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もしも加賀楓と横山玲奈がふたり旅をしたらありがちなこと
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:
名無し募集中。。。
:2018/02/24(土) 12:44:05
楓は真莉愛の病室の前に立って、耳を澄ました。
声は聞こえてこない。
しばらく迷っていると、廊下の奥から声をかけられた。
「かえでぃー!」真莉愛が車椅子を自分で動かして近づいてくる。
真莉愛の病院着は脚の上部までずり上がっていたが、真莉愛は膝を閉じようともしていない。
「いつ来たの?」
「ついさっき」楓はわっと泣き出したい衝動に襲われた。
真莉愛は座っている。話をしている。
以前の真莉愛と変わらないように聞こえる。
ふたりは病室に入った。
真莉愛は窓辺まで車椅子を動かした。水差しに冷たい水を入れて楓に渡す。
「毎日、変な検査するの。変な機械にも入れられたよ。早く回復させて追い出したいみたい」
残ったほうの目で楓を見つめた。
「まりあはもっとひどい目にも遭ってるんだから。こんなこと慣れっこ」
楓の表情を見て真莉愛は大笑いした。
次第に笑いが止まらなくなり、足を蹴り上げた。
あまりに激しく笑っているので車椅子がガタガタ鳴った。
身体をふたつ折りにしないため、真莉愛は天井を見上げた。「ふう…」
人の顔を見て爆笑するなんて失礼な話だが、よほど間抜けな顔をしていたのだろう。
楓は微笑む。
おもしろかったからではなく、真莉愛が今もまだ物事を笑い飛ばせることに安堵した。
「あ…」真莉愛はいいほうの目を拭った。
「おしっこ、ちびっちゃいまりあ…」
真莉愛が下着を替えるのを手伝う。
真莉愛は楓を引っ張り上げて、唇に噛みついた。
「こしょこしょして…かえでぃー…」
楓はゆっくりと真莉愛の肌に爪を立てた。
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