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今日も何処かで誰かが世界を救っているようです

8 ◆q3XheuOe12:2016/04/03(日) 22:57:47 ID:VBbdKorg0
从#゚∀从 「なるほどな!そりゃご丁寧にどうも!テメェぶっ殺してやる!」

怒号――同時にハインリッヒのナノマシンが大気中に溢れ、渦を巻く。
渦はすぐに形を得た。ミサイルだ。
そして噴射音――無数の弾頭が白煙の尾を引いて、雷光へと殺到する。

( ^ω^)「おいおい、久しぶりに会ったってのにとんだご挨拶だおね」

迫り来る脅威に、しかし雷光は動じなかった。
身動き一つ、取らなかった。
必要がなかったのだ。

ミサイルは、その全てが彼に辿り着く前に空中で制止されていた。
不可視の電磁力の壁が、雷光を覆うように展開されていた。

雷光が銃を模ったままの右手を、視界の左から右へと滑らせた。
同時にその指先から微細な電流が放たれ――ミサイル群を撫でる。

瞬間、全ての弾頭に新たな動作が刷り込まれた。
電磁力の防壁が消失し――ミサイルは再び動き出す。
軌道を反転させ、標的をハインリッヒに改めて。

从;゚∀从 「あっ、汚えぞテメ……!」

直後に響いた爆音が、悪態を掻き消した。



( ・∀・)「……ハインリッヒめ、何をもたついて……いや、彼女を責めるのは筋違いか」

上空の戦況を見上げていたモララーが、小さくぼやいた。

( ・∀・)「ブーンが相手では、彼女では相性が悪すぎる……」

加勢が必要か、と彼は判断した。
だがその為にはまずショボンを無力化する必要がある。
同じミラージュ――かつての仲間を過剰に傷めつけるつもりはなかったが、こうなってしまっては仕方がない。

そうしてモララーはショボンへと視線を戻して――自分の眼前に聳え立つ彼と、目があった。

( ;・∀・)「なっ……」

(´・ω・`)「ごめんよ。こんな事は、ホントはしたくないんだけど」

直後に暴風の如き右拳が、モララーの胸部側面を捉えた。
咄嗟に為された重力子による防御がまるで存在しなかったかのように、彼の体は女神像の足元にまで弾き飛ばされた。


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