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小説書く場所

1:2014/08/11(月) 16:49:26
暇な時に小説を書きたい、という事でこのスレを立てますた

※ルール
・小説書く場所なんで関係無い話NG
・必ず小説には題名入れる事ねw
・皆で仲良くw
・厨二でも良いやw

開幕

227大和:2016/08/12(金) 21:11:14 HOST:210-138-0-041.lan-do.ne.jp
ようやっと爽助が報われるのか・・・っ

228零月:2016/08/13(土) 16:47:00 HOST:210.138.0.226
後編。

地面が揺れた後、爆発や人間の悲鳴が聞こえていた。

躯「...何が起きている?」
爽助「向こうの方だな、行こう。」

躯と爽助は爆発と悲鳴が聞こえる所へ走っていく。

爽助「...何だ?あれは...」

爽助が見たのは、無数の光に包まれた化け物がそこに居た。

躯「...まずいな。一旦退散するぞ。」
爽助「何故だ?このままだと街が破壊されるぞ?」
躯「...あの敵の先に、何かが居る。そして知ってる者と同じ気を放っている...。」
爽助「何?」
躯「話は後だ、まずは退け。」

そういうと躯と爽助はこの場を立ち去っていく。


〜街端〜

躯「...あの気は感じ慣れた気...でも本当にか?」
爽助「何だ何だ?お前は知ってるというのか?」
?「...知ってても無理は無いでしょう。」

その時、全て白に包まれた男が光の中から歩いてくる。

躯「誰だ?アンタは。」
真理「私は『真理』。麗条躯と屋月爽助ですね?」
爽助「では『真理』、あの敵は何だ?」
真理「...あれは、封印されていたはずの敵である「幻者」と呼ばれます。」
躯「...何故封印されていたはずの敵が復活している?」

真理「5年前、私の管理する世界「幻想世界」で「最果ての地」と呼ばれる場所の中でも
  「転生の洞窟」で「ある事件」が起きました。

  ―それは「ある者が「転生の扉」と呼ばれる扉を開けた事」です。」

躯「「転生の扉」...?あれは大昔の人しか知らないはずでは?」
真理「そう、昔の人しか知らない。「旧宇宙」の中で少しでも長く生きている人物しか存在は知らない。」
躯「...!?まさか...」

真理「...事件の発端となる人物は『現忌華家87代目、忌華零月』です。」

躯「...だからか。感じ慣れた気だったのは...。」
真理「でもそこまでは詳しい内容は私にも分かりません...ですが、新たな脅威だという事は間違いないでしょう。」
爽助「その「零月」ってのを止めれば事は収まるのか?」
真理「恐らく。でも彼を止めるには力を集結しなければならない。」
躯「...『真理』の言う通りだ。彼奴は手強い。」

東京が破壊されていくのを見る躯。

真理「...東京が破壊された後、次に狙うのは恐らく「幻想世界」。ゲートは開けておきますので覚悟が決まったらお入りを。」

真理は光に包まれて消え去っていった。

爽助「んじゃ、やってやろうじゃねぇの!」
躯「...そうだな。止めるしか手は無い。」

そういうと、2人は光の中へ歩いていく。

To Be continued... 8/17

229大和:2016/08/13(土) 20:59:30 HOST:210-138-0-041.lan-do.ne.jp
爽助のヒーロー性が活かされそうで期待。
なお、大和君はその時どうしてるのかが・・・

230暁@折鶴:2016/08/13(土) 21:19:47 HOST:210-138-25-098.lan-do.ne.jp
この前の小説から5年ってことは今から10年てコト?
ってことはみんなものっそい歳じゃ(((

231大和:2016/08/14(日) 00:36:09 HOST:210-138-0-041.lan-do.ne.jp
>>230
大和君36歳になるで

232折鶴:2016/08/14(日) 18:18:17 HOST:210-138-25-098.lan-do.ne.jp
>>231
おん大和君は見た目変わらんからええけど、あのテンションのままの千鶴(28)ってどうなん

233零月:2016/09/25(日) 04:50:18 HOST:210-138-0-226.lan-do.ne.jp
本編・壱「開幕」

東京へと訪れていた麗条と屋月。そこに予期せぬ展開が待っていた。
忌華零月により東京は破壊されていくが、次は「幻想世界」に危機が迫っていると「真理」から伝えられる。
麗条と屋月はゲートへと入り、幻想世界へと足を踏み出す。


〜幻想世界〜


屋月「...ここが幻想世界なのか?」
麗条「...丁度良い。この先に里がある、そこに行こう。」

この先に里があると言った麗条は、あると言った方向に歩き続ける。

屋月「なぁ、里に行くのは良いんだがそこで何をするんだ?」
麗条「まずは幻想世界について知っている者に話を聞こうじゃないか。」

色々と話しながら歩いていく麗条と屋月。そういうと向こうから誰かがやってくる。

屋月「まずはあの人から話を聞かないか?」
麗条「初めてこの世界で会う者なんだ。色々聞こう。」

そうすると、向こうから話が飛んでくる。

?「おーい!そこの君達!聞きたい事があるんだが〜?」

その女性はこちらに向かって走ってくる。麗条と屋月は歩みを止めて待つ。

麗条「どうしました?」
?「いやさぁ、恥ずかしい事なんだけども私、この世界来たばっかりで何も知らないから教えてくれるか?」
麗条「...貴方もこの世界にやってきた者ですか、私達もそうなのです。」
?「ありゃあ、偶然だね!どんな要件で来たんだい?」
麗条「ある人を探していましてね。この世界に来た訳であって...」

その瞬間、辺りが静かになる。3人は異常に気付いて構える。

?「...来る!」

草むらから無数の人影が飛び出し、3人に攻撃を繰り出すが難なく避ける。

麗条「沢山居るな。だがこの感じ何処かで...」
屋月「あの時だ。東京で零月が率いていたあの敵と「気」が全く同じだ。」
?「...。まずはこの敵を一掃するぞ。」

そういうと、3人は一斉に技を繰り出す。

麗条「『桜吹雪・乱舞』!」
屋月「『制裁・punishment』!」
?「『鬼腕・獅子掌天』!」

それぞれの技を繰り出し、直撃すると敵は消滅していく。

麗条「もう来ているのか?」
屋月「そうみたいだな。行くしかないな。」

行こうとした瞬間、女性が止める。

?「待ちな。零月を探していると言ったね?なら私も連れていってくれないか?」
麗条「...何故だ?」
?「零月は...私の孫だ。私がこの世界に来たのはその零月を止める為に来た。」
麗条「...孫?まさか貴方は...飛沫さん?」
飛沫「ありゃ、名前知ってたんかい。どうだ?連れて行ってくれるか?」
屋月「ええで。戦力は多い方が良いしな。」
飛沫「宜しく頼む、お2人共。」

大きな戦力となって味方となった「忌華飛沫」。3人は零月の野望を打ち砕く為に進む。
To Be Continued...

