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ミセ*゚ー゚)リ 離れ離れはイヤなようです
1
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 21:53:25 ID:.tmXEkyI0
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「泊まりとなると、かさばるね。全部入ったかい?」
(゚、゚トソン 「まだ余裕あるくらいですよ」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「すまないね、こんなボロで」
(゚、゚;トソン 「そんな、行けるだけでも充分なんですから」
(゚、゚トソン 「帰ってきたら、たくさんお手伝いしますから」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「馬鹿だね、お金のことなんて子どもが気にすることじゃないよ」
(゚、゚トソン 「でも……」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「目いっぱい楽しんでくること。それがなにより孝行だよ」
(゚、゚トソン 「はい、ありがとうございます…」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「……なにか、不安でもあるのかい?」
28
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:12:08 ID:.tmXEkyI0
(´^_ゝ^`) 「やっぱり〜〜お姉ちゃんと一緒にいたいかな〜〜〜?」
ミセ*゚ -゚)リ 「……うん」
(´^_ゝ^`) 「また痛い思いするかもしれないけど〜〜頑張れるかな〜〜〜?」
ミセ;゚ -゚)リ 「…………」
(´^_ゝ^`) 「おじさんも無理はさせたくないからね〜〜違うお願いでも良いんだからね〜〜〜」
ミセ*゚ -゚)リ 「うぅん、いい」
(´^_ゝ^`) 「お姉ちゃんと離れたくない〜〜〜?」
ミセ*゚ -゚)リ 「うん」
(´^_ゝ^`) 「ちょっと元気がなくなっちゃったけど〜〜大丈夫かな〜〜〜?」
ミセ*゚ -゚)リ 「うん!!」
(´^_ゝ^`) 「そっか〜〜じゃあおじさんも頑張るからね〜〜〜」
(´^_ゝ^`) 「今度は苦しくない方法にしようね〜〜〜」
`、ー-、
_,ニ三≡=-, ☆
'‐(´^_ゝ^`) / 「 3 、 2 、 1 、 エ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜イッ♪」
つ
*・゚゚・*:.。..ミセ*゚ -゚)リ 。.:*・゚゚・*:.。. キラキラキラ… キラキラキラ…
29
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:12:46 ID:.tmXEkyI0
|
\ /
― . ― テテーン !!
(´^_ゝ^`)
(;´^_ゝ^`) 「あれ〜〜〜?」
(;´^_ゝ^`) 「ミセリちゃんがいないね〜〜〜? どこかな〜〜〜?」
. ピョン! ピョン!
(´^_ゝ^`) 「あ〜〜っ今度は小さくなったんだね〜〜〜」
30
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:13:24 ID:.tmXEkyI0
(;´^_ゝ^`) 「…………」
. ??
(;´^_ゝ^`) 「いや〜〜なんでもないんだよ〜〜〜」
(;´^_ゝ^`) 「『二の舞い』って言葉がチラついたけど〜〜ミセリちゃんならきっと大丈夫だよ〜〜〜」
(;´^_ゝ^`) 「じゃあまたカバンの中に忍び込もうか〜〜〜」
31
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:13:58 ID:.tmXEkyI0
. □
↑ イマ ココ !!
. □
↑ イマ ココ !!
(;´^_ゝ^`) 「小っちゃいから移動も大変だけどがんばれがんばれ〜〜〜」
. □
↑ マダ ココ ?
(´^_ゝ^`) 「あれあれ〜〜進んでないよ〜〜〜どうしたのかな〜〜〜?」
32
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:14:31 ID:.tmXEkyI0
(゚、゚トソン
(-、-トソン 「ふぅ、あともう少し……」
(´^_ゝ^`) 「あ〜〜お姉ちゃんが近くにいたんだね〜〜〜明日の準備中かな〜〜〜?」
(´^_ゝ^`) 「でも大丈夫だよ〜〜きっと見つからないからね〜〜〜」
. オネエチャン !?
. スゴイ !! オッキイ !!
