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YA-S30
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クトゥルフ神話TRPGは、矮小な人間である探索者たちが、様々な宇宙的恐怖に晒されつつも生き残ることを目的として足掻く様を楽しむホラーTRPGとなっている。
またこの恐怖を表現するシステムとして、「正気度ポイント(SAN値)」「正気度ロール(SANチェック)」が挙げられる。
これはクトゥルフ神話TRPGの代名詞とも呼べるもので、ゲーム自体はよく知らなくても「SAN値」や「SANチェック」といった通称は知っている者も多い。
探索者たちは何らかの怪異に遭遇する度に正気度ロールを行い、成功・失敗に応じてそれぞれに見合った正気度ポイントを減少させる(例えば「1/1D6」の場合、成功時には1点、失敗時には6面ダイス1個の出目と同じ点数の正気度ポイントが減少する)。
これによって、正気度ポイントが0に近付けば近付く程、その探索者は正気を失い狂気へと向かっていくのである。
基本的に正気度ポイントは減る一方であるため、探索者を長く続けていく者ほど破滅に近づいてゆく様が表現されるのである。
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