アートみたな寝相してるんだろ……」
( ・∀・)「俺も便乗するべきかな……」
( ><)(そこは便乗しなくてもいいんです……)
爪'ー`)(一番寝相悪い奴が何言ってるんだ……)
つづく
-
乙!
-
修学旅行ってあっという間だったな……
-
おつ!
金曜ロードショーの夕日ってなに…?
射影機のおじいさんしかしらない…
-
第三十三話:沖縄と言ったら紫芋のアイス・三日目
( ><)ムニャムニャ
( ><)~「うーん……それはMikeじゃありません……掃除機です……」
( ><)ハッ
( ><)
( ><)「ふぁぁ……もう朝ですか……て言うか今何時ですか」
( ><)づ[] カチッ
(;><)そ「……ってもう6時じゃないですか!!寝すぎた!」
(;><)「やばいんです……集合時間まで30分しかないんです……」
(;><)(そうだ、他の皆は……)チラッ
( -∀-)ムニャムニャ
( ‐ν‐)スヤスヤ
爪-" -)グギギギギ
(;><)(ね、寝てる――――!!)
-
(;><)(後フォックス君歯ぎしりうっさ!全然気付かなかったけどうっさ!そのうち歯無くなりますよ!)
(;><)(て、ていうか起こさないと……全員遅刻するんです!)
(;><)(とりあえず一番手っ取り早そうなモララー君から……)
(;><)ノシ「起きてー!!この中で起こしても一番害が無さそうなモララー君起きてー!」ベシベシ
( -∀-)「ぬー……あれは貴方のお父さんですか?いいえ、あれはオチョナンさんです……」
(;><)「オチョナンさん!?どんな間違いしてるんですか!?て言うか起きろ!!」バスゥ!!
ミ(;・∀・)「ぶへぇあ!何だ!顔面に枕ぶち込まれる夢見た!」
(;><)「それは紛れもない現実です!おはようございます!」
( ・∀・)「あ、うん。おはよう」
(;><)「そして現在時刻は6時数分経ちました!僕とモララー君以外は全員寝てます!」
( ・∀・)
( ・∀・)「わぁ」
(;><)(寝起きだから反応がワンテンポ遅いんです!)
-
(;><)「ですから早く残り二人を起こすんです!」
( ・∀・)「うん、確かに起こすのは大事だけどさぁ」
( ・∀・)「まずは自分の身支度からしようよ」
(;><)
(;><)「た、確かにそうですね……」
( ・∀・)「そこは自分優先にしなきゃね。もしかして予定が狂うと慌てるタイプとか?」
(;><)「むー……モララー君に正論言われるとなんか腹立つんです……」
(;・∀・)そ「俺の事なんだと思ってるの!?それより早く着替えようよ!」
――――
―――――……
-
( ・∀・)「着替えて歯も磨いて俺達は準備万端って感じなんだけど……」
( ><)「他の二人はまだ寝てますね……」
( ・∀・)「今何時よ」
( ><)「えーっと……6時15分なんです」
( ・∀・)「じゃあ残り15分でこいつらを起こさなきゃならないのか……」
( ><)「ですね……こう話している間にもどんどん時間は進んでいきますし……」
(;・∀・)「クッソ!爆弾のコードを切るような緊張感が流れるな!」
(;><)「確かに触れたら爆発しそうなのが一人居ますけど」
(;><)つ「じゃあ僕はニュッ君を起こしますんでモララー君はフォックス君を頼みます」
(;・∀・)「地雷投げつけられた!嫌だよ寝起きのフォックス怖いもん!」
(;ノシ><)ノシ「幼馴染ですから、ね!て事でニュッ君起きろおおおおおお!!」ベシベシベシベシ
(;・∀・)「おまけに先手を取られた!嫌だ俺もニュッ君起こしたい!」
( づν‐)「朝からモテモテかよ……」
(;・∀・)「チクショウ起きやがった!もう一回寝ろおおおおおお!二度寝しろおおおおお!」
(;><)「ちょ、なんてことしやがるんですか!僕の苦労が水の泡に!」
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( ^ν^)「……今何時」
(;><)「えーっと6時18分なんです」
( ^ν^)
( ^ν^)「やっべ」
(;><)「そうなんです!さっさと着替えて歯磨いて支度するんです!」
(((( ^ν^)「へーい」ノロノロ
(;><)(……大丈夫かなぁ)
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(;><)「さて……一番の鬼門、フォックス君がまだ残っている訳ですが……」チラッ
(;・∀・)「やめて!俺を見ないで!変な期待されても困るから!」
(;><)「とかなんとか言ってるうちに時間は進んでますが?」
(;・∀・)「急かすのをやめろ!て言うか俺だけに任せないでビロードも協力しろよ!」
(;><)「では助言を言いましょう。母親の様に優しく囁けば多分いけます!」
(;・∀・)「随分と適当だな!ま、まぁしのごの言ってないで試すしかないけど……」
-
