リゾナントブルーのMVからストーリーを想像するスレ　第160話

41：名無し募集中。。。：2019/07/30(火) 22:30:08: 3人で綺麗に作った後は、「てるてる坊主、てる坊主～あーした天気にしておくれー」と歌い出した。
真莉愛の声は良く響く。なんだなんだと人が集まり、気付けば5,6人での小さな合唱が始まった。
その歌は、2階で横になっていたさくらにも届いた。
明るくて楽しい歌声だなと目尻が下がった。

「それでも雲って泣いたなら～そなたの首をチョンと切るぞ～」
「こっわ！！いやいや怖すぎ！」

階下から聞こえてきたとんでもない歌に、思わずベッドから飛び起きそうになる。
どんな歌詞なんだと思いながら、またさくらは目を閉じた。
休むことも、仕事だ。分かっている。
それでも気が急いてしまうときに、こうして遠くで仲間が待っていてくれることを感じると、嬉しさが滲む。

そうしてまた微睡む。ゆっくり眠るのは久しぶりだと思った。
ベッドの上に居ると、昼夜が逆転する。雨が太陽を隠しているせいもあり、時間の感覚が鈍くなる。
さくらは喉の渇きを覚え、厨房へ向かおうとした。それが先刻だ。
喉を潤すためにココアを飲もうと思うあたり、相当ずれているとは、自覚している。

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