[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
リゾナントブルーのMVからストーリーを想像するスレ 第160話
303
:
名無し募集中。。。
:2020/07/14(火) 19:18:18
「…早く入れ。あまり人目につかないようにな」
暗く、荒んだ声。
テレビでよく見る好感度抜群の明るい声とはまるで違う。
それも全て、彼の「能力」によるものなのだろう。
無駄な動作をすることなく、速足でエレベーターの中に駆け込む。
標的の居住フロアは38階。窓から侵入し手早く済まそうという玲奈の案が却下された理由だ。
「で、どうする?」
「男は玲奈たちをそういう商売の子たちと勘違いして油断するはず。部屋に入ったら、速攻で決めちゃいますか」
「そうだね。変に戦闘能力でも持ってたらめんどくさいし」
「その時は玲奈の『召喚』で、ちょちょいのちょいって」
「それさ、騒ぎになるよ」
知沙希の一言で、しゅんとしょげ返る玲奈。
その様はまるで小型の愛玩犬のようで、とても愛らしい。
人見知りな知沙希ではあるが、玲奈に関してはそのような特性からかすぐに打ち解けることができた。
今では、様々な意味で近くにいてほしい人物である。
電子音が、目的地への到着を告げる。
正面の部屋から、2、3部屋先が男の居室だ。
玲奈がピンポンダッシュするような姿勢で、ドアホンを鳴らす。
しぐさがいちいちコミカルなので、笑い態勢の低い知沙希は思わず笑ってしまいそうになるが、状況が状況なだけ
に今は我慢しないといけない。
そのうち、ひと呼吸置いて部屋の主と思しき人物がドアを開けた。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板