234大和:2016/09/25(日) 08:05:43 HOST:210-138-0-041.lan-do.ne.jp
爽助のパニッシュメント強そうwあふれ出る悪のカリスマ感

235零月:2016/10/12(水) 19:25:27 HOST:210-138-0-226.lan-do.ne.jp
弐話「転生の力」

〜東京跡地〜

?「...ほう、俺が出かけていた後にこんな事になっていたとはな...」

既に破壊された東京へ足を踏み入れた一人の男性の姿がそこに居た。
煙草を口に咥えて、辺り一面に広がる破壊された都市をこの目で見ていた。

?「凄いぞこれは。大都市を破壊するとはなぁ...。」

建物の壊れ様を見ていると、向こうからもう一人、赤いスーツを身にまとった男性がゆっくりと近づいてくる。
その赤いスーツを身にまとった男は彼に話しかける。

?「おや、誰かさんと思えば...守護能力者にしてクラス「元帥」...八神焔君じゃないか?」
八神「...アンタか?この東京破壊の首謀者は?元忌華家執事「レイレッド・エヴァンズ」?」
エヴァンズ「...私はこの東京を見て、美しく思うのだよ。私の望む世界とはこういうものなのだと...」

エヴァンズは八神の肩を優しく叩きながら続けて喋る。

エヴァンズ「...忌華零月。彼は良い、彼こそがより良い世界を築いてくれるのだと。」
八神「何?まさか首謀者は...零月とでも?」

エヴァンズが避けると、ガラクタの先の奥に碧く光る零月の姿が見えていた。
いつもの零月ではなく、纏うオーラも綺麗な青色のオーラだった。

八神「...成る程な。忌華家から連絡が入っていたのはこの所為か。」
エヴァンズ「君も来ないか?...世界の為に。」
八神「...くだらんな、断る。」

地面に落とした煙草の吸殻を足で踏みつけ、背中を見せてこの場を立ち去ろうとする。

エヴァンズ「君にはがっかりだよ焔君。『迅脚』。」

超高速の蹴りによって衝撃波を発生させる。八神は後ろを振り向き隠し持っていた刀を構える。

八神「『烈火』。」

炎を纏わせ、衝撃波を出して迎え撃つ。技同士が衝突しあうと大爆発を起こした。
辺りは煙に覆われ、視界も悪くなる。

八神「...テメェの醜い野望など聞きたくもねぇよ。」

八神は煙の中、東京を去っていった。
エヴァンズは煙が晴れた後、冷笑を浮かべて東京の更に奥へと入っていった。


〜幻想世界〜

その頃の幻想世界では、新たな味方を付けて人里の方へと向かっていた。

飛沫「そういえば、アンタ達の名前を聞いていなかったな。」
麗条「麗条躯だ。」
屋月「屋月爽助、そこの爺さんの相棒だよ。」
飛沫「...まぁ、此処の世界はさっきの様に襲い掛かってくる輩もいっぱいだからな、気を付けとけ。」

道を歩いていると、道端に倒れている人物がいた。

屋月「おい、大丈夫か!?」
?「...うぅ...腹減った...。」
飛沫「...え?」

To Be Continued...

236零月:2016/10/29(土) 19:25:52 HOST:210-138-0-226.lan-do.ne.jp
参話「弟子的存在」

飛沫「...あれ、見たことあるような...」
躯「知り合いか?」
爽助「とりあえず、確かもう人里は近いからそこで飯食おうぜ」

飛沫が道端で倒れていた人物を担ぎ、すぐそこの人里まで歩く。

飛沫「誰だっけなぁ...弟子だった様な気もするがねぇ...」
爽助「弟子?」
飛沫「8年前か7年前になるけど、弟子にしてほしいって尋ねてきてねぇ、一応教えてみたけどその子成長が早くて驚いたよ。」
躯「もうすぐ着く、始めにこの子に飯食わせなきゃな。」


〜人里〜

爽助「飯屋みたいな所は...あぁ、そこだわ。行ってみようぜ」
飛沫「疲れた...早く行こうぜ...」

〜人里・飯屋〜

飛沫「おい、起きな。」
?「ん...。ハッ!飯!」
飛沫「好きなだけ食え、金は持ってる」
爽助「おい、払うの俺!分かってる!俺だよ俺!」
躯「うっせぇ、店の中位静かに出来んのか?」
爽助「...」

少女食事中...

?「ふぅ...食った食った!ありがとうご...ってええ!?」

少女は飛沫の方を見ると、急に驚きだして飛沫を指す。

躯「ん?どうした?」
?「ね...姐さん!?何で此処に!?」
爽助「いやいや、ずっと隣に居たでしょうが...」
躯「因みに名前は何と?」
折鶴「私「折本千鶴」って名前です。「折鶴」とでも呼んでください^^」
飛沫「あぁ、そうそう、千鶴だわ!忘れてたハハハ!」
折鶴「その前に何で姐さんが!?」
飛沫「あぁ...訳あってだねぇ...」

飛沫は折鶴にこれまでの経緯を話す。

折鶴「え...?零兄が?」
躯「止める為にこの世界にやってきた訳なんだが...」
折鶴「それだったら私付いて行っても?零兄とは昔からの知り合いでもあるからさ...」
爽助「なんだかんだで仲間がもう一人増えたな。助かる。」
躯「んじゃ飯屋を出るか...会計宜しく」

爽助以外は飯屋を後にし、爽助は会計を済ましていた。

店員「合計で13万になります〜」
爽助「!?(高っけぇ!?)」
店員「13万丁度頂戴致します、ありがとうございました〜」
爽助「くっそ...金が沢山ぶっ飛んだ...」

