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今日も何処かで誰かが世界を救っているようです
17
:
◆q3XheuOe12
:2016/04/03(日) 23:12:22 ID:VBbdKorg0
(´・ω・`)「……で、これからどうするんだい。政府の招集を無視しといて、
市の公共施設を巻き込んでミラージュが大喧嘩なんて……どう考えたってマズイよ」
( ^ω^)「そりゃ……あー……うん、逃げるしかないお。秒速200kmで……」
ショボンの問いを受けて展覧ホールに視線を向けたブーンの視界に、二人の少年が映った。
ミラージュを信じて、最後の最後まで逃げようとしなかった少年の視線がブーンに刺さる。
( ^ω^)「……ってのも、ヒーロー的には無しだおね」
从 ゚∀从 「まー、いいんじゃねーの。その内政府とコンタクト取らなきゃやり難い案件も出てくるだろうとは思ってたし」
( ・∀・)「……そうだな。それがたまたま、今日になっただけと思おう。それと、ハインリッヒ。紙とペンを作ってくれ」
从 ゚∀从 「あん?別にいいけど……なんでそんなモンを」
( ・∀・)「そりゃ君……彼らにはショッキングな光景を見せてしまったからね。埋め合わせが必要だろう」
从 ゚∀从 「……あぁ、そういう」
ハインリッヒは得心して色紙とペンを作り出し――モララーが少年達に手招きをする。
弟は、今の今まで眼の前で繰り広げられた破壊の嵐などもう忘れてしまったかのように、彼に駆け寄った。
兄もそんな弟に溜息を吐いてから、その後を追った。
(´・ω・`)「やぁ、さっきはお騒がせして悪かったね。もし良ければ、お詫びに……」
「ミラージュ同士が戦ってた理由は、もういいよ。
でも……なんでずっと、姿を表さなかったんだよ。
政府も……政府だけじゃない。誰だって、アンタ達を呼んでたのに」
色紙にペンを走らせようとしたショボンに、兄が尋ねた。
問い詰めるような、責めるようなとすら形容出来る声色だった。
彼は、ヒーローなんて、ミラージュなんていないと思っていた。
だからこそ――ヒーローが強く求められている事も知っていた。
その願いを、ヒーロー達が無視し続けた理由を、聞かずにはいられなかった。
(´・ω・`)「……世界を、救っていたんだ」
「世界を?……でも、もう戦争は終わってるじゃないか」
(´・ω・`)「うん……ごめんよ。全部を説明する事は、出来ないんだ」
ショボンは眉尻を下げて、困ったように謝った。
その様を見ると、兄はもうそれ以上の追求をしようとは思えなかった。
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