( ・∀・)「フォックス……フォックスよ……起きるのです……今こそ目覚めの時間なのです……」ユサユサ
(;><)「それ母親っていうか夢の中で主人公に語りかける女神っぽいんですけど……何でもいいですね……」
爪-" -)「………」
爪-" -)「うるせぇ殺すぞ……」
(;・∀・)「うわあああああ!!殺すって言われた!殺すって言葉ハッキリ言われた!!」
(;><)「モララー君のメンタルが崩壊したんです!意外と脆い!」
<ガチャ バタン
(><;)「しかもニュッ君そのまま出て行っtあの野郎おおおおおおおおおおお!!」
(;・∀・)「アイツ俺達を捨てたぞ!まさか身内に裏切り者が出るとは思わなんだ!」
(;><)「安心してください!モララー君とニュッ君は他人ですから!」
-
(;・∀・)「えーホントどうするのこれ……いっそのこと置いてく?」
(;><)「ですが班全員集合じゃなきゃダメですし……て言うかもう残り5分くらいしかありませんよ」
(;・∀・)「ええもうそんな時間かよ!」
(;><)「ほぼほぼ間に合わないんです!……なんか腹立ってきたんです!」ガシッ
(;><)「うおらあああああああ起きろっつってんだよおおおおおさっきからグースカ寝やがってえええええ!」ユサユサユサ
(((爪;'ー`))))そ「ん!?なんだなんだ!?」
(;・∀・)「ビロードおおおおおお!!敬語キャラを捨ててまで叩き起したビロードおおおお!!」
(;><)「集合時間まで残り僅かなんで最短一分で準備してくださいね僕達は先に行きます!」
( ・∀・)「鍵もよろしくねー」
バタバタバタ ガチャン
爪;'ー`)
爪;'ー`)「えー……」
――――
―――――……
-
三(;><)「ぬわあああもう全員居るんです!」
三(;・∀・)「周りの視線が突き刺さるやつだ!」
('、`*川「コラー遅いぞー」
三爪;'ー`)「やべぇやべぇ!!」
(><;)「あれ、いつの間に居た!本当に最短一分で済ましてきたんです!」
('、`;川「……フォックス君靴は?」
爪'ー`)「置いてきました」
('、`;川「せめて靴下ぐらいは履こうよ!野生児じゃないんだから!」
爪'ー`)「靴の野郎が俺の速さに追いつかなかったんで……」
('、`;川「どんな言い訳!?」
-
('、`;川「えーえー……コホン」
('、`;川「とんだアクシデントもありましたが全員集合したので良しとしましょう」
('、`*川「今日の予定はそれぞれ体験コースに別れた後お昼を食べて、お菓子御殿で集合ですね」
('、`*川「体験コースはバスごとに別れてるので間違えないように」
('、`*川「後、明日で修学旅行が最後なので明日の朝で荷物は送っちゃいます」
('、`*川「夕飯食べ終わったら伝票販売するので買ってくださいねー」
('、`*川「では長々と話してしまったけど朝ごはん取っていいよー」
-
ガヤガヤ ワイワイ
( ^ν^)「とんだ災難だったな」
(;><)「僕達を見捨てて一番先に行ったニュッ君に言われるとクソ腹立つんですが……朝から疲れましたよ……」
( ^ν^)「全員ほぼ寝坊だったし。て言うか俺達ってそんな夜更かししたっけな」
( ><)「いやー……うーん……あんまり覚えてないんです」
( ^ν^)「ぶっちゃけ俺もそんな覚えてない」
(;><)「今まで見た事ないぐらい爆笑してたのは確かなんですけど」
( ^ν^)
( ^ν^)「マジか」
(;><)「本人が一番驚いてどうするんですか!?」
-
(*゚ー゚)「ふぁぁ……ねむ……あ、おはようございますお二人さん」
( ><)「おはようございますしぃさん。……ってしぃさんも味噌汁とパンですか」
(*゚ー゚)「味噌汁にパン浸すと美味しいんですよ!」
(;><)「新手のねこまんまですか!?」
(*゚ー゚)「まぁ試した事ないんですけどね」
( ^ν^)「……っぶねー……」
(*゚ー゚)「おっ、試そうとしました!?是非感想をお聞かせくださいね!」
( ^ν^)「やんねぇよバーカ」
(*゚3゚)「ちぇ、つまんないですねー。好奇心ってものがないんですか」
(*゚ー゚)「……ま、後で内藤君辺りにでも試させてみますか。それじゃあ」
( ^ν^)
( ^ν^)「……アイツ誰だろう」
(;><)「名前も知らない相手と会話してたんですか。一組のしぃさんですよしぃさん」
( ^ν^)「あー……体育祭の時やたらめったら実況してた」
(;><)「随分古い記憶で思い出すんですね」
-
( ^ν^)「だってそのぐらいしか記憶にねぇし他クラスとか知らんし」カタン
( ><)「そうは言っても来年同じクラスになるかもしれないんですよ?」カタン
( ^ν^)「えっ、高校ってクラス替えとかするのか?てっきりそのまま持ち上げかと……」
( ><)「科目ごとに分かれてる訳じゃありませんからクラス替えすると思うんです」
( ・∀・)「何なにバトルロワイアルの話してんの?」
