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狼でエロ小説書いてみた

407名無し募集中。。。:2025/08/27(水) 16:24:55
位置情報にあった、指定の場所に降り立ったハピネスパイク=ユキホ。
正確には、位置情報に示されていたのはある建物で、その建物の前に降り立っている。建物は古びた無機質な廃工場のようで、一見してひと気は無い。
警戒しながら、正面入口らしき扉に手をかける。鍵はかかっておらず、特に力を入れずとも開いた。ガランとした室内に人影はない。

「1人で来たわよ!レナちゃんとじいやはどこにいるの!?」

そう声を上げて少ししたのちに、複数人の足音が近付いてきた。身構えながら、その方向を注視する。

「あなたたちは…ドレイバー!?」

ドレイバー。ニシノワ国やその近隣諸国で活動する武装組織であり、またその兵士の呼称でもある。
ドレイバーが厄介なのは、進んで組織に入った者ばかりでなく、捕らえた一般人に強制的にドレイバー・システムを装着させて操り使役していることだ。
また、兵士は敗れるとシステムを自爆させる為に、システムの詳細も、組織の全容もまだ掴めていない。

「普通のドレイバーと、違う…?」

ハピネスパイクの前に現れたのは、3人のドレイバー。
通常のドレイバーは黒1色なのだが、3人には所々に金色のラインが入っている。また、1人は長いマントを、あと2人はやや短めのマントを背中に纏っている。
おそらく、少なくとも幹部級の1人と、その副官2人なのであろうことが想像できた。

「約束通リ1人デ来タヨウダナ」
「その声は…!電話で話した…!」

長いマントのドレイバーが口を開く。声を機械で変えているとはいえ、電話に出ていた人物なのは口調でもわかった。

「レナちゃんとじいやを返して!」
「オ前モ変身シテイルカラニハ、タダデハ返サナイノハワカッテイルダロウ」
「…じゃあ、あなたたちと戦うってことなのね?」
「イイヤ、我等ノ手ヲ煩ワセルマデモナイ。オ前ニフサワシイ相手ヲ用意シタ。出テコイ!」

その呼び掛けで現れたのは、新たな1人のドレイバー。
このドレイバーもまた通常とは違い、今度は白いラインが入っている。なお、マントは無い。

「コイツヲ倒セバ、マズハ妹ヲ返シテヤロウ」
「…本当ね?」
「アア、本当ダ。サア、ヤレ」

白いラインのドレイバーは無言で頷くと、ハピネスパイクに向かって構える。ハピネスパイクもすぐに構えると、2人はしばらく対峙する。

(レナちゃん…!絶対に、助けるから…!)

「はああああっっッ!!」

気合いの叫びと共に、一瞬早く駆け出したハピネスパイク。先手必勝、気持ちの込もったパンチが白ドレイバーにヒットする。
どうやらこの白ドレイバーは戦い慣れしておらず、ハピネスパイクが終始優勢に戦いを進める。そして、飛行ユニットを変形させた大型銃を突き付けた。

「もううちの勝ちでしょう!?命までは奪いたくないわ!さあ!レナちゃんを返して!!」

ところが、金ドレイバーたちはひとつも動揺する素振りも無い。

「コレデモカ?」

長マントの金ドレイバーはそう言うと、短いマントのうちの1人に何か指図をする。
そいつはタブレットのような物を取り出すと、何か操作を行った。
すると、目の前の白ドレイバーのヘルメットの側面のギミックが開いた。白ドレイバーは自らヘルメットを取る。

ガチャリ

現れた素顔を見たハピネスパイクは、思わず大型銃を落としてしまう。

「レナちゃん!?!?!?なんで!?!?!?」


つづく

408名無し募集中。。。:2025/08/30(土) 05:07:28
体の力が抜け、膝をつくハピネスパイク=ユキホ。
あと一歩間違えば、妹の命を自らの手で奪っていたかもしれなかった恐怖。
正体を知らなかったとはいえ、それまで妹を痛めつけてしまった罪悪感。
再会できた安堵。
様々な感情がない交ぜになって、しばらくそのままレナと向かい合うだけの状態が続いた。

「ドウシタ?早ク倒セ」

しばらく続いた沈黙を、長マントの金ドレイバーの言葉が破った。

「…何を言ってるの!?」
「倒サナケレバ、モウ1人ノ爺ハ返サン」
「返す、って…一体どういう意味で言ってるの」
「“生キテ”返ストハ一言モ言ッテオラン」
「…ふざけないで!!!」

マスクの中で、ユキホの瞳は金ドレイバーたちを睨み付ける。強く握った拳をわなわなと震わせて立ち上がる。
そして、傍らに落としていた大型銃を───

───無い!!??

慌てて周囲を見回すと、大型銃はレナが持ち、その銃口をハピネスパイクに向けていた。

「レナちゃん!?悪い冗談はやめt」

ユキホの言葉が終わらないうちにレナの手で引き金が引かれる。
態勢を整えないうちにまともに攻撃を受けてしまったハピネスパイクは、その衝撃でマスクが外れユキホの素顔が露出する。

「勝負アッタヨウダナ」

レナの側に3人の金ドレイバーたちが歩み寄り、長マントがレナの肩に手を置く。

「モウコノ娘ハドレイバートシテ我等ノ完全ナコントロール下ニアル。ソレモ、新タナ存在『セイドレイバー』、ソノ第1号トシテナ」
「ゴホッ… セイ、ドレイバー…ですって…?」
「兵士トシテダケデナク、男タチヲ慰メ奉仕モスル為ノ存在、ソレガ女タチニヨル『セイドレイバー』ダ」
「なんてことを…!あなたたちの、何もかもが、許せない!!」
「オット、オ前ノ相手ハコイツダトイウノハ忘レルナ?ソウダ、オイ、セイドレイバー1号。オ前ハ姉ノコトガ大好キナノダロウ?」

長マントのその言葉を受けて、短いマントの1人が再びタブレットを操作する。

「はい!私、ユキホちゃんのことが大好き!!」

レナはそう答えると、持っていた大型銃をもう1人の短いマントに渡し、ユキホに歩み寄る。
唐突な展開に戸惑いながらも警戒するユキホだったが。

「ユキホちゃん♪」
「レナ…ちゃん…」

レナに愛らしい瞳で見つめられながら名前を呼ばれると、ユキホはつい普段の日常の気持ちを思い出して警戒が薄れてしまう。
ドレイバーの装備のままの手で、レナはユキホの顔を両側から包むように触ると。

「!?!?!?!?!?」

レナの唇が、ユキホの唇に吸い付いた。


つづく

409名無し募集中。。。:2025/08/30(土) 07:01:09
みっぷるみっぷる


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