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SSスレ「マーサー王物語-ベリーズと拳士たち」第二部
774
:
◆V9ncA8v9YI
:2017/09/08(金) 13:07:01
「やばっ!寝ちゃった!!」
アユミンが目を覚ましたのはふかふかのベッドの上だった。
どう見てもマーチャンが作業をしていた屋外には見えない。
ハルもちょうど同じタイミングで起きたようで、事態を把握できず周囲をキョロキョロと見回している。
そんな寝起きの2人に淹れたてのお茶を差し出しながら、カリンが説明をはじめていった。
「よく寝てたね。ここはプリンスホテルのお部屋。時間はもう朝の9時だよ。」
「えっ?……」「ハル達、マーチャンをマッサージしてたんじゃ……」
「マーチャンが夜中まで作業してたから、2人とも眠くて寝ちゃったんだね。
お外はとても寒いし、マーチャンと私で2人を部屋まで運んであげたの。」
「そうだったんだ……」「なんかごめん……」
「ううん、2人に付き合ってもらってマーチャンとても嬉しそうだった。
こんな良い代物が出来たのも2人のおかげだと思うよ。」
カリンは鞘に収められた太刀をアユミンに、そして予備を含めた竹刀数本をハルに手渡した。
どれもピカッピカッ!に修理されており、2人の手によく馴染む。
「さすがマーチャン……なんか持っただけで強くなったような気がする。」
「あ!そう言えばマーチャンはどこに?」
ハルの問いかけに回答すべく、カリンは部屋の隅の方を指差した。
そこではベッドから落ちたマーチャンが、非常にだらしない格好で寝ていた。
寝相はどうあれ、熟睡できているのなら最終決戦への影響は少なさそうだ。
「そうだ、カリンちゃんは寝なくも大丈夫なの? マーチャンに最後まで付き合ってたんでしょ?」
「アユミンちゃん、私なら大丈夫だよ。 昨日はみんなより長い時間気絶してたし、それに……」
「それに?」
「ヨガのポーズで2時間も瞑想したら頭スッキリになっちゃった!」
「よ、ヨガ?……」「瞑想?……」
それぞれが各々に合った方法で休息し、時は流れていった。
そして今現在の時刻は、ベリーズと約束した時間の10分前。17:50だ。
連合軍は決戦の地である武道館から目と鼻の先のところにまで到着している。
チームダンス部のナカサキ、サヤシ、アユミン、サユキ、カリン
チーム下克上のマイミ、カナナン、リナプー、メイ、リカコ
チーム河童のアイリ、エリポン、カノン、マーチャン、アーリー
チームオカールのオカール、ハル、オダ、トモ
全員が全員、戦うための覚悟を決めていた。
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