(;><)「んな物騒な話してませんよ……確かに修学旅行中ですけど」
爪'ー`)「俺達が来たのは沖縄じゃなくて沖木島だったのか……」
(;><)「語呂似てますけど違いますから……と言うか今日はちゃんと起きてるんですね」
爪'ー`)「そりゃあんな揺さぶられたら目も覚めるわ」
(;><)「……なんかごめんなさい」
-
爪'ー`)「あー床が冷っこいから気持ちいい」
(;・∀・)「いくら急いでるからって靴ぐらいは履いてこいよなー」
爪'ー`)「俺もそう思う」
( ><)「そこまで頭に回らなかったんですね……」
爪'ー`)「寝起きだったから……」
( ・∀・)「あ、遅刻で思ったんだけどさ」
( ・∀・)「食パン咥えながらいっけなーい遅刻遅刻〜のルーツってなんだろうね」
( ^ν^)「その後曲がり角でぶつかった奴が転校生で」
( ^ν^)「あーアンタさっきのー!までがお決まりパターンの」
(;><)ングゥ
(;><)「人が飲み物飲んでる時に笑わせてくるのやめてください!裏声は卑怯です!」
( ^ν^)「笑う方が悪い」
-
爪'ー`)「あそこまで有名なテンプレなのに元ネタ不明って凄いよな」
( ><)「多分少女漫画だと思うんですけど……どの少女漫画か分かりませんし……」
( ^ν^)「まず少女漫画とか読まないだろ俺達」
( ><)「いちご100%とか……」
( ^ν^)「それ少女漫画じゃねぇよ」
( ・∀・)「まぁもっぱらコロコロ読むよね。小学生時代は」
( ・∀・)「俺ペンギンの問題好きだったんだけど連載終わっちゃったし……ケシカスくんってまだ続いてたっけ」
爪'ー`)「まだ続いてるぞ。連載十年以上行ってるんだよなアレ」
(;・∀・)「わーマジか!久々に読もうかな……」
( ^ν^)「でんじゃらすじーさん好きだったな。後デデププ」
( ><)「通りすがりのジョニーって今何人ぐらいに伝わるんでしょうね」
( ^ν^)「懐かしいなそれ……て言うかこの会話自体懐かしいわ……」
-
( ・∀・)「話してたら小学生に戻りたくなってきた……ごちそうさま」
( ・∀・)「部屋戻ってもやる事ないしまた浜辺の方行こうぜー」
爪'ー`)「じゃあ俺は靴取りに行ってくるから後でな」
( ・∀・)「そう言えばフォックスが裸足って事すっかり忘れてたわ」
(;><)「足の裏洗ってきた方がいいんじゃないですかー?」
爪'ー`)「そうしとくわ……指の間に砂入って気持ち悪いし……」
( ・∀・)「俺ら先に行ってるからねー」
爪'ー`)「おー」
――――
―――――……
-
( ><)「明日でこの海ともお別れですねー……」
( ・∀・)「だなー……明日の夜はもう家に居る事になっちまうし……」
( ^ν^)「修学旅行終わったらテストだぞ……」
( ・∀・)「そういう夢をぶち壊しにしてくるのやめてよ」
( ^ν^)「二次関数」
(;・∀・)「うわーうわーやめろー!聞きたくない!」
(;><)「で、でも僕達休み結構ありますよ!まだまだ満喫出来ますって!」
(;・∀・)「そ、そうだな……まだ休日分あったよな……」
( ^ν^)「赤点」
(;・∀・)「まだ決まったわけじゃないから!!テストも受けてないから!!」
(;><)「容赦ないんです!!」
-
(((爪'ー`)「戻ってきたぞー」テクテク
( ・∀・)「お帰り……」
爪'ー`)「何かテンション低くない?」
(;><)「修学旅行終わったら中間テスト始まるって言う現実を突きつけられたらこうなったんです」
爪'ー`)「あぁ……そりゃそうなるわな……」
爪'ー`)ノ「元気出せよ。テストの点数がアレでも提出物と授業態度でカバーすれば何とかなるんだから」
( ・∀・)「ねぇ励ましてるつもりなのそれ。かなり突き刺さるんだけどその言葉」
( ><)「そもそも授業態度良かったですっけ……」
( ・∀・)「ちょっと待って思い返してみる」
( ・∀・)
( ・∀・)「ノートとかに涎のシミ出来てたな……」
爪;'ー`)「きったないな……」
(;・∀・)「俺の涎は汚くない!」
爪;'ー`)「充分汚いわ!」
-
爪;'ー`)「あーもう今度からお前にノート借りるのやめとく……」
(;・∀・)「せ、世界史だけだから寝てるの……」
( ><)「この前生物の時間でも寝てましたよね」
(;・∀・)「生物も寝てたかなー」
( ><)「だいたい寝てるじゃないですか……」
爪'ー`)「そのうち体育の時間でも寝そうだなお前……」
( ><)「寝ながら卓球でもするんですか……」
(;・∀・)「そこまで器用じゃないからな!?つーか体育の時間なんか寝ないよ阿部先生怖いし!」
( ^ν^)「問題はそこなんだな」
( ・∀・)「あ、さっきから会話に入れなかったニュッ君」
( ^ν^)
( ^ν^)σ「沖縄の海で泳ぐか?」
( ・∀・)「ごめんて」
-
( ^ν^)「……まぁどうでもいいけど、そろそろ時間だぞ」
