レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
雑談場所「7」
-
なんか矛盾気味
少年は平凡で、平常だった。
少年が普通であることは私が異端であるように、少年もある種の異人で、私と異なる者なのだ。
少年が全てにおいて普通なのは、普通にしかなれないのは。なにをしても、なにをしなくても『優しかった』からだ。
少年は善でも、悪でもあった。どちらであろうと手を差し伸べ、耳を傾けてしまう。第三者に傍観者になれない中心人物。ただ『優しかった』ことで起きていた事件の幕を下ろしたのだ。
少年を絵の具に使う水だとするなら、周りに合わしてしまう少年は変わろうとしなくても、少年は変化してしまう。
『優しかった』ことで、少年は弱かった。
自分でいられないそれは『弱さ』と呼ばれた。望まれる弱さ。のちに少年はそれが何よりもつまらなかった、と語る。
『弱さ』は少年の強味だ。弱いからなにも起こらない。終わるだけ。
少年は強くありたかった。
弱さを貶す少年を私は『凡庸』と例えた。
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板