(;´^_ゝ^`) 「ああ〜〜駄目だよ〜〜近づいちゃ駄目だって〜〜〜!」
33
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:15:07 ID:.tmXEkyI0
(゚、゚トソン . オネエチャ-ン
(゚、゚トソン . オネエチャ-ン !!
(゚、゚トソン 「?」
(;´^_ゝ^`) 「駄目だよ〜〜呼び止めたらいけないよ〜〜〜!」
(゚、゚トソン 「いまミセリの声がしたような……」
(゚、゚トソン 「……」
(゚、゚トソン プチッ !!
(゚、゚トソン 「?」
(;´^_ゝ^`) 「あああああ〜〜〜〜〜踏まれてしまった〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
34
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:15:45 ID:.tmXEkyI0
ミセ*゚ヮ゚)リ
(;´^_ゝ^`) 「また失敗しちゃったね〜〜痛くなかったかな〜〜〜?」
ミセ*゚ヮ゚)リ 「あのね! おねえちゃんすっごいおっきかった!!」
ミセ*゚ヮ゚)リ 「おっきかったんだよ!!」
(;´^_ゝ^`) 「嬉しそうだね〜〜痛みを感じないくらい一瞬だったからかな〜〜〜」
ミセ*゚ヮ゚)リ 「あのね! それでね! おねえちゃんね!」
(´^_ゝ^`) 「大興奮のところ悪いけど落ち着こうね〜〜このままだと明日は独りぼっちだからね〜〜〜」
ミセ;゚ -゚)リ 「あ……」
35
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:16:24 ID:.tmXEkyI0
(´^_ゝ^`) 「でも〜〜ミセリちゃんは本当にお姉ちゃんが大好きなんだね〜〜〜」
ミセ*^ヮ^)リ 「うん♪」
(´^_ゝ^`) 「やっぱり一緒にいたいよね〜〜〜」
ミセ*^ヮ^)リ 「うん!!」
(´^_ゝ^`) 「そうか〜〜」
ミセ*^ー^)リ 「?」
(´^_ゝ^`) 「それでね〜〜悪いんだけどね〜〜〜」
(´^_ゝ^`) 「おじさんのエネルギーがそろそろ限界なんだね〜〜〜」
ミセ*゚ー゚)リ 「……?」
36
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:17:32 ID:.tmXEkyI0
(´^_ゝ^`) 「おじさんが魔法を使うためには〜〜何かを犠牲にしないといけないんだね〜〜〜」
ミセ*゚ -゚)リ 「……」
(´^_ゝ^`) 「もう一回お願いを叶えるためには〜〜〜」
(´^_ゝ^`)
(´^_ゝ^`) 「そうだなあ〜〜 足 を一本おじさんにくれないかな〜〜」
ミセ*゚ー゚)リ 「いいよ」
(´^_ゝ^`)
(;´^_ゝ^`) 「い、いいの〜〜?」
ミセ*゚ー゚)リ 「いいよ!」
(;´^_ゝ^`) 「そっか〜〜いいのか〜〜〜」
37
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:18:07 ID:.tmXEkyI0
(;´^_ゝ^`) 「じゃあもらっちゃうよ〜〜。いいの〜〜〜? いいんだね〜〜〜?」
ミセ#゚ -゚)リ 「おじさんしつこい」
(;´^_ゝ^`) 「ごめんね〜〜おじさんしつこくてごめんね〜〜〜」
(;´^_ゝ^`) 「じゃあもらっちゃうよ〜〜〜」
(;´^_ゝ^`)
ヽ(;´^_ゝ^`)ノ 「わぁい! 足! おじさん足だぁいすき!」
ミセ*゚ -゚)リ
ヽ(;´^_ゝ^`)ノ
ミセ*゚ -゚)リ
(;´^_ゝ^`)「嘘だよ〜〜ごめんね〜〜〜」
38