( ・∀・)「あ、もうそんな時間なの?俺達なんだっけ、渓流下りだっけ」
爪'ー`)「マングローブカヤックのやつ」
( ・∀・)「それそれ」
( ><)「僕は文化体験なのでバス別れますね。ニュッ君も文化体験でしたよね」
( ^ν^)"
( ><)「じゃあまたお菓子御殿でー」
( ・∀・)ノシ「後でなー」
――――
―――――……
-
―バス内
(*゚ー゚)v「いえい!窓際はこの椎名しぃがとっぴしましたよ!」
(*゚ー゚)「あ、酔いやすいのでしたら譲りますので……」
( ><)「いえいえ。飛行機も移動のバスも窓際だったのでたまには廊下側でもいいかなと思うんです」
(*゚ー゚)「なら問題ないですね!でも酔ったら言ってください!」
(*゚ー゚)「こんな時のためにエチケット袋と酔い止めは用意してあるので!用意周到しぃちゃんです!」
(;><)「ありがとうございます……て言うかそのテンションだとしぃさんが酔いそうな気がするんですけど……」
(*゚ー゚)「はっはっはっ、何をおっしゃるウサギさん」
(*゚ー゚)「私が酔うのはウィスキーボンボンと美しい景色だけですから!」
(;><)「そ、そうですか……アルコール弱いんですね……」
(*゚ー゚)「ええそれはもう!なので大人になった時皆さんとお酒を飲むという事が出来ないんですよね……」
(*゚ー゚)「よよよ……私もウォッカをがぶ飲みするぐらいの強さが欲しかった……」
(;><)(相変わらずテンション高いんです……)
(*゚ー゚)「おっとー!?私の事テンション高いと思いました!?」
(*゚ー゚)「それは違うぞ!なんせ私は長門有希の様な美少女と性格なのだから!」
(;><)「人の心読まないでください!て言うか長門有希はそんなハイテンションじゃありませんし!」
-
(;><)(別に悪い人とかじゃないんですけど……ついていけないんです!)
(;><)(なんでこう1組にはショボン君といいしぃさんといい高岡君といい濃い人しか居ないんですか!)
(;><)(………そういえば右の廊下側って誰が居たんでしたっけ)チラッ
('A`)ノ「おう俺だよ」
(;><)
( ><)ホッ
('A`)「なんでちょっと安堵してんだよ」
( ><)「あ、いや……もし高岡君とかショボン君だったらキャラの濃さで押しつぶされそうになって……」
('A`)「あれれー遠まわしに俺の影が薄いみたいになってるぞー?」
(;><)「大丈夫です!大丈夫!ドクオ君は名古屋の味噌ダレ並に濃いですから!」
('A`)「フォローへったくそだなお前」
-
('A`)「にしても味噌ダレ……味噌ダレか……」
σ('A`)「なぁ内藤、俺味噌ダレだって」
( ^ω^)「は?お前は圧力鍋の底に沈んだ鶏ガラの間違いだろ」
('A`)
('A`)「だって」
(;><)「なんの報告ですか!?」
('A`)「なんだろうね……」
(;><)「自分でも分からないのかい!」
(*゚ー゚)「それより構ってくださいよー訪問販売よりしつこいですよー私」
(><;)「ぬぐぁ!左から面倒くさい人の圧力が!」
(*゚ー゚)「乙女に向かって臭いとは何事ですか!!」
(><;)「そこだけ抜粋しないでください!」
-
ピーピーピー ガクン
(*゚ー゚)「……あり、もう着いたんですか?」
( ><)「ホテルから近い場所ですからね」
(*゚ー゚)「なるほどなるほど……ところでビロード君はなんの体験を?」
( ><)「えーっと、確かサーターアンダギー作るやつなんです」
(*゚ー゚)「じゃあ私と一緒ですね!」
( ><)「あ、そうだったんですか。よろしくなんです!」
(*゚ー゚)「隣のクラスだからあまり会話した事ありませんし、改めて親睦を深めようじゃないですかぐっへっへ」
(;><)「何ですかその笑み!悪代官!?」
('A`)「悪玉コレステロール?」
(;><)「あいや……そんな動脈硬化の原因になりそうな方ではなくて……」
( ^ω^)「て言うか早く降りるお」
――――
―――――……
-
(;*´‐`)「うひー……今日は一段と暑いですねー……」
('A`)「しかもお前ら火使うからもっと暑いと思うぜ」
(;*´‐`)「あぁ確かに……でも美味しいサーターアンダギーの為なら……」
('A`)「ま、熱中症には充分気をつけて。俺は別の体験だから一旦ここらでお暇するぞー」
( ><)ノシ「さよならなんですー」
('A`)ノシ「おー」
(*゚ー゚)「さてさて……それでは行きましょうか!」
( ><)「はいなんです!」
( ^ω^)「楽しみだおねー」
(*゚ー゚)
(*゚ー゚)「あっ、内藤君居たんだ……」
( ^ω^)「その素のリアクション物凄く突き刺さるからやめてほしいお」
-
(*゚ー゚)「すみません、気付いたら居たもので」
( ^ω^)「そりゃまぁ僕も一声かけるべきだったけど」
(*゚ー゚)「という事で私の可愛さに免じて許してください」