〜人里〜

躯「さて、屋月も来た事だし...行くか。」
飛沫「またこっから歩くのか...」
爽助「俺の金...」

To be continued... 手抜き感w

237折鶴:2016/10/29(土) 19:54:06 HOST:210-138-25-098.lan-do.ne.jp
そーくんゴチになりますw
tk忘れるとか流石に姐さん鬼畜やでぇ(´・ω・` )

238大和:2016/10/29(土) 20:30:13 HOST:210-138-0-041.lan-do.ne.jp
爽助が爽助してて嬉しいw

239零月:2016/10/30(日) 00:42:35 HOST:210.138.0.226
〜東京跡〜

エヴァンズ「...流石に幻想世界破壊の目論見はバレていましたか...」
?「『真理』の存在はでかいね。流石「運命を解き放つ者」と伝われてるだけある。」
エヴァンズ「もう起きたのですか?月詠君。」
月詠「...執事さんの治療だったらすぐ治るって思ってたら案の定すぐ治ったさ。」
エヴァンズ「あれ、もう一人はどうしましたか?」
月詠「もう起きてると思うよ、ほら、来たでしょ。」
?「全く...寝てたのに起こしたのは誰だよ...」
エヴァンズ「どうだったかな九条君?長い間の眠りは。」
九条「全く...最悪の起こし方をしたな。」

零月「...目覚めたか。3人共。」

3人は零月の声を聞き、慌てて零月へひざまずく。

月詠「零月様...いや、『虚偽』様。1000年の眠りからようやっと復活されましたね。」
零月「...この者が世界にある「転生の扉」を開放してくれたおかげで復活した。この体も手に入れたしな。」
九条「『終焉』が敗れて早5年程経過しています。」
エヴァンズ「大都市・東京も破壊された事で、次の破滅は「幻想世界」となりました。」
零月「『幻想世界』...聞いた事はある。『真理』が築いた世界とは聞いていたが、まさか存在していたとはな...」
月詠「そこを破壊されてはどうでしょうか?」
零月「面白い...すぐ出発だ。」

240零月:2016/11/03(木) 20:06:56 HOST:210-138-0-226.lan-do.ne.jp
肆話「霧の湖」

〜とある湖〜

麗条「屋月、此処はどこだ?」
屋月「湖。でも何故か霧がかかっている、何かありそうだな...」
飛沫「でもここら辺は何かの気配がする。湖の向こう側にもな。」
麗条「...まずは、そこに居る何者かに聞こうじゃないか。」

3人は麗条が振り向いた所を見る、奥の方を見ると妖精らしき物がそこに居た。

?1「え?バレてるのこれ?大ちゃん!」
大妖精「こんな霧がかかっているのに私達を見つけ出せるなんて...!」

折鶴「ねぇねぇ!聞きたい事があるんだけどさ...何処かに泊まれる所ないかな?」
?1「聞きたいんだったら、まずはこのアタイを倒すことね!」
大妖精「ダメだよチルノちゃん!」
麗条「...成程、そこの氷みたいな妖精を倒せば聞いてくれるのな?」
チルノ「勝てたらの話だけどね!さぁ、かかってきなさい!」

チルノと呼ばれる氷の妖精は、カードらしきものを出して、躯へと先制攻撃を仕掛けてくる。

麗条「おっとっと...中々じゃないか、嬢ちゃん。」
チルノ「まだまだ!氷符『アイシクルフォール』!」

またカードを出し、氷の結晶の弾幕が躯を襲うが、杖から刀を出して弾幕を全て弾き返す。

チルノ「何で!?両目が見えていないはずなのに!」
麗条「...心眼。両目が見えなくとも、心の眼で感じる。」
チルノ「もう!アタイは絶対負けないんだから!」
麗条「...さて、俺の番だ。『十六夜』...!」

麗条は刀を前に出し、刀を指でなぞる事で気を纏わせ無数の斬撃を飛ばす。

チルノ「...!」

成す術もなく、チルノは斬撃により倒れる。

大妖精「チルノちゃん!」
麗条「安心しろ、傷は受けてない。それよりも教えてくれ。」
大妖精「...この湖の先に紅魔館というものがあります。でも...」
麗条「でも?」
大妖精「5年前にも大きな戦いがあって、それ以来紅魔館はどうなっているか...」
飛沫「そうか、情報ありがとな。」

4人は大妖精の話を聞いて、湖を離れていった。

折鶴「紅魔館はまだ復旧されてないのかな...」
飛沫「千鶴、紅魔館破壊の件で何か知ってるのかい?」
折鶴「5年前に『終焉』が破壊して、そこの主である「レミリア・スカーレット」さんとかが行方不明とかになってしまって...」
麗条「流石に5年前の事だ。紅魔館の主はもう帰ってきてるんじゃないか?」
折鶴「だといいけど...」

その時だった。

屋月「...ん?」
飛沫「何だ?急に薄暗く...」

爽助と飛沫は辺りが急に暗くなった事に驚き、空を見る。

飛沫「何だ?空が赤い霧に...!?」
折鶴「...多分紅魔館の方だと思う!早く紅魔館へ急ごう!」

4人は紅魔館の方へと急いで走る。


〜紅魔館・門前〜

屋月「...どうやら、赤い霧の正体は此処らしいな。」
折鶴「...フランちゃん...!」
屋月「え?おい、ちょっと待て!」

折鶴は一足先に紅魔館の中へと入っていき、折鶴を追って爽助も入っていった。それと同時に男性と女性が空から降りてくる。

?「どうやら、赤い霧の正体は此処の様ね、大和。」
大和「...あぁ、そうみたいだ。パッパと異変片づけるか...ん?」

大和が躯と飛沫の存在に気付く。

飛沫「おっと?君たちも此処に用があって?」
大和「異変を片付けに来たのか?なら丁度良いな。良いだろ霊夢。」
霊夢「...まぁ良いわ。そこのお2人さん、話は後にしてこの異変を片付けましょ。」
大和「でも可笑しいぞ霊夢。この紅魔館、いつもと違う雰囲気を漂わせてる...。」
霊夢「そこも用心して行きましょ。」

To Be Continued...

