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( ^ω^)は見えない敵と戦うようです
30
:
◆N/wTSkX0q6
:2016/04/03(日) 23:16:52 ID:0w0/X/Ow0
(; ^ω^)「まあとりあえず今できる準備としてはこんなところだお。あと防具とか色々買いたいけどお金がないお」
ξ゚⊿゚)ξ「防具なんて必要ないわ!殺られる前にぶっ殺せば良いだけなんだものッ!」
( ^ω^)「だから声がでけーっつってんだろ。鳥さんみてーな脳味噌してんなお前」
ξ;゚⊿゚)ξ「ひどい!」
( ^ω^)「ひどくない」
応援すると言った以上、必要な武器機材にかかる費用は僕とツンで折半になった。
ツンは自分が払うと言って譲らなかったが、ウンコカスにだって平均高校生的なお小遣いはあるのだ。
僕が彼女から商品を引ったくるようにして持つと、ツンはなぜか嬉しそうにはにかんだ。
ξ*゚⊿゚)ξ「なんかちょっと、楽しいな……」
(; ^ω^)「はいぃ?」
ξ*゚⊿゚)ξ「こうやって、色んなものを何が良いか相談しながら考えるのって、楽しいね。
変な気持ち。私ね、奴らと戦い始めてから、初めてワクワクしてる」
( ^ω^)「……気持ちはわかるお。すげえわかる」
遊びじゃないんだけど、不謹慎かもだけど、ホームセンターに来るといくつになっても心躍る。
街がゾンビで溢れかえったらこんな武器でこう戦って、ここに立て籠もって……そんな妄想は僕だって今もしてる。
僕らはいま、それを現実的な課題として考える必要があって、やっぱりそれは楽しいのだ。
( ^ω^)「ホームセンターは男の子の夢の国だからおね。ツンもそう思ってたのは意外だけど」
ξ゚⊿゚)ξ「ふふっ、違うわ」
ツンは花咲いた水仙のような笑顔で言った。
ξ*゚⊿゚)ξ「内藤と考えるのが楽しいのよ」
そしてお会計。なにか嫌な予感がして、僕はツンを売り場に待たせてレジへ向かった。
ちょっと早い文化祭に向けて買うんですよーはははみたいな空気を醸しながらごちゃごちゃと工具や材木を置く。
レジでピッしてもらうのを待つ間、僕は不審に思われない範囲で周囲に目配せする。
(; ^ω^)「…………」
サービスカウンターのあたりで、警備員が何人か集まって店長らしい人と何やら難しい顔で相談していた。
彼らの視線は売り場の方を向いている。正確には、ツンのいる売り場を見て、カウンターにある受話器をとった。
そして僕の位置からでも手の動きでわかる。店長は、電話のボタンを三回押した。
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