( ^ω^)「その一言さえ無ければ多少は許したかもしれないお」
(*゚ー゚)「なるほど。では私は可愛い」
( ^ω^)「そっちじゃねぇお」
(*゚ー゚)「知ってます」
( ^ω^)「余計タチ悪いわ」
-
(*゚ー゚)「……とまぁ内藤君いじりも飽きたところで早速集合場所に行きましょうか」
( ^ω^)「散々弄んで挙句の果てにポイかお」
( ><)「ついでに僕の存在も半分かき消されていくんです!」
(*゚ー゚)「えーっとそれで場所は……この先を真っ直ぐ進んだ所ですね」チズヲミナガラ
(;><)「しかしここ結構広いですよ?ちゃんと行けますかね?」
(*゚ー゚)「安心しなされ!私には方向音痴などというドジっ娘スキルは持ってないので!」
( ^ω^)「地図反対だお」
(*゚ー゚)「おおっと」
(;><)「早速フラグ建築されましたけど信用していいんですか!?」
(*゚ー゚)「大丈夫ですとも!たかだか真っ直ぐ行くだけですよ?右も左も曲がるような道じゃあ……」
( ^ω^)「しぃさんしぃさん、そっちは反対側だお」
(*゚ー゚)「おっとこれはわはは私とした事がわはは」
(*゚ー゚)
(*゚ー゚)b「内藤君に任せて行きましょうか!」
(;><)「是非ともお願いするんです!」
( ^ω^)「君達ねぇ」
――――
―――――……
-
(*゚ー゚)「内藤君近いですかー?」テクテク
( ^ω^)「おん。確かここのはず……おっ」テクテク
(*゚∀゚)「よ、お前ら。しぃが居るって事はサーターアンダギー班だな!」
ξ゚⊿゚)ξ「これで全員集合かしら」
( ^ω^)「だおだお。……お、もう材料やら何やら用意されてるのかお」
ξ゚⊿゚)ξ「みたいねー。あ、専用の粉ってあるんだ」
(*゚ー゚)「わぁ!でっかい中華鍋!誰かこれでチャーハン作ってくださいよ!」
(*゚∀゚)「うーん……材料が揃ってれば作ったかもしれないなぁ」
(*゚ー゚)「炎ぶぁぁぁあってなります?」
(*゚∀゚)「アタシみたいなトーシローは無理かな……」
(;><)「……サーターアンダギーは?」
-
(*゚ー゚)「はっ、すっかり忘れてしまいました!私ったらうっかりはげ!」
川 ゚ 々゚)「源俊頼朝臣?」
(*゚ー゚)「ややっ、一発で当ててくるとは貴方は百人一首マスターですな?」
川 ゚ 々゚)「ふっふっふ……学生時代、対戦相手泣かせと言われたくるうちゃんこそ真のチートなりけり……」
川 ゚ 々゚)ノ「て事でめんそーれー!サーターアンダギー作りを担当している新垣くるうちゃんだよー」
(;><)「何事もなく混じって自己紹介を始めたんです!」
川 ゚ 々゚)「うんうん、元気一杯な高校生はくるうちゃん大好きだよ!じゃあ早速作りましょうか!」
川 ゚ 々゚)「皆エプロンは持参してきた?」
ξ゚⊿゚)ξ「はい、修学旅行のしおりに書いてあったので」
川 ゚ 々゚)「それなら平気だね、じゃあまず手を洗いましょうか!あっちにある水道使ってね!」
ξ゚⊿゚)ξ「はーい」
-
ξ゚⊿゚)ξ「何というか、優しそうな人で良かったわ」ザバザバ
(*゚∀゚)「優しそうな人って言うかテンション高い人だな」ザバザバ
( ^ω^)「しぃさんと仲良くなれそうな人だおね」ザバザバ
(;><)「早速意気投合してましたし……」ザバザバ
(*゚ー゚)「やべぇ会って数分なのにめっちゃ別れが惜しくなりますよコレ」ザバザバ
ξ゚⊿゚)ξ「見た目的に年近いだろうし、余計親しみやすいのかもね。よいしょっと」イジイジ
ξ゚⊿゚)ξ「うーん……エプロンの後ろ結ぶのってどうも苦手なのよねぇ……」
(*゚∀゚)「それならアタシが結んでやんよ」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、ごめんね……」
(*゚∀゚)ノ"「気にすんなってー……っと出来たぞ」
ξ゚⊿゚)ξ「助かったわ、ありがとう」
川*´ 々`)(なんて微笑ましい光景……)ウットリ
( ^ω^)(めっちゃこっち見てる……)
-
川 ゚ 々゚)「よーしじゃあ早速作っていきましょうか!」
川 ゚ 々゚)「一種類だけじゃつまらないから二種類作っていくよー!普通のお砂糖を作った白と黒糖を使った黒!」
川 ゚ 々゚)「まずボールに卵を割ってとき、そこにお砂糖を入れて混ぜてね」
( ^ω^)マゼマゼ
(*゚∀゚)マゼマゼ
(*゚ー゚)「……なんか調理実習みたいですね」
( ><)「確かに場所が違うだけで調理実習みたいなんです。でも僕達まだやりませんよね」
ξ゚⊿゚)ξ「二年生からじゃないかしら。しかも秋くらいだからまだまだ先よ」
(*゚∀゚)「アタシにとっちゃ部活ある日は毎回やってる様なもんだしなー」
川 ゚ 々゚)「ほへー……やっぱ高校によってはやる学年違うんだね。なんか斬新」
(*゚∀゚)「くるうさんは何時から?」
川 ゚ 々゚)「んーっとねー一年の時。一番最初に作ったのはゴーヤチャンプルーかなぁ」
