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( ゚¥゚)わが赴くは獣の群れのようです
47
:
◆d7bMXbKy6Q
:2016/04/03(日) 04:50:18 ID:4QLUhYnU0
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ズルリ、斜めに裂ける『獣』の身体。だが、『獣』は笑みを崩さない。
断面から臓物が溢れだし、膵臓らしきものがドロリと床に落ちる。
腐った魚のような腐臭で周囲を満たしながら、『獣』はぐるりとこちらを睨む。
( "ゞ)「『獣』の再生能力は高い。この程度の損傷は瞬時に修復されるぜ? 何が必殺だよ」
( ;: ¥゚)「それが通常のならばな」
( "ゞ)「は? ちょっと待て、なんで再生しない! おい! 俺は! まだ――」
( ;: ¥゚)「『獣喰』は辺境の民がお前らを殺すための装備だ。正しい科学への信仰心は再生を止める奇跡を起こす」
( "ゞ)「ああああぁあああああぁぁ!!!!」
『獣』が断末魔を上げ、グズグズと崩れていく。
この刀、『獣喰』は辺境の民の司祭が聖別したナノマシンを塗布してある。
ナノマシンは『獣』の細胞を判別し、再生を止める奇跡を起こすのだ。
( ;: ¥゚)「傷を負いすぎたな。だが、通信機だけは破壊させてもらおう」
動きの鈍い右足を引きずりながら、弓を拾い俺は9階へと向かった。
通信機を破壊して変えるまでの道中、帝国兵士の抵抗はなかった。
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