241大和:2016/11/03(木) 20:28:58 HOST:210-138-0-041.lan-do.ne.jp
幻想郷最強の霊夢には異変キラーという主人公補正があり、大和には外来人補正という死なない補正かかってるから大丈夫((

242零月:2016/11/05(土) 01:42:30 HOST:210-138-0-226.lan-do.ne.jp
伍話「紅魔館」

〜紅魔館・中庭〜

飛沫「...千鶴と屋月はこの館の中に入っていったのか。」
大和「...。」
霊夢「その様ね、でもこの中は何か不気味なのよね。何か「こっち側」の気じゃない様な何か...」
麗条「...まさか、もう来たのか?」
大和「「まさか」とは?また何かあるのか?」
飛沫「...私等が来たのには、大きな理由がある。零月についてだ。」
霊夢「零月?あの救世主がどうかしたの?」
麗条「...俺たちの居た世界の大都市が破壊されたのよ、零月によって。」
大和「...大都市が?よりにもよってあの零月が?」
飛沫「信じにくいが事実だ。何者かによって操られてるって可能性もある。」

そう話しながら歩き、紅魔館の中に入っていく4人。
?「...来たね。邪魔はさせない...。」


〜紅魔館・大広間〜

飛沫「一体、此処の主は何をやってるのやら。」
霊夢「レミリアね、でも行方不明だと聞いたけど...」
麗条「...予測だが、今回のこの事件も零月が関わっていると思う。」
飛沫「何の為にこの世界を...?」
大和「...何か居る、用心しとけ。」

4人は一斉に構えると、敵が大広間から出てくる。

麗条「『月下鮮烈』...!」
霊夢「霊符『夢想封印』!」

一斉に出てきた敵を霊夢と躯で一網打尽にする。

大和「...「こちら側」の敵では無い事は確かだな。」
麗条「屋月と折鶴が奥に居るかも知れない、取り敢えず奥に行くぞ。」
飛沫「おう。」

〜紅魔館・廊下〜

飛沫「レミリアとやらの失踪...ねぇ。」
大和「5年前に紅魔館は破壊され、その3年後には紅魔館の復旧が完了したが...」
霊夢「未だにレミリアの消息は分からない、そこが私たちには分からないのよ。」

...

麗条「此処は何の部屋だ?」
大和「此処は「大図書館」だな、先に行った二人は此処に居るかも知れないな。」
飛沫「探してみるか。」


〜紅魔館・大図書館〜

飛沫「...!?」

そこには、小悪魔の姿があった。
全身血まみれで、そこに横たわっていた。

大和「...小悪魔だ。何者かにやられたのか...!」
小悪魔「...う...」
飛沫「おい、息があるぞ!治療法はあるか!?」
麗条「任せろ。「再生(リーフ)」...」

横たわっている小悪魔に右手を添え、緑色の光を発する。
自然と小悪魔の体から傷が消え、小悪魔が咳込む。

大和「おい。小悪魔しっかりしろ。」
小悪魔「...!」
霊夢「安心して、私達よ。」
小悪魔「あれ?...パチュリー様は!?」
大和「居なかったな、この図書館に居たのか?」
小悪魔「何者かにやられて意識が遠のいてから、それ以来記憶が...」
飛沫「...やっぱり何かあるな、この館。」

屋月「おーい!麗条!」

図書館のギャラリーから折鶴と飛び降り、4人の方へ向かってくる。

大和「...ん?フランじゃないか。見つけ出したのか?」
折鶴「そこで怪我してた。ある程度応急措置はしておいたけど...」
霊夢「小悪魔とフランは無事だった様ね、後は咲夜とパチュリーと美鈴...。」
麗条「まだ居るのか、早く見つけ出さんとな。」

?「....そうはさせない...。」

To Be Continued...

243折鶴:2016/11/05(土) 10:21:01 HOST:210-138-25-098.lan-do.ne.jp
爽折有能

244大和:2016/11/05(土) 11:30:38 HOST:210-138-0-041.lan-do.ne.jp
大和君はまだ働く時期じゃないんだよきっと

245零月:2016/12/25(日) 18:07:54 HOST: 210-138-0-226.lan-do.ne.jp
禄話「執事と鬼腕」

?「そうはさせませんよ...。」

コツン、コツンと足音を立てて階段を下りてくる。

?「どうやら...此処には「パチュリー・ノーレッジ」は居ない様ですね...」
麗条「...?」
屋月「あん?誰だ?」
エヴァンズ「初めまして、私は紅の伯爵『レイレッド・エヴァンズ』。以後お見知りおきを。」
飛沫「...やはり、お前だったか。」
エヴァンズ「忌華飛沫、貴方でしたか。まさか麗条躯の仲間に付いていたとは。」
霊夢「...?何だ...?見たことがある様な...。」

霊夢がエヴァンズの冷たい眼差しを見て、スペルカードを構える。

エヴァンズ「博麗の巫女? あぁ、ではそっちは『水無月大和』か...。」
大和「お、有名人って辛いねぇ?」
飛沫「...お前たちは先に向かって咲夜と美鈴を探してこい。」
霊夢「それに聞きたいことがあるしね。」
麗条「...頼んだ。」

麗条達は大図書館から走って出ていき、飛沫と霊夢だけがその場に残った。

飛沫「さて、教えてもらおうじゃないか?お前らが何を企んでるのかを。」
エヴァンズ「...その為にわざわざ残ったのですか?」
霊夢「...何十年か前、私の先代がとある書物を書いてこの世を去った。その書物にはこう書かれていた。」

_______『紅ノ執事、虚偽ノ手ニヨリ、多命ノ崩落ヲ向カヘル。』

霊夢「...『紅ノ執事』とは貴方の事ね?エヴァンズ。」
エヴァンズ「ククク...成程。あの巫女の...面影がありますね。」
霊夢「この幻想郷で、昔何があったのか...『多命ノ崩落』とは何を意味するのか...教えてもらおうかしら!」

霊夢がスペルカードを構え、発動する。

霊夢「夢符「封魔陣」!」

エヴァンズに向かうが、エヴァンズの出した魔法陣により相殺される。

飛沫「『鬼腕乱舞』!」

両腕にオーラを纏い、百裂拳を繰り出すが高速で避けられ、壁に無数の拳の跡が残るだけだった。

エヴァンズ「...フフッ、良いですね。『壊楽』。」

黒い気弾を両手に溜め、黒いビームを放つ。

飛沫「『獅子一閃・脚』!」

赤いオーラを右脚に纏わせ、斬撃として放つ。

黒いビームは斬撃によって微塵に斬られ、黒い気弾として大図書館を壊していく。

エヴァンズ「流石、現忌華四天王と博麗の巫女の肩書は伊達じゃないですね...」
霊夢「速い...!」
飛沫「...『鬼神・壊拳』ッ!」

エヴァンズの動きを捉えた飛沫が見事な腹パンを食らわせ、エヴァンズは壁に思い切り叩きつけられ吐血する。

エヴァンズ「グハァ...ッ!中々ですねぇ...!」

壁から自力で出て、口に付いた血を親指で拭き取る。

霊夢「まだ...動くの?」

エヴァンズ「...ここにはもう用はありません、一先ず撤退しますか...。」

エヴァンズは魔法陣を出し、魔法陣の中へ歩き消えていく。

飛沫「...逃げられたか...。」

To Be Continued...

