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もしも加賀楓と横山玲奈がふたり旅をしたらありがちなこと

11名無し募集中。。。:2017/08/27(日) 13:36:36
ふたりを乗せたバイクは山の斜面を登る急勾配のつづら折りを突き進んでいた。
鬱蒼とした松林を見ながら尾根に沿ってひた走る。

平原が見えてきた。昇りはじめた曙光に目を奪われる。
赤く、やがてオレンジ色に照らされ、茶系の色調の目録のように染め分けられていく。
荘厳な風景に楓はバイクを停めて、玲奈を振り返った。

「きれいだね」「うん」
玲奈は疲れた顔で、髪は乱れていたが背中に感じるその身体は柔らかく温かかった。
楓はまたアクセルグリップをまわしてもっと先を目指す。

やがて路傍の林が藪に変わり、次いで草地に変わって湖のほとりに出た。
あまり湖らしい湖ではない。
大きな楕円形の水溜まりがもっと大きな平原の真ん中にどんと置かれたような感じだ。

それでもやはり湖ではある。
身体も服も臭いはじめている。ふたりは洗濯と水浴びのために湖畔から汀にバイクを走らせた。

ふたりとも素っ裸になるのは危険なので先に玲奈が服を脱ぎ捨てた。
じゃばじゃばと水を浴びる玲奈を見ながら、楓は服を洗ってやった。

服を干した楓が顔を上げて、玲奈の視線に気づく。
「かえでーも脱いでよ。一緒に水遊びしようよ、ね?」
「危ないから」楓が言う。
「誰もいないし、来ないよ。ほらあ」
「危ないから」楓が繰り返す。

「じゃあ、ご自由に」玲奈がけらけらと笑いながら楓を引っ張って水に引き入れた。
「わあ」服を着たまま水に転げた楓は浮かんでこない。

「…かえでー?…」
近寄った玲奈が楓に足をすくわれて尻餅をついた。
「…やったなあ!」「そっちこそ!」
手と足を使って、ばしゃばしゃと飛沫を相手に浴びせる。
楓は服を脱ぎながら、湖面に小さな白波を立て、玲奈を抱き寄せた。

ふたりの顔は、唇が触れ合いそうなほど近づく。
玲奈は楓の手を取って胸の膨らみにあてがった。
楓が上体を屈めてそっと唇を重ねると、玲奈は楓の背中を、尻を、脚を撫でさすった。


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