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:19:31 ID:.tmXEkyI0
(;´^_ゝ^`) 「ごめんね〜〜おじさんミセリちゃんのこと試したんだね〜〜〜」
(;´^_ゝ^`) 「足もらっても正直使い道がないんだね〜〜〜」
(;´^_ゝ^`) 「おじさんの魔法はボランティア精神に基づいているんだね〜〜〜」
ミセ*゚ -゚)リ
(;´^_ゝ^`) 「おじさん違うお願いもアリなんじゃないかって思っちゃったんだよね〜〜〜」
(;´^_ゝ^`) 「前とおんなじお願いでいいんだね〜〜〜」
ミセ*゚ -゚)リ 「……」
(;´^_ゝ^`) 「怒らせてしまったね〜〜ごめんね〜〜おじさん浅はかだったね〜〜〜」
(;´^_ゝ^`) 「じゃあもう一回魔法かけるからがんばってね〜〜〜」
ミセ*゚ー゚)リ 「うん!!!」
(;´^_ゝ^`) 「それじゃあいくよ〜〜〜今度こそ上手くいってよ〜〜〜」
`、ー-、
_,ニ三≡=-, ☆
'‐(´^_ゝ^`) / 「 3 、 2 、 1 、 エ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜イッ♪」
つ
*・゚゚・*:.。..ミセ*゚ー゚)リ 。.:*・゚゚・*:.。. キラキラキラ… キラキラキラ…
39
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:20:10 ID:.tmXEkyI0
|
\ Δ /
― ミセ*゚ー゚)リ ― テテーン !!
(νν
(;´^_ゝ^`) 「あれ〜〜〜ひょっとしてその格好は〜〜〜?」
(;´^_ゝ^`) 「ゆうれいさんだね〜〜生き返せなかったのかな〜〜〜?」
(;´^_ゝ^`) 「おじさんホントに電池切れちゃったかな〜〜〜?」
40
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:20:52 ID:.tmXEkyI0
Δ
ミセ*゚ヮ゚)リ 「ミセリとんでる!」
(νν
(´^_ゝ^`) 「そうだね〜〜飛んでるね〜〜〜」
(´^_ゝ^`) 「思いの外嬉しそうだね〜〜結果オーライかな〜〜〜?」
(´^_ゝ^`) 「気づかれずについていくことは出来るもんね〜〜〜」
Δ
ミセ*゚ヮ゚)リ 「おねえちゃーん! みてー!」
〜 (νν
41
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:21:42 ID:.tmXEkyI0
ミセ*゚ヮ゚)リ 「おねえちゃーん!」
(゚、゚トソン
ミセ*゚ヮ゚)リ 「ミセリおそらとんでるよー!」
(゚、゚トソン
ミセ*゚ー゚)リ 「おねえちゃーん……」
(-、-トソン
ミセ*゚ー゚)リ 「おねえちゃん?」
(゚、゚トソン
ミセ*゚ -゚)リ 「……」
42
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:22:29 ID:.tmXEkyI0
(;´^_ゝ^`) 「オーライなわけなかったね〜〜〜」
(;´^_ゝ^`) 「ずっと一緒にいられるとはいえ無視されちゃうんじゃ辛いよね〜〜〜」
(;´^_ゝ^`) 「ごめんね〜〜おじさんポンコツでごめんね〜〜〜」
ミセ*´ -`)リ
(;´^_ゝ^`) 「あれ〜〜〜なんだか安らいだ顔をしてるね〜〜〜?」
(;´^_ゝ^`) 「ちょっと泣きそうになってたのにどうしたのかな〜〜〜?」
(´^_ゝ^`) 「あれ〜〜? 心なしかおじさんも気持ちが穏やかになってきたぞ〜〜〜?」
ミセ*´ -`)リ
(´・_ゝ・`) 「なぜだろうなあ……。心の曇りが晴れていくようなこの感覚…………」