246折鶴:2016/12/25(日) 18:24:20 HOST: 210-138-25-098.lan-do.ne.jp
パ、パチュリスト?

247零月:2016/12/27(火) 16:53:24 HOST: 210-138-0-226.lan-do.ne.jp
外伝・壱「守護能力者」

?「...」

一人、ただ煙草を吸いながら道を歩いている男が居た。

?「あの元執事...何か企んでるな。」

東京跡で元執事と戦った後、とある外れで歩いていた。歩きながら考え事をしているとどこからか声が聞こえる。

真理「『八神焔』、私は『真理』。匠の守能者として一つ貴方にお願いがある。」
八神「真理...?神に近い男が俺に何の用だ?」
真理「私の世界...「幻想世界」が忌華零月によって陥ろうとしている。」
八神「...零月?」
真理「正確には...『虚偽』。零月が『虚偽』に操られてると言って良い。」
八神「...匠殿の命令だ。行こう。」
真理「では「幻想世界」へのホールを作る。そこに入れ。」

八神の前に白い穴の様な物が現れる。

八神「...行くか。」

八神は歩きながら白い穴へと向かっていく。


〜幻想世界〜

八神「此処が幻想世界...?」

そこは見知らぬ世界が広がっていた。辺りを見渡し、先に進む。

八神「...ん?」

空を見ると黒雲が上がっており、地面が揺れている。

八神「何が起きている...?」

走って黒雲が上がっている方向へと向かう八神。

?「ピカチュウ!10万ボルト!」
?「ピィィィカァァ...チュウウウウウ!!」

八神「...!電気だと!?」

?「グルルルァァァ!」

黒い化け物は電気をまともに食らっていたが、倒れない。

?「くっ...!なかなか倒れないな...!」
八神「おいそこの少年、手助けしよう。」
?「お願いします!」

To Be continued...

248大和:2016/12/27(火) 16:57:07 HOST: 210-138-0-041.lan-do.ne.jp
技10個ぐらい使えそう

249折鶴:2016/12/27(火) 17:06:16 HOST: 210-138-25-098.lan-do.ne.jp
なんでピカチュウ来たんwww

250零月:2016/12/28(水) 08:15:28 HOST: 210-138-0-226.lan-do.ne.jp
外伝・弐「少年と電気鼠」

?「グルォォォォ...!」

黒い化け物が2人に襲いかかる。

八神「...『火炎』」

手のひらを前に出して魔法陣を展開させ、火炎放射をする。

?「...!?手のひらから火炎放射...!?あの人ポケモンか?」
?「ピカチュ?」

八神が太ももに携帯していた魔法銃(ウィザードマグナム)を手に持ち、黒い化け物の体を数カ所打つ。

八神「今だ少年、とどめを刺せ!」
?「ピカチュウ!エレキボール!」
ピカチュウ「ピッカ..チュピ!」

電気の球は黒い化け物に当たり、黒い化け物はカスとなって消滅していく。

八神「...ほう、なかなかのもんだ。」
?「良くやったぞ!ピカチュウ!」
ピカチュウ「チャア...!」
八神「少年、名は何という?」
サトシ「俺はサトシ!こいつは相棒のピカチュウ!」

ピカチュウを撫でながら自己紹介をする少年。

八神「俺は八神焔、宜しくな。サトシとピカチュウ。」
サトシ「あの...今のは一体?」
八神「さぁな...俺にも分からないのだが、宜しくない連中なのは確かだ。」
サトシ「ポケモンでは無いんですか?」
八神「...ポケモン?」
サトシ「えっ?ポケモン知らないんですか?」
八神「分からんが、とりあえずその肩に乗っている黄色い動物がポケモンなのか?」
サトシ「はい!」
八神「...知らない事ばかりだな、とんでもない世界に来たもんだ。」

八神「さてそろそろ俺は行かないとならない。サトシはどうする?」
サトシ「仲間が居るので、戻ろうと思います!」
八神「そうか。その動物はなかなかのもんだ。大切にしておけよ。」
サトシ「はい!」

八神は少年と別れ、次の場所へと向かう。

八神「...俺の知らない世界があるというのか。だが俺の居た世界は「ポケモン」などという動物は存在していなかった...。」

先ほどのポケモンについて気になりながら歩いていると、空から誰かが落ちてくる。

八神「...?」

ドゴォン!

大きな音を立てながら地面に落下する。

八神「...大丈夫か?」
?「いててて...」

To Be Continued...

251折鶴:2016/12/28(水) 10:46:57 HOST: 210-138-25-098.lan-do.ne.jp
あの人ポケモンか?はさすがに草すぎる

252大和:2016/12/28(水) 13:09:13 HOST: 210-138-0-041.lan-do.ne.jp
チャァとかいうピカチュウはたむけんだった…?

253折鶴:2016/12/28(水) 13:24:43 HOST: 210-138-25-098.lan-do.ne.jp
>>252
クソワロwww

254零月:2016/12/29(木) 01:21:05 HOST: 210-138-0-226.lan-do.ne.jp
外伝・参「普通の魔法使い」

八神「今度は何だ?」 ?1「いててて...」

女性がクレーターの中から出てくる。

?「いやぁ〜散々な目に会ったぜ」

その女性は箒を持ち、まるで魔女の様な恰好をしていた。

八神「...魔女か?」
?1「ん?おっ!誰でも良いから助けるんだぜ!」
?2「待て!」

大きな太刀を持った女性が水色の魔法陣から現れる。

八神「ん?お前...『氷城燐』じゃないか?」
氷城「...え?八神さんじゃないか!」

氷と水の能力者にして、八神と同じ『守護能力者』の一員の氷城燐だった。女性だが漢気に満ち溢れている。

氷城「...って、今はそんな場合じゃない!そこの魔女!私の食料を返してもらおうか?」
?「こうなったら、勝負しかないのか...!」
八神「おいおいまt...。」
氷城「尋常に勝負!」

何か、本文の改行が多いみたいなんで、分けて投稿します
To Be Continued...

