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( ^ω^)は見えない敵と戦うようです
19
:
◆N/wTSkX0q6
:2016/04/03(日) 23:06:10 ID:0w0/X/Ow0
* * *
乗りかかった船だから、というにはいささか軽率すぎるかもしれない。
だからもうこの際本音を言っちゃうけど、僕は津村ツンのことが放っとけなくなっていた。
公園での激闘を制した後、僕達は場所を移し彼女の家へと向かった。
出迎えた彼女の母親は、血まみれの彼女を見るとぎょっとしたが、それでも平静を保って家の中へ促した。
多分、もう何度も自分の娘のこんな姿を見ているのだろう。
そして後をひっついてきた僕には、何か縋るような目で「娘をお願いね」と言った。
何をどうお願いされれば良いのか皆目わからないまま、曖昧に僕は頷いた。
ξ゚⊿゚)ξ「ふふっ、部屋に男の子を入れるのって初めて」
(; ^ω^)「いいからとっとと手当をするお」
ξ゚⊿゚)ξ「もう治ったわ」
(; ^ω^)「はぁ!?」
ツンは一切の躊躇なくブラウスの前をはだけた。
僕は一瞬自分の手で目を覆ったが、ツンがそれを掴んでぐいと下ろした。
ξ゚⊿゚)ξ「ほら」
(; ^ω^)「うっそぉ……」
パットと一体化したタイプのキャミソール姿となったツンは、両腕を広げてくるりと回る。
ところどころ血に塗れてはいるが、その血の源となるべき傷は一つも見当たらない。
あれだけズタボロになったのを確かに見たはずなのに。
ξ゚⊿゚)ξ「凄いでしょ、ツバ」
(; ^ω^)「すげぇお、ツバ」
少女の唾液にそんな効果があるなんて知らなかった……。
瓶詰めして商品化したら高く売れるんじゃないか、ブルセラショップとかに。
ξ゚⊿゚)ξ「戦い始めた時からこうなのよ。どんなに酷い怪我でもすーぐ治っちゃう」
( ^ω^)「なんと羨ましい……」
この脅威の治癒力が僕にもあれば、インハイ諦めなくて良かったのかなあ。
まあ死んだ子の齢を数えるようなことしたってしょうがないね。
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