(´-_ゝ-`) 「やさしく、あたたかく包み込まれ……、ああ、もう、まぶたが重い…………」
,,.:';*´ -`)リ サラサラサラ…
,';,'-_ゝ-`) 「何もかもどうでも良くなって、このまま眠りにつきたくなる…………」
,';,'-_ゝ-`) 「これは……、これはそう…………」
43
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:23:02 ID:.tmXEkyI0
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「まだ起きてたのかい、トソン」
,;,';-_ゝ-`) 「お母さんの…………、愛……ッ!」
,,.:'; -`)リ
..:_∧
‐――と.::;;;´^_ゝ^) 「マズイマズイマズ〜〜〜〜〜〜〜ゥイ!!」
―..::*´ー`)リと_ノ
/ /⌒ソ
-'´
44
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:23:39 ID:.tmXEkyI0
(;´^_ゝ^`) 「消えるところだったッ! おじさんもろとも天に召されるところだったッ!!」
ミセ*´ー`)リ
(;´^_ゝ^`) 「いや〜危なかったね〜〜凄まじい包容力だったね〜〜〜」
ミセ*´ー`)リ 「ははじゃさんはね〜、あったかいんだよ〜〜」
(;´^_ゝ^`) 「蒸発しかけたからね〜〜痛くないぶん恐ろしいね〜〜〜」
(´^_ゝ^`)
(´・_ゝ・`) 「……」
(´・_ゝ・`) 「何度も何度もごめんね。おじさんの力不足だね」
(´・_ゝ・`) 「おじさんがシャンとしてなかったせいでミセリちゃんを危ない目に合わせてばっかりだ」
ミセ*゚ー゚)リ 「? ミセリは楽しいよ?」
45
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:24:20 ID:.tmXEkyI0
(´・_ゝ・`) 「……」
ミセ*゚ー゚)リ
(´^_ゝ^`) 「そっか〜〜ミセリちゃんのほうが大人かもしれないね〜〜〜」
ミセ*゚ー゚)リ 「?」
(´^_ゝ^`) 「独りごとだからね〜〜気にしないでね〜〜〜」
(´^_ゝ^`) 「今度はね〜〜おじさんマジ本気出すからね〜〜〜」
(´^_ゝ^`) 「ミセリちゃんが危ない目に合わずに〜〜お姉ちゃんと一緒にいられるように〜〜」
(´^_ゝ^`) 「ミセリちゃんに魔法をかけてあげるからね〜〜〜」
ミセ*゚ー゚)リ 「うん!」
(´^_ゝ^`) 「良いお返事だね〜〜がんばるんだよ〜〜〜!」
(´^_ゝ^`) 「これを最後に、しようね〜〜〜〜〜」
`、ー-、
_,ニ三≡=-, ☆
'‐(´^_ゝ^`) / 「 3 、 2 、 1 、 エ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜イッ♪」
つ
*・゚゚・*:.。..ミセ*^ー^)リ 。.:*・゚゚・*:.。. キラキラキラ… キラキラキラ…
46
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:25:00 ID:.tmXEkyI0
|
\ /
― ミセ*゚ー゚)リ ― テテーン !!
(;´^_ゝ^`) 「あ、あれ〜〜〜〜〜? どこも変わりないぞ〜〜〜?」
(;´^_ゝ^`) 「おじさんがんばったんだけどな〜〜〜?」
47
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:25:38 ID:.tmXEkyI0
、 ノヾ、ノヽ ' ゴオッ… !!