255零月:2016/12/29(木) 01:21:38 HOST: 210-138-0-226.lan-do.ne.jp
続き。


八神の声は届かず、氷城は大きな太刀を鞘から抜き、魔女に対して攻撃を仕掛けていく。

八神「...面倒な事になったもんだ。」
?「ハッ...ハッ...何処に行ったんだ氷城は...。」

修羅場を通り抜けた八神は、狼人間が八神の前を通り過ぎる。

八神「ん?お前はウルフルート?」
ウルフルート「八神!どうしてこんな所に?」
八神「お前も呼ばれたのか?」
ウルフルート「『真理』とやらにこの妙な世界に飛ばされてしまった...。」
八神「お前もそうだったのか...。あぁ、そうそう、氷城はあっちで魔女と戦ってるぞ。」
ウルフルート「そうか!スマン!」

狼人間はその場を立ち去り、指をさした方向へと向かっていった。

八神「...かと言って、心配だ。様子を見に行くとしよう...。」

八神も氷城と魔女が戦っている場所へと走って向かっていく。


〜広場〜

氷城「ハァッ...ハァッ...」   ?「ハァッ...ハァッ...」

両者共息切れだった。辺りには焼け焦げた跡や衝撃波などで切り落とされていた木が散乱していた。

?「中々やるんだぜ...。」  氷城「お前も...中々のもんだ...。」

?「んじゃあ...これで終わりにしてやるんだぜ...!」 氷城「私も...これで終わりにしてやるさ!」

ポケットからミニ八卦炉を取り出し、氷城に狙いを定める。氷城も大きな太刀を一旦鞘の中に入れ、冷気を刀に溜めていく。

?「恋符「マスタースパーク」!」 氷城「氷月『嵐華道』!」

ミニ八卦炉から繰り出される虹色のレーザーと、冷気を最大限に纏った火力の高い斬撃の様なレーザーがぶつかり合う。

ウルフルート「チッ...遅かったか!」 八神「...」

八神とウルフルートが広場に着くと二人の技を止めにかかるが、火力の高い技同士がぶつかり合っている為に安易に近づけない。
やがて稲妻を放ち、技同士が消えると、広場全体を煙が覆う。
八神とウルフルートは腕を目に当てて煙を防ぐが、一瞬で煙が晴れる。

?「流石なんだぜ...」 氷城「お前こそ...!」

ウルフルート「さて、戦いはそこまでにしようぜ!」 八神「...お互い、体に悪影響だからな。」

ウルフルートは氷城の傍へ駆け寄り、八神は魔女の所へ歩いていく。

八神「今の戦い、見事だった。」
?「へへ...ありがとなんだぜ。」
八神「私は「八神焔』という。お前の名前は?」
霧雨「『霧雨魔理沙』。ただの魔法使いなんだぜ。」
八神「そうか...。では魔理沙、俺達と協力してくれないか?」
霧雨「協力?」
八神「あぁ、協力だ。俺はとある目的でこの世界へとやってきた。目的は...」
霧雨「いいや、みなまで言うな。どうせ暴走した零月の事だろ?」
八神「知っていたのか。」
霧雨「ちょっと飛んでいたら小耳に挟んで気になっていたからな...。」
八神「では話が早い、協力してくれるか?」
霧雨「あぁ、いいぜ。」

八神は笑顔を浮かべ、魔理沙に対して手を差し伸べる。

八神「良い友を得た。これから宜しく頼む。」
霧雨「あぁ、こっちこそなんだぜ!」

魔理沙は八神の差し伸べた手を掴み、立ち上がる。

氷城「...八神さんはこれからどうするんだ?」
八神「俺は魔理沙と共に情報を探る。お前たちも来れるか?
ウルフルート「あぁ、一緒に行動を共にした方が心強いしな。」
八神「決まりだ。宜しく頼むぞ。氷城とウルフルート。」
氷城「あぁ!」

To Be Continued...

256折鶴:2016/12/29(木) 01:42:23 HOST: 210-138-25-098.lan-do.ne.jp
お前は本当に男気のある女しか作らないなw

257零月:2016/12/29(木) 01:45:48 HOST: 210-138-0-226.lan-do.ne.jp
>>256

女子力のある女性は一応居るのです。

258折鶴:2016/12/29(木) 01:47:52 HOST: 210-138-25-098.lan-do.ne.jp
>>257
零ママでしょ?

259零月:2016/12/29(木) 01:48:34 HOST: 210-138-0-226.lan-do.ne.jp
>>258

先代ちゃんの妻と刹那さん。

260爽助:2016/12/29(木) 01:50:50 HOST: 210-138-1-121.lan-do.ne.jp
>>256
キルラキルの影響だろw

261折鶴:2016/12/29(木) 01:51:14 HOST: 210-138-25-098.lan-do.ne.jp
>>259
でもまぁ男気のある女性が多いのは完全に零兄の趣味だよねw

262零月:2016/12/29(木) 01:52:43 HOST: 210-138-0-226.lan-do.ne.jp
>>260

それはありそうな気もするw

>>261

まぁね。だってさ考えてみようぜw俺が女性役やってたらどう思うよ?w

263折鶴:2016/12/29(木) 01:55:23 HOST: 210-138-25-098.lan-do.ne.jp
>>262
そんなんお前大和に言えるか…?

264零月:2016/12/29(木) 01:59:07 HOST: 210-138-0-226.lan-do.ne.jp
>>263

アイツはまだギリセーフだよ(?)

