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もしも加賀楓と横山玲奈がふたり旅をしたらありがちなこと
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:
名無し募集中。。。
:2018/02/24(土) 19:00:52
玲奈は寝床に寝そべった。部屋の明かりはまだ消していない。
真夜中を過ぎているはずだが、部屋に時計はなく、正確な時刻は分からなかった。
動揺し、疲労困憊で、これまでの人生で最高に柔らかい毛布に包まれているのに、目を閉じられそうにない。
深く息を吸って、股間に右手を据えた。もう堪えられない。
左手で自分の唇をなぞった。膝がぴくりと震える。
楓にキスされた唇、楓の口に愛された乳房は敏感になっていた。
玲奈の身体を上下にさまよった楓の舌の感触がよみがえってくる。
「あ…」あの気持ちのいいことを何度もしてほしい。
玲奈は目を閉じた。
楓の指の動きはなめらかだった――ハチミツにスプーンを差しこむような優しさ。
あちこちがうずき、玲奈の身体は弓なりに反った。
こんなことは不快でたまらない――そう思いたいのに、思えなかった。
あり得ないほどの激しい快感だった。
それは唐突にやってきて、玲奈は驚く。
心臓の鼓動がおさまるのを待つ。同時にオーガズムのあとの恥辱に襲われた。
玲奈は横向きに寝そべり、その頬を涙が伝う。顔はまだ赤かった。
重いものに押し潰されるような気分だ。
冷静に人生を見つめれば、鬱々としなければならないようなことは何もない。
自分の父親はこの国の最高権力者であり、ハイクラスの暮らしをしていた。
だが、玲奈は放っておいてほしかった。
頑固な汚れも落とすと宣伝している強力な洗剤でどれほど洗っても、きれいになりようがないほど血にまみれた世界…。
果てしない疑念と悲嘆、そんな世界から。
きちんと服を整え、すべての明かりを消すと、楓のことを考えた。
助けにきてよ、かえでー…。眠気に襲われる。
次に目を覚ましたときには、隣に楓がいてくれるよう願った。
玲奈は指で唇を撫でた。自分自身の匂いを嗅ぎながら罪の意識に苛まれた。
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