)ヽ/ ヽ、ノ|ノ
\) ミセ*`ー´)リ (/
(´^_ゝ^`) 「お、おお〜〜〜!? なんかオーラっぽいものを身に纏ってるぞ〜〜〜!?」
(;´^_ゝ^`)
(;´^_ゝ^`) 「ひょっとして力ずくってことかな〜〜〜?」
(;´^_ゝ^`) 「危ない目に合わないように〜〜って願ったのにおじさんクソ無能かな〜〜〜?」
48
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:26:49 ID:.tmXEkyI0
(゚、゚トソン 「ミセリー、起きてますか」
(;´^_ゝ^`) 「ああ〜〜向こうから来てしまった〜〜〜〜〜」
、 ノヾ、ノヽ '
)ヽ/ ヽ、ノ|ノ
\) ミセ*゚ー゚)リ (/ 「おねえちゃん!!」
(゚、゚トソン 「……ッ!」
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン 「引きとめよう、というのですか?」
(;´^_ゝ^`) 「理解されてしまったァ〜〜〜〜〜!」
(;´^_ゝ^`) 「もう殺さないで〜〜〜おじさん辛いんだよ〜〜〜〜〜!」
49
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:28:05 ID:.tmXEkyI0
(゚、゚トソン 「そうですよね、独りぼっちは嫌ですもんね」
(-、-トソン 「わかりますよ。私もそうでしたから」
(-、-トソン 「あなたも私も、母者さんに育てられたんですもんね」
(゚、゚トソン 「こうなるのは必然だったのかもしれません…!」
,イ フォン…!
,r‐、ノ ゙i、_,、ノゝ フォン…!
゙l ゙、_ フォン…!
.j´ . (゚、゚トソン (.
(;´^_ゝ^`) 「わあ〜〜お姉ちゃんも能力者っぽい何かだ〜〜〜!!」
(;´^_ゝ^`) 「母者さん何者なんだよ〜〜〜〜〜!! たぶん母者だって言われるよ〜〜〜」
50
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:28:41 ID:.tmXEkyI0
: ,. :
. . . . .: /ノ :
: (\;''~⌒ヾ, :
: ~'ミ `・ ェ) : ブォン !!
. . . . : .,ゝ i" :
: ヘ'""~ ミ :...、 ノヾ、ノヽ '
: ,) ノ,,_, ,;'ヽ) :....)ヽ/ ヽ、ノ|ノ
: し'し' l,ノ :. \) ミセ*`ー´)リ (/
(;´^_ゝ^`) 「お、おお〜〜〜? ヤギが出たぞ〜〜〜?」
(;´^_ゝ^`) 「コ、コメントに困るぞ〜〜〜どうしてヤギなんだ〜〜〜? かわいいぞ〜〜〜」
51
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:29:14 ID:.tmXEkyI0
,へ, ‐- ‐、,へ
〉′ , 、 `〈
ノ _,.。 __ 。、 ',
| 冫´エ `′ l
l '、_ _,ノ l ブォン !!
ヽ`=三ニ-' |
│ =二ニ- |
l.... ,イ - |
,r‐、ノ ゙i、_,、ノゝ
.... ゙l ゙、_
.. .j´ . (゚、゚トソン (.
(;´^_ゝ^`) 「こっちにも何か……なんだこれ〜〜〜?」
(;´^_ゝ^`) 「胴のないなんだこれ〜〜〜?」
52
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:29:47 ID:.tmXEkyI0
,へ, ‐- ‐、,へ
〉′ , 、 `〈
ノ _,.。 __ 。、 ',
| 冫´エ `′ l フェ〜 フェ〜
l '、_ _,ノ l
ヽ`=三ニ-' |
│ =二ニ- |
l.... ,イ - |
,r‐、ノ ゙i、_,、ノゝ
.... ゙l ゙、_
.. .j´ . (゚、゚トソン (.
(;´^_ゝ^`) 「ア、アルパカだったぁ〜〜〜!」
(;´^_ゝ^`) 「この情けない鳴き声はアルパカだぁ〜〜〜!」
(;´^_ゝ^`) 「アルパカだとしてなんなんだ〜〜〜〜〜!!」
53
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:30:20 ID:.tmXEkyI0
: ,. :
. . . . .: /ノ :
: (\;''~⌒ヾ, :
: ~'ミ `・ ェ) : メェーーーーーーー!!