(*゚∀゚)「おお、流石沖縄。地元じゃ絶対作らないだろうしやっぱ違うモンがあるんだ」
川 ゚ 々゚)「そこが面白いよねぇ……あ、次サラダ油入れてね!」
( ^ω^)「混ぜますかお?」
川 ゚ 々゚)「うん。まぜまぜしちゃってー」
( ^ω^)マゼマゼ
(*゚∀゚)マゼマゼ
-
川 ゚ 々゚)「よし、次はサーターアンダギーの粉を入れて混ぜてー」
( ><)「あ、交代するんです」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ私もつーと交代するわ」
(*゚ー゚)「私は傍観者です!」
( ><)マゼマゼ
ξ゚⊿゚)ξマゼマゼ
川 ゚ 々゚)「この混ぜる作業が地味に疲れるのよねぇ……」
(;><)「うへぇ」
川 ゚ 々゚)ゞ「おかげでライザップいらずだよー」ブーッチブーチブチ
(;><)「……とか言う割には腕細くありません?」
川 ゚ 々゚)「あ、バレた?勿論嘘ですぽーん!」
(*゚ー゚)「ですよねー」
-
川 ゚ 々゚)「よーしここでくるうちゃんが一つ、サーターアンダギーに関する話をしようじゃないか!」
川 ゚ 々゚)「まず名前の由来についてなんだけどね、サーターお砂糖、アンダは油、そしてアギは揚げ」
川 ゚ 々゚)「全部混ぜるとむっちゃ可愛い女の子が出来るはずだった……」
ξ゚⊿゚)ξ「くるうさんそれパワパフ」
川 ゚ 々゚)「ごみん、お砂糖言ったあたりからこれが出てきて」
川 ゚ 々゚)「ほんでそれらを組み合わせてサーターアンダギーって言うんだ!砂糖天ぷらって言ったりもするかなぁ」
( ^ω^)「砂糖天ぷら……なんだか響き的に凄いカロリーおばけって感じがするお……」
ξ;゚⊿゚)ξ「まさにダイエットの敵!って感じかしら……」
川 ゚ 々゚)「でも腹持ちはいいよ。カロリー高いけど」
ξ;゚⊿゚)ξ「……素直に運動した方が早いかなぁ」
( ^ω^)「陸上部入るかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「お断りします」
( ^ω^)そ
-
ξ゚⊿゚)ξ「くるうさん、大体こんな感じでいいんでしょうか?」
川 ゚ 々゚)「どれどれー……うん、ばっちぐー!」
( ><)「こっちもどうですか?」
川 ゚ 々゚)「お、そっちの君もばっちぐーだよ!」
川 ゚ 々゚)「じゃあ生地を丸めて揚げようか!でもその前に手に油塗っといた方が生地がくっつかなくていいからそこのボウル使ってね!」
川 ゚ 々゚)「くるうちゃんは中華鍋の方に油をぶち込んできますゆえ」テクテク
( ^ω^)「油はー……これかお」ツケツケ
(*゚ー゚)「手洗う時にこれ落ちますかね」
( ^ω^)「石鹸使えばなんとかいけると思うお」
川 ゚ 々゚)「あ、手を洗う時はジョイ使ってもいいから!」
(;><)「確かに油汚れですけども!」
-
川 ゚ 々゚)「ほんで次はお待ちかね!サーターアンダギーをまるまるめるめる作業に移りましょー!」
川 ゚ 々゚)「大きさとしてはこれくらいかなー」コネコネ
川 ゚ 々゚)「ちなみにこれを四角に揚げるとサングァチグァーシって名前になりまーす」
ξ゚⊿゚)ξ「サングァ……?」
川 ゚ 々゚)「サングァチグァーシ。めっちゃ言いづらいから三月菓子って言った方が早いかも」
ξ゚⊿゚)ξ「なるほど……確かにそう言った方が早いし言葉の響き的にも近いのね」コネコネ
(;^ω^)「お腹すいたお……」コネコネ
川 ゚ 々゚)「このまま食べたらお腹壊すと思うよ」
(;^ω^)「流石にそこまで食い意地張ってないお……」
-
(*゚∀゚)「そう言えばアタシが小学生の時のホットケーキが生焼けで大惨事だったなー」
ξ゚⊿゚)ξ「どんなの?」
(*゚∀゚)「見た目は焼けてんだけどよ、中身が生で。切ってみたら生の生地がドバーって出てきて」
(*゚∀゚)「例えるならアレよ。チーズインハンバーグみたいな感じ」
(*゚∀゚)「まぁ勿体無いから意地でも完食したな」
ξ;゚⊿゚)ξ「……お腹壊さなかった?」
(*゚∀゚)「アタシの腹はそんなにヤワじゃねぇよ」
-
(;><)「つーさんはアレですね……消費期限の切れた饅頭食べてもケロッとしてるタイプですね……」
(*゚∀゚)「うん、一回やらかしたけど全然平気平気」
(;><)「今度ブルーチーズと似たようなものだからと言ってカビ生えたものを食べないでくださいよ!?」
(*゚∀゚)
(*゚∀゚)「ありがとうビロード……ここで止めてくれなきゃやらかしてたかもしれないよ……」
(;><)「マジで食べようとか思ってたんですか!?あっぶなかったんです!!ナイス僕!!」
川;´ 々`)「……元々誰かに注意されなくてもカビの生えた食べ物なんて口に入れないと思うんだけどなぁ」
(*゚ー゚)(くるうさんがもっともなコメントを……!!)
