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( ゚¥゚)わが赴くは獣の群れのようです
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◆d7bMXbKy6Q
:2016/04/03(日) 04:49:43 ID:4QLUhYnU0
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ゆっくりと、刀を両手で構える。左手は相変わらず感覚がない。だが、両手で刀を握れるならばそれでいい。
『獣』が雷撃を放った。何か必殺技の名前を叫んでいる。だが、その名前に興味はない。
( ;: ¥゚)「やれ必殺技だの、やれ気合の声だの……喧しい……」
洗練された達人の一振りは全てが致死、全てが必ず殺す技となるという。
派手な攻撃などそこには必要なく、ただ汗血に塗れた必死の鍛錬による無駄なき一太刀こそ最上である。
そこに至るまで、武の道を歩むことこそ王道、最短の近道なのだ。
( ;: ¥゚)「必殺技は刀と技を鍛え磨き上げた、ただの一振り。それで十二分! それこそが武!」
気合の声など、生死を分けるその刹那に一度振り絞ればそれでいい。
それを相手を威圧するために連発するなど、愚の骨頂。
武とはそうあるべきだ。俺の知る武はそれだ。それこそが辺境の民の矜持だ。
( ;: ¥゚)「戦場に余計なものを持ち込むんじゃあない」
( "ゞ)「あ? 何ぶつくさ言ってんだよ。死ね」
俺はまだまだ半人前だ。VIPの研究の成果、ここまでダメージを負わなくては確認できないとは、何たる未熟!
だが、彼我の実力差はもう十分に理解したのだ! 任務はこれで果たした。あとは倒すのみ。
残るエネルギーを左足に収束し、構えるのは太古の剣術・ジゲン流はトンボの構え。
放たれた電撃が球をなす。その周囲には降りしきる雨のような無数の放電が破壊と蹂躙を運ぶ。
一閃。裂帛の気合と共に放たれた"ただの"袈裟斬り。全力を込めたそれだけの一振り。
踏み込んだその速さは一息で、しかし放電の隙間を縫うように『獣』の眼前に到達する!
ボロ雑巾のような身体から放たれる全力の一撃。それは一太刀で『獣』の大動脈に達する。
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