. . . . : .,ゝ i" :
: ヘ'""~ ミ :...、 ノヾ、ノヽ '
: ,) ノ,,_, ,;'ヽ) :....)ヽ/ ヽ、ノ|ノ
: し'し' l,ノ :. \) ミセ*゚ー゚)リ (/
(;´^_ゝ^`) 「こっちは力強いぞ〜〜〜!」
(;´^_ゝ^`) 「臨戦態勢って感じだ〜〜〜ッ」
(;´^_ゝ^`) 「緊迫感が全く伝わらない絵面だけど一触即発って感じだァ〜〜〜!」
54
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:30:57 ID:.tmXEkyI0
─ =二 ミセ*`ー´)リ
(;´^_ゝ^`) 「ミセリちゃんが動いたァ〜〜ッ!!」
シュン !!
─ =二 |i ミセ*゚ー゚)リ i|
─ =二 |i ミセ*゚ー゚)リ i|
シュン !!
─ =二 |i ミセ*゚ー゚)リ i|
シュン !!
(;´^_ゝ^`) 「ミセリちゃんが1人! ミセリちゃんが2人! ってそれは羊じゃないかな〜〜〜?」
(;´^_ゝ^`) 「まあいっか〜〜〜! 分身の術だぁ〜〜〜! もうやってしまえ〜〜〜!」
55
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:31:31 ID:.tmXEkyI0
,へ, ‐- ‐、,へ
〉′ , 、 `〈
ノ _,.。 __ 。、 ',
| 冫´エ `′ l
l '、_ _,ノ l
ミセ;゚ー゚)リ .ヽ`=三ニ-' |
│ =二ニ- |
ミセ;゚ー゚)リ .l -三ニ- |
「 _ニ二- |
l :.:.:.:.:.:.- |
ミセ;゚ー゚)リ 〈 :.:.:.:.:.:.:. _
(;´^_ゝ^`) 「い、いない〜〜ッ!? アルパカしかいないぞ〜〜〜ッ!」
(;´^_ゝ^`) 「一体どこに消え――」
56
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:32:09 ID:.tmXEkyI0
,へ, ‐- ‐、,へ
〉′ , 、 `〈
ノ _,.。 __ 。、 ',
: ,. : | 冫´エ `′ l
. . . . .: /ノ : l '、_ _,ノ l
: (\;''~⌒ヾ, : ヽ`=三ニ-' |
: ~'ミ ;`・ ェ) : │ =二ニ- |
. . . . : .,ゝ i" : l -三ニ- |
: ヘ'""~ ミ :...、 「 _ニ二- |
: ,) ノ,,_,:..::イ゚ ,゚)っ :... l -三ニ - |
: し'し' l,ノ :. ミセ;゚ー゚)リ 〈 -ニ二ー _
(;´^_ゝ^`) 「ミ、ミセリちゃん後ろだァ〜〜〜!!!」
(;´^_ゝ^`) 「ヤギの、いや、毛の中から出てきたんだあ〜〜〜ッ!!!」
(;´^_ゝ^`) 「あぶなーーーーーーーーーーいッ!」
57
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:33:03 ID:.tmXEkyI0
(-、-トソン シュウウウウゥ… !