-
川 ゚ 々゚)「とりあえずカビの話は置いといて、て言うかゴミ箱に捨てといて!」
川 ゚ 々゚)「生地も丸め終わった事だし、いよいよ揚げていきまっしょい!」
川 ゚ 々゚)「あ、そのまま鍋にブチ込むんじゃなくてこう……鍋に滑らせる様に入れると油が跳ねなくていいよ!」
( ^ω^)っ ソーッ
川 ゚ 々゚)「そんな感じそんな感じ」
(;^ω^)「おん!揚げ物作るこの瞬間が一番怖いお!」
(*゚∀゚) ヒョイヒョイ
(;^ω^)「おお、料理部は手際よくていいおね……」
(*゚ー゚)「じゃあこのままつーちゃんに任せましょうか」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね」
(*゚∀゚)「待てやコラ。仕事を破棄するなんて許さねぇぞ」
(*゚ー゚)「とかなんとか言いながらやってくれてるじゃないですかー!ヒューツンデレー!」
(*゚∀゚)「んな訳ないだろー。ホント勝手だなー」
ξ゚⊿゚)ξピクッ
ξ゚⊿゚)ξ「私のキャラを盗るつもりかしら……?」
(;*゚∀゚)「盗らねぇしいらねぇしそもそもツンデレ要素ほぼゼロじゃねぇかお前!」
ξ*゚⊿゚)ξ「べ、別にキャラ被りしたって嬉しくないんだからねッ!」
(;*゚∀゚)「そこで使うか!?」
-
(*゚∀゚)「はー……全くよー……今更すぎるし割と男らしいしザンギエフ使うし」
ξ゚⊿゚)ξ「世の乙女だってザンギエフは使うわよ」
(*゚∀゚)「アタシだってバルログ使ったりするけどさ……他は?」
ξ゚⊿゚)ξ「エドモンド本田」
(*゚∀゚)
(*゚∀゚)「ねぇ内藤好きな卵料理何?」
( ^ω^)「バロット」
(*゚∀゚)「よーしアウトだ」
ξ;゚⊿゚)ξ「当たり前のように私をスルーしないで!」
( ><)「バロットってなんです?」
川 ゚ 々゚)「ゆで卵の一種かなー」
( ><)「なるほど!」
-
(*゚ー゚)「くるうさんくるうさん!サーターアンダギーがいい感じになってきましたよ!」
川 ゚ 々゚)「んお、ちゃんと笑ったねー」
(*゚ー゚)「笑う?」
川 ゚ 々゚)「割れた所が笑顔に見えるからサーターアンダギーが笑う、なんて表現したりするんだー」
(*゚ー゚)「へー……面白い表現ですねー」
川 ゚ 々゚)「だってその方が可愛いじゃない?あ、ここはくるうちゃんがやっときますので皆は手洗ってから座ってていいよー」ヒョイヒョイ
(*゚ー゚)「はーい!……ですって、皆さん!」
(*゚∀゚)「じゃあ話を変えるぞ内藤。好きな缶詰はあるか?」
( ^ω^)「シュールストレミング」
(*゚∀゚)「お前マジで何なの?」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ!ブランカも好きよ!」
(*゚ー゚)「まだその話してるんですか。手ェ洗いますよ」
-
(*゚ー゚)「……とは言ってもあまり手は汚れませんでしたね」ザバザバ
ξ゚⊿゚)ξ「せいぜい油ぐらいかしら」ザバザバ
( ^ω^)「あっ……ジョイ使ったらめっちゃ落ちる……」ザバザバ
ξ;゚⊿゚)ξ「……アンタねぇ、いくら使ってもいいとは言われたけどもちゃんと石鹸あるんだからそっちを使いなさいよ……」
(*゚∀゚)「めっちゃ手がフローラルになった……」
( ^ω^)「これ全身に塗ったら身体中の油根こそぎ無くならないかお」
(;><)「何ですかその新手の化学兵器!怖っ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「アンタらねぇ……」
-
川*゚ 々゚)「みんなー出来立てほかほかのサーターアンダギーが出来たよー!」
(;*゚∀゚)「あれ!?いつの間に!?」
川 ゚ 々゚)「盛り上がってたから……ちなみにくるうちゃんはサガットが好きです……」
川 ゚ 々゚)「て事で食べた食べた!飲み物ないとキツイけど飲み物ある?」
( ><)「持参してるので平気なんです」
( ^ω^)「さっき買ってきたので」
川 ゚ 々゚)「ならよかったー。近くにも自販機あるから安心して食べるがよい!」
( ^ω^)「いただきますおー」モサモサ
(*><)「あ、美味しいんです!」
ξ*゚⊿゚)ξ「外はカリカリで中がふわふわ……」
川*゚ 々゚)「でげしょうでげしょう!」
(;^ω^)「美味しいけど結構水分取られるおね」
(*゚ー゚)「カロリーメイトの方よりマシかと」
( ^ω^)「あー……」
-
川 ゚ 々゚)「ご家庭でも簡単に作れるから是非家でも作っていってね!」
(*゚∀゚)「お手軽レシピだし、作ってみようかなー」
ξ゚⊿゚)ξ「期待してるわ」
(*゚∀゚)「自分で作れ」
