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SSスレ「マーサー王物語-ベリーズと拳士たち」第二部

838 ◆V9ncA8v9YI:2017/10/20(金) 13:00:35
アンジュ王国では王のアヤチョと裏番長マロが談話していた。
話題は今現在、武道館で行われている戦いについてだ。

「ねぇカノンちゃん、タケとムロタンとマホちゃんはもう武道館についたかな?」
「時間的にそろそろってとこじゃない? まぁ、あのマイマイ様がついてるんだから迷って遅刻ってことはないでしょ。」
「あの人ね、急に来たからアヤびっくりしちゃった。」
「私もよ。 ま、タケ達は進軍できなかったことを悔やんでるようだったから丁度良かったね。渡りに船ってやつ。
 国防に関しては舎弟2人がいれば十分だし、アンジュ王国的には全然問題ない。」
「ウチから7人も送り込んだんだから、ハルナン褒めてくれないかなー。」
「どうかしらね。あの子たちが成果でも出せば感謝してくれるんじゃない?」
「成果出すでしょ。 アヤよりずっとずっと弱いけど番長はみんな強いよ。」
「うーん、相手がベリーズ様だからなぁ〜……特に宇宙一強いクマイチャン様と当たったりしたら全滅しちゃいそう。」
「あははは、宇宙一はないよ。カノンちゃん馬鹿だね。」
「ムッ……前から言いたかったんだけどさ、アヤチョはベリーズ様をナメすぎじゃない?もうちょっと敬意ってものを……」
「ナメてなんかないよ。ナメられるわけがない。」
「ん?……」
「何年か前にね、アヤが山奥の滝で修行したことがあったんだ。 その時のアヤは精神が研ぎ澄まされて本当に無敵って感じだった。
 万能感、全能感に包まれて、どこの誰でも良いからとっちめてやりたい気持ちになったの。」
「物騒な……で、そこでアヤチョはベリーズのどなたに負けたの?」
「えっ!カノンちゃん凄い! アヤまだ何も言ってないのにどうして分かったの?」
「いいから続けて。」
「うん、山を降りたら凄い強そうな人がいたから決闘を申し込んだの。背後から不意打ちを喰らわせたんだ。」
「それは決闘を申し込んだとは言わない。まぁいいや、続けて。」
「そしたらね、次の瞬間アヤは溺れちゃった。」
「……うん。」
「ベリーズ戦士団のリシャコ、あの人には絶対に勝てないって思った。 ほら見て、思い出すだけで指が震えるの。」
「でしょうね。」
「たぶんあの人は今のベリーズの中で最強だと思う。 そうじゃないとあの強さは説明できない。」
「ふふん。」
「なんでカノンちゃんが得意げなの。」
「だって、リロは私の親友だから。」
「はぁ〜?」


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