oセ;゚ -゚と
(゚、゚トソン 「捕まえましたよ、ミセリ……」
oセ;゚ -゚と
(゚、゚トソン 「はい暴れない。暴れない!」
oセ;> -<と
と(゚、゚トソン 「まったく。あなたみたいな不良娘はこうです」
ミセ;> -<)リ
Σ ミセ;> -(☆と(゚、゚トソン
ペチンッ
58
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:33:46 ID:.tmXEkyI0
ミセ;゚ -゚)リ
(゚、゚トソン
ミセ - )リ 「おね、おねえちゃんがぶった……!」
ミセ*; -;)リ
(゚、゚トソン 「もう泣かない。痛くなかったでしょう」
ミセ*; -;)リ 「いだいもん」
(゚、゚トソン 「気は済みましたか。もう、ビックリしたんですからね」
(゚、゚トソン 「まるで幾度もの死線を乗り越えてきたような力を感じました。
いつの間にこんな力を……」
ミセ*; -;)リ 「う゛う゛」
59
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:35:05 ID:.tmXEkyI0
(-、-トソン 「……仕方ありませんよね。
ミセリだってお父さんもお母さんも亡くしてるんですから」
ミセ*; -;)リ 「…………」
(゚、゚トソン 「母者さんだって私たちばかり見ているわけにはいかないし、
私が代わりになってあげられたら良かったんですが……」
ミセ*; -;)リ
(゚、゚トソン 「でもね。大丈夫、独りにはしませんよ」
ミセ*; -;)リ 「…………?」
60
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:35:39 ID:.tmXEkyI0
|
\ /
― (・x ・トソ ―
(゚、゚トソン 「じゃじゃーん!」
ミセ*゚ -゚)リ 「……!」
(゚、゚トソン 「ちょっと下手っぴですけど、お姉ちゃんの代わりです」
ミセ*゚ヮ゚)リ 「……!」
(゚、゚トソン 「つい針を折ってしまうので苦労しましたが、なんとか間に合ってくれました」
(゚、゚トソン 「あと二三日はかかると思ってたのに。不思議ですね」
61
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:36:21 ID:.tmXEkyI0
(゚、゚トソン 「ミセリ、おねえちゃんはね、ずーっと一緒にいるんですよ?」
ミセ*゚ー゚)リ 「?」
(-、-トソン 「おねえちゃんはいつでも、ミセリのことを想ってるんです。
例え、そばにいなくても、私たちは一緒なんです」
ミセ*゚ -゚)リ 「……?」
(゚、゚トソン 「まだ難しいですよね。だからこの子を作ったんです」
(゚、゚トソン 「おねえちゃんでも時々、ミセリのことを見てあげられないことがあります。
明日がまさにそうです」
(゚、゚トソン 「でもね、ミセリのことを忘れたわけじゃないんです。
ただ、そばにいないだけ。気持ちは変わらないんです」
(゚、゚トソン 「きっとね、ミセリは分かってるんです。
でも、不安なんですよね。辛い思い出がよみがえってしまう」
(゚、゚トソン 「だからね、さびしくて耐えられなくなりそうだったら、
この子を抱きしめて、『おねえちゃんはそばにいるんだ』ってことを思い出してください」
(゚、゚トソン 「分かりますか、ミセリ。私たちはいつでも一緒なんです」
ミセ*゚ -゚)リ 「…………いっしょ」
62
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:37:03 ID:.tmXEkyI0
(゚、゚トソン 「そうです。それに、これからはこの子も一緒にいるんです」
(・x ・トソ
ミセ*゚ー゚)リ 「……!」
(゚、゚トソン 「おねえちゃんはすぐに帰ってきます。いなくなったりなんてしません」
(゚、゚トソン 「だから、お留守番できますよね?」
ミセ*゚ -゚)リ 「……うん」
(゚、゚トソン 「帰ってくるまで泣かないで、待っていられますよね?」
ミセ*゚ -゚)リ 「がんばる」
(゚、゚トソン 「うん、ミセリはやっぱり良い子です」
(゚、゚トソン 「すぐに、本当すぐに帰ってきますから。そしたらまた一緒に遊びましょうね」
ミセ*^ー^)リ 「うん!」
63
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:37:38 ID:.tmXEkyI0
(´;_ゝ;`) 「良かった、良かったねミセリ……」
(´∩_ゝ∩`) 「歳を取ると駄目だね……すぐ涙が出てきちゃう」
(´・_ゝ・`) 「……ああ、良かった。本当に良かったよ」
(´・_ゝ・`) 「本当に、幸せそうでなによりだ……」
( ∵) 「満足したカ?」
64
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:38:35 ID:.tmXEkyI0
(´・_ゝ・`) 「ああ、どうも。待たせたね」
( ∵) 「終いダ。返してもらうゼ」
(´・ω・`) 「あら、結構気に入ってたんだけどな。つけっ鼻……」