265大和:2016/12/29(木) 13:11:42 HOST: 210-138-0-041.lan-do.ne.jp
>>263>>264
お前ら…………

それと「だぜ」魔理沙にするとしてもだぜ付ければいいってもんでもない

266折鶴:2016/12/29(木) 13:23:53 HOST: 210-138-25-098.lan-do.ne.jp
>>265
まぁそれは一理あるな

267零月:2017/02/14(火) 22:10:31 HOST: 210-138-0-226.lan-do.ne.jp
漆話「零月の側近」

大和「咲夜と美鈴とパチュリー、そしてレミリアが未だ見つかっていない...」
麗条「その様だな...二手に分かれて探した方が良さそうだ。」
屋月「んじゃ俺と躯はその咲夜と美鈴を探してみよう。大和と折鶴はパチュリーとレミリアを探してくれ。」
大和「分かった。」

二手に行動し、麗条と屋月は3階。大和と折鶴は2階を担当する事にした。

紅魔館〜3階廊下〜

警戒しながら歩く二人、廊下を進むにつれて妙な感じがしていた。

麗条「...目が見えなくとも、分かる。この先には何かが居る。」
屋月「そうだな...用心しとけ。」
?「おやおや、大勢で来ると思いきや...まさかの二人だけとはね...。」
麗条「誰だ?」

黒衣を来た男が二人の前に歩きながら姿を見せる。

結城「私は結城蓮。まぁ、簡単に言えば君たちを邪魔しに来たってとこかな?」
屋月「...何が目的で?」
結城「僕は命令されてるんだ。ある人から君たちが探している人を守れとね。」
麗条「ならば...力尽くでも通させてもらおうか?」
結城「元々は戦う覚悟で来ているんだ。僕を楽しませてもらおうか?」
――――――――――――――――――――――
紅魔館〜2階廊下〜
それは、2階廊下も同じ状況に遭っていた。

大和「誰だ?」
九条「俺は九条。この先には行かせんぞ...?」
折鶴「何かあるのか...ならばパチュリーやレミリアがこの先の部屋に居る事は間違いないね。」
九条「それは、俺を倒してから確認する事だな。」
大和「舐めるなよ...?」

九条は魔法陣から大きな鎌を取り出し、肩に乗せる。

九条「さて、お帰り頂こうか。」
大和「上等だ。」

268零月:2017/02/14(火) 22:11:01 HOST: 210-138-0-226.lan-do.ne.jp
続き。

―――――――――――――――――――――
麗条「『桜・乱舞』!」
結城「『裂華迅乱』!」

無数の斬撃が廊下で飛び交い、衝撃波が起こる。

屋月「 『conviction―断罪ノ弾―』」

銃口から放った無数の弾丸は力強く光りながら結城の方へと向かっていく。

結城「成程...だがね。」

魔法陣を展開し、光り輝く弾丸を吸収する。

結城「通用しない技もあるんだよ。『展開』。」

フィンガースナップを行った瞬間、麗条と屋月の周りに魔法陣が展開する。

結城「終わり。『フィニッシュストライク』。」

周りに展開された魔法陣から紫黒いビームが繰り出され、屋月と麗条に直撃する。

麗条「もう終わりか?」
結城「何?」

麗条の無数の刀が紫のオーラを出しながら、無数のビームを防いでいる。

結城「...並大抵の技じゃ落ちないという訳か。中々に面白い。だがここまでの様だ。」

腕時計を見ながら話す。

屋月「どういう事だ?」
結城「また戦おう、二人とも。」
霊条「待て!」

結城は魔法陣の中へ消えていった。
―――――――――――――――――――――――――――――
九条「『獅子龍漸』!」
折鶴「『鬼神・虎ノ拳』!」

獅子の形をした衝撃波が向かってくると、虎の形をした赤いオーラを纏った右腕を衝撃波に向かって繰り出していく。

大和「『龍ノ咆哮』!」

大和の霊玉を刀に形を変え、青いオーラを纏い、斬撃を放つと龍に形を変えて九条に襲い掛かる。

九条「斬撃など、相殺してくれる!」

大鎌で振り回し、相殺するも大和の技の威力の方が上回り、九条はそのまま吹き飛ばされる。

折鶴「『鬼腕之剛脚』!」

走りながら低く飛び、平行に飛びながら赤いオーラを纏った右脚で飛び蹴りをする。
まともに食らうと九条は壁に叩きつけられるが、そのまま立つ。

折鶴「...体力ありすぎかよ...!」
九条「中々面白いが...まだまだの様だ。...ん?」

九条が後ろを向いて誰かと話をしている。

大和「さすが屈強な男だ。やりおる。」
九条「この戦いはまた今度だ。会える日を楽しみにしているぞ。」

九条はそのまま魔法陣の中へ姿を消した。

大和「はぁ...」

To Be Continued...

269大和:2017/02/14(火) 22:15:23 HOST: 210-138-0-041.lan-do.ne.jp
技名カッコいいけどさすがに「やりおる。」は顔面草まみれ

270折鶴:2017/02/14(火) 22:24:44 HOST: 210-138-25-098.lan-do.ne.jp
やりおるwwwwwww

271折鶴:2017/02/14(火) 22:30:02 HOST: 210-138-25-098.lan-do.ne.jp
あと千鶴ちゃん唐突に口悪くなるw
家帰ったら戦闘時にできた傷とかで喧嘩ップルしてるんだろうな…(´・ω・` )

272零月:2017/03/05(日) 20:28:37 HOST:210-138-0-226.lan-do.ne.jp
外伝・肆「白衣の男」

氷城「はぁ〜あ、ちょっと休憩だ〜。」
八神「はい?」
氷城「休憩するんだって。」
八神「...先は長いんだぞ?」

八神達はあの喧嘩の後、とある森の中で歩くも出口が遠すぎて中々たどり着けず休憩していた。

氷城「まぁまぁ、そんな急いでも何もならんて」
八神「俺は総代の直令で動いている、一刻も争う事態になっているのかもしれん。」
ウルフルート「...?」

ウルフルートが気配に感づく。

?「...」

ウルフルート「...!上だッ!」
3人「!??」

全員、上からの襲撃をバックステップで避けていく。

?「...。」

白衣を着た白髪に黒いメッシュが入っている男が上から降りてくる。

氷城「何者だ?」
?「...デューク・シュレイナー。」
霧雨「何が目的だ?」
シュレイナー「...極秘事項で。」
八神「そうか...なら仕方ない。聞き出すまでだ。」

右腕が真っ赤な炎に燃え盛り、腕を振ると火炎弾が放たれる。

シュレイナー「...『氷之刃』」

大気中の水分を氷の刃にさせ、相殺させる。

氷城「『雹ノ弾幕』!」

氷の刀を横に一振りすると氷の弾が無数現れ、シュレイナーに向かう。

シュレイナー「...『火之如』。」

炎の壁を魔法陣から出し、無数の氷弾幕を消す。

シュレイナー「...流石。」
ウルフルート「!確かお前は...!」
シュレイナー「...元々戦う前提で来たんじゃないんでね、失礼する。」

シュレイナーは展開させた魔法陣で消えていった。

八神「彼奴もまた、零月の一件に関する人物なのか?」
ウルフルート「いや、分からん。だが...」
八神「だが...何だ?」
ウルフルート「...何でもない、行こう。」

to be continued...