ξ゚⊿゚)ξ「ケチかよ」
( ><)「コレってお持ち帰りとか出来ます?」
川 ゚ 々゚)「うん、出来るよー」
(;><)「ありがとうございます。二つぐらい食べたら結構満腹になってきたので……」
川 ゚ 々゚)「日持ち出来るからお持ち帰りするお客さん多いんだー今袋持ってくるね」テクテク
(;><)「よろしくお願いしまーす……」
(;*´‐`)ノ「私もお持ち帰りしますー……袋追加でー……」
川 ゚ 々゚)「はいなー」
( ^ω^)「僕はまだまだいけるけど」モグモグ
ξ゚⊿゚)ξ「私も結構いけるわー」ヒョイパク
(;*゚∀゚)「晩メシ入らなくなっても知らんぞ……」
-
川 ゚ 々゚)「持ってきたよー。油出てくるだろうから袋二重にしとくねー」
(*゚ー゚)「どのぐらいで分けましょうか」
( ><)「公平に四つづつでいいと思います」
(*゚ー゚)「じゃあそうしましょうか」ヒョイヒョイ
川 ゚ 々゚)「あ、冷蔵庫で冷やすと石みたいにかちかちになるから常温でよろしくね」
ξ゚⊿゚)ξ「経験者の眼差しだ……」
川 ゚ 々゚)「くるうちゃんマジで一回やらかしたから……お父さんに砲丸って言われたレベルだから……」
ξ゚⊿゚)ξ「それはさぞかし苦い思い出で……」
川 ゚ 々゚)「焦げたやつだから苦かったなぁ……」
ξ゚⊿゚)ξ「二重の意味で……」
-
ξ゚⊿゚)ξ「あ、そうだくるうさん。今日はありがとうございました」
川*゚ 々゚)「こちらこそありがとー!おかげで楽しい時間が過ごせたよー!」
(*゚∀゚)「色々と勉強になりましたし、貴重な体験でした」
川*´ 々`)「んふふー照れちゃうなぁー。残りの修学旅行も楽しんでねー」
( ><)「残り一日なんでめいいっぱい楽しむんです!」
ξ゚⊿゚)ξ「そうかもう明日で帰っちゃうのか」
( ><)「あっという間だったんです……そう言えばまだ時間ってありますかね?」
( ^ω^)「あるっちゃあるけどそんなにはないかおねー」
( ><)「じゃあちょっと見てまわって移動ですか」
( ^ω^)「そうなるお」
川 ゚ 々゚)「ありゃりゃ、もう行っちゃうのか」シュン
( ><)「はいなんです。あまりお邪魔する訳にもいかないので……」
川 ゚ 々゚)「悲しいなぁ……」
(*゚ー゚)「私も会ったばかりなのに分かれるのがこんなにも惜しいなんて……」
川 ゚ 々゚)「ショートカットの子……!名前なんてったっけ……」
(*゚ー゚)「椎名しぃです!」
川 ゚ 々゚)「しぃちゃん……!」
(*゚ー゚)「くるうさん……!」
川 ゚ 々゚)(゚ー゚*) ダキッ
つと
(*゚∀゚)
(*゚∀゚)(なんだこれ)
-
ξ゚⊿゚)ξ「それじゃあ、私達はお暇しますね。本日は短い時間の中ありがとうございました」
川 ゚ 々゚)ノシ「気をつけてー!また機会があれば沖縄に遊びに行ってねー!」
ξ゚⊿゚)ξノシ「はーい!!」
( ^ω^)ノシ「さよならですおー」
ξ-⊿-)ξ「……ふぅ、いつどんな時でも別れは惜しいものね」
( ><)「面白い方でしたから余計にくるものがあるんです」
ξ゚⊿゚)ξ「ねー。多分一番の思い出が今日だわ」
( ^ω^)「これが民泊だったら涙が止まらないかもしれないお」
(*゚∀゚)「田舎に泊まろうみたいだな」
(;><)「ほぼ似たようなものですしね」
(*゚ー゚)(連絡先交換すれば良かった……)
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ξ゚⊿゚)ξ「さーて、お土産でも買おうと思ったけどアンタ達どうする?」
( ><)「僕はそのままバスに直行するんです」
(*゚ー゚)「悲しいけど私もそうですねぇ」
( ^ω^)「僕も涼しい所行きたいお」
(*゚∀゚)「アタシも内藤に同意」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ私もバス行くわ」
( ><)「あれ?お土産買うんじゃないんですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「ぼっちじゃ悲しい」
(;><)「思いのほか理由が可愛いかったんです!」
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今回はここまで。また近いうちに投下します
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圧力鍋の底に沈んだ鶏ガラで糞ワロタ
おつ
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