( ∵) 「しかし随分歪めちまったナ」
(´・ω・`) 「……僕の願いが混じってしまったんじゃないかな。
変装までしておいて、未練がましかったんだ。自業自得さ」
( ∵) 「なんにせヨ、高くつくゼ?」
(´^ω^`) 「娘のためだもの。訳ないよ」
( ∵) 「そうカ、なら行くゾ」
(´・ω・`) 「急かすなよ……。もうちょっとくらい」
(; ∵) 「何かココ居心地悪いんだヨ! 早くシロ!」
(;´^ω^`) 「あ、それは同感。……母者さんだったか、とんでもない人だった」
65
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:39:12 ID:.tmXEkyI0
(゚、゚トソン 「それじゃ、いってきます」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「楽しんでくるんだよ」
(゚、゚トソン 「はい!」
(゚、゚トソン 「すぐに帰ってきますから、良い子にしてるんですよ」
ミセ*^ー^)リ 「うん!!」
っ(・x ・トソo
66
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:39:48 ID:.tmXEkyI0
(゚、゚トソン 「お土産楽しみにしててくださいね」
ヾ(゚、゚トソン
ミセ*゚ワ゚)ノシ 「いってらっしゃーい!」
っ(・x ・トソ
@@@
@#_、_@
( ノ`)∩
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「おや、どうしたんだいそれは」
ミセ*゚ワ゚)リ 「おねえちゃんがつくってくれたの!!」
っ(・x ・トソ
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「それは良かったねえ。
じゃあ今日はお人形さんで遊ぼうか……」
67
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:40:22 ID:.tmXEkyI0
68
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:40:56 ID:.tmXEkyI0
(´・ω・`)
アイツが産み遺してくれた子どもなのに
嫁に行くまで絶対悲しい顔なんてさせないんだって誓ったのに
つまらない事故で置き去りにしてしまって
本当に悔しくて とにかく自分に腹が立った
69
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:41:31 ID:.tmXEkyI0
堪えきれずに会いに来て
いっそ連れていったほうが幸せなんじゃないかなんて
馬鹿なこと考えてた僕だけど
大切に想ってくれる人がいて
(゚、゚トソン
大切に想える人がいて
それはそれで 悔しくも 寂しくも あったんだけど
心の底から ホッとしました
70
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:42:04 ID:.tmXEkyI0
これから先 独りぼっちで寂しいこともあるだろう
どうして親がいないのか 悩む日も来るだろう
でもね お父さんは ミセリのこと
ずっと ずっと 見守っているからね
いっぱい笑って
いっぱい泣いて
大きく 大きく なるんだよ
ミセ*^ー^)リ
71
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:42:40 ID:.tmXEkyI0
おわり。
72
:
名無しさん
:2016/04/03(日) 22:52:03 ID:9ZNkMK9M0
乙
デミタスのaaちょっと違うなって思っていたらそういうことか
ミセリもトソンも幸せそうで良かった!
73
:
◆mQ0JrMCe2Y
:2016/04/04(月) 02:11:40 ID:aF6NpWAw0
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74
:
名無しさん
:2016/04/06(水) 09:46:20 ID:9LqbXRhw0
感想スレからきた
タイトルでなんだまたミセトソんちゅんちゅ百合畑かと思って敬遠してたけどとても穏やかな話だった
おつ!
75
:
名無しさん
:2016/04/07(木) 01:44:14 ID:vnxzj2YI0
めちゃくちゃ良い話じゃねーか・・・
ホロリときちゃったよおじさん
76
:
名無しさん
:2016/04/08(金) 20:33:20 ID:86m6eBm60
乙
ギャグかと油断してたら、すごくいい話だった
デミタスは正直予想外だったよ
77
:
名無しさん
:2024/03/17(日) 15:45:05 ID:jjrS.X.60
乙乙
癒やし系ゆるゆるバトル始まって作者の頭どうなってんのと思ったけど、最後はホロリとしちゃった。良かったです!
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