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( ゚¥゚)わが赴くは獣の群れのようです
40
:
◆d7bMXbKy6Q
:2016/04/03(日) 04:45:42 ID:4QLUhYnU0
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( -¥゚)(聖・アインシュタインよ。俺の勝利を、俺が『獣』を食い殺すことを信じていてください……)
俺は片眼をつむり、アインシュタインに祈りを捧げる。加護や助けは決して請わない。
慈悲深きアインシュタインに加護を請えば、きっと力を与えてくれるだろう。
だがしかし、それで勝利しては成長は見込めない。俺は俺の武を持って『獣』を制す。
脳内でカウガールと同じ声が響く。文章とも声とも思考ともつかない、脳に接続した強化内骨格システムボイスだ。
同時に、自分自身の中身が急激に切り替わっていく、全身が本来の自分を取り戻すような奇妙な感覚。
自分の頬が釣り上がっている。まるで獲物を前にした太古の猛獣がするように、舌で乾いた唇を湿らせる。
――エネルギー供給、出力限定解除48%……69%……86%……
――消化器系へのエネルギー供給を切断……完了
――心臓、肺、肝臓、筋肉、骨格システムへのエネルギー供給を拡大……完了
――――警告:熱許容危険域に達します。放熱管開放を推奨します。
――放熱管開放……警告:全身から蒸気煙を排出します。視界低下に警戒してください。
――――警告:左第三肋骨および左腓骨に損傷を確認。治療を優先しますか?……NO
――エネルギーシステム:オールグリーン……戦闘モードへ移行が可能です。
――――警告:出力強制状態は内臓負荷のため30分が限度です。危険域5分前にアラートを鳴らします。
――READY? ……Yes
――強化内骨格、出力100%。戦闘モードを稼働します。
( ゚¥゚)「往くぞ『獣』。俺の武で足りるか、その試練! 受けさせて貰おう!」
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