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( ^ω^)は見えない敵と戦うようです
47
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◆N/wTSkX0q6
:2016/04/03(日) 23:32:35 ID:0w0/X/Ow0
だが同時に狙っていたはずの魚タイプは動かない。
すぐ傍の小岩へ叩きつけられた大きな石、その衝突が生み出した衝撃波により平衡器官を劈かれたのだ。
水中は大気中よりもずっと強く衝撃波が伝わる。周りで泳いでいた魚達が気絶して浮かび上がる。
今では禁止されている漁法の一つ、石をぶつけた衝撃で魚を麻痺させるガチンコ漁の原理だ。
魚タイプは気絶こそしなかったものの、数秒間は確実に行動不能に陥るはずだ。
そして、数秒あれば今の僕達には十分だった。
ξ#゚⊿゚)ξ「――つぉりゃああああああああああああああッ!!!」
銛を手にしたツンが、ゴムを限界まで引き絞って振り被り、投擲した。
少女の腕力にゴムの伸縮力がプラスされ弓矢の如き速度を獲得した投げ銛は、狙い過たず魚タイプのいる空間を貫く。
瞬間、銛が粉砕四散し輝く粒子となって荒波に飲まれていった。
(; ^ω^)「か、勝てた……今回はまじ危なかったお……。ツン、疲れ様だお」
へたり込んでいた僕は欄干から再び顔を出してツンにねぎらいの言葉を送る。
今回は本当にツンがよく頑張ってくれた。今後の彼女の扱いも見なおさなきゃかもしれないね。
だが真下の彼女は、眉を立て顔を真っ赤にしながら僕を睨んでいた。
ξ#゚⊿゚)ξ「ないとーっ!こらーっ!!」
(; ^ω^)「な、なんで怒ってるお!?」
ξ#゚⊿゚)ξ「自分だけ違法漁法してーっ!私にはビリとか毒とかダメってゆったくせに!ずるい!!」
(; ^ω^)「やりたかったんだ!?」
前言撤回。
今日もめちゃくちゃ反省会だ。
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