273零月:2017/03/12(日) 12:05:01 HOST:210-138-0-226.lan-do.ne.jp
捌話「紅美鈴」

麗条「さぁ、咲夜と美鈴を探さないとな。」

屋月と麗条は先へと続いている廊下を警戒しながら歩いていた。

麗条「...何か妙な空気だな。」
屋月「あぁ、空気が重てぇな。」

?「華符「芳華絢爛」!」

屋月「おっと!」

中華風の様な服を着た女が飛び蹴りを食らわせてくる。

?「また敵ですか?全く多いですね...」
麗条「俺達は「紅美鈴」と「十六夜咲夜」を探している。知らないか?」
美鈴「...私がその紅美鈴ですが。」
屋月「そうか、なら話は早い。俺たちと一緒に戦ってくれんか?」
美鈴「ですがまだ貴方達を信用したわけでは...」
麗条「なら、これなら聞いてくれるか?」

麗条はとある男の写真とネックレスを見せる。

美鈴「それは...!」

美鈴は数年前の出来事を思い出した。

――――――――――――――――――――――――

?「...美鈴、お前もよくやってくれた。」
美鈴「...え?」
?「この紅魔館をよく守ってくれた。守られていなければ俺たちはどうなっていたか...」
美鈴「私は...。」
?「また会えると良いな。美鈴。」

そういうと、男は魔法陣の中へと消えていった。

美鈴「...零さん...!」

―――――――――――――――――――――――――――――

美鈴「...それは零さんの...!」
麗条「俺たちは零月を救いに来た。それだけだ。」
屋月「その為にも美鈴の力を借りたい。いいか?」
美鈴「零さんの為なら...!」
麗条「咲夜の居場所は分かるか?」
美鈴「はい!こっちです!」

to be continued...

274名無しさん:2017/07/28(金) 21:40:36 HOST:210-138-0-226.lan-do.ne.jp
玖話「時を止めしメイド」

?「また一人...一人...散りゆく...」

謎の少年が椅子に座りながら赤い花びらを一枚ずつ千切りながら歌う。
そこには横たわっているあるメイドの姿があった。

咲夜「...美鈴は...」
?「さぁね。今頃僕の兵がそいつに倒されているか、捕まえたか、或いは...」
咲夜「...ッ!」
?「所詮、僕相手にその程度だったメイドは今ここに横たわっているしね。」

―――――――――――――――

美鈴「くっ...敵が多すぎる!」
屋月「...美鈴と躯は先に行け。後から追う。」
美鈴「だがしかし!」
麗条「行こう紅美鈴。屋月の想いを無駄にすることはできないんでな。」
美鈴「...!」

屋月が攻撃し、美鈴の周りの敵は全て屋月にターゲットされた。

屋月「さぁ早く!」
美鈴「無事で...!」

美鈴と麗条が続く廊下を走り、門扉を開けると広い所に出た。
横たわっているメイドの姿がある。

美鈴「咲夜さん!」
咲夜「美鈴...?」

麗条「...美鈴!危ない!」

美鈴は咄嗟に咲夜を守り、飛んでくる武器に目を瞑った。

ドスッという音が聞こえ、美鈴が目を開けると槍が肩に突き刺さった麗条の姿があった。

美鈴「躯さんッ...!!」
麗条「...フフ、こんなもん大したことじゃないさ...」

ポタポタと落ちる血の音が広間に響き渡る。
そこに一人の声が聞こえた。

?「あぁ、とんだ邪魔者が入ったみたいだね。」

奥の方からゆっくりと歩いてくる少年の姿。
その姿を見た麗条は強張った表情をする。

麗条「...!!お前は...ッ!」

To Be Continued...

275折鶴:2017/07/28(金) 21:49:18 HOST:210-138-25-098.lan-do.ne.jp
(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ

276零月:2017/12/02(土) 13:11:53 HOST:210-138-0-226.lan-do.ne.jp
拾話「白い夜」

麗条「...お前は...!」
白夜「どうも麗条君、僕は「白夜時雨」。待っていたよ?」

麗条は鋭い目をし、肩に深々と刺さった槍を抜く。
槍は黒い粒子となって麗条の手から静かに消えていった。

美鈴「麗条さん!その怪我じゃ!」
麗条「美鈴...お前はあのメイドを連れてここから早急に出て屋月の手助けをしてこい。」
美鈴「麗条さんは...?」
麗条「俺はこいつと会談しなければならないようだ。」
美鈴「ですが...!」
麗条「美鈴!...俺は大丈夫だ。」
美鈴「!...分かりました。必ず戻ってきます...」

美鈴はその場で倒れていた咲夜を担いで、ここから出ようとするも

白夜「通させないよ、君も僕の獲物―――――」
麗条「【乱夜...櫻舞。】」

無数の斬撃が白夜に襲い掛かるが、バックステップで回避する。
その間に美鈴と咲夜はこの広間から出ていく。

麗条「お前の相手はこの俺だ。邪魔はさせない...」
白夜「おや、右肩を貫いたのに右腕で刀を振るなんて頑張るねぇ?」
麗条「そんな攻撃が俺に効くとでも?」
白夜「...ハハッ、昔から変わらないね麗条君は!でも変わったといえば、盲目になった事かな?」
麗条「黙れ醜い裏切り者が。【滝落とし】...!」

麗条が杖刀の底を地面に強く打ち付けると、具現化した無数の刀が空中に現れる。
白夜に無数の刀が目にもとまらぬスピードで襲い掛かってくる。

白夜「おっとまずいね。【月下流泉】」

刀を具現化し、流れるように素早く斬る。無数の刀は粒子となって消えていく。

白夜「【静流】。」

麗条の背後を素早く取り刀を振るうが、麗条は仕込み杖から咄嗟に刀を抜き出し受け止める。

白夜「...強くなったね?もしかして僕の所為かな?」
麗条「お前のくだらん行為が招いた結果だ。」

力強く刀を押し出し、白夜を遠く突き飛ばす。

白夜「...アッハハハ!麗条君は本当に面白いねぇ、最高だよ!」
麗条「...」

to be continued...


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