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( ^ω^)は見えない敵と戦うようです
14
:
◆N/wTSkX0q6
:2016/04/03(日) 23:01:43 ID:0w0/X/Ow0
ξ゚⊿゚)ξ「ああ、こんなものはね、ツバつけときゃ治るのよ。ペロペロっとね」
(; ^ω^)「うええ、そんなんで大丈夫なのかお」
ξ゚⊿゚)ξ「生命(いのち)の味がする」
( ^ω^)「味の感想は聞いてねーよ」
手負いのヒグマみたいなIQ低いことを言いながら津村ツンは自分の腕に唇を這わせた。
破傷風待ったなしかよこいつ。
ξ゚⊿゚)ξ「それよりッ!あなた昨日もここに来てたわね!」
そこはかとなく頬を上気させながら早口で津村ツンは言った。
僕は彼女のテンションに早くもついていけなくなってきた。
(; ^ω^)「た、たまたまだお。ほら僕って暇人だから」
ξ゚⊿゚)ξ「もしかして……あなたも"見えてる"のッ!?」
( ^ω^)「見えてないです」
あ、駄目だ。会話のできないタイプの子だ。
話が通じないんじゃなくて、自分の喋りたいことで頭が一杯なひとだ。
津村ツンは僕が見えない人だと知って露骨に肩を落とした。
ξ゚⊿゚)ξ「なんだ、そうなの……でも、私の戦いは見ていたのよね?」
(; ^ω^)「戦い?僕の目にはソーラン節の練習にしか見えなかったお」
ξ゚⊿゚)ξ「ふふっ当たらずとも遠からずって感じね」
( ^ω^)「遠からないのかよ」
遠からないんだ……今僕結構酷く突き放したと思うんだけど、全然堪えた様子がない。
こりゃいよいよ厄介さんに掴まっちゃったかな。
ξ゚⊿゚)ξ「昨日戦ってたのは、魚タイプの敵だったから。槍で突いて倒したのよ」
( ^ω^)「すんません情報の洪水浴びせかけるのやめて欲しいんですけお」
なんだよもう、僕の知らない概念がどんどん出てくるんだけど。
と、ここでもうなんでも良いから振り払って逃げ帰れば良かったのだ。
だってのに、僕ときたら再び主導権を握り返した好奇心の悪魔に囁かれるままに言ってしまった。
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